2017年12月2日土曜日

しみじみと年の瀬

今回のシンガポール行きは、飛び立つまで本当に行けるのかと不安だった。
10月、14歳のテディが突然体調を崩した。前日までモリモリ食べ元気に1日2回の散歩をしていたが、突然朝起きて顔を持ち上げる事も出来なくなった。これまで何回も具合が悪くなったりしたけれど、今回は酷かった。水も飲めず体の位置も変えられずになった。いつもお世話になってる小山市にあるB動物病院に電話をした。いつも先生は優しいけど、今回もまたうーんと親切に対応してくれた。「時間ができたらすぐ往診するよ」家までは50分かかるドライブだが、すぐにそう言ってくれた。先生は往診して血液を取って持ち帰った。
その日は相変わらず飲まず食わず寝たきりのテディだったが、夜先生が血液検査の結果と薬、流動栄養食を持って、再び往診してくれた。
ステロイドの薬がよく効いたようだ。いきなり起き上がり水を飲むテディ。流動食も美味しそうに食べた。少しすると自分からトイレにも行った。
このまま寝たきりになるのかと思った。どの医者にもずっと長命は期待できない(すでに立派に長命だが)と言われきた。そして覚悟もしてるつもりだった。しかし受け入れられない。どうしようもなく動揺してる自分を見た。
幸いテディは日に日に回復した。シンガポールに行くべきか、、、迷った。S先生が背中を押してくれた。いつもお世話になってるペットホテルのJさんが「行ってらっしゃい」と言ってくれた。
しかしシンガポールから帰るまで、散歩は無しになった。散歩に行けないストレスなのか、食に対する執着が強くなり吠えるようになった。
帰国後、散歩を再開した。久々の散歩に大興奮でやたら歩きたがる嗅ぎ廻る。帰路はしんどそうで足を引き摺る。
テディの体調に加え、私の足の痛みも酷かった。シンガポールでは歩けなければ何もできない。毎日整骨院に通い、漢方医から神経痛の薬をもらった。足の不具合は靴選びとインソールと知れば、靴探しに奔走した。これらがうまい具合に働いたのか、痛みはだいぶ楽になった。
無事シンガポールに着いたものの、夫も私も風邪が抜けなかった。お互いにあげっこしてしまったのか、冴えない状態であった。私は全く起きられない日もあった。仕事から帰った夫は薬膳スープを作ってくれた。もしかしたら結婚して初めて夫に作ってもらった料理かもしれない。すご〜く美味しかった。作り方を聞いた;)
夫は全く休暇が取れず、毎日仕事に行った。私がシンガポールを発つ日、あの突然の吐き気と発熱までは(>_<)
せっかくの東南アジア。当初、今回の旅はタイやインドネシアの遺跡巡りがしたいと思った。しかし行けるかどうかもわからずで計画が立てられなかった。ならばシンガポールでヨガのクラスと思った。しかし体調不良で敵わず。ヨガのマットもウエアも持って行ったのに(>_<) 泳ぐことも無しで水着も一回も着なかった(>_<)
できる時にできる事を思いきりするって大切だね。いつでもできるなんて、もう決して思わない。
子供達に会いに行きたい 夫の顔も少しは(笑)なんて思っても、なかなか思うようにはならないものね。
今回のシンガポールは特別な事は何もしなかったけれど、少しシンガポールの地に足つけた滞在になったと思う。
何処の国に住もうが、人種が異なろうが、人は皆穏やかな日々を過ごしたいと思ってる。そんな人々の素朴な願いがエネルギーとなって、世界を包みますように!
https://www.youtube.com/watch?v=tK0WAgY8D0A&feature=youtu.be

写真》Jさんが毎日送ってくれたもの。散歩に行かなくても充分楽しんでいた様子。

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