2004年8月31日火曜日

2004/8

8/1(日)晴れ

昨日の車の事は一切知らない絵里。
朝、食卓の横に鎮座する車を見て、"Wao! Is that my car?"
それに反して、朝から例によってぐたぐたしている宏人。
午前中の日本語の勉強にも文句ばかりで全く学習しようと気がみえない。
私も彼に対して怒り充満。何を言っても聞こうとしない態度に手も上げたくなる。

旦那と絵里は車のクリーニングをしている。
とはいっても何から手をつけたらよいのか。とにかく室内は荒れ放題。
勉強もさっさと終わった研人と私も入って、それぞれがとりあえずできそうなものから手をつける。
旦那はシートは外してからのほうが良いというが、それにしたって試しと、いろいろな洗剤を持ち寄って、誰のがいいとか競っている。
日も高くなり、暑さで清掃は中断。

研人は髪の毛を切ってほしいとお父さんに頼む。すっきりさわやかに完了。
そして事件は起こった。
相変わらずPCのくだらないシューティングゲームに興じている宏人は、ぼさぼさの髪もどうしようとも考えない。
そこで私が「お父さんに切ってもらいなさい。」と言ったらしぶしぶ外には出たのだが・・・。
気がついたら、丸刈りの虎刈り。
やってしまった旦那は真面目に反省している。

脅しなだめ引っ張り出した夕食のChevy'sへ行く車で、宏人が「いやみでやられた」というような事を言う。 旦那は「それは日本語が違う。いやみじゃなくて、いじめだ」と。もっとひどい。
しかし、宏人に同情票は集まらない。

 

 

8/2(月)晴れ

絵里SATのWritingクラスに行く(8時~12時)。
帰ってきてすぐにアートキャンプ。今日からは生徒としての参加だ。
その間、研人をプールに連れて行く。
髪の毛のない宏人は外に出て行く勇気はまだない。
ダイビングをしたりもぐったり一人でも楽しかった様子にほっとする。

研人6時からサッカープラクティス。
が、夜になってかぶり続けた帽子をとって「お母さん、、、
このSkull(頭蓋骨)が見えているのが、どうしようもないでしょー、、、」
と、言いにくそうに尋ねる。
”Skull”の表現に思わず笑ってしまったら、笑いが笑いを呼び、二人でげらげら笑い続ける。
よく見ると切りそろえていないから髪がつんつんはねていて、おまけにおでこの髪で隠れていた部分が日に焼けていないので白く鉢巻を巻いたようになっていて、さらに笑いを誘う。
二人涙が出るほど笑ったら、私の気分はすっきり。
たぶん宏人ももう吹っ切れたと思う。

 

 

8/3(火)晴れ

絵里のSATのクラスはエッセーばかり書かされて何の面白みもなく、休憩時間は4時間でたったの10分。
絵里にとっては最低最悪のつまらない授業だそうで、絵里はひたすら<あと何時間、あと何日>と数えている。
350ドルも払ったんだからしっかり学んできておくれよねー。

大急ぎで家で昼食後すぐにアートクラスへ。
日本に行く準備をぼちぼち始める。
アイロンかけもやっておかないと・・・と始めたが2時間かかって終わらず。
少し貯めすぎたようだ。

6時になってだいぶ涼しくなってきたので、研人とLelandへテニスをしに行く。
全然続かない。私がへたすぎる。研人も調子が出ずどうも楽しめない。
私も40肩になったのか、肩が痛くてサーブもできない。
年は取りたくないものだ。

先週末から、永住権取得へ向けて弁護士とコンタクトをしているが、一つ質問に答えてもらうとまた新たな質問が沸いてくる。
emailで一日1通の質問のやり取り、いつになったらすっきり手続きが始まるのやら。

 

 

8/4(水)晴れ

絵里は毎日7時起き。いやだいやだと言いながらも一番の早起き・・・感心なことだ。
絵里SATクラス(8時~12時)、アートキャンプ(12時45分~2時45分)。
キャンプの後、塾(Grace Education Center)の面接をした所に結果を聞きに行く。
明日あさって早速オリエンテーションをしてすぐにもTutor(家庭教師)として来てほしいとの事。また一つ新しい世界が広がりそうだ。

そして、4時バレーボールをしに Bret Harteに自転車で行く。
6時~8時、研人サッカープラクティス。
6時半~7時半、絵里アートクラス。
7時~8時、宏人ギターレッスン。

ばたばたと出たり入ったりしている姿にTeddyも一緒に行きたがるので、車に乗せると、
人間のように椅子にちょこんと座ってドライブを楽しんでいるかのよう。
何をしても可愛いTeddyはもうすぐ1歳になる。

 

 

8/5(木)晴れ

研人矯正歯科へ。
今日はブレイシスを入れなおし、ゴムもとめたので痛むらしい。昼過ぎから痛み止めを飲み始める。

絵里は疲れ気味。 SAT、アート、そしてすぐにGraceでオリエンテーション(4時~6時)。
私もGraceの人に会っておいた方がいいかと思い、オフィスに顔を出す。
この塾は中国人が中心のデーケアーに近い形の塾で算数・国語・中国語・日本語何でも教える。まずは絵里は低学年の算数の担当になるよう。
時給8ドルとはちょっと安い気もするが経験としては悪い話ではないだろう。

宏人、ホッケープラクティス。
研人は1学年上(研人には2学年上)の練習試合。
ホッケーから戻る時間が6時15分。集合は6時なので、歯が痛いとは言ってられず、自転車で出かける。とにかく忙しい。

お散歩のまだなTeddyを連れ、絵里の様子をGraceまで見に行き、その足で練習試合の様子を見に行く。
痛みはなさそう、大丈夫そうだ。一応薬と水を渡し家に戻る。

いい加減な夕飯の支度。 ばたばたと食事。
旦那は荒木弁護士とのE-mail交換が続くが、どうも要領得ない。
電話で直接話す予約を取り、旦那が仕事中に電話したらしい。
アメリカの移民局に申請する場合と、日本の米国大使館に申告する場合のメリット、デメリットがあり、どちらを選ぶべきかが現在の焦点。
とにかく売り上げのないUSA半導体のため、あちこちからいろいろあって旦那はホントに大変そう。
今では話し相手や同胞が帰国してしまい、まさに孤軍奮闘したら爆死が見えているので、
じっと地下組織に潜伏作戦のようだが、ストレスが溜まってどうしようもないみたい。
家族のために本当にありがとう。 体を壊さない程度にね。

 

 

8/6(金)晴れ

午前中宏人とお買い物。
Costcoで出来上がったメガネを取りに行くが、サングラスになるタイプに作られていない!
やり直し!あ~あ日本に持っていけないや。

絵里をSATのクラス(Pioneer High)まで迎えに行くと、何だか笑っている。
そして気がつけば他の子供たちも皆表情が明るい。
いつもはむすっとした雰囲気だったのにこの変わりようはあからさま。
よほどストレスフルな授業だったのだろう。20時間良く頑張りました。

絵里アートキャンプも最終日。
藤井さんがおっしゃるようにぐんぐんうまくなっている絵里の絵。
今度のひまわりの絵は絶品だ。
その間、宏人と研人をプールに連れて行く。

私はTown&Countryの車の左窓が動かなくなったので、クライスラーに部品を買いに行く。
聞いてびっくり部品代だけで176ドル、修理に出せば700ドル近くかかりそうだ。何も買わないで帰る。

絵里、Graceのオリエンテーション2日目。今日からバイト代が入る事になっている。
でももうくたくたの様子。
7時、絵里研人を連れモールにお買い物。
最終的に日本へのお土産と思ったがたいしたものは買えず、あきらめる。

旦那は会社の若い人たちとお食事。
あっという間に日本に帰る日が来ちゃうけれど、これで大丈夫なのかしら?
日本の暑さがちょっと怖い。

 

 

8/7 (土) 晴れ

午前中はお勉強。私はAccordの掃除。
後部座席をはずした下は、見るも無残な汚れよう。
この一週間この状態のまま、誰も手をつけなかった。
拾えるごみを取り除き、へばりついたキャラメル状のものをブラシで落とすと、ようやくと車らしくなった。39 centも発掘。
後部座席のシートベルトは、コーラのようなものをこぼして固まったようで、カチカチで曲がりもしない。
絵里も参加してこれらを外し、薬品に漬け込み元の状態になったが、つけていた液体はドロドロの赤茶色。なんだか異様な匂いも、これで少しは消えるかな。

