2002年12月31日火曜日

2002/12

12/01 (日)

早くも12月。1週間が、1ヶ月が、1年があっという間に通り過ぎてゆく。

今日は朝からWashington DCめぐり。
絵里と宏人は宿題がたまっているため、自宅待機。
奥様も舅姑を離れて、少しのんびりする日。

10時半に家を出発して、先ずはArlington墓地(cemetery)へ。

快晴だが冷たい風が吹き抜け、気温は1~2℃。体感温度は氷点下の中、
Dallasで狙撃されたケネディ一家の墓地を訪ねる。
DCを見渡す高台にあり、永遠のほのをが寒風の中揺らめいている。
たったそれだけの散歩だったが、駐車場に戻ってみると90分の停車だという。
12月になってしまうわけだ。

次は墓地の北のはずれにある硫黄島記念碑へ。
このあたりの道路は上下に交差を繰り返し、思ったところに行き着けない。
案の定記念碑を横目にポトマック川を渡る羽目に。
リンカーン記念館やホワイトハウスを横目にArlington墓地正面からアタック。
今度は無事到着し、記念碑をぐるりと見て回る。

硫黄島の占領を意味する星条旗を、6人がかりで立てようとする兵士達の銅像。
アメリカ国旗のわずか上をレーガン国際空港から離陸したジェット機がかすめてゆく。
銅像の台座には、第二次世界大戦以降の、民族紛争、戦争名がぐるりと刻まれている。
アフガニスタンやイラクも、いつかここに記されるのだろうか。
アメリカ人はこの勝利のシンボルを見て、何を思うのだろうか。

先ほど同様にポトマック川を渡り、リンカーン記念館に行くつもりが、
またまたペンタゴンまで戻って、さらに周辺をぐる~り1周した後、
意図してワシントンDCに入る。
DCはDistrict of Columbiaの略で、全米50州に属さない独立地区である。
ようやくと車を駐車し、ポトマック川から吹き付ける強烈な寒風に向かい歩く事10分弱、
あのリンカーンが偉そうに鎮座する建物に到着。

実物は結構大きく、えらそうな顔は、さらに偉そうだった。
リンカーンが睨みつける先には、噴水のある庭園、ワシントン記念塔を経て、国会議事堂がある。
この広場はMartin Lucer King牧師が黒人の解放をうたった、有名な演説を行った地でもある。
研人もその事を知っていた。
また、映画Forest Gampでベトナム帰りのGampが、無声の演説を行った所。
後日映画を見て知った。

DCで最も困るのが食事である。
すでに1時を回り昼食時だが、航空宇宙博物館内のMacくらいしか定かな場所が思いつかない。
リンカーンからジェファーソンを通り、この夏と同じあたりで駐車スペースを探していると、
なんと目の前にMacがあった。
消化不良気味の江戸爺にはアップルパイ(それも2個で$1)をあてがい、
皆でBig Tasteバーガーを食べる。
5人で計$10。流行らない訳である。
さらに出掛けにジュースのコップにコーヒーまで大盛りに入れてである。

食後はMacから徒歩で議事堂(U.S. Capitol)へ。
この偉大な建造物は、結構格好良い。

階段下までしか行かれなかったが、議事堂前(裏?)の庭園にある南北戦争兵士の像も良い。
だれかてっぺんの銅像の向きを教えて欲しい。
リンカーンに背を向けているのか?しっかし寒い。

クルマまでの5分がもたず、途中の植物園(Botanic Gardens)に駆け込む。
暖を取るには、最高の場所だ。しかもスミソニアンのため、無料。

時間も押してきてあと1箇所くらいしか回れないとなれば、ホワイトハウスだろう。
サンクスギビング休暇だからブッシュ君はテキサスだろうけど、居ようと居まいと関係ない。
またもや車から歩き始めるが、何でこんなに遠回りしなければならないのか。
両隣の建物(Department of TreasuryとExecutive Office)がでかすぎて、1周するのにへとへとである。
しかも寒い。陽も翳ってきた。

ハウスの正面では数人のプロテスタンツが戦争反対をアピールしていた。
歴代の大統領たちに、囲まれるように見守られたここホワイトハウスで、
これからどんな決断が下されるのか。
世界の平和につながれば良いが。

この後真ちゃんのわがままで、REIに行く。
7時の閉店間際、しかもセールの最終日とあり、
店員達が次々とSaleと大書きされたポスターを外してくる。
お客にとっては 購買欲をそそる行為である。
なんか買わなきゃ損みたいに思えてくる。
結局予定のもの以外も含め$200のお買い上げ。
日本よりかなり安いそうだ。

さて、こちらは自宅待機組。
絵里は皆がDCに向けて出発の頃、のそのそ起きてきた。
平日一番の早起き(5時45分起床)の絵里は週末いつも一番の寝坊。
その後すぐに宿題のLanguage Artのプロ ジェクトを始め、
ベースメントのコンピューターにかかりっきり。
Historyの宿題もあったそうだけれど、とても終わりそうにない。

宏人はAnimorphsを朝から読み始め、半日で読破。
この本全56巻からなっている科学フィクション。
宏研のお気に入りで全巻読破も真近。
その後締めきりの近いブックレポートを始める。
本のタイトルは"Tangerine/Edward Bloor"
目の怪我で特別な眼鏡をかけた中学生のPaulの目を通しての家族や周りの人々の観察。
どんなレポートになるか私も楽しみ。

このようにプロジェクトやレポートの課題が出ていると週末それにかかりっきりになることも多い。
そして学年が上がると頻度も多く、テーマも難しくなって簡単には終わらない。
一緒にDC巡りをできなかったのは残念だったが、行かなくて良かった。とは絵里の弁。

7時ごろ帰宅した皆と共に、遅ればせながらThanksgivingを祝う。
ターキーは未だ料理した事がない私。鶏を焼いて気分だけのThansgiving Dinner。
本来ならばターキー・マッシュポテト・コーン・スクワッシュ・
パンプキン(日本のかぼちゃとは異なる)・ピーカンパイで祝うのが
一般的なサンクスギビングの祝い方。
お腹の調子が悪いジジにとおかゆを作るが、単に大笑いを提供しただけ・・・。
どうした事かスプーン2杯分のおかゆしかできなかった。
未だに納得できない私。ただただ笑い転げるみんな。・・・悲しい。
たった2口でも40分以上かかったんだぞ。もう2度とあのおかゆは作れない。
写真に撮っておけば良かった。何度見ても笑えた事だろう。
買ってきたWilliamsburgの赤ワインも堪能し、いい気持ち。

 

12/02 (月)

だんなは会社へ、子供達は通常通り学校へ。
真ちゃんと私は10:30から1時間半のヨガクラスへ。
ゲスト参加者は12ドル・ ・高い! ジジババはChinn Fitness Centerの見学。
(1時間半の待ちは長かった事でしょう)
記念にスイム帽(サンタの絵付き、かぶると太ったサンタが可愛い)とゴーグルを購入。
エアーホッケーで少し遊んで帰宅。

帰宅後食事も取らずPotomac Mills Mallへ。
残された時間が少なく、お疲れにもかかわらず過密スケジュールを強行。
Vansのスケートパークから入り、途中フードコートで昼食したときはすでに2時を回り、
一通り一周を終えると3時30分。
家に学校からバスで戻った宏人から携帯に電話が入り、すぐに帰路に着く。
これといった収穫はなく、異常に大きなモールを歩いて制覇しただけの感じ。

4:15ジムに絵里を、真ちゃんと共にお迎えに行く。
だんなが今日も早く帰って来た。ほとんどホリデー気分?
またまた大騒ぎの食事が終わって、カラオケ大会。
絵里宏人はいつもの好きなナンバー。
真ちゃんは我が家のCDから、好みの曲を見つけるのがたいへん。
今度はCD持参で参加してね。でもやっと見つけた”ブルース・スプ リングスティーン”や
”リッキー・マーティン”歌いこんでる感じで、なかなかいける。
でもサザンの歌詞がなかったのが残念だったね。
江戸ジジババは安田・由希の童謡シリーズ。
にぎやかなロックンロールから突然ほのぼの日本の童謡。
そこだけ日本になっているみたい。とってもいい。
ジジもしっかり曲を覚えていて、合唱を始める日も近い?
最後にメドレーも披露して拍手喝采。

歌詞がないと、カラオケに消極的な研人。
こちらのCDにはほとんど歌詞カードがついていないのが普通、
絵里や宏人は聞き込んでいるので歌詞無しで覚えている
その研人は、曲に合わせてフラフープ。
もう長いことやっていないのにうまいもんだ。
江戸ババと宏はお手玉でジャグリング(いくつも玉を投げる曲芸)。
おばあちゃんの上手なのに宏人感激。
時間の経つのを忘れ無理して終了したのが10時40分。
皆、体もつかなあ? 残り1日、まだDDRもしてないよ。

 

12/03 (火)

昨晩の大騒ぎが響いたのか、朝から「疲れている」とか「のどが痛い」とか言っている
研人と宏人を学校に送り出し(絵里は元気いっぱい今日もジム)Kohl'sにちょっとお買い物。
その後、昼食を共にだんな様と過ごそうとマナサスまで出かける。
途中会社近くから会社に居るはずの彼の携帯に電話すると、すでに私達の車を見つけていて
「知ってる」だって。<ぎょぎょ!!>
急いで周りを見回すがいない。
必死になってさらに彼の車を探すが電話の彼は、笑って「見えた。見えた。」と言うだけ。
貴方、何者?ストーカー?
・・・これには心底気味悪いものを感じた。
やっと彼の車を左後方に発見。<ふー>・・・とりあえず安心。
<それにしても、いつから見張っていたんだ!>
連れ立つようにして中華バッフェレストランに到着。

一人6ドル50セントで食べ放題。
何回か足をバッフェテーブルに運び満足して食事を楽しむ。
ジジが運んで来るお皿を覗き込んだりして、楽しい時を過ごしている
(ジジのお腹の調子を気にしての事。でもだいぶ良くなったみたい)
と、研人の小学校(Westridge)から電話。
午前中異常に寒がって医務室へ、とりあえずクラスに帰したが、
又寒気と頭痛・腹痛でひどく調子が悪そうなので迎えに来いとの事。
研人に電話に出てもらい、すぐには行けない事を伝える。
ナース(医務室の先生)には、預けてあるMortorinを飲ませてくれるよう、
1時間以内に迎えに行くので寝かしておいてくれるよう頼む。
せっかくの子供抜きのリッチな(?)昼食も、そこそこにレストランを出る。
隣のイ ンターナショナルグローサリーでの買い物も取りやめ。
(ここのスーパーで日本食を買っているので見てもらおうと思っていたので残念)
研人の学校へ直行。
約束の1時間より5分早かったけれど、ナースはなんだか冷たい。
すぐ来なかったので怒ってるのかな?
研人は、かなりしんどそう。ろくに声も出ない。
すぐにベットに寝かせ、今度は江戸ババと2人宏人の学校へお迎え。

20台はあると思われるスクールバスを掻き分け、
学校の中をちょこっと覗いて、宏人を見つけ出し帰宅。
絵里のジムお迎え。絵里ったら半そで短パン裸足で車に乗り込む。・・・現在氷点下 2℃。

だんなは今日の電話会議も家からという事で、早帰り。
2時間ほど寝た研人も起きてきた。お腹がすいて、ご飯の時間が待ち遠しい様子。
だんな様は、宏人のアートクラスの送り迎えもこなしてくれて、
全員そろったところで、最後の晩餐。
にぎやかな楽しい夕食が今日でおしまいかと思うと、なんだかつらい。

来年の夏、一時帰国できたらいいな。
夕食の後、ジジババから子供たち3人にお手紙とたくさんのお金を頂いた。
以下はその一コマ。
ジジ 「誕生日とクリスマスとお正月も来るのでおじいちゃんとおばあちゃんから、
良い子になった皆にこれを贈ります。」
研人 小声で私に「え~。それじゃ30ドルは入ってるかな?」
私 [シー」 研人封筒を開けながら 「だって誕生日とクリスマスとお正月だよ」
開けた後、研人「どうすんのよ。こんなに入ってるよ。・・・」

明日はニューヨークへ向かうご一行。
ラジオでは雪になるなんてことも言っているけれど、今日のところはゆっくりお休み下さい。

 

12/04 (水)

ジジババ・真ちゃんにしばしのお別れを告げ、絵里・宏人は学校へ、だんなは会社へ。
研人は・・・ 夜中1時高熱で起きる。朝もベットから出られない。
朝食も取らず、ジジババたちにも挨拶もできず、かなり悪そうだ。
とりあえず、Mortorinを飲ませる。

9時15分 9時55分発ニューヨーク行きのアムトラックに乗るため、Woodbridge駅に向かう。
昨日下見の場所確認をしておいたので、駅まですんなり。
研人を1人家に残しているので、汽車が来るのを待たずに、駅でさようならをする。
あっという間の8日間。今度はもう少し余裕のあるスケジュールで
春にでもいらしていただける事をお願いする。
”NYの旅お気をつけて”

研人は薬が効いてきたのか、空腹を訴える。
急いで作ったうどんを2はい、軽くたいらげる。良くなったの?
日本からのご一行が旅立たれ、1人かと思ったら病気の研人が家にいる。
なんか変な感じ。
私としては1人でお昼を食べる事にならないでよかった、なんて。

大家族で生活したいと前々から思っている私。
家とか姓とかこだわらずに何世代にも渡って
両方のおじいちゃんおばあちゃん、又その上の大ジジババが
大~きな一軒やに住んでいるなんて、素敵。
核家族が今一般的だけど、そんなの夢のまた夢なのかしら。
そうすれば子供達は年寄りの知恵が授けられるし、お年寄りも若い人たちの刺激が味わえる。
でも絶対的に大きな家がないと不可能だから、日本では無理なのかな。

宏人、Math countsで5時帰宅。
絵里、2時半帰宅後、フルスピードで宿題。
その後初めてのジムのMeets(競技会) が高校であるため5時再び学校へ。
しかし競技に出ない絵里は、準備と見学そして後 片付けだけ。気が楽だ。
結局夜9時半終了。少し前に帰って来ただんなにお迎えを頼む。
ジジババ真ちゃんは今日はブロードウエーでミュージカル鑑賞とか。
こっちはかなり冷えていて、今晩遅くから雪の確立80%。

子供達は雪乞いのおまじないをして眠りにつく。(パジャマを上下とも裏返して着る)
果たしてどうなることやら。
ちなみに今日は私達夫婦にとって大事な日。
20年前の今日御茶ノ水で桂川君と由希、そしてだんなと私の飲み会(私達はほとんど初対面)。
あの日がなかったら今の生活もない。
私にとっては大事な大事な日。なのにうちのだんな様あんまりよく覚えてない。
私「あの日がなかったら、結婚してなかったんだから、しっかり覚えておいてよ。」
だんな「いや、そんな事はない。いずれにしても結婚していたよ。俺達は」・・・

お上手!!

 

12/05 (木)

朝6時起床、外は一面の雪。
すぐにテレビをつける。学校が休校になっているのを確かめるため。
天候や事故による休校の情報は、全てテレビやラジオによって知らされる。
こちらのテレビ放送はCBSやFOXなどのニュース番組の画面の下に
地方版のサブタイトルが出るようになっている。
そのため、学校からは一切連絡がないので、各自チェックする必要がある。

皆学校が休み・待ちに待った雪とあって、
朝から近所の子供達が宏人と研人に雪遊びの誘いに来たが二人とも病気、
とても外に出られそうにない。

研人は夜中1時過ぎ又発熱で寝られず、薬のお世話になったし、
宏人は熱はないものの、鼻水と咳でかなりだるそう。
昨年は1回しか雪遊びのチャンスがなく、今年こそはと、待っていたのに・・・。

雪はしんしんと降り、夕方遅くまで降り続いた。
ドライブウエーも10センチ以上の雪。慣れない雪かきを始める。
さらさらした水気の少ない雪にもかかわらず、かなりの重労働。
雪国の人々の大変さを垣間見る。

途中薬で熱の下がっている研人がやりたいと顔を出す。・・・おばか!!
だんなは4輪駆動の車(Town and Country)に乗っていった。
こんな時は4駆の車じゃなくちゃね。
私は全く車を運転する気はなく、お買い物も当分しないつもり。
冷凍冷蔵庫のお掃除、残飯整理するのにいいチャンス。

 

12/06 (金)

雪はやんだものの路面が凍結しているので、又学校は休校。
気温もさほど上がらず、曇天。

ニューヨークのご一行は昨日雪の中、市内観光ツアーに出たのだろうか?
研人は昨晩2時、のどの痛みで起きて来た。
熱は出てないようだが、まだまだ注意が必要みたい。未だ外には出られない。

宏人は昨日よりは良い様子。外に出たがったので、
「自分で責任もてるなら行ったら」と言ったら、行くのをあきらめた。
まだ本調子ではないのだろうか。

久々に3人びっちり日本語のお勉強。
子供達はただただ嫌がっているが、私だって好きでやらせているわけではない。
やらないで済むものならやりたくないが、そこは大人。
自分に鞭打って「さあ、やりましょう。」と、声をかける。
彼らの日本語維持は私にかかっているとまで、思う事もしばしば。

クリスマスツリーを出した。
去年買った2メートルの大きなツリー。
子供達が運び出し、組み立てる。
いつの間にか私より背の高くなった絵里は高い部分の担当。
面倒なライト付けはだんな様の仕事。取っておこう。
そしてその後にオーナメントを飾る。

その他のクリスマスの飾りつけも、とても一日では終わらない。
今日のところはベースメントから運び上げるだけ。
1年に1回のこの季節、屋外の色鮮やかなライトを付けた家も増えてきた。

 

12/07 (土) 良いお天気

夜中咳が止まらなくて起きていた宏人も、少し良くなった研人も
雪がなくなってしまうのが、気になって仕方がない。
ついに雪遊びの格好をして裏の丘までそり遊びに出かけてしまった。
今後どうなるかは自分の責任と言っての事、果たしてどうなるんでしょうねえ。

裏の公園はそり遊びには最適。
適度な坂でまだ踏み荒らされていないので、思い思いのコースを作る事ができる。
そり遊びに出かけた二人は2時間ばかり遊んで帰って来た。
まだまだ遊び足りない様子。

夜7時からキャノンの年末のパーティ。
場所はChamber of Commerce Hall of Flags and Briefing Center。
ホワイトハウスの目の前。政府の閣僚達が利用するところ。
人事の人によれば、キャンセルが入って急きょ取れたそうだ。
そうでもなければとても来られる所ではない。

それにしてもとんでもないところでやるもんだ。
室内にはヨーロッパからはるばる渡って来た船の旗そして大きな星条旗。
ワシントン ・マナサス・リッチモンドのオフィスからのパーティーは総勢100名ほどか?

ここは東海岸。出席者の半分が黒人。
サンノゼのパーティーはほとんど東洋系だった。
食事はバッフェスタイル。今まで一番の美味。
でもコーヒーとデザートは今一かな。

私達がパーティーに行っている間、子供達は3人でお留守番。
オランダからずっと、お友達に預けてパーティに参加していたけれど、
もう誰かに頼まなくても時間を気にせずパーティーに出られる。
子供には10時には寝るように言ってある。幸せ。

ニューヨークから子供達に電話が入る。江戸川台ご一行だ。
ジジババ真ちゃん共に元気で明日日本へ帰国の便に乗る。との事。

慣れないパンプスにドレス。
雪道を車のところまで歩くのももどかしく、すっかりおばさんになった自分に苦笑。
夜のホワイトハウスはなかなか荘厳で良かったけれど・ ・・。
11時半私達が帰宅。 子供3人気持ちよさそうに寝ていた。

 

12/08 (日)

クリスマスツリーの飾りつけで午前中いっぱいかかる。
年々増えるオーナメント。年をおうごとに飾りつけも大変だ。
今年はクリスマスの飾りつけの一つ、ミニチュアの家々の台を、
発砲スチロールで絵里が作りたいと言う。
夏にOccoquanのクリスマスショップで見たものを作ってみたいらしい。
そこで改めてOccoquanに出かけどんなものか確認。

材料を買いにHome Deptなど当たってみるが、なかなか良いものが見つからない。
何かを始めるというのは手間がかかる。
そうこうしている内に、もう辺りは真っ暗。今日のところはあきらめる。
クリスマスまでにできるのかな?

師走とはよく言ったもの。やる事がいっぱいある。
絵里ものどが痛いと言い出す。私も然り。
だんなだけ薬無しで頑張っている。
流行性感冒が大流行と、マスコミは言っている。

江戸川台ご一行は、今日昼の便でニューヨークを立つが、大丈夫だろうか?

