2009年8月10日月曜日

Sequoia National Park

その1 Waspに刺された!

2009年08月15日
3泊4日のセコイヤ国立公園キャンプは、私達にとってアメリカ生活15年間を想い、そしてこれからを見据えるいい旅だった。

ボーイスカウトで行った家族キャンプでアメリカのキャンプはなかなか楽しいと知り、キャンプ用品を次々と買い揃えたが、実際にはキャンプに行ける機会は少なく、今回のキャンプはかれこれ10年ぶりだった。

子供達はいつの間にか(ホントいつの間にかって感じです)大きくなって、アメリカ生活の最初からいたかのようにTeddyがいる。
いつもの家族旅行の時のように、子供達をたたき起こし出発。違うのは車2台。荷物満載のトラックに夫、私とTeddy。アウディーには子供達3人が乗り、娘がハンドルを握る。
途中スーパーマーケットで食料の買出し。携帯で連絡を取りながら店を探す。
10年前には車の運転はおろか、携帯電話だって持っていなかった。

2009/8/10

思った以上に長時間ドライブになった。
山道に入って長男の運転となった。狭いうねうね道。大丈夫だとは思っていても、心配で後ろが気になる。
トラック運転の夫は、前も後ろも忙しい。
4時頃入園。”Sequoia National Park”のサインの前で恒例の記念撮影。
他に家族揃っての写真がほとんどないから、この慣例は外せません。

キャンプサイトに到着。チェックインの説明を聞こうとしていたら・・・。
娘がWaspにさされたと痛がってる!WASP!!スズメバチ(*)だ。どうやら窓を開けて走っていたら、知らぬ間に車に入り込み、座席へ。そこへ娘がドカンと(?)座ったらしい。ちくんと感じた娘はあれ?とまたドカン。慌てたWaspは娘のお尻を何回も刺しまくった。娘の座っていたシートに瀕死のWaspがいた。
蜂アレルギーはないと思う娘だけど、すぐに抗アレルギー剤Benadrylを飲ませ、ムヒを塗る。蜂刺され用の消毒薬・軟膏を持ってこなかったのを後悔した。
家族初めてのキャンプを思い出した。その時もテントを立ててすぐに娘が蜂に刺された。あの時はそれまでご機嫌で遊んでいたのに、一気に気分消沈、テントで寝ていたっけ。

娘のお尻は数箇所の刺された跡があった。熱を持ってるし、ひどく痛いらしい。しかし冷やすぐらいしか他にできることはない。

トラックから荷物をせっせと降ろし、テントを立てる。
暗くなる前に寝る場所と食べる準備はしておかなくちゃ。
子供達がよく動く。
最初興奮状態だったTeddyも、しばらくすると落ち着いた。
私はこまめに働く子供達と愛犬Teddyの姿を夢のようにボーっと見ていた。

Wasp:スズメ蜂の総称。今回のは日本で恐れられているような大きなスズメバチではなくて、アシナガ蜂と思われる。

参照 https://hans3ww.blogspot.com/2009/08/blog-post.html

anton2009年08月16日 06:26
お帰りなさいませ~無事なご帰還何よりです。
子どもたちが働くキャンプ・・・年月の流れを感じますね。

お嬢様は災難でした。もう大丈夫なのかな。笑い事ではないのだけれど、押しつぶされて瀕死の状態にありながら、果敢に刺しまくった蜂を思うと・・・

アングロ白人を指すWaspと蜂には何か関連があるのかしらん。

kame32009年08月16日 06:47
ただいま~!無事に帰れてやはりほっとしました。
体が汚くて、最終日は何だか泥のような気分でした。シャワーなしでは4日が限度ですね。

娘が見て見てと、お尻を見せて痛がっていましたが、可哀想と思うものの蜂も哀れで可笑しく、さぞや必死に戦ったのでしょうねぇ。聞けば、瀕死の蜂は2匹シートに転がっていたとか。共に娘のお尻を狙ったのでしょうか?これまたやけに可笑しい。何でいつも娘なんだ~?
お蔭様で、今は時々かゆみはあるものの、良くなったようです。

