2004年12月31日金曜日

2004/12

12/1(水)くもり

ついに12月。
絵里のSAT Ⅱ Japaneseのテストの結果が送られてきた。 SATのテストは800点満点。内容はReading(読み)Listening(聞き取り)Usage(慣用句)に別れている。絵里が言うには思ったより漢字が多く、聞き取りも1回でやらなければならないのできつかったそう。
絵里の成績は750点。この成績に絵里は不満気だが、日本の学校にも行かず第1言語は英語になってしまった今、私は立派だと思う。
ひるがえって、宏人と研人にこのSAT Ⅱ Japaneseテストをパスする事ができるのだろうか?合格ラインは650点(だと思う)。
最近では3人ともほとんど日本語の勉強をする時間が取れず(私がやる気をなくしているのが大きな原因)、今後日本語が進歩する事はまず考えられない。
しかし二人にもしっかり日本語を教えた方が良さそうである。というのも、日本語を履修した生徒が大学入学選考で有利となる制度が2006年秋から導入される。 米国の大学では、学校別の筆記試験がなく、全米共通の学力テスト(SAT)などを通じて合否が決まる。この際、高校で特殊な科目を履修した生徒に対し、その単位を大学で取得したものと認める事前単位登録(AP)制度があり、非営利教育団体である”Colleage Board(カレッジ・ボード)”が科目を決めている。
Leland高校で絵里も宏人も外国語にはフランス語を取ったが、言語能力が決して高くない宏人にはフランス語はきつい。しかし、自分はできると思っている日本語でいい点が取れないのはストレスだろうと、あえて日本語のクラスを取らなかった。だが、せめてSATのテストをパスできるぐらいに日本語を身につけさせないと・・・。
絵里はフランス語のSATⅡFrenchもパスする事ができたらすごいんだけど・・・。
3時、研人歯科検診。虫歯になりかかっている歯が2本。どうして研人ばかりが?と尋ねると、虫歯になりやすい人となりにくい人がいるそうで、これまた体質。どうしようもないそう。
絵里、アートクラス。忙しい中でも絵を描いている時間は息抜きになるらしく、喜んで行く。

 

 

12/2(木)くもり

研人は学校から帰ってきて頭が痛いと渋い顔。今日はRucksのサッカープラクティスの日。練習はCampbellまで行く(30分近くかかる)のでカープールで参加していて、今日は私が往復ドライブをする日。練習を休みますのでいけませんとは言いにくい。それでなくてもState Cup(州大会)を目前にしたRucksの練習は真剣みを増し、練習に少しも遅れる ことはできない。
お客さん参加の研人のいい加減さでカープールをしているJamesやEricを巻き込む事もできず、困った。。。とりあえず、おやつの昼食(帰宅後の3時にランチを食べる)を食べさせ、薬を飲み出かけるまで寝るように言う。
なのにぐずぐずと一向に横になろうとしない。。。いらいらする。4時15分起こす。まだはっきりしない。ただ眠いだけのようなので、支度を急がせる。そんなにまでしていく必要があるのか?研人が行かなくても私が二人を連れて行けば良いだけの事?そうしたら、James達のママは気を遣ってしまう?そこまで考える必要はない?頭がぐるぐる回るばかりで時間がどんどん過ぎる。
追い立てるように研人を車に乗せ、James達を迎えに行く。 7時、お迎え。
頭痛は治って楽しくサッカー練習ができたそうだが、練習終わり間際に、両目に指が入った(かなり激しい練習らしい)らしく、真っ赤な目をしている。Danからも様子を見てくれと言われる。家に帰って洗浄、目薬で、だいぶ良くなった。
宏人はアートクラスへ。また準子さんに連れて行ってもらう。いつもお世話様です。

 

 

12/3(金)晴れ

子供たちのPrgoress report(中間発表の成績表)送られてきた。
絵里のEnglishの成績が相変わらず上がらない。夏休みの課題でDやFを取ってしまったのが未だに響いている。今まではちょっと勉強すればすぐに成績を上げることができたのに、うまく行かない事に、絵里は苛立ちを感じ、つらい時を過ごしている。
宏人も軒並み成績が下がり、私の気付かぬうちに(最近全くチェックしていなかった)、AはPE(体育)のみ、得意なMath(算数)もB+とは情けない。宏人は全く頑張っているようには見えないから「せめてMathとBiology(生物)ぐらいはAを取る努力をすれば?」と言ったら「It's OK.」ときた。何が”It's OK”じゃ!
最近の旦那が宏人によく言う言葉「人生あまく見てんじゃないぞ。」ホント宏人は人生あまく見てる。宿題も数分で仕上げてとてもきちんと出しているようには見えないし、”そんなもん”てな態度がそこここに・・・。人生なめんなよ!
そして研人。7年生の研人は今回もストレートA。また絵里や宏人に”Teacher's Pet”と言われ、からかわれている。”Teacher's Pet”じゃなくて、単に真面目なマニュアル人間なんだと思う。
絵里、目医者で再び目の検査を受ける。まだ炎症が見られコンタクトをつける事ができない。眼鏡の生活にもだいぶ慣れてきたようだが、そんなに傷ついていたのかと、おかしいと思いながらもコンタクトを入れていた事を反省する。
7時、研人のサッカーチーム”Explosion”のパーティーがChevy'sで開かれた。 9時からのホッケーゲームに行く宏人も連れ、研人と参加する。 秋のリーグの成績は最終的には14チーム中3位に終わった。2位が確定していた物と思っていたが、得点数で及ばず3位。決定力のなさが順位を落とした。結局研人は今期1点も上げることができず、ゲームでの弱さを露呈した感じだと私は思うが、本人はそんな事を気にしている風もない。チームの仲間と楽しく談笑、ディナーを食べる。
WarrenのパパTinが写してくれたプロ顔負けのサッカーショットは、研人をものすごく上手なサッカープレーヤーに見せてくれる。
一人一人にトロフィーがコーチから手渡されるのを見ることなく、私は宏人をゲームに連れて行く。研人はTinに送ってもらう。
9時、宏人高校ホッケーゲームvs Live oak(負けなしのDivision3では最強のチーム)前半10分まではLelandも健闘していたが、点数を続けて入れられギブアップ。3-10の大差で負け。ホッケーはゴーリーが命(サッカーもそうかもしれないが)。長身のゴーリーBrandonは極端に足元が弱い。低い球を次々決められる。 これで6チーム中5位決定。後半の試合はまずまずの出来だっただけに、少し残念。

 

 

12/4(土)晴れ

絵里は期日の迫っているプロジェクトAの為、MLKの図書館へ。
2時宏人ホッケーゲームvs Capitals。一方的な試合運びで、相手は中盤からは全くやる気を失くしている。が、後半残り時間あと5分になって、1点でも取ろうと必死になって攻めてくる相手チームの勢いに押され、2点を失う。結果的には、14-2の勝利。
このゲームの途中、家でお留守番をしている研人から電話「TeddyがまたSeizure(痙攣発作)を起こした!」薬を飲んでいるにも関らず、発作を起こすTeddy。発作自体は1分足らずの軽いもののようだが、先週に続き今週も起こすようでは、薬は効いていないのか。 帰宅後前回の発作と同じようにエクストラの錠剤を1錠飲ませる。
8時、研人インドアサッカー第1回目の試合。 インドアで参加しているRucksにはWhiteとGreenの2つのチームがあり、研人はWhiteのチームに属している。そしてきょうのゲームはRucks同士WhiteとGreenの戦い。これが実にすばやい動きで面白い。今までこんなインドアサッカー見たことない。ゴーリーとして呼ばれたんだろうけれど、結局ずっとフィールドでプレー。こりゃあ良い運動、練習になるよ。
研人は精神的にずいぶん頑張れるようになってきたのか、負けまいという気迫が感じられる。結果はシーソーゲームの状態の後、Greenが立て続けに点を重ね、勝利。
ゲームを終わって足を引きずり半泣き状態で来る研人。大柄の選手とのボールの取り合いで、足の指を突き指した様子。この痛がりようでは折れているかと心配する。しかしゲーム中は全く足を負傷しているなんて見えなかったから、研人もずいぶん立派になったもんだ。Rucksの練習に参加してゲームに出てたくましくなっていく研人を誇りに思う。
家に帰って足指をチェック。足指の付け根が腫れ始めている。氷で冷やす。とりあえず、しばらく様子をみよう。

 

 

12/5(日)晴れ

特にこれといった予定もなくゆっくりした一日だったが、絵里はそうもいかない。
お父さんとドライビングの練習をした後、今日もMLKの図書館に行く。今週の火曜日。その他にも宿題やテストが目白押しで、絵里は目を白黒させて頑張っている。
金曜日の研人のサッカーチームのパーティで、すでにカレッジに行かせている子供を持つTimの話は、私の考え方を揺さぶった。きついのはジュニアイヤーだけだ。この1年しっかりやれば結果は付いてくる。やらせるだけやらせない。何も迷う事はない。やらなきゃいけない時にはやる、それだけ。。。。。彼の娘はUCBarkleyに行っている。

 

 

12/6(月)晴れ

2004年もあと少しで終わってしまう。クリスマスの飾りつけもしていない。相変わらずクリスマスカードも全く書いていない。今年は家々の飾り付けが去年よりも華やかな気がする。
4時、研人とVetにTeddyの血液検査を受けに行く。ここ2週間で2回の発作を起こしたことを言うと、ドクターのチェックを受けたほうがいいという事でしばらく待って、Dr. Miyamotoの診察を受ける。起こした時間が共に3~4時だった事を考えると朝の薬分の投与が足りないと、考えられる。そこで今回は血液検査を受けることなく、朝の1錠を1錠半に増やし、しばらく様子をみることになった。夜の分は1錠半でそのままの投与とする。
6時~7時、研人テニスレッスン。この時間のレッスンはかなり冷えることもあり、テニス用の手袋を探しているがなかなか見つからない。

 

 

12/7(火)雨のちくもり

夜中2時ものすごい雨風で目が覚める。そして停電。キッチンで寝ているTeddyはどうしているかと気になるが、様子を見に行けば甘えて寄って来るのは目に見えている。朝になって少し雨も収まる。
外に出てみると、ガーデンテーブル用の椅子がそこここになぎ倒され、パラソルが折れてしまった。大きなパラソルを開いたままにしていたのは失敗だった。他に危害が加わらなかったので、良しとしてパラソルはあきらめよう。しかしこの荒れ様ではTeddyの寝ていたキッチンは、ものすごい音がしただろうに。
昼前には雨も上がった。 絵里はバイト、アートボランティア。 宏人はアートボランティア、ホッケープラクティス。

 

 

12/8(水)雨 今日も雨

もう雨期に入ってしまったのだろう。うっとうしい季節の到来だ。
クリスマスの飾り付けをぼちぼち出し始める。毎年の事だが、月日の流れに付いていけない。クリスマスカードもぼちぼち来始めたが、私は全く書き始めていない。クリスマスショッピングにも出かけていないが、ラジオをかければクリスマスソング一色。
今年一年本当にいろんな事があった。そしてあっという間に終わってしまった(まだだ!)。これから先の事を考えると暗澹とした気持ちになってしまう。自分を元気付ける材料が欲しい。またヨガでも始めようかとも思う。
研人、テニスレッスンは雨の為、キャンセル。
絵里のアートクラス(6時半~8時)宿題に追われる日々には、毎日のバイト(3時~4時半)はきつい。けれど自分で決めたこと。やめるとは言い出さない。

 

 

12/9(木)晴れ

旦那様は、1年半ぶりの歯科検診。朝一番の予約で7時20分に出かけた。
研人、サッカープラクティスに行く。またDanにチームに入るように言われたようで、はっきりとした返事をしない事にはこれからの練習も行きにくい。研人はRucksの練習は楽しくもっといろんな事をどんどん教えてくれるとうれしそうだが、実際チームの一員になるのには消極的。確かのサッカーだけの生活になってしまい、それこそテニスもお遊びもできなくなる。今カープールでチームの子供達を乗せていて、彼らが話しているサッカーに関することは、あまりにシリアスで遊び心がない。こんなにもサッカー命にならなければ、参加できないのかと思えるほどだ。
研人はあくまでもお気楽人間で、何でも適当に楽しくそれなりにできればいいと、思っているので、チームには入りたくない様子。果たしてそれでいいのだろうか?
今日も、宏人のアートクラスの送り迎えを準子さんに頼んでしまった。

 

 

12/10(金)晴れ

今年のクリスマスはどんなふうに過ごそうか?
26日から30日にTahoeにスキーに行くのは決まったが、クリスマスの予定は何もない。
明日はキヤノンの年度末のパーティーがホテルで開かれるが、親しい人たちは皆日本に帰ってしまい、パーティは少しも魅力的でないので、欠席する事にした。それに代わって、良いコンサートはないものかとWebでくまなく探したが、これまたこれといってない。
Christpher Cross(2 0数年前の2~3曲のヒットがあった)には少し興味があったが、空席だらけの座席状況を見て興ざめとなり、行く気がしなくなった(勝手なもんだ)。
クリスマスらしく子供たちも連れてNutcracker(くるみ割り人形)の劇でも見に行こうかと考えるが、すでに見たことのある絵里は大反対。それに乗じるように子供達は乗る気でない。来年はドレスアップして旦那と二人サンフランシスコのショーでも見に行こうか(サンフランシスコのNutcrackerは評判がいい)。
絵里バイトの後、スターディーグループでお勉強。 宏人のホッケーゲームもなく、ゆっくりと過ごす。
宏人のインラインホッケーの靴を買った。これが今年の誕生日プレゼント。Sports Martで予定よりずいぶん安く買えた。ホッケーは道具代が高くついてかなわないが、だんだん買い方を心得てきた。

 

 

12/11(土)晴れ

土日の子供たちのTeddy当番(8時半おしっこに連れて行って、朝ごはんと薬をあげる係り)は、まだ続いているが、今日の当番の研人は朝寝坊で起きず、宿題をする為に早く起きた(!)絵里が代わって行っていた。
自分の失敗にショックを受ける研人は、しばらくふさぎこんでいた。それにしてもいよいよレポート提出まで日がない絵里は、お尻に火がついたのか、お休みの日までも7時起きして、お勉強とは・・・・。 その上、フレンチクラブの秘書をやっているから書類作りも忙しい。今日もクラブのパーティー準備に出かけるような事を言っていたが、仲間の役員も忙しいらしく、パーティーは適当に済ませるらしい。
10時過ぎお父さんとドライビングの練習をし、午後からは今日もMLKの図書館へ行った。 私達4人はこれといった予定も無く、クリスマスの飾り付けを始める。
まずは昨年は出す事ができなかったWinter Townの家並を客用ダイニングテーブルに並べる。いつの間にか家の数 も増え、今では10軒にもなった。
バージニアで作った台座は今も健在。満足な出来だ。
次はツリーを組み立てる。今の家になって手狭な為、クリスマス用品を全部出す事はかなわない。それでもクリスマスの飾りつけ一つ一つに思い出がある。

 

 

12/12(日)くもり

絵里は今日もMLKの図書館へ行く。最初は友達と誘い合わせて行っていたが、友達と折り合いが付く時間に毎度行くのは難しく、締め切りが迫って、一人で行くようになった。
私達4人は今日もクリスマスの飾りつけ。 ツリーにつける電球が足りない事がわかり、研人は自転車でSafewayやAceに安い電球を買いに走る。研人はまめによく動く。
クリスマスツリーにオーナメントを飾る。オランダで買ったクリスマスツリーは小さかったが、オランダからのオーナメントはどれも品があって気に入っている。その他、テキサスで手に入れたブルーボーネット(州花)のオーナメント。アメリカで初めてのクリスマスの年に教会から売りに来たキリスト生誕の物、旦那のシンガポール土産のオーナメント。毎年かけている子供たちそれぞれの写真入りオーナメント。去年からはTeddyの写真も仲間入りで、まだ4ヶ月のパピーだったTeddyは今とは全く違ったかわいらしさがある。
どのオーナメントにも歴史がいっぱい詰まっていて、ツリー全体としてはまとまりがないかもしれないが、これが我が家のクリスマスツリーだ。

 

 

12/13(月)晴れ

今週いっぱいで学校も旦那も年末年始の休みに入る。
絵里はテストやレポート提出で、まだまだホリデー気分には慣れない様子。
宏人はテストがあるとは言っているものの、ほとんど勉強しているようには見えない。
研人、テニスレッスン。
朝の散歩で得た情報。 最近、この辺り(El wood界隈)にコヨーテが出たそう。ウサギや猫の食いちぎられた死体がころがっていたとの事。Willamの辺りにもそういった話があるので、要注意。「犬は夜は家の中に入れた方がいいよ。」と、言われた。
少し離れた地域にコヨーテが出ていると言う話はずいぶん前から聞いていたが、我が家のすぐそばまで来ているとは・・・。山からえさがなくてどんどん出てきているのかしら。やっぱり怖い。
夜”Spiderman 2”を見た。前作からさらに笑い度アップ。アメリカならではの映画だと思う。次作も匂わせる終わり方が気になる。次も見るぞ~。
絵里はヒストリーの”プロジェクトA”なるプロジェクトが終わったと、歓喜。明日が締め切り。「あと2時間と言う所でできたね。」と言ったら、「明日の2時半までに出せばよかったんだから、充分間に合った。」だって。。。
そして宏人が「サイエンスのクラスで、レポートが間に合わないで、前の時間まで学校をさぼってやっていた奴がいる。」って、言ってた。まあいろいろな奴がいる。
旦那は早くにご就寝。頭がどうのとか言って、また調子が悪そう。。。。これはストレスから来るものだろう。ストレスに打ち勝つ方法教えて下さい。

 

 

12/14(火)晴れ

今年もあと少しで終わる。火曜日のクレイジースケジュールも今日で終わりか?とは言っても研人のサッカープラクティスは中止。
絵里はバイト、アートボランティア、テスト勉強と気迫の籠もった顔をしている。
宏人はアートボランティア、ホッケープラクティス。楽しんでいたバンド仲間が仲間割れしてしまい、宙ぶらりんの状態の宏人。誰かを誘うほど彼のベースはしっかりしたものではなく、また誰かに声をかけてもらうのを待っているよう。何だかはたで見ていて気の毒。シャイな宏人には引越し続きの中、趣味も一致して心を許せる友達作りはそう簡単にはいかないようだ。

 

 

12/15(水)くもり

8時半、ミニバンのTown and Countryがエアーバックのリコールを出したので、旦那と車をディーラーに持っていった。 修理は約1時間と言う事だったが、ついでに前右側から聞こえるファンベルトのきしむような音もみてもらうことにした。
12時を過ぎて、修理完了の連絡あり。その際前ブレーキのパットも擦り減っているので交換した方がいいと、言われる。 すでに来年の4月には6年、走行距離は5万5千マイルを超え、あちこちガタが来始めている。修理にはあと数時間かかるようだが、そのまま修理点検を続けてもらう事にした。 お迎えは絵里のアコードで行く。
7月に車を手に入れたが、私が実際に運転したのは今日が初めての事。目立たない小さな車で来た私を子供達3人とも、全く気付かない。が、小回りは効くし結構乗りやすくて、気に入った。
夕方になって、ディーラーから修理完了の電話。車は明日まで預かってもらう事にした。リコールの分の修理はただだが、締めて420ドルなり。車を持っていると何かとお金がかかる。それでもミニバン後数年は頑張って欲しいから、大事にしたい。
7時、研人のバンドのウインターコンサート。 サックスを始めて2年目の研人はアドヴァンストバンドで演奏した。去年のコンサートと比べ、格段の進歩。7曲演奏したがその内の一曲では、研人ともう一人のソロも少しあった。 勉強・スポーツ・音楽とそれなりに何でもこなす研人。器用貧乏ではなく、何に一番興味があるのかな。

 

 

12/16(木)晴れ

あと2日で学校も会社もお休みに入ってしまうという時になって、慌ててクリスマスの買い物に出かける。とは言っても子供達も中学・高校となって先生に差し上げるプレゼントを用意する必要もなくなり、アートのクラス以外特に習い事をしているわけでもないので、クリスマスショッピングはそうたいへんな事でもない。
昨日アコードを初運転してみて、小回りの効く快適さを気に入った私は、どこも混んでいると予測し、アコードで出かけた。決まった店をいくつか回る。アコードの難点は、混んだ駐車場では尚の事、見つけるのが難しい。白のセダンは山ほどある。なんてたって目立ってどこに停めたかわかるのは、ルーフにキャリアが付いたミニバンが一番。
3時に宏人の矯正歯科の予約が入っていたのを、すっかり忘れていた。気がついたのは6時過ぎ。。。。 5時~6時半。絵里と宏人はアートクラスへ。
研人はサッカープラクティス。
絵里は明日Historyの大きなテストがまたあるそう。最終日まで気が抜けないらしい。今年はお友達へのプレゼントも全く用意できず、まだホリデーモードになっていない様子だ。

 

 

12/17(金)くもり

ついに2004年の学校が終了。終業式なるものがないアメリカでは、ごく普通に一日を終える。
絵里は手にいっぱいのプレゼントを抱え、お迎えの私の車に乗り込む。そしてすぐにバイトへ。
宏人と研人は何のプレゼントも手にせず、全くいつもと同じ。
研人矯正歯科へ。ブレイシスの締めなおし。帰宅後Jamesを呼んで日本から頂いたサッカープレステ2を楽しむ。日本語の解説もOK。ゲーム好きサッカー好きの子供達には言語は関係ないようだ。
絵里はバイト先にAndrewが来て、一緒にGraceの子供達とクリスマスパーティを手伝った様子。その後二人でモールにクリスマスショッピング。Andrewのママになんと言って来ているのか気になる。
6時お迎え。モールはごった返し車がモール内に入るのも難しい。やっとの思いでTarget方向に向かうが係員の指示に従うまま、私の意思に反して屋上駐車場まで行かされる。せっかく来たのでTargetで少々お買い物。急いで車に戻り絵里との待ち合わせ場所に急ごうとするが、また係員の誘導のままモール内駐車場をぐるぐる回る。一体私は何をしているんだ。。。待ち合わせ場所に着いたのは6時40分。こんな混雑のモール駐車場は初めてだ。
それもそのはず今日から3日間はクリスマスショッピングのピークだ。
宏人は高校のインラインホッケーのプレーオフゲーム。相手はFremont。リーグ戦の成績は1勝1敗。勝てない相手ではない。しかし今日はいかにもついていない。こちらのきわどいシュートはことごとく外れ、相手のシュートはおもしろいように決まる。こちらのゴーリーが低い玉に弱く、そこをうまく突かれる。惨敗。秋のリーグは5位の成績で終わった。
旦那は会社の忘年会。お酒を飲むと運転できないので私が送って行く事も考えたが、結局残業後忘年会に合流となり、自分の車で行った。それにしても1年1回の忘年会が日本人間だけで行われるというのも妙な話。キヤノンUSAと言えども保守的な日本の会社であるらしい。旦那もいろいろたいへんなはずである。
旦那は11時過ぎには帰宅。お酒臭くない。 さ~て、明日からみーんなお休みだ!