 

12/09 (月)

朝、江戸川台から無事に着いた旨連絡が入る。
日本も50年(?)ぶりの大雪とかで、行く先々雪・雪。
さぞ成田からの道も大変だった事でしょう。

エルニーニョ現象の前触れとも言われる12月初旬の大雪。今年はやはり異常気象。
それにしても何だか冴えないなあ。

今日もまた研人は学校をお休みする。夜中に咳が止まらずなかなか寝付けなかった。
朝もいかにも調子が悪そう。
先週は火曜早退、水曜病休、木金曜雪のため休校、土日があって月曜又病休とは!!
2時間の雪遊びが悪かったのか、熱は現在ないものの、咳がひどい。
鼻水も止まらず 鼻の下は赤く荒れている。
以前医者からもらった咳止め薬"Benzonatate"を飲ませる。

絵里ものどの痛みと鼻水、学校は絶対に休まないと言い切る。
ジムの練習は休むように言う。
私も起きているのがつらい。午前中研人とお昼寝。夜も8時半ベットへ。

江戸川台の皆さんの体を心配しつつ、いらしている間は、うちの5人も元気でいられて
良かったなあと思う。
今は全員、体の回復が一番大事。

 

12/10 (火)

今日も研人は学校を休む。咳が止まらない。夜も起きてしばらく眠れない様子。
医者の予約が取れた。いつものDr. Ryan。
この先生よく診てくれるのだが、話が長い。
11時50分の予約で実際に診てもらったのが、1時近く。
重病だったら、ちょっと困りもの。
胸の音も異常なし。Sinus Infection(鼻の感染?)・・・アレルギーの人にかかる 感染症。
抗生物質(Amoxicillin)と咳止め(Promethazine)を処方してもらう。

学校から帰った絵里と宏人を連れ、歯医者へ。
今日は半年に一回のチェックアップ。
歯科衛生士に盛んに話しかけられ、困ったという声の出ない絵里。こっちの人って話し好きよね。
2人とも虫歯なし。・・Good・・

夜7時40分。雪のため延期になっていた宏人のバンドのコンサートへ出かける。
風邪で学校をお休みした研人も一緒に。
今日のコンサートは7年生と8年生によるクリスマスコンサート。
7年生の人数は15人ぐらいか?
迫力にかけ、練習不足は見え見え。
8年生は倍以上の人数、少しは聞けるかな?という感じ。

宏人はトランペット。6年生に入る時にバンドのクラスを希望
他にコーラスとオーケストラがあったが、バンドのトランペットを選んだ。
トランペットはレンタルで月17ドルほど。
昨年は毎日良く練習して一気にうまくなり、先生からわざわざお褒めのお電話も頂いた。
が、今年はなかだるみ。ほとんど練習せず「いいの、いいの」ばかり。

絵里も楽器をやりたいのだが、このバンドやオーケストラのクラスは
カリフォルニア(サンノゼ)にはなかった。
そして彼女がこの学校に入った8年生からは入れてもらえなかった。
(8年生は上級のクラス、6年か7年で初級を取っていなければならない)
こんなところにも引越しの悲しさがある

今日も皆そろって早寝。だんなは元気で趣味の時間?

 

12/11 (水)

朝5時。宏人吐く。
その後七転八倒の苦しみ方。私のベットに押し込み寝かせ、私はキッチンへ。
6時 絵里が起きてきた。学校があるか、天気はどうかを気にしている。
昨晩から出ていたIce Rain (Freezing rain)警報が出ていたための事。
急いでテレビをつける。と、宏人が私を追うようにして降りてきて苦しがっている。
普段私の言う事に逐一逆らう宏人だが、病気の時はいつも
「おかあさ~ん。おかあさ~ん」全くもう・・・。
テレビから知りたい情報を探すのももどかしく、外の様子をみる。
大雨。これなら学校はあるだろう。
6時45分 絵里、超重いバックパック・分厚いバイオロジーの本・
ジャケットにかさをさして出かける。
6時55分 絵里バス停から電話。「ホントに学校あるの?誰も来ないよ。」
絵里を家に帰らせ、Webとテレビで確認。
今日はお休み!!すまんすまん!!よくチェックしなかった。

7時半 起きてきただんなと改めて外の様子を見に。
車のガラスが縞模様に凍っている。

ドライブウエーも波模様。こんなの初めて。
よく見れば、木々には樹氷のように固まり、きらきらと美しい。
バス停まで行った絵里はもう少しで転びそうだったとか。

それにしてもこの”アイスレイン”って、どんな現象?
冷たい雨が降って地面に落ちた瞬間氷に変わるとかって、絵里が言ってたけれど本当かな?

その間宏人は苦しがっている。いくら2階に行くよう勧めても、
洗面器を抱えたまま、自分の部屋に行こうとはしない。
この間吐く事7~8回。おまけに下痢も始まって、トイレに洗面器抱えて座ってる。
顔色は悪く、これはきつそうだ。
ようやく宏人を説き伏せ自分のベットで寝かせる。
枕元に電話を置き(インターコムが使える)、ほっとしたように少し寝る事ができたみたい。
でも電話の音で目覚めてしまって、よくない。
変わりに大きなベルを渡す。この音で私は階段を行ったり来たり、フー。

研人の歯医者の予約もキャンセルして今日は宏人にかかりっきり。
絵里も研人もまだ咳している。なんか私みんなの体の調子にぴりぴりしてる。
(私の 風邪はよくなった・・・とても具合が悪いと言ってられない)
夜までに嘔吐10回くらい。下痢5~6回。
水もなめるようにしか最初取れなかったが一日寝て顔色もよくなったので、リンゴを少し食べさす。
吐かない。OK。
今日は良くできた”おかゆ”を少し。まだ駄目。

昼間なかった熱が夕方から出てきた。38,6度
ただの"Stomach Flu"(お腹の風邪)だと良いのだけれど・・。
それにしても絵里や研人にも移る可能性あり? あ~あ、いやだいやだ。

だんなは凍りついた道の中、今日も会社へ。
途中会社内で停電があったにもかかわらずいつものようにお仕事、10時帰宅。

 

12/12 (木)

研人久しぶりに学校へ。まだ咳が気になるが・・・。
宏人昨晩はよく眠れた様子。
朝も10時過ぎまでぐっすり寝て、おかゆとシチューの朝食もしっかり。熱もなし。
昨日の事がうそのように、落ち着いている。
でもまだまだ食べる物に気を付けなくては。

絵里は今日もジムをお休み。今週は行けそうに無い。
研人矯正歯科へ。 Power Stripesなる物をつける。
これって要は、強力ブレイシス・・・ねじってある ワイヤー。
しばらく痛いそうで、今日は柔らかい物しか食べられない。

宏人も研人もまともな食事ができそうにないので、夕飯は鍋焼きうどん。
(ディナーの メニューでない?)
なかなか色とりどりにきれいにできた。
子供達は”鍋焼き”と言う言葉初めて聞いた様子。
日本の言葉っておもしろい。 子供達にもっと知ってもらいたい。
その前に私がいろいろ勉強しなくちゃかもね。

 

12/13 (金)

13日の金曜日。
今回のFlu(インフルエンザ)は強力だ。ついに絵里もダウン。
朝いつものように起きてきた絵里。 なんか様子が変。聞くと、お腹が痛いと言う。
それでもお弁当のサンドイッチを作る。 休むように言うわたし。
かたくなに学校へ行こうとする絵里。そんなに学校が好きなの?
結局よくなったら遅刻して行くと言う事で、取りあえず寝かす。

お次は宏人。顔色悪く起きてきて、なんともはっきりしない様子。
と思ったら又トイレで吐いてる。昨晩はよくなってきたのに・・・。

最後に研人。 学校に行こうと支度している。
でも咳がなかなか止まらない。夜中は良く寝られたようだけど。
本人行きたがっているし、咳さえなければ元気なので学校に行かせたいところ。
でも周りには迷惑だろうなあ。今日もう一日お休みしましょう。

ということで3人揃って学校をお休みする。
その後絵里は発熱38.9度。一日中夕食まで何も食べずにベットの上。ほとんど寝てた。
宏人と研人はDr. Ryanの元へ。 宏人はやはりStomach Flu・・・
水分とって食事に気をつけ時間が経つのを待つだけ。
水分と言う時、コーラやサイダーなどのソーダ類でもいい(日本じゃだめだよねえ)。薬無し。
研人は少しずつよくなっているので同じ薬を処方してもらう。

頑張って医者への往復をしたわたしだけれど、朝から頭が割れるように痛い。
頭痛薬も全く効かず、咳が出るとまた一層たまらない。
絵里と宏人には”おじや”を作って、研人には宅配のピザで勘弁してもらう。
具合の悪そうなわたしに宏人と研人は水枕・体温計・お茶そして全身念入りマッサージ
(結構受けているのがつらかったりしたけれど)など等至れり尽くせり、かいがいしい。
この子達ホントかわいい!!
いつ帰ってくるかわからないだんなより子供ってな感じで、
9時過ぎ皆(だんなはまだ会社)就寝。

 

12/14 (土)

みんな少しずつよくなっている。今日は誰も寝ている事はない。
クリスマスショッピングにも出かけたいが、まだまだ出かけられない。
体を治す事が一番大事。

昨日辺りからボツボツ届きだしたクリスマスカード。
私はまだ一枚も書いていない。そろそろ、始めなくっちゃね。
クリスマスの飾りつけは80%完成。
昨日一日寝ていた絵里。 腰が痛くてたまらないと言う。
これも風邪のせいか?Advil服用。

だんなが朝買ってきたスタイルフォーム(発砲スチロール)で、
クリスマスのミニチュアの家々の台座を作り始めた。
今年のだんなは、この製作にずいぶん熱が入っている。

火の気のないガレージでせっせとフォームを切っている。
それを絵里がペイント。
なかなかいい流れ作業。でもこれじゃ来年のクリスマス用?とにかく手間も時間もかかる。

研人は昨年プレゼント交換でもらった木製の置物をペイントもした。
これまた一日ではできない。
子供達3人それぞれ自分の小さいツリーも出し、
今までに作った数々のオーナメントを自分のツリーに飾っている。
でも、たまに誰が作ったものだかわからなくなって、大笑い。
(毎年子供達といろいろなクラフトをするのも恒例になっている。)・・・
いつも子供っぽいできの物は、 研人作にされて、研人は非常に不満。
今年は台座にかかりっきりで新しいオーナメントを作るのはちょっと難しいかも。

夕飯は、たら鍋。 これで体をぐっと暖めて、一気に風邪をやっつけようと大鍋3杯近く。
絵里はまだ食欲がなく、本調子とはいえない。
宏人は、適度に食べ、久しぶりの白いご飯に喜びの声。
その後いいウンチが出たとおおはしゃぎ。
研人は、またまたすさまじい食欲。
だんなと2人最後まで鍋にくらいつき、鍋に入れたおもちをぺろり。
最後の最後のスープまで食べきった。・・・すごい!! この時の会話。

「研ってどんどんアペタイト(食欲)が大きくなっているかな~?」
・・ちょっと心 配そうに研人。
「昔から変わらないと思うよ。小さい時からすごかったもの」と、私。
「ああ、良かった。」研人
「?」私

 

12/15 (日)

早朝研人が吐いたと言って起きてきた。
それにしても研人ってなんていい奴!
私のところに来た時に、「お母さんを起こしたくなかったんだけれど、
夜中2時から3回吐いててまだ出そう。」と、真っ青な顔。
夜中起こされる事に文句言ってたのかと反省。
結局宏人の時と全く同じ状況で嘔吐と下痢の一日。
もう胃の中も空っぽなのに吐き気が治まらず、出るのは胃液のみ。見ていてつらくなる。

絵里と宏人は順調に回復。(そう願いたい)
午前中から昨日からの台座の製作。

今日は台座の中心部に位置する凍った池には、ろうそくを溶かし流しいれ、だいぶ形になってきた。
夕方台座に載せる人々が足りないというので絵里・宏人・私は買い物へ。

少ししゃれたミニの人々が見つかった。
しかしながら、ふと気がついてみると、今週末には冬休みに入ってしまう。
絵里は お友達にあげるプレゼントの買出しもしなくてはということで、またショッピング。
でも思った品が見つからなくて今日のところは断念。
クリスマスまであと3週間は必要だよ。
これじゃいろいろ間に合わない。

店はどこもたくさんの人・人・人・・・・
みんな元気そうでいいなあ。
夜半に少しはよくなった研人。リンゴとヨーグルトを食べる。
(ヨーグルトって胃腸が悪い時にいいのかなあ?医者があげるリストに入れていたけど・・・)
また吐く。 ずーっと続く体調不良。
なんだか終わりがないような気がして怖い。

 

12/16 (月)

夜中の3時過ぎまで小さなうめき声をあげている研人。
ベットサイドにインターコムを置いて、具合いが悪ければすぐ起こすように言ってあるけれど、
研人の様子が気になって眠れない。

朝起きてきた研人は、ずいぶん顔色がよくなった。
そして12時半からよく眠れたと 報告。
夜中に交わした私との会話も、うめき続けていた事も記憶にない。

うちのだんなさんみたいにベットに入ると、子供の病気のことなど何にも心配しないで
大いびきっていうのは結構いいかもしれない。
心配で起きていたって、何の役にもたたないんだものねえ。

絵里・宏人元気に学校へ。
絵里は調子がよければ、ジムもやって来ると言う。
本人の意思を尊重・・でもぶり返さないでね。

宏人矯正歯科へ。また少し絞めた。
宏人2日間休んだ分の宿題がいっぱい。珍しく気合いを入れてがんがんやっている。
今日のはなかなか手ごわい量だと思ったのかな?

研人に様子を見ながら食事を与える。
本人もだんだん空腹を感じるようになってきたし、食べたものも消化しているよう。
今のところいい感じ。このまま治りますように!

11月の初めから作り始めた大ばあちゃんへのクリスマスプレゼントの千羽鶴が、
やっと出来上がった。
毎日子供各自ノルマ5個の予定よりも早く1000羽を折り終えたが、
予定より合体作業に時間がかかり今になってしまった。
でも子供達が本当によく折ってくれた。
柏の母にあげた時は、まだ三角しか折れなかった研人は、
時間があると折鶴作り、どんどん上手になった。
宏人は一つ一つそれは丁寧。完璧な形の鶴は宏人の作品。
絵里は以前折り紙をたくさんやっていただけあって、早くてきれい。
手際よくノルマをこなした感じ。
そして最後をまとめて留めてくれたのも絵里。
リボンもついてクリスマスプレゼントらしくなったね。
極めつけはだんな様。なんと鶴の折り方を知らなかった。
皆で手取り足取り(?)教えてやっとできるようになったと思ったら数個目には違う形。
本人これでも鶴だとか言ってるけど、大爆笑をかっただけ。
途中からは完成品を作るのをあきらめ、以前の研人の役、三角折をしてました。ムフ。
日本の伝統”折鶴”の折り方ぐらい覚えといた方がいいと思うけどねー。
「いつから折鶴が日本の伝統になったんじゃい」
型にはまったつるしか折れないんじゃ、独創性がないな、きみたちは。

 

12/17 (火)

代筆屋です。
いつもの女主人は一日中、ほんとに一日中ベッドの上で過ごしました。
宏人、絵里、研人と続いたStomach Fluにやられたためです。
もう24時間以上、何も食べていないのに、水すら口をつける程度なのに、
未だに胃が搾り出されるように痛く、
胃液を吐き続けた子供達が、芝居ではなかった事を実感しているそうです。

私はと言うと、生物兵器を撒き散らされた家にあって一番鈍感と言うわけで、
未だに子供だましの芝居と疑っていないのですが、大口をたたけるのは今夜までか、もう一 晩か。

研人はまだ胃の調子が悪い(らしく)今日も学校を休む。
おかげで私も仕事に行けず、一日ゆっくりSaboらせていただきました。
たまたま昨日はPCを持ち帰らなかったため、仕事のメールも土日の宿題
(と称するEndlessなDatabase作り)もできず、録画の日本語News番組を見て午前を過ごす。

研人とお昼を食べ、土日にできなかった庭の落ち葉の掃除。
電動Mortorで落ち葉を吹き集め、吸い込んで収集すると言うもの。
週末は研人が部屋で寝ていたので、部屋の真下で騒音を響かせての作業を遠慮したため。
その後研人と物真似Videoを見て笑う。どうやら研人はSaboりだったようだ。

夕方Jymの練習を終えた絵里を迎えに行き、
6時から予定されていた研人のSoccer TeamのChristmas Party。
絵里は宿題で不参加。宿題を終えた宏人は行くという。研人も当然行くという。
6時から室内Soccer Gameで、7時からPartyとの事なので、
研人へはGame参加不許可、Partyも食べれそうなもののみにするよう厳命して連れてゆく。

Teamの親達も一緒にPartyしている中、火曜7時のお決まり電話会議出席のため、
私は一人寒い車の中から1時間20分も電話をしていた。

Partyから戻った研人、「あんまり楽しくなかった」。
何も手をつけなかったらしい。
「結構みんなおいしかったよ」と満腹の宏人に相当ご機嫌斜め。
そりゃ楽しくないわな研人君。
なんだかパットしない、最近のkame3usaでした。

 

12/18 (水)

だんな様にまた会社を休ませてしまった。
昨日よりは数段よくなったものの、まだ動けない。
ホントこの風邪きつい。こんなStamach fluは初めてだ。
これじゃ、宏人が泣き叫び、研人が全く食べられなかったのも納得。
彼らのように吐く事はなかったものの、焼け火箸を入れられたような胃腸の痛みと背筋の悪寒。
横になっている事もできずのた打ち回り、こんな強力な風邪もあったんだと、実感。

宏・研の経路をたどると、明日はだいぶ良くなっているはず。
それにしてもだんな様には、感謝x100倍!
今日も朝から子供を送り出し(ついに研人学校へ、本人もうれしそう)
絵里のジムのミートに連れて行ったり、夕飯をテイクアウトしたりしてくれた。
そして夜10時絵里をジムまで迎えに行って一日が終わった。
感謝感謝のだんな様まだうつっている様子はない。
本人も恐怖だと思う。同じ家に住んでいて防御策はないものか?
もしお知恵があれば、お聞かせ下さい。

 

12/19 (木)

宏研の言う通り、私の体は、午後にはだいぶすっきりしてきた。もう大丈夫。
昨日から学校へ行った研人は今日も学校へ。(あたりまえ!!)
明日一日で学校も終わり冬休みに入ってしまう。あ~あ、間に合わないよお。
研人のお世話になっている先生たちと、学校のオフィス
(研人はしょっちゅう学校を休む有名人)
に差し上げるクリスマスプレゼントを買いに午前中から歩き回る。
Mrs. Dillonには、写真フィルムとチョコ。
この先生たくさん写真を撮ってくれて、いつもクラスルームはピクチャーがあふれている。
さぞ現像代もかかろうといらぬ心配をしていた私、
なかなかいい組み合わせのプレゼントだと、一人悦にいる。

午後2時に絵里を学校までお迎えに行き、そのままモールへ。
彼女の友達にあげるプレゼントを買うため。
モール中歩き回りついに気に入ったものをゲット。
絵里は無事明日のラストデーを迎えられる。 5時半帰宅。
すぐに全部のプレゼントをラッピング。カードも添えて、明日の準備完了。
私の留守の間、オーナーのMarkが来て、クリスマスプレゼントを置いていった。
私はまだ用意してないのに・・・。困ったわい。
いただいたのは、重厚な時計。
渋い!ますます、こちらからのプレゼントが、難しくなった。

6時過ぎ、やさしいだんな様から私を気遣って(?)電話が入る。
即、テイクアウトの中華を頼む。ラッキー。
12月初旬から一体私は何をしていたのだろう。
”体が基本”って事、改めて学んだんでした。
そうそう、そうでした。

 

12/20 (金)

間一髪という感じで、今年の学校の最終日に3人元気で登校できた。
私自身も子供達をいつものように送り出し、
いつものように学校から帰ってくるのを迎えられて良かった。
こんな事にも喜びを感じる。本当に健康でいるって有り難い。

宏人は、学校で映画”Monsters Inc”を見たそうだ。
アメリカの小・中学校ではクラ スで映画を見ることが、しばしばある。
日本から引っ越して来た当初、子供達があまりにも頻繁に学校で映画を見たと、言うので
一体学校は何をしているのかと思ったものだ。
子供を喜ばせるもの=映画の図式がそこには感じられるが、
規則規則とうるさい今の宏人の学校だから、こんな日があっても良いかな。

研人もクラスでパーティー。
たくさんのプレゼントに囲まれていたMrs. Dillonだが、
そのプレゼントを開けなかったことに不満の研人。
”Mrs. Dillon is too nice.” だって。
プレゼントを持って来なかった子供達のことも考えての先生のご配慮。
子供達の前で次々とプレゼントを開け、高額なデパートの商品券や
レストランの食事券のプレゼントが出てきたカリフォルニアに比べてなんて素敵。
(プレゼントの金額も バージニアの方がずっと低い)
研人はたくさんのフィルムで先生がどんな顔をするか、見たかっただけなんだろうけれど・・・。

絵里はジムでパーティー。
すっかりどこの場所でも馴染んでいく絵里にまたまた感心する。
というのは、学校のジムと言っても、絵里以外結局毎日ジムに通っているメンバーだけのクラブ。
要するに異端は絵里だけ。
その中で物怖じせず、卑屈にもならずに淡々と楽しそうにしていられるってすごい。
絵里とはよく喧嘩する私だけれど、その実、感心しているのよ。
(何でけんかするか ?絵里も気が強くて、口が立つ。
決して口で私に負けない。このままだと、彼氏に苦労するよ!)
たくさんプレゼントを抱えて絵里帰宅。楽しい一日で良かったね。

 

12/21 (土)

何でこんなにクリスマスにこだわっているのかよくわからないけれど、何だか気ぜわしい。

日本に帰る出張者をホテルまで迎えに行きそのまま空港へ。
26歳の彼は若く、まだ学生さんのよう。
私たちが結婚した時、うちのだんな様もあんな(悪い意味ではありません)だったかと、
改めてびっくりする。

