2003年6月30日月曜日

2003/6

6/1(日)晴れ+強風

朝起きて、頭が痛くない。し・あ・わ・せ!!!
バンザーイ!
中学以降は週末の宿題が、かなりある。
だらしないようにみえて、宏人はあれでなかなか時間配分が上手い。
上手いというのは語弊がある。
ぎりぎりまでやらなくても、最終的には帳尻を合わせるのが上手いと言うべきだ。
だから時間がないと思うと、超人的なスピードで事をこなす
人様には読み取り不能の天才文字で。
だらだらぐだぐだも、計算されたものであるから、すごいと言えばすごい。
褒めているんだか、けなしているんだか、よくわからないけれど、
分からないのが宏人そのものである。

12時半、宏人のサッカーチーム(Aces)の写真撮影。 旦那が連れて行く。
2時、宏人ホッケーゲーム。今日は人数が少ない。
1ピリオド15分間を3回。気温も上がったので、防具をつけているだけでうだりそう。
このTotal Sportsの室内は冷房が効かない。
夏場は最低最悪の暑さと汗の匂い。
久しぶりに見ていて楽しめたゲーム。
宏人のPenguinsもスター選手がいないが、相手 も同じようなもの。
攻めたり攻められたりの攻防が、全ピリオドを通して繰り広げられた。
その中でディフェンスの宏人はバックから拾ったポッグをゴール際まで運んだり、
いいアシストをしたりいい働き、と思ったら簡単に抜かれたり、
あらあらと、見ていて面白い。
ゴール間際の取り合いに倒され、痛そうな場面もあったが
みている者を飽きさせないいいゲーム展開。
<単に私が楽しみたいだけ!?>
宏人の倒れこんでの執念のシュートもあって6-5の辛勝。
ゲーム後の宏人のさわやかな笑顔・・・ かっこよかったよ!

そのまま研人のサッカーゲームに直行。
4時半ゲーム開始。
コーチは勝とうとしているのか?もう残留をあきらめたのか?
どう考えても点を取りにいっているようにはみえない試合運び。
研人は前半ディフェンス、後半ミッドで出場したものの、今までにない短時間の出場。
今までとはポジションも大きく替えて、新しい事に挑戦かとも思える。
が、全くチームとして機能していない。
研人の他にも足の速いフォワードMatを使わないし、
タラップもまともにできないミッドが真ん中だし、
ディフェンスは一人抜かれても誰もカバーに入らないし、
コーナーキックで ゴールを狙っているのは数人で、後は下がって守りに入っている。
<どっちの攻撃な んだ!>
あ~あ、挙げればきりがない。
腹が立って仕方のないつまらないゲーム。
<決して研人の出番が少なかったからだけではないのです。>
結局1-1のドロー試合。 ここで気がつく。
私が腹を立てているのは、チームやコーチに対してよりも、研人に対してなんだ。
勝たなきゃいけない試合で、フィールドでがむしゃらに頑張るわけでもなく、
ベンチにいても小さいSeanの弟と遊んでてゲームを見ているわけでもない。
他の子は出してくれと、コーチに掛け合っているのに、
われ関せずで、フィールドに立ってないこと を悔しがっているわけでもない。
研人には闘争心というものがないのかしらん。
あと、残り2試合でMetro Starsともお別れ。
気持ちのいい試合で終わりたいよね。

旦那は明日からCA出張。いよいよ家探しが始まる。
それに先駆け、希望のロケーションを子供達と再確認。
結局絵里は2年前まで住んでいたAlmadenがいいそう。
宏人もそれでいいと同意。
研人は「OK」・・・うれしくな いけど、まあいいでしょ。という感じ。

研人は次のサッカーチームが気になっている。
Almadenに帰ったら以前いたチームメートにどうしても会ってしまう。
彼らと研人の体力面はおろか技術面の差は明らか
(2年間の練習の質・量の違いは相当なもの)。
昨年の夏にCAを訪問した際に、練習に行かせてもらったがきつくてきつくて、
研人は吐きそうになって、途中でダウン。
その時のショックが大きいのか、CAに戻ってもできれば Almadenではない所に住み、
元のチームからは隠れて暮らしたいそう。
入れてくれと言ってももう研人の場所はないと思うけれど、
それでも会わずに済ませたいよう。
そんな何とも情けない研人に
「隠れて生きていく人生なんて、いやじゃあ ないの?」
と、聞いてもそれが、彼の望む所。
子供3人、性格も行動も考え方も全~部違う。
果たして古巣に戻って以前のお友達と以前と同じようにお付き合いができるのか?
かえってこんなはずではなかったなどと 思うのではないか?
などというのが、私の杞憂に過ぎなければいいのだけれど・・ ・。

とりあえず、第一候補 Almadenで家探しをスタートしてもらう事にする。

 

6/2(月)晴れ

旦那さまは、今日からカリフォルニア、頑張っていい家を見つけてきてくれますように。

子供達は以前の学校区に入る事に興奮気味(特に絵里)。
私はCAの友達に電話を入れた。
私達の迷いが切れ、 Almaden に住む事を考えていているの で、
良い賃貸物件があったら教えて欲しいと、頼む。
絵里をカイロへ連れて行く。
次の来院の時(2週間後)に引越しの事は言うつもり。
研人サッカープラクティス(6:00~7:30)。
今週末でゲームも終わり、来週からは来シーズンに向けたチームのトライアウトが予定されている。
もちろん研人は受けないので、今週が最後の練習となる。
行ったり来たりのドライブし慣れた道。
すでに感傷的な気分になっている私。研人は全然だけど ・・・。

旦那様から無事CAに着いたとのメールあり。
3時間の時差は、意外と体に応えるよ。 Take care !

 

6/3(火)雨

旦那は早速CAの家を意欲的に探してくれている。
でも、VAの家々を見慣れているせいか、どこも古くてかの豚の長男が建てたわらぶき家に見えるよう。

宏人の中学に転校する事を伝える。
オフィスではMrs.Testerman(バレーボールコー チ)が温かく迎えてくれ、
ガイダンスのMrs.Moore(この人は感じ悪い。アジア人が嫌い?)の所に行くように言われる。
Mrs.Mooreもしっかり私の事を覚えていて、 引っ越すと言ったらすぐに
カリフォルニアに戻るの?と聞かれる。
絵里の事もしっか り覚えていて恐いくらい。
少ないアジア人は記憶に入っているんだか、
1000人を超す生徒がいる中学で、こちらの事をよく知られているのは何だか・・・。

研人の小学校でもオフィスに顔を出すだけで、研人は・・・とか言われるし、悪い事はできないよ。
宏人の成績証明等は再来週に送ってくれるそう。
研人のサッカープラクティスはまたもや雨のためキャンセル。
今日が研人にとって最後の練習になるはずであったが、
冴えないサッカーシーズンだった。
<まだ終わってないよ、週末試合がある>
宏人はまたChinnへ。
何が楽しいんだか入場料(3.5ドル)をわびしいお小遣いで払ってバスケットボールをしに行く。
6時45分Chinnにお迎え後、そのままアートのクラスへ。
半年かかってまだ出来上がら ない油絵は、できれば引越しまでに仕上げたいところ。
CAの友達が私達の引越しを喜んでくれて心からうれしい。
いろいろ情報提供もしてく れて私達は本当に幸せ者です。

 

6/4(水)雨のちくもり

旦那は、今日も家探し。
仕事のミーティングの合間をぬって(仕事もしなくちゃねえ~)アポを取り物件を細かくチェック。
なかなか大変な仕事だよ。
5回目の家探しだけれど、よく知っている土地だけに難しい局面も。
私は、朝から一日中コンピューターとにらめっこ。
そしてちょっと良さそうだと、電話で学校区の確認他私達のチェック項目でふるいにかける。
そして旦那様に連絡。
VA への引越しの時にも使ったけど、デジカメでの撮影で物件をすぐに私達が見られるの も
以前の引越しでは考えられない事。
またまた文明の進歩に感謝だね。

5時過ぎ”Fuddruckers”へ。
ここは近所でおいしいと評判のハンバーガー屋さん。
休日の夕飯時には長蛇の列ができるほどの人気の店。
VAにいる間に一回は食べたいと思っていた。
外観から大した事はないだろうと思っていたのだが、店内はしゃれた店作り。
カウンターで、ハンバーガーの種類、大きさ(2LB, 1LB, 1/2LB, 1/3LB)、サイドを決める。
<これってめちゃくちゃ大きい。2LB!なんて誰が食べるんじゃ!>

会計をその場で済ませる。
電動お知らせ機(注文時に渡される)が光り、カウンターで出来立てのハンバーグを受け取る。
近くに設けられた新鮮野菜のコーナーで自分で野菜 をはさんで出来上がり。
う~ん、うまい!!こんなにおいしいハンバーガーがあると は・・。
旦那様の出張中にこのようなおいしいハンバーガーを頂いて申し訳ありません、て感じ。
アメリカ人の味覚を信じていない私達であったが、ハンバーガーに関しては脱帽。
引越しまでに旦那も来た方がいいよ。ホントおいしいから!