オイル状のカーペットクリーナーが、シートの汚れに効果ありそう。
絵里が継続清掃するが、クリーナーが切れたので中断。
掃除したシートの部分は、手触りも柔らかいが、未清掃の部分はカチカチだ。
まだまだ先は長い。

 

 

8/8 (日) 晴れ

皆8時に起床して日本出発の最終準備。とはいえ朝食後テレビを見ている3人。
10時にTeddyもつれて、San Fransiscoへ。ちょっと早めの11時に空港到着。
皆はTeddyと別れを告げ、国際線ターミナルに消えていった。その後は・・・

旦那とTeddyと別れ、ノースウエストのチェックインカウンターを探す。
3つの重たいトランクは子どもたちが3人それぞれ運んでくれる。
5年前は空港でも大荷物と子どもの面倒は大変だったが、今は私が面倒みてもらっているよう。
北側のフードコートで昼食をとる。とにかくお高いのにびっくり。
中華、Fish&Chips、クラブサンドイッチを食べる。

12時半、12Aのゲート内に入る。靴を脱ぐのももう慣れた。
1時、搭乗。そんなに混んでいなくてラッキーと思ったのは勘違い。
中央の5人がけに4人並び、研人の隣は重たい感じの中年男性。動けるところを探すが望みなし。
ノースウエストの機内食はJALやAAよりおいしいとも言えるが、スクリーンが席前方の大スクリーンのみで、プログラムも選べないようではフライトもあまり楽しくない。
しかし子ども達は<Hidalgo>と<Prince&Me>の2本の映画を前席の大男の影から
隙間をみつけてしっかり見た。
子ども達は10時間弱のフライトで殆ど睡眠を取らず。

Teddyを海に連れて行きたかった念願をかなえにHalf Moon Bayに向かう。
途中Peninsulaの人造湖を散歩しようとするが、Petお断りだった。
海が近づきしきりに鼻を動かすTeddy。
岸壁に乗りつけ、始めてだろう太平洋を見せるが、特に反応を示さない。
がけを下って海岸に出、岩場を散策してみるが、意外と貝やかにの甲羅には見向きもしない。
それより浜辺にいる他の犬達が気になってしょうがない。

最初は岩場の水溜りを避けて歩いていたが、途中からどうでも良くなったらしく、
バシャバシャ水溜りを歩いてゆく。
砂浜に戻り昆布を振り回して遊んでやろうとするが、どうも昆布は嫌いなようだ。
帰路車屋でカーペットクリーナーと、T&C用の窓上げ下げようスイッチを購入。
今日はT&Cの窓を何とかするぞ。

家に戻り早速窓のスイッチの解読を開始。どうも信号がおかしい。
上げようとしているときに、上げるのと下げるのの両方に12Vが出ている。
素直に$176出せば直りそうだが、$2.99で買ったスイッチで動くようにしたる。
あれこれ試すが、なかなかモーターが上がってくれない。

Teddyはずっとそばにへばりついている。
窓がもう上がりきっているとだまされているのかもしれないと、ドアの内張り外しに挑戦するが、これがまた難問。
最近はアメ車と言えども、ずいぶん手が込んでいるようで、本日のところはギブアップ。
運転席の窓は下がったままなので、Accordと同じく、敷地内に乗り入れる。
こう書くと、やっぱりアメリカの家はでかい。

陽が翳ってから、新しいカーペットクリーナを試す。
Formタイプ。どれも似たようなもんかな。

夕食は、お化けしいたけのきのこ炒め。白ワイン付き。

 

 

8/9 (月)

日本時間3時半PM、予定より少し早く成田到着。バスで空港内をぐるっと一周したのち到着ゲートへ。
出迎えに来てくれた江戸爺婆、美由紀さん、宏大君、雄大君、敦男兄、葉子姉。
いつもの事だが子ども達は何故か気恥ずかしそう。江戸爺婆、美由紀さんと二人とは挨拶だけで別れる。わざわざ成田まで来ていただいて申し訳ないです。

敦男兄の車で柏の家のそばのフォルクスで夕食を取る。
智ちゃんも仕事を終えて、そして柏爺も歩いて来る事ができた。
おなかいっぱいと言いながらも私達も注文する。
これで家で朝食、搭乗直前1食、機内で2食、そしてこの食事と、24時間に5食食べた事になる。
特に研人はこのレストランでビーフカレー(大盛りだと思う)をきれいに食べきった
<すげっ!>

柏爺と別れ、運河へ向かう。ぼーっとしているものの、皆元気。

実は朝から南CAに出張しなければならない。日帰りを条件にOKした。
久々の新車販売の性能保障仕様取り決め。行かにゃならんでしょう。
朝8時に家を出て、夕方7時40分に帰宅。
Teddyには朝ごはんと豚の耳を同時にあげるが、先に豚耳を食べたみたい。
帰ったときはいつものように興奮出向え。
晩御飯の後散歩に行く。
会社に行かないと、気が楽だ。

 

 

8/10 (火) 晴れ

暑い暑いと言われていたほどの暑さはかなり収まったようで、私達には比較的過ごしやすい暑さ。それでもこの湿気はたまらない。

私も子ども達も朝7時には目を覚ます。敦男兄と葉子姉はお仕事。
お隣に挨拶をして江戸川台に荷物を取りに来ていただく。
智ちゃん、裕君と共に柏に行く。
柏爺のサイドを固めるように居座る‘りんご‘と‘チェリー‘。もうすっかり家族の一員だ。
柏爺お得意の天ぴんで出前を頼み皆で昼食。
アメリカにもこういう出前があったらいいと子どもが言う。
それにしても柏爺のあまりに元気な様子にびっくりするやらうれしいやら,何だか怖い気もする。今では痛み止めの坐薬も使ってないと言う。

先に帰った裕君の他、私達は柏に買い物に出る。
が、鼻水が止まらず胸もぜこぜこし出した宏人は私と岡田病院で診察を受ける。
彼の反応は日本に着いたとたん出始め、 柏に来るとさらに悪化するようで・・・困ってしまう。テオドール他アレルギー、鼻水、喘息用の薬を処方していただく。
昨年帰路の飛行機で苦労したことを考え、吸入も出してもらう。

智、絵里と合流。丸井~そごうを歩き回る。
ペットストアはお犬様方の召し上がる物がたくさんあるし、何よりものすごくきれいで見ているだけでも楽しい。
男達は洋服ばかり熱心に見ている智ちゃんと絵里に辟易気味。
途中で飲んだスタバの抹茶フレパチーノは絶品。しかしShortサイズのカップがあまりにも小さいのにショックを受ける。

智ちゃんと連れ立って宏人と研人は東武線に乗る。
江戸川台ではお爺ちゃんが待っていてくれるはず・・・。
二人は不安いっぱいで私と別れた。

 

5時に帰路に着く。
Teddyの歓迎とブラッシングを終え、T&Cの窓に取り掛かる。

外れなかった内張りを再検討し、外す事に成功。
ここまでやって元に戻るかな。
窓が上下する仕組みを理解する。1本のワイヤーで上げ下げしている。
いろいろ調査するも、モーター側に不具合は見つからず、今日の結論はやはりスイッチユニット$176。
$2.99を外付けしても、動くめどは立たずに8時となる。散歩に行かないと暗くなり始めてしまう。
明日は午後休む事にした。トラックのオイル交換と、T&Cの窓が明日の課題。

 

 

8/11 (水) 晴れ

朝、宏人から電話「今から出かけるよ。」元気そうな声。
真ちゃんの運転で宏司さん一家と合流し、勝浦のキャンプに連れて行ってもらう。
このキャンプには江戸爺も参加、また宏司さんの家の犬ナナも一緒で、にぎやかなキャンプになることだろう。

絵里と私は浅草へ。今日の目的はビーズの買出し。
あらかじめ調べておいたコースを浅草駅から歩き始める。おもちゃ、紐、ゴム印の問屋街を抜ける。
50分ほど歩いただろうか。浅草橋駅付近にビーズ専門店何件もあり、そのビーズの豊富さに何を買っていいものやらわからない。品質豊富安心の店‘キワ‘でか なりの量のビーズを買う。

母のお墓参りに行こうかかなり迷ったがやめて、銀座へ。
迷い込んだジュエリーショップでお買い物。絵里と二人ジュエリーを買ってしまった。ウフフ。。。

さすが銀座のイタリアンと言える店で昼食。満足な可愛い娘とのショッピング。
慣れない道で疲れもしたが楽しい一日だった。娘がいて良かった。

宏人と研人はキャンプでなにしているかな~。

 