 

 

12/18(土)くもり

2週間の冬休みスタート。
Teddy当番の絵里はゆっくり寝ていられない。
2時、宏人ホッケーゲーム。vs Hurricanes.今日も難なく勝ちゲームとなる。
絵里、アートインターンシップミーティング。
スキーショップ”Mel Cotton's Sporting"に行ってみる。宏人と研人のスキー用アンダーウエアーを安く買う事ができた。しかしこの店どうも不親切。特売品だったのでもう1セットずつ買おうと探すが見つからないので、「店頭にあったカートはどこですか?もう少し買い足したいのですが・・・。」言ったら、女店員「さあ?あなた知ってる?」と別の男店員に聞いた。男店員「ああ、あれはもうしまったと思うよ。外にないならね。明日また出ますよ。」私「・・・・・・」まだ4時なのに・・・どうやら見てきてくれる気はないらしい。これがアメリカ。こういう事に腹を立てては入られない。
夕飯を済ませ、研人のインドアサッカーゲーム(8時45分)に出かける。 圧倒的な強さで圧勝。相手をもてあそぶかの様な試合ぶりは、相手の反感を買った。研人もゴールを1本だけ決めた。あと2本は決められたんだけど・・。 年内のホッケー・サッカーゲームも全て終わり、本格的なホリデー開始。

 

 

12/19(日)くもり

26日からのスキー準備を始める。 絵里はもう成長が止ったようなので、すべて昨年のウエアーでOK.
宏人は昨年のジャケット、ズボンは新品の物がある。
研人には絵里の4年前のワンピースのウエアーを着させる事にした。手袋も宏人のお古で不満顔の研人。「ケンはいつもみんなの古いやつなんだもん。」
4時、準子さんのお宅でクリスマスパーティー。私は初めて絵里の運転に付き合う。それはもうどきどきはらはら。旦那はいつもこんな思いをして、運転練習に付き合っているの~。よくがんばっている。えらい!
遅れて旦那の車で宏人と研人が来た。 今回のメンバーは、鍵さん一家、メイミーさん一家、Kerry一家、藤井さん。今回もたくさんのご馳走を用意してくれた準子さん。 この一年を想う。
準子さんのお宅では、2月にDaveがフィリピンに行き、4月にEllisaが亡くなった。今はAnitaとの生活 を必死に続けている彼女。以前親しくしてきた友達は、何があったのかよくわからないが、去っていった。Daveとの関係は修復できず、Ellisaの死の原因もはっきりしていない。生きていくのが本当につらく地獄の苦しみを乗り越えようとしている彼女に世間は冷たい。
私は今、何が正しく何が一番大事なのか正直わからなくなってきている。 研人は、お腹(たぶん胃)が痛いといって、ソファーでずっと横になる。日中背中が痛いといっていたのは、胃腸の調子が悪い為だったのか。ほとんどご馳走を食べる事ができず、子供達のゲームにも参加せず。

 

 

12/20(月)くもり

昨年は江戸川台のお二人がいらしてくれたので、どこにも出かけなかったものの、にぎやかで楽しいクリスマスを過ごす事ができた。
一昨年はバージニアでのホワイトクリスマス。家族だけだったけれど思い出深いいい日が過ごせた。さて今年・・・・。
家族内でのクリスマスプレゼントもほとんど用意できていない。揃ってクリスマスショッピングを、と思っていたら研人が調子悪い。昨日からの胃痛が良くならないで、ベッドの中。
研人を除いて4人でショッピングに出かける。人ごみの中、Oakridge Mallでお買い物。
1時~5時、絵里はバイト先のGraceの大掃除を手伝う。家の大掃除は今年もなし?!
5時45分、絵里、目医者で再度チェックを受ける。まだ目の回復は完全とは言えないまでも、サンプルのコンタクトレンズ(一日使い捨て用)を6個もらった。これでスキーには眼鏡を使わなくて済む。今後目の様子をよーくチェックすることが肝心。

 

 

12/21(火)くもり

研人は体の調子が良くなって買い物に行きたがる。研人をモールやKohl'sに連れて行く。
Oakridge MallはValley Fairに比べるとどうも田舎くさい。絵里がValley Fairに行きたがるのもわかるような気がする。
いつもは買い物嫌いの研人であるが、クリスマスショッピングは別物。楽しみながら短い時間で家族分のプレゼントを見つける。 家に帰ってきて、そそくさとラッピング。ツリーの下のプレゼントも増えてきた。
絵里は今日もGraceで大掃除のバイト(1時~5時)。

 

 

12/22(水)くもり

今日も買い物に歩く。
絵里は午後からAndrewと彼の友達と、ダウンタウンに出かけた。それにしてもアメリカの子供達は車の免許を取るまでは本当に不自由だ。デートに出かけるにもいちいち親に送っていってもらわなくては会う事もできない。簡単にバスや電車などの公共の乗り物に乗る事ができる日本は、若者にとって天国かもしれない。しかしここでは、絵里ぐらいの年齢になって免許をとって自由にできる車が手に入れば、逆に勝手気まま野放し状態になる。
Teddyは皆が家にいる生活をどう思っているんだろう。あと数日で試練のケンネル住まい。私は考えただけで胸が痛くなる。 このクリスマスでアメリカ生活丸十年が終わり、11年目に入る。 そんな中で気になる記事が以下。気をつけなくっちゃ!
 ・・・長期滞在の移民に肥満傾向 米誌が調査・・・
米国に長く住むと肥満に-。15日発行の米医師会誌(JAMA)は、米国に渡ってきた移民が同国に長期間滞在すればするほど、肥満の傾向が強まるとする研究結果を明らかにした。
同誌によると、米国に来てから1年未満の移民で肥満と分類されたのは8%にすぎないのに、15年以上住んでいる移民の肥満は19%で、米国生まれの市民の肥満率22%に“肉薄”する結果となった。

 

 

12/23(木)くもり

明日はクリスマスイブ。絵里と宏人はまだ買い物があると言う。Kohl'sからPet Club,Walmartへ行く。
宏人は途中からお腹が痛いと言い出す。絵里はインド料理のバッフェランチでも食べて帰ろうと楽しみにしていたが、断念。あの様子ではとても食べられそうにない。
研人は昨日も背中が痛いと言っていたから、まだ本調子ではないし、どうものりの悪いクリスマスだ。 さらに、私は1週間前から寝違えたのか首が回らず、運転もきつい。こんなんでスキーができるのか・・・。気が重い。
とは言っても、ツリーの下は盛りだくさんのプレゼント。今年はお父さんからのプレゼントは大物揃いだ。一体何が入っているのか?
家に帰って思いっきり下痢した宏人はひたすら寝る。
夜、韓国豆腐鍋を食べに出かける。宏人はもうすでに回復したのか、結局一番食べたように思う。 それに引き換え、また研人の様子が怪しい。食欲今一つ。また背中が痛むよう。どうやら二人はStomach Flu(お腹にくるインフルエンザ)だったみたい。

 

 

12/24(金)くもり

クリスマスイブ。 今日明日は恒例のクリスマスゲーム大会。
研人も含めサンタさんの存在の有無を知ってしまって以来、ひたすらゲーム三昧で2日間を過ごすようになった。昨年は江戸爺婆が来てくれたので大賑わいのクリスマスだったが、はたして・・・。
朝一でTeddyのお散歩、クリスマスのビデオレンタル、銀行を回る。
昼食はスタッフドチキンの丸焼き。サンクスギビングとクリスマスにしかチキンを丸ごと焼く事がないから、ちょっと力を入れて仕込む。
研人は今ひとつ胃の調子が悪いが、宏人は完治で食欲旺盛。
午後からゲーム大会。 本日のゲームは、ポーカー・Clue・Uno・七並べ・Memory・Jenga・Taboo・Numbers。 今回は各ゲームで1位になった人が自分宛のプレゼントを開けられる事にした。
珍しく絵里が好調で次々とプレゼントを開けていく。研人はやはりプレゼント選びの名手。コレクションになっているクォーターコイン(25セント)も買い物のお釣りで手に入れプレゼントに。しっかりボードをくりぬきはめ込んで、ラッピングしている所がにくい。また皆にと言って用意してあったTabooのゲームもいい。すっかりみんなはまってしまった。
このゲームは二つのチームに別れ、カードに書いてある単語をチーム内で言い当てると言うもの。しかし各カードには単語の説明をするのに言ってはいけない言葉(タブー)があり、なかなかそれぞれの言葉を味方から引き出すのは難しい。たとえばDinner(夕食・晩餐)と言う単語カードだった場合、タブーとしてMeal/Eat/evening/Lunch/hungryがあり、これらの言葉は説明に使ってはいけない。
英語の語彙力にハンディーがある私と旦那は引いたカードの単語が全く見たこともないような物もあり、私達には厳しいゲームとなった。
今日のゲームを終えたところで、1位は絵里、2位は研人、以下宏明・順子・宏人となっている。 毎年行っているクラフトも今回は何の用意もしていないので、ひたすらゲーム。それでも1日はあっという間に過ぎていく。

 

 

12/25(土)くもり

メリークリスマス!
朝起きてすぐに「やっぱりサンタが来るのがいいなー。」と言う宏人と研人。わかっていても朝になると枕元にプレゼントが置いてあるのはいいものなのだろう。
来年はクリスマスをどこで迎えるかわからないけれど、またサンタさんに来てもらおうか。
昨日に引き続きゲーム三昧。 今日のゲームは、漢字カルタ・Taboo・うすのろま抜け(手に入れるキャンディーのそばにポーカーの積み重ねを置いた。この積みを崩したらその時点で負けの新ルールを設けた。これが最高に盛り上がる。是非お試しを!)Numbers・Scrable・Memory・Poker・Numbers。
 早々に開けるプレゼントがなくなった絵里は人のプレゼントも開ける権利を有す。 後半になって頭を使うゲームが続き、皆楽しむというより持久戦といった感じでゲームに挑んだが、最終的に終始1位をキープした絵里が優勝。そして研人・宏人・私・旦那という結果となった。
前日不調だった宏人は大いに盛り返し、旦那はまさかの最下位となる。この順位によってプレゼント交換が行われる。
今年のプレゼントは10ドル以内。誰にいくかはわからないという設定で皆プレゼントを用意した。まず旦那がプレゼントの一つを開ける(研人からのラジオ付きペン)。私がそのプレゼントをもらう事も可能だが、私は絵里のプレゼントを開けた(卓上カレンダー)。宏人はお父さんからのプレゼント(PC用ファン)。研人は宏人からのサンタのぬいぐるみ。絵里は私からのマルチ写真フォールダーを手に入れた。
本来ならば、順位の上の人は下位の人のプレゼントが欲しければもらえるのだが、皆手にしたままにプレゼントが収まって、死闘は繰り広げられる事無く淡々とプレゼント交換が終わった。
そろそろTeddyをSpot(ケンネル)に連れて行かなくてはならない。胸がどきどきする。研人の調子次第ではスキーに出かけるのを先に延ばそうかとも思ったが大丈夫そう。意を決してTeddyをダウンタウンそばのSpotに連れて行く。
旦那の運転で同乗したのは研人と私。絵里と宏人はもらったプレゼント(スピーカーなど)の設置に忙しい。 こちらの心配をよそにわき目も振らず、中に入っていってしまったTeddy。当たり前だが、家に帰ってもいないのが、さびしい。今、何をしているのか?
夕飯は手巻き寿司。これもクリスマスの定番になりそうだ。とは言ってもカリフォルニアに住んでいればの話だけど・・・。
口当たりのいいロゼワインをあけて気持ちよくなった。そして1時間後、寒気に襲われ起きていられなくなった。これはFluか??と恐くなる。明日のスキーの支度はまだ全くしていない。しかしとにかく寝るとする。

 

 

12/26(日)くもり

何のことはない昨晩はどうやら悪酔いしたらしい。ワインたったの1杯だったのに・・・。
朝8時起床。Teddyはどんな晩を過ごしたのだろう。もう慣れたかな?気持ちを切り替え、スキー支度を始める。
10時半出発。途中スキーショップに寄り、旦那からのプレゼント”防寒ソックス”のサイズ交換をする。
12時半、DublinのFuddrucker'sに行きおいしいハンバーガーを食べる。チェーン店であるFuddrucker'sに来るのは私はバージニアの時以来、スキーの時にしか来られない店だ。
研人は今ひとつ食欲がない。いつも恐いほどに食べるので、余計に気になる。
5時、Truckee到着。宏人と研人のスキーセットをレンタルする。研人のは子供用、宏人のは大人用。身長差が10センチ以上になってこの差となったのか?スキーレンタルもリフト券も研人のみ子供料金。それも今年限りと思われ、ますますスキーもおちおち行けなくなる。
7時、Reno到着、すぐにチェックイン。今回のホテルはGolden Phoenix。ラスベガスと同じカジノで成り立っているこの町は極端にホテル代が安い。1泊1部屋37ドル(4名まで)とは驚異的な値段だ。
私達は2部屋予約したが、同階ではあるものの続き部屋ではなかった。まあ子供も充分に大きくなっているし問題ない。2クウィーンベッドの部屋を子供3人、1キングベッドの部屋に旦那と私が泊まる事にした。
ホテル内をぷらぷら散歩。1階2階はカジノのスロットマシーンの音が鳴り響き、何となく煙たく、ぴかぴかのマシーンが私達を落ち着きのない状態にさせる。
外に出ればきらびやかなネオンが一面に目に入る。
どこもかしこもきらきらちかちかしているので、どのホテルもめだたない。逆に渋ーい荘厳なホテルがあったら、惹きつけると思うんだけど。
すぐ隣のホテル(Circus Circus)で食事と思ったが、どこもすごい人で簡単に入れそうもない。
一番すいているピザやさんで夕食。
待っている間、宏人と研人・私はゲームをしに地下へ。カジノは18歳以下はスロットマシーンでさえもできないが、このホテルの下には夜店まがいのゲームコーナーやサーカスのショーを無料で見せるところがあるので、子供達も参加できる。しかし、この人込みは耐えられない。
ピザやではドリンク(大)を頼んだのに(中)のカップだったよう。素朴にウエイターに「このカップはLargeですか?」と聞いたら、「恐れ入ります。間違えています。」と、ご丁寧にドリンク(大)を3つ追加して持って来てくれた。テーブルに並ぶソーダの数、中3、大3。そしてでっかいピザだけ。いかにもアメリカンで情けない。
就寝前に大人部屋で”Taboo”のゲームをする。私も英語の単語とはいえ面白みが増して来た。
明日はどこに滑りに行こうか。ホテルがここまで混んでいるのだから、スキー場も然りだろう。

 

 

12/27 (月)曇りのち雪

早起きしてHotelのドーナッツを買い込み、スキー場への車中で朝食。
今日はNorthStarスキー場を選ぶ。 ここは日本の苗場のようなリゾート。麓の街作りがそう思わせるのか。 それだけに混み方も一番と思われ、3日間のスキー予定のどこに割り振るべきか悩んだ末の選択だ。
苗場だけあってリフト代も高い。大人$64x2、Youth $54x2、子供$24x1、合計$260! 正面のゴンドラでとりあえず山に登り、その上にバラエティーゆたかな斜面が広がっている。 先ず一番手前の初級者コースを滑り足慣らしをして、さあどんどん滑りましょう。高いお金を払っているのだから。 と思うまもなく、3本滑ると早くも休憩。
時間は11時半、混まないうちに昼食だ。 ところがこの時間でも空いてる席を探すのは一苦労。せっかく場所を確保したのだからと、旦那はブーツを脱ぎ、持参のサンダル履きとなる。おいおい、元は取れるのかい。
食事を終え滑りたそうな子供達を、勝手に滑ってこいと送り出し、私と旦那はもう一息。 そろそろ子供たちが上ってくる頃かと、重い腰を上げ、さあもう一滑り。 その後結局私は5本、旦那と子供は7本、子供達は昼食後の1本分を足して、充分満足な初日でした。
HotelのRestaurantは混みすぎているので、Renoの街の普通のダイナー(デニーズのようなもの)で夕食を済ませる。
ラジオで小耳にはさんだのか、子供達がどこかで地震があったらしいと言う。マグニチュード8とか言っている。 食堂の外においてある新聞の販売機から見える1面に、TUNAMIの大きな文字。 なんだか、これから大変なことになりそうな、いやな予感をさせる事故だ。

 

 

12/28(火)雪

昨日より若干遅いスタート。Reno市内ドーナツやさんで朝食を済ませ、Mt.Roseを目指す。どうやら今日から荒れ模様になりそう。
Mt.Roseの山は猛吹雪。こんなんでリフトは動くの?といった感じの暗ーい駐車場。この分ではたとえ今は動いていても遅かれ早かれストップしてしまうだろう。目標をDiamond Peakに変更する。
Daimond Peakはリフト6本の小さいスキー場。もう何回か来た事があるがコンパクトながら楽しめるスキー場だ。
長いチケット販売の列の末尾に付き待つ事40分。レンタルスキーにはさらに長い列ができている。
クリスマス前後のスキーはあまり来た事がなかったが、アメリカと言えどもどこも混んでいるし(が、日本の比ではない。待つのは一番下のリフト乗り場だけ)、料金もホリデー特別料金になっていて割引がほとんどない。あんまりこの時期得策ではないなと感じた。
滑り出してしまうと皆ご機嫌。
それにしても子供達の上達には目を見張るばかり。昨日に続きブラックダイヤモンドだろうがアイスバーンだろうがお構えなしに滑り降りる。
特に宏人はバーンによって全く滑り方が変わることがない。
一番慎重派の研人は一つ一つのターンに研究を重ねる。
旦那は以前のように皆を指導する事もなく、気持ちよさそうにお上手に滑る。
一番きついのは私。技術的にも厳しいのに加え、少しは良くなったものの12月中旬からの寝違え(?)で首が回らず、ボーダーのザーッという音が恐くてたまらない。今日も一人多めの休憩をとる。
3時過ぎ山頂で全員休憩。雪は激しく降っている。それでもリフトは動いていて、このスキー場でよかったねと話していたら停電。Reno全域にわたる停電だったよう。リフトも停止。蓄電による運転を再開したが、リフトに宙ぶらりんの状態の人々の運搬だけにとどまる。あと、1時間で回復の見込みは薄い。
5人揃って下山。エクスパートのみの表示のバーンを迷わず降りる。エクスパートというほどでもなく、適度な斜度のバーンは広く長い。その上に積もる新雪は私達を酔わせる。さらにこのバーンは私達5人の貸切。こんなに条件の揃った滑りはできるものではない。
一日中雪だったとは言え、大満足のスキーで今日を終える。
夕食は再び隣のホテルまで行く。シーフード中心の和洋中バッフェ。
研人の食欲が戻ってこない。咳もひどくなってきている様子。Delsymを飲ませているがあまり効いているとは思えない。
 Circus Circusで馬レース(ボールを転がして入ると馬が動く。10~15人で競う)をする。このゲームは素朴で面白い。宏人が1位をゲット。景品の犬のぬいぐるみを手に入れた。Teddyは今頃どうしているだろう。ぬいぐるみの犬に話しかける。

 

 

12/29(水)雪

再びホテル内のドーナッツを買って朝食。これで3日連続ドーナツの朝ご飯。
今日は滑りに行くべきか?予報は雪。昨日からの雪がまだしんしんと降り続く。山あいは荒れ模様では。消極的な私に反して絵里や宏人は行くのは当然とばかり。研人の咳は良くなっていないが、本人も行くつもり。
1960年のオリンピックの開催地にもなったSquaw Valley。40もリフトがあるので、天候に恵まれればたっぷり楽しめるスキー場だ。すでに何回か来たこともあり、旦那の素晴らしい判断で西側のマイナーな駐車場を利用する。待ち時間なしでチケット購入<大人(絵里も!)59ドル、13~15歳29ドル、12歳以下の子供5ドル>。スムーズに山頂に向かう。
雪はどんどん降り続く。立ち入り禁止の箇所もそこここに見られる。快適な場所も求めてリフトを乗り継ぐ。私はただ皆の後をついて行くだけ。そして降りたったのがとんでもない場所。新雪ぼこぼこ危険な地帯。後から聞いたらエクスパートオンリーの表示は確かにあったそう!もー、少しは私の事も考えろ!
すっかり疲れて例によって早めの昼食。 研人の調子は悪くなっている。混んできたカフェテリアで席を譲りながら、元気いっぱいの絵里と宏人を先に滑りに行かせる。
2分後、悪天候のスキーで心配になったのか、急いで旦那が追いかけるが見失う。ほとんど病人となっている研人にはひたすら水分を与え、皆の帰りを待つ。
旦那が帰ってきたが、絵里と宏人は見つからない。ゴーグルがくもってほとんど前が見えないという旦那に私のゴーグルを貸して「滑りたい」と言い出した研人と旦那はまた探しに行く。
絵里と宏人が帰ってきた。頼みの携帯電話もバッテリー不足、繋がりも悪く連絡が取れない。 もう3時になる。私も少しは滑らないとリフト代がもったいない。絵里にリフト下で待っていてもらって宏人と二人滑りに行く。
長い1本(アメリカのゲレンデの1本は日本のスキー場の軽く3本以上ある)を大急ぎで滑り降りると、絵里が旦那と研人といる。調子の悪い研人を気遣ってゴンドラで上まで行ったそうで会えなかったよう。5人で再び上に上がり、「もう1本同じのをやろう。」と旦那が言ったら「疲れていて滑れない。もう1回ここに来るなら待っている。」と研人。だいぶ体がきつい様子だ。
4人また大急ぎで滑り降りる。研人と合流。そういえば、Hevenlyに行った時は、研人は吐きながら滑っていたっけ。その後ろから私はその吐しゃ物に雪をかぶせ隠しまわっていたのを思い出す。汚い話でごめんなさい。だけど、そこに転ぶ人がいたらごめんなさいと、思いながら滑っていたのを思い出した。
とりあえず、事故もなく無事スキーを脱ぎ、ほっとした。
まだまだ降る雪。Truckeeでレンタルスキーを返し、ホテルに向かう。しかし大雪の為すでに事故が発生。とろとろ運転で簡単にはRenoに帰り着くことができない。その間、研人は後ろのシートに横になりダウン。
ホテルに戻り、研人の熱を計る。39度弱の発熱。咳も止らなくなってきている。気管支炎が疑われる。抗生剤は持っていない。解熱剤のMortrinを飲ませ寝かす。彼の夕飯はエネルギードリンクだけになってしまう。
絵里のお勧め(私抜きの家族4人で2月に行った)のシーフードレストランで夕食。確かにおいしい。シーバスがあんなにまろやかな味をしているとは知らなかった。
キヤノンの斉藤さん一家と挨拶。
この時期うちを含め4家族がRenoに来ている。
9時45分からのマジックショーを見る。いかにも怪しげな舞台・照明・人々。私としてはせっかくRenoに来たのだから多少高くても素敵なショーを見たかったが、何の計画も予約もしていない状態でそうやすやすといい物が見られるはずもない。
マジックは設備からの想像通り・・・見世物小屋的なマジックだった。いいショーだったら研人がいない事に残念さが増したような気がして、この程度で良かったとヘンな納得をして部屋に戻る。次回Renoに泊まる時はショーのチェックも忘れずに。
ホテルの部屋から見えるしんしんと降る雪。 研人の状態を考えると少しでも早く家に帰りたい。Teddyはどうしている事やら。。。

 

 

12/30(木)雪

朝起きてホテルの窓からまだまだ降り続く雪を見る。辺りはすっかり雪化粧。
TVの週間天気予報では、向こう1週間大雪、一層強まる傾向との事。もう一泊する案は、これで消滅。
研人はまだ熱がある(39度弱)。ホテルのレストランにバッフェスタイルの朝食を食べにいく。バッフェの持ち帰りはできないとの事だったが、「病人に運ぶんです。」と無理にドギーバック(お持ち帰り用発砲スチロール)をもらう。 「マネージャーに見つからないように隠して持って帰ってください!」との指示でこそこそとスプーンまで失礼して持ち帰る。研人はフルーツと少しのお芋を食べる事ができた。作戦成功。

チェックアウトカウンターで、道路状況をチェック。通行止めだったHwy80が一時的に開通した模様。
研人を医者に診せ抗生剤をもらうべきか?はたまた大急ぎで帰路につくべきか迷う。
研人は少しでも早く家に帰りたいと言うので、ホテル近くの病院には寄らずに出発することに決めた。
この後は旦那記。長文です、ごめんなさい。

Hotelでの情報で、4輪駆動車でも何でもチェーン着用必須(mandatory)とのことだったので、T&Cにしてから今まで5シーズン持っていなかったチェーンを買うため、Renoをドライブ。こういうことは早くに行動しないと、売り切れる事が予想される。
チェーンを買った店で、ネバダの道路情報Tel No.を聞き、早速電話すると、80号は完全封鎖ではなく、 Trackee先の峠で複数の事故車の処理の為の、一時的な通行止めと言っている。今からCAに向かううちに開くかも知れないとの判断で、Trackeeに向けて雪降るRenoを後にする。
街をぬける辺りからみるみる雪の量が増し、のろのろの渋滞が始まった。
ネバダ最後のガススタンドから、一般車はチェーン無しには動けない状態になり、その先でチェーン規制。係りの人が一台ずつ、チェーンを巻いているか、または4WDかを確認してその先に進める。
チェーンを巻くアルバイトは儲かるのでは、と話していたが、すでに事業として存在していた。金額はこちらの予想、一台$10に対し、実勢価格は取り付け$20、取り外し$10でした。

その後は割と快適に、大雪の80号を西へ西へと向かう。
途中、主に対向車線の車が、あらぬ方向を向いて中央分離帯や路肩に突っ込んでいる。
「何でああなるの?」などと、人を馬鹿にするものではない。くだりではエンジンブレーキのため低速ギアに落とすのが常識だが、この車エンジンブレーキの利きが今ひとつなので、時に私は1速まで落としている。
1速とは言ってもオートマなので、通常2速までしか入らず、速度が充分落ちた時初めて1速に入る。これもオートマの常識。いつものように2速を使う目的で1速に落として坂を下っていると、あるところで急に1速に入る。これは急ブレーキを踏んだも同然!車はコントロールを失いハンドルに解さず車線を外れて路肩に突っ込む。
幸い除雪していない30cmほどの路肩の粉雪と1mほどの山肌の吹き溜まりがブレーキとなり、車のコントロールを取り戻し、何事もなかったかのように車線に戻る事ができた。
スピンしなくて良かった。後ろの車は驚いただろうな。突然雪煙を上げてラッセル始めたんだから。まだチェーンは巻いていないが、こりゃ巻く必要がありそうだ。
車はTrackeeに近づくが、この先は道路封鎖による大渋滞が予想される。
いつ開通するかわからぬ渋滞対策のため、昼食とガス補給をするために80号を降りて町に向かう。
ダウンタウンはもともと道路が狭い上に、大雪で走行車線が限られ、その中路肩の駐車場に出し入れする車、空くのを待っている車でほとんど動かない。
メキシカンレストランの隣に駐車スペースを見つけたため、滑り込んで昼食とする。

Canonの日本人4家族が、たまたまRenoに泊まり、たまたま同じ今日、家に帰ろうともがいている。
朝、「80号が封鎖された場合の帰り方」を尋ねる電話があり、別の人から「80号は通れるのか」と聞かれたが、こっちもわからん。
レストランから連絡を入れると、一人はRenoから直接レイクタホの南回り50号に挑戦し、あえなく引き返している所、もう一人は北の80号側から50号のほうに行こうとし、やはり追い返されている。出だしの遅れたもう一軒は、私の後を追っているようだ。