そのまま新しくできた韓国のスーパーへ。
野菜やハーブが新鮮で思わずどっさり買ってしまう。
この店うちからもう少し近ければよいのに・・・。
いつものマナサスのオリエンタルストアーへ。
Markの所へのクリスマスプレゼントの日本食器を買うため。
ちょっと渋めの小皿のセットが見つかった。

子供達の寝ている間に出てきたので、家に電話。
起きていたのは研人だけ。なかなか朝寝坊のできない研人。この辺も几帳面さが出ている。
家に帰ったのが11時。絵里も宏人もまだベットの中。
研人は一人で時間を持てあまらせていた。

2人をたたき起こし、Markにプレゼントを届け、そのままSpring Fieldのモールへ。
今日の買い物は皆が(買い物嫌いの研人も)楽しみにしていた我が家恒例クリスマスイベント。
我が家のクリスマス会は毎年クリスマスプレゼントの交換をしている。
去年の上限5ドル、誰に当たるかわからなくしていたが、
今年は趣を変えて、事前にくじで決めた相手にプレゼントする事にした(上限3ドル)。

さらに今年は江戸川台から頂いた資金もあるので、
子供達同志プレゼントも考えているようで、皆必死。
昨年まではいちいち私に聞いていた研人もひとり立ちしてプレゼ ントを物色。
各自ウオーキートーキー(無線)を持って歩き回る。
そしていい品が見つかると、こそこそ隠れるようにしてレジへ。結構面白い遊びだ。

しかし3ドルという金額が低すぎて、なかなかいいものが見つからない。
混んだモールの隅から隅まで歩き回り、外が真っ暗になる頃にはもうへとへと。
家に戻ったのが7時半。
家に入るや否やまたまたプレゼントを隠しながら、各々ラッピング。
少し前まで細かく指示しなければできなかった事を自分からできるようになっている。
夕飯も食べていないのにいかにも楽しげにラッピングして、ツリーの下に置く子供達。
やたらに大きな箱のプレゼントはだんなから。どうも中身は小さい?。

今年はどこへも行かずに家でクリスマス。
風邪も皆治って、いいクリスマスが迎えられそうだ。

 

12/22 (日)

絵里がずうっと欲しがっていた靴を買いにPotomac Mill Mallへ。
前期のオーナー ロール(成績がAとBのみ)に対するご褒美。
11時開店を待って早々に歩いた甲斐あってご希望の品をゲット。今日は一日るんるんだ。

さてクリスマスだからといって遊んでばかりもいられない。
日本語の勉強もしなくちゃね。というわけで、ばっちり(?)お勉強。
2年遅れでやっている宏人の勉強。
共に自分の5年生の教科書を使っているが、明らかに研人の教科書の方が簡単、
全て簡略化されている。
こんなにいろんな事をはしょってしまっていいのかと、思われるほど。
それでも私の個人的見地からすると、必要でない事や
お仕着せで習うべき事でないものもたくさん含まれている。

そして彼らにとって一番つらい科目は社会。
今までで説明にてまどったのが、人間国宝・工業地帯・NHKなど・・・。
さらに県名都市名はおろか、本州や四国といっても ちんぷんかんぷんだもの、話も繋がらない。
なんとなく聞いたことがあるな程度でいいやと私自身思っていても、
全く頭に入ってくれていないと教えていて悲しくなる。

絵里の社会科は、世界史や地理は英語名と結びついた時、絵里自身喜びに繋がる。
全くのお手上げが日本史。
繰り返し話しても歴史マンガを読ませてもいっこうにぴんと来ないらしい。
外国人がよく言う誤った”サムライ”や”ショウグン”の認識を超えていない感じ。
それでも忍の一文字で頑張ったら何かいい事あるかな?
・・・私自身に問いかけているのです。

少しずつカードを書き始める。着くのはお正月かな?

 

12/23 (月)

午後一でアイススケートへ行く。(だんなは一人仕事)

久しぶりに見る絵里のアイススケート。ずいぶんうまくなったもんだ。
少しのレッスンでいろんな事ができるようになるなんて、若いっていいなあ。
2時間近く滑った後、エアーホッキーで遊ぶ。
子供3人いて良かった。何をしていても盛り上がる。
優勝・・私(わはは!!)、
2位・・宏人、3位・・絵里、4位・・研人(ほとんど泣きそう)

だんなも早くに帰って来た。
会社でも多くの人が休暇を取っているそうで、仕事する気分ではないみたい。

 

12/24 (火)

ツリーの下にはたくさんのプレゼント。
大小合わせると30個以上あるかな。
アメリカではクリスマスが最大の年中行事。
遠路はるばる大家族が集まりパーティ。
もしくは互いに郵便でプレゼントが行き来する。
そして高速道路を走ると、後部座席に山のようなプレゼントを積んだ車をよく目にする。
このプレゼント合戦。日本のお歳暮よりもすごいのでは?

そこで私たちは、小さなもの・生活必需品までラッピングしてクリスマスを盛り上げる。
(プレゼントが多ければいいというわけではないけれどね)

宏人と研人はツリーの周りをうろうろ、何が入っているのか、
いつになったら開けられるのか気になって仕方がない。
いろいろ考えた末、今日はWinner's Prize(優勝者プレゼント)を開けようという事で、
クリスマスイブゲーム大会。各優勝者は以下の通り。

①ツイスター 研人
②うすのろまぬけ 私(絵里)
③マリオカート(ビデオゲーム)宏人
④ビンゴ 研人
⑤ビンゴ(ブラックアウト) 私(宏人)
⑥オランダ版神経衰弱 絵里

それぞれの優勝者が優勝景品を手に入れた(景品を知っている私の分は2位の子供へ)。
だんなは健闘むなしく優勝なし。
こうやって少しでも長くゲームやスポーツを子供と楽しむためにも、
普段から大いに遊び、頭も体も鍛えておかなくちゃねえ。

特にそう感じたのが神経衰弱。最初から宏人と研人は順調に当て、
最後の最後で絵里の逆転劇で終わったが、私たち2人にはとても入り込めない激戦だった。
(最終的にだんなと私はタイでびり!)

ゲームの後はビデオ鑑賞。これまた何を見るかでおおもめ。
最終的に多数決で”Monstars Inc”に決定。
DVDで見る画像は美しく話もわかりやすい。
この映画昨年のクリスマスにディズニーワールドに行った時、
盛んにスクリーンにかかっていた物。
このDVDは3巻セットになっていて撮影の秘話やスタジオの様子も伝えていてなかなか興味深い。

ゲームしてビデオ見て大満足の子供達。
次はサンタの来る時間とサンタの置くプレゼントの場所を気にしている。
(今年はっきりと知ってしまった研人、そして宏人は未だに夜中にプレゼントが
ひそかに置いてあるわくわくした気分をとっても楽しみにしている)
子供達にとってクリスマスはまさに天国だ。
さあ最後のラッピングにとりかかろう。今年はどこに置こうかな。

 

12/25 (水)

Merry Christmas!!

朝5時半に起きたという宏人。
枕元を確認するがプレゼントがない。急いで階下のクリスマスツリーを見に降りる。
プレゼントがない。
意気消沈して部屋に戻ろうとした時、自分の部屋の前の小さなツリーの所にプレゼント発見。
(どうして部屋を出るときにあの大きなプレゼントが見えないのか私には理解できないが)
7時まで待って研人を起こす。

7時半に起きただんな様がリビングに行くと、プレゼントを開けずに律儀に待っている宏人と研人。
何に恩義を感じているのか開けないでひたすら待っているのが、なんともいじらしい。
(それも宏人は5時半から!!)

8時研人がうれしそうに私のベットへプレゼントを見せに来た。
めちゃくちゃうれしそう。
研人のプレゼント(サッカーボールをかたどった掛け時計)成功。
ほっとする私。
下では宏人がプレゼントのホッケーバックに用具を詰めている。
予想もしなかったプレゼントに満足の様子。
今まで使っていたサッカー用のバックでよく我慢してきた。 (大きさが全く違う)

自分達のプレゼントを開けてしまうと絵里が起きてこない事に文句をいい始める二人。
今度は絵里の中身を当てだした。
待ちきれず9時半絵里を起こしプレゼント開封。アイススケートのシューズバック。
男2人の反応に比べると至って冷静な絵里。 何だか物足りない私。

サンタのプレゼントから始まって、プレゼント交換。
それぞれみんな真剣に考えただけあって、とても3ドルとは思えない品ばかり。
見つけたとき・買うときのエピソードも披露して買い物の緊迫感がよみがえる
(見られないようにするため)。

楽しみを分散させようと、一時間刻みでプレゼントタイムをすることに。
そして次は柏爺からのプレゼント。
3人とも欲しがっていた物だったのでまたまた大喜び。

外を見れば雪が降り出し、みるみるうちにホワイトクリスマス。
昨日のイブも少し雪がちらついて風情があったが、今日のはまさにクリスマスの空の色
・・・
決して明るくならず、凍えるような外気でも家の中だけは暖かく暖炉に火が入り
子供達の楽しげな声
・・・
そうクリスマスキャロルのイメージ。

普段だったら決して好まれない天気であろうけれど、クリスマスにはこの上ない空模様。
お次はだんなからのプレゼント。
中身を当てるジェスチャーゲーム付。なかなか手元に渡らない。
今日は延々続くパーティー。
食べるものを時間の合間に適当にテーブルに置き、いつ食べても飲んでもいい状態。
一時間毎の集合以外は皆勝手に遊んで食べて歌って・・ ・・。

だんな様はクリスマスプレゼントに自分に買った
カセットテープからCDに移すおもちゃ(器具)に夢中。
若かりし頃のテープ(大魔神etc)をコンピューターにそしてCDへと再生中。
こりゃあ、なかなかやめられそうにない。

続いて子供たちからのプレゼント。
なんと言っても今年のびっくりプレゼントは絵里のワインタグのセット。
針金を曲げてビーズを通し、とても可愛くできている。
とてもお手製それもインストラクションなしで作ったとは思えないできの良さ。
どうやら雪で学校が休みだった時にまる一日かかって作ったらしい。
そういえばずっと部屋に篭っていたような気もするけれど・ ・・。全然気がつかなかった。

研人からはダンボールで作った箱・・・何に使おうかなあ。
宏人からは香炉(クリスマス前に買っていたので改めてラッピング、
中には香炉と一緒に今までの借金が返済されていた・・・結構笑える)

プレゼントの合間に子供達は今年のオーナメント作り、
これまた絵里が上手で、これなら売れると皆の絶賛を浴びた。
子供達がクラフトをやっている間、だんなと私はカラオケ。
ビートルズにサイモンとガーファンクルそれと演歌。あ~あ、気持ちよかった。

まだまだ続くパーティー。お次は人生ゲーム(英語版) 人生山あり谷あり。
ゲームにいちいち文句を言う子等に、それが人生と諭す親。
世の中甘いもんじゃありませんよお。
最後まで貧乏人のままだった研人も楽しんでゲーム を終えて良かった。
そして自分達で人生ゲームを作った方が面白そうという事で一件落着。

そろそろ夕飯というところで、江戸川台からMerry Christmasの電話。
お二人ともお元気そうで良かった。
明日からは少し日常に戻していかないとね。
それにしても全ての事にありがとう。




12/26 (木)

だんなはいつも通り会社へ。
午後、絵里の彼Chrisが来た。彼は11年生17歳、韓国系?
2人でお散歩したりベースメントでビデオを見てたりしていた様子。
今年の冬初めて絵里に彼氏ができてかなり動揺した私とだんな。
2回目とあって少しは落ち着いて相手を見られる。
前の彼と別れて、5ヶ月経つが、私はどうしても前の彼と比べてしまう。
今度の彼は年も上だし、女の子に慣れている感じで親としてはなんとも心配。
でも絵里にはなんと言っていいものやら、結局何にも言えないでいる。
これからもっともっとこういう心配が増えていくのかと思いやられる。 あ~あ憂鬱。
親になって初めて親の気持ちがわかるってもんだ。
お父さん・お母さん、いろいろご心配をおかけしました。

プレゼントの一つを交換にトイザラスへ。
クリスマスが終わったというのに、駐車場はいっぱい。何で?
入るや否や払い戻しテーブルが目に飛び込んできた。そしてそこで順番を待つ人たち。
クリスマスでもらった物の返品や交換の列なのだ。
目的の車のコーナーに行くと、棚には何の商品もない。全て売り切れ。
クリスマスで人々が一気に買い物をしてクリスマス後一気に返品に来るのか?
まあトイザラスは返品歓迎をうたい文句にクリスマス商戦を戦っているけどねえ。

アメリカは消費者天国と言われている。レシートさえあればかなりの返品が効く。
ひどい話ではあるが、旅行前にビデオを購入、旅行で散々使った後、気に入らないといって返す。
また、パーティー前にドレスを購入パーティー後、小さすぎたと言って返品。
実際だんな様の買った背広にはパーティー会場の地図が入っていたことがあったっけ。
”レンタルより安いというより、ただで使えるからやめられない。
店が自分のクロゼットだったりするわけで・・・。なんか変だな ”
アメリカ社会を今日も体感というところか。

アフタークリスマスセールを狙ってTargetへ。
クリスマス用品50%引き。ここもまた多くの人・人・人。
来年用にラッピングペー パーやバックを買ってきた。
狙っていたのはもっと大物だったんだけどなあ。
夕方行ってもあるわけないか~。

 

12/27 (金)

だんな様は会社をサボり、朝から趣味のテープの再生に余年がない。
研人はクリスマス気分が抜けず、朝から皆にゲームを誘っている。
そして絵里は、オセロゲームに付き合わされている。
宏人は相変わらず少しの勉強も嫌がり、転がって本を読んでいる。
私はクリスマスカード(?)を半分ほど書き上げた所。
ずぼらな正確が災いしてか、今年はずいぶん少なくなってしまった。

毎年今年こそはきちんと書こうと思いつつ、出すことなく一年が終わってしまって
大事な友達をかなり失っている。引越しの際の転居届けも出していなかったりして
お互い連絡の取れない友達のなんと多い事か。もう少し几帳面にならないとね。

それでも、一年に一度の友との交信は、貴重だ。
そして今年のクリスマスカードでは、体調を崩しているお友達のなんと多い事か!
それも入院や長期の寝たきり生活を強いられている重度の病気。
40歳を過ぎて体力が、がくんと落ちてきたのは自分でも自覚していたが、
こんなにも元気だった友達が体の問題を抱えるとは・・・。
返す カードの言葉も難しく、通り一辺の返事になってしまうのが、悲しい。

思えば20代、”結婚しました””子供ができました”のオンパレード。
30代家族の写真付きカード(どんどん家族が増えていくのがわかる)
そして40代・・・・。(輝いていたいなあ。)
50代、60、、、

アメリカに住む人々は、家族の一年を写真付きで
A4(レター)サイズいっぱいに綴る手紙を送る事がよくある。
日本人の場合は英語日本語両面にぎっしり書いてあってどれも読み応え充分。
家族の一年を振り返り、それを友にシェアーする。12月ならではのいい習慣だ。
・・・私にはとてもまねできないが・・・

絵里、お友達のCatの所へsleep over(お泊り)。

 

12/28 (土)

急きょ出張者を明日家に呼ぶことになり、スキーはお預け。

絵里をお友達の所に迎えに行ってすぐ,5人でFair Faxまで
新しくできたという韓国系のスーパーに出かける。
いろいろな所でアジア系のスーパーが次々開店している。
アメリカ東海岸にも東洋の脅威(日本以外)が迫ってきているのか?

ここのスーパーの魚がいいと言われて来てみた。
言われたとおり、種類も豊富で今までの中で鮮度も一番高いような気がするが、
期待が大きかった分ちょっとがっかり。
日本の魚屋さんが恋しいよぉ。

せっかく来たのだからと広い店内はぐるっと回る。
店内は韓国語ばかりがけたたましく、店員は英語が通じない。
それでも例によってカートに山のような食材の買い物をして、帰宅。

子供3人を家に残し、私達は明日のパーティーの準備で足りないものをBJ'sで、お買い物。
買い物終了が5時半。
私はすぐに夕飯の支度。

買い物から帰ってだんなはすぐにコンピューター(周りの様子は一切見えなくなる)
3人の子供はベースメントに入りっきり上がっても来ない
(絵里はコンピューター、宏研はゲーム?テレビ?)。
私は怒った。だんなに子供達に、
「いつも時間が来れば食べ物が出てくるのを当たり前と思わないで。」と訴える私。
でも敵は4人。
「”手伝え”と言わなかった。」というのが敵方の言い分。
私が言う。「一人で立ちっぱなしで可哀想と気遣って何かしようかというべきだ。」
絵里が言う。「聞くといつもいいよって言うじゃん。」
私「・・・・」(今日は手伝って欲しかったの!!)
繰り返し言うが敵は4人、勝ち目はない。
各自食器洗いにリンスしてからきちんと入れることと、
最後テーブルをきれいにしてから立ち去る事を言い渡し、この”戦い”を終わりとする。

映画”Mom on Strike”の1シーンが頭によぎる。
(見てない方は是非見てください。)
今度ストライキを決行しようかな~なんてね。

 

12/29 (日)

朝からお客様を迎える準備。
今日の客人は、出張者3人・新赴任の佐藤さんを合わせての4人(25~28歳)。

出張の方たちは長期に渡り、ホテル住まい(長い人は10月から)
車もなく、ほとんど会社とホテルの往復で数ヶ月。ほんとにお疲れ様な様子。
そこで佐藤さんの歓迎会も含めて家にお越しいただくことにした。

そんな状況の中での今日のメニュー。
つまみ(サラミ&チップス)、いなり寿司、五目寿司(生協の五目寿司の素が大助かり)、
焼き鳥(塩・たれ)、冷奴、サーモンのマリネ、イカフライのマリネ、和風サラダ、
かぼちゃのグリル焼き、豚汁、白いご飯、フルーツサラダ、クリームパフ、フルーツ盛り合わせ
日本食が恋しいかと思い、以上のメニューをなった。

特に豚汁にはリキを入れて作る。
そのため昨日行ったお買い物。こんにゃく・さといも・だいこん・油揚げ・ごぼう・しいたけも
用意できて満足(これらの物は一般のスーパーでは手に入らない)
と思ったら、買ったごぼうがない。どうやらレジに忘れてきたらしい。う~ん。
しかし日本から持ってきていただいた乾燥ごぼうがその場を救ってくれた。
やっぱ、ごぼうが入らなくちゃね。(ありがとうございました)

焼き鳥を作るのは久しぶり、午前中に試しに焼いてみるとおいしくない。
鶏がよくないと判断。急いでだんなと二人また買出し。
だんなはワインの大売出しに大喜び。買わなきゃ損とばかりに、カートの中へ。

4人がいらしたのが、4時。聞けば朝から何も食べていないという。
すぐに食事。瞬く間にお皿が空になっていく。ひぇー、これじゃあメニューが足らないよぉ。
白いご飯に丼茶碗の豚汁で、どうやらお腹も収まったようで、ベースメントで、ギターに歌に。

その後宏人と研人がするカードのマジックで、大の盛り上がり。
みんな種を知りたくて熱くなっていた。
最近のパーティーにマジックは、欠かせなくなってきている。
これからも練習して、違うねたも仕入れて欲しいものだ。

絵里は一人、コンピューターあるいは自分の部屋。
これがティーンエイジャーというものか。何だか暗いの。
パーティーは11時過ぎにお開き。
若い客人だけのパーティーだったけれど、そんなに違和感を感じなかったのは私だけ?
(向こうは感じてた?つらいなあ)
研人は今日のお手伝いいっぱいしてくれました。ありがとう。

 

12/30 (月)

だんなは会社へ。
私は宏人にやらせる勉強で、精魂使い果たしてしまう事がよくある。
怒らなくても、 怒ってもその疲れは同じ。ほとほといやになってしまう。
しかし今日は違った。スムーズに事が運びなんと時間も余裕もあることか!

年末だというのに家の大掃除をするわけでもなく
(年間通して大掃除をした事が無かったことに気付く私です)
クリスマスの飾りつけはそのまま。
(近隣の家々のイルミネーションもまだまだ楽しめる)
ラジオでクリスマスソングが聞こえなくなった事くらいしか変わったことはない。

お正月を迎える買出しも無く平和な一日。
まただんなも早くに帰って来た。
夕食後、”ジャングル大帝”のビデオ鑑賞。
”ライオンキング”との関係が気になるものの、やはり感動。
手塚治をもっと見たいなあ。

 

12/31 (火)

ついに大晦日。
一年を振り返る事も無く、ただ矢のように日々が過ぎていく。

アフタークリスマスセールにのせられて、Potomac Mill Mallへ。
40%引きになったカレンダーを購入。
1年365日。ぎっしり数字が並んでる。
こんなに毎日起きて寝てを繰り返しているなんて、などと改めて妙な事に感心する。

少しは正月を迎えるべくと、マナサスのグロバリースーパーへ行ったのが、7:00 PM。
夕飯は年越しそば。
おそばを食べていて子供達に質問。
「さて、このそば、なんと言うでしょう?」
研人「ざるそば」・・・私達は、温かい天ぷらそばを食べていた。
宏人「おそば」・・・?
絵里「?」

毎年食べている年越しそばもわからない子供ら、日本の文化を伝えるのも難しい。

9:00PM 5人揃って北の国から(前編)を鑑賞。
う~ん、いい。
ドラマの始めは登場人物の説明が必要だった子供達も、
笑わせてくれる所もふんだんにあるドラマにどんどんのめりこんでいく。

柏婆の遺品でもある(柏婆は北の国からが好きだった)北の国からの古いビデオを少し見てみる。
なんと1983年版。今から20年前のものだ。
純や蛍が愛らしい。その姿を見て20年後の自分の年を数えるわが子たち。
北の国からのすごさはこんな所にもあったのだ。

ドラマを見終わって、チャンネルをNBCに。
ニューヨークのカウントダウンが始まっていった。
10










さようなら2002年。 こんにちは2003年。
外では新年を祝う花火の音が聞こえ始めた。


2002年11月30日土曜日

2002/11

11/1 (金)

からっとした天気には程遠いが雨は上がったので、研人はサッカーの練習へ。
日が短くなったのと時間が1時間繰り上がったので4時半からの練習。
それでも5時15分ごろには暗くなってボールもよく見えない。
久しぶりの練習なのに1時間も練習できない。
みなボールのコントロールが悪く日曜のゲーム大丈夫?