昼食を食べてそのまま帰社。
途上、帰任した佐藤さんの口座に入金、Dakotaのオイル交換。
トランスミッションのオイルも変え時という。値段を聞くと$99.99。やっておこうと注文する。
待合室から見ていると、若い2人がラジエータグリルの前から、オイルを注入する為のパイプ作業に苦労している。 なかなかうまく行かず大変そう。わかるわかる。
何とか繋がったようで一安心していると、マネージャー風の人が現れ、「チューブを外しているときにパッキングを破損してしまったので、これから買いに行く」と。
このままでは走れないので、のまざるを得ない。Teddyが待ってるのに。

どこまで買いに行ったのか、若いのが店の金を握りしめて車で出てゆき、さらに待つ。
買って来たものを見て若いのが笑い転げている。な、何なんだ?
早くしろよ、でもちゃんとやれよ。
今度は前から入れるのをあきらめたのか、オイルゲージの細い穴からオイルを入れている。ちょっと入れてはゲージを突っ込み、首をかしげながらまたオイルを足す。
これをかれこれ10回。ほんとに大丈夫?
最初の作業でバンパーが油まみれの手跡だらけなのを、どうするかと思いきや、ちゃんとスプレーを掛けてふき取っていた。感心感心。

1時間40分かかってようやく会計。
「トランスミッションの方は、半額にします。」お、ラッキー
「このクーポンもあるんだけど。」「それも使えます。」あ、そう。

家に帰ると庭師がすでに作業中。間に合うはずだったのだけど、$57稼いでいたから遅れちゃった。ついでに、宝くじの当たり$9も替えてきたし。
元手が$5だから、儲けは$4か。でも$1追加して、$10分の次のくじを買っちゃったけど。
当たれ$33ミリオン!

庭師に芝の枯れているところをどうしたらいいか訪ねると、言葉が不自由なので、行動で示す彼ら。いきなり庭の散水機のバルブを開け始める。水のかかりが悪いって言いたいのね。
ところが変なとこをいじったらしく、あらぬところから高さ1m半の噴水が上がる。
おいおい、こんなとこから水を噴いてるのは見たことないぞ。
もう一人の庭師は、その噴水で顔を洗ってるし。
やったやつはどれをいじったのかわからないらしく、止められないだって。
一番左のやつで止まるじゃねーか。まったく。

Teddyの散歩がてら、Costcoのリベート$20の入金とDVDを返しに行く。
ぐるっと回って散歩から帰ると5時半。あ~あ、まだT&Cの窓は何も手をつけてないぞ。

全ての作業が終わったのがちょうど8時だから、その後2時間はみっちりと格闘しました。
結論は、$176プラスTAXを払わないと直らないって事。
この結論に至るには、中島みゆきの歌が聞きたくなるほどの、男の葛藤と情熱物語があったのだが、聞きたくねーだろうからやめる。
直らなかったのなら、NHKは来ないだって?使えるようにしたぞ。全く逆転の発想で。

窓を上げようとすると下がる、下げようとすると上がる。
つまり、上がらなかった窓が、下がらなくなったって訳。
運が良ければ下げられるが、その場合でも100%窓は閉められる。
開けっ放しは無しって訳よ。

 

8/12 (木) 晴れ

絵里と二人再び柏の2階で朝を迎える。昨晩は幾分涼しかったから、キャンプ組はどうした事だろう。
布団を干し洗濯後、絵里と銀行へ。向かったのはりそな銀行。

絵里に払い戻しの仕方をえらそうに教える私。不安げに順番を待つ絵里。
そこへ係りの女性。「おかあさ~ん!」と助けを求める絵里。
「この通帳は銀行が違います。UFJさんになりますが・・・。」
「あの~三和なんですけどー。」 そしてすごすごUFJへ。
するとまた係りの女性。「ご住所はどちらですか?」 「何というか・・・」
「横浜になっておりますがー。」 その後いろいろうるさい事を言われて結局解約することにした。
が、パスポートがないとできないらしい。

わずか数万なのに子ども達の口座3件分、パスポートを持って本人を伴ってこなくてはならないようだ。何だか面倒くさい世の中だ。

絵里はそごうでビーズの講習を受ける。生徒は絵里一人のプライベートレッスン。
私はその間柏に戻りちょっとお掃除。絵里のバックパックと思いカートを持って再びそごうへ。
絵里の作品は今までにない大作のネックレス。いい時が持てたようだ。

絵里と二人江戸川台へ。風邪気味でお留守番の江戸婆が今日も温かく迎えてくれる。
庭になったお化けかぼちゃ(今度写真に撮ろう)に笑い、江戸爺他3人の帰りを待つ。
7時を過ぎて4人到着。興奮気味の宏人と研人。
おいしいものをいっぱい食べさせてもらって海で泳いで花火して・・・・・。
もっといたかった様子。 いわしのフライの舌鼓を打ち、賑やかなうちに食事を終える。

9時、真ちゃんに送ってもらって4人運河へ戻る。
もう木曜日が終わってしまった。明日は子ども達は智ちゃん裕君と5人で遊びに出かける。

 

5時に会社を出て45分で家に着く。
Teddyのブラッシングの後、洗濯物の取り込み。昨晩洗濯し、今朝干したもの。

久々のAccordのシート。今日もフォームとブラッシング。
汚れは出てくるのだけれど、完全にふき取れずにまた染みていってしまう感じ。
生地の下はスポンジだものそりゃそうだよね。
と言うわけで、完全に水洗いする事にした。
ホースで水を掛けると、染み込んでいた洗剤から泡が出るは出るは。
これではきりがないと、シートに乗っかり、足ふみ洗濯。
ここまでやったのは、後席の座る部分だけ。
まだ、後席の背もたれと、運転席、助手席、さらに後席の足元も染みだらけ。
T&Cのフロントバンパー凹みも直したいし。 気長にやりましょう。

夜のゴールデンタイムだと言うのに、やはりアメリカのTVではオリンピックが見れない。
世界にはアメリカ以外にもたくさんの国があることを、知られたくないとしか思えない。

明日の清掃車に備え、家中のごみ集め。
$33Mは逃したが、当てるぞ$40M

 

8/13 (金) 晴れ

夜中3時にアテネオリンピックの開会式。

10時前に、子供たち5人(智・裕・絵・宏・研)は東京ドームシティー(後楽園)へ遊びに行った。

私は12時、高校時代の友達(美佐子、由季、周子)と美佐子の実家で会う。
4月にお父さんを亡くした美佐子は、自分自身も膠原病と戦うたいへんな日々を送っている。しかしあくまでも大きく温かい美佐子は、今も皆の中心的な役割。
高校時代の性格は年をとっても全く変わる事無く、会話も同じような構成で成り立つから面白い。
美佐子のお母さんは私たちに未だに高校の時と同じように接してくださり、何だか気恥ずかしくなる。

4時間喋り捲り時を過ごす。柏に立ち寄る。2匹の猫ご近所迷惑になっていないか、気になる。
6時、運河に戻る。まだ誰も帰っていない。
夜のバイトのある裕君が他の4人と別れ帰ってきたのが8時近く。
子どもたちはどうやらご機嫌で遊びまくっているらしい。

10時、4人興奮気味に帰ってくる。手には夕飯のコンビ二のお弁当。
10個以上のアトラクションに乗り、相当気ままに楽しくすごした様子。
特に遊園地に親抜きで初めて行った研人はその興奮も最高潮。

USA

家に着いてTeddyのブラッシングして、車のシート洗って、Teddyにえさやって、散歩に行って、花壇に水やって、TV付けて、食べ物あさって、4時間オリンピックの開会式を見て
Teddyにおしっこさせて、寝る。

入場行進、何で日本はアメリカの後なのですか?
場内放送はとっくにJapanと言っているのに、ずっとアメリカ選手団を映し続けていて、その後CMになりました。
CMが明けて10秒ぐらい映って、次の国に行ってしまいました。何なんでしょう、まったく。

 

 

8/14 (土) 晴れ

子供たちを連れ、敦夫兄の車で幕張にあるコストコ(Costco)に連れて行ってもらう。
せっかくの二人のお休みを私のリクエストでコストコでのお買い物で費やさせてしまうのは心苦しいが、日本のコストコはとにかく魅力的と強行。本当にありがとうございます。
途中渋滞に巻き込まれ着いたのはお昼近く。
近くのモール(名前忘れた)で研人が念願の小さな財布を物色している間、私は15分間の全身マッサージを受ける。う~ん、 気持ちいい。
頭痛を伴うひどい肩こりは持病となり、すっきりさわやかという日がほとんどない毎日。
マッサージ用のベッドに横たわりひたすら揉まれるとは何とも気持ちがいいが、あっという間に15分は終わってしまった。これで1000円、まあ妥当な値段と言ったところか。