人間の補給の次は車の昼食。
スタンドを求めて80号方面に進むが、封鎖中の80号からあふれた車が町中にあふれて、信号が青になっても1台も先に進めない。これはかなわぬとSquaw Valley方面に逃れ、ようやくスタンドに到着。
ところが、はて、給油口に袋がかぶせてあり、クレジットカードを入れても機械が反応しないよ。このマシンは壊れているのかと隣の給油に行くがこれもダメ。はて???そこでガソリンスタンドに放送が入る。
「ここにはもう全くガソリンがありません。すべて売り切れました!!!!」 うっそー!!
私はスタンドの店で飲料水を補給がてら、様子を聞きに行く。
「どこに行けばガス入れられます?」
「この町にはもう一切ガソリンはありません。Renoに行けばありますよ。」 うっそー!!!
Renoから何時間もかけてここまで来たのじゃよ。Renoを出たときはガスもほとんど満タンにあった。それが今半分。
これでは山越えはできぬと寄ったガソリンスタンドにガスがないのではどうしようもない。その問答を聞きつけた後ろの客達が大騒ぎ。
女「トラックは来ないの?」
店員「道が閉鎖や渋滞で何時に来れるかわかりません。」
また何人かが問答に加わって”We are stacked!!”と叫ぶ。
女「ここら辺で泊まる所を探すのがいいわね。もうかなり探すのも難しいからすぐそばのコンドーがいいかも。値段を吊り上げる所も出てくるわよ。ガスはもうあんまりないんだか、走り回れないわよね・・・。」この人たちはかなり緊迫した中にいる。
最近見た”The Day After Tommorrow”の映画が脳裏によみがえる。
幸い私達には半分以上ガスがまだある。病人は抱えているが、とりあえずRenoに引き返そう。危険を冒して山越えはできない。この間、旦那はチェーンを巻いていた。

後発の斉藤家はRenoから先に進めず、すでに地元の情報に基づいて北周りの70号線へと向かったようだ。Renoまでの山道も日暮れとなり、今日は一日何してたんだか。
町の手前でチェーンを外し、夕方6時にRenoで給油がてらの休憩。地図を持っていなかったので、購入。え、70号線って、地図で一番ギザギザしている山道じゃない。こんな所ほんとに通れるの?
CA道路情報に電話するが、通行止めにはなっていない。 すでに70号に入っている斉藤家から電話。「真っ暗で、雪道で、対向車もなくて、ここで止ったら死にます。後ろから来て助けて。」
70号に入る手前のスタンドでも再確認。「こっちの道のがまっすぐじゃない?もっと大回りしたほうが、確実じゃない?」 答えは、「とにかく70しかない。ひたすら真っすぐ行きなさい。」
雪道の為先行車がいると抜く事もままならず、大半を20mph程の牛歩ながら70号を西に向かう。
やはりここだけがCAとの交通路なのか、Safeway(スーパー)のトレーラーなどとすれ違う。
研人の薬を替えようと、薬局に立ち寄る。停車するたびにワイパーの氷を取らないと前が見えない。ヘッドライトの雪も払う。
またしばし走り、ワイパーの清掃のため路肩に停止、車から出ようと、再度ミラーで後方確認をすると、先ほど抜いたばかりの除雪車が、猛スピードで雪を蹴散らし突進してくる。
「あー忘れてました、ごめんなさい、あなたの仕事の邪魔ですよね、こんな所に停車して、だからごめんなさい、ごめんなさい」
と言っているのにスピードを落とすでもなく、車ぎりぎりを狙ってブルドーザーの鉄の板が突っ込んでくる。本日の大危機パート2!
ブワーと描き出した雪をうちの車にぶっ掛けて、猛スピードで駆け抜けていった。
確認せずにドアを開けてたら、ドアは吹っ飛んでいた。 あんた、気が立ってるよ。

夜の10時を過ぎてそろそろ峠と言う所で、前方のパトカーに停止させられる。
「この先でトレーラーがJack Knifeとなり道をふさいでいる」のでここで待つよう言われる。「どの位かかります?」「45分かな」「なるほど1時間か」
ガスとバッテリーを気にして、エンジンを点けたり止めたりしながら、気長に待つ。それしかないでしょ。
再度チェーンを巻こうか悩んだが、頻繁に除雪車が行き来しており、その必要はなさそう。(大丈夫?)
後ろから来た牽引車3台を見送り待つこと1時間、1台目の牽引車がトレーラーを引いて現れる。
さらに20分、もうすぐ日が変わる頃にようやく進入を許され、パトカーの先導で峠に入る。
途中複数のトレーラーがコーナーの内側にスタックしている所で、先導のPoliceが私に止まれと叫んでいる。
ブレーキをかけ停止した瞬間、コーナーの凍結したバンクにより、スタックしているトレーラーに吸い寄せられるように横滑りを始めた。
時速1km位のスローモーションで、T&Cの左脇とトレーラーの荷台が近づく。
運転席の窓を開けて手でトレーラーを押そうと思ったが、しまったこの車、窓が開かない!
「アーもうだめ」という寸でのところで、横滑りをしたかき集めた雪により(?)横滑りが停止した。こんな所で停止させるお前が悪い!
今にして思えば、アクセルを少し踏めば横滑りはせずにトレーラーとのニアミスはしなかっただろう。 が、Policeの停止命令にそむく事になる。あれで接触していたら、おまわりに賠償責任は無いのだろうか。

タイヤを正面に向け、ゆっくりゆっくりとアクセルを踏み、少しずつトレーラから離れ、
本日最大の危機を乗り切り、全員で胸をなでおろす。
パトカーと別れ、その後も進行左手にガードレールも無い崖道を、そろそろと進む。
通行止めが解除されて以来、真夜中過ぎだと言うのに、10個の目が前方に釘付け。
あちこちで大型トレーラーが動けなくなっている。1速には入れられない。
幸い山側の車線の為、谷に落ちる危険は少ないが、ところでこの谷はどの位深いの?真っ暗でわかりゃしない。時折現れる対向車とすれ違うたび、こちらに突っ込んでくるなよと願う。

さらにこの道路、ビックリハウスのような仕掛けが次々と現れる。
手始めは行く手を阻む倒木。 路面の雪が減りアスファルトが見えるようになった頃、突然前方に巨大な墨絵がかかっている。
と思ったら、山肌をサーチライトで照らし出していた。 木には雪、岩肌も白で、地獄絵かと思った。ところで、誰が、何の為に?
次は路面に打ち落ちるインスタント滝。すごい量の水が山から落ちてくる。すると滝つぼとなった道路に霧が立ち込める。
雪道から完全に抜けた頃、ようやく6個の目が閉じた。隣の2個はまだ頑張っている。

一気にスピードを上げるが、後ろに3台の乗用車が現れ、あおられるようにうねうね道を走る。
雪の次は霧である。後続に先を譲りたくても霧の為路肩が見えず、停車場所が決められない。
ようやく飛び込んだ広めの路肩でやり過ごすが、次のコーナーで霧は終わっていた。
へとへとになりながらもようやくとシエラネバダの山を抜け、サクラメント平野にたどり着き、後はひたすら家まで高速をぶっ飛ばす。

これ以上危機に遭わない様、機能している器官を全て使って運転に集中するが、器官のいくつかはすでにお休みみたい。
助手席の目は機能しているようだ。少なくともまぶたの筋肉は収縮を保っている。
先行の斉藤家は、途中見かけなかったが、谷に落ちてはいないだろうか。
他の2軒はその後どうしたのだろうか、などと他人を案じる余裕も生まれ、朝の5時に無事帰宅。
朝の10時から昼食と給油以外全て運転、しかもめちゃくちゃ雪道の地獄の徹夜物語でした。

 

 

12/31(金)くもり

延々19時間の旅を終え、家に着いたのが朝の5時。もうすぐ日の出という時だった。 すっかり寝入っている子供達を起こし、研人に薬を飲ませて、全員ベッドに追いやる。この年齢になってこんな形で徹夜をするとは思わなかった。何はともあれ無事帰宅。旦那の緊張運転も限界に来ていたと思う。よく頑張りました。私達もベッドに倒れ込む。
8時、Teddyの事が気になってもう寝ていられない。
9時、深い眠りの旦那を起こし、SpotにTeddyのお迎えに行く。シャワーを浴びたばかりというTeddyと再会。私達に飛びつき喜びを表わす。係りの人の話では問題なしという事。178ドル(25日から)の支払い。Teddyが無事手元にいる安心感はあるものの、車の中でもどうも様子が異なるTeddy。外に出れば吠えまくる。朝食はまだという事だったので、与えればがつがつ食いの節操のなさ。いつもの3倍の速さで平らげた。そして下痢便。よく見るとお尻はお猿のように真っ赤か。
研人はとりあえず寝ているが、ドクターの予約を取る(2時)。
Teddyの予防接種の予約を取る(12時)。
山のような汚れ物のお片づけを開始する。旦那はへばって体が動かない様子。
12時、旦那とTeddyをVet(動物病院)に連れて行く。今日の注射はRabies(狂犬病)・DHLP(ジステンパー、パルボ)Bordetella(ボルデテラ)の3種。受付で「今日ケンネルから帰って来たら、お尻が真っ赤なんですけれど、注射をしても大丈夫ですか。何か塗ったほうがいいのかしら?」と一応聞いてみる。「ドクターがいないのでわからないけれど、確認してから打ちます。」との返事。待合室で待っていると、ラッキーにもDr. Miyamotoが診てくれたようで当然彼女が現れた。
「どうしたのー?ひどいお尻じゃない。」と、まず一声。5日間初めてケンネルに預けた事を話す。たぶん過度のストレスによる下痢とマットでお尻が擦れたのでは?という事。しばらくご飯を軟らかく煮たもの・・・おかゆ!!を食べさせるように言われ、抗生物質(Milbemycin)10日分を処方してもらった。
体重は5lb(約2キロ)減って59lbとなり、ドクターも指摘していたが性格も変わってしまった。可哀想なTeddy。喜び勇んだのもつかの間つらい日々を過ごしたのかい?Spotではお尻のことも下痢の事も言われなかった・・・Spotに対して不信感がわく。次回からはVet直属のケンネルに預ける事にしよう。予約は早くしないとね。
2時、研人をDr. Ettingerに診せる。診断は気管支炎。 抗生剤”Azitheromycin 通称Zpak”と咳止め”Guaifenesin and Codeine”を処方してもらう。 全く食欲なし。まだ解熱剤もかかせない。水分だけは無理しても取らせるようにする。抗生剤が早く効いてくれるといいのだけど・・・。
4時、旦那のお尻をたたいて、ミツワに連れて行ってもらう。 今日は大晦日。一応おそばも食べたいし、明日は少しばかりお正月気分も味わいたい。予定していたものだけさっと買って帰る。
2004年最後の夕食。海老天作って年越しそば。毎年よく食べる研人の箸が進まない。 何となく暗い年越し。
JapanTVが入っているおかげで、紅白も見ることができたが、10時半には終わってしまった。 今年は年越しを家族揃ってすることもなく、一人一人ぽつぽつと「もう寝るー。」とベッドに入っていく。まだまだ皆疲れている。
さようなら2004年。

 

2004年11月30日火曜日

2004/11

11/1(月)晴れ

早くも11月。バージニアはさぞ紅葉がきれいだろうと想像するが、こちらに来て完全にカリフォルニアモードに入ってしまい、遠く東海岸ワシントンDCのすぐそばに住んでいたなんて、もうすでに実感がない。
研人のサッカーチームExplosionのシーズンも、もうすぐおしまいになる。その後はDanからの誘いを受けて、Rucksのインドアサッカーチームに参加することにした。その事をコーチGregに連絡した。その趣旨は以下の通り。
・インドアのみRucksの一員として参加する。先ずは第1セッション(12月~1月)だけを考えている。
・Rucksではゴーリーとして、Danから誘いを受けた。
・研人はExplosionを去る気はないので、3月(?)に行われるTry Outは受けるつもりである。
 ・この間Rucksの練習に参加するつもりである。(ちなみに、Explosionは全く練習がなくなる) Gregも最終的にはこちらの意向をわかってくれたようで、いいチャンスだと言ってくれた。まずは良かった。
絵里、バイト(3時~4時半)。10月分のバイト代がまた手に入った。
研人、今日はサッカープラクティスなし。 算数のプロジェクトを完成させる。要領が悪いと思っていたが、自分一人できれいにボードに仕上げた。少しずつではあるが、成長している。

 

 

11/2(火)晴れ

激しい選挙戦を繰り広げていたが、今日はついにアメリカ大統領選当日。テレビでは朝から投票に向かう人々の列を報じている。
今まで日本の選挙もさほど興味がなく、前回の大統領選も巷は大騒ぎであったが、私にはどうもピンとこなかった。が、今回の大統領選に投票権がないことを本当に残念に思った。たとえグリーンカードを手に入れたとしてもアメリカ国民ではないから選挙権は得られないのだが、9.11以降のアメリカの動きを見ていると、こんな私の1票でも投じたくてうずうずしてくる。
絵里、バイトのあとアートボランティア。
 宏人、アートボランティア、ホッケープラクティス。
研人、サイエンスのプロジェクトで大わらわ。
遺伝の勉強で、4人祖父母、父母、兄弟、本人どのように遺伝していっているかを調べた。
・おでこの生え際(富士額(Widow's Peak)になっているか、いないか?)
・腕を組んだ時に右左どちらが上になっているか?
 ・足の指で人差し指と親指どちらが長いか?など・・・。
ぎりぎりになって、江戸川台に電話する。なかなか要領よく日本語で説明のできない研人。日本語は難しいと実感した様子。
柏は父は入院中、母は亡くなっていて確認が取れない。確か柏爺は富士額だった。 ともかく忙しい火曜日が終わるとほっとする。
 宏人は配達になったギブソンのエレキギターを今日も楽しくかき鳴らしている。本人はひどくご満悦だけど、申しわけないが私にはただの雑音に聞こえるんだけど・・・。

 

 

11/3(水)くもり

ブッシュの再選が決まった。 世界が注目していたアメリカ大統領選は、僅差ながらブッシュの勝利で決着が付いてしまった。
昨晩と朝の速報でブッシュ優位は伝えられていたが、そんなはずはないと思っていたのに、結局ブッシュはアメリカ国民に支持されていたのか、またあの猿面が大統領!!不快感を覚えながら、ケリーの敗北宣言、ブッシュの勝利宣言の中継を見る。
 最後まで堂々としていたケリーは立派であったが、やはり彼には大統領になるべくカリスマ性がない。片腕として選挙戦で一緒に戦ったエドワードにはそのカリスマ性があるように思うのは私だけか?
それに対して猿の惑星ブッシュは満面の笑みを浮かべ、腹の立つ事この上ない。しかしローラ夫人が日増しに美しくなっていくのは自信がなせる業か?
これでアメリカ国民がブッシュを支持した事になり、テロの危険度は増したことにならないのだろうか?半数以上のアメリカ国民の考えている事が、私には理解できない。
 研人サッカープラクティス(4時~5時半)
絵里アート(6時半~8時)
10月31日から夏時間が終わり、5時半はもう暗い。一日があっという間に終わってしまうよう。 どんどん冬に向かっている。自慢のカリフォルニアの青い空もなかなか拝む事ができない。

 

 

11/4(木)晴れ

今日のニュースはブッシュ再選を伝えるものばかり。大量破壊兵器はなかったとされたものの、アメリカ国民はイラク戦を支持したような選挙結果となった。
反ブッシュ派の人の中には、あと4年も我慢できない。カナダや他の国に移住を考えているという人も数多くいるそうだ。アメリカという国が分列の危機を迎えているというのは、再三言われてきたことだが、これからアメリカはどこに向かって突き進んでいくのだろう。
グリーンカードを申請中の私達にはどんな影響があるのかしらん。
私の年金型の保険更新に当たって、契約を更新するのに旦那の実印が必要との書類が来た。明治生命の担当者に江戸川台に言って貰うように連絡を取る。
宏人アートクラス(5時~6時半)
研人は宿題・日本語の勉強を早々に終えてひまそう。禁止されているPCでのシューティングゲームをやりたがる。許可しない。
絵里は、高校のイベント”Blue & Gold Auction”のポスター展で20人の最終審査まで残り表彰されたが、惜しくも最優秀賞にはなる事ができなかった。
夕飯は久しぶりに佐藤さんのお刺身を食べる。おいしい。やっぱり食べる物はバージニアより数段豊かなカリフォルニアだ。

 

 

11/5(金)晴れ

準子さんのMcKeanの家が売れた。1.14million(約1億3000万円)。来週には完全に引き渡しになるので、今日は鍵さんと二人準子さんの家に最後のお別れをしに行く。
Elissaの事故があってすっかりさびしくなってしまった家。思い出のいっぱいつまった庭。よく皆で集まったリビングルーム。各キャビネットの中を最後の点検をする。つらい引越しだ。
9時、宏人高校のホッケーゲーム。vs Independence。Leland Highが唯一勝てたチームだ。相手は未だ勝つゲームなし。ゲーム開始から激しいアタックを受ける。相手は背番号4の大柄選手が一人ポッグをコントロールする。そしてついにきついマークを受けた#4がLelandの#13マットを後ろから思い切り 押し倒し、1発退場。彼はすごい形相でユニフォームを脱ぎ捨てリンクを後にする。
ホッケーは激しいスポーツだ。それでもアイスホッケーよりはやさしいと言うからとてもアイスホッケーは可愛い息子にはさせられない。人数的にも4対3と優位に立ったLelandはそのまま楽にゲームを進め、最終的には10-3の楽勝。
夕方からうちの3台のPCのインターネットが全く繋がらない。不便である。夜のチャットが何よりの楽しみである絵里はいつになくさっさと寝てしまった。

 

 

11/6(土)晴れ

夜、大ばあちゃんが亡くなったとの連絡を江戸川台からもらう。 柏厚生病院に入院していた大ばあちゃんが、日本時間でもうすぐ7日になる頃、静かに息を引き取った。苦しむ事もなくそっと静かに96歳(?)の人生に幕をおろしたそう。
明日11月7日は大じいちゃんの命日。その日を待っていっていたのか、大おじいちゃんが呼んだのか。 夏に帰った時に会った大ばあちゃんは、ぐっすり寝ていて私の呼びかけに応えなかった。
元気な頃の大ばあちゃんはいつも私達を叱咤激励し、周りを明るくしてくれた。最近ではほとんど寝ていて食事も取れなかったと聞くが、寝ている時の大ばあちゃんは、おばあちゃんの生きた歴史を1枚1枚ページをめくるように回顧していたのか。最後の時が気持ち穏やかな安らいだ物であったと祈りたい。
たくさんたくさんお世話になったのに、お通夜にもお葬式にも出席できないでごめんなさい。
絵里SATの日本語のテストを受ける。 アメリカではここ数年日本語を学習する人が増え、絵里や宏人の行っているLeland Highでも日本語のクラスがあり、大学生がとるコースとしてカレッジに学生も聴講に来る。日本の学校に行ったのは小学校からまずか正味1年弱。果たしてパスする事ができるのだろうか?
テストを受けた絵里は、漢字がかなり難しかったが、まあできたと思うと言っていた。楽しんでSATを受けられたのは良かったが、彼女によれば、宏人や研人にはかなり難しいのではとの事。
絵里をお迎えに行ってそのまま、研人のサッカーゲームへ。今日はTeddyも連れて観戦となる。 vs.Dw Anza Strikers。
現在13チーム中2位の我がExplosion。2位を維持するのに負けられない大事な試合となった。攻めながらもなかなか例によってゴールを決められなかったが、後半早々貴重な1点。その後すぐに追加点を決め、2-0の勝利。シーズンもいよいよ終盤を迎え残り1試合となった。

 

 

11/7(日)晴れ

大ばあちゃんの冥福を祈りつつ、以前大ばあちゃんにもらった指輪を初めてつけてみる。私の指に光り輝き、いつも私も見守ってくれているようだ。大じいちゃんが亡くなって22年(?)。
絵里、宏人は藤井アートスタジオの展覧会のお手伝いで10時スタジオに行く。
2時、旦那と研人、私も展覧会を見に行く。今回の会場はCinnabar Hill Golf club。会場にはすでに多くの人が入り、大賑わいの展覧会となっていた。インターシップでボランティアをしている子供達はお揃いの黒のエプロンをつけ、お世話係をしている。絵里の作品は自画像とひまわり。
宏人の作品はベースの絵が展示されていた。
今までに宏人は2つのアートクラスに通ったが、こういった形でしっかり展覧会を開いてくれるのは藤井さんが初めて。最初は描き方の練習ばかりで自由に描かせてくれないと文句の多かった宏人も、最近では前よりいろいろテクニックを教えてもらっていいと、満更でもない様子。
二人ともインターンシップの仕事も楽しくやらせてもらっている。 二人は展覧会の後の片付けも手伝って、帰宅は5時の予定だった。 少しの時間を縫って、旦那と私はTeddyのえさを出かける。
家に帰ってくると、絵里と宏人は展覧会打ち上げともいう晩ご飯に同席するとのメッセージが入っていた。。。。。今日は手巻き寿司の予定なのに・・・・。どうも携帯電話の入りが悪く連絡が取れなかったようだ。
寂しく3人で品数を減らした手巻き寿司。いつもにぎやかに食べる手巻きが3人になると、さびしい事この上ない。研人も今ひとつ元気が出ない。恐ろしいまでに奪い合いの中での食事に、慣れすぎたか!

 

 

11/8(月)晴れ

絵里、いつものようにバイト。
宏人、矯正歯科へ。またゴムをする事になった。今度のゴムはかなりきついらしく、話すのもぎこちない。歯の矯正は骨をずらすようなもので、時間も手間もかかる。本人らの忍耐力も問われているよう。
研人、4~5時半 サッカープラクティス。今週でExplosionのサッカープラクティスも終わる。
6時~7時 テニスレッスン。サッカーシーズンが終わり時間に余裕ができるのでレッスンを取る。場所はSwim &Racquet Club。夏休みにレッスンを取ったところだ。照明設備も完備さ れている。とりあえずの目標はInter Clubに入る事。

 

 

11/9(火)くもり

日本では、大ばあちゃんのお葬式がつつがなくとり行われたそうだ。大ばあちゃんは亡くなった母にそっくりで、安らかなきれいな顔で眠りについたらしい。
おととしの夏に宏人と研人を連れ病院に行ったことを思い出す。その時は「ありがとう、ありがとう。」と言って私たちの手を取り話してくれた。人間いつかは死ぬものだけれど、柏の家で、大ばあちゃんを囲み柏の母もいて、狭いながらもにぎやかに食事をした頃の事を思うと胸が痛い。
先週の金曜日からインターネットが繋がらず、非常に不便な思いしている。従来からSBCのインターネットコネクションは満足の行く物でなく、土日と旦那がSBCに電話した所、「サンノゼの一部のエリアではインターネットが繋がっていません。~時までお待ちください。」とのテープが流れている。不自由ながらも待つしかないのかとあきらめる。
日曜の晩、私がSBCに電話する。サービスの人と話した方がいいと思い人が出るのをひたすら待つが、らちが明かない。
月曜日の朝再びSBCに電話。サービスの人と話す。いろいろPCをいじって直す方法を説明されるがよくわからん。サービスの人が来てくれないのかと聞いてみる。「有料になります。」 旦那とも相談の結果、SBCからComcastにプロバイダーを変えることにする。 そして今日Comcastのサービスマンが来た。気のいいサービスマンはTeddyにも愛想を振りまきながら、床下のケーブルを通し、インターネットを引き込んだ。
所要時間2時間。途中応援も頼んでの大仕事だった。先ずは宏研のPCが使えるようになった。
旦那は ニューヨーク州のRochesterに朝から出張。お帰りは11日。東海岸は全く違う世界なんだろうな。。。今一度行ってみたい。

 

 

11/10(水)くもりのち雨
インターネットは子供の宏研のPCのみ繋がっている。昨晩は旦那からの電話で指示を受け、宏人が他2台のPCへのネットワークを接続しようとしたがうまく行かない。とりあえず1台だけでも繋がっている事でよしとしよう。
私は1年半ぶりの歯の検診に行く。ブラッシングには問題がないと言われたものの、歯茎の状態がよくないとディープクリーニングを薦められる。さらに曲がって生えている歯の抜歯をやった方がいいとも。これは前の歯医者にも再三言われてきた事だったので、保険が効くうちにやっつけてしまった方がいいと思われる。
絵里バイト。アートのクラスは私が送り迎えできないのでお休みする。車の運転もそろそろ始めてもらわないといよいよ回っていかないよ。
宏人バンドの練習(3時半~7時半)。今日も楽しい時を過ごしたのだろう。
 研人Explosionの今期最後の練習。Off The Wall(OTW)インドアで行われた。雨の中Hwy85に乗って空港近くのOTWに向かう。空港付近は未だに工事をしていて道路もしばしば変わる。Headingで降りるぞ~と思って雨の中神経を集中してHwy85を走っていたが、出口がない。さらに激しく降る雨。工事のため車線は何本も引かれているし、激しい雨で前もよく見えない。ひえ~助けてくれ~。
研人に出口を探せと指示している内にHwy110との分岐点に来てしまった。仕方がないのでキヤノンのあるN First stで降りる。ふーひとまず安心。地図をく るくる回しながら場所を確認。また出発。今度は西日が出て反射が厳しく前が見にくい。試練じゃ。やっとの事でOTWに着いたのが15分遅れの4時15分。早めに出てきて良かった。
家に帰らずOTWで練習風景を見て過ごす。Gada(Robbieのママ)との話が弾む。たまにはゆっくり練習を見るのもいい。
練習後ピザパーティー。楽しそうにしている研人を見てこのチームにもすっかり親しんだなと実感する。 途中タイレストランでテイクアウト。そのまま宏人のお迎え。
まだ水曜日なのに、すでに1週間の疲れを感じる。

 

 