絵里は夜からお友達と映画に出かける。
見たのは"Ring"恐怖映画。帰宅10:00。
帰ってきて映画がいかに恐ろしかったか興奮気味に話していた。
絵里は日本では中学3年生。
塾に行って10時はあるかもしれないが、映画を見てて10時ってあり?
この前はスケートにいってて11時だった。
こんなんでいいの?

 

11/2 (土)

朝7時半起床。
朝食後8時15分宏人のサッカーゲームのためFairfaxへ向け出発。
片道30分では着かないかと思ったが順調に到着。
9時集合、9時半Kick-off。
今日はチームが乗っている。前半から順調に相手陣営内でゲームが続き、ゴールも度々。
宏人の動きは(まわり同様)スピードが無く、ミスも多いが、
それでもゲームメーカーとして必要な存在。
体が軽くすぐ飛ばされるので、ファールをもらいやすく、今日はなんとPKまでGetした。
Yellow CardはGetしない程度にね。

前半の大量リードで、後半はベンチに下がるが、宏人が抜けるとプレーがつながらない。
サッカーでなくなってしまうから面白い。
スキーズボンに防水靴、ダウンジャケットに皮手袋までして日陰で2時間弱。
Video撮りも厳しい。

11時に帰路に着くが今度はホッケーの写真撮影が12時15分という。
11時40分にスケートの絵里を迎えに出、家に戻り次第ホッケーコートへ。
写真の申し込み用紙を忘れ現地で書き込み。
内容を家に電話して確認でき、携帯の恩恵を受ける。

家にもどったら次はお酒の準備。
ビールを冷蔵庫に入れ、足らないワインを買出しに。
朝起きてからほとんど家にいないじゃないか。<By 宏明>

今日は久保田さん(USA6年在住)の送別会。
会社の新島さん・松本さん・そして久保田さんのご夫婦が来る。
だんなが宏人をゲームに連れて行っている間、私はその準備で大忙し。
今日のメニューは、牛リブとサーモンのグリル・マッシュルームのツナ焼き・
おそばのなめこ和え・かぼちゃのサラダ・イカのマリネ・ハッシュドコンビーフポテト・
ほうれん草のサラダ・キムチ・味噌汁・ご飯・フルーツサラダ・カスタードプリン(絵里作)

こうして記録しておかないと次回に同じものを出す事になる。
今まで2回ほど会社の人のパーティーをしてるが、何を出したか全く覚えていない。
こんなに記録力が無いものか!
改めて子供達3人大きくなったものだと感じる。
いろいろ掃除にお料理にと手伝ってくれるので助かる。

久保田夫妻には生まれて5ヶ月のあやのちゃんがいる。
久しぶりに赤ちゃんを抱かせてもらう。
なんとも頼りなげ、でもしっかり暖かくてその香りのいい事。
やっぱり赤ちゃんってこんなに可愛かったんだ。
いつの間にか子供が大きくなって赤ちゃん時代のことを思い出すこともほとんどない毎日。
もう自分の子を産む事も無く次は孫かと妙な心境。

持ってきていただいたたくさんのデザートもたいらげた後、皆でDDR.。
最初やろうとしなっかった面々も次第にもう1度という事になり、
やはりパーティーにダンスのゲームは結構いい。
12時半を過ぎた頃パーティーもお開き。
子供達も12時過ぎまで起きて付き合っていた。
子供は赤ちゃんだけなのに楽しかったのかな?
だんなへ。ちょっと飲みすぎじゃないですか?

 

11/3 (日)

宏人のホッケーが1時と5時、2試合。
3時には研人のサッカー。
今日はAwayで片道1時間のFredericksburg。連続射殺が2件あった所。
行きも帰りも順調だったが、グランドが見つからず。
早く着いたのでたまたまそこでやっていた、大人のゲームを観戦していたが、コリャ上手い。
河川敷の観客席もないグランドだが、プロみたい。
と、そろそろゲームの場所を見つけなくては。
だいたいの場所は地図で調べてあるので、サッカーコートのありそうな場所2~3をまわる。
見事集合時間通りに到着。
日差しの暖かい午後の公園。ただしあくまで平地なので、Video撮りには不向き。

研人は前半ゴーリーでスタートし、零・零で前半終了。
研のチームも上手くなった。密集してしまう事が多いが、スピードが宏人のリーグとは違う。
Sweaperがあれだけ信頼できるようになったのだから、
ゴールエリアから出て積極的にやりましょうね。

後半はセンターFW。たまたま宏人と同じポジション。
2人に同じアドバイスをするが、宏人の方が消化しているようだ。
研人はどーしても自分のエリアから外れられない。
だからボールにタッチする回数が極端に少ない。
スローインの時もじっとセンターにいる。
客席の近くのプレーの時具体的に指示すると、それからの動きはよくなり、
自分でもそれを感じたはずなのに、「だって誰もセンターにいなくなっちゃう」
とコーチの指示に反する事を後ろめたく感じている。
トルシエ向きだな。<By 宏明>

宏人の1時のホッケーゲームの相手はU15(14・15歳)の女子チーム。
宏人のグループ はU13。
女子チームはこのエイジグループで2チームしかないらしく、急きょ練習試合となった。
結果は11-0の圧勝。男の子と女の子こんなにも違ってくるのかと・・・。
それでも飛ばされている宏人って・・・?
まあThe First Goalはきみだったけどね。

5時のゲームはタフそのもの。
全ピリオド通して1点を負い続ける好ゲーム。
追いついても追いついても引き離されて、結局9-10で負けちゃったけれど、
ほんと面白いゲームだった。
第1ピリオドでは良い所の無かった宏人、後半に入ってどんどん調子を上げ
今日は2本ゴールを決めた。
最初のシュートはドリブルでかわした後だったからかっこよかった。
今度遠くからのスナップショットもできるようになるといいね。

こうして二手に分かれてゲームの運転手兼応援観戦。
絵里はどれにも見に行くことなく、家でコンピューター。
(実は何をしていたか知らない)
彼女もサッカーをやらせてれば良かったなんて思ったりするけれど、
3人のゲームの送り迎えは無理だった。
私はサッカーでもホッケーでも思いっきり大声出してストレス解消(?)。
以前はお願いだから日本語で言わないでなどと、宏人に言われたが
今では英語の方が応援しやすい。
これまた月日が流れたなあ~。

 

11/4 (月)

全室暖房が入っているというのに、朝はやっぱり寒くて起きる気がしない。
でも絵里は5時45分にしっかり起きて身だしなみを整え、
自分でランチを作り(だいたいピーナッツバターかチョコのサンドイッチ)
6時45分に出かけて行く。
鏡の前に 座っている時間が長くなっているのもお年頃のなせる業。

だんな様はスナイパーが捕まって送らなくなった。
そのため7時30分を過ぎても起きてこない。
絵里も宏人もお父さんの顔も見ずに学校に行くのはよくないと思うのだけれど・・・。
毎日夜も遅くて顔を合わさず朝もではねえ~。
でもゆっくり寝られる時に早く起きるのはかわいそうとも思うし、どうしたもんかな。

宏人放課後パーティー参加。
こちらの学校ではよくFundraising(資金調達)を行う。
今回は学校のPTAが包装紙やクリスマス用品を売っていて
その売上金の何パーセントかが学校にいくシステム。
宏人は12点を申し込んだので今日のパーティーに行くことができた。
と言うよりも、パーティーに行きたかったから12点申し込んだという方が正しい。
このパーティーいろいろな物が当たるらしく、上は350ドルをあてた人もいるそう。
宏人は手のひらに入るサイズのラジオとアルマジロのマスコット人形それと1ドルをもらった。
くじのほかにもたくさんのゲームで盛り上がったそうで、行けて楽しかったみたい。

今のWoodbridge Middle School、どうもとっても厳しくてほとんど休み時間も無く、
すべてに軍隊調で息抜きして楽しめる時間が余りにも少ない。
カリフォルニアで絵里が行っていた中学(Bret Harte Middle School)とだいぶ違う。
そして宏人は未だにカリフォルニアに帰りたがっている。
とにかく今の学校が嫌い。

宏人は帰って来たと思ったら今度はホッケーの練習。
おやつだけ食べて出かける。宿題も何もせずに。
・・・・明日お休みで良かったね。

 

11/5 (火)

学校が小中高ともTeacher's work dayのためお休み。
今日は中間選挙と知事選もあったが選挙権を持たない私達にはどうも遠い話。
それよりも家から5分のところであった狙撃事件が我々には問題だ。
この狙撃事件は先週の金曜日夕方4時30分に
16歳の少年がショッピングセンターの駐車場で撃たれた。
死には至らなかったものの、重体。
犯人は19-20歳の2人の青年で、2日後逮捕された。

この事件の背景は未だ明らかにされていないが、
そこここで銃が発砲される社会にやるせなさを感じる。
鹿狩りも解禁となり、森の多いこの地域、さらに銃による事故や事件が増えないかと 心配。

絵里は中学時代のお友達7~8人で映画へ。見たのはまた"The ring"
人のいい絵里は皆が見たいと言えば"That's OK."
そしてモールでショッピングも楽しんできた。
それではと、宏人・研人を連れ私達も映画へ。
この辺一体全部学校がお休みとあって映画館はいっぱい、駐車するのもたいへんだった。
見たのは"Santa Claus 2"
ディズニー映画だけあってわかりやすく、ハッピーエンディングのいいお話。
小さい子が多かったけれど私にはこういう映画が一番。
ちなみに大人6ドル、子供5ドルって激安よね。

だんな様は今日も11時近くのお帰り。
火曜日は日本とのテレビ会議とかで、早くは帰れない。
明日からのカリフォルニア出張準備もしなくちゃなのにね。(私は何もしない・・・ ?)

 

11/6 (水)

研人の学校では今週・来週はConference(個人面談)Week。そのため今日は早帰り。
どんよりと雲が立ち込めていると思ったらまた雨。
紅葉もどんどん色を変えて色あせてしまう。
私を置いてきぼりにして季節が変わっていく。
こんな感覚カリフォルニアには無かった。
そしてなかった四季がここバージニアにはある。

この前集まったキャノンの人たちはカリフォルニアよりバージニアの方がいいって言っていた。
こんなに違う気候や環境、住むところどころで
人々の考え方や思考経路ってずいぶん違うのだろうな。

中間選挙と知事選はブッシュの共和党(Republicans)の圧勝。
民主党(Democrats)は大きく議席を落とした。
こんなに広く気候も違うアメリカの中で全国的に画一的にイラク攻撃に賛成のアメリカ人は多く、
それを証明したようなこの結果。
Sept.11の後の星条旗一色の町並み・おどる報復(Revenge)と正義(Justice)の文字に、
ここに住んでいることに違和感を感じた。
私はとても異端。
近所の人や知り合う人の多くはみな軍関係、世界が違うと思わず引いてしまう。
でも少なくともカリフォルニアでは考えなかった事をまじめに考えるようになったのは、
決して悪い事ではないだろう。

だんな様は今日からカリフォルニア。
着くのはこっちの午前3時過ぎ。
国内出張とはいえ、3時間の時差ってきついよね。
エコノミー症候群も心配だし・・・機中深い眠りについたら駄目よ!

 

11/7 (木)

前庭の花もみんな枯れてしまった。
そろそろ花壇の手入れをしないといけないな。からっと晴れないかな。

研人今日も早帰り(1:30)。
絵里は放課後、Gymnastic(体操)のConditioning(柔軟や筋肉トレーニング)。
来週ジムのTry out(入部テスト)を受けるそうだ。
もう1年以上もやっていないのにだいじょうぶかな?
それでも次々楽しめそうなものを見つける絵里はたくましい。

宏人は5時からサッカーの練習。5時からではほんの30分もできない。
今週末でシーズンが終わるので今日が最後の練習。
研人は7時からライト付きのフィールドで練習。7時はかなり寒い。
それでもフィールドにはたくさんのサッカー少年・少女達。
何かのゲームでもあるのかと思うほどそこだけ人がいっぱい。
サッカーに一生懸命な人っていっぱいいると改めて感じる。

そのいっぱいのサッカー少年達の中に、この春まで研人がいたチームも練習していた。
思わずどんな様子かみる。
研人によれば前のコーチと今のコーチ(Andy)が研人のことを見ながら何事か話していたそう。
研人も何を話したのか気になる。
前のチー ムのコーチはかなり研人のことを気に入ってくれていた。
そしてチームを去ると告げたときもかなり引き止められた。
しかしどうしても彼のやり方が好きになれずチームを去り、新しいチームを探した。
そして見つけたのが今のチーム。
決断が遅かったので各チームのTry outはすでに終わっていて、新チームを探すのは大変だった。
それ でも前のチームは辞めたことに後悔はなかった。
・・・なんかプロのサッカー選手がチーム探しているみたい・・・

夜の運転は大嫌い。だから冬は嫌い。
夕方のラッシュの時間でもう真っ暗だもの。
その点夏は9時近くまで明るいから好き。
夜道を行ったり来たりしていると、ほとほと疲れる。
もっと楽に運転できないものかな。

 

11/8 (金)

一週間があっという間に過ぎていく。 Town & Country(ミニバン)のオイルチェンジ。
ブレーキパッドもトランスミッションも修理が必要と言われる。
締めて$350ほどかかるそう。
もう走行距離も33000マイル(53000キロ)を越え、そろそろいろいろと出てくるのかな。
それにしても買ってまだ2年半、店の人は「新しいの買ったら?」なんて冗談に言うけれど
車ってお金かかるなあ。

絵里はまたGymのConditioning。体中が痛くて仕方がないらしい。
Conditioningに参加・来週のトライアウトを受けるのもジムをやっている人ばかり。
みんなBackflip(バク転)なんてお手の物。
そんな中で絵里は何でやりたいのか。その答えはとてもショックだった。
「早く帰ってきて日本語の勉強をしたくない!!」
目的がジムをやる事にあるのではなく、日本語から逃げる事だったのだ。
通常ホームワークやスポーツなどがあって忙しいときは一切日本語の勉強をさせていない。
そこで考えた絵里の業(?)
勉強を好きでやってやっているとは思っていなかったけれど、
強制されないものは何とか逃げようとするのは、なんとも悲しい。
日本語学校に行かせなかったのは失敗・ ・・?
ーそうは思いたくないー

研人は今日もナイター照明付きのフィールドで練習。
彼がやっているような1年を通じてできるスポーツはいい。
今の研人からサッカーを取る事なんて考えられないもの。

 

11/9 (土)

朝8時半だんな様お帰り。
私は飛行機で夜を明かすなんて考えられない。
仕事と割り切ってやっている彼ってすごい!!
そして、そんな彼に再三寝るように言ったのに、かえってうるさがられただけ・・ ・。

午後1時15分、だんな様は午後2時半の宏人のゲームに家を出る。
結果は0-2の負け。
宏人は練習中に肘と膝を痛めたにもかかわらず、フル出場。
結構頑張ったそうだけど・・・。
この宏人の怪我なんとも宏人らしい。
ゲーム前の練習中ボールを追いかけていて深追いし、
運悪く置いてあったバックにつまずき、したたかに肘と膝を打撲。
思いっきり走りこんでいたとみえて、殺傷もひどい。
でも余りにかっこ悪いので痛がる事もできず、つらかった様子。
家で傷を見たときはびっくりした。

午後2時、研人の3時のゲームに出かける。
相手はこの秋のリーグで負けなし、取られた点数は1点という強敵。
研人は前後半通してのゴーリー。
好セーブを連発してみんなの拍手喝さいを受けた。
極めつけは、ディフェンスが振り切られ1対1になった時。
飛び出して体を倒して止めようとし、相手にゴールを割らせなかった。
それでも力の差は歴然。0-2で負けちゃった。
この2点きれいなクロスを決められているのだから仕方がない。

試合後負け試合でも、研人は満足そう。
また少しゴーリーが好きになって、一時の自信喪失から立ち直ったみたい。
研人と私が家に戻ったのが5時半。
宏と研がシャワーを浴びたところで、絵里のリクエストのSpringfield Mallにお買い物。
週末は宏・研のゲームでほとんど絵里のやりたい事をしてあげられない。
そう思って出かけてみたが何も見つからず
欲求不満が残っただけのウィンドウショッピングになってしまった。

絵里「時間が短すぎる!!」 そうそう絵里はスケートさぼり。
2日間のジムが効いて、とても滑れる状態ではない。
問題のジムのトライアウト、だんなに言わせると
”どんな理由にしても運動しているのはいい”との意見。
果たして絵里はどうするつもりかな。

 

11/10 (日)

宏人プレイオフのホッケーゲーム。
今日から勝ち抜き戦。勝たないともうゲームはないという大事なゲーム。
けれども宏人は昨日の怪我で膝が曲がらず、肘の腫れもまだひどいのでゲームに出られず。
(家でギアーをつけたうえ、やれるかどうか確認、本人がこれでは迷惑掛けると断念)
それでもゲームは見たいと言うので宏人をドロップオフして、
研人の秋のリーグ最後のゲームへ向かう。

今日はなんとしても勝ちたいゲーム。
前半、研人はゴーリー、好セーブもあって両者ゆずらずの展開、
最初の1点が大事と思った途端、相手にゴールを決められる。
悔しさがにじむ。
私「あれは無理、取れないわ。」
だんな「ありゃとれたな」 だんなは求めているものが高すぎる。
研のゴーリーずいぶんいい。

後半、研人センターフォワードで登場。
つまらないディフェンスのミスで2点目を入れられた直後、
今度は相手のミスキックからまわってきたボールを研人がシュート。
ゴーーーール。
この後Metro Stars(研人のチーム名)が押し気味にゲームを進めるが点が取れない。
そうこうする内にまたディフェンスのミスで相手1点追加。
これでゲームが決まってしまった。
研人はフル出場でいい動きをしていた。
試合後、ラインズマンをしていただんな、レフリーに息子の出来を褒められる。
研人も自分の動きに満足。
しかし秋のセッションの成績は、2勝4敗3引き分け・・・
勝てる試合で引き分けているのが痛い。
このチームでトロフィーを取るのは難しいかもね。
(以前いた2チームでは多くのトロフィーをゲットした)
それでも研はこのチームにいる事に満足している。

宏人のホッケーチーム(Penguins)は3-11の大差で負け。
何故か今日の大事な試合に7人しかメンバーが集まらず、
前回前々回と楽勝しているチーム相手に負けてしまった。
それでも宏は後悔なし。

夕方からだんな様は出張者の面倒をみに出かける。
この出張者なるものちょっと曲者。
会社が車を借りるのを禁止しているものだから、
こちらの人間が手となり足にならなくてはいけない。
車が唯一とも思われるアメリカ社会(実際にはバス・電車もあるけれど)、
レストランにもいけやしない。と言うわけで、交代で出張者のお世話をしているらしい。
なかなかたいへんだよねえ~。

そして宏人は、お友達(Eric)のところへお泊り(Sleep over)。
寝袋を持って出かけた。
明日はVeterans Day(復員軍人の日)で学校はまたお休み。

 

11/11 (月)

それにしても、ものすごい雨風だった。
土砂降りと言う言葉ではとても言い尽くせない雨と風。
トレーラーハウスに住んでいる人はどうしているんだろう、
そして確固たる家のあることに感謝しながら、うとうと眠りに着く。

朝のニュースでテネシー他いくつかの州でのトルネード被害(死者30人以上)を報じている。
自然の力ってすごい。とても人間には太刀打ちできない。
これを先人達は神の怒りと感じたのも、うなずける。
Veterans Dayで休日。でもだんな様は通常通りお仕事。

宏人がEricのところから帰って来た。
昨晩は寝入りばなに咳が止まらず困ったとの事。
(この時はまだ嵐は来ていない)
出かける前にも「息がなんか苦しい」って言っていた。
全く咳は出ていなかったので そのままお泊りに出した。
しかしセンシティブな宏人の体が、この大気の大暴れを察していたのかもしれない。
(アメリカに来てから1回も喘息の診断を受けたことはないのに)
宏人は妙に動物的な勘が働くところがある。
それでも、寝入ってからは全く昨晩の暴風雨を知らないところがまたすごい。

宏人、矯正歯科へ。また少し閉めなおした。
その後Potomac Mill Mallへ。
前回の買い物のフラストレーションを取り戻すべく絵里はショッピング。
広いモールを一通り回って「今日のところは満足」との事。・・・今日のところ?