研人はとにかく財布が気に入ったらしい。何回も出したり入れたりして、ニヤニヤしている。もう彼の目的は達成済みで、まだ買い物するの?と言う始末。
イタリアンレストランで昼食。ぜ~んぶ美味。この品の良さ。食材もバラエティーに富んでいてアメリカでは食べられないものばかり。各種パンも止まらないおいしさ。 日本はやっぱいいよ。

コストコへ。1階2階に別れ、規模はAlmadenのCostcoの1.5倍はある。
品揃えは 日本の物の他アメリカと同じ品々もかなりある。
値段の表示で0がいっぱいあるのが、どうもなじめない。子供たちはいちいちドルに言い換えて計算している。
予定通りのそば、乾物、日本菓子、ドレッシング、アイスコーヒー、日本の薬などを山ほど買う。今回は4人分持って帰れると強気な私。車に詰め込めるか敦夫兄は不安顔。
夕飯の食材もたっぷり買って(これらの食材もアメリカに買って帰りたいよー)、
意気揚々コストコを後にする。

柏に寄って置きっ放しの荷物を引き取り、柏爺を乗せて運河へ戻る。
焼肉パーティー。新鮮野菜、えび、肉・・・など。
智ちゃんや裕くんも柏爺を囲んで夕食を共にする。
テレビではオリンピックの女子バレーボールをやっている。
にぎやかにわいわいと時を過ごすが、柏爺は少しは食べられたのかしら。

9時30分、柏爺はバイトに行く裕君と運河を出る。

 

USA

土曜でも、寝坊もできない、Teddy当番

白物の洗濯をして、オリンピックを見て、Accordの掃除をして、T&Cのフロントグリルを外して、Teddyの散歩して、オリンピックを見る。
女子バレーボール、アメリカ対中国だと、中国を応援するのはなぜ?
男子シンクロ高飛び込みは、ゲイ過ぎるのはなぜ?

Accord
後部座席シートの前と後
シート下の前と後
UNTXシールはがし後
T&C
フロントグリル修理中

 

 

8/15 (日) 晴れ

日本に来て早くも1週間。暑さや湿気にも慣れてきた。今日は朝から曇り空。昼前には雨も降り出した。

運河の兄姉に、今日も買い物に連れて行ってもらう。
コジマ電気、百円ショップ、古本屋、ペットショップ・・・。昼食はタンタン麺。
1月に私だけ帰った時に連れて来てもらった店。宏人と研人は、中辛をこともなげに平らげる。その後柏へ。

宏人がお線香のけむりが良くなかったのか、アレルギーアタックを受けたように胸が苦しくなり、涙が止まらなくなった。きょう柏に宏人が泊まるのは無理と判断。
宏人だけまた運河に泊めてもらうことにする。
運河の4人、うちの3人(研人は柏爺の所で休憩、少し疲れが溜まったのか軽い頭痛を訴える)
で柏に町でお買い物。絵里は再びビーズショップへ、買い残しのビーズを買いに走る。
宏人はミュージックストアへ、ギターのストラップを買いに行く。
医者からの吸入の薬で胸も楽になった様子。

柏爺のおごりで、大漁寿司(回転寿司)に行く。総勢9人。
次々と皿をとり、がつがつ食べる私達。柏爺は少しずつしか食べられないし、普段はおかゆの食生活。
そろそろ終わりにしようと思った頃、柏爺が顔をしかめる。胃がはって苦しそう。吐き気も出てきた様子だ。敦夫兄は急いで車を取りに柏の家に行く。
線路を越す立体交差の階段は厳しく、さらに生ものの寿司にぎりと言うのは、爺ちゃんにはちとつらかった様子。まだ無理はさせられないと反省。
その後柏爺は家に送り届けられると、安心したのか気分も良くなったそう。

私たち8人は、カラオケへ。
4年ぶりのカラオケは、海外の曲を載せたミュージックブックもずしんと厚くなりびっくり。わかる歌がないとためらっていた絵里は大喜び。積極的に曲を入れる(たぶん一番歌ってた!)。
宏人は異常なまでに水分を取り、トイレばかりで一向に歌おうとしない。
たっぷり2時間歌いまくり満足のうちにお開き。
延長しようと言う声もあったが、明日を考えると無理。泣く泣くカラオケを後にした。
宏人は運河へ、絵里、研人と私は柏にお泊り。
11時過ぎに柏に戻った時には、柏爺もすっかり元気になって、ほっと安心。

 

USA

フロントグリルを外したついでに、フォグランプとホーンの部品を求めて午前中から買い物。WalMart、Auto Zone、KragenとTeddyをつれて回るが、いいものは見つからず。
傷付いたバンパーのスプレーは購入。

2台の車の修理清掃に追われるが、日中はダメだ。暑くてかなわん。と言うわけでオリンピック。
ビーチバレーはいつ見てもつらそうだ。同じ男2人でも、こちらはゲイには見えない。

Accord
後部座席背もたれの骨、
肉、
皮。

T&C
フロントへこみ修復、
塗装、取り付け。
ワオ、平泳ぎ100m、日本金!
ターン後のドルフィンキックを、アメリカはいちゃもん付けていた。

 

 

 

8/16 (月) 晴れ

運河に一人泊まった宏人は裕君に駅まで送ってもらい、東武線に乗る。
柏駅で予定通り宏人と落ち合い、8時50分柏発の千代田線に乗る。
成城学園前までは乗り換えなしで1時間半ほど。今日は道爺の家にお邪魔する。

電車の乗り方にも多少慣れてきた子供たち。
宏人は楽器屋の集まる御茶ノ水に行きたくて仕方ない。
迎えに出てくれた道爺の元気に手を振る姿が見える。
道爺の家までは成城学園前から小田急バスに乗る。道爺が用意してくれた1日パスでは全員乗れない事が判明。乗り場で運転手の言っている事がわからず困惑する。まるで異国に来たよう。

バス停からは歩いてさらに10分。宏人と研人が交代で道爺の自転車に乗る。
日本の自転車に乗りなれない為か、研人は乗り方もおぼつかなく、何とも情けない姿。
道爺の家に着くと玲子おばさんが私達を歓迎してくれる。
紀州犬のサンはしばし吠えていたが、しばらくするとすっかりなつき、仰向けになってお腹を出して甘える。その姿がTeddyを思い出させる。

日本のチーズケーキ、お手製のクレープをご馳走になり、プールに行く支度を始める。
絵里の水着を見せたら、おばさんに「それは過激で、着られない」と言われ、 絵里はおばさんの水着を借りる事する。
バス、タクシーを乗り継ぎ、世田谷区民プールに到着。
50mの清々とした大きなプールの他25mの浅いプールもある。道爺に借りた水泳帽を全員かぶりプールへ。ザブンと飛び込みたいところだが、飛び込み禁止。静かに音を立てずに浸水。

異常な までに静かなプール。研人はちゃっぽんと入ったら、監視員が来て注意して言ったそう。笛吹きもないのだ。これが世田谷というものか・・・。
ひたすら静かに水泳をしなくてはならない。ばしゃばしゃとした水遊びは禁止なのか?