11/11(木)晴れ

終戦記念日を意味するVeteran's Dayで学校はお休み。
絵里はAndrewとデート。2時に出かけていく。話題のディズニー映画”The Incredibles”を見て”BJ's”でディナーを食べたそう。リッチなムードで楽しいデート。いいねえ、青春は・・・。
研人はMohaの誕生日パーティーに出かけた。我が家の3人目も中学になって、お友達の誕生日プレゼントを買いに走ることもなくなった。今回はBlackbusterの25ドルの商品券で、男の子の場合はレンタルビデオやゲーム、ミュージックショップの商品券、女の子の場合はお好みのアパレルの商品券か現金である事が多いこの頃。何だか夢がないね。
宏人はアートクラス。 休みで思い切りPCで遊ぶ。
旦那が出張から帰ってきた。 8時の絵里のお迎えをさっそく頼む。

 

 

11/12(金)晴れ

inservice dayで学校がお休み。昨日から4連休のウィークエンドだ。
絵里はGraceで一日中バイト(10時~5時)をする。その後アートクラス。
研人はJamesのお誕生日会へ。二日続けてのパーティーでうれしそう。いそいそと出かけた。
宏人を連れてお買い物。Kohl'sで男物を見て回るがめぼしい物なし。
9時、宏人ホッケーゲーム。前回惜敗したMt.Viewが対戦相手。今日のLelandはよくパスを回して頑張っている。宏人もまずまずの動き。少しずつだがうまくなってきているのかもしれない。

 

 

11/13(土)晴れ

12時半、研人今シーズン最後のサッカーゲーム。vs Central Coast の Quakes。旦那がHollisterまで1時間以上のドライブでゲームに連れて行った。結果は2-4の惜敗。レフがだいぶホーム寄りだったらしく、不満な点も数多くあったようだが、旦那によればまたコーチの采配ミスと言えそうだって。。。最後のゲームだったのに残念だった。これで今年のExplosionは7勝3敗となり、13チーム中で堂々の2位。昨年より数段良い成績でシーズンを終わった。
2時、宏人ホッケーゲーム。vs Capitals。前回11-0のコールド勝ちをしたチーム。今日の宏人は最高だった。今まであんなにいい動きをしたことはかつてなかった。シュート2本アシスト1本と数字の上ではたいした事ないが、フォワードにいながらディフェンスにも参加するし、よく喰らいついていくし、よく走る。私は見ていて大満足。それにしてもどうしてこう、その日によって出来が違うのだろう。それがスポーツっていうものなのかしら?
絵里は一日お勉強。4日間のうち2日間はほとんど宿題ができず、いやな事だけ残っていると表情は暗い。

 

 

11/14(日)くもり

10時半、宏人は、Jakeの家へギターを弾きに行った。
絵里Advantageでドライビングレッスン第1回目。こちらアメリカの運転免許取得は日本の教習所と全くやり方が異なる。 年齢が15歳半以上18才未満の人は、高校でドライビングの講義を受け筆記テストに合格した後、ドライビングスクール(ここではAdvantage)の申し込みをする。前払い金を支払い、証明書類を持ってDMVで筆記試験を受ける。合格の印を押してもらったら実習に入る。
絵里は夏休み中に筆記を通っていたが、全くドライビングレッスンを受けることなく11月になってしまった。もう何ヶ月も前から車は用意されているのに・・・。そして今日初めてのレッスン。
1時、教習車が家まで来た。その車に乗って出かけていく。後から聞いたところによると、その車には絵里の前の教習生が乗っていてその子がその子の家までドライブして下車。絵里はその後近くの高校に行って初めての運転。少し慣れてLos Gatos の路上を絵里が運転!!車のハンドルを握ってわずか1時間少しで路上運転!!ブレーキがついている教習車とは言え、あまりに無謀では?
3時半、絵里帰宅。「楽しかった~!」 この1回の教習により、絵里は免許を持った18歳以上の大人同乗という条件付で、車に乗れるようになった。この2時間講習はあと2回取る必要があるらしい。
映画”The Day After Tomorrow”を見た。 異常気象が続くこの頃であるが、この映画はその異常さが増して地球規模での自然変異でトルネード、厳寒、大雪・・・・。交通網は全く麻痺し、アメリカの北半分は人が住めない状態となる。話がどんどん極端になって、<そりゃないよ>と、否定的に見ている反面、人間が生活の快適さばかり求めているとこういったしっぺ返しもあるのかなあなんて思ってしまった。

 

 

11/15(月)くもり

研人、矯正歯科へ。歯が予想以上に動かないと、今日はしっかり締めなおされたそうで、しばらくまた柔らかい物しか食べられない。
テニスレッスン(6~7時)、コーチRom(?)は話が長くて、子供達は多少辟易気味。6時になると寒くて体を動かしている方が楽だろう。
もうすぐ15歳になる宏人だが、生活態度はあまり代わり映えがしない。彼の部屋は足の踏み場もないほど、衣類が広がり読みかけの本や雑誌がそこここに置いてある。それに引き換え研人は、朝しっかりベッドメーキング。週末になるとベッドも動かし掃除。埃を隅までふき取って本も整理整頓。この二人あまりに対照的だよねー。

 

 

11/16(火)晴れ

BusyTuesdayに、もう一つアクティビティーが加わった。 研人が今日からRucksのサッカープラクティスに参加することになった。
Danのチーム”Rucks”はほとんど毎日練習を行っているが、Rucksのインドアゲームに参加することになった研人は、火木の二日間練習に参加する。Danはできれば毎日来るように言うが月水はテニスレッスンがあるので行く事ができない。きょう火曜日も私はとても連れて行くことができないので、JamesのママRitaとEricのママStephanie にカープールをお願いする事にした。
練習は5時~7時だが、5時半には暗くなってしまうので照明付きのフィールドを使用する。その為家から30分ほどのフィールドを使う事になり、出かけて行くのは4時20分、帰ってくるのは7時40分になってしまうらしい。これを毎日やっているんだから、Rucksのメンバーの子供も親も相当たいへんだ。
<夕方の殺人的動き> 2時半、中学、高校お迎え 3時、絵里をWilliamに下ろす。バイト 3時半、宏人アートボランティア 4時15分、研人をJamesの家に連れて行く。今後の打ち合わせ。研人サッカープラクティスへ。 4時半、絵里Graceからお迎え 5時、宏人のホッケーの道具を持ち、絵里をアートボランティアに連れて行く。宏人と交替。宏人をホッケープラクティスに連れて行く。
宏人の練習中、Comcastにモデムを返品に行く。 SBCがダメでComcastに切り替える予定であったが、SBCにキャンセルの電話を入れて、SBCとの契約がまだ7ヶ月もあることが判明し、それでもキャンセルすると200ドルの罰金が取られる事がわかった。SBCのカスタマーサービスにかなり喰らいついたが、結局どうする事もできず、せっかく繋げてくれたComcastをキャンセルする事にした。ホントComcastのテクニシャンはいい人だったので何とも心苦しいが200ドルは痛い。
旦那が直接SBCのテクニカルサポートに電話して、インターネットもSBCで繋がるようになったしと、心を鬼にして返しに行った。が、いとも簡単に「That's OK.I will remove your Installation fee.」などと言われ、すぐに手続きをしてくれた。まあ、良かったけど・・・・。
6時20分、宏人プラクティス終了。
7時、絵里を藤井さんのアートクラスにお迎えに行く。
7時45分、研人帰宅。
8時半、夕飯開始。
9時、旦那帰宅。 また書いているだけで疲れてきた。

 

 

11/17(水)晴れ

準子さんの家で、また昼食をご馳走になる。
今回はアートの先生藤井さんを囲んで、いつものように鍵さんと私、準子さんの4人。 アートの展覧会が大盛況だった藤井さん、Leland Highで日本語の教師を始めた鍵さん、Anitaと二人の生活をしっかり立て直そうと頑張っている準子さん。私は・・・何やってんだろう・・・
絵里 バイト、アート。 研人 テニスレッスン。

 

 

11/18(木)晴れ

宏人15歳の誕生日!おめでとう、宏人!!
研人サッカープラクティス(5時~7時)CampbellのEdith Morley Park。今日はJamesを乗せて私が送り迎え。 練習前にDanと話しをする。
Dan"I was so suprised that Kento is playing very well, so if he wants to join the team, he is ready to be in. Up to Kento!"(研人の動きがものすごく良くて正直驚いていたよ。彼さえ良ければすぐにもチームに入れるんだけど・・・まあ研人次第だね。) BHチームのゲームを見ていたDanは研人の動きがここまでいいのかとびっくりした様子。ゲームでは今一つ良い動きをしない研人だから、彼の言葉は真実味がある。研人も本物のサッカーをできるという事でチームに入れてもらうのに少し心が動いている。 今日の練習は”San Jose Earthquakes(プロサッカー)”のディフェンダーのTodd Dunivant(http://www.mlsnet.com/MLS/players/bio.jsp?team=sje&player=dunivant_t&playerId=dun296636)がトレーナーとして練習をしてくれたので、尚の事惹かれる物がある。しかし、週4日練習、土日はゲームのサッカー一途の生活になるのはつらすぎる。
絵里バイト、宏人アートの送り迎えを準子さんに頼む。
絵里がドライブできる日をひたすら待っているこの頃。3人のアクティビティーを私一人で送り迎えするのは限界に来ている。
13日に抗がん剤を打ち退院した柏爺に電話。昨日よりは食べられるそう。
昨日、Eugeneへ出張に行った旦那は、夜帰宅。 バースデーケーキを一緒に食べ、宏人の誕生を祝う。
彼への誕生日プレゼントはまだ決まらない。欲しい物がありすぎてどれも高価・・・宏人は一つに絞り込めない様子。

 

 

11/19(金)晴れ

花の金曜日。本来ならばゆっくりとした時間が過ぎていいはずなのに、子供達が帰宅後はどうにも忙しくて仕方がない。
宏人はBrianの家へバンドの練習に行った。
絵里はいつものようにバイト後、CostcoのEye doctor(目医者)へ。アメリカでは視力検査やコンタクト等の目の矯正はEye doctorと呼ばれるメガネやに隣接した眼科医がとり行う。そして 目の病気に関る事はOculist(正式な眼科医)になる。 ホームドクターに診て貰って感染が見られないというのでコンタクトレンズを再び着け始めた絵里は、ここ1週間でまた目が真っ赤になり、今回は痛みも感じるようになった様子。今日Eye doctorに診てもらったところに よると、原因はわからないが、目が荒れている状態でコンタクトまたはコンタクト液が目に合わないのかもしれない。しばらくはコンタクトを入れないでメガネで生活するように言われる。
現在持っているメガネは合わない(かなり弱い)ので新しく作り変えるように薦められる。CostcoのEye doctorだったのだが、その日のうちにできるLens Craftersに行く ように言われる。すぐに家に戻れそうにないので、Costcoのピザをテイクアウトして、Lens Craftersへ。 今風のメガネを注文。
Lens Craftersでは1ヶ月間は視力が変わっても無料でレンジ交換をしてくれる特典がある。その為今目がかすんでよく見えなくて視力の下がっている絵里も次回の検眼の視力値でメガネを再び作る事ができる。
メガネの代金254ドル。うち100ドルは絵里が自分から進んで支払った。バイトしているとすごい。
待っている間にトイザラスでKey Club企画の恵まれない子へのクリスマスプレゼントを購入。 家に着いたのは7時半。
宏人のお迎えに行くと、Brianの家のドライブウエーで一人ぽつんと待つ宏人。7時にBrianが出かけると言うので皆で外に出たらしい。
私は6時半過ぎに迎えに行くつもりだったし、宏人は私の携帯の番号を覚えていないし、家に電話しても何故か研人は電話に出なかったしで、寒空の下、まだかまだかと待っていたらしい。宏人は別に文句を言うわけではなく、たんたんとしているが、私の携帯の番号ぐらい覚えなよ。いよいよもう一台携帯が必要と思われる。
家に帰ってピザを食べる。旦那も帰宅していた。しかし体の調子が悪いらしく、ピザを食べようとせず、ご機嫌もあまりよくない。
宏人Leland Highのホッケーゲーム。vs Fremont(前回2-6で負けたチーム)。今回はゲーム開始から熱が入っているLelandチーム。宏人はまあまあの出来。頑張ろうとしてはいるものの、よく転ぶ。安定感がない。Lelandが今回は細かくパスを回して8-5の快勝。これで3連勝となった。

 

 

11/20(土)晴れ

絵里はサンノゼのダウンタウンで毎年行われ、今年は25回目という”Christmas in the Park”の飾りつけやセットアップのボランティアに朝9時から出かけた。 もうすぐサンクスギビング。クリスマスも、もうすぐ来る。
12時に帰宅した絵里は、1時から藤井さんのアートスタジオでインターンシップミーティング。子供達に絵を教える方法などの講義を受けた。
同じくインターンシップをしている宏人は、ホッケーのゲームの為にミーティングは欠席。
2時ホッケーゲームに行く。vs Bluejackets。今回は私は見ていないので、ゲーム内容はわからないが、久しぶりにディフェンスをして、ゴールは1本も決められなかったようす。6-4の勝利。
夕方、研人と旦那と私の3人でWilliamに散歩に行く。研人は算数の宿題で傾斜のある場所の測定(?)をする。いくら説明を聞いても何をやっているのかよくわからないが、一人でぶつぶつ言いながらやっているからよしとしよう。

 

 

11/21(日)晴れ

絵里、お父さんとドライビングの練習。 Advantageで2時間のドライビングレッスンを行った絵里は、お父さんに助手席に乗ってもらいLeland Highの駐車場でドランビングの練習をした。1時間、駐車場内を回って駐停 車の練習。道路を走ることなくひたすら駐車の練習だったそう。日本の教習所のように段階を経て路上に出るわけではないアメリカに住む絵里には、早く路上を走りたくてあまり面白くない練習だったよう。そうは言ってもまともにライン内に止めることもできない状態で、助手席にブレーキも付いていない車で路上に出るなど自殺行為。それでもそれが法的にできてしまうアメリカってすごい国だ。
絵里は"I tried a lot, but it didn't work well"(何十回もきちんと停めようとしたけど、うまくいかないよ。)だって。。。まだまだ私は助手席に乗る気がしない。
サンクスギビングやクリスマスの休暇にTeddyを預けるケンネルを探し始めて久しい。 先日行ったCampbellのケンネルは、Cageless(おりがない)というのでTeddyを連れて行ってみたが、Cagelessとは全く異なり2mx 4m位の檻で中に預けられた犬達はぎゃんぎゃん騒いでいる。 これがCagelss?と言ったら、Cageというのは、Crate(犬小屋)で動き回る事にできないものだと言われた。ムムム・・・。
さらにこのケンネルは夜7時から朝6時までは全く人がいなくなるそうで、これでは痙攣発作の可能性があるTeddyは預けられない。薬を与えてもらうにもその都度費用が加算されるというしね。1泊料金34ドル。
今日はダウンタウンにあるCageless Boarding"Spots"にTeddyを連れて行く。100%Cagelessをうたっているこのケンネルは簡単なスクリーニングテストを受けて合格した時点で予約が入れられるようになっている。テストの予約を入れてあったTeddyはすぐにテスト開始。小さな待合室の椅子に私達4人(旦那、宏人、研人、私)は、Teddyのリーシュはついたまま腰掛ける。まず1匹の黒のラブラドールがふらふらとぼーっと出てくる。Teddyはしっぽを振って愛想を振りまく。が、この犬は全く興味を示さず、のらりくらり。
リーシュを外すように言われ自由になったTeddyはうれしそうに黒のラブラドールに寄って行く。次に茶色犬が入っていた。この犬にも愛想を振りまき「あそぼ!」のしっぽ振り。問題無しと見たDusty(ケンネルの店員)は今度はハスキーを中に入れた。さらにどんどん犬を待合室に呼び込んで総勢7匹ぐらいになったであろうか。私達もわけがわからなくなる状況で、Teddyはひたすらうれしそうにハーイと挨拶をしまくる。
Dustyはしばらくその様子を見ていて、「ドッグパークでよく遊んでいるんですか?」と聞く。「ほとんど行ったことがありません。」と応えると、「ずいぶん他の犬に慣れてますねー。」と感心した様子。Dustyの一言で7匹の犬が待合室から出て行く。よく訓練された犬たちだ。「おめでとうございます。合格です!」とのお言葉。やったぜ、Teddy。
その後ケンネル内を見せて貰う。すごい。牛舎のようなケンネルは5つの部屋に別れていて狭い廊下には山のような犬。サイズはTeddyよりちょっと小さいのから、サンとバーナード級の超大型まで。その奥はやはり狭いがバックヤードになっているよう。多い時は40匹にもなるというから、なかなかの物。犬達はお迎えが来たのかときゃんきゃん言いながら私達に寄ってきたが、その姿は幼稚園のお迎えでママの姿を求めてゲートまで来る子供達のよう。人間も犬も同じだ。ホント可愛い。これらの犬達の表情が暗くないのがいい。
サンクスギビングはもういっぱいだというが、クリスマスはまだ空きがあるというので早速予約を入れた。一泊33ドル。薬の処方にはエクストラのコストはかからない。 とても楽しい気持ちになって家路につく。Teddyは疲れたのか車でぐっすりお休み。これではあのケンネルでの生活じゃ休む事もできないよ。ウンチもおしっこもまた出なくなっちゃうかな・・・。心配は尽きないけれど私も少し子離れ(犬離れ)しないとねー。

 

 

11/22(月)くもり

旦那の風邪がよくならない。朝起きることができない旦那様。 どこが悪いの?と聞いても「う~ん・・・。」答えるのもしんどいのか、眠り続けようとする旦那。心配になる。
お昼になってちょっと起きてきた旦那に特製うどんを作る。日本のコストコで買って来たうどんは、実においしい。
子供達は通常のスケジュール。
絵里バイト(4時半まで) 研人テニスレッスン(6時~7時) 昼過ぎまで起きていた旦那は相変わらず調子が悪い。喉が痛いそう。すぐにまた横になる。
明日は智ちゃんが来る。狭いプレールームで寝てもらう事になるが、布団の用意もできた。日本と比べてこちらの気候はどうなのだろう? 床に寝て寒くないかと気になる。

 

 

11/23(火)晴れ

旦那はきのうよりずいぶんよくなった様子。しかし会社にいく気はないらしく、智ちゃんのお迎えに車を出してくれた。
予定より早くAA128便がサンノゼに到着した。空港まで旦那も行ってくれたので駐車場に停めることなく、私が出口でお迎えに立つ。 10時30分、智ちゃんは疲れた様子も見せず、ニコニコと現れた。 Hwy87が事故の為渋滞になっていたので、一般道を通り、11時家に戻る。
皆さんからのたくさんのお土産ありがとうございました。智ちゃんのトランクはその半分以上が我が家へのお土産。どれもこれも大切に楽しませていただきます。
昼食を取って次第に眠くなった智ちゃんはソファーで仮眠。しっかり寝てしまうと今晩、明日がつらい。日本からこちらに来ると午後の時間がきついのよねー。
火曜日のいつものスケジュールが今日も繰り広げられる。Busy Tuesday。
絵里:バイト(3~4時半)、アートボランティア(5時~7時)
宏人:アートボランティア(3時半~5時)、ホッケープラクティス(5時半~6時半)
研人:サッカープラクティス(5時~7時)
宏人と研人はお土産に持ってきてもらった日本版プレステ2でサッカーゲームをしたくて仕方がない。この”プレステ2”は、日本からこの夏 サッカーゲームのソフトを買って来たもののアメリカのプレステでは遊べない事がわかりひどくがっかりしていた二人(特に研人)の為と、裕君が提案して、運河の皆と柏爺のカンパで買ってくれ智ちゃんが持ってきてくれた物。その気持ちと心遣いにえらく感激した。そして新しいプレステの小ささにもまた感激。テレビゲームもここまでコンパクトに画質もきれいになったとまた感心。かなりこだわって遊びたがっていたから、研人の喜びようはひとしお。

 

 

11/24(水)くもり

旦那の風邪はほとんど良くなった。今日から彼はホリデーの休暇を取っている。昨日、おとといは病休。そんなに休んでいいですかい?
智ちゃんは時差ぼけもない様子で元気にお目覚め。 子供達はいつものように学校へ行った。
Polo AltoのStanford Shopping Centerへ出かける。Polo Altoは名門私立のスタンフォード大学がある全米屈指の高級住宅地で教育レベルは全米1,2位を争うもので、高級ブティック、レストランが立ち並ぶエリア。私達はほとんど来た事がなく、カリフォルニア生活6年目にして今回が3回目のモール。ショッピングセンターには高級デパートのNordstromやNeimanmarcusが入っている。
Neimanmarcusで智ちゃんは化粧品のお買い物。私の知らないブランドがいっぱい。Neimanmarcusの会員になった。私ももう少しブランドがわかるようにならないとね。 Nordstromでは特に買い物なし。でもヨックモックが売られているのを見つけた。3割ぐらい高値だそう。ショッピングセンターをふらふら歩く。
帰路の途中Peet Coffeeでおいしいコーヒーを飲み、In & Outでアメリカならではのハンバーガーを食べる。 帰ってすぐに子供たちのお迎え。
鍵さんがサンクスギビングのTurky(七面鳥)を焼くので食べにおいでと言ってくれた。話はころころ変わって準子さんの所でパーティーということになり、我が家はドリンク担当。Trader Joeに買出しに行く。 すると宏人から電話「TeddyがまたSeizure(発作)を起こした!」・・・ショック・・・・ 私達が買い物から帰った時はいつものTeddyに戻っていたが、Seizure特有のいやなにおいがする。この臭いを魚と言ったり、イカあるいはかに、シーフードとか・・・皆、表現が違う。1分以内の短い痙攣だったようだが、念のためVet(動物病院)に電話。今日は1錠多く薬を飲ませるようにとの事。早速与える。
研人テニスレッスン(6時~7時) 絵里アートクラス(6時半~8時)
子供達も明日のサンクスギビングから4連休。宏人と研人はほとんど宿題もないようだが、絵里は相変わらず宿題に追われそう。World Historyの”Project A”の締め切りが迫り、絵里はずいぶん あせり出した。

 

 

11/25(木)くもり

Thanksgiving Day(感謝祭・アメリカでは11月の第4木曜日と決まっているらしい)
今日はThanksgivingの起源について書いておこう。
1620年12月26日、イギリスの清教徒団”Pilgrim Fathers”が、イギリス教会の宗教弾圧を逃れ”メイフラワー号”でアメリカのマサチューセッツ州プリモス(Plymouth)に到着した。(この町は私達がケベックの帰りに立ち寄った町)上陸した年の冬は寒さがとても厳しく、様々な困難にも見舞われ、上陸当時102人だったPilgrimのほとんどが寒さや飢え病気などによって命を落とし、生き残ったのは50人ほどになってしまった。
生き残った人々は、先住民であるNative American(インディアン)に狩猟や農耕を教わり、春夏一生懸 命働き、結果として大成功を納めた。そして秋の収穫時に教会に集い、会食を催して収穫を喜び神に感謝を捧げたという。この席には入植者の恩人でもあるインディアンも招かれた。インディアン達はお礼に七面鳥や鹿の肉をもってきたそう。そしてPiligrimsとインディアン達は3日間戸外のテーブルに食物を山と積んで神に感謝を捧げ讃美歌を歌ったという。
これがThanksgivingの起源だそうだが、実際この後ヨーロッパから来た移民の人々はインディアンを虐殺してアメリカができていくという歴史があり、アメリカがヨーロッパに侵略された象徴と捉え嫌う団体もいるそう。
というわけで、サンクスギビングはひたすら食べる日となる。
午後3時に準子さんのお宅にお邪魔する事になっている。 今日は休日でどこもお休みと思っていたら、グロサリー(スーパーマーケット)とレンタルビデオやは開いていた。 智ちゃんと研人を連れ出かける。
先ずは”Hollywood Video”へ。皆が見て楽しめるようなビデオはないかしら・・・。”The Haunted Mansion”を借りる事にする。在庫なし。新作”Terminal”もないそう。新作は在庫ありますの表示があるのに~。またRain Check(次回に来た時ただにしてくれる)をきって貰う。
研人が時間かけてゲームソフトを探していたがそちらもめぼしい物なし。結局”Shrek 2”を前回きってもらった Rain Checkでただで借りてきた。毎回毎回ただでDVDを借りてきていいのだろうか・・・。店の経営は・・・?
Safe Wayでお買い物。お昼にビッグなサンドイッチを買って来た。ひとまず少しお腹に入れよう。
Teddyも連れ大所帯で準子さんの家へ行く。
しばらくして鍵さんが大きなTurky(七面鳥)を焼いて持ってきてくれた。中には牡蠣がたっぷり入った特製の七面鳥の丸焼き。たっぷり4~5時間かけて焼いたというから、ちょっと私には手が出せない料理だ。我が家で焼く鳥の6倍はあるよ。
鍵さんは毎年必ずThanksgivingには焼くというから、彼女はすっかり現地人している。旦那様のBobも息子のSeanやLaneもアメリア生まれだからね。
飲んで食べてしゃべって、子供達は持ってきたゲームで遊び、ギターを弾く。
Teddyはポチ(12歳、ラブラドール系メス)をしばらく追っていたが疲れたのかどたっと休んでいる。いつも人見知りでがたがた震えているコーリー(3歳、パピヨン、オス)もだいぶ慣れたのか、私に抱かれ寝入るほど。
10時半、すっかり長居をしてしまった。重い腰を上げ、たくさんのお土産をもらって帰宅する。明日もTurkyが楽しめる。Turkyに詰めたStuffingも美味だったし、今度鳥に牡蠣を詰めてみても面白いかも・・・

 

 