絵里の被服費は1年間で300ドル。
どのように遣おうが勝手だが結構大事に使わないと1年もたない。
すでに今年の分はほとんどない。後は自分のお小遣いで買わないとね。
この方法を取るようになってずいぶん考えて服を買うようになったから
(時間がかかりすぎるが・・・)、いい方法だったと思う。
しかし宏・研には、やっていない。
まだ少し早いような気がして・・・
まだまだ2人は幼く思える。

 

11/12 (火)

腰が痛い。どうした事だろう腰が痛くて動けない。
立っていても寝ていても、こうしてコンピュターの前に座っていても腰が痛いよお。
今日は一日おとなしくしていよう。

研人のConference(個人面談)
今年の先生Mrs. Dillonは個人面談で当事者である子供も同席して良いと言う事で、
研人も一緒に3者面談。
1学期(4学期制)の成績表ももらっての面談。
ストレートA(オール5)面談の内容も彼に対する賛辞ばかりで、
聞いていてこちら が恥ずかしくなるほど。
こんなに褒められっぱなしのConferenceも初めて。

先生に「何か注意する事もおっしゃってください。」
と言っても考えた末に「彼はほ んとにパーフェクトです」だって・・・?
あんまりそういわれると親としては Teachers Pet(先生の子分?)と
友達にいじめられないかと少々心配。

絵里は結局ジムを始めた。
これが彼女の決めた事ならと、私もせいぜい送り迎えさせていただきましょうか。
それにしても冷たい雨。 研人のサッカープラクティスは中止。
宏人のArt Classはお休みさせちゃった。
・・・(腰がどうにも痛くて)木曜日に代わりに行かせるとしよう。
明日は治っていますように!

熱を出しながら仕上げた研人のブックレポート。(小さくて読めないでしょうが)

11/13 (水)

木枯らしの吹く季節とは今日のような日をいうのかなあ?
紅葉を楽しめたのは、ほんの1週間ぐらいだったような気がする。
今はもう木々が茶褐色になってなんとも寒々しい。
今年は大雨・大風で木々がきちんと色付く前に落ち始めたし、
赤い葉も少なく彩が地味だったような気がする。

研人 矯正歯科へ。
Expander(上あごを広げる器具)をはずし、下の歯にブレイシスを入れた。
しばらくは痛みそう。
私の腰はだいぶ良くなった。まだ違和感はあるものの、もう大丈夫。
結構治りが早い ・・・まだ若い?
ぎっくり腰っていうのだったのかな?あ~あこわかった。

 

11/14 (木)

久しぶりの穏やかないいお天気。
木曜日で研人は早帰り。
前庭の落ち葉拾い、去年は3ヶ月ぐらい続いた落ち葉拾い。
今年は木によっては1回の雨風で全部の葉を落としてしまう木もあって、
落ち葉集めは楽に済みそう。
研人がせっせとくまでで集める。
隣のGarrette(5歳)も手伝ってくれて5つの大袋があっという間に出来上がった。

宏人のサッカーとホッケーのシーズンが終わったので余裕のある毎日
・・・と思っていたら、宏人は帰ってきてから2時間以上ずーっと本を読んでいる。
(帰ってきてからすぐトイレ、そして座り込む事1時間この時もずうっと本。
お尻がいたくなっちゃうよお)
こんな時は声をかけてもだめ。一切答えない。
やっと重い腰を上げて宿題を始める。今日もたくさんの量。

絵里と宏人のレポートカード(通知表)が来た。
絵里はまあまあ。Language(国語)は難しくて”A”は取れないと宣言してしまう。
もう何のアドバイスもできなくて、ただ「本を読め」と言ってお茶を濁す。

宏人 やっぱりかなり下がった。本人も少しは気にしている様子。
Mathの”B”はまずいよ。
飛び級のクラス(高1の算数)に入っているので、
カレッジを決める際に、この成績が考慮されるから。
Civic(社会)では、議会とか市民権とか(私には?)難しい事を勉強していて
毎日、この宿題に費やされる時間も多い。

絵里はこの科目を学んだ事が無く、何の助けもできない。
・・・州または学校によって習うものが全く違うのは転勤族にはつらい。
絵里や宏人はカリフォルニアのゴールドラッシュやミッションはよく知っているが、
バージニアの歴史は全く知らない。
低学年で学ぶべき事を学んでいないので高学年になってから聞いても
何がなんだかわからない事はよくある事。
ちなみに絵里はWorld Historyを2年連続(7年と8年)で勉強した。

研人サッカープラクティス。
今週末のトーナメントに向けて最終調整。
でも途中で照明が切れたりして、ろくな練習できなかったみたい。
果たしてどんなゲームになる事やら?
車の中で他のスポーツも勧める私に対しての研人の一言。
「研、サッカーが好き。ほかのはあんまり。」

 

11/15 (金)

早くも金曜日。11月も半分を終わってしまった。
今日も小春日和のようないいお天気。

3:00PM 昨日の連絡通り、オーナーのMarkが玄関正面上の屋根との境
(3 mはあると思われる)のペンキ塗りに来た。
延長はしごをどこからか借りてきたMarkは、
玄関ポーチに汚れ防止のカバーをかけて、今日も陽気に作業を始めた。
が、思ったより簡単ではないらしい。はしごが目的の場所まで届かない。

そこで帰って来た宏人も手伝って、はしごをまた引き伸ばす事数回。
簡単に「押せ」 だの「持ってろ」だの言うけれど、こちらはまだ背中痛
(腰痛から背中に代わった)。”ちょっと待ってよお”
宏人が居てくれて良かった!!

研人も帰って来た。 4:15PM 宏・研にMarkの手伝いを任せて、絵里をGymまでお迎え。
(月 ・金は学校ではなく、Gymのクラスで練習)
4:50PM 帰宅、Markが後片付けをしている。
5:05PM そのまだ働いている彼を残して(申し訳ないと思いつつ)
宏人のサッカーチームの打ち上げパーティーへ。
コーチからそれぞれの選手への言葉と、メダル。
もう何回もこういうパーティーに出ているけれど、やはりいいもんだねえ。
このチームで知り合ったMary(日本人とアメリカ人のハーフ)とJim。
彼らと日本語英語のちゃんぽんで話が弾む。近いうちに遊びに来てもらおう。

今日のパーティはJerry&Sub。
ここってチェーン店なのだが今日初めて来たお店。
注文したものLarge Pizza 2つ・8 inchのSub(ホットドックのパンのサンドイッチ)・
フレンチフライそれに飲み物3つ。
Large Pizzaのサイズがわからなかったので$6.99という値段から2つ頼んでしまったが、
来たのは直径40cmの大きなピザ。受け取る時に思わず笑ってしまう。
1つは持ち帰りように詰めてもらった。
アメリカに来て8年、まだこんな間違いしているのよね。
$6.99であの大きさであのおいしさ。Jerry&Subが混んでいるのも納得。

絵里も持ち帰りのピザが夕飯。それでもまるまるLarge Pizza1個残っている。
だんな様は久保田さんの送別会。何を食べてくるのかなあー?

 

11/16 (土)

研人の予定されていた今日明日のサッカートーナメントが雨で中止。
研人はもちろん、私達親もなんとなくがっかり。
子供たちのゲームの観戦をするのが結構楽しみになっているのを知る。

雨は1日土砂降りの状態、ここまで降るとあきらめもつく。
となると、まずは日本語のお勉強。
あいかわらず抵抗している宏人も含め、3人ばっ ちり(?)日本語を学ぶ。

Manassas Mallにお買い物。
この頃しばしばショッピングに連れて行ってもらえるので絵里はご機嫌。
少し貯まったお小遣いで今日はブレスレットをお買い上げ。
(全然セールになっていない物を何のためらいも無く買っている・・
若い子は違うなあ~ 私をけちと言うのも当然か!)

その後宏人のバースデー祝いの寿司。
(誕生日というと恒例になりつつある)
所は空港近くの”味覚”・・・この辺では一番おいしい日本食や。
家から1時間程のところにある。

今回の皆の食べっぷりは力が入っていた。まるで何日間か絶食したよう。
(ちゃんとお昼も食べたのだけどね)以下はその制覇したメニュー

寿司にぎり(18個)2人前 ・寿司追加
(甘エビ2、梅しそ巻き、かっぱ巻き、手巻き納豆、太巻き) ・
マグロ山掛け ・イカ納豆 ・コロッケ ・味覚かも ・わさびシュウマイ ・
とんかつ ・ぎょうざ ・しゅうまい ・刺身定食 ・揚げ玉うどん

締めてサービス料入れて$165・・・これって安い?高い?
今日は皆好きなものを心置きなく頼んだから、大満足。
うちのだんな様って太っ腹。
「何でも好きなもの食べなさい」なんて言っちゃってかっこ良かった。ホント。

ここに引っ越してきてから3人ともお友達を呼んでのBirthday Partyを開いていない。
宏人はまだまだカリフォルニアの友達を恋しがって・・・。
それで も江戸川台や柏そしてCAからメール等が届き
こうして家族で祝えるのだから幸せ。

 

11/17 (日)

今日もずうっと雨。なんだか冴えないなあ。
何の予定も無く朝寝坊。
だんなは宿題(仕事)でずっとコンピューターとにらめっこと思ったいたら、
車の修理で外だった。(スピーカーの調子が悪い)
いつそういう機械的なことって覚えたんだろう?聞いても明確な返事はなし。
『電気的なことではないかと・・・宏明』

宏人と研人が壊れたステレオセットを分解して遊んでる。
そういうことでいろいろなものが直せるようになるのかな?

”Santa Clause”をDVDで見る。
この前見た”Santa Clause 2”の前の作品。
主演のTim Allenが、なかなかいい。
子供達がサンタが誰かを知ったのは、絵里は5年生宏人は4年生の時。
研人は去年の時点でまだサンタの存在を信じてた。
今年はもう知ってるかな?
皆友達からいろんな事を聞いてきても、その存在を信じたかったのか、単にピュアだったのか
(はたまた 信じてるふりをしていたのか、)
ずいぶん大きくなるまで信じていたものだ。
そして私達も子供達の質問にいろいろ楽しませてもらった。

ある時はクッキーが置いてあって「これあげるから、サインして」とか・・・
”サンタの事を知る”って1つ大人になってしまう悲しさみたいなものがある。
こうしてだんだんいろんなものを失い、違ったものを取り入れていくのが
大人になるって事?

 

11/18 (月)

Happy Birthday Hiroto !!!

宏人もついにティーンエイジャー。13歳。
宏人の誕生に際し、来週遊びに来てくれる江戸川台の母や今は亡き柏の母が
オランダまで駆けつけ助けてくれたことを話す。
また「そろそろお風呂にしなくちゃ」と私が言うと、
まだ2歳半だった絵里がテーブルをよじ登り、赤ちゃん用のバスタブいっぱい水を入れた事や
ミルクの時間と思うと哺乳瓶を持ってきてミルクを作ろうとした話も出た。
とても13年前の事とは思えない。

いろんな事があったのに記憶に残っているのは、ほんの一部。
もっと前から日記をつけていればよかった。

今年のわたしたちからの誕生日プレゼントはプレーステーション2。
どうしても欲しくてすでに9月に手に入れてしまったプレゼント。
それでも今日はメモリーカードをもらったので(昨日だんなが買ってきていた)
早速いろいろメモリーを入れてゲームに夢中。

だんなは今日も早く帰れない
(子供の誕生日にまともにいた事が無い、何故か出張あるいは食事会、仕事がある等等)
が、アイスクリームケーキで再び誕生を祝う。

研人からはスケートボードのウィールの形の鉛筆削り。
この前のショッピングで宏人のボードの柄を見つけたと喜んで買ったプレゼント。
絵里は・・・?

宏人の身長の伸びは昨年からわずか2cm。体重は3kg増加の40kg。
本人もあまりに大きくなっていないので笑っている。
おなかは結構たっぷりしてきたのだけれど。
ぐんと背が伸びる日が来るのだろうか?
ますます個性的になる宏人に幸多かれと祈る。

 

11/19 (火)

サッカーもホッケーも秋のシーズンが終わって少し中休み。
次のシーズンは研人のインドアサッカーが1月初め、宏人のサッカーは3月終わり、
ホッケーは12月からそれぞれ始まる予定。

今年の秋のサッカーは狙撃事件はあるし天候には見放されるし
最後のトーナメントまで中止では、なんとも冴えないシーズンだった。
ホッケーも最後のプレイオフに出場できず、なんだか尻切れトンボ。
突然何にもない状態になって変な調子。

絵里のジムは4時半には練習が終わるのでお迎えも楽。
バレーボールの時と全く違う。
絵里はバレーボールの打ち上げパーティにも出たがらない。
よっぽどコーチ連がいやだったのだろう。

研人矯正歯科へ。
先週金曜日(11/15)にワイヤーが一箇所外れたので急きょ診てもらった。
途中の歯が抜けているので取れやすく、またワイヤーが少し短かったので取れたそう。
硬いものを食べたせいと思っていた研人、怒られず逆に謝られてほっとしている。
(あくまで気が小さい)

私の腰全快。明日からまたフィットネス行けるぞ。ヤッホー。

 

11/20 (水)

穏やかな気候、こんな日が続くといいなあ。

子供達何のアクティビティーも無く、定時に帰宅。
National Geographic Societyの発表した青少年(世界9カ国の18歳から24歳) を対象にした
世界の地理の知識度調査の結果に愕然とする。
アメリカの青年の42%がアルカイダの本拠地”アフガニスタン”を知らない。
さらにその位置を答えられたのはわずかに17%。
またイラクの位置に至っては13%の 正解率。
何なんだこれは!!

来る日も来る日もアルカイダの話題ばかりだった(今はイラクの話ばかり)のに、
それがどこの国から来ているか、関心が無いのか?
米国民の70%がイラクへの攻撃に賛同していた(少し前の話)。
その米国の若者がイラクの場所すらわからない。
いかに自国の利害(自分の立場)だけを考えているか、よーくわかる数字だ。

結局アメリカ人の多くは、アメリカ以外の国などあまり関心がなく、
ただ単に不利益をこうむるあるいは自尊心を傷つけれられることに対してのみ
敏感に反応しているだけのような気がする。

最近”God Bless America”の文字を見るとむしょうに腹が立つ。
この言葉同時テロ以来頻繁に目にするが、
何故”God Bless World” ではなくて、”God Bless America”なのか。
Sept.11の直後は大惨事から立ち直ろうと
一致団結している国に尊敬する気持ちを持ち美しさを感じたが、
私の中で何かが違うと思い始めてから、それがどんどん雪達磨式に大きくなってきた。

そしてこの調査。これがアメリカの本質だと思わないといけないのか。
こうしてこの数字にショックを受けた私は帰って来た子供達に質問。
絵里・宏人は難なくクリアー。研人はよくわかっていなかった。・・・SHOCK!
あんなに家で話しているのに理解していなかったとは・・・。

この手の話は、宏人が一番強い。
彼はNational GeographyやTime, US Frontなどの定期購読している雑誌もよく読んでいる。
絵里にはもっと読んで欲しいのだが、彼女は 興味がないらしい。
研人もぱらぱら見ているけど、全然記憶に残っていなかったという事か。
子供達に、数字に表れるような典型的なアメリカンにはなって欲しくない。
せつに思う。

 

11/21 (木)

学校から帰ってきてすぐに宿題を広げ今日は落ち葉拾い・科学の付録の組み立て・日本語・テレビ・ゲームetc・・・次から次へとこなしていく研人。
自由な時間が山ほどある。

それと比較してしまうのはいけないと思いつつ・・・ 宏人のペースにどうしてもついていけない。
彼は、何をしているでもなく時間が過ぎていく。
宿題開始も帰宅2時間後はざら。
できるだけ文句を言わないように努めているつもりだけど、気がつくとお小言ばかり並べてる私。
宏人が自分の気持ちを表現しているとやけに気に入った言葉がこれ。

"The time you enjoy wasting is not wasted time"

日本語にしてみると、
”何もしないで楽しんでいる時間は、時間を無駄にしているのではない”
とでも訳すのか。
その心理わからなくもないけれど、いつもその後忙しくなってやらせたい事、やりたい事ができない。
日本語の勉強・家の手伝い・映画を見る等々のエクストラ部分が何もできない。
このため日本語は3人の中で一番劣っているし、
家の手伝いをしたことで得られるお小遣いも手にする事ができない。
見たい映画のビデオもたくさんあるのに、いつも宏人待ちの状態。
(皆そろって見ているため)
こんな宏人を生き生き生活させようとスポーツやアートのクラスにも行っているが、
予定が詰まると忙しいだけ。
彼にとっては本末転倒なのか?

13歳になって始めた事1つ。
モーニングシャワー。今日で4日目。
起こされる事もなく自分から浴びてる。
いつまで続くかわからないけれど(本人もそう言っている)
こんなところから変わっていくのかな。

 

11/22 (金)

一週間があっという間に過ぎていく。

絵里は学校から直接Feather Stoneのジムへ。
Junior(11年生)の子が彼女の車で連れて行ってくれる。
こちらの高校は学校に自分の車で行く事ができ、
学校にはおよそ700台(?)ほどの駐車場も完備されている。
絵里も15歳半となった今、親の許可があれば、免許を取る事もでき、
有免許者同乗の上車に乗る事もできる。
しかし高校生の事故も多く、絵里にはまだまだ免許を取らせたいとは思わない。
(本人は取りたいが)
先輩の友達に、乗せてもらっている事も私には心配。

バージニアに引っ越してすぐから飼っていた絵里のハムスターが死んじゃった。
カリフォルニアにいた時、子供達1人1匹合計3匹のハムスターをお友達から頂いた。
子供達それぞれ良く可愛がって、手の中で寝てしまうほどになった。
そのハムスターが引越し間際に出産。
突然の出産とベイビーハムスターのつるつるの茶褐色の肌。
初めての新しい生命の誕生に大騒ぎだった。
結局ベイビーハムスターは合わせて10匹ほど。
(出産後すぐまた身ごもり出産。異常な繁殖力に、どうなってんのてな感じだった。)
子供達の3匹のハムスターを残し、残りはお友達にもらってもらったり
ペットショップに持って行ったりして処分。

さて引越しの日。それぞれのかごを持って空港へ。
電話で問い合わせ確認済みのハムスターの持込を認めてもらえず(ごねる事30分)、
タクシーで近くのペットショップまで持っていった。
後に残ったのは空のかご3つ。くやしかった。

そんな事情でここに越してきてすぐにハムスターを買った。(絵里が欲しがった)
でも1匹のハムちゃんになって、みなあまりかまわなくなって
(基本的に絵里が面倒をみる約束だったけど)
かわいそうなことをしちゃった。
死の原因はわからない。
2日前にえさの音にすぐに反応しなかったのを知っているだけ。
この頃からへんだったのか。

生き物を飼うのは難しい。
犬が欲しくてたまらない子供達(ここの借家はペット禁止)だが、
この死をどう受け止めたのかな。

 

11/23 (土)

絵里のアイススケートレッスン。
少しずつできることが増えているとか、絵里は楽しそう。
(私は見ていないので真実の程は?)