7時。宏人の学校で表彰式が行われた。
”National Junior Honor Society”
成績が3.5ポイント以上(ストレートAが4.0ポイント)で、
Character(人格), Citizenship(公民), Leadership(統率力) , Scholarship(学識)において問題がない
(遺憾なく発揮されたとあるが)
7.8年生が表彰され、メンバーとなる事ができる。
とは言っても、この2年間で”C”も 取った事のある宏人が入るんだから、
それほどたいした表彰ではないと、推測される。
今日表彰された子供達は80名ほど。
昨年絵里が出席したときの事をすでに忘れていた私は、宏人に着替えさせる事もなく
(一応は着替えなくていいのか聞いたんですが)
半そで短パンで表彰式へ。
いや~、 参った。全員正装。
男子は長ズボンにワイシャツ、ネクタイまでしている子も。
女子はドレスかパンタロン。
そういえば、絵里はちゃらちゃらしたスカートを、はいて行ったっけ。
<もう遅い!>
目立つ目立つ、一人ずつ壇上に上がりどういう子かの説明と共に校長先生から賞状をもらう。
宏人も、みんなとの違いにひどく居心地が悪かったそう。
やっぱり、TPOは考えなくてはねえ。
勉強になった表彰式でした。

 

6/5(木)晴れ

なかなか良い家が見つからない。
以前住んでいたAlmadenの家にはエアコンがなく、
かなり暑い思いをしたので今回はエアコンは必須項目。
3ベッドの家はかなりあるので、子供2人だとそう苦労しないのだろう。
毎日チェックしているWebに載っていた物件が、
私達が住んでいた家の斜め前のうちと分かった時は大笑い。
電話で話した人は、あのおやじさんだったのかー!?と。
エアコンがなかったので却下後、住所判明。

いろいろ問題はあるものの、現時点で候補は、2つ。
① Hampton Dr. 4-BR/3-Bath, 2200sqft, $2595
閑静な住宅街 裏庭には果樹、オープンスペースなし。
暗め、ちょっと渋い2階建て。
ペット可(宏人が犬を飼いたがっている)
30ドル払って、Applicationを出す(クレジットヒストリーをみるのか?)。
不足書類あり。

② 6705 Trinidad Dr. 5-BR/4-Bath, 2160sqft $2750
少し大きめの通りに面した白い壁に赤い屋根の明るい家。
台所もきれい。
隣に排水路がある(蚊はどうかしら?)
裏庭が広い1階建て
VAのベースメントを入れての3階家からすると多少せせこましい感じ?。
ペット不可。・・・・ペットを許可してくれるよう折衝する事を検討中。

前のAlmaden家が2800sqftあったので、どちらもかなり小さめ。
でもどんどん生活を小さくしていかなければならない私達には手頃な大きさ。
学校の申し込みがあるので(早くしないといっぱいになってしまうかも)、
どうでもいいから早く決まって欲しいとも思ってしまう。
<いけない、いけない。ある程度は待たないとね。>

2時、研人矯正歯科へ。
歯と歯のスペースをなくす為に、かなりきつく閉める。
ブラケットも取れにくいようにきつく固定。
今日はしばらく痛そうだ。
引っ越す事を話す。
宏人と研人にはそれぞれ5000ドル近くかかっているが、
どの位戻ってくるかなあ??
CAで行っていたあの矯正歯科に行く事になりそう。
絵里を含め3人の最後のアポイントメントを取る
(宏人 6/25、絵里・研人7/7)。

CAの友達から賃貸情報の電話をもらったりPCで調べたりしている間、
時間があっても 子供達は自分から日本語の勉強を始める事はなく、私のいらいらは募る。
ここの所ほ とんどやっていない。
やらなければやらないほどどんどんたいへんになるのに!

5:30~6:15 宏人最後のサッカープラクティスへ。
研人もプラクティスがあったが、旦那がいなくては送り迎えは無理、最後の練習をお休みする。
サッカーを少し早めにピックアップ後シャワー、
今日はきちんと正装して(白ワイ シャツに黒ズボン)リハーサルに出かける。

7:30 バンドコンサート 6年生から始まったコンサート。
宏人のいる7年生はまずまず無難に6曲を演奏。
それにしてもみんなでかい!
宏人は一人小学生のよう(昨日もそう思ったけど)。
あの中でよくやっているよなあと感心することしきり。
しかしはたと気がつく。確かずいぶん前に
ソロをやる
とか 言っていたよねえ?
コンサートを終わって出て来た宏人に聞く。
「あ、あれ難しくてよくできないからって、代わったんだよ。
あの子もよくできてなかったでしょ8年生なのに。本当に難しい曲なんだよ。」
・・・せっかく人前で一人演奏できるいいチャ ンスを与えられたのにー。
練習もしないでできるようになるわけないわよ。<不満顔の私>
8年生は楽しい映画音楽・マンガの主題歌・ミックス・・・など
バラエティーに富んでて面白かったが、数人外れた音で思いっきり大きな音を出しているのが気になる。
先生はご苦労さんな事です。
9時半帰宅。急いで夕食。
今日は、ほとほと疲れました。

 

6/6(金)晴れ

旦那はオークランドからロサンジェルスを回って、今日の夜に帰ってくる予定。
昨晩送ってもらった写真を入念に見る。
こんなに家探しに私や子供達が関わったのは初めての事。
それだけ子供も大きくなったという事か。

いいお天気。 Markから今日のワシントンポストに貸家情報を出すとのE-mailが入った。
新聞をチェックするものの見つからないが、今週末ごろからは、
ここVAで賃貸物件を探す人々がこの家を見に来る事だろう。
花壇のパンジーもずいぶんくたびれてきた。花壇の植え替えもしなくては・・・。

Almadenの前にいた学校のエリアは、教育レベルが高くいい学校と評判の地域
いろいろと問題も見えてきたが。
その為入学希望者が多く、その学区内に住まいを見つけても入れるとは限らない。
実際6年前にテキサスから越した時に近くの小学校には入れず、
絵里と宏人は越境登校で1年を過ごした。
今となってはその経験も良かった と思えるが、あまりの教育レベルや生活レベルの違いに、戸惑いもした。
今回は入るべき学区内の中学・高校に9月の新学期から入れたいので、
少しでも早く家の契約を済ませなければならない。

San Jose Unified School Districtに電話を入れる。
入学手続きには住所の証明ができるものが3件必要。
さらに予防接種・身分証明(パスポート)等のコピーがいる。
今日対応してくれたDianはとても親切に、少しでも早く手続きを始める知恵を授けてくれた。
その事をCAの親友準子さんに電話で話す。
すると、気のいい準子さんはすぐにオフィスに行って書類をもらいに・・・。
この行動力に頭が下がる。本当にありがとう。
いづれにしても、家の契約を早く取り付けたいところ。
今ある2つの候補の中で、何とか決めたい。

絵里はまたバレーボールの練習に(7:30~10:00)。
フリーの練習がなくなるという話だったが、人数が集まらなかったのか、リーグの話は延期になったよう。
絵里にしてみれば、やったねという感じで、ホクホク顔でバレーボールの練習に出かける。

突然旦那が帰って来た(9:35)。
あまりに早いお帰りでびっくり。
空港からの携帯のE-mailで”着いた”との連絡はもらっていたが、
予想より大幅に早いので”どこに”などと、バカな質問を返していた 私。
気分を害した旦那は何の返事もくれず、いきなりのご帰宅。
あ~あ、びっくりし た!!
その旦那様はお疲れにもめげず、早速集めた家の情報や写真の整理。
Markの出した賃貸の記事もWebで見つける。<私はどうしても見つからなかったのに・・・>

やっぱり、うちの旦那様ってすごい!

