2020年8月6日木曜日

ナツエビネ@栃木県塩谷町








栃木県生活情報誌に掲載されたナツエビネの群落を見に行った。特別公開は8日からだったのだが、間違えて数日早く行ってしまった私達を快く迎えてくれたオーナーの大島さん(^^) 園内を案内して下さった。

たった一本の苗を植えたのが昭和63年。それから30年余りで見事な群落に成長したそう。

ナツエビネは、春のエビネと異なり 生育が良ければ枝分かれし次々と花をつけるという。ヒノキ林の中、沢山の涼しげで粋なナツエビネの花たちがいかにも心地良さそうに咲く。よく見ると、その花の精巧で繊細な形、色合い。。実に美しい!







大島さんは全国でも数少ない巨大椎茸『天恵菇』の生産者。ナツエビネ鑑賞の後は、15度以下に保たれた菌床殺菌機が設置された冷暗所を見せて下さった。天恵菇は一般の椎茸に比べて、うまみ成分グアニル酸3.2倍、えぐみや雑味は10分の1という優れものだ。

この椎茸の菌床をナツエビネに肥料として使っているのが、見事なナツエビネを咲かす理由の一つかもと大島さん。

この日の我が家の夕飯は呑み屋のような粋な食卓となった。

まずは大島さんお薦めの「椎茸のお刺身」確かに茎と傘の部分では味が違う。が、私はほんの少しあぶって、お醤油ちょこっとが好き。椎茸の旨味がギュッと詰まった一品。最高の旨みをパクっと頂く。





さらに『ウワバミソウ』という山野菜も頂いた。『ミズナ』という名で呼ばれる事が多いとか。しかし、一般的なミズナとは全然違う。

時期は春先から食べられるようで、夏に入った今は茎を食すが良さそう。という事で、この日は油揚げとの炒め煮にしてみた。食感はふきのようだが、あくや苦味が全くない。シャキシャキしてとても美味しかった。

田舎散策は実に楽しい。

地に足をつけた人々との交流はワクワクする。勉強になる。彼らはとても魅力的だ。

私は本当に栃木が好きらしい。

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