裏庭の落ち葉が山のようになってしまった。
バキューム付きブロウワーを購入。
これで掃除機のように落ち葉を吸うことができる。この威力はすごい。
宏人と研人が面白がって、瞬く間に袋がいっぱいになっていく。
こんな便利なもの知らなかったと言ったら、だんな「テキサスでは使っていた」だって。
・・・私は1回も使わなかったから知らなかった。(私の生活ぶりがわかる)

紅葉や落ち葉とは無縁のカリフォルニアに引っ越すとき、ガレージセールで売ってきたそう。
所変われば必要なものも違ってくる。
来週火曜日に来てくれる江戸爺・江戸婆(ごめんなさい)そして真ちゃんを迎えるべく準備。

江戸川台のお母さんが家の掃除をしてくれていて、私が必死に
「もういいです。私がやります。」
と言っている夢を見た。
掃除をしなくちゃという思いの表れ?ちょっと情けない。トホホ

子供達も今か今かと楽しみにしている。
研人は特に待ちきれない様子で使ってもらう自分の部屋の掃除はもちろん、
宏人の部屋まで掃除してる。
アメリカではサンクスギビング・クリスマス・イースター等のホリデーは
大家族と過ごすというのが一般的だが、遠く離れて生活している私達にはある意味寂しい時。
日本からはるばるお越しいただけることに、家族一同、心から感謝します。

絵里は夜7:30からお友達とマナサスの屋外アイススケート場へ。
かなり寒いのに大丈夫かしら。
10時半の今もまだ帰ってこない。

 

11/24 (日)

あと1ヶ月でクリスマス。
街もクリスマスの装いを少しずつ始め、ラジオではクリスマスソングが流れ出した。
サンクスギビングが終わるとさらにクリスマス一色となる事だろう。
午後からマナサスまで日本食の買出し。
来るたびに日本食材が増え、どんどん住みやすくなってきている。
日本人が増えているとは思えないのに。
日本食ブームがこの地にも来ているのかな。

絵里は柏爺から送ってもらった抹茶で抹茶アイスクリームを作っている。
(まだ抹茶はこちらでは買えない)
子供達の食感がどんどんアメリカンになって、ピザやハンバーガーで満足、
日本食を恋しがる事はあまりなくなってしまった。
お友達が来る時はいつもピザだし、学校のランチがおいしいと言って
男2人は最近ではお弁当(サンドイッチ)も持っていかない。
所詮ご飯におかずの日本式お弁当は持っていかないが・・。

とはいっても我が家3人の子達、典型的な日本食は大好き。
お寿司・てんぷら・かつ・丼物・ラーメンなどなど・・・
これらの日本食はアメリカ人にも人気があって、これからもどんどん浸透していく事だろう。
問題は煮物や魚類。
こちらは日々食べさせていないと子供の口には合わなくなっていくものらしい。
ハーフの子供達のほとんどは、これらを嫌っている。
そうならないようにするのが母親の務め?
ちょっとおこったていたら、絵里は少し魚が苦手になってきた。まずいぞ。

今晩は久しぶりに今日買ってきた食材ですき焼き。卵抜きが残念。
またまた欠食児童のように食べている子どもら。
「俺の口に入らない」と言うだんな。
肉の量を心配している研人。
追加で切ったお野菜もあっという間になくなっていく。
充分食べてご馳走様の子供達のあと、私達の食事。
これからもっと食べるようになっていくのが、なんだか恐いような食事風景でした。

 

11/25 (月)

絵里のFeather Stoneでのジム後、Wal-Martへ CDとゲームソフトを買う。
絵里はB2Kの"Santa Hooked Me Up"を購入。
黒人男性4人のラップに近いクリスマス ミュージック。・・・ドラムが効いてて結構いい。

子供達3人音楽の趣味も全く異なる。
それぞれ"My music is best" とかいっているけれど、その音楽の趣向の違いも興味深い。
絵里は基本的にバラード系が好き、最近では黒人の軽いラップにも興味がある様子。
宏人はギターのジャカジャカ音が効いているロックミュージック
・・・私には皆同じ曲に聞こえるが。
研人はさびのないバラードやカラオケに向いていそうな単純な音楽
(Pops等の音楽にあまり興味がないのが実状)

何をしても3人3様。
同じ親から出てきて3人同じように接してきたつもりなのに、こんなにも違う。
もっともっと子供がいたらもっともっと違う個性が出てくるのかと思うと、
もっと子供を生んでおけば良かったなどと思ってしまう。
(だんなが聞いたら逃げ出すだろうが・・・)
研人に妹がいたらどうなっていたかな?なんて想像してみるだけでも楽しい。

だんな様は、ここの所早く帰ってくる。
皆と一緒にご飯も食べられる。・・・とってもいい。
が、だんな様は食事中に、うるさすぎるとみんなに注意。
というのは、全員が自分勝手に自分のしゃべりたい事ばかり話して、
英語・日本語めっちゃくちゃの会話をしている。
話はどんどん飛ぶし、自己主張から声も大きく、
仕事でお疲れのだんなには、わずらわしく感じるのだろう。
実際私も気を入れて聞いていないと話がさっぱりわからない。

食事中の英語(単語も)一切禁止ゲーム(だんな発案)もやってみた。
当初日本語がすらすら出ないので静かになり、
日本語の単語を探す作業も入りこれはいいと思ったが、
最近では絵里がもうゲームでのってくる年齢ではないらしく、効果はなくなリ消滅。
子供がどんどん大きくなって、こっちもいろいろ作戦を変えないといけない。

 

11/26 (火)

5:30無事江戸川台我が家にご一行到着。(予定より30分遅れ)
デトロイトで乗り換えで、はるばる遠路22時間の旅。
江戸爺の具合が良くないと聞いていたので心配していたが、
皆さんとても元気で2年ぶりの再会に感激。

宏人は真ちゃんのめがね姿にびっくり。
彼とは4年ぶり?
今日の研人は朝から落ち着かない。
もう楽しみで楽しみで仕方がない様子。
が、夏の柏爺+智が来てくれた時、カリフォルニアを訪問した時の別れの寂しさや
その後しばらく続く虚脱感に怯えているのか、しきりに帰ってしまう日を気にしている。
そして滞在延長を望む。

だんなは空港までのお迎えの後、自宅から電話会議。
だんなも今日は仕事は”もういいよ”てな気分。
電話かけながら、宏人のアートクラスの送り迎えもやってくれた。感謝。

夜は長旅でお疲れにもかかわらず、11時過ぎまでおしゃべり。
変わらない江戸爺婆 ・真ちゃんとの会話。
月日は流れているけれど何も変わっていない。良かった。
今日の夜から冷え込みが増すという。もしかしたら雪?
気温も40度(4℃)ぐらいまでしか上がらないような事も・・ ・。
明日は陽だまりの中お散歩できたらいいのに、ちょっと望めなさそう。

 

11/27 (水)

子供達はいつものように学校へ。
だんなは出張者を送りに朝6:00に家を出た。
真ちゃんにはベースメントで寝てもらっている。
夜中3時にゴーゴーとヒーターが鳴り出し、睡眠不足?
ベースメントで寝るのは彼が最初、どんな感じかと思っていたが、結構大変そう。
何せ枕元にボイラーがあるんだから。
折からの寒波でヒーターもオンオフが激しい。が、慣れてもらうしかないか。 (ごめん)

銀行で換金した後、Safe Way(スーパーマーケット)へ。
コンドローティン等の薬をお買い上げ。
なんと50%引きで50ドルのセイブ。
こちらでの買い物は常に価格チェックが欠かせない。
セールの日を逃さず買い物をしないと大損をする。
その時クーポンのチェックも大事。
新聞の折込チラシや店頭に置いてある券と使うと簡単に何十ドルもセイブできる。
正規の金額で買っていたらアメリカの物価も決して安くない。
私には時間がいっぱいあるからこんなチェックもできるけれど、
忙しい毎日を送っている人は結構損している事もあると思う。

午後からBJ's(量販店)へ。
江戸川台恒例のドライフルーツ等を買っている。
お好きなものは重たいものばかり、大丈夫?
それでもお母さん「もっと買いたいけれど、私我慢してるの・・・」

絵里をFether Stoneにお迎え。
その間江戸婆・真ちゃん・宏・研は裏の公園を寒空の中散策。
江戸婆は徒歩、真ちゃんはスクーター、宏はスケボー、研は自転車。

だんな6時帰宅。どうしちゃったの?
皆で大賑わいの食事。やっぱり大家族っていい。
相変わらず皆勝手な事しゃべっているけれど、会話になってる。
子供達がいつの間にか日本語が多くなっているせいかな?
日本からの来訪者があると日本語力が明らかに上がる。ありがたいことだ。
食後宏人はトランペット、研人はビオラを披露。
まだまだ雑音の域を抜けないのに、喜んで聞いてくださるジジババに感謝。

 

11/28 (木)

Happy Thanks Giving !!

朝10時過ぎWilliamsburgへ車2台で出発。
連休とあって95号線が渋滞。
パトカーもそこここに見られ(これがまた渋滞を招く)、予想以上の交通量にびっくり。
サンクスギビングを家族とともに過ごす人たちの帰省ラッシュか。

3時半Williamsburgの歴史保存地区に入る。
ここWilliamsburgは18世紀にイギリスからの移民の人々によって開かれ、
1780 年の独立宣言までの植民地議会による政治が行われていた時代のまま、
街が残されている。
この街に足を踏み入れるとそこは18世紀。
街並みだけではなく働く人々も当時の衣装をつけ、それぞれの店舗では工具や手順も当時のまま作業がすすめられている。
写真入り年間パス(39ドル、子供19ドル)を手に入れ、
きれいだったであろう紅葉の名残を楽しみつつ街を散歩。

4時半にはどんどん日も傾きだし、5時にはみな閉まってしまう。
開放されていな建物は一般の人々が住んでいるとかで、日本で言うと飛騨高山みたいなもの?
この地区からホテル(Holiday inn Patriot)までは10分足らずのところ、
ではあったがえんえん2時間のドライブ。
というのはホテルが見つからなかったのである。
歴史保存地区をはさんで東に西に。
途中軍の武器置き場(?)で道を聞いたり、
高速道路で前方にいるはずのだんな運転のトラックを見失い、
死ぬほど怖かったりしたけれど、無事7時前にホテルに到着。

・・夜の高速道路を一人で運転したことがなかった私。
同乗の江戸婆・真ちゃん・絵里・研人はもっと怖かった?
サンクスギビングとあってどこもレストランはお休み。
ホテル内のレストランも7時まで終了のところ、頼んで入れてもらった。
(この時点 で7:20) バッフエスタイルのサンクスギビングディナー。
濃い味で残り物決しておいしい物とは言えなかったけど
食べ物にありつけることを感謝しなくちゃね。

"Thankful" 私の好きな言葉。音の響きも良い。
江戸爺婆はお疲れと見え、早くにご就寝。
他は室内プールへ。だんなはジャグジー専門1回もプールには入らなかった。
私は水着も持ってこない。
真ちゃんはやっぱ若いねえ。子供と一緒に泳いでる。
寒かったけれどお天気に恵まれた良い1日が終わる。

 

11/29 (金)

ホテルで朝食の後Williamsburgのプランテーションへ。
私達が行ったのは、Carter's Grove。17~18世紀に栄えた大農園と大邸宅。
ここではタバコのほかリンゴや綿花栽培を中心とした農園を営んでいた。
James Riverと広々とした農園そして豪華な屋敷。

天気にも恵まれて"American Dream"を夢見た人々の魂をみるよう。
しかし忘れてはいけないのが一番の働き手であった奴隷達の存在。
彼らの粗末な住居も残されていてとても興味深い。

昼食後再びWilliamsburgの歴史保護地区へ。
昨日より観光客の数が多く、各建物はいっぱいの状態。
しかしそれぞれ細かい説明をしてくれるので子供達は興味深々。
宏人はちょうど今習っているところ、研人もついこの間学んだところとか。
道理で細かいところもよく知っている。
通訳兼日本語の補足も含めて3人合わせて私には良い案内人。
極めつけは、Capital(植民地議事堂)。
この中でトーマス・ジェファーソンやパトリック・へナリーが意見を交わし、
アメリカ誕生へと導いていったかと思うと、
アメリカの歴史をよく知らない私でも何故か気が昂ぶる。

5時に歴史地区が閉まり、隣接しているこぎれいなショップに立ち寄る。
ヨーロッパの街を散策しているような街並みと店造り。
久々にウィンドーショッピングが楽しい。

夕食はイタリアン。ハウスワインに前菜4種・パスタ・サラダ・ガーリックブレッド。
おしゃれな店での落ち着いた食事に皆満足。
今日も良い1日でした。ありがとう。

 

11/30 (土)

ホテルで朝食後Jamestownへ。
JamestownのSettlementには寄らず、Colonial National Historical Parkへと、向かう。

Jamestownは1699年に首都がWilliamsburgに移るまでの50年間
イギリスの植民地の首都として繁栄してきた所。
Historical Parkはジェームズ川の中洲に位置する島。
曇天・冷たい風のふく中、17世紀の衣装を身にまとったガイドの説明を聞く。
彼女は手に鶏を連れ、聞き取りにくいブリティッシュイングリッシュで
冗談を交えながらの丁寧な説明
(最後の挨拶はしっかりアメリカン・・・これにはびっくり。すっかり役に徹していたのだ)。
しかし、如何せん寒い。
絵里を残して(絵里はガイドのジョークが気に入っていた)、
皆説明を聞くことをあきらめ室内へ。
延々1時間近い説明後、車で島内一周。
ガラスハウスでの当時のままのガラス製造風景を見学後、昼食。
Settlement見学はあきらめ、ワインナリー(Williamsburg Winery)へ。
試飲と見学(6ドル)もあきらめてワイン1ダース97ドルを購入。
家でゆっくり飲もう。一路帰路へ。

もう帰省ラッシュ(帰り)が始まっているのか、交通量は多い。
真ちゃんとおしゃべりしていたらあっという間に家まで30分のところまで来ていた。
が、ここからがたいへん。もう真っ暗で私の走行速度が急に落ちたのだろう、
前方のだんな車を見失った。追いつこうにも道路も混んでいる。無線もよく届かない。
ようやく携帯で連絡が取れた。おち合う場所はHard times cafe(Chilliレストラン)。
着いたときには心底ほっとした。自分で自分を褒めたい気分。

このレストランではビリヤードを楽しみながら、ボリュームたっぷりのチリを楽しむ事ができた。
(江戸婆のスパゲッティーは最低だったみたいだけど)
3日間お天気に恵まれ事故もなく過ごせた。
行けなかった所はチケットの有効期限内に回りたいと思う。
そんな又行きたいと思わせる街・・WilliamsburgとJamestown。
江戸爺のお腹の具合が悪い。
食べたいものも食べられず、昼はサンドイッチのパンのかけら、夜もコーンブレッド2切れのみ。
食べていないので、寒さも余計こたえてしまう事と思う。早く良くなって下さい。

2002年10月1日火曜日

2002/10

10/1(火)

昨晩の状態をそのまま引きずって、朝を迎える宏人。
7時になっても起きてこない。
何回か声をかけるが寝続けようとする。
出かける5分前の7時20分、ようやく下りて来た。
昨日の残りのシチューを流しいれ、慌てる様子も無く出て行った。
彼の最後に帳尻を合わせる術はさすがだ。
”バスに乗り遅れて少しは反省すればいい。”
などと思った私の完敗だ。(笑)

学校に直接宏人を迎えに行き、そのまま矯正歯科へ。
すでにブレイシスの入っている所へ、今度は上歯と下歯を小さい輪ゴムで留める。
食事の時・歯磨きの時以外付けっぱなし。
これで噛み合わせを正しくするとか。全く大変な事だ。

絵里もこれでずいぶん良くなって今はとってもきれいな歯だ。
(現在は、就寝時のみリテイナーをしている)

研人はまだ咳をしてるので、サッカーはお休み。
宏人だけ連れて行く。そしてさらにその後アートのクラスと思っていたけど、
スッケチブックが見つからないので、今日はお休みだ。
このアートクラス。先生はいかにも芸術家といった人。
最近宏人はあまり行きたがらず、果たして続けたものかどうか?
宏人の絵は彼の優しさがとても出ているような気がして私は大好き。
もっともっと描いて欲しいのだけど、結構こだわりの人だから気に入らないと破り捨てちゃう。
こんなところにも、頑固さが出る。
だんな様は、11時15分ご帰宅。

 

10/2(水)

絵里はバレーボールの練習が無かったので(夜Versityのゲームを見に行ったが)
スクールバスで2時半に帰って来た。
なんと部活がないと2時に学校が終わってしまうのだ。
もしバレーをやっていなかったら、彼女は何に時間を使った事だろう。
いや実際11月にはバレーのシーズンも終わる。
こちらのクラブ活動は3ヶ月ごとに やっているスポーツが変わる。
(チアーリーディングや、ダンスのように1年ものもある。)
そしてただいまの時期はバレーボールの他、
フットボール、フィールドホッケー、テニス等が行われている。
彼女は11月以降どうするのだろう?
次に何のクラブに入るか今から決めておかないとね。
コンピューターや友達と映画鑑賞ばかりじゃ困るよ。
とはいっても、入部するのには Try out (入部テスト)に合格しなくてはいけない。
そのため全く経験の無いものや運動音痴(?)の子は運動部に入る事も許されない。
なんとも釈然としない事実がここにある。
このため幼児のうちから、多種にわたってスポーツをやらせている親は少なくない。

3人とも子供たちはよく体を動かしている(運動している)。
私もほとんど毎日エアロビに通って思いっきり汗をかいているし、
夏の間お休みしていたヨガも、10月からまた始めるつもり。
かわいそうなのはだんなさま。
肩の凝るようなお仕事ばかりでストレスいっぱい。
運動といえば週末に家族でサッカー・バレー・キャッチボール
そしてテニスのフルコースをたまにやるくらい。
(その翌日にはきまって体のどどこかが痛いと騒いでる)

そこで今私たち2人のお気に入りはなんていったって"PUMP"
(正しい名称が別にあるが私は知らない)
今日は久しぶりに10時前に帰って来たので遅い夕食の後PUMP。
なかなかうまくいかない宏明氏。ちょっといらついてきた。
(この時点で私のほうがうまい!)
何を思ったのか、スキースタイルと銘打ってステップをとり出した。
途端にどんどんクリアーとなってほとんどパーフェクト。ほんとうまい!!
"スキーシーズンに向けてのウオーミングアップに良い"
とかいって本人もご満悦の様子。
得意なものがあると何でも応用が効くんだな~。
汗をたっぷりかいて最高の気分。
毎日少しでもできる時間があるといいね。

 

10/3(木)

宏人のサッカープラクティス。
コーチが松葉杖で登場。
朝ゲームでキーパーと激突し、ひざを強く痛めたとか。
なんとも痛ましい姿。それでも練習に来なくてはいけないとは、なんとも申し訳ない
(彼は見ていただけで、アシスタントコーチがコーチしていたが)。
サッカーもずいぶん危険なスポーツなんだな~。こわいよ。

絵里の Back to School night に行く。
ホールで校長先生のお話 ・役員の紹介の後、各クラスを回る。
中学校と同じように、生徒はそれぞれ自分のスケジュールで各クラスを回って授業を受けている。
そして中学よりさらに自分の選択の範囲が広がり、
興味のあるものには、貪欲にクラスをとることができる。
絵里は、以下4つのクラス
~算数(Algebra2/Trigonometry)・国語(English9)・ 理科(Biology)・歴史(World History)~
で PRE-IB のクラスをとっていて (IBのクラスでは大学の単位がとれる)
今年このクラスをパスすれば来年IBのクラスに進む事ができる。

大学のこと・単位(こちらではクレジットという)そして奨学金の受けられる成績等々、
私にはわからない事ばかりで頭が痛い。
もっといろんな事調べたりしないと。。。
という訳で、なかなか勉強もきつくなってきているよう。
どの先生も熱心でとてもいい感じだが、一様にきびしい授業内容と1年の計画を話す。

結局、今回の Back to School night では1クラス10分で7クラス
(算数・国語・理科・体育・フランス語・歴史・美術)を回った。
学校はとんでもなく大きく、方向音痴の私はクラスルームを探すだけでたいへん。
そして早口英語の聞き取りはしんどいし、くたくたになって家にもどった。
これで3人分の秋の行事"Back to School night"が終わって、
新たな1年が始まった、てな感じ。

 

10/4(金)

研人は、今週ずっとサッカーの練習をお休みした甲斐があり、
咳も治まり無事フィー ルドトリップ(遠足)に行けた。
場所は Hemlock (Fairfaxの西にあり、George Mason University と County Park がやっている
アウトドアの Education Center)
学校をスクールバスで10:00に出発、5:00の予定が6:00に到着。
心配していた雷雨も無く1日大学生のリーダーの下、楽しく遊んだ様子。

サッカーの練習試合が5:30からあったのだが、参加できず、ちょっと残念。
ここのところ、また暑さがぶり返している。
それなのにクーラーの修理が必要とかで、その費用は1200ドル。
大家さんも大変だ。
賃貸の身、修理をするかどうかもまだわからず、クーラーが使えない。
昼間は華氏85度(摂氏30度近く)湿度もかなり高い。
夜もじっとり汗をかく。
やはり異常気象と思われる。

 

10/5(土)

11:15 絵里スケートのレッスンに行く。
カリフォルニアで3年間 Gymnastic(日本でいう体操)に通っていて
ここバージニアでもやりたがったが、あまりよさそうなところが無く断念。
友達に誘われるまま、3月からスケートを始めた。
Gym で鍛えた筋力と体の柔らかさでみるみる上達し、
一般のクラスを全部早くも夏休み前にパスしてしまった(驚異的な速さであった)。
そして Junior Academy というcompetition (競技大会)にも出られるレベルに入ったのはいいが、
そのレベルの子供たちは、5歳~12歳位の子達で皆スピン・ジャンプを、びしばし決める。
夏のキャンプに1度参加したが、何もできない自分に、かなり打ちのめされて帰って来た。
このレベルに入っている子供たちはかなり本格的にスケートに打ち込んでいて、
専属コーチを持ち、バレーを習い、ほとんど毎日何時間もの練習をする
(かかる費用も大変なもの)。
絵里の”楽しくいろんな事ができたらいいな”程度の思いとスケートへの情熱が違う。
そんな中、週1回だけ30分のレッスンを取っている。
今日は、ルッツ(後ろ向きに滑って、ジャンプし向きを変えるらしい)を習ったとか。
・・・・見ていないのでよくわからないが。
こんな感じのスケートで、どこまで続くかわからないけど今はもう少し続けたい様子。
もうしばらく様子をみてみよう。

3:00 宏人サッカーのゲームへ。今日の相手は勝てそう。
ゲームが始まってしばらくそう思っていた。
が、つまらないところで失点。
その後宏人のヘディングシュートが決まった。
(低いセンタリングをちょこんとあてただけだけど)
その直後、相手のFKが見事に決まり1-2。
後半双方点が入らず試合終了。
後半の宏人が決めればのチャンス再三あり。
左足が使えないから逃してしまった。
右足だけでは勝てない。練習しようね、左足!