 

6/7 (土)雨

また雨。週末の朝のこの雨音は、気分を鬱にする。
宏人研人ともサッカーのゲームはキャンセル。またリスケジュールかと思うと暗くなる。
過密スケジュールの中、できるだけみんな予定通りにすすんで欲しいもの。

時間ができた。どう過ごそう。
旦那はPCで見てきた家の見取り図作り。
こちらの家の賃貸情報には家の見取り図が載っていない。
基本的にあるのはあるのはベッドルーム・バスルームの数・賃貸料・
売り文句の羅列(学校がいい、見晴らしがいい・・・)だけ。
建築年数はおろか敷地や建坪面積も記載されておらず、
日本人が求める情報としてはいかにも物足りない。
そ して物件を見ていない私達には見取り図は大事。
それを旦那は記憶と写真を頼りに作っているのだ。

午後3時宿題や日本語学習が終わって、
最後になるかもしれない(こればっかり) Potomac Mills Mallに家族でお買い物。
モールの隅から隅まで目的のブティックを回って、旦那・宏人・研人は新しい靴をゲット。
最近では、研人までも趣味にうるさく、私の買ってきたものでは喜ばない。
ましてや靴となると、なかなかサイズの合う高級激安品がない(定価で買えば簡単だけどねえ)。
特に研人はダン広(この言葉でいいのか?)。ワイドの靴を探すのがたいへん。
そうしてやっと見つけたリーボック。研人は大満足。笑顔が戻る。

絵里はTシャツにピアスのお買い物。
彼女の被服費からの出すようになって、買い物の際の私との言い争いがなくなった
(本人考えて買うようになった)。<学習しましたねえ>
8時までひたすら混んだモール(雨のせいか、めちゃ混み)を歩き続け、おなかもすいた。
最後となる(しつこい!)メキシカンレストランエルパソで夕食。
5人やっと食事にありつけた思いで、「おいしい。おいしい。」の連発。
この子達ホント何でもおいしくていいよね。
こうして行っておきたい所をどんどん消化していく毎日。

 

6/8(日)くもり

研人サッカーゲーム(1:30~)
研人はゲーム開始からゴーリーで登場。
今回もリーグ同率一位をいく強豪チームが相手。
前半から攻められっぱなし。今日も俊足Matはベンチスタート。コーチの考えがよくわからん。
簡単に攻め込まれ研人のパンチで好セーブもむなしく、ハイボールで蹴り返されゴール。
続く2点目は研人のミス。ボールの速さのジャッジが悪く、
膝を突いたところにボールがあたり突っ込んできた相手にナイスアシスト。
しっかり抱え込まないとこういう事になるのよね。
攻められっぱなし、ほとんど敵陣営に攻め込めない。

後半はセンターミッドで登場。今日はリキが入ってるぞ。
果敢にボールを奪い、的確にZackにパス。
周りの動きもよく見えているとみえて、ポジション取りもいい。
急にスイパーのSean->研人->Zackと玉が通るようになった。
このまま行けばゴール狙える。と、思っていたら続けざまに相手が2点追加。
ゴーリーはほとんど何もせず。
これで切れたかゴーリー交代。
コーチはフィールド好調の研人を呼び、その場でゴー リージャージーを着せる。
これでまた攻められなくなり、必死の防戦。
それでもまた 1点追加され(これは絵に描いたようなきれいなパスを通されたから仕方がない)、
終わってみれば0-5の負け。

途中交代のゴーリーColinはその後フィールドにも出してもらえず、
ゲーム後のチームミーティングにも残らずふてくされて帰っちゃった。
優しいコーチAndyが、鬼に変わったのか?
ちょっとColinが可哀想すぎた。
それにしてもコーチのゲームの組み立てが全く納得がいかない。
旦那に言わせれば練習方法も?? ??だって。

コーチAndyにも引越しの旨伝える。
研人の新たなる挑戦が始まる(なんかかっこい い~)。
果たしてどこのポジションがいいんでしょうねえ?
昨日のメイクアップゲームは、今度の土曜日。
キャノンのピクニックと重なってしまった。
でも、来ませんとは言えずに"See you ."と、言ってしまった。
どうしよう !ほんとに来るの?
宏人ホッケーゲーム(3:00~)
研人のサッカーゲームが前半を終えたところで、旦那は宏人をホッケーゲームに連れて行く。
子供達にスポーツをやらせるのも、夫婦の連携がなければやっていけない。
私が、研人のゲームを終えてホッケーゲームを見に来たときは、
すでに第2ピリオド も終わる時。
今日のPenguinsは、あまりいいところもなく、宏人があわやゴールかというロ ングショットを一つ打ったくらい
(ロングショットを打てるようになったのは進歩!)
で、はりきっていた宏人も今ひとつ精彩がない。
ゲームは0-5完敗。

賃貸契約をしようとしているTrinidadの家は収納スペースが少ない。
現在ベースメントにいっぱいの品々はどこにおこう置こう。
ストレージを使うか、庭に物置を設置するか?
Home Dep.(ホームセンター)に物置を見に行く。
物置といっても日本の物置の約3倍はあるのが標準サイズ。価格も1000ドル以上。
会社が出してくれる家賃は、3500ドル。
現段階でのTrinidadの月々の賃貸料は3000ドルで、まだ余裕がある。
賃貸料のアップも考慮のうえ、オーナーにストレー ジをつけるか物置を作ってもらうかの交渉をする事にする。
この収納の問題を含めて以下の条項の確認のメールを書く。

1.ペットの了解
2.pest control(害虫駆除)
3.security system(安全システム)
4.収納スペース(ストレージor物置設置)
5.契約内容の確認

この大事な手紙を下書きは旦那と私が作成。そして絵里が添削する(宏人もちょっと手伝った)。
細かくチェックしてもらってe-mail発送。
絵里がいてくれて本当に助かるよ。
こうして子供達も大いに参加しての引越し。上手くいきますように!

旦那は肩が回らない。 原因は”大根おろし”。
夕飯に大根を大量にすってもらったのがいけなかった。
どこか筋でも痛めたのか、夕飯時には変な格好でお食事を召し上がる。
その姿に思わず笑 いが・・・。
本人は痛みは治まらず厳しい顔をしている。
スポーツしてではなく、おろしをすってての筋違え。
・・・う~ん、きびしい。

 

6/9(月)晴れ

早速不動産業者からの連絡をもらう。
基本的に私達の希望にそうもので、かなり前に進んだ感じ。

朝9:40 研人Strings Concert
5年生になってから始めた弦楽器(研人はビオラ)の集大成として、学校でコンサートがあった。
5年生120名の半分ほど(50~60名)の人数で、ベース・チェロ・ビオラ・バイオリンで構成されている。
研人は最前列真ん中に席する。
このコンサート は、基本的に来年弦楽器を始める4年生と、
弦楽器をしていない残りの5年生(リコーダーをやっていた)に向けてのもの。
ぞろぞろと4,5年生たちが入ってくる。研人は恥ずかしそうに、にやにや・・・。

演奏が始まった。立て続けに10曲以上。
想像以上にうまいじゃない。と、感心する。
ビデオを撮る手も疲れた頃、研人が演奏についていけなくなって
楽譜を目で追ってい る姿をビデオのレンズを通して発見。
後から聞くところによると、前の子がずっと睨 んで研人の事を見ていたから・・・。
気弱な研人は、もっと揉まれる必要がありそう。

この忙しい時に、この家の備え付けの電子レンジが壊れていて久しい。
幸いCAで使っ ていたレンジを持ってきているので特に不便はしない。
が、そのままほおって置くわけにもいかず、昨日旦那はパネルをはずし点検した。
フューズの交換の必要あり。
旦那はフューズを捜し求めるが、型番が消えてしまっていてはどうしようもない。
お昼にいったん帰宅して電子レンジの型番を調べるが見つからず。

まだ、おろし肩(おろしで痛めた肩の略)の調子は芳しくなく、
カイロに行こうと考えるがすぐには見てもらえず。残念。
少しでも荷物を減らそうと、掲示板のWebサイトに
”ベッド・洗濯機・乾燥機・テレビラック・芝刈り機・・を売ります”と、掲載する。

 

このサイトは日本人コミュニティーのサイトで全部日本語、お客さんは日本人。
さてどうなるかと楽しみ。すると早速問い合わせのメールがぽちぽち。
写真を要求されるのでデジカメで撮影。
でもどれも元がぼろだから写真映りのいいはずもなく、売れるのは難しい。
20ドルの芝刈り機、25ドルの洗濯機で文句は言えないと思うけれど、
買う方は結構シビアですわ。

 

6/10(火)晴れ

CAへの引越しを車で行こうか、飛行機にするか?
旦那はこんなチャンスはもうないと、ドライブしていく事に積極的。
TXからCAまでも車で1週間かかったので今回は10日は必要か?
引越しが決まってすぐにマップを チェックした旦那様。
遊び心は、まだまだ旺盛。

Town&Countryのオイルチェンジをする。
トランスミッション他の4万マイル点検をするように勧められる。

電子レンジの型番がわかったMarkがフューズを替えに来てくれた。
気のいい陽気な Markはおかしな事を子供達に話しかけながらも修理完了。
ついでにならなかったドアのチャームも直してくれた。Thank You Mark!!

