2017年6月19日月曜日

石の里 大谷

観光バスが次々と@大谷資料館 (地下採掘場跡)
6月10日 晴れ
23年ぶりであろうか。宇都宮市大谷を歩いた。前回の訪問時は、祖母、父母、夫、子供3人、総勢8人だった。
今はもう祖母も両親も亡くなり子供達は自分の道を歩き出した。今回は友人と二人の大谷路である。
フランネルソウ







当時の採掘場は、まだまだ観光用に整備されておらず、だだっ広い冷え冷えとした廃坑内を歩き、対戦時に中島飛行機の地下軍事工場として使用されたという案内に強く衝撃を受けた。
大谷もあれから20年強の年月が過ぎ、コンサートやドラマ撮影、個展や結婚式場に広く使われるようになった。暗い影を感じた採掘場では今はもう中島飛行機の説明はなく、ドラマ撮影の写真やオブジェが展示され、若者たちが多く訪れるポップな観光地と化していた。













縁結びの神様『愛の泉』だって!(◎_◎;) 



資料館入り口には、小粋な欧米風カフェがあった。
久々のガレット。美味しい!だけど食べにくい( ; ; )友人はラタトゥイユのガレット。もっと食べにくい(>_<)







大谷景観公園





















前回も訪問したであろう大谷観音には心を鷲づかみにされた。
大谷寺本尊 千手観音は弘法大師が岩壁に刻んだと言われる日本最古の石仏(平安初期)である。以前は金箔も施されていたようだが、どれだけの人がこの前で跪き祈ったのだろう。
観音像は撮影禁止。










中には千手観音はじめ、釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊の石仏群がある。


「あの黄色なんだろ?」と話す私たちに、通りがかりの男性が「花だよ」と言った(^^)

後日、スイレン科の『こうほね(河骨)』と判明

























戦後、戦没者供養と世界平和を願って彫刻された平和観音。

世界中のみんなが平和で笑って暮らせますように!




本や映画は見る年齢や環境によって、その感じ方は大きく異なる。それは旅にも言えるのだな。23年前の私が感じた大谷とは全く違う大谷がそこにあった。

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