 

10/6(日)

今日もホッケーとサッカーのゲームが重なった。
この頃調子の出ない研人のゲームを見に行きたいが、あきらめる。
カリフォルニアではインラインホッケー(ローラーブレードを履いてホッケーをする。
4人+ゴーリーの5対5で戦う。15分間を3回)
は盛んではなく、YMCAのキャ ンプで少しやった事がある程度だった(Street hockey程度)。
この春からホッケーリーグに入ってゲームするようになり、
当初チームの皆すごーくうまいのにびっくり。
”こんな中でやらせるのはかわいそうだ。”と、心底思った。
でもローラーブレード ・ひざパット・マウスピース・ひじパット・
カップ(ちんちんパット)・グライドル(ホッケーパンツの下にはく、パットの付いたパンツ)
・ホッケーパンツ・スティック・ヘルメット・グラブと、用具を苦労して揃え、
やめてしまうのはもったいない と、ひたすらやめたいと言い出さないことを願った。
それでも、いつも”自分が一番 下手だ。下手だ。”といっていたが、
やはり楽しかったらしく、決して辞めたいとは言わなかった。

小さい時から、宏人は滑り物(スキー・そり・アイススケート等)は得意だ。
そう言ってかなり励ました。その甲斐あってか、この秋のセッションは結構いいぞ。
本人も少し自信がでてきたみたい。
そして今日のホッケーゲーム。 第1ピリオド: 開始3分ほどで2点先取。
その後も点を重ね、5-1と圧勝している。
第2ピリオド: じりじりと点を入れられ、5-3。
相手チームのシュートが多くなってきた。
第3ピリオド: いやな感じ。
このピリオドで追いついかれたり、逆転負けが多いこのチーム。
と思っているうちに、5-5。残り時間7分。
そんな中、速攻から1点ゲット。観客席も盛り上がっている。
相手も負けずに1点。これで6-6。
その後2点を取り、8-6。
ディフェンスで頑張っていた宏人のファール(スラッシュ)で
ペナルティを取られ(ミスジャッジ ?)、パワープレーで3人になったが、
やっとの思いでしのぎ、8-6で勝ちを手にした。
宏人=何回かのゴールを決めるチャンスを逃したのは、痛かったよ。
3秒シュートするのが遅いよ。
君のゴールが、また見たい。その後のかっこもいいもんね。

そのころ・・・
研人のサッカーのため、メリーランド州ジャーマンタウンまで車で1時間の道のり。
途中、2日前に6人が連続殺人された街を通過する。
この週末はさぞかし人出が少ない事だろう。
もう一人の正ゴーリーが来なかったため、前後半とも研がゴーリー(キーパーの事)。
前半は1-0で折り返すも、後半に相手のオフサイドに笛がならず1-1となり、そのまま試合終了。
ナイスセーブも2~3あり、本人はいたってうまくできたとご機嫌だが、
欲を言えばまだ突込みが遅い。
相手の1点も防げたはず。かのカーンには程遠い。

帰路は渋滞が予想されたため、田舎道をドライブ。
メリーランドからバージニアへポトマック川を渡る場所に着くと、
そこは渡し場でフェリーに乗って川を渡る。
橋があるとばかり思っていたので、おかしいやらびっくりするやら。
だって来る時渡った高速道路の橋のあと、川を渡る手段はここしかなく、
その間の距離は100km近くあるよ。
次の橋はさらに100kmほどさかのぼらないと無いなんて、
これがアメリカの首都近郊ですか?

そんなこんなで、帰りは1時間40分もかかりました。
が、それでも高速よりは早かったと意地を張る。
研人が宏明氏と帰って来たのが5時。

研人の学校では"Family Fun Night"を6時までやっている。
大急ぎで着替え、宏人・研人と私で出かける。
小さい子が喜びそうな大きなエアーマットでできたプロレスリンク・障害物競争などなど、
ロッククライミングまである。
宏人も研人もお友達がいたので、結構楽しめた。
このチケット1枚10ドル乗り放題は、学校のファウンドレイジング(運営するための費用)になる。

絵里はお友達に誘われて、6時から教会のユースサービスに出かけた。
神様のお話を聞いたり、歌を歌ったり
(100人もの前で1人歌ってきたそうな!?)
神様のことは、また今度改めて。

 

10/7(月)

また狙撃事件があった。
今度は中学生。宏人と同じ年の男の子だ。
登校してきて家族の車から降りてすぐにやられた。
これで死者6人、けが人2人。
高校のフットボールのゲームは中止された。
中学は外にいっさい出ることができなくなり、休み時間も教室の中。
宏人のいくつかのクラスはトレーラー(仮設の教室)を使用していて、外にあるのだが、
その教室も使わず図書室で授業をやった様子。

事件のあった場所はここから1時間ほどの所。
学校も親もぴりぴりしている。
宏・研ともに学校から帰って、裏の公園で遊びたがったが、行かせられない。

宏人 7:00~8:00 ホッケープラクティス。
絵里 2:30帰宅。
夕方からバレーの練習に出かける。
宏明 North Carolina 出張。
ありそうだった日本出張がなくなったみたい。
通常より更にいろいろたいへんみたい。
いつの間にか、ほんとにいつの間にか、今のオフィスで日本人の最年長になって
責任も重くなってストレスも大きくなって
若いころのように、何でも面白おかしくやっていけなくなってきているのでしょう。
私にはよくわからないけれど、かなり会社に振り回されている。
海外赴任してオランダの時を入れて、13年。
子供たちはたくましく大きく(?)育ってくれている。
そして周りを取り巻く環境はどんどん変わってきている。
そんな中で、何を核に生きていったらいいのか、
そんな事を考える今日この頃だ。

 

10/8(火)

私は火曜日を"Crazy Day"と呼ぶ。
と言うのは、子供たちが学校から戻った後のスケジュール。

3:20 宏人スクールバスで帰宅。
3:30 研人を学校まで迎えに行く。
(予定が詰まっている日は、こうしている。バスだと4時15分の帰宅になる)
5:00 宏人・研人を連れそれぞれのサッカープラクティスに向かう。
5:30 研人をフィールドに下ろす。
5:50 宏人をフィールドに下ろす。(20分遅刻)
ガソリンを途中で入れて、アートクラス行の準備のため家に立ち寄る。
6:40 研人のお迎え(20分早退)
7:00 宏人のお迎え(日が短くなって予定より早く終わった。コーチ2人が待っていてくれた。ありがたい)
7:15 そのまま、アートのクラスへ。(15分遅刻)
この時絵里から迎え要請の電話。
7:30 高校まで絵里のお迎え。
”もう家で食事をする気がなくなった。”と、言い訳しつつだんな様に電話。
”今忙しいから”と電話を切られる。(も~。やになっちゃう。)
7:40 近くの EL PASO というメキシカンレストランに行く。
宏人の分も注文し、ドリンクが出た時点で、宏人のお迎えに向かう。
8:00 宏人お迎え。そのままレストランへ。もう料理も出揃い、宏人は大喜び。
だんなから電話。やはり遅くなるとの事。
だんな様の分を"To Go"(お持ち帰り)用に作ってもらい、
8:30 帰宅
来週からコーチに迷惑をかけないでうまくやる方法考えなきゃ。
ご飯のしたくも午前中ばっちりしておかなくちゃだ。
反省反省。と言いつつ、ここで言い訳。
今日はエアロビでよーく頑張りました。
"Jumping Jack"も全部やったし、こんなによろよろになるまでやったのは初めてです。
そのためできませんでしたは、ほんと言いわけ。

"go crazy"は狂う、おかしくなるの意。
火曜日はいつもこんな調子、だから私の Crazu Day。
でもこんな1日もきっと何年後かには、そんな事もあったのだと懐かしく思う事だろう。
でも車の運転気を付けなくちゃね。

 

10/9(水)

続いている狙撃事件のため、宏人のサイエンスの遠足が延期された。
学校ではほとんど缶詰の状態で、少しも外に出ることが許されない。

朝6:45はまだ真っ暗。
だんなは、毎朝絵里をバス停まで見送るようになった。
少しの早起きで、会社にも早くいける!
それでも研人のサッカーと絵里のバレーの練習はあり、いつものように夕方が過ぎる。
夕飯を終えて久しぶりにゆっくりしていると、だんな様帰宅。
”今度はマナサスで撃たれた!”帰宅する車のラジオで聞いたそうだ。
急いで、ニュースをつける。
マナサスのガソリンスタンドで8:15PMごろ給油後狙撃を受けて、男性が死亡した。
マナサスは宏明のオフィスがある町。
ここから30分もかからないところでの事件だ。

まだ他の8件の狙撃との関係はわからないが、手口は全く同じ。
その後白いバンが走り去ったとの情報も同じ。
それぞれの被害者間には何の繋がりもないらしい。
愉快犯なのか。

ここバージニアに越してきて、September 11、たんそ菌、そしてこの狙撃事件。
私たちの生活区域で次から次へと考えられないようないやな事件が起きている。
心の平静が保てない。

 

10/10(木)

昨晩の事件は、一連の狙撃犯と同一人物だった。
学校でのすべての放課後のアクティビティーが中止となり、絵里のゲームもキャンセル。
宏人のサッカー練習もなかった。

早く一日も早く捕まえて欲しい。
皆を送り出しても、帰って顔を見るまで落ち着かない。
ガソリンも怖くて入れられない(事件の多くがガススタンドで起こっている)
買い物にもいけない。(ショッピングモールの前でもあった)

ラジオでは”ジグザグに歩け”とか言っているけれど、
それで防げるの?

 

10/11(金)

またやられた。
朝9時半。今度は Fredericksburg。またガソリンを入れている時の事だ。
警察は、I-95の検閲をすぐ始めた。
(はしごを載せた白いミニバン(Chevy Astro)がまた走り去ったとの情報により)

子供たちの安全を確保しようと、マスコミは訴えている。
心のケアーの仕方も考えようとも。
学校からの手紙では、親・学校が一丸となって守っていこうというような事が書いてあったが、
今はただ、少しでも早く犯人逮捕を望むだけだ。

このところ仕事をしていても、どうなっちゃってんだってことが異常に多い。
日本もアメリカも。 しっかりしてくれと言いたい。

 

10/12(土)

連続射殺魔のため、研人のサッカートーナメントもなくなって、
今日は絵里のアイス スケートだけ。皆でゆっくり朝寝坊。

午後から、絵里のコンタクトレンズのための眼科検診。
年に1回検眼をしているが、ここ4年悪くなる一方。
医者に言ったら、”年齢的なもの、もう少し立てば落ち着くでしょう”だって、
ほんとかな。ちょっと心配。
絵里はコンピューターに向かっている時間も長いから、良くなりそうもない。
宏人もコンタクト入れてるし、この費用も結構かかる。
今は使い捨て1回限りのものもあって、とても便利だけど、
2人は2週間使用のものを使っている。

検診の後、ポトマックモールでお買い物。
家族5人でショッピングは久しぶり。
モールの駐車場も狙われたけれど、建物に入ってしまえば大丈夫。多分。
みんな行きたい店が違っていてばらばらな感じ。
携帯電話3台をフル活用(絵里が高校でバレーを始めてから、子供用として1台追加した。)
以前は、ウオーキートーキー(無線)を5台使っていた。
絵里と宏人は、こちらに来てからめっきりおしゃれになって、
着る物やアクセサリーにうるさい。
私の買ってくるものでは、気に入らない。
研人は全く興味がなく、買い物大嫌い。
食べる事・飲む事ばかり考えてる。
皆それぞれ個性的になって、おもしろい。

 

10/14(月)

急に冷え込んできた。
子供たちも半ズボンから長ズボンへ、布団も毛布を出した。
ついこの前までエアコンを恋しく思っていたのがうそのよう。

バリのテロもアルカイダが関わっているようだ。
世界中でいやな事件ばかり。

シリコンバレーに住む友達の旦那さんは解雇になり、もう1年以上職が見つからない。
今新しい職場をシリコンバレーで見つけるのはほとんど至難の業。
日経新聞によるとシリコンバレーの上半期のハイテク雇用は11万人減。
どうしようも無い状態だ。
8月のデータを見ると、サンノゼでの失業率が 7.8%と全米でも1番高い。
ここワシントンエリアでは政府機関や軍への雇用があった(テロ対策等!)ため、 失業率は低い。
生活していても景気の荒波をかぶっているという感じはしない。
かたやサンノゼではいたるところでレイオフ(解雇)の話を聞き、
常にいっぱいで待ちの状態だった学校がいつでもどうぞ状態になったとか。
それだけシリコンバレーを離れ他の地に引っ越して行くと言う事か。

実際最も親しくお付き合いさせてもらっているホートン家も、家を売る事を考えている。
(家の値段は彼らが買った5年前と比べて倍になっている)

宏人のホッケープラクティス。お迎えはだんな。
ラッキー!
絵里のバレーはしばらくお休みのよう。明日のゲームもキャンセル。
夜11時過ぎニュースをつけた。
”9:15PMまた撃たれた。”と報じている。
今度はモールの駐車場。買った荷物を積み込んでいる時の事。
警察・FBIが検問を行っている。
お願い、つかまえてー!

 

10/15(火)

研人朝から頭痛を訴え、学校を休む。
聞けば夜中から痛かったらしい。
午前中よく寝ていたら良くなった。
睡眠不足なのかな?
9:30PM~7:30AM睡眠。
少ないとは思えないのだけれど・・・

一連の狙撃事件の影響でバレーもサッカーもなし。
ここのところ夕方アクティビ ティーがないので比較的日本語の時間が持てる。
それにしても3人は英語をいつ習得できたのだろう。
気づいてみたら彼らの第一言語は英語に変わっていた。
これは喜ばしいことではないのだが、現地の学校で学び、
何のハンディキャップもなく彼らとやっていくためには、仕方のない事なのかもしれない。

そして最近では学校等に出す手紙の書き方も私に教えてくれる。
(宏人が一番親切。絵里はめんどくさがる。研人は言っている事がよくわからない。)
彼らの英語の上達を見るにつけ、ダラス・オースチン時代を思い出す。

絵里 ダラスの学校(Austin Elementary)で1年生。
英語が全くわからず、授業中日本のお友達に手紙を書いていた。
”どうせ何やっているか、わかんないもん”は絵里の言葉。
帰宅後よく日本に送る用の手紙を持って帰って来た。
(そんな事をしていても決して責めず温かい目で見てくださった Mrs,Lockhart に感謝。

宏人 ダラスの学校(William Elementary)でプレキンダー(日本の幼稚園の年中)
先生に見せてもらった ESL(English as Second Language)のテスト。
テープを聴きながら図を指し示すテスト。
stand, sit, go, run などの動詞はともかく、boy や girl もできてない。
こんな状態でよく嫌がりもせず学校に行っていると不思議に思ったものだ。

研人 ダラスのプレスクール(Lutheran Church School)では全く声を発さず、
オースティン(Monchaca Baptist Church School)では、やっと少し単語を発するようになったが、通じない。
ある日外で遊ぶのに寒かった研人。先生に向かって”ヤンマー。ヤンマー。”
先生 ”?”
研人必死になって”ヤンマー”を繰り返す。
お迎えの時”ヤンマーって何ですか?”と先生から聞かれ、私も、”?”
その後しばらく経って、”ヤンマー”実は"Jumper"(ジャンバー)だったと判明。
そんな訳で、本人着たくてもジャッケットすら着られなかった。
(アメリカの学校は子供たちがむやみに立ち歩くのを規制し、先生に言ってから行動しなくてはいけない。)
ちなみにこちらではJumperより、Jacketの方が一般的な言い方。

そんなだった子供たちだが、今絵里はフランス語が楽しいと言う。
先週末も一人でフランス語の映画を見ていた。(字幕は英語にして)

絵里が宿題で作った家系図。

家族っていいな。
感謝しています。そしていつもありがとうございます。
こんな家系図が2002年版、2003年版・・・・と写真を変えて作れたらいいなと、思います。
皆様ご協力あれ。

 

10/16(水)

朝晩冷え込みがきつくなって、今週初めからヒーターを入れている。
木々もいつの間にか色づき始め紅葉まであとどの位だろう?
気持ちがとても落ち込んでいて何もする気がしない。
買い物もせず人とも話さず、一日が終わる。

Sep.11の後もそうだった。
友や肉親に被害者がいるわけではないのに、こんなに私の心を暗くしている。
家族や友を失った人の悲しみは計り知れない。
事件の影響で子供たちの生活も一変している。
それぞれ2:30・3:20・4:10とスクールバスで帰宅する。
宿題・日本語の学習をして、宏人と研人はビデオゲーム(日本ではテレビゲームといっている)。
絵里はいろいろ見つけ出してうまく時間を使っているようだ。
今日はブラウニー(インスタントのチョコレートケーキ)を作った後、絵を描いていた。
バージニアの鳥”カーディナル”の絵。なかなかよくできてる。

スポーツのチームに入っていないと、こんなにも時間があるのかと、改めてびっくり。
でも子供たちが全く外で遊べないなんて・・・・
いつまで続くの!!!
研人夜発熱。37.8度。
だるそうなので早めに就寝。

 

10/17 (木)

今の気違いじみた世の中は私たち大人が作ってしまったのだと、つくづく思う。
子供たちには何の罪も無い。
そんな子供たちが大きくなってこれからどんな世界が広がっていくのだろう。
いろいろな事件を起こしている子供たちさえ、ある意味ゆがんだ世界での被害者ではないか。

10月14日(月)Falls Church での狙撃事件の目撃者あり。
近々モンタージュも作られると言う事で、人々の事件解決の期待を大いにふくらませた
が、彼(偽目撃者)の言っていた事は全て作り話。
その時彼は、Home Depot(被害者はこの店の前で倒れていた)の中にいて一切見ていなかった。
結局彼は目撃者でも何でもなかった!!

当初(すでに3日間)彼の証言によって警察は誤った情報で走り回り、
道路を閉鎖し、人々に協力を求めた。
一体なぜそんなことをするのか理解できず、子供たちにも憤り話していた。
すると一言 「皆に注目されたかったんじゃないの~。そういう馬鹿いるよ。」
それでも納得できない私「でも大人だよ、その人」
「大人の方が馬鹿な人いるもん」
「・・・・・?」
許せない。
軍まで協力する体制をとって犯人逮捕をめざすという。
今週はヘリコプターや軍用機が家のまわりを飛びまわっている。
土日は安全だとか、給油中はドアを開け放ち、
トランクも開けてあらゆる方向から陰を作れだの、
みなかってなことを言っている。

こんな時でも道路工事の人やら郵便配達の人やら、仕事を持っている人は大変。
スーパーの荷物運びの人は、仕事を辞めるわけにはいかない。
ほんと申し訳ない。

研人矯正医へ。ブレイシスを閉めただけの簡単なもの。
次回は下の歯にもブレイシスが入るとの事。
夜、まただるそう。38.5度。
のどが、かなり痛い様子。
解熱剤を飲ませて寝かす。明日はまた学校お休みだ。

最後までなかなか決まらなかった宏人のサッカーの予定。
結局今日の練習も土曜のゲームも無くなった。
学校はアフタースクールのクラブ等に全く使えなくなった。
入る事も許されない。
ひたすら家と学校をスクールバスで真っ直ぐ往復するのみ。

 

10/18 (金)

1週間が終わった。なんだかとても疲れた。
研人学校をお休みする。
午後、重い腰を上げ、BJ's (Whole Sale の量販店)に食料の買出し。
駐車場では思わずきょろきょろ、周りに森が無いか見てしまう。
ここバージニアでは、まわりに木が無いような所は探す方が難しい。
”車のトランクに入れるな、シー ト側に入れろ”
と注意書きが出ていたけれど、大量の買出しでシート側ではとても間に合わない。

それにしても車の無い時代はどうしていたんだろう?
江戸川台の母は自転車の荷台いっぱい。
柏の母は手がちぎれそうな感じで買い物していたっけ。
買出し後、大荷物を車から降ろしていると、
「研人が突然すごい泣き出したよ!」と、宏人。
荷物の片づけを宏人に任せ、急いで2階の研の部屋へ。
頭が突然割れるように痛くなったとかで、苦しそうな顔。
「泣くと余計に痛くなるよ」と、泣くのを止めるように言う。
頭が痛いと未だに泣いてしまうのは、まだまだ子供。
手を当ててみる。めちゃめちゃ熱い。なんと39,9度。
頭を氷と氷枕で冷やし、解熱剤、それに洗面器(吐く用)。

30分ほどで効いてきたのか少し落ち着く。
この熱、寝ていて急激に上がったようだ。
ただののどの風邪だといいのだけれど。
何の薬を飲ませたらいいのかわからず、Mortrin(解熱・鎮痛剤)のみ。
もう少し様子をみよう。

 

10/19 (土)

研人夜中の2:30またひどい熱で起きる。解熱剤をのむ。
朝8:00また上がりだした。Mortrin は6~8時間の効果があるはずだが、6時間もたない。
9:00再び服用。 薬が効いている間は、比較的元気。決して横になろうとしない。
宿題のブックレポート(読書感想文)今週末には仕上げないと間に合わない。
さてやるか。
ほとんどのアメリカの小学校では年に何回かブックレポートの宿題がある。
(先生・学校によってその頻度はまちまち)
これはテーマに沿った本を読み、それに基づいていろいろな形式のレポートをするというもの。
日本の作文形式の読書感想文とは、ちょっと違う。
今回のテーマは"Biography/Antobiagraphy"(伝記または自伝)
そしてその形式は新聞の第一面を作るというもの。
その中に、タイトル・作者名・調べた人物・その人物の説明そして記者のコメント他が入る。

研人が選んだのは"Daniel Boone"、18世紀アメリカの開拓者。
研人は几帳面、とても丁寧にきちんとやる。その分時間もずいぶんかかる。
ラフドラフト(最初の下書き)から何回も書き直す。
この課題はずいぶん前から与えられていたのに、全く手をつけていなかったから、
熱があってもやらなくてはならない。結構しんどい。
やっとメインイベントの部分ができた。

絵里アイススケートのレッスンへ。
今日で一つのセッションが終わるので私も見学。ビデオも撮った。
数ヶ月前とはずいぶん違っていたが、まだまだフィギアスケートをやっているとは言い難い。
一緒のクラスの10歳ぐらいの子、飛んだりくるくる回ったり、簡単にやっている。
あれでは絵里もつらいなー。

宏人はなんと1時起床。声をかけなかったら、よくお休みだ。
3人台所のテーブルで宿題。
楽しそうに話しながらはいいけれど、なかなか皆終わらない。
絵里・宏人は週末の宿題も多くて、たいへん。
それでも研人のレポートに細かいアドバイスをしている。兄弟っていいね。

4:30 Mortrin 服用。
その後、だんなと宏・研は借りてきたビデオ"Caddy Shack"をげらげら笑って見ている。
絵里はコンピューターお友達とのチャットで忙しい。

 

10/20 (日)

研人また夜中1:30起きて頭痛・発熱。
今日はかなりめまいもひどかったようで、起き上がれず、
しばらく私の所へ来る事もできなかったそうだ。Mortrin 服用。

医者に電話するが週末でお休み。「緊急の場合は911へ」とテープが言っている。
911はやめておこう。
先日来の事件の影響で911が、かかりにくくなっていて、
喘息の子が間に合わず亡くなったとか。

日本は110番と119番に分かれているから、まだいいかもしれない。
アメリカではどちらも911。
これって便利なようであまりよくないのでは・・ ・?