研人のサッカープラクティス(6:00~7:30)。
先週キャンセルされたゲームは、今週土曜日に予定されている。その為のプラクティス。
昨日今日そして来週2回予定されているチームのトライアウトだが、練習もやるという事で参加。
トライアウトの人数は16,7名か?少なすぎるよ。
CAの宏人のチームではその3倍、研人のチームにいたっては5倍はいたもんね。

宏人のサッカーチームパーティー(6:30~8:00)。
トーナメントはキャンセル、雨で流れたゲームも再試合することなくシーズン終了。
たった1回しか勝たなかったこのチームだけど、みんなの顔は満足げ。
楽しくサッカーできて良かったという感じ。
心配されたRyanの怪我も打撲で済んだようでテーピ ングもなし、痛みも軽減したそう。良かった。
Lake Ridgeの公園でピザとケーキ。
トロフィーももらって(何故か参加しただけでト ロフィーをあげたいという親が多くオーダーした)
皆楽しげに時を過ごす。

私は2人のRyanのママとパパと話が弾む。
一人は、この夏日本に引っ越すという一 家。
8年前にも東京に住んでいて日本大好き。
興奮気味の彼女に日本のビデオや漢字字典を差し上げ、喜んでもらった。
住まいは赤坂とか・・・。超高級マンションに入るのかなあ?
日本語の勉強も再開したそうであるが、彼らの中でまあできるようになったらいいな程度の甘さを感じる。
ずる~いと、文句を言う私。
逆の立場である私は、その国を習得する事はかなり真剣なのに・・・。
日本人はアメリカ人に弱いからなあ~。
それでもどこの国の人もアメリカを嫌いになってきているから・・・、と言葉を濁す彼女。
時代は動いているのかもしれない。

そして、もう一人のRyan一家は、沖縄にいた経験がある。
CAには実家があるというので、こちらとも話が弾む。
ここVAには国防省(pentagon)が近くにある関係から軍関係の人間が多く、
日本に住んでいたという人は数多くいる。
そして、コーチの世の中の動きにマッチするような最後の言葉。
「私はこの夏韓国に転勤になりました。」
この2年間でもいろんな事が動いているんだ。私は何もしなかった!

ゆうきが丘の家を貸したい。
少しでも収入が得られればと、日本の皆さんにいろいろと協力を仰いでいる。
面倒な手続きや肉体労働を電話やE-mailだけでお願いしているのが現状。
本当にありがとうございます。

 

6/11(水)晴れ夜雷

CAの物件は決まり、あとはキャノンの Human Resource (人材担当、人事とは違うらしい)からの書類を待って、契約をする。
(キヤノンなんですけど、いつ直るのだろう。宏明)
一日も早く書類が回る事を願うばかりだが、 今日Canon USA半導体内でかなりの数の解雇が通達されVAのオフィスからも5人が宣告をうけたそうで、HRの人間も大忙しで日本人駐在員の移動は小事とされているのだろう。

どうやらWebでの商売は失敗に終わったようだ。全く売れない!
仕方がない、全部持っていって新しい家に慣れた頃ガレージセールでもいたしますか。
でも、初めて行なったWebでの”売ります”広告の反響は、面白かったし、勉強になった。
何より、問い合わせの文章が皆様とても美しい。
敬語もしっかり習得されていて教養を感じ、返信を書くのに私は非常に時間がかかりました。
(急に”ですます調”になってくる)
必死の思いで出した返信ですが、きっと間違った言葉を使っていると思います。・・・ぐやしい。
学習すべきは、子供の日本語ではなく、私の日本語なのかもしれません。

再び Mark 登場。 今日は前庭のブッシュの植え替え作業。
ACを何千ドルもかけて直したり、庭木の植えかえ・・・。
かかる単位が大きいからオーナーも大変だ。
まだ借りたいというお客さ んからの連絡はないらしいが、 Mark としては
私達の出て行った後、間髪を入れず入ってくれる事を望んでいる。<そりゃそうよね>
私としてはお掃除も、もう少ししないとね。

Mark の作業中、宏人は前裏庭の芝刈り。
湿気たっぷりの今日の気候に肉体労働は少々つらい。
研人はドロだらけになって水遊び。
ミミズを集めて水攻めにしたり、ありの巣をつぶして回ったりあまりろくな事はしていない。
研人の幼さを確認するには充分の行動。

 

6/12(木)くもり後雷雨

家の契約完了!!
旦那様の猛烈なキャノン人事に対してのプッシュが功を奏して、無事家の賃貸契約が取れた。
契約開始は6月23日から。
新しい住所: 6705 Trinidad Dr. San Jose, CA 95120
まだ引越し業者との連絡が取れていないため、引越しの日程等は未定。
希望としては 7月上旬を考えている。

旦那は早速電話局に連絡、その他のUtility(ガス水道など)の引き込みも開始しよう。
それによって学校の入学手続きもできるのだから・・・。

午後から急に雲行きがあやしくなり、ものすごい雷と共に大粒のバケツをひっくり返 したような雨が降る。
雷雨警報が発令され、窓が割れることもあるので窓際に物を置かないように呼びかけている。
視界が全く利かないほどのたたきつけるような雨はほんの10分程度ではあったが、
家をも揺さぶる雷はとても恐かった。

予定されていた研人のサッカープラクティスは、この雷で行くのを断念。
最後の最後までサッカー練習ができないシーズンだったよ。
CAの研人の所属していたチーム Almaden Ruckus (旧Quakes) のママ (Jody) に電話を入れる。
このチームさらに強くさらにサッカー街道をまっしぐらに進んでいるようで、
State cup でファイナル!!!に残るほど(State Cup に出られるだけですごい!)の実力になっていて、
練習量は以前にも増してすさまじく、お泊りで出かけるトーナメントが9月までに5件
(VAでは一回もお泊りのトーナメントがなかった)。
トレーナーの費用もバカ高く、とても研人の入れるチームではなくなっていた。
実際、 すでにチームは18名(登録枠いっぱい)いるそうで、
Almaden のチームから Silicon Valley のチームになっているそう。
<すっご~い!>
これで研人も隠れて住むことなく、堂々と Almaden を闊歩できるだろう。
でも Ruckus のゲーム見たいなあ。

宏人はアートクラスへ。
今月中に半年以上かけているオイルペイントを仕上げようと頑張っている。
あんまり急いで失敗しないようにね。

 

6/13(金)くもり

電気・ガス・水道の引き込み手続き完了。
シリコンバレーだというのにケーブルのサービスは極端に悪く、簡単にケーブル回線が引けない。
PCを使うのに今更電話回線はいやだ。

旦那は上司からお目玉をくらったそう。
と、いうのはキャノンのHRの書類を待たずに家を決め、契約までこぎつけたから。
人事からクレームが付いたらしい。
ちっとも悪いと思っていない旦那は、上手く謝れたかあやしい所・・。
大きな会社はたいへんだね。ご苦労様でございます。

Deposit を少なく請求してしまったので500ドル追加して払えといってきた不動産屋!!
サインをしてすでに払い込んでいるのに何をバカな事。
油断もすきもあったもんではない。まだまだ気を引き締めていかないとね。
そんな事はできんと返事した旦那。どんな返答が来ますか。気が抜けない。

ベースメントを見渡す。
多くの引越しでその都度ここに小さなテーブルをとか、ここに棚が必要だとか・・・
とにかく増え続けた家具。
引越し貧乏とはよく言ったもんだ。
引き取ってくれるところを探すが見つからず。
ただでならいくらでもあるが、少しでも現金にしようなどと思っているものだからうまくいきゃあしない。
全て徒労に終わる。
もうあきらめてCAへ全部持っていくか(昨日もこんな事書いていたような気が・・?)

宏人は友達とモールにショッピング、そして映画 "2fast 2furious" を見る(6:30~ 9:00)。

絵里はバレーボール、引越しぎりぎりまで楽しめそう。(7:30~10:00)
送り迎えは全て旦那様がやってくれた。

その間、私は近くの日本人のお友達が送別会を開いてくれ、
ディナーを "Old Country Buffet" でご馳走になる。
2年間暮らしてきてそう頻繁に会ってたわけでもないのに
4人のお友達にご馳走になった上、お手製のカードや写真立てのお餞別まで頂いちゃった。
台風のようににぎやかに現れて何だったのという感じで去っていく私を温かく迎え送り出してくれる皆に感謝。
6時半から10時過ぎまでいっぱいおしゃべり していっぱい食べて楽しかった。
全員旦那はアメリカ人の皆だけど生活状態はさまざま。
出会えて良かった。お世話になりました。ありがとう。
CAに遊びに来てくれるといいな。

 

6/14(土)晴れのち雷雨

何とも忙しい一日だった。
8時起床 9時出発、遊園地 Kings Dominion へ10時半到着。
今日はキャノンのピクニックデー(入場料・駐車料・昼食全て会社もち)
開園と同時に入園。
ショーを見たり乗り物に乗ったり、時間を気にしながら意欲的に動き回る。
子供達も大きくなり、身長制限で乗れない乗り物はすでにない。
私は ジェットコースターが大嫌い。
皆が乗りたいものでも下から、見守るだけ。
お金を払ってあんな恐い思いをする人の気が知れない。
会社がチケットをくれなかったら私には縁のない遊園地。
1年に一回キャノン夏のピクニックと称してくれる遊園地のチケットは子供達には有り難い。
去年は "Six Flags" だった。

