2021年7月18日日曜日

次男の相棒Koda

2020年2月、コロナの蔓延が始まる頃 次男は犬を飼い始めた。狭いロッジに超大型犬だ。

その頃の学業はかなり大変で、世話もろくにできないであろうに、“I adopted a dog . Koda, 7 months old, bernese mountain dog and german shepherd.”

と突然知らせて来たのにはとても驚いた。

がしかし、、である。Koda が息子のそばにいてくれて本当に良かったと思う。心からKoda に感謝している。アメリカのコロナ禍の状況は各地で最悪の感染拡大となり、ロックダウンを余儀なくされた。大学でのクラスは予定通り進まず、実習も次々キャンセルとなった。獣医師の免許は国と州に別れ、それぞれの地でテストを受けなければならない。しかしコロナ蔓延が思うように事を運ばせない。誰もが極度のストレスを抱え、それをうまく乗り越えていかなくてはならなかった。息子の心の拠り所はKoda になった。

Teddy の写真を初めて見せた時


2回目に見せた時





Koda は実に可愛い。まだ2歳になったばかりでまだまだパピー。エネルギッシュでいつも遊んで欲しくて、やんちゃもするけれど、聞き分けも良い。とにかく可愛いんだ。だけど30キロもあるKodaのお散歩は大変。引っ張られたら、大怪我しちゃう。










ワシントンからサンディエゴまで足掛け3日、22時間のドライブはKoda には試練だっただろう。そして大自然の中を毎日駆け回れるバックヤードはサンディエゴの住まいにはない。
超大型犬にはあまりに小さなサンディエゴの家。
エネルギー発散できる時間や場所を、上手に見つけられるといいな。




帰国に際し、いつもペットホテルで待っててくれたテディはもういない。寂しい。会いたいよぉ〜テディ♡

テディが逝って、半年が過ぎた。

2021年7月16日金曜日

空から見たアメリカ

4年間の獣医大学を卒業した次男がサンディエゴに戻る事になった。

引っ越し運搬の手伝いでサンディエゴ(San Diego)からシアトル(Seattle)経由でスポカン(Spokane)に向かった。

アメリカ西部を北に飛ぶルート。絶好のフライト日和である。しかしコロナ収束が進み、5月最終月曜日はMemorial Day(戦没将兵追悼記念日)で3連休の週末のフライトは満席であった。

機内から見たMt.Shasta ,Crater Lake, Seattleの街…



Mt.Shasta 

Crater Lake

Seattle


Spokane

6月4日 夫と息子2人と共に、メリーランドに向かった。アメリカ大陸西海岸南端のサンディエゴから、ワシントンダレス(Washington Dulles)までの飛行時間はおよそ5時間。東と西の時差は3時間だ。
Grand Canyon


Monument Valley




Rocky Mountains

丸や四角の畑が続く



この日のフライトも良いお天気そして満席。アメリカは確実に動き出してるのを感じた。

機内から見たのは、グランドキャニオン、モニュメントバレー?、ロッキー山脈、、そして畑。畑の形も州ごとに変わる。鬱蒼とした深い森、そしてメリーランドの整然とした家並みが見えた。

2021年7月14日水曜日

アメリカの大自然

自宅待機の期間に、2ヶ月のアメリア滞在記録を整理しようと思う。手始めに写真の整理。

まずは各地で出会った動物や鳥。

カリフォルニアでロサンゼルスに次ぐ都市であるサンディエゴでも、家のすぐ脇を野ウサギやリスが駆け回っていた。






ワシントン州ではムースを発見。



東海岸、メリーランドの娘の家には鹿が我が物顔で闊歩する。ある日隣屋にvoucher (ハゲワシ)がいた。気がつけば隣屋のバックヤードに鹿の死体があるようだ。愉快でない匂いと共にハゲワシがどんどん増えていった。うううう、赤顔、灰色顔、、。塀越しではあるがとんでもない腐臭を嗅ぎながら、こんなにも至近距離で7-8羽のハゲワシを見るとは!塀のお陰で食い尽くされる鹿の屍を見なかったのは幸いか。。。