おばさんにプールに入る事を禁止されていた道爺もプールで子供たちと泳ぐ。
ガラス越しに見ていた私ははらはら。でも声は届かない。
道爺が平泳ぎを教えているようだが、子供たちの泳ぎはうまい。上で見ていた私は我が子らの泳ぎに妙に満足する。

規制の多いプールに子供たちは不満顔だが、世田谷区の施設にはびっくりする。
テニスコート、野球場どこも 整然としていてさすが世田谷と言わざるをえない。
道爺の家に戻るといとこの香里ちゃんが来ていた。何年ぶりだろう。
母が亡くなって 以来だから8年ぶり?全く変わらない彼女がうらやましい。

おいしい昼食。おばさんのセンスある飾り付けが光る。
マッサージ機を取り合い、アルバムを見せてもらい、サンと遊ぶ。
エンジン付きの自転車で子供たちは家の周りを一回り。
そして今日のメインイベント、写真撮影。
道爺の海軍、空軍の時の軍服を宏人と研人は着る。
サイズはぴったり、めちゃくちゃ似合う。
絵里は香里ちゃんの高校の制服、 これが全く似合わない。
このイベントはおばさんには内緒。おばさんはいやがるそう。相変わらずだね、道爺。

子供たちは道爺の車で近所を散策。
爺の車は軽自動車だから私はお留守番。おばさんや香里ちゃんとの会話。
近くのお寺や公園を回って帰ってきたが、研人はどうも元気 がない。
疲れが最高潮に達したか、おばさんのベッドで少し休ませてもらう。寝る事 1時間半。

私は香里ちゃんとサンのお散歩。
香里ちゃんも世田谷の細かい道はもうわからなくなっているらしく、迷子になる。
途中地図を見てもちんぷんかんぷん。電話もかけられず結構あせった。
夕飯は三軒茶屋の高層ビルでとの道爺の誘いだったが、如何せんお腹がすかない。
申し訳ないが帰る事にする。もう時間は7時を過ぎた。

おじさんおばさんの大歓迎を受け、何もできない自分が申しわけない。
柏から子供たちは直接運河へ。 私は荷物を取りに柏の家に寄る。
すぐに敦夫兄が車で迎えに来てくれ、コンビニで軽食を買って帰る。
絵里はくたくたなのか早々に寝る。宏人と研人は明日の朝の分のパンまで平らげる。

明日はパッキング開始、明後日には飛ぶ。あまりに短い日本滞在。

 

USA

うをぉ~、男子体操団体、最後の鉄棒、なんてすばらしい金メダルだろうか。
最後、着地した瞬間に、日本人は皆立ち上がって興奮した事だろう。

アコードの背もたれの修復に時間がかかったが、あれだけやって取れない汚れなら、諦めが付く。

 

 

8/17(火)くもりのち雨

Teddy1歳のお誕生日(だと思う)。 Happy Birthday Teddy!!

いよいよ明日CAに戻る。3つのトランクの他にいくつ荷物が持てるのだろうか。
明日は又運河と江戸川台が車を出してくれるそうなので、飛行機さえOKならばみーんな持って帰れる。
今日になって不安になってノースウエスト航空の連絡先を敦夫兄に調べてもらう。
朝8時過ぎから5分おきにかけてみても「只今たいへん混み合っています。改めておかけ直しください。」
ばかりで一向に繋がらない。英語のラインも同じ。

敦夫兄と葉子姉は夏休みの休暇をとってくれた。
子供たちは敦夫兄に中古のCD、ゲー ムソフト屋に連れて行ってもらい、プレイステーション2のサッカーゲームを買って来た。
早速ゲームをしてみるとこれが本物かと思われるほどリアルスティック。研人、宏人は夢中になって遊ぶ。

お昼近く、鈴子さんとまりえちゃんが来た。
まりえちゃんは絵里と同じ年。すっかり大人の女性になった彼女にびっくり。
昼食は私のリクエストの冷凍食品。2月に来た時にスーパーで見た日本の冷凍食品の豊富さがまぶしく、是非食べてみたかったのだ。
チャーハン2種、皿うどん。日本の皆は冷凍食品は特に食べたくもないらしく、
敦夫兄が焼きそばを作る。
お隣の家から出前のラーメンやうどんのおすそ分け。さらにお好み焼きまで作ってくださって、わが子らは好物ばかりでがつがつ食べる。

1時過ぎになってやっとノースウエスト航空の電話が繋がり、荷物は一人2つまで20kg以内であることを確認。ほっとする。

2時、おしゃべりしながらの昼食を終えて、私は一人柏に向かう。
子供たちは江戸川台に電車で向かうようにする。
UFJ銀行で子供3人のパスポートと通帳を呈示したが、やはり子供たちの口座の解約は本人がいないと受け付けてくれない。
りそな銀行に行く。利子のほとんどつかない日本の銀行にお金を入れておいてももったいないので、再びアメリカに送金する事にする。
その為の用紙をもらい説明を受けるが、これまた本人確認とか何とかいろいろうるさい事を言われる。結局今日はできそうにない。書類だけ持ち帰る。
ちなみにりそなはアメリカと同じ5時までの営業に変わったそう。
書類を持って柏の家へ。りんごとチェリーが相変わらず可愛く歓迎してくれる。
UFJの通帳等を柏爺に依託し、送金の書類は今晩書き込み明日渡す事にする。
どうしてこうわたしっていつもぎりぎりになってしまうのか・・・。

大きいおばあちゃんのいる柏厚生病院へ。
ナースセンター近くの部屋で窓際に寝ているおばあちゃんは頬がこけ昔のおばあちゃんではなくなっていた。何を思って眠っているのだろう。
ナースセンターで担当の看護婦さんに様子を聞いてみる。今日はご飯も食べずに寝続けているそう。
こんな日が少しずつ多くなっていると言うが、起きている時はしっかり話もできるそうだ。もう一度ベッドに戻って少し体をゆすって声をかけてみる。
反応はない。つらい。
おばあちゃんは今のこの状態を決して望んではいなかったのに・・・。
今私はただ思う。せめていい夢だけを見ていてください。どうかいやな事はすべて忘れて。

携帯で葉子姉に電話。最終的な買い物に付き合ってもらう(まだ買い残した物がある !)。
<ブラ> 私に似てしまった絵里はアメリカサイズはとてもダメ。いつも買うのに苦労している。
今回も彼女と一緒に見て歩くつもりだったが、時間切れ。
葉子姉に付き合ってもらって店を回る。
結局12枚も買ってしまった!!でも絵里と私共用できるからいいよね。
<芝漬け> 子供たちは大安の芝漬けが大好物。といっても種類がいっぱいあってどれがいいのかわからん。葉子姉と仕事を終えて合流した智ちゃんに試食してもらう。
その他、デパートの菓子をいくつか。また智ちゃんに助けてもらっちゃった!

柏で二人と別れ私は江戸川台に向かう。雨が結構降っている。
結婚する前に歩いた日々を何故か思い出す。月日が流れ街並みもずいぶん変わった。
江戸川台に着くと江戸爺婆、真ちゃん、宏司さん一家と絵宏研のにぎやかな声が聞こえてきた。
とって置いていただいた夕食のおはぎや煮物をぱくつかせていただく。
いつも会っているような気楽さは、私のずうずうしさからくるものなのかしら・・・。

宏司さんのお酒の量が相変わらず多い。あまり飲まなくなった旦那様と比べるとだいぶたっぷり 召し上がるようだ。ほとんど毎日というから体が少し心配だよ。
子供たちがかくれんぼを始めて大騒ぎ。
その後は缶けりもしていたようだから、それはもう汗びっしょり。
時間の経つのが早い。9時を過ぎて運河に連絡。
明日空港まで運んでもらうダンボールとトランクを敦夫兄さんに持ってきてもらう。
宏人と研人は江戸川台で最後の晩を過ごさせてもらう。
完全な陽気な酔っ払いと化した宏司さんとの挨拶はそこそこに、美由紀さん、真ちゃん、宏大君、雄大君と別れの挨拶。是非アメリカに遊びに来て欲しいと思う。

運河に着いて再び荷詰め。もう気が遠くなる。
智ちゃんのワインを少しいただき景気をつける。
智ちゃんは一人でぐびぐび飲んでいたようで、ここにも気のいい酔っ払いが出来上がった。
敦夫兄は連日のオリンピックでの夜更かしに加え、私たちの面倒も一気にやっていただいたのでだいぶお疲れのよう。
本当お世話になりました。

 

 

8/18(水)

荷物をまとめ、10時運河の4人(めずらしく智ちゃん裕君がフリーだった!)と絵里、私で運河を出て柏の家へ立ち寄る。母にお線香をあげて、11時、柏の家を出る。
車まで送ってくれた柏爺。今度会う時は、もう少し体重が増えてくれたらと思う。
くれぐれも無理しないで、葉子姉の言う事をよく聞いてください。お願いします。

思ったよりゆっくり柏で過ごす事ができなくってごめんなさい。
宏人と研人は江戸川台から直接空港へ。
空港へ向かう途中いつものコンビニに寄る。偶然にも江戸川台の車も来ていた。
持ち込んだ荷物はトランク3個・ダンボール2箱。手荷物は各人1つずつ。思ったよりコンパクトに仕上がった。
しかし重量はどれも30キロ近くになり、11月以降は厳しくなるので、お気をつけくださいと言われる。
チェックインを済ませた後、皆で空港内のレストランで昼食。日本の味を最後まで楽しむ。
こんなレストランでもアメリカとは違っておいしい。アメリカに帰ったらまた懐かしくなる事だろう。