乗れないと言い続ける私に「これは大丈夫。小さい子も乗っている。」
という皆の言葉を信じて乗った ショートコースのジェットコースター。
心臓を思いっきりつかまれているような、拷問に近い感覚に気も遠くなりそう。
台車が停止した時には、しばらく動けなかったよ。
私に殺意を覚えたならジェットコースターね。
逆さづりのバンジーや真下に急降下する乗り物で失神する人はいないのかしら。
心臓麻痺だって起こりそう。
乗りたいものだけピックアップし、足早に園内を歩く。
久しぶりの晴天に加え、ものすごい湿気。
水に浸かりたいと water area へ。

すでに12 時をまわり残された時間はあとわずか。
それぞれ好き勝手な所に水を浴びに出かける。
おすべりのプールへ出かけていった研人がなかなか帰ってこない。
安全対策なのか、かなり間隔を開けて滑らせているので時間が異常にかかる。
1時20分ダッシュで園の反対側に当たるピクニックエリアに向かう。
ホットドック・ハンバーガー・サラダ・チキン・アイスクリームのいつもと同じメ ニューのランチ。
日本人はワシントンオフィスの野沢氏と我が家だけ。
広いピクニッ ク会場にキャノンUSAと書かれた案内板。
アメリカのキャノンなんだーと、何故か感慨のようなものが・・・
(宏人もこの事に少し戸惑いを覚えていた)。

2時抽選会の発表中ではあったが、会場をばたばたと後にしようとしたその時、 'KAMEYAMA' の声が・・・。
旦那の同僚も "Kameyama" あちこちから "Kameyama" と呼 んでいる。
わお~。カメラが当たってしまった!
実はこの水中でも使えるカメラは去年も当たっていたのだ。
2年連続カメラゲットだぜ。
2時 Kings Dominion を後にする。
3時20分 研人のサッカーゲームフィールド到着。雨がぽつぽつ降り出した。

3時30分 Metro Stars 今シーズン最後のゲーム開始。
雷が鳴り響き、大粒の雨がフィールドを一気に水溜りと変えていく。
この中でゲーム をしているのが不思議。
度重なる予定変更でなんとしても今日でリーグを終了させたいのか。
見ている親も椅子をたたみ、ありったけの雨支度。
けれど先程までの好天気で皆まと もな雨具は持っていない。
選手も観客(家族)もずぶぬれという言葉では足りないくらい
まるで服を着たままシャワーを浴びたよう。
我が家は旦那も私も下着代わりに水着を着ていたからへっちゃら(絵里・宏人は着替えていた)。
でもちょっと寒い (急に寒くなったのだ)。
車に常備のカッパを着用でこの雷雨も楽しむ事ができるねえ。

ゲームは尚も続行。
ボールは全く飛ばず、ドリブルもできない。
サッカーやってんだか水蹴球(?)だか・・・。
それでも選手達は楽しそう。
そして何より昔の男の子達(選手のお父さん達)が妙にはしゃいでる。
彼らの子ども時代が見えるよう。
20分程したところで、レフが我慢できなくなったのかいったんゲーム休止。
尚も雷と激しい雨は続き水溜りがどんどん大きくなっていく。
相手チームの子供達が突然アザラシのようにその水溜りをボディーサーフィンし始めた。
それを見たわがチームも続 いて・・・。
両チームあわせて30名ほどの男の子達が大きな水溜りをジャージーのままボディーサーフィン。
確かにあれは面白そう。
不思議なくらいに氷上かと思わせる ほど滑っていく。

雨は止まないがゲーム再開。
先程よりさらにボールが飛ばない、走れない。
その後プレーを10分ほどでゲーム中止が決定。
・・・何だったのというゲームなのに、何故か皆幸せそう。
ここまでめちゃくちゃな天気だとスカッと気持ちのいいのも事実です。

5時 ぐしょぐしょの状態で帰宅。
研人と私はシャワー後、すぐチームのパーティーに出かける。
パーティーといえばピザ。この時期何かといってはピザ。食べる回数が極端に増える。
今日のゲームの再試合が明日行われるそう。
最後だ最後だと、なかなか終わりにならないサッカーシーズン。
今日のゲームをス カッと勝って、皆にバシッとさよなら言いたかったのに、それもできなくなっちゃた。

6時 宏人のホッケープレーオフゲーム(旦那が引率)。
時間変更になったとかで、7時からゲーム(この過密スケジュールの中の変更はかなわんのだ)
今日のゲームで負けたらもうおしまい。勝てば明日またゲーム。
上手くいけばメダル ももらえるというプレーオフ。
最初から勝てると思っていない宏人に、「最後のゲームになるんだからバシッと決めて来い」と、檄を飛ばす。
先取したり取られたりのシーソーゲーム。
見所十分の Good Game。それがビデオを見 せてもらった後の私の感想。
途中疲れて動けない部分もあったがあれだけ白熱した ゲームは、観客を大いに沸かせてくれた事だろう。
私も見に行きたかったな。
インラインホッケーが盛んなアメリカ東部と違い、サンノゼではインラインのリーグはない。
確かダウンタウンにあるというチームに当たってみましょうか。
せっかく少し自信もついてきたことだし、エキュップメントももったいないし・・・。

8時半 旦那、絵里,宏人は夕食にありつく。
雨で予定は変わったが、一応今日のスケジュールクリア!
皆よく頑張りました。

 

6/15(日)くもりのち時々雨

あと何回ここで週末を過ごすのだろう。
まだ引越し屋とは何の接触も取れておらず、予定は未定。
けれどもここでの生活のもろ もろの事が順次終わりを告げていく。

接戦の末最終的には負けてしまった昨日の宏人のホッケーゲーム、
そのため今日のゲームは無くなり、楽しかったインラインホッケーも終わりとなった。

研人は昨日の最終戦再試合が行われた。
試合開始3時半。それまでどうにかもちこたえていた天気もゲーム開始30分前に本格的に降り出した。
とことんついていないサッカーシーズン。
昨日の荒れ模様といい今日の待っていたかのように降り出す雨。
冴えないのは天気ばかりではなく、Metro Stars、そして研人も・・・。

豪快に決めた Sean の一発で先行したにもかかわらず、すぐさま同点に追いつかれ1- 1のタイでゲーム終了。
センターフォワードの研人は2~3のゴールチャンスをものにできず、ボールタッチ も少ない。
あれほど積極的にゲームに関わっていけといったのに、常にトップの位置 から動かずこれといった働きもしない。
腹立たしい動き。
彼には aggressive (負けん 気が強く、がむしゃらにいく)な所が全くない。
これで Metro Stars の来期降格(division 4 から division 5へ)が決まった。
チームメートとの別れの挨拶もそこそこに憮然と車に乗り込む研人。
本人も満足の動きではなかったのか?

思えば Metro Stars での1年で、秋のシーズンはスナイパー事件で不穏の中での練習とゲーム。
トーナメントは雨で中止。
春のシーズンは雨ばかり、ろくな練習もできず予定されていたトレーナーも来ることができず
あれよあれよと負けが混み、最後までチームとしてのサッカーは機能せず、
選手達が成長したとも思われない。
これでCAでトラベルのチームに挑戦するのは少し厳しい感じの研人の力量。さあ、どうする?