11/26(金)くもり

智ちゃんと旦那、私の3人で、アフターサンクスギビングのセールに、朝6時起きで出かける。 早い店は5時開店。
まだ真っ暗の中、まずはCircuit City(電化製品、DVD等を扱うチェーン店)に行く。すでに駐車場はいっぱいで、店内は長蛇の列。昨日の広告に出ていたフリーでもらえる目玉商品はすでになくなっていた。私はDVD、智ちゃんはCDプレーヤーを購入。
並んだレジが悪かった。すでに返品も受け付けていて要領の悪い店員が異常に時間をかけて応対している。交替で並ぶ事1時間以上。ほとんど意地になって買った感じ。
次は、Big5(スポーツ用品店)。目玉商品のスポーツウエアがお得。旦那はゴルフセットを購入。会社のゴルフもたまには付き合わないとねー。
3番目は、Kohl's. こちらも店内を一周するほどの長蛇の列。ショーケースからアクセサリーを見せてもらうのも一苦労。こちらも非常にお買い得。智ちゃんはいい買い物をしたよ。
途中通ったGood Guy(家電チェーン店)の前には、開店は8時なのでしょうか、開店を待つ長蛇の列。私達は入らず。
最後に、SportsMart。昨年はここで卓球台を買ったが今年は特にめぼしい物なし。旦那は、スイスアーミーの時計が欲しかったようだけど、反対してしまった私。失敗したかな。
昨晩、山のような広告を見ていく店を決めて6時から行動、まあ上出来と言えようか。アメリカ生活10年目にして始めての早朝からのアフターサンクスギビングセール参加だもの。
体の調子は今一だし、プロジェクトAのレポートの締め切りは迫っている絵里は、再びアイドクターのチェックを受けた。まだ目が完全に回復していない様子。コンタクトはまだ作れない。来週また来ることになった。
午後からGiloyのOutletにお買い物に出かける。 今回の参加者は智ちゃん、宏人、旦那に私。とにかくすごい混みよう。全く停める所がない。
一人旦那は車で方々周り駐車できるところを探す。その間私達はひたすらお買い物。
宏人は最近の買い物はほとんどOutlet。入る店は決まっていて、正価では買うことができないブランド志向。数はいらないけれどひたすら良い物をって、今の若者風。
お昼もPretzel(菓子パン)をかじっただけで済ませて、4つの分かれている広~いアウトレットを一通り回るとすでに6時半。
キヤノンを先月辞めた大賀さん一家が、日本に帰る。最後のお別れをしようと8時に会うことになっていたが、急遽ダメになり、会えなくなってしまった。今度お会いするのはどこでかしら?親しくしていただいた方達は皆日本に帰国になり、大賀さんはキヤノンを辞めてしまったし、さびしい事この上ない。 旦那は、さぞたいへんな事だろう。

 

 

11/27(土)雨のちくもり

朝起きたら、じとじとした雨でがっかり。今日はモントレーの海にでも出かけようと思っていたのに・・・。
この天気ではドライブも外遊びも向いていない。明日は絵里はまた半日図書館に行くというし、遠出はできない。 仕方がないのでまた買い物。
今日はValley Fairのモールへ。このモールはサンノゼエリアではカジュアルからブランドまで何でも揃う今一番人気のモール。今日は智ちゃんと絵里、旦那と私の4人で出かけた。
久しぶりのValley Fairは店もだいぶ変わってさらに高級志向になったよう。 智ちゃんが教えてくれた”Mac”という化粧品のお店は、なかなか良さそう。ティーンのPrep(飛んでるおしゃれな子達)の間で話題の”Abercrombie & Fitch”を興味深く覗いてみる。智ちゃんは”Build a bear”の店でオリジナルのぬいぐるみを作った。数ある中からぬいぐるみの外側を選び(智ちゃんはコアラ)、店のお姉さんに綿を入れてもらう。その時心臓も入れ込み、魂を吹き込む。縫い合わせてもらってお気に入りの衣装を着せる。小道具もたくさん揃っていて下着から靴下、メガネ、帽子、かばんと何でもある。名前をつけて登録し、出生証明書が発行できる。
智ちゃんの”ココ”はサンタさんの装いで、黒の長靴が可愛さを増す。1時間以上かかったが、なかなかかわいいオリジナルのぬいぐるみができた。後から聞いた話によると、日本の池袋にもすでにチェーン店ができているそう。日本にもあったらうけるだろうな、と思ったらすでにあって(今年の春オープンした)少々がっかり。
買いたかった黒のセーターが最後まで見つからなかった絵里は、帰り際なって発見、購入。風邪の調子はあまりよくなさそう。楽しみにしていたValley Fairの買い物なのに今ひとつだったみたい。バイト をして稼いでいても財布の紐は硬くて感心とも言える。
帰り道にMLKの図書館に寄るがすでに閉館(6時)。貸し出しもできなかった。明日は一気にレポートを仕上げないとたいへんだ。この事が気になっているのか。。。。はたまた風邪のせいか。。。本調子になれない絵里。
ダウンタウンのクリスマスイルミネーション(絵里がボランティアで来たところ)を車から見る。街はサンクスギビングも終わって一気にクリスマスモードになる事だろう。 家のそばのOakridge Mallに寄り、中華のテイクアウト。
Big 5で昨日買ったスキーパンツ(絵里には大きすぎた)とヨガ用ボール(空気がぬけてしまう)を返品。
家に帰って皆で夕食。 夜のひとときは、”Clue”のゲームで盛り上がる。 智ちゃんは初めて挑戦したゲームなのに強い。昨日のポーカーも一人勝ちだったし・・・。 サンクスギビングの連休も残りあと1日。

 

 

11/28(日)晴れ

今日明日を有効に過ごさないと智ちゃんは明後日には日本に帰ってしまう。 とは言っても、今日もお買い物。
本日はCostco、Longs Drugs。絵里はお昼からMLKの図書館に行った。
昼食にDim Sum(飲茶)を食べる。ここのDim Sumは安くておいしい。智ちゃんも気に入ってくれた様子。帰りにPearl Teaを飲む。これも私たちの定番。絵里がこの昼食会に参加できな かったのは残念。
家に帰って、ただで借りてきたDVD”Shrek 2”を見る。”Shrek”よりさらにレベルアップしたような面白さ。アップテンポの笑い、エディー・マフィーやジュリー・アンドリュース、マイク・メイヤーの軽快な語り口。ディズニー映画を茶化したものやちょっとしたブラックジョークもまじえ、私ならお勧め度”A”をつけたいところ。できれば吹き替えではなく、英語版もしくは字幕でご鑑賞ください。
7時半、絵里帰宅。まだまだプロジェクトは終わらないよう。

 

 

11/29(月)晴れ

子供達は3人通常通り学校へ行く。絵里の風邪はまだよくならない。 旦那は今日もお休み。
智ちゃん、旦那と私それにTeddyで近くの山歩きコース”Silver Creek”を歩く。今日は朝方かなり冷えていたが、日の当たっているところはぽかぽかと暖かく、マフラーも手袋も必要なくなってきた。
午前中の山からの景色はきれい。鹿の家族は無事見ることができたが、もう冬篭りなのか、リスも鳥達も極端に少ない。ゆっくり歩いて約2時間の山歩きを終えたのが11時過ぎ。
家にTeddyを置いて、Oakridge Mallに行く。”California Pizza Kitchen”で昼食。軽くモール内を1周してお迎えの時間となる。
宏人と研人は持ってきてもらったサッカーゲームに夢中。大盛り上がり。
研人、テニスレッスン。
アフターサンクスギビングセールの時にKohl'sでもらった10ドルの商品券を使う為に再びKohl'sへ行く。短い時間の中、智ちゃんはタオル他何点かをゲット。私は42ドルのジーンズを2ドル50セントで買ってしまった(42ドルの半額になっていて、さらにその50%オフの特別品を10ドルの商品券を使って買った為)。この値段には、払う私も申し訳ない感じがしたよ。 智ちゃん最後の買い物は、Safe Wayで。 買い物三昧の訪米になってしまったけれど、楽しんでもらえたかしら?絵里がもう少し買い物などに付き合えると良かったのだけれど・・・。
学校から帰ってきた子供達は、お父さんがまた会社を休んでいることに不安顔。私も何だか心配になってきた。

 

 

11/30(火)晴れ

智ちゃんが日本に帰ってしまう日。 子供達は通常通り学校へ。朝、智ちゃんと記念撮影。
特別な所はどこにも行かなかったから、皆揃っての写真が1枚もないのは、残念。
9時半、家を出て空港に向かう。智ちゃんの飛行機は11時55分発。2時間前には空港に着く予定だった。 旦那は今日から出勤。私の運転で空港へ。
まだこの時間はHwy87は混んでいる。そしてまたやってしまった!降り口を間違えながら空港へ。今度は国際線の乗り口がはっきりせず、到着とほとんど同じ場所に車をつける。その場でチェックインできるとふみ、私は係りの人に言われるままに智ちゃんとバイバイ。後から聞いたら乗り口は2階(そう言えばそうだった!)。チェックインは日本行きの場合2階に行かないとできなかったそうで、智ちゃんは大荷物を抱えチェックインカウンターに行ったそう。頼りなくてごめんなさい。
家に戻った私、何だか急にTeddyと二人きり(?)になってしまい、さびしい。シーンとしている。Teddyを抱きしめ、グルーミング。
先日生まれたばかりの子犬に自分の母乳を飲ませているニュージーランドの人の記事を読んだが、私のTeddyにかける愛情は少し度が過ぎるかもしれない。”Separation Anxiety”という離れると心配で平静でいられなくなる神経症があり、最近のTeddyは置いていかれるのを極端に警戒する節が見られるが、そうしてしまったのは私の責任かと思う。
Seizure(痙攣発作)を起こしてから、過度に心配性になった私はほとんど買い物にも出ず、Teddyの一挙手一投足が気になって仕方がない。この事で旦那はいつも冷たい視線を私に投げかける。私にとって試練の時だ。
いつもの忙しい火曜日。すべての子供たちのアクティビティーをこなすと、くたくたになった。

 

2004年10月31日日曜日

2004/10

10/1(金)晴れ

8時半~10時半、鍵さんと山歩き。
まだ暑くならないこの時間は、動物たちもたくさん見ることができる。
今日は小鹿を連れた鹿の家族と七面鳥の群れを見た。
Teddyもこの散歩は大好き。ずんずんと登っていく。
今日はヘッドカラーを忘れてしまったのでリーシュを引っ張られる事が多く、坂道は一苦労。
乗馬の人たちが細い道を通り過ぎた時は、緊張したが、Teddyも怖かったようで居すくんでいた。
2時間のハイキング後は、心も晴れやか。やはり体を動かすのはいい。

金曜日はみんな開放的な気分。 それでも絵里は忙しい。
Monaの家でお勉強。夕飯はMonaの国アラブの料理だったそう。
宏人高校のホッケーゲーム。 今日の相手は”Independence”宏人高校リーグで初めてのゴールを決めた。それも貴重な1点目のゴール。しかしながらいかにも宏人らしい押し込んでちょろちょろとゴールとなったショット。ゴール直後にいつも聞こえる「Yeah !」と 言う歓声が起こったのは5秒後、あれ、どうしたのかな?と一瞬とまどったショットだった。
それでもゴールはゴール。ファーストゴールおめでとう、宏人。
前半は接戦だったものの、途中から相手はやる気を失くしたのかやたらにファールばかりの雑なゲーム。終わってみれば7-3の快勝。 家に帰ってきたのは10時半。9時からのゲームはきつい。
旦那も早く帰ってきて夕食。再びHwy87に乗ってダウンタウンのリンクまで行くのはたいへんだよ。
子供が大きくなると夜のゲームも当たり前になって、私には少々つらいです。

 

 

10/2(土)晴れ

研人、District Cupのサッカートーナメントがこの週末行われる。
会場は前回同様Santa Clara Soccer Field。
9:30 第1試合 vs. De Anza Tsunami
いつもと違った布陣でゲームに臨むが全てがちぐはぐ、ディフェンスもつまらない所でぬかれるばかり。コーチJeffは時間でメンバーチェンジをしているそうで、すべてが仇となり失点。攻め続けたにも関らず、0-2で敗れる。

3:30 第2試合 vs. Santa Cruz Titans 再び勝てる試合を負ける。
コーチの指示がすべて裏目に出た形。たとえ負け試合であっても見ていて気持ちのいいゲームと、勝っても爽快感のないゲームとある。U-14の遠征チームになっても時間で選手交代には、どうにも納得がいかない。今日は動きが今一と見ればすぐに引っ込める眼力があってもいいと思う。
今年からアシスタントコーチに加わったMichelは、かなりサッカーを知っているようだが
正コーチJeffが時間で交代するのに何の意見も言わないよう。
今年はアシスタントのアシスタントコーチも他に2人いて、皆何を思っているのだろう。
どう見てもこの2戦の負けはコーチの責任。

 

 

10/3(日)晴れ

研人トーナメント2日目。
12:00 pm 相手は Juventus United。名前負けしない強いチームだった。
そのチーム相手にいいゲームを展開。相手が強いとわがAlmaden Explosionもいいサッカーをする。どうしてこうも相手によってサッカーが変わってしまうのか。サッカーって面白い。しかし健闘むなしく1-3の負け。力の差は隠せない。これでトーナメント3戦3敗。
もちろん決勝リーグに進む事はできなかった。 このトーナメントはチームとしてコーチも勉強になった事だろう。

試合後研人、旦那、私の3人で飲茶を食べに行く。絵里と宏人はカップラーメンのお昼だそう。
外食も5人揃う事が少なくなっている。

絵里は昼食後、ダウンタウンのメイン図書館へ、Monaの家に連れて行ってもらう。
帰宅後、日本語の勉強をしてTeddyと共にお買い物へ行く。
Michel・Doller shop・Pet martと回って、7時絵里のお迎えの時間となる。
Teddyを乗せたまま図書館に向かう。Monaは犬嫌いなので後部の荷台に乗せて行く。

帰りにSafe wayに寄って特売のバナナを買う。値段が付いていず、レジの男性は、確認するのが面倒だったのか、何事も無かったような面持ちで袋に入れる。アメリカっていい加減なものだ。ただでバナナをもらってしまった。
夕飯の支度を子供達にも手伝わせる。皆で動くと短時間で夕食になる。子供達も大きくなったものだと、再び思う。

 

 

10/4(月)晴れ

絵里は3時~4時半、Graceでいつものようにバイト。そしてついに8,9月分のバイト代を手にした。
税金を引いて280ドルほどになった。時給7ドルと言っていたが税引きで7.50ドルくれているようだ。
研人は中学のサッカー部が3時~4時半、Explosionが5時半~7時とサッカープラクティス三昧の月曜日。
帰ってきてCell Model(生物細胞のモデル)を作るという、サイエンスの宿題を始める。
土日には時間がたっぷりあるにも関らず、全く始めようとせず、平日の忙しいスケジュールの中プロジェクトを始める。
そもそも研人はレポートではない実験とか工作とかいった物は得意ではなく、一人でプロジェクトを進めることができない。
このCell Modelを作っていくプロジェクトは絵里も宏人も7年生の時にやっていたが、私は一切手伝わずにできた物を見た記憶がある。されど研人、、、、
人には得意不得意があるけれど、極端だよ、うちは。

 

 

10/5(火)晴れ

夕方は子供のアクティビティーが多く、なかなかみんなTeddyを散歩に連れて行けない。
そこで今日からはできるだけ私が午前中1時間の散歩をする事を日課にする。
夕方の散歩は子供達が交代で30分程度でよしとする事に決めた。
午前中、軽い汗を流すのは私にも非常に良い。
少し甘やかしすぎになったTeddyのしつけもここでまた少し引き締めなくちゃ。

今日の午後も相変わらず忙しかった。
絵里Graceバイト(3~4時半)、研人中学サッカープラクティス(3~4時半)、
宏人アートボランティア(3時半~5時)絵里アートボランティア(5~6時)。

すべてのアクティビティーを終えた後、絵里と研人を連れてKohl'sに行く。
Kohl'sはバージニアの時によく行った衣料品のデパート。カリフォルニアにもできたらいいと願っていたが、家から10分の所についに開店。
さらに期限が今日までのクーポン(15%OFF)が送られてきたのに加え、宿題がたくさんの絵里も、たまにはお遊びとまってましたとばかりに出かけて行く。
また新たにメンバーズカードも作ってさらに10%OFF。絵里はお金にも余裕があるし結構買って楽しんだ様子。
さらにおかしなことにエクストラ10%OFFもしてくれて(これはレジの人が間違えたよう)めちゃくちゃお安くお買い物をしてきた。
旦那が急に夕食なしになったので、Baja Freshでテイクアウトして夕食。絵里は宿題しながら食べた。
最近の絵里を見ていると、学校・Grace・宿題だけの日々。
どんなに疲れていたって遊びも入れた方がいいと思い、Kohl'sに彼女を誘った。
今日は何時まで宿題にかかるか知らないけれど、だいぶご機嫌になった。平日にこんな日があってもいいかと思う。
どうも机ばかり向かっていると、はらはらしちゃうよ。

 

 

10/6(水)晴れ

今の所その後発作は起こさないTeddyだが、すっかり甘えん坊になってしまって片時も私のそばを離れない。
以前は朝食後はすぐ外に出て、リスを追いかけて遊んでいたのに一人(?)では、外に出ようともしない。
ミニバンのオイルチェンジも引き伸ばしにしてきたが、いよいよやらねばならぬとTeddyにお留守番をさせて出かける。
以前なら好物の豚の耳を与えると喜んで外の芝にかけていったが、今では出かけられてはかなわぬとばかりに、受け取ろうともしない。
しかしTeddyべったりの生活をしているわけにもいかず、ガラス戸を閉める。心が痛い。
しばらくしてあきらめたように豚の耳に手をつけるTeddy。何をしてもいとおしい。心を鬼にして出かける。
絵里アートクラス6時半~8時。 研人サッカープラクティス5時半~7時。

 

 

10/7(木)晴れ

鍵さんと山歩き。
8時半スタートで約2時間の道のり。さわやかな朝の空気、ちょうどいい具合に日の当たったサンノゼの山々。最高の散歩コースだ。

絵里はGraceでいつものようにバイト。
宏人はアートクラス。
研人はスクールバスでサッカーゲームに行く。
今日の相手はJohn Muir。私も宏人をアートに連れて行った後、ゲームを見に行く。

観客は知った顔ばかり。各人と挨拶を交わすと、"Hi, Junko"と、見知らぬ男性から声をかけられる。
見知らぬ男性と思ったのは、かのDanであった。様相は一変して全くわからなかった。
「すっかり変わって全然わかりませんでした。」と言ったら「こんなに禿げになってしまったからねー。」と笑うDan。つるんつるんの丸坊主頭になっていたのだ。
彼はRucksの選手たちの動きを見ると同時にバックアップゴーリーを探す為、このゲームをチェックしに来たようだ。
さすがサッカー命のDan!弁護士で言葉も巧みなDanは、私にもお上手を言う
「研人の動きは相変わらずいいねー。」<うそばっかり!ちっとも良くない>
初めて見たBH中のチームはRucksの4人の働きがとにかく目立つ。その他数人ボールさばきの巧みな子達もいる。
研人の動きはどう見ても冴えない。動き回るRucksのミッドJamesに対応してどう動いていいのかわからないのか棒立ちが目立つ研人。
研人は自分の所に球が来ないと不満を言っていたが、来ないのではなく、球が出せる所に研人が動いていないだけの事。Rucksにいたらサッカーらしいサッカーが学べたのかもと思うと、何となく悔しい気持ちがする。
試合は3-0の快勝。相手も決して下手ではなかったが、BH中にはかなわない。

ゲーム後すぐに宏人のお迎え。 ばたばたと夕飯の支度。
絵里はいつアコードに乗るようになるのだろう?
金曜日はGraceでクラフトを教えるので、サンプルを作っていかなくてはならない。しかし彼女には時間がない。
代わって宏人がサンプル品を作る。今日は簡単なプレートのペイント。宏人は手伝い賃2ドルをもらって製作する。
宏人は高校に入っても相変わらずのマイペース。勉強がたいへんだなんて事は、一言も言わない。

 

 

10/8(金)晴れ

三ツ和・ライオンへ買出しに行く。
三ツ和で”銘菓祭り”をやっているという情報が入り、鍵さんと出かける。
 10時、Teddyをバックヤードに出し、鍵さんの車を待つ。Teddyは私が前庭にいるのを知っているかのようで、ゲートの辺りをうろうろしている。私はフェンス越しのTeddyの姿がいとおしく、心の中で
<Teddy、ママはこっちよ。少しの間待っていてね。あら右の方に行ったわ。なんて可愛いんでしょ。そんなに寂しそうにしないで・・・。あらあら・・・>
などと塀越しのTeddyに気を取られていた。が、
<こんな事してたらTeddyが私がまだここにいるとわかって可哀想だわ>
と気持ちを切り替えようと、車の方に行くと、何と鍵さんの車はすでに私の車の脇に止まっているではないか!
<一体いつ来たの?さては私のTeddyを見ているアホな姿をあざ笑っているぞ。>
と、運転席を見ると彼女はいない。彼女は玄関前に立ち携帯電話をかけようとしている。どうやらずいぶん前に来てベルを鳴らしていたらしい。
<どうやって音もなく車を止め、車のドアを閉めたのか?>
疑問がいっぱいになる。何のことはない。私はTeddyの事で頭がいっぱいで何の音も聞こえなかったようなのだ。こんな私の親(犬)ばかぶりを、鍵さんはどう思ったのか?あきれたという言葉も投げかけてこない。私には彼女が音を消していたとしか思えないのだけど。

三ツ和の最大の目的は舟和の芋ようかん。柏の母の大好物だった舟和の芋ようかんが出るというので来てみたが、入荷が遅れているそうで予約をする。明日メイミーさんが取りに来てくれることになった。 結局いつものごとく大量の日本食材を買い込む。

中華のスーパー”ライオン”に行く。ここでも緑のお野菜をたっぷり買出し。鍵さんお勧めの生きている蟹を一匹仕入れる。1Pound2.9ドルとは激安。お友達と買出しすると普段気がつかない食品にも手が伸びてとても勉強になる。

家に寄って荷物を下ろし、準子さんの家へ行く。 また彼女のお昼をご馳走になる。
買って来た蟹に宏人と研人は大喜び。テビーと名づけて遊んでいる。
はさみをがちがちとても元気だったテビーだが、夕食の支度に取り掛かる頃には動かなくなる。どうやら塩水を濃くしたり生の水を入れたり棒でつついたりして死んでしまったらしい。ついさっきまで意気が良かったのに・・・。
沸騰したお湯でさっと茹でて食べる。美味!酢もレモンも必要ない。アメリカに来て一番おいしい蟹だったと思う。
絵里はMonaの家に5時から出かけ夕食もご馳走になる。 旦那は残業で出来立ての蟹を食べる事ができず。
私は宏人を9時からのホッケーゲームに連れて行く。私もずいぶんたくましくなったもんだよねー。
思ったより夜のHwy87は混んでいて緊張する。旦那も会社から直接ご飯も食べずに観戦に来る。
今日の相手はMt.View Gold。Division2 だった強いチームという前評判の高いチーム相手に最後まで健闘。残り1分まで5-5で頑張るが、最後の1分が持ちこたえられずに5-6の惜敗。いいゲームだった。
家に帰ると絵里はまだ帰ってきていない。研人とTeddyは仲良く研人の部屋でご就寝。研人がTeddyの面倒をみたのか、Teddyが研人に連れ添ったのか・・・・ともかく可愛い二人。おやすみ。

 

 

10/9(土)くもり

8時過ぎ、研人はサッカーゲームに自転車で出かける。
旦那と私はTeddyと散歩しがてら、ゲーム観戦にBHに行く。 今日の相手はSanta ClaraのSporting The Heat。前半ふいをつかれ先制されるがすぐに追いつく。
相手はパスを回しながら攻撃してくるよく練習されたチーム。しかし一人ひとりの速さと技量はExplosionがわずかに勝る。逆転後は次々と点数を重ね、終わってみれば5-1の大差で勝利。
研人はRobyの交代要員でミッドフィールドのポジションに入るのがここの所定着しているが、Robyに比べ運動量が少なく、すぐに疲れを見せ、フィジカルに弱い。
ヘディングの惜しいシュートも見せたが、ここぞという時決めなくては見せ場がない。
研人ぐらいの学年になると下手な子達はすでにサッカーをやらなくなり、うまいうまいと言われていた研人もうまい軍団の中に入ると全く目立たない。小さい頃はよかったなーと、ふと思ってしまう。いつも我が息子がヒーローになれたんだけど・・・。世の中うまい子はいっぱいいるもんだよ。

舟和の芋ようかんとあんこ玉をもらいに行って、皆で楽しむ。
柏の母がデパートに行くとしょっちゅう買っていた舟和。懐かしく母の思い出にふけりながらサツマイモの食感を味わう。
こんな物まで手に入るサンノゼ。カリフォルニアの便利さをまた感じてしまった。

3時、宿題に追われ机に向かってばかりの絵里を引っ張り出し、旦那と私Teddyと鍵さんと行っているQuick Silverのハイキングコースを歩く。
朝の風景とは全く違い、いつもの光るよ うなきれいな山肌が見えない。光の具合によってこうも景色が変わってしまうのか。
絵里は何で私が歩かなきゃならないの?と多少不満顔だったが、学校で体育の授業もなく全く運動しないこの頃の絵里に私は不安を感じる。
先日も勉強ばかりしている絵里に「もう宿題なんかやんなくっていいー!」と叫んだら、子供達に大笑いされてしまった。他の親達は心配にならないのかしら・・・?あんなに宿題に追われる毎日に。