WASPですが、アングロ白人を揶揄した意味はWhite Anglo‐Saxon Protestant の頭文字をとったみたい。

anton2009年08月16日 10:30
あ、なるほど頭文字なんですね。納得。ありがとー

お嬢様も大事に至らずよかったー

kame32009年08月16日 12:21
蜂に刺されると、アレルギーのある人はたいへんな事になるそうだけど、数分~数十分過ぎてしまえば、全身症状に移行する事はないみたいですね。日本では蜂に刺されてすぐ抗ヒスタミン剤の薬なんて使わないよね?

退会したユーザー2009年08月16日 12:57
蜂の攻撃は予期せぬ災難でしたね衝撃
しかし、大自然に囲まれてのキャンプは聞いているだけでワクワクしますね。Hans様の日記も合わせて読ませてもらいました目がハート
熊の写真が衝撃的ですあせあせ(飛び散る汗)

kame32009年08月16日 13:56
holoholoさん

娘にとっては少しも愉快でない出来事でしたが、周りの家族は蜂の必死の反撃の話でも盛り上がってました。お尻にブツブツ最後の反撃の跡がありましたから・・。

今までもいろんな動物に出会いましたが、あそこまで至近距離での熊との遭遇は初めてでした。
Teddyによく似ている事もあって、私には親しみがありますが、やっぱり近くにいたら恐いです。


その2. トレイルに犬は入れない

2009/8/11
セコイヤ国立公園には、大きく2つの特徴がある。一つは地球上最大の生き物、高さ100m、樹齢3000年にも達すると言われるセコイア森林がある事。もう一つは米国48州(ハワイとアラスカを除く)最高峰のマウント・ホイットニーがあり、園内の標高差は4000m近い事。

私達のキャンプサイトは、セコイヤの古木群から北西に30分ほど離れた閑静なキャンプ場だった。
2日目はそのキャンプ場から、Teddyを連れ近場のトレイルへ向かった。

最近のTeddyだが、動物病院で買う関節炎用のえさがいいのか、痛み止めの薬を飲まなくなって久しい。だからこうしてありがたい事にTeddyも一緒にキャンプにも来られたのだ。
そうそう今回Teddy用に用意したものが一つあった。車のシートに取り付けるハンモックだ。長時間のドライブがTeddyの足に負担にならないようにするにはどうしたらいいのだろうと、さんざん考えた。シートベルト・ケージなど・・・。購入したハンモックをTeddyは非常に気に入ったようで、車の中ではほとんど立つ事無く、幸せそうな顔して座ってた。良かった良かった。

さてさてその日のハイキングは、短いハイキングのつもりが、しっかり2時間は歩くコースとなったにもかかわらず、最終目的地までは行き着かなかった。
こんなに歩いたのはTeddyも久しぶり。それでも元気に闊歩していたから、余程皆との歩きが楽しかったのだろう。

実は、セコイヤ国立公園のトレイルはどこも犬禁止だった。この日はそうとは知らず歩いてしまったけれど、知ってしまった後はTeddyをトレイルには入れられない。かといって車に乗せたままにする事もできず、必然的に5人でハイキングもできなくなった。
確かに多くの自然界の生き物を保護するためには、犬の規制は必要なのだろう。しかしキャンプ場がOKでトレイルが全面禁止とはあまりに悲しいよ。
ヨセミテ国立公園にTeddyを連れて行った時は、園内の犬OKロッジに泊まり、トレイルもかなり歩けた(ヨセミテは舗装されたトレイルは犬OK)。

Teddyは怒られるのが嫌いだから、ほとんど悪さという悪さをしない。
だけどやっぱり犬。動く物体にどうしても反応してしまう。その典型がリス。家にもリスは来るけれど、セコイヤはまたちょっと違うからなのか、いくら注意してもすごい勢いで追いかけようとしていた。
気弱なTeddy ,実際リスを捕まえる事ができたら、どんな態度にでるのかしらとそのまま追かけさせたい気もした。