ここで、江戸川台のお二人と別れる。今度はアメリカに来てくださることを期待して。
スターバックスで今一度抹茶フレパチーノを飲む。
運河の4人とバイバイ。いろんな思い出をありがとう。今度はどんな形で会えるのか、すごーく不安です。良かったら智ちゃん裕君だけでも遊びに来てね。CAは近いよ。

予定通りの離陸。機内は行きよりさらに混んで満席。
オバーブッキングもあったそうで、とてもゆっくりとはできそうにない。
さらに座席前に5歳くらいの中国人の女の子が落ち着かず立ったり座ったり、スクリーンを見るのも厳しい。
最初はほほえましく見ていたが、だんだん腹が立ってきた絵里以外の3人。
絵里は彼女が手を振ると応えているから、猶の事彼女は遊びたくて私達の方ばかり顔を出す。その中で映画3本子供たちは見て、ほとんど機内では寝なかった。

CA時間午前9時。無事到着。
指紋押捺、写真撮影をして入国(14歳以上のみ)。
ターンテーブルからの荷物の引き取り、運搬は宏人が率先してやってくれる。
何もしない研人は税関の人に君もやったらと一言いわれむっとする。
早速携帯で連絡を取り、旦那様との再会。順調に家に戻る。
車中子供たちは眠り込む。

Teddyからの大騒ぎの歓迎を受ける。これがたまらなくうれしい。
宏人はベッドで高鼾。絵里と私も少し寝る事にする。
が、研人は一人シャワーを浴びテレビを見ている。

只今日本時間夜中の3時。 結局研人はお昼寝もせずに夜まで。
宏人は7時からギターレッスンに出かける。
絵里のバレーボールと研人のサッカープラクティスはお休みする。
冷蔵庫はからっぽ。でも買い物に行く気はしない。
Teddyのお散歩も旦那様がまたやってくれた。
夕飯は” Chills”完璧アメリカンも悪くない。

夢のような10日間が終わった。
私も地に着いていない毎日だったんだもの、子供たちはさぞバケーション気分で最高の10日間だった事でしょう。
皆様お世話になりました。素敵な10日間をありがとう。
そして旦那様とTeddy, お留守番ありがとう。

 

 

8/19(木)晴れ

日本からの荷物の片づけをぼちぼち始める。
Leland High Schoolに絵里と宏人の新学年のスケジュールをもらいに行く。
新入生である宏人のオリエンテーションはすでに終わっていて、
いきなりもらったスケジュー ルで初日から自分で学校内を回らなければならない。
心配する私とは異なり、いたって平気そうな宏人。
高校の事は私には全くわからず、絵里に聞くしかなさそうだ。

私達が日本に行っている間に、準子さんお宅は新しい家に引越しを終えていた。
また 痩せた準子さん。言葉もなくお土産を渡す。

宏人ホッケープラクティス。 研人サッカープラクティス。
子供たちは、時差ぼけもなく通常の生活に戻りつつある。

 

 

8/20(金)晴れ

研人の中学Bret Harteに新年度のスケジュールをもらいに行く。
絵里のバイト先Graceのバレッサと小学校の子供たちをお迎えに行く場所の確認というので
Willam Elmで待ち合わせ。しばらく待っても来ない。Graceに行ってみる。彼女はいない。
彼女の家に電話してもらう。どうやらすっかり忘れていたらしい。
どうもこのバイト先、塾ではあるがいい加減なところが見え隠れする。
この先が少し思いやられるが、絵里にはいい勉強だ。

先日パスポートがなくて取れなかったドライビング許可書を取りに、予約なしてDMV に行く。
今回はSanta Tressaに行ったので事のほかすいていて、順調に受け付けてもらう。
指紋をとって写真を撮ってから、筆記試験。
人がいっぱいいる雑然としたDMVの一角に簡単な板へらがあるだけの試験場(しきりも椅子もない)で、
時間制限もなく受付を済ませると問題用紙が手渡され、片隅で試験開始。
これじゃ誰かに答えを聞いてもカンニングをしてもわからなそう・・・。
いい加減な物だなーと思いながら、 私は別の椅子で待つ。
書き終わった答案用紙を再びカウンターの女性に提出。その場で採点。
50問中43問正解で無事合格。あと2問間違えたらアウトだったそうだから、危ないところ。
次はドライビングスクールの予約を入れて講習を受け始める事になる。
明日は亡くなったElissaの15歳の誕生日。
明日は研人のサッカートーナメントで忙しくなりそうなので、お花を持って準子さんのお宅へ。
写真からもう抜け出る事はないElissa。たまらない。

 

 

8/21(土)晴れ

研人、Santa Clara Youth Soccer Parkでのサッカートーナメント。
第1試合は、8時。学校に行くより早く起床、7時過ぎにはフィールドへ。
絵里と宏人は寝ている。
今回はTeddyを連れて一緒に観戦と思ったが、整備されたフィールドには犬は入れず。
フェンス外の高台からゲームを追う。
冴えない。あまり練習もしていないせいか、とてもサッカーとは言えないチームの動き。
研人もさらに冴えず。情けないゴーリーミスで1点先取され、その後一旦同点にするが、再び初歩的なディフェンスのミスで1-2.
PKは外してしまうし、まだ起動していないチーム。1-2負けで初戦を終わる。

第2試合2時、旦那が研人を連れて行く。勝ったそう。
研人は出番が少ない上に、運動量もなし。不満げな旦那。
私は宏人のホッケーゲームに連れて行く。
今日の宏人は気合が入っていた。
大柄の相手チームに飛ばされながらも必死でポッグをキープしようとしている。
フォワード、ディフェンスどちらをやってもたくましく見える。
だから相手の早いドリブル攻撃を止められなかったのは、攻められることではないだろう。
激しいゲームになって、選手間の乱闘騒ぎもあったりして、見ていて飽きないゲーム。
結果は4-5の負け試合。

 

 

8/22(日)晴れ

トーナメント2日目。
絵里はボーイフレンドのAndrewが手に入れたただ券で、またGreat Americaに行く。
前回帰宅が夜11時半になってしまったので、今回は時間制限を厳しくする。
Andrew 他皆は電車で行くいうが、トーナメントのあるサッカーグランドは
Great Americaから歩いて5分ほどの所。絵里も車にのって待ち合わせ場所に行く。

第3試合11時。研人の動きが良くないのでつまらない。
どうしてああもおだやかなサッカーをしているのだろうか。
3-1の勝利。2勝1敗で1位通過(得失点差で決まったらしい)、チャンピョンシップに進む事になった。

いったん家に帰り、宏人と研人は日本語の勉強。
5時、チャンピョンシップ。
一人ひとりの技量もチーム力も相手が数段上。しかし詰めが甘いのかなかなか相手も点が取れずにいる。
相変わらず研人は冴えない動き。
体が小さいのに大きい相手の選手の後ろで隠れていては、ボールは全く回ってこない。
見ていていらいらする。 1-4の負け。もっと点差があってもいいくらいのゲーム。
ゲーム終了後、メダルの授与。あの動きこのチームで2位はまあ上出来か。

Great Americaにいる絵里のお迎えは8時。
サッカーグランドから程近いイタリアンで夕食を済ませお迎えに行く。
家が近くのLinnとAnitaも乗せ家路に向かう。
久しぶりにAndrewと一緒の時間を過ごした絵里は満足げ。
私にベトナムからのお土産を見せてくれた。
うれしそうな絵里の表情に、何故か私も楽しくなる。

 

 

8/23(月)晴れ

9時、絵里と宏人はBret Harte中学の備品の販売のお手伝いで、中学に行く。
二人が出かけてすぐ、絵里から電話「誰もいないんだけど、どこ行けばいいの?」
このボランティアは私に送られてきたメールから見つけたものだが、担当者からの電話がかかってきてからは直接絵里が話をしてきたはず・・。
どこに行けばいいのか考えもしなかったとは、あまりにもおそまつ。
絵里にはしばらく誰か来るまで待つように言って私は電話をくれた担当者の電話番号を調べる。しっかりしていると思ってい たが、絵里もまだまだ。

「どこで販売するのか話をしなかったの?」と聞いたら「I don't remember.......」
それじゃどうしようもないよ。
運よく彼女の電話番号がわかり絵里に連絡、後は自分で何とかしてもらわなくては私は何もできない。

11時半、絵里、宏人が帰ってきた。彼女とうまく連絡が取れたそう。
二人の他に一人しかボランティアがいなかったそうで、大忙しのボランティアになったそう。これも一つの勉強。みんな一つずついろんな事ができるようになって欲しい。