 

 

10/10(日)晴れ

研人サッカーゲーム。今日の相手はFoothillのArsenal。 互角のとてもいい試合。
Explosionもトーナメントで少し鍛えられたのか、先制されても負けない強さが出てきたようだ。 0-1、1-1、1-2、1-3と相手に点数を与えてしまう。
後半に入って猛攻を繰り広げるExplosion。ついに同点とする。そして残り時間5分のところで貴重な追加点で逆転。
相手も必死になってゴールを狙うが及ばず。4-3の見事な勝利。選手たちのうれしそうな顔。
週末はサッカー・ホッケー観戦で終わるこの頃。 ゆっくりどこかに出かけたいとは思えども、どこにも行けず。 blockbusterでDVDを借りてくる。
今日の映画は”Fahrenheit (華氏)9/11”Michael Moore監督のドキュメンタリー映画だ。
アンチブッシュのMoore監督は徹底したブッシュ攻撃の姿勢で、9・11の起きた背景とその後イラク攻撃に向かった状況を暴く。その中で若者に対しての軍人になる勧誘、反対に議員の身内の保護を痛烈に批判している。
大統領選も佳境をむかえ、この時期にこのビデオがレンタルできるようになるとは、計画された物であろう。しかし相変わらずブッシュの人気も高く、現在5分5分あるいは少しブッシュに分があるといった所か。

 

 

10/11(月)晴れ

Columbus Day(コロンブス・アメリカ大陸上陸記念日)で、キヤノンは休み。子供達は通常通り学校へ行く。
一通り朝の家事を済ませて、旦那と二人買い物に行く。Teddyはお留守番。
「旦那が今日はうちにいるのよー。」と不満げに言う主婦が多いけれど、私は旦那様がお休みだとうれしい。ずいぶん能天気、天下泰平だと思われちゃうけれど、旦那と二人でやることはいっぱいある。
お昼は近くにできたすし屋。日本人経営の店ではなく、寿司として食べると問題がある。
子供たちのお昼用にIN&OUTでハンバーガーを買って、そのまますぐに学校にお迎えとなる。
毎日の私のドライブコースを旦那に知ってもらうのは悪い事ではない。
絵里はバイト、研人はBH中のサッカープラクティスへ。
4時45分宏人、研人矯正歯科へ。 宏人は上の歯の矯正はほとんど終わり、ゴムをつけなくてよくなった。全体としてもう8割がた終わったと言えよう。
研人はゴムの働きが良くなくドクターにお小言を言われたそう。最近では私はドクターからの話を聞くこともなく、二人は勝手に帰ってくるので、状況がよくわからない事もある。
研人帰宅後すぐサッカープラクティスへ。今日はとっても忙しい研人。サッカーの練習は7時まで。 宿題に追われゆっくり食卓についていない絵里と研人。
宏人はいかにも楽しそうにギターを弾いたりテレビを見たり・・・。
研人の宿題の多さをあざ笑っている節がある。宏人の家で勉強する時間の短さにこちらは愕然としているのだが・・。
要領の悪い研人。明日までの宿題をせずにPCでレポートを書いている。あ~あ、いつになったら時間管理ができるのか。もう10時半を過ぎているのに、宿題は終わっていない。

 

 

10/12(火)晴れ

宏人の秋のホッケーリーグが今週からスタートとなり、毎週火曜日が練習日となった。 地獄の火曜日の幕開け。
2時35分、研人中学のお迎え、研人は車内で昼食。
2時45分、絵里・宏人高校のお迎え、絵里は車内で昼食。研人サッカー着に着替える。
2時55分、研人を中学で下ろす。(サッカープラクティス)
3時、絵里小学校で下ろす。(Graceのバイト)
3時半、宏人アートボランティアへ
4時半、研人お迎え、絵里お迎え
5時、絵里を連れアートクラスへ。宏人に代わって絵里がアートボランティア
5時半~6時15分、宏人ホッケープラクティス
6時45分、絵里アートお迎え
7時帰宅・夕食 絵里はその後宿題に取り掛かる。宿題だけで平均3~4時間かかるから、テレビを見てゆっくりできる時間はない。

 

 

10/13(水)晴れ

絵里は朝からPSATのテストを受ける。PSATのテストというのは大学入学試験の評価の対象になるSATの準備テストのような物。
去年のVerbal(言語)の成績は平均値で、とてもこの成績ではいい大学には進めないものだったが、特にこれといった勉強もしていない状態で今年は果たしてどうなるか?
10時、Samiの家でAPLミーティングが開かれた。参加者は12名ほど。
アジアの国々(中国、韓国、ベトナム、インド、フィリピン、日本)の代表がミーティングに出席した。今回のテーマはティーンエイジャーの抱えた数々問題を各国の言語で講演会を開こうという物。
各国の言語でわかりやすく講義を受けられる道を話し合った。しかしながら日本人の場合は、BH内で日本人家庭は25組ほど。果たしてどのくらいの人々が興味持ってくれるかが争点となる。
大騒ぎで作っていった研人のサイエンスの宿題”Cell Model(細胞のモデル)”はA+(100点満点)となる。
何にも手伝ってもらわずにとりあえずプロジェクトをこなしていく絵里や宏人。みんなの助けを得て完成して提出。戻ってくる点数は100点の研人。果たしてどっちがいいんだか・・・?
絵里アートクラス(6時半~8時)
研人サッカープラクティス(5時~6時半)

 

 

10/14(木)くもり

研人、BH中のサッカーゲーム。今日もまたスクールバスでSteinbeck Middle Schoolに行く。
私は宏人をアートに連れて行った後ゲームを見に行く。
前回に比べて粗い攻撃振りで、うまく攻められない。しかし1点入った後はこちらのペースでゲームが進む。3-0の快勝。
これでBH中の対戦成績は、4戦全勝17得点失点0、去年と打って変わって強いチームになった。

 

 

10/15(金)くもり

Inservice Dayで高校も中学もお休み。
絵里は久しぶりにゆっくり寝る。
宏人と研人は血液検査の為、朝食を取らず8時検査室に行く。
宏人は何でこんなことしなくちゃいけないのかと、不満たらたら。結局「お母さんがコレステロールの値がどうのこうのと、ドクターに言うからいけないんだ!」と、また私に当たる。具合が悪くなってからでは遅いという事を順序だてて話しても機嫌の悪さは変わらない。宏人の値は研人の値より数段高く要注意なのにー!!!
宏人には正論というものが通じない。 血液検査の後、Burger KingのBreakfastメニューを買って帰る。途端に宏人はご機嫌になる。あ~、こいつには疲れるよ。

ぐたぐたと、日本のお笑いのビデオを見たりして午前中を過ごす。
絵里は久~しぶりの日本語のお勉強。その後、Monaの家にメイン図書館に連れて行ってもらう。今日も一日宿題と格闘。
宏人は、Brianの家に行くとか言っていたが連絡がこないそう。何で自分から連絡を取ろうとしないのか、友達づきあいもうまくいっているのか心配なこの頃。
研人は、一番平和モード。
4時半、Teddyの血液検査。薬が効いているかどうかのチェック。体重3lb増の63lbとなる。もっと運動させなくては・・・。血液検査の結果は来週ドクターから電話が来る。
メイン図書館へのお迎えは6時の予定。帰りは私がしなくては、ならないところ旦那に電話して頼んでしまう。ラッキー、引き受けてくれた。
9時、宏人ハイスクールホッケーゲーム。vs Fremont。 勝てそうな相手と、最初なめてかかったのが仇となり、2-6の惨敗。
なかなか勝てないLelandチーム。宏人はそれでも少しずつうまくなっているように見える。しかし如何せん転びすぎ。肝心な時に地面に倒れていては、ねえ。。。

 

 

10/16(土) 雨のちくもり

絵里はKey ClubのFall RallyでSix Flagまで出かける。7時半Leland High集合。
ボランティアの親達がNapaの南、ここから2時間ほどかかるSix Flag(遊園地)まで連れて行ってくれる。
Fall Rallyと いうのは、各高校のKey Clubが1年に一度結集するミーティング。しかしあいにく今日はLeland HighのHome Coming Partyと重なり、Lelandからの参加者は少ない。
絵里は去年はHome comingに行ったが今年はAndrewも来るというのでFall Rallyに参加。いそいそと出かける。
研人、12時サッカーゲーム。 今日はアウエーでちょっと遠い。Hwy17を南下しSat Cruzに程近いScott Valleyまで宏人とTeddyも連れ出かけてくる。
17号に入ると雨。運転しにくそうだ。私だったら来られなかったかもしれないアウエーゲーム。対戦相手は SCC3 SVSLV Taitans。
今日のフィールドはコミュニティーパークになっていて、スケボーをするコンクリートの斜面や犬を放し飼いにできるドッグパークが隣接されていた。
雨はそれほど強くはならず、宏人がTeddyをドッグパークに連れて行く。Teddyはそこで思い切り走り回り、大喜びで他の犬達を追いかけ回し、臭いをかぎまくっている。
ゲームは前半1点を先取され、苦しいゲーム展開となった。しかし最近のExplosionは粘りが出てきた。後半同点に追いつき、さらに勝ち越し点。結局2-1の快勝となった。
研人はもう少しフィジカルに強くならないと、1学年上では張り合っていけない。彼の気の弱さも今ひとつ強くなれない原因か?
宏人のゲームは2時。旦那は快調に車を走らせ、ぎりぎりゲームに間に合った。
今日は秋のセッションの最初のゲーム。対戦相手は Hurricanes。
宏人の今回のチーム”Coyotes”はうまい子達が多く揃っていると評判が高い。そしてコーチも宏人の好きなMr. Suyeishi。終始ゲームを支配して楽勝の5-0。
研人、宏人のゲームを終えて近くのファーストフードメキシカンで遅い昼食。想像以上においしい。絵里にはお土産にパールティーを買って家に帰る。
早々に帰路に着いた絵里はLelandから歩いて帰って、お昼寝。遠くまで行ってろくに乗り物にも乗れず、ほとんどAndrewとも語らえず、ご機嫌は斜め。昼寝後は早速またホームワークに取り掛かる。だから、行く必要ないって言ったのに・・・。

 

 

10/17(日)雨

サッカーもホッケーもなし。雨の一日。Teddyの散歩にも行けない。
思い立ってHollywood VideoにDVDを借りに行く。Hollywood VideoはBlockbusterよりもレンタルが安い。しかし品薄。一緒に行った研人が借りたいと思ったDVDはどれもない。
”ストックあります、保証付き”というものも品切れ。文句を言ったら次回分のただ券をくれた。アメリカって国は文句は一応言ってみるもの。
そして借りてきたDVDは”Meangirls” 高校内の主に女生徒の日々の動きや葛藤。主演のLindsay Lohanが愛らしい。
宿題に追われる絵里も一緒に見て、いかにも学校でありそうな様子に声を上げて笑う。本当にあんな学校だというなら、私たちの高校時代は全く高校生の心理を図るのに参考になりそうもない。

 

 

10/18(月)くもり

弁護士の荒木氏からメールが入る。第一ステップとして移民局から認可通知が来たとの事。
次は国務省からの連絡を待ち、最終的には日本のアメリカ大使館で面接を受ける事になるが、まだまだ道のりは遠く、順調に行ってもさらに少なくとも8ヶ月以上はかかる事になりそう。
次のステップに入る為の書類を用意し始めなくてはならない。
研人は中学とExplosionの両方で計3時間半のサッカープラクティス。
ここのところ、車が緑色になるほどの花粉が舞い、アレルギー症状が出ているので、練習はきつい。

 

 

10/19(火)雨

いつものように忙しい火曜日だったが、雨の為研人のサッカープラクティスは中止。
絵里・・バイト、アートボランティア 宏人・・アートボランティア、ホッケープラクティス
雨だとTeddyは全く外に出ようとしない。おしっこもウンチもいつものターンバックに足を踏み入れるのを嫌がって、ろくにでなくなる。
発作以来、私が甘やかしすぎたのか、以前にも増して甘えん坊になり、私が鍵を持っただけでぴたっとくっつき「お供します」とついて来る。その表情がまた可愛くまた甘やかしてしまう。子離れができない親というのはよく聞くが、これじゃ犬離れができてない私。少し改めなくては・・。

 

 

10/20(水)くもり後雨

研人に咳止めとアレルギーの薬を飲ませているが、なかなか咳が止まらない。
雨は降ったりやんだり。5時からのサッカープラクティスを休ませる。
6時半、絵里はMichelの家へグループスタディーに行く。明日はHistoryの大きなテストがある。
7時、研人、バンドのコンサート。今回は”A Patriotic Concert”と銘打って、アメリカを讃える音楽を演奏する。昨年と打って変わってAdvanced(2年目以上)の子達で構成されたコンサートとあって、かなりまとまって聞くことができる音楽になっていた。
昨年のばらばら音と比べ、これだったら先生も指揮をする気になるだろう。
そして今回は特別出演でThe San Jose Metropolitan Bandも参加。大人のアマチュアバンドだが、聞いていて楽しい。
最後に中学のバンドと合体のビッグバンドで演奏。8時半終了。
8時45分、絵里を迎えに行き、帰ってきただんなも一緒にそのままFresh Choiceに食べに行くが、すでに閉店。もう他のレストランも入れそうにない。
Taco Bellでジャンクディナー。一人一品の注文では 足りない。特に最近の宏人は馬のように食べる。

 

 

10/21(木)くもり

研人夜中の咳がひどい。学校を休ませる。
昨年は一回も休まず皆勤賞を手にした本人は休みたがらなかったが、人の迷惑になるからと無理に休ませる。熱なし。咳だけ。
Dr. Watsonの診察を受ける。アレルギーに加え軽い風邪を引いている模様。咳止めと点鼻薬を処方してもらう。
5時~6時半、絵里と宏人はアートクラスへ。
研人はBHで行われる中学サッカー部のゲームを見に行く。3-1の勝利。まだ負け知らず。
薬が効いてきたのか、夜には少し咳が収まってきた。明日は学校に行けるかしら。

 

 

10/22(金)晴れ

研人は今日も学校をお休みする。
休んだ分のホームワーク等をもらいに学校に行く。週末は宿題に追われそうだ。
学校を休ませておいてと、言われそうだが夕方にはBH中とRucksの練習試合に行く。
見に行くだけと言いつつ人数が足りない時の為にユニフォームを着ていく。
Rucksは本当に訓練されたいいチームだ。強烈なシュートがバンバン入る。研人は前半少し出場。
Rucksとの練習試合はとても練習になるが、体は本調子ではない。コーチも研人の体を気遣っている。結局BH中は1点も取る事ができず惨敗。
9時、宏人のハイスクールリーグホッケーゲーム。 負けなしのLive Oakが対戦相手。Lelandチームを小ばかにしたような動きで点数を重ねる。ばかにされたような態度に火がついたLelandはゴールを必死に狙うが力の差は埋められず、4-7の惜敗。
10時半帰宅、花の金曜日は、くたくたの金曜日に変わった。

 

 

10/23(土)くもりのち雨

ようやく研人の咳も収まって、11時、研人サッカーゲームvs San Jose Pythons。 家から20分ほどのBernalにてTeddyを連れてゲーム観戦に行く。
ここの所研人のチームExplosionは調子よく勝ちゲームが続いている。
しかし下位のチームからなかなか点が得られない。下手なチームと当たるとそれに合わせるかのように、パスがばらばらになってしまうにはこのチームの欠点だ。
後半になってようやくゴールを決め、流れを自分の物にした。そしてもう1点。2-0の勝利。
研人はミッドでたまにいいセンタリングを出していたし、ボールも簡単には取られない強さも見せていたが、まだ物足りない。

あんなに人懐こいTeddyだったが、最近では知らない人には実にそっけない。「まあ、可愛い」と寄ってきてくれる人にもあまりにつれないので、こっちがはらはらする。これも痙攣の発作以来、私がかまいすぎた代償か?
2時、宏人ホッケーゲーム。vs Capitals。 一方的にゲームを進め、11-0の勝利。
途中からは相手のチームはやる気をなくしていたし、こっちは練習のように気楽にゴールを決めてしまうしで、あまり面白みのないゲームではあったが、宏人も初めての1試合3ゴール1アシストを決め快調。強いチームにいるとシュートチャンスも多く得られる。
研人と近くの売りに出てきた家(Open House)を見て来た。価格は1million(約1億1千万5百万!)。4ベッドルームでキッチンも使い勝手が良さそうないい物件だったが、どうにもこの値段では話にならない。そこでもらってきた資料によると、ここAlmadenの物件で、2年前の2002年に767000ドル(約8900万円)の家は、1997年には467000ドル(約5400万円)、1982年には17700ドル(約2400万円)で購入できた様子。
あ~あ、悲しいかな。。。ゆうきが丘に家を建てたのは1994年。そちらは見るも無残に下がっているというのに・・・。運命をのろいたくなる。
ちなみに、研人の前のチームRucksのコーチDanは新しく家を建てるそうだが、何と今度の家は11エーカー(1エーカーは約4047㎡、よって約44517㎡およそ13490坪)の土地に建つという。弁護士をしているとは言うもののサッカー三昧で仕事をしているようには見えないDan。何でそんなにお金持っているの~?そこにはサッカーフィールドもできるという話なんだけど・・・。

 

 

10/24(日)くもり

サッカーもホッケーもない。ゆっくりとした一日が過ぎる。
平日は片時も私から離れられないTeddyだが、休日は家族の誰もいなくなる事がないと安心しているのか、余裕で一人(1匹)バックヤードでくつろぐ。
Teddyが我が家に来たのは昨年の10月12日。すでに1年が経過したが、今ではTeddyがいなかったなんて考えられない。家族の誰からも愛され可愛がられるTeddy。ずっとずっと一緒だよ。
絵里は明日から毎日テスト攻め。いやだいやだと言いながら勉強をする。
宏人と研人は平日禁止されているPCでのシューティングゲームに夢中。それでも月曜から木曜のゲーム禁止を決めたのは良かったと思う。
宏人はまたなけなしのお小遣いをはたいて、E-bayでギターを注文。何回かオークションで勝負して3回目についに勝利。ギブソンのエレキギターを購入した。 日常生活でお小遣いを稼ぐわけでもなく、そんなに大物ばかり買っていて大丈夫なんでしょうか。。。

 

 

10/25(月)晴れ

研人のサッカーシーズンも、終わりが近づいている。 BHとExplosionの二つのチームのサッカープラクティスも今週でおしまいとなる。
研人サッカープラクティス、3時~4時半BH,5時~6時半Explosionの練習。
絵里はバイトの後、うちにMunaとMichelに来てもらって、グループスタディー。連日のテストに備える。
宏人は、相変わらず宏人。宿題をさっさとやるわけでもなく、ベッドに寝転んで本を読んだり、Teddyとじゃれたり、そして突然ギャンギャンのロック(これがロックと言えるかとの指摘もある)ミュージックを奏でる。
そんな宏人もついに私の身長を越し、声もだいぶ低くなってきた。相変わらずのお母さん子ではあるが、少しずつ大人になってきているような気もする。
先週、研人をドクターに診せた際に、先々週に受けたコレステロール値の結果を聞いたところ、宏人も研人も、のきなみ値が下がった。 宏人CHOL 265→230、LDL CHOL 171→130。 研人CHOL 228→218、LDL CHOL 134→110(?)。
バージニアから引っ越して、日本食の魚や野菜が増えたためだろうか。薬を飲む必要はないが1年に1回の血液検査をするように言われる。また牛乳を2%Fat から1%にするように、アイスクリームは 毎日食べる事のない様にとの指示を受ける。

 

 

10/26(火)雨のちくもり

Busy Tuesday!
研人、BHチームの最後のサッカープラクティス。
絵里、バイト、アートのボランティア
宏人、アートボランティア、ホッケープラクティス。
Teddyはいつも家族の人気者。子供たちの一人が寝ているTeddyの傍らにひっついて、Teddyのぬくもりをいとおしんでいる姿をしばしば見る。はた迷惑な事もあろうに、いやがることもなく身をゆだねるTeddy・・・本当に可愛い。
最近では家の中でひまそうな人間を見つけると、「今、い~い?」とでも言っているような顔をして大好きなロープをくわえ遊んでくれと催促する。
そんなTeddyに乗せられたのか、自分が人間である事を忘れてしまったのか、研人はTeddyのロープを口にくわえる!げげ・・・!汚いよ~!しかしそんな研人の気持ちもわからなくはない。お互いに口にくわえて引っ張りっこしたいような衝動に私も時々駆られる。
Teddyの歯とでは勝負にはならないとはわかっているし、めちゃめちゃ汚くてとても口に入れるような代物ではないのは誰でもわかっているんだけどね。
柏爺入院の知らせが運河より入る。 腹痛をひどく、立って歩けない様子だったそう。緊急入院。

 

 

10/27(水)晴れ

店先はハロウィーンの衣装が並び、家々にはパンプキンや案山子、ゴーストの飾りつけが多く見られる。
いつの間にか秋たけなわ。このサンノゼの木々も色づいてきた。バージニアはさぞきれいな季節を迎えていることだろう。
研人、サッカープラクティス(5時~6時半)。
 絵里、バイト(3時~4時半)グループスタディー(4時半~6時半)アートクラス(6時半~8時)。
このスケジュールの中でテストやホームワークがいやだいやだと言いながらも生き生きしている絵里。頑張っている分、満足のできるこれからの高校大学生活を送らせてあげたい。

グリーンカードの申請の第1ステップを完了し、2回目の支払い請求が来た。
今回の支払額は$3449.60。少しでもキャッシュバックのあるクレジットカードで支払おうと試みるが、受け付けてもらえず・・・。あとどの位支払わなくてはならないのか・・・。果たして本当にグリーンカードは取れるのだろうか・・・。そして取れたとしてもその後私達はどうなるの・・・?不安ばかりが山積みになるこの頃。

 

 

10/28(木)晴れ

宏人、アートクラス(5時~6時半)
研人、BH中サッカーゲーム最終戦 vs Castillero。
結局研人は全くゲームに出してもらえず!ゲーム開始から終わりまで全くメンバーチェンジなし。1-4の負け試合。
ゲーム後コーチJohnと話す。思わぬ惨敗におかしな様相を示すJohn。とにかく何も考えられなかったと頭を抱えている。
このゲームでは負けたが6勝1敗の1位通過で、チャンピョンシップに出ることが決まった。次のゲームには出してもらう事だけを話す。
絵里は、明日着ていくハロウィン衣装を検討。デビルになるといって赤の角に、赤のしっぽ、ブラックのパンツに赤のジャケットで決まる。忙しいのによく準備する。

 

 

10/29(金)晴れ

絵里は、バイト。 宏人は、バンドの練習。
昨日ベースとアンプはすでに持ち込んでいるので、歩いて直接学校からBrianの所に行く。
研人は、Mohaの家に遊ぶに行く。
子供達3人ともそれぞれ世界があり、2時半過ぎにお迎えに行ったのに、またTeddyと二人きりの午後。
4時半、絵里を迎えに行く。すると突然Andrewが会いに来てくれて、バスが出るまで一緒にいる。
自分は歩いて帰るから・・・と言い出す絵里。「ラブラブじゃ、仕方ないわね・・・。バスが出たら電話しなさい。」と、私の携帯を渡す。あいにく今日は絵里の携帯は宏人が持っていったのだ。携帯もそろそろもう1台必要だなと思うこの頃。
それにしても絵里のデートに私はこんなに協力的でいいのだろうか?
5時、絵里お迎え。大して話もできなかったであろうに・・・。そのままをwalk in(予約をせずに直接行く事)でAlmaden Family Physicianへ。
ここの3週間、絵里の目が真っ赤でコンタクトを外すと多少痛みもあると言う。診て貰ったのはDr. Ettinger。いつものドクターだった。
ばい菌が入って炎症を起こしているようには見えない。コンタクトを3日間ほど外してドライアイ用の目薬をさす事。検眼に近いうちに行く事を薦められた。
コンタクトを作る目医者に行っても良くならなかったら、眼科医の紹介状を出してくれるそう。
ここアメリカではホームドクター制が確立している為、専門医に診せる時はホームドクターからの紹介状を必要とする。このホームドクター制が、いい時もあるし悪い時もある。
直接専門医と話ができないのは、不便と言えば不便。

Teddyを連れてWilliamまで行くと研人はまた出て行ったが、2時間近くたっても帰ってこない。Teddyがいなくなって探し回っているのではと、心配したが真っ暗になってご機嫌で帰ってきた二人?研人の友達にもたくさん遊んでもらって、リーシュも外して駆け回ってきたらしい。
宏人を迎えに行く。こちらもご機嫌。大きなアンプにばかでかい音のロックミュージック。宏人のベースでどのくらいの事が出来るのか知らないが、仲間のリード、サイド、ドラムはなかなかの物らしい。しかしアレルギーの咳、鼻水が始まりしばしば外気を吸いに外に出たそう。そしてその原因は何と猫らしい。
これで柏に家でアレルギー症状がひどかったのもうなずける。それでも最高に楽しかったとうれしそうな表情の宏人。今はバンドに夢中だね。
3人3様花金を楽しんでいる。 さらに宏人は9時、高校のホッケーゲーム。
最低!!! いいところ無しの宏人。転ぶ、抜かれる、ポグは取れない。滑り込まない。こんなひどい動きの宏人は見たことがなかった。どうやら何時間もベースを引き続けて腕がしびれてスティックがしっかり持てず、気持ちもどうでもいいのが現れていたよう。。。。いい加減にしろ!!
夜のハイウエー。。こっちは必死になって連れて行ってんだぞー。会社の人と食事をした旦那もゲーム観戦に来たが、宏人のあまりのひどさに怒ってた。最終的には彼のミスで最後に点を取られ5-6負け試合。あ~あ。