Hard Times Cafe で夕食。
子供達のもう一度行っておきたいレストランのリクエストの一つ。
チリのソースがメインのこの店は、江戸川台とも来た店。
濃い味のチリソースだが私達には忘れられない味となった。
ビリヤードは昼間ただの時にでも来る事にして、今日は食事だけを楽しむ。

そして、今日は父の日でもあった。
宏人と研人は何もなし。
宏人「父の日だって知らなかった」
研人「何か買って上げたかったけれど,何にもいい物が無かった。」
・・研人はいっぱいお小遣いを持っている。
けれど絵里からの素敵な詩のプレゼントがこれ。あったかい良い詩だ。
My Daddy by Eri Kameyama

You've been my daddy's for 16 years. 
You've seen me in days of joy and fears. 
You were there when I first talked, 
And you saw me when I first walked. 
You provide me with ever so much food, shelter, family and such. 
I haven't always been too fair, 
And I haven't said how much I care. 
But I really hope that you will know, 
I'm so thankful even if it doesn't show. 
Every year, season change. Wnter, spring, summer, and then fall. 
And every year we grow older and all. 
But just as a dancer will always twirl, 
I wll always be daddy's girl. 
Love always,

 

6/16(月)くもり

今週で学校も終わり、夏休みに突入する。
この2年間の事を、子供達と話す。
絵里「2年前CAから引っ越す事が決まったときは、この世の終わりかと思ったけど、今はとってもハッピー。
この違いはすごい。あんまりいいお友達ができなかったよ。」
宏人「Woodbridge(中学校)にもう行かなくていいとは、う~んと幸せ。
でもいろんな物見れて良かった。ホッケーは良かったよね。」
研人「Westridge(小学校)は、ホントいい学校だったよ。
先生も良かったし、けんはいつもいい先生に当たるんだけどね。」

TXの2年間と比較しても異常に短かった感じのする2年間。
英語を覚えよう、アメリカの生活に慣れようと必死だった頃との違いは大きい。
数々の学校を経験しいろんな人とも会った分、批判的な見方もするようになったという事か。
それが成長というものなのか、研人はまだ親に帯同する引越しとしか感じていないようで
難しい事は一切言わないのだから。

引っ越してすぐに9・11そして炭そ菌騒ぎ。
テロの警戒レベルが上がったり下がったり、日本領事館からの注意情報も頻繁だった。
昨秋にはスナイパー事件、そしてイ ラク戦争。
ここ東海岸は時代を変えるいやな事件ばかりあった。
それでもこVAで私達が今まで知らなかった世界を知った経験は大きい。
少し大きくな れたかな(I hope)。

絵里をカイロへ連れて行く。
最後になる予定だったのに、しっかり2週間後の予約を取る。
彼女のレントゲン写真 や記録を送ってくれるように依頼。
申請書をよく読むと、また結構お金がかかりそう なので申請書だけをもらって依頼をキャンセル。
CAで必要になったら依頼しよう。ケチな人だと思っているだろうが、ま、いいか。

先週末に500ドルの割り増しを要求してきた不動産や。
旦那の毅然とした断りに、すんなり”申し入れは忘れてくれ”と言ってきた。言ってみただけ?
こっちの社会、 油断もすきもありゃしない。

 

6/17(火)くもりのち雨

今週Examの絵里は、11時半の早いお帰り。
English の途中成績表を見るとなんと4 0点が2回もある。
<これは落第点!何なの?!>
聞けば宿題の課題をを2回忘れたそう。何やってんでしょうねえ。
この2つが足を引っ張って96点のAだったのに9 2点のB+に転落。
Exam は難しいからもうAは取れないねと、あっさりしている絵里。
Science も92点でB+(93点でAになる)だし、もう貪欲じゃないんだから~。

その絵里、明日も2科目の Exam があるというのに、気分はもう夏休み。
Cat と Potomac Mill Mall へショッピングに出かけた。
7時過ぎ、お迎え頼むの電話あり。
お友達との楽しいショッピングにご機嫌でお帰り。

宏人、コンタクトのオーダーの為、視力検査を受ける。
この1年間でまた悪くなっている。
ドクターの話では25歳ぐらいまで視力が落ちる事もあるとか。
10時間以上のコンタクトの着用は目に負担がかかりすぎ、着用時間を短くするように注意を受ける。
また瞳孔を開いてのテストも受けた(dilation test)が、問題なし。

アメリカの視力表記は日本のそれとは異なり、これまたわかりにくい。
オランダはどうだったっけ?
日本の表記法にするとどの位か知りたくて、Webでいろいろ調べたがわからない。
とにかくう~んと悪い事には間違いない。
絵里はさらに悪いなんて・・ ・!

研人はやっぱりサッカーがすき。この気持ちを大切にしてあげたい。
自分で作ったこの詩を、うれしそうに見せに来た。
The Soccer Game By Kento Kameyama

Here I am, on the soccer field.
I'm playing goalie, and I'm a human shield.
As the rain pours, Our team scores, I see the team go wild, a jumping up and down.
I think that makes them look like clowns,
But I don't care,
Cause we just won fair and square!

旦那は来週またCAに出張する。
いや、正確には出張にこじつけて学校の入学申し込みに行く。
PG&E(ガス・電気)と、San Jose Water(水道局)からの引き込み確認通知が、
新しいTrinidadの家に郵送されたそう(サンノゼの準子さんからの電話で知る)。
これで必要な住所証明の3つの書類が揃った。
Eriksonに電話。来週なら大丈夫でしょうとの事。
その言葉を信じて旦那はまたCAへ飛ぶ。

 

6/18(水)雨のちくもり

絵里の Gar-Field Senior High School に行くのも、今日が最後。
そしてフランス語と保健の Exam があった。
最終日までテスト、終業式も何もない。
そして早帰りながら、いつものようにスクールバスで帰って来た。

昼過ぎ、よしえさんとまゆみ(G)さんが家具ほか処分する品々を見に来た。
よしえさんにはキャビネット(オランダ時代から使っていた)の台の部分(上の部分は壊れた)を買ってもらっちゃった。
ゆっくりおしゃべりする時間もなく、どんどん時間が経っていくのがつらい。

宏人と研人を早めに学校にお迎えに行き、予防注射を受けるために医者に行く。
今回必要なのは、ツベルクリン反応。
サンノゼの学校区に入るために必要な予防接種で、VA に入る時は必要なかった。
このように要求される予防接種も必要書類も各州によって異なり、一筋縄ではいかない。
異常に陽気な看護婦さんが自分の言葉に一人げらげら笑いながら、注射を打つ。
こんなんで大丈夫~?!不安がよぎる。
アメリカって結構たくさん患者を不安にさせるような看護婦さんいるよねえ。
結果は48時間後、再びここを来なくてはいけない。
誰 も結核菌は持っていない事を望む。

宏人と研人も明日が学校最後の日。
我が家最後の小学生が卒業する日でもある。

 

6/19(木)曇りのち晴れ

研人の卒業式が行われた。
3人目にして初めての小学校の卒業式は、心温まるいい式だった。
私の知る限り、アメリカの小中学校では終業・始業式はもちろん
卒業式も日本のよう な厳粛な式が行われるという事がない。

高校に入った絵里は一度も入学式・卒業式を 経験せず
(日本の陽東小学校で入学式があったけど)今に至っている。

9時15分学校のカフェテリアに少し改まった装いの卒業生(110名ほど)の親達が卒業生の入場を待つ。
卒業生の服は普段と変わらず、にやにや笑いながら入場。
校長先生の挨拶から始まる。
この校長先生が実にいい。いかにもそこら辺のオバサンという感じの校長ではあるが
心から子供達を愛し彼らの成長を喜んでいる様子。
初めて彼女が校長だと知ったのは、何かの用で私がオフィスに立ち寄った時の事。
あの時は風邪がはやっていて、校長だとは知らずかなり長い時間風邪の事で立ち話。
感じのいい人がオフィスにいるなあと思っていたら、それが校長だった。

そんな気さくな校長の学校はやっぱり良い。それが私の率直な感想。
それでも黒人からすると、研人の学校にも人種差別は確実にあると言い切るから
(Westridgeでの黒人比率15% と、ここVAではかなり低い)、人種問題は本当に難しい。

数々の分野での表彰・Awards)が行われる。
その中で研人の誇るべきAwardsは、 President's Education Award
この受賞は体力テスト(マイル走・100m走・腹筋・背筋・ジャンプ力・・などの平均値)で規定の値をクリヤーし、
また学業においても優秀(この辺はいいかげん)な成績を収めたものに贈られる。
アメリカ全国で行われているこの賞はブッシュ大統領のサイン
(もちろんコピー)入りの賞状ももらえて(+ピン・ワッペン)たいへん光栄な賞だそう。
マイル走でクリヤーならずとあきらめていた研人にそれはそれはうれしそうな笑顔が見える。

この賞、絵里も宏人も取ったことがなく、研人の頑張りに思わず思いっきり拍手。
さらにめでたく1年間ストレートAを取り、Knight's Honor Roll All Year も、いただいた(研人の他3人)。
このほか、Good Citizen all year, Writing Partner, Accelerated Reader, Stringsでも免状をいただいた。

多方面にわたっての表彰で各人少なくとも1回は名前が呼ばれる。
最後に表彰されたのは、キンダーガーデン(幼稚園)から5年生の卒業まで一回も欠席のない男の子だった。
合計6年間一回も休みなし。すごい。盛大な拍手。
その子の誇らしげな最高級の笑顔。何とも素敵な式だった。

親達の拍手とともに卒業生退場。
廊下に待ち構えるキンダーから4年生までの子供達。かれらもまた盛大な拍手で卒業生を送り出す。
教室に戻りピザでパーティー兼懇親会。
ある人はおじいちゃんおばあちゃんも出席して卒業を祝う。
あ~あ、ビデオを持って来ればよかったと、後悔。
担任の Mrs.Dillon の研人の評価はかなり高く、そういう子ではないと言うと、
「家の研人と学校でのKentoでは違うのかもね。」と・・・。
最近では女の子から誘い(休憩時間に遊ぼうって)も多く、少しずつ変わってきたな と思っていた所とか・・・。
<家ではそんなそぶりは少しもみせない>
こうして担任が各生徒を気にしてくれるのも、もうおしまいかと思うと少し寂しい。
(中学からは自分のクラスがなく、担任もいない)

午後、ガレージのスポーツグッズの整理
うちは、ボール屋か、はたまたローラーブレード屋?
売るほどあるぞ、買ってくれない?