午後から絵里はFayと映画を見に行った。
気軽に動ける女の子の友達は折り合いがつかず、男の子と二人で映画。
別に出かけるのを悪いと思わないが、あまりに周りの親達が厳しく制限している様子を見て、うちはこんなにあまくていいのかな?とも思う。

日本に行っている間に、Bret Harte中のコミュニティークラブの案内の日本語訳を頼むメールがSuzyから来ていた。
旦那は<順子は今日本でできません>というメールを送り返してくれていたが、結局私がやることに・・・。どうして私って断れない性格なのか。
あーだこーだ話をしている内にいつも「じゃあ、やります。」と、言ってしまう。
その日本語訳がようやく昨晩出来上がって、Suzyに送ることが出来た。
あーあ、今年も役員から抜けられなさそう。今年はゆっくりしたいのに・・・。

研人、サッカープラクティス。せいぜい練習してくれよ。

 

 

8/24(火)晴れ

今日も絵里と宏人はBret Harte中のボランティアで朝から中学に行く。

何もわからず来た10年前、今では高校生になる二人は中学校の受付で新学年の始まる準備で、お金の受け渡しも二人だけで行う。感無量だ。
10年間で確実に子供たちは成長した。
しかしまたちょっと踏み込んで考えると、これが日本の学校で、このような責任ある仕事が出来るかといったらそれは疑問。
彼らはもう日本人と言うより日系アメリカ人になってしまったかのよう。

午後から、身体検査で絵里と宏人は医者(Dr. Ettinger)に行く。
絵里、すべてに問題なし。
宏人、コレステロール値が昨年の検査で高かった事(血液検査を薦められる)、姿勢が悪く時々肩こりからの頭痛を訴える事を言う。背骨は曲がっていないそう。そのほかに特に問題なし。

高校のスポーツクラブに入る為の診断書も一応書いてもらう。
二人ともTBテスト(ツベルクリン反応)でプラスの為、薬を飲んでいたが、最終的にもう問題がないとの診断が下される。

2時半、絵里はGraceへバイトに行く。
明日からいよいよ新学年スタート。子供たちはそれなりに準備をする。
とは言っても夏休みの宿題もなく持って行く物はスケジュール表のほか、紙と鉛筆ぐらい。
宏人は高校生活がスタートするのが急に不安になったのか、先週のオリエンテーションも、ペアレントミーティングも行かなかった事を気にしだす。
今になって何をじたばたしているのかと一喝。
まだまだ頼りない我が家の長男君。

 

 

8/25(水)晴れ

いよいよ学校が始まった。
絵里は11年生(ジュニア)、宏人は9年生(フレッシュマン)でLeland Highに、研人は7年生でBret Harte Middleに行く。
3人とも特に宏人は緊張した面持ちで7時35分、家を出る。

2時40分、中学で研人を拾い、そのまま高校へ。
今日は中高とも学校の周りは大混雑。順調に車を動かせない。
家には帰らず、絵里をWilliam小学校に連れて行く。
今日からバイトも本格化。小学校で何人かの子供たちと落ち合い、子供たちとGrace(塾)の車に乗ってGraceに行く。バイトは3時から4時半まで。

今日は研人の検診日。昨日と同じようにDr. Ettingerの診察を受ける。
TBテストのフォローは問題なし。足が扁平気味である事を聞いてみる。
特に問題があるようには見えないそうだが、足が痛くなるようならアーチサポートを使うように薦められる。
3人の昨年の検診結果をドクターに見せる。コレステロールの値は宏人はチェックが必要。研人も高めなので念のため血液検査を宏人と一緒に受けるように言われる。
その他抗アレルギー剤のZyrtecを処方してもらう。
例によって学校から帰った3人は山のような書類を持ってきた。
さっと目を通しサイン。毎年の事だが子供は3人で手一杯。4人以上いる人はたいへんだなーと思う。

研人サッカープラクティス。 宏人ギターレッスン。
旦那はサクラメントへ1泊の出張。 このごろまた忙しそうだ。
ありがたいと思うべきか。。。

 

 

8/26(木)晴れ

子供たちは3人ともたくさんの宿題を抱えて帰ってくる。

宏人はの高校生活はまずまずのスタート。
各クラスに知った顔も多く評判の悪いフランス語の先生も今のところ問題なさそう。
とはいってもまだ2日目、まだまだわからない。

絵里は昨日に引き続きGraceでバイト。毎日となると結構たいへんそうだ。

宏人ホッケープラクティス。 旦那はサクラメントから戻ってきた。

 

 

8/27(金)晴れ

朝方は上に一枚羽織りたいほど薄ら寒いが、日中は30度近くまで上がる。
季節は確実に変わってきているようだ。

APLのボランティアで中学に行く。APLの書類送付の仕事。
何故か日本人の連絡係になってしまっているようで、何かと言うとSuzyは私に電話をかけてくる。今年はぬけたいのにー、どうもぬけられそうにない。

朝から全く食事を食べようとしないTeddy。くんくん匂いをかぐだけで食べようとしない。
甘えているのかと思い、手ですくって口まで持っていく。それでも食べない。
こんな事は初めて。
一日2回食になって1ヶ月になるが、食べなかった朝食分を昼に出してみるがそれでも食べない。
キッチンでごろごろしていたが、突然ドアの所に立ち、くんくん、早く出してくれと催促。何となくいつもと様子が違うので私も一緒に外に出る。
芝の所まで来て、いきなりたんのような鼻水のような物を吐き出した。
その後、ボールに半分ほどのドッグフードを食べる。

明日からのオーバーナイトトーナメントで、今晩から研人は旦那と二人Tiburonに向かう事になっている。
ホテルは2泊すでに予約済み。チームメートは午後から学校が終わるとすぐ出かけている様子だ。
うちは旦那の帰りを待って夕食、その後すぐ出かける事にする。

7時、家族揃っての夕食。Teddyはいつものようにテーブルの下。
突然宏人が、「Seizure !」と叫ぶ。テーブルの下でTeddyが痙攣を起こし、かたかたと震えている。
皆いっせいに立ち上がりどうしたものかと息をのむ。
旦那が手を口に持っていき舌をかまないようにしてやる。
その間1分くらいか?時間的な感覚はわからない。
突然起き上がったTeddyは口からぶくぶくとものすごい量の泡を吹く。
後でわかった事だが、犬は痙攣の際も舌をかむ事はないそうで、手を近くに持って行っては絶対にいけないそう。手を噛み切られる恐れもあるとか。わけがわからない状態で私はただ立ちすくむ。
宏人にすぐに医者に電話をしろと指示されて、はっと私は電話機をとる。手がわなわなで、うまく電話がかけられない。
Almaden Animal Hospital(Vet)に電話すると緊急の際の電話番号を知らせるテープが流れている。書き取って研人に番号を確認してもらう。
その間旦那と宏人は外にTeddyを連れ出し落ち着かせようとする。
目がうつろで私達の事も誰だかわからないようでふらふらしている。
絵里はインターネットで応急処理の仕方を調べている。
研人はTeddyが吐き出した物の掃除。
救急病院への電話を私はうまく説明できそうもない。絵里に電話してもらう。
「すぐに連れてきた方がいいでしょう。」と言われ、Teddyの今までの記録を持って旦那の車で救急病院に向かう。
絵里、宏人、研人全員一緒についていく。私は一人留守番。
わなわなしていて私が一番取り乱している。あ~あどうしたらいいかわからない。

一人になった私は気持ちを落ち着かせようとインターネットで情報を得ようとする傍ら、電話を待つ。
心臓が張り裂けそう。嫌がらせをしているのかと思うようなセールスコール2回。腹が立つ。
しばらくして研人から電話「まだ待っているの。待てない緊急の患者(犬)を先にやっているから。Teddyは今はもう大丈夫そうだよ。」ひとまず安心。

9時半、Teddyと4人が帰ってきた。血液検査を受けたそうだが、薬はなし。
犬の痙攣はさほど珍しい物ではないそうだが、24時間以内にまた起こすようなら問題があるかもしれないそうで、今日のところは様子をみることにする。
今のTeddyの様子は全く変わったところはなく、試しにドッグフードをあげてみる。
がつがつ食べた。少し安心。
しかしTeddyから目が離せない。正直怖くて仕方がない私。

旦那と研人はホテルに向かわなくてはならない。そんな時に絵里が数学の問題をお父さんに聞く。
お父さんも真面目に腰を入れて答えを出す。出発はどんどん遅くなる。
10時半、旦那と研人Tiburonに向かう。ガソリンを入れたり、忘れ物に気付き家に戻ったりして、ホテルチェックインは12時半を過ぎていたそう。