前回の飲み残しの Amoxicillin (抗生剤)1日2回を飲み始める。
2:30PM 再び Mortrin 服用。

昨晩また狙撃あり。今度はリッチモンドの近く、アッシュランド。
レストランから出てきたところをやられた。これで13件目。
まだ一連の事件に結びつくかわからない。捜査中。

絵里はショッピングに行きたくて仕方が無い。でもちょっと今は怖い。
近くのKohl'sで我慢。
とりあえず学校の picture day には着られそうだ。

宏人ホッケーゲームへ。
相手チームのゴーリーがとにかくいい、そしてこっちにつきが無い。
最初からぽろぽろと止められるシュートを入れられて第2ピリオドが終わったところで、0-7。
宏人も果敢にゴールを狙っているが、相手ゴーリーの方が一枚上。
責めはこっちの方がいいくらい。こんな点差になるとは考えられない。
確か前回(9月)のゲームではこちらが勝ったチームだ。
あの時はあんなゴーリーはいなかった。
結局 2点を返すにとどまって、2-9の完敗。
ゴーリーの重要性を改めて感じさせるゲームでした。
(ちなみに宏のチームは初めてやったゴーリーでした)

夕飯は Long John Silver のテイクアウト。
究極の Junk Food (手ごろなファーストフード)。
皆で夏休みから(柏爺/智子来米・バハマ・スケートにホッケー等)の
ビデオを見ながら、食事をリビングで楽しむ。
こんな風にだらしなく生活するのも、たまにはいい!
なんとな~く暗い一日だったけれど、この夕食は楽しかった。
この頃ビデオもあまり撮らないが、もう少しまめに撮った方がいいよね。

 

10/21 (月)

昨晩は研人が起きなくて良かったと思っていたら、
実は一人で起きて水を持ってきたり頭を冷やしたりしていたという。
健気な研人。気づかなくってごめんね。
それにしても40度近くの高熱は出なかった様子、少しは良かったね。

朝8時、Mortrin 服用。医者の予約が幸いにも取れた。
月曜日はいつも込んでいて、電話すらつながらない事 が多いのにラッキー。
9時20分 Dr. Ryan 診察。先週1週間の経過と今の症状を説明。
ひどいのどの痛みと高熱のため、Strep Throat (連鎖状球菌、日本で言う何なのかわからない)
の検査を受ける。結果はネガティブ。
ドクターも何の熱かわからない。他に呼吸器官・耳も異常なし。
Laboratory (ラボ、検査室)で血液検査を勧められる。
今日のところは薬も出ない。
病院の紹介状を持って住所だけを頼りに教えられたラボに向かう。
"ビルに名前がついていればいいのに・・・" と、文句をいいながら苦手なドライブ。
結局ラボと言っても血を採っただけ。
"こんなの病院で何でやってくれないの?" と、また不満。
結果は2~3日後に連絡があるはず。
今日は朝の解熱剤だけで1日過ごせた。
まだのどの痛みはあるようだけれど、少しずつ良くなっているのかな?
研人の欠席が多くなってやり残しているクラスワーク・宿題を取りに学校へ。
案の状いっぱいあった。一日では終わらない。
だんな様は早出・遅帰り。
今日装置が入り、出張者もいっぱいだもの、仕方ないよね。 

 

10/22 (火)

また被害者が出た。
早朝6時前メリーランドでバスの運転手が狙撃され亡くなった。
これで13件。
警察をはじめすべての人々を、せせら笑っているような異常な行動。
人々を恐怖に落とし入れる残されたメッセージ。

"Your children are not safe anywhere at anytime."
「あなたがたの子供はどこにいても、いかなる時も安全ではない」

映画を見ているようだが、実際に起こっている事。
まさしくこれはテロだ。

研人昨晩はよ~く寝られた。が、学校は休む。
その後発熱は無く、少しずつのどの痛みも治まってきている様子。
少し食欲も出てきた。明日は学校行けるといいな。

オーナーの Mark が、芝一面に穴をあけに来た。
そうする事で水分が地面に行き渡り、芝の生育に良いそうだ。
そして今度から時々家のメンテナンスに来たいと言う。
奥さんの Doris はめちゃめちゃ家をきれいにしている人だし、困ったなあ。
一度は夕食に招待しなくてはと思いつつ、家の中が常にガチャガチャで招けないでいるのに・・・。
ただ今検討中の衛星放送用のデスクの取り付け許可をもらう。これでいつでもOKだ。
エアコンの修理は来春、夏前に直すそうだ。

絵里久しぶりにバレーの練習あり。
今週水・金とゲームをやって今シーズンを終わるそう。
やれなかったゲームの調整はしない。
なんだか尻切れトンボの感じだけれど、本人は喜んでいる。
というのは、今回のバレーのコーチたちは、絵里に言わせれば”最低・最悪”
確かに問題になる発言・行動が多々あったようだが、これもまた経験と辞めないできた。

子供たちがいろいろとスポーツをやっていて、いろいろなコーチとの出会いがあるが、
そんなコーチとの付き合いも私にとっては勉強かな。
(絵里のコーチに関しては、絵里を通してしか私にはわからないけど)

宏人アートクラスへ。 パステルの絵が仕上がった。

10/23 (水)

不安・緊張の中、3人とも学校へ。
(研人も昨晩お風呂にも入って、やっと学校に行く事ができた。)
絵里をバス停まで送ってさらに緊張する。
バス停の前は森、7時前とあってまだ視界が利かない。
子供たちもさぞ不安だろう。
なんと言うべきか、言葉が見つからない。

犯人は1000万ドル要求しているようだ。
そしてわたし達市民は人質だ。
メリーランド・バージニア・ワシントンエリアに何十万人の人がいるのだろう。
その人々を全員人質にとって脅し、どこからともなく現われ殺す。
私達が住んでいる Woodbridge は、北と南の13件の狙撃場所に挟まれている町。
だんな様のオフィスのある隣町の Manassas でも事件は起こっているし、
この Woodbridge にも、犯人が行ったり来たりしていてもおかしくないと思うと、
身震いを禁じえない。

私は戦争を知らない。飢餓を知らない。
そして”幸せ”っていう事にも、あまり意識しないで生きてきた。
Sept.11・たんそ菌・アルカイダ・イラク・北朝鮮の拉致問題・・・
そしてまた今日のロシアの劇場での立てこもり。
生活の基盤を覆すようなあまりにも多くの出来事。
今私は、精神的にも肉体的にも、
平和で健康な日々の出来事がなんて貴重なものかを思い知らされている。

子供達が学校から帰って来た。
Prince William County School のセキュリティーと
警察の人達が学校の警備に当たってくれているらしい。
物々しい警備に子供達もびっくりした様子。

絵里のゲームはアウェーであり、バスから降りてもエスコートがばっちり。
警備の人も大変だ。防弾チョッキでもつけているのかな?
結果はめちゃ負け。なんせ相手 Forest Park は負け無しのチーム。
最初からあきらめていたみたい。

研人食欲旺盛。 今まで食べられなかったのを取り返すように食べている。 良かった。

 

10/24 (木)

ついに捕まった。
昨晩公表された車種とライセンスナンバーを知った一般の人からの通報で、
思いのほか簡単に、本日朝3時30分犯人2人が捕まった。
当初別件逮捕だったのでその後の動向を知りたくて、ずっとテレビをつけていたが、
とてもストレスを感じた。
細かいことが全然わからない。もっと詳しく知りたいのに・・・。
これが日本語ならと、せつに思った。
テレビで同時通訳してくれるシステムってないのかな。
どこの国に行ってもその国の番組が楽しめるそんな機能がついたもの。

普段そんなに真剣にテレビも映画も見ていないので、そんなにいらいらする事は無かったが、
ニュースは現地人とおんなじ情報が欲しい。
Sept. 11の時にも同じ事を感じた記憶が・・・進歩ない!
英語の勉強しなくちゃねえ~。

何はともあれ犯人はどこのテロ組織にも属していないとの事。
ひとまず安心かな。
でも反米感情がこれ以上エスカレートすると
第2・第3のスナイパーが現れてくるような気がする。

学校のセキュリティーはまだ同じ状態。
明日どういう発表があるかで、今後の予定が決まる。

 

10/25 (金)

なんだか周りの風景が変わったような気がする。
気楽に外に出られるっていい。
いつの間にか紅葉も進み、山沿いはきっとこの週末見ごろだろう。

研の学校では recess(休み時間)を通常より長くとり、外でたくさん遊べたそうな。
しばらく外に出られなかった子供達の事をいろいろと考えてくれてありがたい。

この Westridge Elementary Schoolは校長先生がそこらへんのおばさんみたいな感じだけれど、
とてもやさしいしきちんとしているし何よりも子供が大好きって感じでとってもいい。
研も昨年越してきてすぐに学校が大好きになった。
アメリカの学校はそれぞれの学校でかなり校長色がでる。
だいたい校長を見るとその学校の雰囲気がわかる。
(高校は別。まだまだ経験不足)

研人の血液検査の結果の連絡あり。異常なし。
これで思いっきり外で遊べるぞ。なんか私が開放的な気分。
こんな日は、ぱーっと晴れて欲しかったのに、夕方から小雨が降り出した。

宏人はサッカーの練習に。
ひざの怪我は少し良くなったものの、立っているのがやっとのコーチ、がんばるなあ~。
雨の中でも外を駆け回れるっていいね。
宏のサッカーの後、宏・研・私で絵里のバレーボールゲームを見に行く。
相手は Woodbridge。
しばらく練習していないのにちょっとだけうまくなったみたい。
接戦ではあったけれど負けた。(前回は勝った)

いつもゲームの前に行われる星条旗(The Stars and Stripes)を前にしての
国歌(National Anthem)斉唱。
アメリカの国歌は"The Star-spangled Banner"。
子供達がアメリカに来て早々に覚えた歌も、もしかしたらこれかもしれない。
学校はもとより、式典・ボーイスカウト・スポーツ大会・・・
いかなる時も星条旗と国家斉唱。
私も今ではなんとも感じなくなってしまったが、
これって日の丸を掲げ、君が代をなかなか歌う機会のない最近の日本とはずいぶん違う?
(日本の事情は本当はよくわからない)

 

10/26 (土)

結局宏人のゲームも明日の研人のゲームもお流れになった。
宏の方はレフリーの都合がつかなし、研の方は全く練習ができない状況だったので延期になった。
予定されていた午後のスナックシェッド
(サッカーフィールドの売店でスナックなど を売る仕事)
のボランティアもなかった。
一応フィールドに行ってみたが、青々とした整備された芝には誰もおらず、
元気に走り回る子供達の姿がないのは、なんだかもったいない。
来週からは今まで通りの風景が見られるのだろう。

午後からは気温も上がり小春日和のような日差し。
外からのにぎやかな子供の声に安らぎを感じる。
一連の狙撃事件の犯人は捕まったが、今人々はその賞金の行方に興味津々。
一般の人からの寄付がどんどん集まり、最終的に賞金金額は50万ドル。
この賞金を有効な情報 を提供した人々で分ける。
この事件では何本もの"Tip Line"という、犯人の情報または
犯人捕獲のためのアイデア提供の電話回線があった。
そしてその電話が事件解決に大いに有効だったらしい。

こんな事日本の刑事事件でもやっているのかしら?
この賞金って考え方も、まるで西部劇の"Wanted"みたい。

絵里が歴史と国語のグループプロジェクトを抱えていてお友達2人を家に呼び、
午後2時から9時まで缶詰状態で宿題に取り組んでいた。
にぎやかな音楽と楽しそうな話し声がベイスメントから聞こえてくる。半分遊び?
だんな様は・・・ずうーっと難しい顔してコンピューター。
週末ぐらい仕事を忘れられるといいのに・・・!

 

10/27 (日)

今日から冬時間というのに、今日も暖かないい日差し。

9時に研人に起こされたけれど、時間が変わっているから8時だもんね。ラッキー。

この陽気、紅葉を見に行くにはうってつけなんだけど・・・・。
絵里は昨日もかかりきりだった歴史のプロジェクト・国語の”オデッセイ”の宿題・
理科のテスト準備と、お勉強で忙しい。
宏人は相変わらず勉強がいやで、途中でなげ出した。
最近の彼を見ていると算数の問題でつまらないところの間違いが多い。
本人はわかっている気になっているから、始末が悪い。
だんなに言ったら、「聞く気のない人間に教えても意味がない。」だって。
そんなこと言ってもねえ~。ほおって置くわけにはいかないよ。

そしてホッケーゲーム。 またまた白熱した試合。
第1.第2ピリオドと3-2.5-4とわがペンギンチーム
(宏人のチーム名、ちょっとさえない名前?!)が1点差でリード。
宏人フォワードの時はなかなかいい。
ドリブルで抜いた後のいいアシストもあった。(本人かなり満足)
でも一言、今一歩シュートのタイミングが遅い。
決められるシュートが2本あったぞ。
そしてディフェンスの時は、どうも相手をブロックしきれない。
まだまだ練習が必要ですね。

研人・・生真面目で優等生タイプ。
一人でさっさと日本語の勉強を終えて、時間を持て余す。
今日はチケットで”KNEX”を買った。
”チケット”とは本読み2000ページや手紙15本等等を達成すると
10ドル分の券を私が発行している。
このチケットを貯めるといろいろなものが買えるが、お金には換金出来ないシステムにしている。
欲しいものがあるとせっせとこれを貯めようと本を読む。
このチケットを常にたくさん手にしているのが研人。要するに彼はいつもリッチ。

今日買った”KNEX”は棒状のブロックのようなもの。
種々の部品を組み合わせいろいろな形を作る。
最近では毎日飛行機を作り変えて楽しんでいた。
部品が増えた事もあって、今日の飛行機は大作だ。

だんな様:タイヤに釘が刺さっていたとかでトラックのタイヤ修理に行く。
その後すぐ会社へ。サラリーマンはつらい。
肩こりがひどいらしく薬をつけたり飲んだり・・・。
夕方帰宅。思ったより早く帰って来た。
今週も忙しいのですか?たぶん答えは、「わからない」
仕事の話を私にしてもわからないから、彼もあまり話さない。
男の仕事ってたいへんだね。

 

10/28 (月)

昨日と、うって変わって朝から冷たい雨が降っている。

そろそろ日本の食材をマナサスまで買いに行かなくてはいけないが、
この雨出かける気にならない。
重い腰を上げ、ヨガのクラスへは行く。
このヨガ、とっても良い。
クラスに行っていると肩こりも少ない。
ただ最後の Relaxation(くつろぎ・ただ横になっている)の時間にどうしても寝てしまう。
これでいいのか?寝言を言ったらどうしようなどと考え不安。
こんな事恥ずかしくて聞けやしない。

絵里の最後のバレーボールゲーム。
宏人と研人を家に残し、私1人出かける。
絵里はサーブのたびに交代させられ、そしてまた交代で入る。
確かにあのサーブでは ・・・。
レシーブはフットワークもよく動いているが、アタックとサーブは見ている方がはらはらする。
Varsity のアタック・フェイント・ブロックは見ていてこちらもすかっとする。
練習すればあんなふうにできるのかな?

シニア(12年生・最高学年)の子供達の紹介があり、
最後のゲームとしての演出もなかなか。
”こういう中で毎日暮らしているのだな”と改めて感じさせられる。

夜9時。帰ってくるとキッチンではだんなと宏人が食事中。
研人はまた頭痛で寝てるという。
2階に行ってみると、着替えもせず布団の上に転がっているだけ、寝てはいない。
”ったくも~う!!”
急いで研人を食べさせ、着替えさせ寝かせる。
結局宏人もお風呂にも入らず、頼んだ事を何もやってなかった。
”あーあ、いやになっちゃう。”
だんなはといえば、われ関せず?!
我が家の男どもに腹が立つ。
絵里はニヤニヤ笑っているだけ。も~う!!

 

10/29 (火)

朝から冷たい雨が降っている。気温も40°F (5℃)ぐらいまでしか上がらない。
例年よりかなり寒いらしい。
紅葉が終わってしまうのではないかと気を揉む。

よしえさん・まゆみFさんとまゆみGさんに会う。
久しぶりの日本語での雑談に時間を忘れて話し込む。やっぱり日本語はいい!
3人ともアメリカ人のご主人、どかっと腰を据えて生活している。
こちらで会う日本人、個性的な人・自分を持っている人が多い。
それだけに話してて面白い。
個性を重視する国に住んでいるからなのかな?
カリフォルニアでは日本人の友達がいっぱいいて、英語を使わなくても生活できそうだったけれど、
1年たった今日本人に会うのは数ヶ月に1回位。
カリフォルニアとここバージニア、どちらがいいかはわからないけれど、確かにここはアメリカだ。

せっかくスナイパーも捕まり研人の具合もよくなったのに、
あいにくの雨でサッカーの練習はキャンセル。
本人運動不足でうずうずしている。

 

10/30 (水)

今日も冷たい雨が降ったきり上がりそうもない。
サッカーの練習もまたキャンセル。
絵里のバレーも終わってゆっくりとした日が続いている。

宏人は放課後 Math counts。この Math counts というのは
算数のひねった文章問題や計算をいかに早く、正確に、決められた時間でできるか競うもの。
グループでチームを組み、最終的には学校間の大会も行われる。
絵里も昨年参加し、見事3位に入賞し、トロフィーを獲得した。
(個人戦は早々に敗退したが・・・。)
宏人も Algebra に入っているので半強制的にやらされることになったみたい。
(本人はやりたくない)
宏人ってほんとによくわからない奴だ。
決して数学がよくわかっているとは思えないのに、
自分のやり方で答えを出したり、妙に頭が切れて鋭かったりする。
”結構すごいじゃん。”なんて思うと
足し算を全部掛けていたり、
「全然わからなかった」と言って平気でほとんど白紙の状態で”F”をとってきたりする。
”F”は Fail、落第・赤点を意味する。
こんな事は数学だけに限ったものではないのだが・・・。

こういう宏人だから、子育てでも一番手がかかる。
だいたい私が怒っているのはいつも宏人のような気がする。
”もっと余裕を持って”とは思うものの、どうしても波長が合わない。

研人は"Jack-o-lantern"(かぼちゃをくりぬいて作った提灯)を作っている。
宏人はかぼちゃの種を取るだけで時間切れ。
明日のハロウィーンに間に合うのかな?

 

10/31 (木)

Happy Halloween!!

終日肌寒いながらも雨は上がり無事ハロウィーンを迎えた。
去年から子供たち3人"Trick or Treat"で仮装して家々をまわる事には興味無く、
回ってくる子供達にキャンディーを渡すだけ。
夏が終わりを告げるころから、今年は何になりたいなどと話し、衣装を考えていたころがなつかしい。
初めてのハロウィーンは皆どきどきしながら"Trick or Treat"と小さい声で言っていたっけ。

宏人の Jack-o-lantern も出来上がって2体そろって玄関前に飾り、回って来る子供達を迎える。
昨年思ったより回って来る子供達が少なかったので、キャンディーを少ししか用意しなかった。
すると今年はたくさんの子供達。
あわてて買い置きの御菓子をバケツに入れる。

スナイパー事件があった反動でみ~んなが回っているのかなと思わせるほど。
(一時は今年はハロウィーンもなくなると子供達はひどくがっかりしていた)
そんな中でも絵里は一人ベースメントにこもりコンピューター。
年々楽しみ方が変わっていくのが、ちょっとさみしい。