宏人アートクラスへ オイルペイント完成"Mule Deer"。彼らしい優しいタッチのペイント。
今回は画板のサイズが大きく難しかった様子。
本人は気に入らない。気に入った作品は一生かかってもできるようになるとは思わないんだって・・・。
またWeb Pageのコレクションが増えた。

さらに私の日記のWeb siteが出来ました。こちらの方もよろしく。
作ってくれたのは、旦那様。忙しいのによくやってくれた。ありがとさん。

 

6/20(金)雨のち曇り

今日から夏休み。
去年は柏爺と智ちゃんが来てくれていた頃。
今年は何だかめちゃくちゃな夏休み。

旦那はまた少し仕事が忙しいらしく、7時に一人さみしく出かける。
子供達は10時になっても起きて来ない(研人以外)。
絵里はお友達とディズニー映画”Finding Nemo”へ。
中学のお友達の集いのはずが高校の友達だ けに・・・。
やはりたった1年間の中学の友達は、関係が希薄?
ここの所お出かけが続き、金欠。
出かけたい気持ちはわかるが、それなら家の手伝いでもしてお小遣い稼ぎすればいいのに・・・。

ツベルクリン反応の結果が出た。ガ~~~ン!!陽性。
ショットを打って48時間後の4時半Lake Ridge Pediatric Centerへ。
受付で腕を差し出し見てくれというと、血相の変わったナースが
「良くないわねー。さ、中 に入って。」
と、物々しい言い方で診察室に招く。名前を何回も確認の上、
「やっぱりみんな陽性だわ。すぐにドクターを呼ぶから。」
ばたばたと大慌てで出て行くナース。
何だか良くない方向に動いているようだが、どうもピンと来ない。
Dr. Ryan登場。「う~ん。どう見ても陽性だな。」と、なんとも深刻な表情。
その後すぐにHealth Departmentに電話を入れ予約を取るナース。
こちらの予定を聞くまでもなく来週月曜日8時半に行く事を命じられる。
「何だかとてもショックだわ。」と言った私
<学校の申し込みができなくての意だった>
を抱きしめ「本当、かわいそうに・・。」と、抱きしめてくれる(?)ナース。
<違う意味で、事は重大! ?>

結局ここでは何もできず、来週月曜のHealth Departmentの指示にひたすら従う事になるそう。
<ア~ア、目的の書類は手に入らず、果たして来週旦那がやってくれる
入学申し込みはどうなる事やら???>

子供達は状況がよくわかっていないのか、あのゲラゲラナースがいけないんだとか、
また見せなきゃいけないの?とか、勝手な事を言っているけど、
問題はもっと深刻なのよ!

絵里はバレーボール。元気に7時半から10時まで遊んできた。
お隣が引越し(アイオワ経由アリゾナへ)。
別れの挨拶に宏人と研人を連れて行く。
子供達の事をめちゃくちゃ褒められる。
「こんなに良い子達は本当に珍しいわよ。小さい子供達の面倒もよくみてくれたし、何よりすごくスマートよ。」
確かに小さい子の面倒見はいい。
でもここまでほめてくれると、暗かった気持ちに一気に光が当たる。
今日は○をあげちゃおうかな(カレンダーに良い事をした日は○が付く)!
お隣の引越しは大型トレーラーで足らなくて大型トラックが追加され、
作業は夜中の12時近くまで続いた。
こんなにも悲惨な引越しは見たことない。
私達の引越しはス ムーズにいきますように!<期待はできないけどね>

 

6/21(土)晴れ

昨日出たツベルクリン検査の事でNJの野口クリニックの津田医師からいろいろと話を聞く。
日本でツベルクリン反応が陽性と出た時との対応の違いなど、詳しく丁寧に説明して頂く。
さらにHealth Dept.に持っていく為の医師のコメントをファックスで送ってくれた。
レントゲン検査の書類も後日送ってくれるそう。
しかし、基本的にHealth Dept.の言う通りにするしかないようで、
今後レントゲン検査の上、6ヶ月間の薬投与を余儀なくされそう。
まあ、仕方がない。なるようにしかならないかー。

それにしても実に親切なクリニック。
「もうお伺いする事もないのに本当にありがとうございます。」と言ったら、
「これもパッケージに入っているサービスですよ。」 だって。
日本っていいなあ、このクリニック大いに宣伝しよう。
ああ、でもVAのキャノンオフィスには日本人いなくなるんだっけ。
(キヤノンなんですけど)

絵里はお友達Mollyのバースデーパーティーへ。
ボーリングをしてFuddruckersで夕飯 をご馳走になる。
終始Mollyのお父さんが付き合っていたそうで、誕生日会もたいへんだよね。

よしえさんが家具を取りに来てくれた。
オランダ家具の片割れが引き取られていく。
あの家具との付き合いも13年。宏人が生まれた年からだもんね。
なんとなく寂しい感じ。でもちょっとすっきりした。

お花屋さんにお勤めのまゆみさんから電話。
「もう売れない花があるから取りにおいで。」 勇んでもらいに行く。
バラ・アイリス・そして彼女がアレンジした大きなフラワーアレンジメント。
感激!少しくたびれた私達の心に染み渡る可憐な色彩。
部屋のあちこちに飾って楽しむ。もうしばらく楽しませてねと、花にお願い。

研人の友達のHarrisonが来た。
ゲームをしたりビデオを見たりしていたようだが、
ほとんどベースメントに入りっきりで何をしていたのかようわからん。
こちらも子供の友達が来ても何にも構えなくなったもんだ。
いつものようにピザを注文。これでOKなんだからアメリカって楽よね。

 

6/22(日)曇りのち晴れ

午前中は子供達はやりたくない日本語のお勉強。
残り少ない(と思われる)VAの日々を大切に・・・。

午後から"Leesylvania State Park"へ、ハイキングに行く。
この州立公園は、家から25分ほどのPotomac River沿いにある。
イギリスから渡ってきたLee家の人々の農園跡やお墓などを回るLee's Woods Trail(2マイル)と
小川に沿い平坦な道を行くPowell's Creek Trail(2マイル)を歩く。
暑くもなく寒くもなくハイキング日和。
途中野生の鹿(White Tale Deerか?)を発見。
輝くような黄金色の毛並みが美しい。
その他アライグマや鹿の足跡を見つけながら、久しぶりの楽しいハイキングとなっ た。
日が延びて、6時でもまだまだ屋外でいろいろと楽しめる。

州立公園を出てすぐの"Neabsco Eagle Park"にも立ち寄る。
人があまり入っていない整備されていないハイキングコースに、子供達は大喜び。
野草が咲き乱れ、割れてしまっていたが亀の卵まで見つけた。
予定していたOccoquanは断念。お腹がすいてたまらない。
Chinese King buffetでディナー。異常なほどの食欲。
未だに子供料金でOKの宏人は、急激な大量食べで途中退場。車の中で横になる。
<おい おい、しっかりしろよ!>

気分さわやか。 サッカーもホッケーもなし、やっとできた週末の自由時間。
有意義に過ごせた週末が終わる。 旦那は明日CAへ出陣の予定。

 

6/23(月)晴れ

8:30 Health Departmentへ。 担当のMarisolとの話は以下の通り。

子供達3人とも15mm以上であるので、BCGの投与によるものとは考えられない。
2ヶ月前のレントゲンは有効であるとは言えない。結核を疑ってのレントゲン検査が必要である。
ドクターの所に行ってレントゲンを撮り、その結果で直ちに薬の投与(9ヶ月間)を始めるべきである。
CAに来月引越す事を話すと、

VAで事を始めるのは賢明でない。何故なら最初の予約が取れるのが早くて7月の初め、その後ドクターの所に行きレントゲンそして薬の処方となる為、引越しが入ると 上手く回っていかないと思われる。さらに薬を飲み始めて途中で中断することになっ てしまうのは体に負担がかかるらしい。
この結果を持ってCAでHealth Dept.に行く事を勧められる。
どうやら急いで治療を要するものではないらしい。
という事で、何の進展もないまま帰宅。