 

 

10/30(土)晴れ

忙しい土曜日だった。
旦那は会社の若い人たちの年に一度のテストの試験官として朝から夕方まで缶詰。
この土日は、Explosionの今年最後のトーナメントであるAlmaden Halloween classicがMorgan Hill Complexで開催される。 そして先ず第1試合は、8時 vs SSJ Clash。
7時前のまだ暗い中、Morgan Hillに向かう。日が少しずつ当たっていき、朝もやが幻想的に山を見え隠れさせる。美しい風景だ。
ゲームは、Explosionの一方的な展開となり、前半を終わって4-0。最終的には7-0で試合終了。
前半を終わった所でコーチJeffの話には首をかしげる。「これ以上点数を取ると相手チームがかわいそうなので、点は取らないようにしましょう!」
そして12時半、John MuirでBret Harteチームの写真撮影そしてチャンピョンシップゲーム。が、12時半の予定がどんどん遅れてなかなかゲームは始まらない。
1時、宏人をホッケーゲーム+写真撮影に連れて行く。
研人のゲームが1時間遅れで始まった。相手はHoover。3-0で勝った事があるチームだ。しかし今日はゲームは五分五分。お互いに点が取れない。
研人は途中からミッドで出場。負けまいと努力しているのはわかるが、まだ当たりが弱い。後半に入ってやっと1点を取り死守。チャンピョンシップを制した。
宏人を迎えに行く。ゲーム後の簡単なパーティが校内で開かれる。
宏人のゲームはvs Blackjackets。宏人は1ゴール1アシストだったそう。
研人のBHチームのパーティーに戻って、今日のゲームも見に来ていたコーチDanと話す。彼はいいプレーヤーを探す為時間があるといろんなゲームを見ているようだ。
DanからRucksのインドアサッカーチームに参加しないかと誘われる。迷った末、参加させてもらうことにする。 具体的な話はこれから。
研人がBHのゲームに参加している間、Explosionの第2試合が行われ、Los Gatos Metroを相手に4-4で引き分けたそう。
4-2で勝っていた残り10分という所で同点に追いつかれたというから、先ほどのJeffの言葉が子供達に影響がなかったとは言えないと思う。残念。
家に戻ったのが5時少し前。今日はドライブ業でひどく疲れたと言い訳し、Oakridge Mallの寿司ボートに4人で行く。旦那様は外食との連絡あり。う~ん、いかにもアメリカ寿司・・・それでも高い。もう来ないな。。。

 

2004年9月30日木曜日

2004/9

9/1(水)晴れ

旦那は今日からボストン・ダラス出張。
私が起きた朝6時45分にはすでにベッドはもぬけの殻。きちんとベッドメイキングまでしてあって旦那は出かけた後だった。
彼のスケジュールを確認すると6時40分サンフランシスコ発直行でボストン着は12時23分(現地時間3時23分)の便だった。
全く彼が出て行くのに気付かず眠り込んでいたが、結婚して20年近く、夫婦に危機が訪れる頃。気をつけなくっちゃ。

絵里は今日もバイト。
Elissaが亡くなって初めてのお留守番と言うAnitaが心配で、うちに連れて来る。
Round Table Pizzaでピザを買って子供たちと食べ、夕飯とする。
6時~8時 研人はサッカープラクティス(お迎えはMohaの母さん)。
6時~7時半 絵里はスタディーグループでMonaの家へ行く(帰りはMonaの母さんに送ってもらう)
 6時半から私はBret Harte中のBack to School Nightへ行く。
今年から中学生は研人だけなので、私一人で全部のクラスを回る事ができる。
1時間目:PE(体育)Mr.Mitchell /研人にとって初めての男の先生。おかしな事もたくさん言うそうで生徒達には人気がある。
2時間目:Scince(理科)Mrs.Witt/こじんまりとした小さなあばあちゃん先生。耳が遠いらしくこれで大丈夫かなと思われなくもないが、研人は好きな先生だ。
3時間目;Algebra(数学)Mrs.Csaplar/高校1年の代数。絵里も習った先生で数学の先生でナンバーワンと言う。子供たちに数学を教える事を誇りに思っていて自分に自信があるように見受けられる。この先生に難しくなる数学を教えてもらえるのはラッキーだ。
 4時間目;Language Art(英語)Mrs.Skavdahl/昨年のReadingの先生。研人は優しくてとてもいい先生と言う。明るい先生でクラスも楽しくやっていけそうだ。
 5時間目;Sociel Study(社会、世界史)Mrs.Skavdahl/英語と同じ先生。
 6時間目;Advanced Band(バンド)Mrs.Sanchez/昨年と同じバンドの先生。買ったサックスが完全に使えこなせるようになるといい。今日のMrs.Sanchezは妙にご機嫌で冗談ばかり言っていて人が変わったよう。研人の話では最近いつもそうだそう。
 総称して問題のありそうなクラスは一つもない。今年も研人は先生に恵まれた様子。まあどんな先生でも研人はほとんど文句は言わないけどね。

 

 

9/2(木)晴れ

絵里がバイトをするのに学校の許可書をもらわなくてはならず、書類に親がサインして学校に提出したところ、市民権もしくはグリーンカードを持っていない者はUSAで働ける証明が得られないと学校から許可書が発行してもらえないそうだ。
これまた駐在の故の不便さか、絵里は果たして続ける事ができるのだろうか?
ソーシャルセキュリティーか移民局もしくは弁護士にEービザのステイタスを確認する必要あり。
宏人、ホッケープラクティス。 研人、サッカープラクティス。 旦那はボストンからダラスに移動している。お帰りは明日。

 

 

9/3(金)晴れ

やっと金曜日。皆長く感じてしかたがなかった週が終わる。
山のように宿題を抱えてながらも、絵里はバイトに行く。
絵里のグレードチェック(成績チェック)をすると今までに見たことがないようなひどい成績。このままバイトなんかしていて良いのだろうか?
宏人と研人の成績も見てみる。まだテストもあまりないのか、まずは上々。
宏人はアートクラスに行く。
旦那が出張から帰ってきた。
 明日からの3連休でキャンプに行こうとしきりに誘う旦那様。気候的にも今が最後のチャンスと思われる。
来週からはサッカーシーズンも始まるし、この3連休を見逃す手はないと、少し前だったらすぐに腰を上げただろう。
しかし絵里がジュニアイヤーになって想像を絶する宿題に追われ、とても家族でキャンプに行くような雰囲気でもない。どうも地味な連休になりそうだ。

 

 

9/4(土)晴れ

週末を迎えても、絵里は相変わらず宿題に押しつぶされそう。部屋に籠もってお勉強。
研人は、Mohaの家でスコットランドのフェスティバルに連れて行ってもらう。帰りは何時になる事やら。しかし親も家も知っている家族に連れて行ってもらえるのは、研人も私達も有難い。
宏人、1時ホッケーゲーム。 相手は負けなしの最強チーム。そのチーム相手に一丸となって頑張るBlack Hawk(宏人のチーム)。宏人も今日は力が入っているようだ。 と言うのも、相手のチームのコーチは2週間後に始まるハイスクールリーグのLeland Highのコーチになる人だから。これが事実上のTry outと思って張り切っている様子がこちらにも見える。
Black Hawkの意地でリードが続く。しかし力は相手が数段上。追いつかれつい に逆転。4-5の負け試合。しかしいい試合だった。爽快感が漂う。
ゲームの後はピザ。コーチが先週の試合で同点にしたらピザパーティをすると言ったそうで、コーチのご馳走。選手たちを頑張らせるのもなかなかたいへんだ。
いろんなコーチがいるけれど、このコーチはGood。
家に帰っても絵里はまだ宿題をしている。これではとてもキャンプには行けなかった。
夕方になって、気晴らしに絵里と宏人を連れモールに行く。宏人の服ばかり何枚も買ってしまった。おしゃれな彼に何故か乗せられたような。
旦那はTeddyと二人(?)でいることを望み、お留守番。

 

 

9/5(日)晴れ

今日も絵里は宿題に追われる。そして今日仕上げたら、明日映画に行っていいかなんて言い出す。 3連休をキャンプでもと思っていたのを、絵里の宿題が多いと言う理由で出かけないことにしたのにーと、旦那と私は不満です。
あの年齢になると家族旅行も簡単には行けず、行こうと思えばいつでも行けた時代が懐かしい。
旦那はアコードをガレージ内に入れようと、ガレージの大掃除を始める。
大工用の作業代も移動し、車1台分が入るスペースを確保。 雑多な物をいよいよ処分しなくてはと思う。
絵里と研人を連れ、お買い物。スポーツマートで残り少なくなった水着を買い(現在宏人はPEでスイミングをしている)、ペットマートでTeddyの大人用のえさを買う。その後リサイクルの下取りマシンへ行く。
水のボトル、炭酸缶、ジュースのビン・・・。かなりの品を4セントから6セントで下取ってくれる。この作業は子供たちの仕事。手に入れたお金はお小遣いになる。

 

 

9/6(月)晴れ

今日はLabor Day(労働者の日)で休日。
無事宿題を終えた絵里はAndrewとAndyの二人の男友達と映画を見に行く。映画を見に行くのも女の子と二人は許されないAndrewは、今日はAndyを誘って3人で映画鑑賞。
ごちゃごちゃしていて非常に変な話なのだが、当初見る映画は”The Bourne Supremacy”と言う事だったので、以前からこの小説を読んでいた研人は非常に見たがり、一緒に連れて行ってもらうことになっていた。しかし最初に一緒に行く事になっていた友達は急に行けなくなり、デートを禁止されているAndrewはAndyを映画に誘った。
そのAndyは”The Bourne Supremacy”をすでに見ていたので、急遽見る映画が変更となり、研人は 行かなくなった。
研人が行く行かないはともかく、二人で会うことを禁止されているからって、その都度調子よく友達を誘うと言うのはいかがな物か?
絵里にはAndrewがお母さんとよく話し合う必要があるんじゃないかと言っているが、どうも一向に変わる様子がない。何でそんなにAndrewがいいんだか・・・全くわかんないけれど、これが恋というもの?
旦那と二人お買い物。特に買わなければいけないというものでもない、ウインドショッピング。
昨日、おとといと子供たちとお買い物したけれど、やっぱり旦那が一番。何故かそんな風に感じたお買い物だった。
3日間休んだ後は、皆暗い。 明日からまたハードな日々が来るのかしらね。家でのんびりしている私。少しだけ申しわけなく思う。

 

 

9/7(火)晴れ

週末から100度を超える暑い日が続く。
 夏がこれで最後と頑張っているような、来年またねーと言っているような・・・暑さにも郷愁を覚える。
絵里は今日もTutorのバイト。早く就労許可をもらわないと後で問題になりそうだ。しかし絵里にはINS(移民局)に電話をする時間もない。
 3:30~5:00 宏人、藤井さんのアートスタジオでインターンシップとしてアシスタントとしてボランティアを始める。楽しく子供たちの相手ができた様子。
宏人も高校生。いろいろな事にこれからは関って行かないといけない。
 4時半にバイトから帰った絵里は、宏人と交代で藤井さんのスタジオへ。彼女もアシスタントのボランティア。1時間半の所を1時間だけにしてもらっている。それでも帰ってくれば6時半。夕食を食べてひたすらホームワーク。週末終わったばかりなのにと、ため息をつく。
小さい頃から長時間机に向かって勉強をさせてこなかったせいなのか、長時間座っている事だけでも苦痛の様子。さらに寝かせる事に情熱を傾けてきた私。10時過ぎると眠くなるらしい。こんな生活が慣れてくるのかしら?
しかしはたと考えてみて、日本でも高校2年生、受験勉強で夜中までという子は私の時代にもいた。やっぱり頑張ってもらうしかないわよね。

 

 

9/8(水)晴れ

絵里バイト、アートクラス、宿題。座ってばかりで体に悪い。 研人サッカープラクティス。

 

 

9/9(木)晴れ

午前10時ごろ、ロサンゼルスの真ちゃんから電話あり。
江戸爺婆と3人ペルー旅行の帰り道。電話の声からはたいへんだったペルーの旅が想像できる。ちょっと寄っていただけたらいいのに、ちょっと距離がある。さらに10時間の飛行は、何とも長すぎるようだ。ペルーの旅行記を後日聞かせていただこう。
 正午、学校に行っている研人から電話「頭が痛い。」お迎えに行く。
最近少しまたアレルギー症状が出てきたとは思っていたが、頭痛で呼び出しとは。
アレルギーとは関係があるのだろうか?
絵里バイト。小学生のホームワークをチェックして、算数を教える。楽しい半面、体がきつい。
6時からはお友達の家でグループスタディー。
 宏人ホッケープラクティス。
 お昼で帰ってきた研人は、その後数時間寝る。
だんだん就寝時間が遅くなって疲れが溜まったのか。一人目の子の絵里はずいぶん高校に入るまでは9時にベッドに行っていたような気がする(早すぎ!?)。
宏人はずいぶん前から10時過ぎまで起きていて、最近では研人も10時を過ぎてテレビやゲーム・・・。注意しなけりゃ止めやしない。 頭痛は治ったにもかかわらず、サッカープラクティスをさぼる。その上、またPCでシューティングゲームをしている。私の雷が落ちる。

 

 

9/10(金)晴れ

子供たちは学校へ旦那はお仕事に行ってすぐ、私は鍵さんとAlmaden Quicksilverのハイキングに出かけた。 昨日までの暑さが少し和らぎ、歩くにはもってこいの気候。
行きは登りが続きおしゃべりしながらは息が切れる。
 1時間ほど登れば、Almadenの町を一望できる。
途中タランチュラ(大蜘蛛)が歩き、そこここで鹿の家族と出会う。
家から車で5分足らずにこんな素敵なハイキングコースがあったとは・・・。
2時間適度なペースで軽い汗を流し、家に帰る。気分爽快。
 10時半を過ぎて家に帰ったが、まだTeddyはえさに手をつけていない。また調子が悪いのかと心配になる。
昼になっても食べようとしないので、えさを変えてみる。
今まであげていたのは残っていたPuppy(子犬)用のえさ。1才を過ぎているTeddyには物足りないのかと大人用のえさを半分混ぜてみる。
食べた!大人用は匂いも強くいかにもビーフといったドッグフード。子犬用は匂いもなくべビーフードのようなのか?とりあえず食べてくれて良かった。ほっと胸をなでおろす。
絵里はバイト。 宏人はアートクラス。 研人は花の金曜日を気楽に過ごす。
8時、絵里を藤井さんのアートクラスに連れて行く。今日は歴史のクラスの宿題である”文明の進歩は私達に何を変えたか”というレポートを書くため、彼女にインタビューする事になっている。
アートのデザインを大学からずっと学んでいる彼女はコンピューターの普及でグラフィックデザインが大きく変わった様子を詳しく話してくれたよう。どうまとめるかは絵里次第。

 

 

9/11(土)晴れ

9・11から3年。
大統領選は11月。BushかKerryか。 現在の所わずかにBushが形勢有利。確かにABB(Anybody but bush/ブッシュでなければ誰でも)と言われているKerryは頼りなさそうだ。 私もABBの一人。何で相変わらずBushなのかと、理解できない。
 11:30 研人秋のサッカーリーグ第1戦。相手はLos Gatos United のMetro。
相変わらず研人は途中からフォワードで登場。前でひたすらボ-ルを待っていたってダメなのにまだわからないようだ。しかしチーム自体はトーナメントを続いたせいか、ボール回しが良くなってきている。研人の持ち味は球出しの正確さだと思うから、フォワードは向いてないと思うのだけど、本人はポジションには満足していて、ゲームに参加していないことに気付いていない。
2-0で勝ったが研人事態はバツ。
旦那は宏人をホッケーに連れて行く。 1:00 宏人夏のホッケーリーグ最終戦。相手は今日も先週と同じHurricanes負けなしのチームだ。そのチーム相手にチーム一丸となっての戦いぶりで同点6-6。これで4勝4敗2分けのリーグ3位(6チーム中)でリーグ戦を終わる。来週はプレイオフ。
絵里は宿題に明け暮れる。

 

 

9/12(日)晴れ

9時、French Clubの役員になった絵里はミーティングに自転車で出かける。
9時、サッカーチームの写真撮影でCasterallo Middleに研人も自転車で出かける。 今の家に引っ越していろんな所に自転車で行けるというのは利点である。以前住んでいたClaywoodだったら、こうはいかないと思われる。
 11:30、研人サッカーゲーム。相手はFoothillのMVLA Dynamos 3。 旦那と私はTeddyを連れ歩いてBret Harteに観戦に行く。今日はコーチJeffがいないので、布陣がいつもとだいぶ異なるようだ。 研人は中盤から左のミッドフィールドとして登場。いい感じでゲームに絡んでいる。シュートも放つしセンタリングのタイミングも上々。研人の持ち味が出ている。
ゲームは6-0の楽勝。相手がそれほど弱小であったわけではないと思われるので、かなり入れ替えたポジション取りが良かったのではないかと思われる。
ゲームの間中Teddyは同じくゲーム観戦に来ていたゴールデンリトリーバーが気になって仕方がない。盛んにリーシュを引っ張る。他の犬ともっと遊ばせないといけないと思う。ドッグパーク(犬を放し飼いにできる公園)に連れて行くようしなくては・・・。
 絵里はフレンチクラブの仲間の車に乗って、昼食を食べに行ったりおしゃべりをしたり。久しぶりの息抜きができた様子。絵里がアコードに乗り始めるのはいつになるのかしら。
DMVの登録も保険の手続きもスモッグチェックも完了して(旦那がみんなやった!)、いつでも乗れるようになっているんだけどねー。

 

 

9/13(月)晴れ

宏人と研人は矯正歯科に行く。ブレイシスの締め直しで、特に宏人は夕食も柔らかい物しか食べられない。
UPSの配達あり。宏人のハイスクールのホッケーチーム用のユニフォームが届いた。かなり大きめを頼んでしまったよう、、、大きくなってもらわなければ困る。第2次成長期の兆しあり?少し声が低くなってきたような・・・。
 就労許可が得られるのだろうか?イエローページで日本の弁護士を調べる。”気軽にご相談ください”の電話番号にかける。電話に出た気さくなおじさん(弁護士?)に質問する。
E-ビザを持っているのならば就労許可はI-765の手続きで移民局で簡単に取れるはずとの事。 一応知らせておいた方がいいと思い、グリーンカード申請の手続きをしていただいている荒木弁護士にメールを書く。
研人サッカープラクティス。 だんだん日が短くなって、とても8時まで練習ができない。
何となく気分が低迷している私が絵里に言う。「何か暗いね・・・。」 絵里"You know why?" 私"Why?" 絵里"Because of college"
絵里に言わせれば、誰でも彼でも大学進学の事ばかりで勉強もスポーツも趣味も全て大学進学の為。彼らには今がない。そんな事を言う絵里もAPクラスをたくさん取っているから宿題に潰されそう。
家庭教師のバイトをしているGraceに来ている小学生は絵里に「どこの大学に行くつもり?」なんて聞いてくると言うし、小学生の彼らは放課後少なくとも4時間は勉強している。勉強勉強・・・・・。何か間違っている気がするんだけど・・・。
が、真剣に勉強をしなかった私には何も言う資格はないのかもしれない。

 

 

9/14(火)晴れ

荒木弁護士からメールが来る。 ”現在のお嬢様のステイタスでは、就労許可を取得することはできません。”これだけ。
グリーンカード申請の為の契約を結び前金もすでに払っているからこうも冷たい味気ないメールなのか? 旦那は「今はどうやっても取れないという事でしょ。」と言う。確かにそうかもしれないがもう少し説明があってもいいはず。何かすっきりしない。
しかしGraceと学校には就労許可が取れない旨を話した方が良さそうだ。せっかく絵里が自分で見つけてきた家庭教師のバイトだが、辞めなくてはならない。今まで働いた分だって支給されるかどうか・・・。
駐在員という立場で数々の引越し。子供たちには特に絵里にはいっぱい あきらめさせてきた。
今思えばバージニアに行った当初は絵里も精神的に荒れていた。その中で友達を作りバレーボールのチームに入ったし、数学は数ヶ月立ってから違うクラスに変更になり早起きして高校まで通った。その為にクラス替えも強いられた。
カリキュラムも全く違うカリフォルニアに戻り、苦労して取った数学とフランス語の単位はカリフォルニア外ということでクレジットを取る事ができなくなり、力不足もあるが高校のバレーボールはあきらめる羽目になった。
転勤・引越しを子供たちに可哀想可哀想と言っている親を見て、何で可哀想なんて言うんだろうと思ってきたが、今私は絵里が可哀想で仕方がない。
 問題になる前にと、Graceのバレッサに絵里と二人で会いに行く。 グリーンカード申請中で就労許可が下りないことを告げると、こともなげに「それではキャッシュで払うわ。名前や記録は残らないようにするから問題ないわよ。それでいいわね。」と、簡単に応える。
グリーンカード申請中にリスクを負うような事はしたくないこと。他にできる子が見つかったら辞めるという事を伝える。 とりあえずは、これでよかったのかな?
3:30~5:00 宏人アートボランティア
 5:00~6:00 絵里アートボランティア 夜になって弁護士から来ていた資料を確認。 ”Eビザ保持者の配偶者以外はEAD(就労許可)申請不可”とあった。これを読むと一目瞭然。どうも洞察が甘かった!弁護士にお騒がせしましたの詫び状を入れる。なんてたって弁護士先生。何とかグリーンカードとっていただかなくてはなりません。

 

 

9/15(水)晴れ

12時15分 私はコンピューターに向かっていた。
突然ばたばたと駆け回るようなけたたましい音。リビングにいたTeddyの様子を見に行く。
バックヤードに出る窓際でTeddyがまた痙攣を起こしている。目は見開き手足がばたばたと震えている。すぐに時計を見る。秒針がよく見えない。Teddyに"You are OK....OK...OK..."と言い続け私自身落ち着け落ち着けと言い聞かせる。痙攣の時間は1分半ぐらいだろうか。
突然起き上がろうとするがうまく立ち上がれない。口からは泡を吹いている。キッチンを転がりながら歩こうとする。歩けるようになっても私の呼びかけにしっかり反応しない。
カウンターキッチンに足をかけ鼻をクンクンさせる。”NO”と言うといったん止めるもののすぐにまた足を掛ける。
少したって少し落ち着いてきた。汚れた床を掃除している間、クンクン泣いているような声を出し続ける。外に出してあげてもクンクンと何かを訴えている。<お願い。しゃべって。>Teddyが人間の言葉を話さない事を今日ほどもどかしく思ったことはない。
しばらくクンクンうろうろは続いた後、くたびれたのかキッチンでどたっと倒れるようにして眠ってしまった。 慌てて救急に連れて行く必要はないと聞いていたが、どうにも落ち着かない私。
またPCや犬の本でてんかんについて調べる。情報は同じなのだけれど。
2時40分 子供たちのお迎え。いつものようにTeddyも連れて行く。びくびくしている私。
絵里バイト。
Almaden Animal Hospitalに電話。2回の発作を起こし救急病院に行った事。きょうまた3回目の発作を起こしたことを話し、薬を飲んだり、来院する必要があるか尋ねる。
電話口で私が必死に話す様子に、宏人と研人は聞き耳を立てる。私が間違った事を言っていたら注意してと頼んでおいたのだ。英語のへんな言い回しはあった(Teddyの事をA Teddyと言ったとか)ようだが、まあ 上々、話は伝わったようだ。
明後日診てもらえるよう予約も入れた。 . その後のTeddyは終始疲れているようで、ごろごろしている。みんなは今回の発作を見ていないから結構お気楽にしている。私の胸は張り裂けんばかり。たまんないよ。
6時半~8時。絵里アートクラス。忙しくてもこの時間を楽しんでいる様子。

 

 

9/16(木)晴れ

5時~6時 宏人ホッケープラクティス。今週末のプレイオフで夏のセッションも終わりとなり、今日が最後の練習。
旦那様に早く帰ってきてもらって、7時からの高校のBack to School Nightに共に出かける。 旦那は絵里のクラス、私は宏人の各クラスを回る。
 各クラス10分間の説明、5分でクラスを移動し、6クラスを回る。
宏人の先生はフランス語の先生が少し気難しそうだが、EnglishとHistoryは若い女の先生で感じがいい。MathのMrs.Yamamotoは大学の事ばかり言っていて、これではたいへんと思われる。
宏人もお気に入りのScienceのMr.Waltonは話も面白いが、なかなか切れそうな先生だ。
宏人のクラスは特に問題ないように思われる。
 絵里は?どうも旦那の話はわからない。特にこれといった印象も言わない旦那。APクラスをたくさん取ってしまったジュニアイヤー。果たしてやっていけるのかしら??