Teddyは、私のベッドルームで寝る。私はどきどきしてよく眠れそうもない。

 

 

8/28(金)晴れ

夜中にTeddyが動くたびに何事もないことを確認して朝を迎えた。
が、6時半。Teddyがまた痙攣を起こす。
動揺した私は、絵里と宏人をたたき起こす。
今回は昨晩より短い時間で痙攣は治まったが、立ち上がるのにもふらついてうまく起き上がれない。口からはやはり泡をふく。
絵里は早速救急病院に電話。すぐ連れて来るように言われる。

車に乗るとすでに落ち着きを取り戻した感のTeddy。私は自分に落ち着けと言い聞かせる。
救急病院では昨晩診てくれた医者。
夜勤の交代前だったのか親切な事情のわかっている医者であったのはラッキー。

血液検査の結果は大方出ていて、科学的には問題のある箇所は見当たらない。
原因はわからないが、これは”Epilepsy(てんかん)”でしょうと言われる。
”てんかん”犬にはよく見られる病気で1%の確立で発病する。
原因のはっきりしていない物が多く、脳に障害がある場合もある。
「それほどシリアスに考える必要はなく、頻繁に起こしていると、発作を起こしても
飼い主も動じなくなってきますよ。」と簡単に言う。
また薬によるコントロールもかなりできるそう。
Teddyの場合は薬の投与が必要かどうかはもう少し他の医師とも話して決めるそう。
またすぐに起こす事も考えられるので、ひとまず今日は12時間入院させましょうと言われる。

昨日の時点で診察費用は256ドル。今後いかほどかかるのか恐ろしい。
見積もりを出してもらう。入院中発作を起こしたらさらに667ドル。
つらいなーと思いながらもTeddyが元気になってくれればとお願いする。
脳の検査の話もしていたが実際受ける事になったらいくらかかることか。
何も知らずに奥の病室(?)に連れて行かれるTeddy。
今は全く普通と同じだからこの状況は彼にとっても試練だろう。

マクドナルドの朝食を買って3人で食べる。
Teddyのいないキッチン、犬小屋、おもちゃのロープなどなど。Teddyがいないことがこんなにつらいと思わなかった。

8時半、Tiburonのホテルにいる旦那に電話。 これから10時のゲームに向かうそう。
10時を過ぎて旦那から電話「トーナメントの場所がわからない!」
一体何がどうなっているんだか・・・。
チームメートとは会えたというのに何でわからなくなってしまったの???

3時のゲームは無事参加。第1ゲーム勝ち、第2ゲーム0-0の引き分け。

4時、病院から電話。「Teddyは元気です。全く変わったところはありません。」ほっ!
7時半、絵里と二人でTeddyを迎えに行く。
ドクターの話。「血液検査の結果はすべて問題なし。今のところ薬を投与する必要はないと思われる。再び起こすような事があったら必ず痙攣を起こしている時間を計ること。
5分以上であればすぐに病院へ。また毎月起こすような事があれば薬を飲み始める必要がある。ホームドクターで処方してくれるのでかかりつけの医者に行く事。
また発作を起こしている時は壁に激突したりプールなどに落ちたりする危険があるので、
発作そのものよりも2次的な事故に気をつける。」など、いくつかのポイントを教えてもらう。
本日の精算は240ドル。犬の保険も考えなくては。

Teddyと対面。大喜びで飛びつこうとする。やっぱり可愛いいつものTeddy。
しかしまた起こさないかとびくびくとしている私達。
今日もTeddyは私の部屋で寝る。

 

 

8/29(日)晴れ

無事朝を迎える。ついTeddyの顔色ばかり診てしまう。

昨日・一昨日とあまり食べなかったせいか食欲のあるTeddy。がつがつ食べる姿がうれしい。

新学年が始まって学校で使う文房具の買出しにOffice Maxに行く。
今年からAlgebraⅡ(代数Ⅱ)Trigonometry(三角数)のクラスになった宏人はグラフが表せる高機能の電卓が必要となり購入。たかが電卓と言えども100ドル以上する。
しかし150ドル以上している物は機能が過剰でテストには使えないから買う事はできない。私には何がどう違うのか、いっぱいボタンがついているけど何が何だかわかりゃあしない。

研人はサッカートーナメント2日目。
1勝1分けだが、2ゴールと完封ボーナスがついて2位に1ポイント差の3位。
第1試合を3-0で勝てば、決勝トーナメントに行ける可能性あり。
ところがそうはならずに1点取られて3-1。2位のチームを抜けずに3位決定戦へ。

強風の中両者譲らず0-0で延長戦。これも0-0でPK合戦となる。
相手のゴーリーはかなりうまい。しかしPK戦はゴーリーよりも蹴る方に左右される。
6人ずつの6番手に研人が登場。それまで3-3。
皆がけるのを待っている間も、自信無げにうつむき、チームメイトに励まされている。
馬鹿正直にたいして強くもないシュートを右隅に狙い、見事ゴーリーに止められる。
相手の6番手がきれいに決めて、ようやく決着がついた。

相手のレベルから見て、4試合で5点と言うのは、チームとしての得点能力に欠ける。決定力が足らない。
家から1時間半の場所で、金曜から2泊もして、外食してるんだから、しっかりサッカーをして欲しい物だった。
そんなもんだろうと、日光浴を決め込んでいたので、愚痴には出さなかったが、なんなんだか。

 

 

8/30(月)晴れ

8月もあとわずか。朝は少しうすら寒い。

日本から持ち帰った数々の品を楽しんでいる。クッキー、洋菓子、和菓子、わさび豆、せんべい、漬物・・・。
子供たちが大好きなしば漬けたくさん買って帰ったが、生しばは不評。
でもお友達に上げたら大好評。私は食べないから全くわからん。

古本屋で買って来た山のような本。時間をかけて楽しめそうだとにんまり。
しかしまたやってしまった。
何も不思議も思わず読み出したシドニー・シェルダンの”氷の淑女”、話が佳境に入って”下”から読み始めた事に気付く。
おっとと思ってもう一冊を手にしてみたらそれも”下”。下を2冊買ってきてしまった。
気を取り直して違うシェルダンの本”空が落ちる”をと手に取ると、今度は上が2冊。
自分の馬鹿さ加減にあきれるやら腹がたつやら・・・。

実は飛行機の中で読もうとCAから日本に持って行った本も”上”が2冊で先が読めなかった。こりない奴。。。

絵里のビーズ入れにと買って帰った大きな道具箱。
ばっちり色とりどりのビーズが入って使いやすい様子。 コストコで買ってよかった。

研人が買ったサッカーのゲームソフトは、残念ながらうちのプレイステーションでは使えず。研人は大きく気落ちした。
いろんな方にいろいろいただいて誰に何をもらったのかすっかりわからなくなってしまいましたが、どれもたいへんおいしくご馳走になってます。ホントありがとう。

絵里は今週も3時から4時半までバイト。
ほんの5分足らずの車の中でおにぎりなどの軽食をほおばり、子供たちのお迎えに行く。
宏人、歯科検診。私は全く足を運ばず、一人で自転車で行って帰ってきちゃった。
近い距離の医者はいい。そして子供も大きくなって自分だけで行けるようになりました。

 

 

8/31(火)晴れ

Teddyが痙攣を起こして以前にも増して、私は日中Teddyにお留守番をさせて外出ができなくなった。
彼はこつこつと体をゆすって掻いていれば何事かとわが身を乗り出してみてしまうし、グルーミングをしていて気持ち良さそうな顔も目がうつろで大丈夫かしらと思ってしまう始末。ここまでTeddyに入れ込んで大丈夫かと自分ながら思う。

絵里は学校のあとすぐにバイト。
ジュニア(11年生)は高校の中でもっともきつい年と言われていたが、APクラス(Advanced Placement)のクラスを3つも取っている絵里は想像以上の宿題に追われ、深夜まで宿題にかかることも少なくない。
すでにコンピューターでの成績表示も始まって、夏休みの課題エッセーの点数がかなり低い。
このままAPクラスを取り続ける必要はなくクラス変更の希望を出すなら今なのに、仲良しの友達が皆APクラスを取っているという理由で変更する気はない様子。

宏人のようにあまりに勉強しないと、少しは勉強をしろよと思うし、絵里が夜遅くまで勉強しているともういいから寝なさいと言いたくなる。

親なんて勝手なもんだ(私が勝手なのか?)。