夕方旦那はCAへ飛ぶ。
今ある書類を最大限に使って学校に入り込ませるという任務を背負って・・・。
子供達をCAに行かせ、Health Dept.の指示を仰ぐ事もできるが、
もし入学を認められないなら、どうせどの学校にも入れないのだから、
この際ホームスクール(学校に行かず自宅で学校のカリキュラムをとる学習法)ってのもあるかもね、
なんて大胆なことまで考える。
ま、考えても仕方がない。明日は明日の風が吹く。
吹いてくれよ~。

子供達は洗車をしている。外から3人の笑い声。
兄弟がいて良かったね。
3人が3人ともツベルクリン反応が陽性で良かった気分。
これが一人だけだったら、 さぞ不安だろうに・・
(逆に皆同じ位だねと安心していた私であった。情けない。ト ホホ)。
今は何の不安もないように見える3人。
旦那からのEメールが夜中の2時半(CAでは11時半)に届く。ご苦労様です。

 

6/24(火)晴れ

子供達3人歯医者へ。
半年に一回の検診。虫歯なし。
家族全員の記録を出してもらう (無料)。
ここの歯医者は全然儲けようとしていない。
予約はゆったりした時間でとれるし、待合室にお客さん(患者)がいっぱいということは皆無。
(いても一人か ?)
けれど、装置はいい物が入っているし、待合室のソファーは皮製の高級品。
来るたびにコーヒーやクッキーを出してくれるし、ドクターもやぶとは思えないし。
ずいぶん医者でも違うもんだ。

歯医者の後、お米の買出し。
今はせっせと食べきる事に精を出しているが、やはりお米がなくては始まらない。
家から一番近い韓国系スーパーへ。
2年前に来た時はここしかなかった。
しかし今は2件ほどこの店の5倍以上ある大きなオリエンタルストアーが出来て
この店もかなりさびれてしまった。
そして、店内も大きく様変わりし生鮮食料品はほんの僅か、洋服やバックが店の大半を占める。
数年後にはあるとは思われないこの店に時の流れを感じる。

旦那からの吉報を受ける。
絵里はLeland High School, 宏人と研人はBret Harte Middle Schoolに入学許可が出た。
問題のツベルクリンの陽性の判定は
「あ、陽性ね。」といった感じで特に引っかかる事もなく通過したそう。
CAに引っ越してからホームドクターから指示を受けるそう。
所変われば対応も変わるで異国民が多いCAでは、陽性の判定も驚くに足らずで、
気負っていった旦那も何だか拍子抜けしたみたい。
でも本当に良かった。 これで一安心。
学校が決まればあとは野となれ山となれ。

再び旦那から電話。なんとその電話は新しい家からかけられた物(電話を持っていっ た)。
改めてご紹介。 私たちの新しい家の住所と電話番号はこれ。

6705 Trinidad Dr. San Jose CA 95120
Tel: 408-268-9701

Markから広告を見た新しい入居者になるかもしれない人を今週中に連れて来るとの連絡が入る。
さあ、忙しくなるぞ。
子供達にバスタブと空になった冷凍庫の掃除を頼む。

 

6/25(水)晴れ

宏人矯正歯科へ。
最初の来院時の写真と比べると、この2年でずいぶんと歯並びが良くなりすっきりした。
先生曰く「こんなにきれいになりました。次のステップに入る所だったのに残念です。」
この先はCAの以前かかっていた医者に引き継いでもらう事になろう。
絵里はほとんどCAで90%の治療をし、残りをDr. Harteにしていただいた。
今度は宏人と研人がその逆になる。

トランペットとビオラを返す。
昨日今日と宏人と研人の演奏ビデオの撮影が終わり、 それぞれの楽器とお別れ。
今日、旦那が行って聞いてきてくれた来年のカリキュラムによると、
研人はもうビオラを奏でる事は出来ない(オーケストラのクラスがない)様子。
代わってバンドのクラスを申し込んだが上手く入り込めたかどうか・・?
宏人は選択科目を希望の第1希望から第5希望まで記入。
第1希望のアートに入るのは難しいだろうなあ。
バンドは第3希望。果たしてどうなりますやら。

引越しはいったいいつになるのだろう?
書類が手元に来るのはいつ?引越しやさんと話ができるのは・・・?
7月のサッカーやバレーボールのキャンプをどうしよう。
まだまだ長~く続く夏休み。予定が立てられなくって困ってしまう。
子供達も家でのゆっくりに少し飽きてきている。
やる事はいっぱいあるはずだけれど、「何する~?」と、聞いてくる子供ら(絵里 も)。
しっかりしてくれよ。

 

6/26(木)晴れ

暑い。気温は36℃を超えている。湿度は100%?
早くに起きろといっても、なかなか起きない子供達。
9時半、たたき起こす。
この家の新しい借主候補がMarkと共に家を見に来る予定。時間は6時。
それまでに少しはきれいにしなくっちゃ。ばたばたと掃除。

1時半、宏人と研人を連れまゆみさんの家へ行く。
宏人と同じ学年の7年生のScottが家を案内してくれる。
それにしても大きな家。CAだったらミリオンでも買えない。
2年前に230,000ドルで買ったというのだから、私としては何だかやってられない感じ。
"It is not fair."<ずる~い!>
ベースメントで卓球したりゲームで遊んだり、私たちまで交じってトランプしたり、 あっという間の3時間。
もっと早くにお友達になりたかった。
私達のいない間に絵里から鍵を受け取りに来たMarkはすぐには帰らず、
私達が帰宅したときには庭の手入れに余念がない。
芝刈り、トリミング・・・<そんなに庭をきれいにしても家の中は・・・?>。

5:50 絵里の友達Kadieを迎えに行き、そのままOld Country Buffetで5人で食事。
Markが熱心に家の説明をしている頃か?と、多少気になる。
Buffetでいっぱい食べた後、DVDを借りて、ハリーポッター第5巻($15は安い)を購入。
予定通りの8時帰宅。 Markのメモあり。
”家をきれいにしていてくれてありがとう。契約が取れたので、もう他の人に見せる事もないでしょう。”
えへん!といばってみたものの、これって嫌味?に聞こえなくもない。
また1回の見学でサインしてしまう人ってどんな人だろう と、興味もそそられる。

9時半、絵里の友達Haanがジムの練習を終えて来た。
聞けば夕飯もまだと言う。けれ ど食べさせるものが見つからない。
彼女は肉を食べないのだ。柏爺が送ってくれた カップ麺を出す。喜んで食べる。
彼女は元はベトナム人。夕飯を食べて来ないほうも来ないほうだけど、カップ麺を出すほうも出すほう
<何かへんな日本語?!>
こうしてどんどんいろいろ構わなくなっていく・・・。
すべての事にTake it easy!

絵里と2人の友達はベースメントで借りてきたムービー"Drum Line"を見ている。
今日は何時 に寝るのでしょうねえ。お酒は飲んじゃ駄目よとだけ伝える。
甘い親かなあ??

 

6/27(金)晴れのち雷雨のち曇り

絵里と二人のお友達はベースメントで夜を過ごした。
時々聞こえる楽しそうな笑い声。お友達は財産だ。
昨晩(?)は4時まで起きていたそうで、10時になっても起きて来ない。
研人と二人でマクドナルドのブレックファーストメニューを買出しに行く。
朝食後も、宏人と研人は所在なげにうろうろしてばかり。
お姉ちゃんの友達がどかんとベースメントに横たわって寝ているのに困惑気味。
絵里とHaanが起きてきた。二人で朝食。
結局Kadieはお迎えのお母さんが来て起こされる。時間は12時を回っていた。
スリープオーバーに慣れているというか、どかんとしているというか、
傍らで研人がコンピューターをうっていても全く聞こえなかった様子。若いっていいね。

ぽっかりあいた時間。絵里と宏人を連れ、真ちゃん依頼の"NuBra"なるものの捜査、
モールに出かける。"Maidenform"と"L'eggs/Hanes/Bali/Playtex"という2件の下着や行く。
どちらも指定の物は見つからず、いろいろ用途に応じたブラがある事を知る。非常に興味深い。

矯正歯科でもらった15ドルの商品券で宏人はCDを購入。
(ブラッシング・取り扱い方がきちんとしているともらえるチケット16枚でゲット)
常に金欠の宏人にはうれしいお買い物。

突然大粒の雨が降り出しかと思ったら、また地を揺らすほどの雷と土砂降り。
時間は2時。あと数時間で旦那の飛行機はワシントンに降り立つというのに・・・。
6時15分、雷も雨もあっという間に治まり、予定通り旦那が帰って来た。ホッ。
疲れたような顔。機内では3人がけの真ん中席だったそうで、隣は常に忙しげなおばあ さん。
一睡も出来ずにくたくたの様子。CA往復は本当につらいよ。
しかし、今回のフライトで学校もしっかり決めてきてくれたし、家に電話も引けた。
もう私達のCAでの生活は地盤ができたようなもの。
先週の金曜日からは数段の進歩。 ありがとう。