 

 

9/17(金)晴れ

 絵里はいつものようにバイトへ。
 宏人と研人と一緒にAlmaden Animal Hospital(Vet)へ行く。犬の匂いがいっぱいのVetでTeddyは興奮気味。只今の体重は60lb(20キロ弱)。
新しいDr. Miyamotoという日本人女性医師が、とても親切に対応してくれた。基本的に検査結果からは何の異常も見られない。Epilepsy(原因のわからないてんかん)日本語では特発性てんかん?と思われる。
脳の異常の可能性もない事はないが、年齢的に幼いこと日常生活で問題がないことから可能性は低く、MRI等の検査は現在必要ないと思われる。しかし、1ヶ月に3回すでに起こしているので、投薬(Phenobarbital)を開始する。副作用は眠くなったりする事があるので少し様子をみながら薬を使っていく事にする。これが効いてくれるといいんだけど。
4週間後の血液検査の予約を入れる。 救急病院のカルテを持っていったものの、私のつたない英語で必死になって状況説明。
宏人と研人は一言も発せず、質問もしない。あ~あ、まだまだこの男二人は頼りない。絵里はこの前大いに役に立ったのにー!
宏人アートクラスを30分早くお迎えに行き帰ってすぐに夕飯を食べさせる。 今日から高校のインラインホッケーが始まる。
 8時、ゲーム。旦那も会社から直接リンクに来て観戦。ハウスリーグのホッケーゲームと全く違う雰囲気。今日は正式なゲームではなく前哨戦とも言えるファンゲーム。それでも各校とも熱が入り、観客の歓声がいっぱいに広がる。
結果は4-6の負け試合。しかし宏人も小さい体をいっぱいに使って頑張った。試合後、ハウスのゲームよりずっと面白い!とうれしそう。 来週からは、毎週夜9時からの試合となる。

 

 

9/18(土)くもり

10時15分、宏人ホッケープレイオフゲーム。快勝して次のゲームに進む。
 1時、セッション2位のCougerと対戦。前後半を終わって同点。先に得点した方が勝ちとなる延長試合Sudden Deathとなり、すぐに宏人のチームBlackhawksが大事な得点を取り試合を決め、チャンピョンシップに進む事になる。 この何とも面白そうな試合を私は見ることができなくて残念だった。
 1時15分、研人はMVLA Flash/Foothillとのサッカーゲーム。 今日も研人はミッドで途中から登場。水を得た魚のように動き回る。
Almaden Explosionが果敢にゴールを狙うがなかなか決めることができない。前半を0-0で終わる。力は五分五分、見ごたえのある気の抜けないゲームだ。
後半開始早々、一瞬の隙をつかれゴールを決められる。その後も互角に試合は進むが、再び相手に点を入れられゲーム終了。0-2の惜敗。くやしさいっぱい。しかし研人はミッドの面白さを知った様子。
 3時、ホッケーチャンピョンシップ。相手は無敵のHurricanes。Blackhawksは一丸となってゴールを狙い先攻する。2-0.しかし相手も意地を出し攻めまくる。あっという間に逆転。終わってみれば3-5。やっぱり相手は強かった。
 準優勝のメダルをもらい、健闘をたたえあう。このチームはスター選手はいなかったけれど、みんなが必死に頑張っていて気持ちのいいチームだった。宏人も彼なりに頑張りました。これで春のセッションに続いて2個目のメダル獲得。今度はトロフィーが欲しいねー。
宏人とTeddyにお留守番させて、4人で買い物後、夕食(City Diner)を食べに行く。
 6時、絵里はReneeの家でベビーシッター。
宏人はアートのクラスでインターンシップのボランティアミーティング(夕食つき)に出かける。
週末と言えども、皆とっても忙しい。
絵里、夜中12時半を回ってDaveに送られて帰ってくる。ベビーシッターといっても小学生2人、高校生1人(宏人と同じ年)のシッターだから楽は楽だけど、こんな時間までやることになるとは・・・、いいのかなー。
 柏の父は体力がだいぶ回復したのだろうか、抗がん剤を再び開始したという。確かに体重は一時より6キロ以上増えたというし、食欲も出てきたそう。しかし前回打った後の状態を考えると、やはり心配だ。何もできない私。また運河の皆にお世話になる。

 

 

9/19(日)雨のちくもり

朝から久しぶりの曇天。今にも雨が降り出しそうと思っていたらボツボツと降り出す。 これでやるのかい?と思いながら、11時のサッカーゲームにAlum Rockまで出かけていく。
今日の相手はAR-Warriors。メキシカンの多いエリアでサッカーもタフで強そうなチームだ。
雨の中ゲーム45分前からウォームアップの練習をする。かなり強い降りだ。
11時、予定通りゲーム開始。ところどころに水溜りもできて、ボールも転がりにくそうだ。立ち上がりメキシカンらしいあたりの強い動きを受け先制される。しかし相手はファールも多く取られいつの間にかこちらのペースになりつつある。
研人は今日もミッドで途中から登場。どうしてもフォワードの位置に上がりがちで守りの助けに入れない。
先攻されても追いつき同点としたExplosion。だんだんいいチームになってきているようだ。その後逆転2-1とリードした状態で後半を迎える。
いつの間にか雨もやんだ。むきになって攻めてくるWarriorsの攻撃を防ぎきれずに同点とされるが、再び引き離し、3-2。ここで手痛いPKとなり再び同点3-3。その後追加点を許し3-4の負け。
よく頑張ったが、基本的には気合負け。勝ちたいという意識が相手の方が強かった。
ゲーム後のミーティングに時間がかり、家に帰ったのは1時近くとなる。
絵里はAndrewに会えるという事もあって(名目上はグループスタディー)ダウンタウンにある図書館に行きたがる。ほいほい連れて行ってやるのも腹立たしいが、研人を下ろして絵里を乗せまた北上、図書館に連れて行く。
面白くないので旦那と二人リッチな優雅な食事をしようと、ダウンタウンの日本食や行く。定食を旦那も私も満足して家に帰る。
へへ、子供抜きでおいしい物食べてきたぞー。
 準子さんのお宅のPCが日本語が打てなくなったというので、旦那は急遽サービスマンと化し修理に出かける。私もおしゃべりをしに旦那に付いて行く。
30分ほどで修理完了。改めて旦那様の賢さを知る。が、2台ある内のもう1台は簡単に直せず。時間切れであきらめる。
そこへ絵里から電話。「迎えに来て。」旦那はライトレール(電車)で帰ってくることを薦める。が、結局Michelのお母さんが迎えに行ってくれることになる。
土日や時間問わずの送り迎え。もういい加減にしてほしい。絵里も早く時間を見つけて自動車教習を受けるべきだと、思い始める。

 

 

9/20(月)晴れ

絵里は今日もバイトへ。 研人はサッカープラクティス(6時から7時半)
絵里のEnglishの成績が上がらない。”C”の状態が変わらない。今までこんな事はなかったから、私はとても心配でいるのだけれど、当の本人はあまり気にしている様子もない。APクラスの取りすぎでアップアップの状態と思われるが、もう変更はきかない。
こんな状態でバイトなんかしていていいのかと思うがこれも絵里が決めること。私が口出しする事ではないのだろう。
宏人は高校に入って少しは成績を気にするようになったのか、まずまずの滑り出し。しかし得意のはずのMathが”B”。宿題の出し方の規定がうるさい先生で四角で囲まなかったとか、ハイライトをつけなかったとかで減点される。決め事に対して従順でない宏人はその都度減点され、なかなか宿題で”A”が取れない。
今日の宏人の一言は私にはショック。
宏「お母さんはカレッジに行ったって、なんの意味もなかったじゃない。何の役にもたってないじゃない。」
私「ムム・・・」
宏「カレッジって何なの。トト(今だに自分をこう呼ぶ)は絵里みたいにAPクラス取らないからね。」
私「ちょっと待ってよ。APクラスは取らなくたっていいけれど、お母さんがカレッジに行ったんだって意味あったんだから・・・。それじゃなくちゃ会社に入れなかったよ。」
宏「放送局だっけ?でもどうせバイトでしょ。」
私「違うよ。しっかり仕事していたんだから。結構ばりばり働いていたし、いいお給料もらっていたんだよ。」
宏「え!バイトじゃなかったの!ずっとちょっことしたバイトだと思ってた。へえ~。でも皆(絵里と研人)もそう思っているよ、絶対。」
私が仕事をしている姿は一度も見たことがない子供たち。お母さんは家にいて近所の人と適当に遊んで適当な食事を作っているだけと思っていたのか。そうだとしたらいくら私がえらそうな事言ってみても、何の説得力もなかったはず。子は親の背中を見て育つと言うけれど、それじゃあろくな育ち方しないよね。何ともむなしく悲しいです。

 

 

9/21(火)晴れ

子供たちは日々の宿題とそれぞれのスケジュールをこなす日々が続く。
 絵里はいつのもように学校の後すぐにバイトへ。Graceに来ている子供たちの名前も覚え、たいへんなものの楽しく子供たちの宿題をみたり算数を教えたりしている様子。その中で私立の小学校では宿題の量が公立の3倍位あるそうで、加熱する勉強合戦はここアメリカでも低年齢化しているのは事実。
宏人アートのインターンシップ(3時半~5時)小さい子を相手に少しばかりの絵の手ほどきの時間は宏人は心底楽しんでいる様子。しかしアートのクラス(非営利団体ではない)のボランティアである為、コミュニティーサービスの時間としては加算されない事が判明。
宏人はせっかく一生懸命やったBH中学のボランティアもサインしてもらった用紙を無くしてしまい、只今の所コミュニティー時間はゼロ!自分からボランティアを探して来るという事はなく、今年度分をきちんとやれるのだろうか?まあ自分で解決してください。
絵里アートのインターンシップ(5時~6時)
荒木弁護士からはその後何にも連絡がない。 果たしてグリーンカード申請の準備は進んでいるのだろうか?キヤノンは書類にサインをしてくれているのだろうか?来年の今頃はどんな生活をしている事やら。お尻に火がついた感じでどうも落ち着かない。

 

 

9/22(水)晴れ

Teddyが発作を起こしてから、全く彼(Teddy)を一人いや1匹残して出かけられなくなった私。たいそうな可愛がりようだと友は言う。そしていくつかの犬に関する本を貸してくれた。その中で”ペットロス”と言われる大事なペットを亡くした人たちの体験が載っていた。その中には後追い自殺をした人までいた。とってもシリアス。
私としても今こうして日記を書いている時でもTeddyが死んでしまう事を考えると涙が出てくる。
犬を買う前に旦那が言った「必ず別れがくるんだよ。」飼う事を決めた当初は、別れなどほとんど念頭になかった。今になって、別れがあるんなら飼わなきゃよかったとさえ思ってしまう。
発作以来、私は甘やかしているのだろうか。前にも増して甘えん坊になり、片時も私のそばを離れない。食事のときはテーブルに顔を伸ばしてくるし、舐めまくりも以前より激しい。薬の副作用で食欲が旺盛で常に何かを欲しがる。
この時甘やかしてTreatを上げてはならず、ベビーニンジンのスティックをあげると良いとVetが教えてくれた。
 絵里は水曜日は特に忙しい。 いつものようにバイト。4時半帰宅。すぐに部屋に籠もりホームワーク。 6時半~8時、アート。帰宅は8時半近く。夕食。すぐに再びホームワーク。11時を過ぎてもホームワークは終わらない。
こんな生活Junior(11年生)皆がやっているのかしら?しかしお友達のMichelも12時までホームワーク、朝4時起きで再びホームワークそして7時に学校へ行ったそう。
仲良しが皆やっていると思うからやっていけるのかもね。
6時~7時半 研人サッカープラクティス。日が日に日に短くなって7時半までやるのも難しくなってきた。 日が短くなるのは何とも物悲しいものだ。

 

 

9/23(木)晴れ

お隣のJeanが来る。明日から屋根の修理が入るのでダストがひどくなると思うので、窓を閉めたり犬は家の中に入れておいてくれとの事。
Jeanは子供はなく、だんなさんのRandyはすでに退職している老夫人だが、とても話しやすく家に上がってもらってしばらくおしゃべりをする。 庭先で叫んでいるのが聞こえるのか、Teddyの名前も知っている。彼らの老犬ジャーマンシェパード”Shadow”とTeddyがお友達になれたらと思うが、人見知り(犬見知り?)の激しい犬だそうで少し難しいようだ。
宏人アートクラス(5時~6時半) 絵里バイト後、近くの図書館へ行く。
7時お迎え。
8月末に学校が始まって以来、土日さえも宿題に追われる絵里。日本語の勉強は全くできない。
宏人と研人は宿題の少ない日も多く細々と日本語学習を続けている。 宏人ってどういう奴だか未だにわからん。高校になっても勉強がたいへんと嘆くわけでもなく、いつもぐたぐたしている。成績はそう悪くなく宿題も完璧ではないものの出している様子。最近行われたMathのテストでは99点でクラス2番だったと自慢する。が、100点が取れなかったことを悔しがる風もない。家で簡単な計算問題をやらせると、やたらに時間がかかり、いつも60~70%の正解率。これではいかんと、もっとやらせると、さらにできない。注意してみると九九もおぼつかない事がわかる。これでホントに大丈夫かい?
かのアインシュタインがノートに付けていた費用の計算は間違いだらけで、彼は単純な計算が弱かったそうだが、宏人のできなささにアインシュタインを引き合いに出しても意味がない。
そんな宏人だが、最近結果が発表になったSAT 9(カリフォルニア共通テスト)の成績はすこぶる良く、決してバカではないと思われる。ちなみにこのSAT 9の成績で、絵里はサイエンスの弱さを露呈。標準点しか取れていない。
研人はMathの一つの項目以外全てハイスコアー。驚異的な点を取る。(絵里はEnghish,Math,Chemistry,History-Social Scienceの4科目、宏人は English,Geometry,History-Social Scienceの3科目、研人はEnglish,Mathの2科目)

 

 

9/24(金)晴れ

鍵さんと山歩き。今日はTeddyも一緒に歩く。
ヘッドカラーをしていると引っ張る事もなく、何の手もかからずに2時間の山歩きができる。Teddyのような犬は1時間の毎日の散歩は必須のようだが、なかなか1時間散歩させるのは難しい。
夕方子供たちが交代で散歩をする事になっているが、皆いろいろと忙しくどうしても30~40分の散歩になってしまう。
研人が以前入っていたサッカーチーム(Almaden Ruckus)のコーチDanから電話があった。Almaden Ruckusは昨年California State Cupで優勝したチーム。要はカリフォルニア で1番になったチームだ。そのコーチからの電話。
Dan「今Ruckusは昨年同様State Cupを目標に頑張っています。そこで研人をバックアップゴーリーとして迎え入れたいんですが・・・。」
私「研人はもうゴーリーとしてプレーしていません。フィールドプレーヤー(ミッド)としてやっています。だからとてもゴーリーとして役に立つとは思えません。」
Dan「私がトレーニングすればきっとまた勘を取り戻すでしょう。研人の素質は私が知っています。ミッドしてプレーしたいというのならそちらの方も考えます。ゲームに出すこともできるでしょう。」
私「研人はここ数年、そううまくなっているとは思えません。あなたのチームに入るような力量はないと思いますが・・・。」
Dan「では来週研人を連れて来てくれませんか?私が彼の状態を見て判断したいと思います。」
私「研人の意志が大切かと思うので、返事は待ってください。彼の意向を聞いた上で、来週中に電話します。」
 昨年、VAからここに戻ってきた時にはDanにとって研人は必要なかった。というのはいいゴーリーが2人いたから。今チームのレベルが一段と上がってチーム内も平穏に行かなくなり、研人に声がかかったと思われる。 そこでJody(Brentのママ)にRuckusの内部事情を聞こうと電話をかける。 そしてわかった事。
DanのRuckusのかける情熱は激しさを増し、ほとんどクレイジーな状態で、週に5日間のサッカーとなっている。ゲームに出してもらえる時間もまちまちで、きちんと真面目に練習していても全く出してもらえない事もあって辞めていく子が続いている。
最近バックアップゴーリーが辞めてしまい、この補填が緊急課題。
週末のオーバーナイトトーナメントは、どんどん遠くへ行くようになり飛行機代とホテル代の費用がかさむ。
Danはサッカー人生を歩んでいく子供たちを育てる事を重要視しており、大学もサッカーで推薦入学できるように考えている。 これでは研人が求めている楽しめるサッカーは得られそうにない。
さらにRuckusのサッカーが楽しめる物でなくなってきているので、Brent他3人のBret Harte中に在学するRuckusのメンバーは、Ruckusとは別に中学のサッカー部にも入りサッカーを楽しんでいる。
このサッカー部は昨年研人は入っていたが、あまり楽しめなかったので今年はTry outを受けなかった。
Brentと Jodyは盛んに研人にも入るように薦めてくれ、コーチに話してくれるという。その話を聞いた研人も今度はやりたがり、一応打診してもらう事にする。
宏人ホッケーゲーム(9時~)。相手はAlmadenから10分ほどの所にあるLincoln。 高校のゲームとなると盛り上がりが違う。双方気合が入っていて見ていて楽しい。けれど宏人はその中で一際小さく華奢。当たられると簡単にすっ飛ぶ。接戦の末、3-5の負け試合。
一緒に行った研人が一生懸命兄の姿をビデオに撮る。 旦那も早く帰ってきてゲーム観戦。
お留守番は絵里とTeddy。

 

 

9/25(土)晴れ

今週末はサッカーもホッケーもゲームがない。
このチャンスにLAにいるテキサスの時の友達Pattyに会いに行けないものかと、ふと思う。
しかし、絵里は相変わらず山のような宿題を抱え、明日は一日ボランティアの仕事が入っている。結局あきらめざるおえない。
旦那は時間があると、オランダ時代に取った8ミリビデオをDVDに編集しているが、そのテープを見る限り当時は実によく出かけている。
旦那は仕事仕事で連日帰りも遅かったと記憶しているが、その中週末ホントよく遊んでいる。
子供たちは研人がまだ生まれてもいない頃であるから、文句を言うでもなく連日出かけていたのだろう。
月日は流れ、子供たちは手がかからなくなった分、家族単位で出かける難しさを痛感する。
一日部屋に籠もって宿題をやっていたのだろうが、夕方になって突然「Andyの所に行っていい?」と聞く。どうやらAndyの家でパーティが行われるらしい。Andyは中国人。Moon Nightを祝ってバーベキューをするらしい。 何となく面白くない気持ちになりながらも許可する。
絵里が帰ってきたのは9時を過ぎてからの事。忙しいながらも楽しもうとしている姿は賞賛に値するのかもしれない。

 

 

9/26(日)晴れ

Almaden Wine & Art Festival。 毎年恒例のこのお祭り。
今年は絵里はボランティアで8時から会場になっているAlmaden Lakeに出かける。
昼過ぎになって、いつものようにだらだらと宏人も日本語の勉強を終えた。 4人+1匹でCamden沿いの駐車場に車を停め、2マイルほど歩いてLakeに行く。
お祭りはLakeの西側だが犬は立ち入り禁止の為、Teddyと旦那と私は東側で日光浴をしのんびりと時間を過ごす。宏人と研人は祭り側に行く。
余談だが、”祭り”と書いていて日本のお祭りを想像してしまいそうなので、以後フェスティバルと言おう。”日本語”と”英語”言葉によって日本語に直すとどうもしっくりしない言葉がある。こうして日記を書いていても英語やカタカナがどんどん増えている今日この頃。私の日本語もどうも怪しくなってきた。
すぐに戻ってきた二人。今度は旦那と私がフェスティバルに行く。
絵画や写真、クラフト等の店が立ち並ぶ。旦那は今年のワイングラスを買いワインを飲む。これでこのフェスティバルのグラスは5個目か?
さらに進むと絵里や宏人が通う藤井アートスタジオからの生徒達の出展。絵里のひまわり、宏人のフルーツボールの絵が掛けられていた。そして忙しく立ち働く絵里の姿発見。
お土産のフリスビーを会場に来た人たちに配っている。その顔は真っ赤に上気している。
今日はいつになく気温が上がり、ジーンズをはいていると暑苦しい。
フードコーナーでピザとサンドイッチを手に入れ、ライブミュージックを聞きながらぱくつく。
Teddy達のいる東側に戻ると、手持ち無沙汰の表情の宏人と研人。彼らを昼食を買いに走らせ、私達はまたゆっくり。
宏人は友達に全く会う事ができずつまらなそう。それなら一緒に行く約束でもすればいいのに・・・。不機嫌そうな宏人を家に帰す。
研人は親と一緒の時も満足なのか、おいしそうにピザを食べる。Teddyにはリーシュを外してやりたいが、まだまだどこに行くやも知れず自由にしてやる事はできない。
特に何をするでもないボーっと過ごす時間。私は結構しあわせ。
再び来る時と同じ2マイルをTeddyと共に戻る。サンダル履きは失敗と反省。歩きにくい。
家に戻ってTeddyの体をよーく拭いてあげる。本当ならばお風呂に入れたいところだが、Teddyもかなり疲れている。
体に鞭打って庭でバレーボール。 旦那は絵里のお迎えに行く。
只今6時。なんと10時間もボランティアしてる。
週末もあっという間に終わり、皆憂鬱な月曜日がまた来る。

 

 

9/27(月)晴れ

研人のブレイシスがまた壊れて急遽取った矯正歯科の予約は2時15分。研人は6時間目を早退して歯医者に行く。
どうやら矯正が進み、歯が大幅に動いたので、ブレイシスが外れてしまったらしい。骨とも言える歯の移動・・・すごい技術だ。
いつものようにバイトを4時半に終えた絵里はそのまま歯医者へ。今日は半年に一回のチェックアップとクリーニングの日。丹念にクリーニングしてもらってさっぱりしたようだが、家に帰ってきたのは6時近く。ホームワークを考えると時間ばかり気になる。
研人6時~7時半、サッカープラクティス。 シャイな研人も今のチームに慣れ、チームメイトとじゃれあう事も多くなった。今さらDanの誘いのRuckusに入る気はない。その旨を伝える為Danに電話した。これで永久にRuckusとはお別れだ。
Jodyから電話あり。 BH中学のサッカー部に空きが出るので、研人が入れることになったそう。明日から学校での練習に参加する。

 

 

9/28(火)晴れ

準子さんが少しずつ元気になってくれて、私達をお食事に誘ってくれた。
Elissaを亡くし、Daveはフィリピン、Anitaとの二人の生活で全く食事を作る気を無くしていたが、ここの所また少しずつ作るようになった様子。
今日は鍵さん、松ちゃん、私の3人とTeddyを招待してくれたのである。
煮物と牛肉のてんぷら、和風サラダのおいしい日本料理は私達をとても幸せにしてくれる。
Teddyはポチと遊びたくて付け回し、嫌がられている。その姿がまた可愛い。
絵里:バイト後アートボランティア
宏人:アートボランティア
研人:BH中でのサッカープラクティスに参加する(3時~4時半)。以前のチームメートや今のチームメートの他知った顔がいっぱいの学校のサッカーチームだけに、楽しめそうだ。

 

 

9/29(水)晴れ

Happy Aniversary 20 years!!
何と結婚20周年。率直な話よくここまでもったもんだと思う。20年たっていろいろ歴史を作って、さらに互いに(?)大事に思っている事を誇りに思う。ありがとう宏明さん。これからもよろしくお願いします。
いつものように旦那は子供達を学校に送り届ける。が、いつまでたっても会社に出かけようとしない。何と今日は休暇を取ってくれたそう。心優しき旦那様の粋な計らい。
しかし私はAPLの日本人ミーティングがあり、10時半家を出る。今回のミーティングは新しい人も入ったので簡単な顔合わせと今後の予定を話しただけ。予想通り私に代わってリーダーに名乗りをあげてくれる人はいない。
今年も役員をする事になった。しかし一緒に今年もやることになった中山さんが全面的にメールを配信してくれる事になったので、あくまで私はサポートと言う立場でいることにする。これだけでずいぶん気が楽になった。
12時、家に帰ってすぐ旦那とデート。Teddyは久しぶりのお留守番。
 指輪も花のプレゼントも無いけれど、気に掛けてくれただけでうれしいデート。旦那が新しく見つけたお寿司屋さんに行ってみたが開いてない。新しくできると聞いた中華バッフェに行くが閉まっている。う~ん、ついてない。近くの混んでいないイタリアンに入る。
結婚して20年。キヤノンに入って20年。アメリカ生活10年。ゆうきが丘の家を建てて10年。只今グリーンカード申請中。果たしてこの先10年に何があるんでしょう。
2時半を過ぎて子供たちのお迎え。お迎えにTeddyを連れて来ない事をいぶかしむ子供達。
研人はまた発作を起こしたのかと心配する。 今日が結婚記念日だとは全く考えていないようで、お父さんが家にいてびっくり。子供達に祝ってもらおうなんてあまかった。
絵里バイト他アートのクラスあり。水曜日はとにかくきついと表情は厳しい。

 

 

9/30(木)晴れ

月・火・木は研人の学校のサッカーが始まったので、絵里と研人のお弁当を用意し学校にお迎えに行く事になる。
水・金は絵里の分のみ。
3時15分、研人サッカー部の写真撮影。コーチJohnと挨拶。
3時45分、スクールバスに乗ってゲームに行く。今日の相手はHoover。ダウンタウンの学校だ。私は見に行かなかったが3-0で勝ったそうだ。
トラベルチームに入っている子たちばかりの今年のBH中のサッカー部。勝ちまくりそうだ。ちなみに第1戦は8-0の勝ちゲームだったそう。
旦那は急いで会社を出、フィールドに向ったがすでにゲームは終わった後。今回あまり研人は出してもらえなかった様子。そりゃそうだよ。まだ入ったばかりでろくに練習もしていない。
宏人アートクラス(5時~6時半)
大統領選たけなわ。今日はBushとKerryの第1回目の公開討論(Debate)がテレビで放映される。
絵里は友達のMunaとメモを取りながら1時間半に渡る討論会を見る。今の時点でBushがやや有利のようだが、今回のDebateでどのようになるか?
私も見たかったが、出たり入ったりで忙しく少しも見ることができなかった。
宏人のアートクラスの後、ピザをテイクアウト。夕飯にする。