さらに今年は東海岸ワシントンDCエリアは、17周期で大量発生するという周期ゼミの発生の年。まさに私達が家族でメリーランドに集まったその時がピークだった。セミは日本では夏の風物詩。田舎住まいの私にはあの騒音も抜け殻も怖れずに足らずって思っていた。が、、あまかった。あんなにも大量の蝉は見た事ないし、目玉の赤い蝉は実に気持ちが悪い。



写真には残せなかったが、夜には蛍たちの光がクリスマスのイルミネーションのように輝きを放つ。娘の家のバックヤードで充分に楽しめるとはスワンプの多いメリーランドならではだろう。



アメリカ最後の一週間はサンディエゴに戻った。そしてまたすごい奴と遭遇。Barn Owl(メンフクロウ)。まだ幼鳥なのかな?白毛がふさふさ。





アメリカ第八位の大都市サンディエゴや、ワシントンDCからわずか30分のメリーランドには、まだ壮大な自然の中を生き物達が平穏に暮らしてる。


white garden snail
気持ち悪〜い(;_;)
https://ucanr.edu/blogs/blogcore/postdetail.cfm?postnum=43416

2021年7月11日日曜日

OUTSIDE, INSIDE

アメリカのロックダウンでの生活を語る絵本

5月11日から7月5日までアメリカに行った。コロナ禍の渡米。アメリカ入国までも大変だったけれど、日本帰国後も大変。海外からの入国者は一律2週間の自宅待機となり(オリンピック関係者は??)毎日数回の変則的な位置情報確認とビデオチャット、健康チェックが課せられている。

今までいろんな所に住んで、いろんな所を旅し、いろんな物を見てきたと思っていた。しかし今回の旅はそんな今までの経験はまだまだちっぽけ、何も知らない、何もわかってない自分を改めて気付かせ考えさせる大きくも感慨深い旅となった。

サンディエゴ、ワシントン州、メリーランド州の子供達3人、3拠点を回り、生活を共にした。

メリーランド州に住む娘の子供たちは、2歳8ヶ月と10ヶ月になっていた。前回の第一子出産の時とは全く違う家族4人。娘夫婦はすっかりDaddy&Mommyになっていた。

サンディエゴに住む長男は、数ヶ月前にステップアップし転職した。

ワシントン州の大学で資格を取った次男は、獣医師としての仕事が始まった。専門職を目指す彼は今インターンとして働く。給料は安く過酷な労働状態。

三人三様、それぞれの今を生きる姿を間近で感じる事ができたのは、訪米の何よりの授かり物。

6月初め、わずか数日ではあったが、家族全員が2年ぶりに集まった。前回は日本。今回はメリーランド。次回は何処になるのだろう?

娘の2人目の出産期からずっとアメリカ行きを考えていたが行かれず、結局その子は10ヶ月となり、歩き始めの時に初めて会えた。

アメリカはワクチン接種が一気に進み、私たちがアメリカに入った頃から、どんどんと店がリオープンとなり、急速にアメリカの日常が戻って来た。ロックダウンを知らない私たちは、本当のところ最悪の状況だった頃のアメリカをわかっていない。子供達から聞くその頃のアメリカは日本の状況とは全く違う世界だったようだ。

日本に戻って来たのは、アメリカの建国記念日だった。その頃にはすでにマスク着用も求められなくなって、海岸はものすごい人の数だった。レストランも大賑わいのフル回転で昨年祝えなかった分、何処もかしこも一層の賑わいだったようだ。

一日の感染者数が10000人程度になっていたアメリカだが、また感染者が増え20000人を超えそうだ。頼みのワクチンだが、接種率50%から伸び悩んでいる。デルタ株のコロナ感染はワクチン未摂取者が93%をしめ、死亡にいたっては100%というから、副反応を理解した上でワクチンは打つべきと個人的には思う。

因みに私たちは、アメリカでファイザー製ワクチンを打った。家から歩いての接種会場がスーパー内のファーマシー等に設置されていた。PCR検査も至る所に検査会場があり、手軽に検査が受けられる。

コロナが世界を席巻し、人々の暮らしをめちゃくちゃにした。コロナ禍の対処方法や、考え方暮らし方は人それぞれで、政府に対する思いも姿勢も皆異なる。

私は孤独を感じたり、どうしようもないネガティヴな感情になる事がある。

オリンピックまであと12日。これからどうなっていくんだろ?

自宅待機あと8日(T . T)

訪れた州のピンを集めている
アメリカはめちゃくちゃ広い