Teddyついでにもう一つ。
家族はふつうじゃないとか開いた口がふさがらんとか言ってたけど、Teddyは3日間私の隣で一緒にテントの中で寝た。ダブルタイプだったテントの一つは子供達3人、もう一つのテントには我々夫婦とTeddyでスペースは充分にあったんだけど、これってやっぱりへんですか?自分の感性がよくわからなくなってきてる。

ととると(*´ω`*)♪2009年08月16日 16:14
外はクマがいたって聞くし…一緒に寝るのはありなんじゃ…(笑)

Teddyがリスを追っかけ回す…確かに続きが気になるなぁ電球

我が家のレオンはその昔、うちに住み着いてた巨大カマキリをバシバシ叩き…瀕死の蝉をビクビクしながらチョイチョイつついたりしてたけど…(笑)

退会したユーザー2009年08月16日 20:01
樹齢3000年とは伊勢神宮もびっくりです電球
園内の標高差が4000mって、スケールでか過ぎexclamation ×2公園ってイメージじゃなくなってくる・・・富士山

Teddyお気に入りのハンモック、ナイスアイデアです指でOK
Teddyは4人目の甘えん坊息子ですねウッシッシ

そうそう、ヨセミテとセコイヤを勘違いしていましたあせあせ(飛び散る汗)
どちらも行かれたのですねわーい(嬉しい顔)

kame32009年08月17日 00:05
アロハダックさん

Teddyをテント内で寝かす事に同意してくださいますか。。。。ありがとうございます。
Teddyバカになっている自分は充分にわかっているつもりですが、どうも感性その物がずれてきてしまっているようで、困っております。

それにしてもカマキリをバシバシ、瀕死のセミを突くとは・・・レオンもユニークな犬でしたね~。犬って面白いね!

holoholoさん

アメリカ大陸西海岸には南北に渡って最高齢・最容積・最長などの木が点在するとか。
半端じゃない歴史と自然の大きさを目の当たりにすると、人間ってなんて小さな存在なんだろうと、日々の苦悩(?)もばかばかしくなります。

カリフォルニアには数多くのとてつもなく大きな国立公園がありますが、ヨセミテはサンフランシスコから近い事もあって、日本からはなじみがありますよね。
ちなみに、セコイヤは1,628k㎡で東京都の4分の3の大きさ、ヨセミテは3000k㎡を超えてます。確かに公園ってレベルじゃないですねー。

ととると(*´ω`*)♪2009年08月17日 00:31
ホントにおもしろいウッシッシ
見てて飽きないです(笑)

あとは降ってくる雪を口あけて待ってたとか…積もった雪を片っ端から食べたとか(笑)

kame32009年08月17日 00:49
アロハダックさん

雪に反応してるってのも面白いね~。何考えてるんだろって思う時、あるよね。
レオンとテディー、遊ばせたかったなあ~。


その3 世界最大の巨樹

2009/8/12
キャンプ3日目。
セコイヤの最大の目玉であるジャイアントセコイヤの森へ出かけた。
園内の道路は平日とあって工事中の所が多く片側通行となっていて、1時間近くの通行止め。
時間がもったいないとあせってしまっては、旅が台無しになってしまう。ここはエンジンを切ってのんびり待機。
辺りは私達がキャンプしたエリアとは異なり、古木の霊気(?)が立ち込めている。

最初に行ったのが、Crescent Meadow。
樹齢2000~3000年のジャイアントセコイヤの森となってるいくつもに分かれたトレイル。
私はトレイル入り口でお留守番。すぐに帰ってくると思ったのに1時間半を過ぎても帰ってこない。すると血相変えた夫が突然トレイルから現われた。「すぐそこの道、行ってごらん!」
何をそんなに急いでいるのか、とにかく行けばわかると向かったら、娘がいて「熊だよ!あそこ!」と指を指す。ヒェ~~~~。ホントに熊だ。ブラックベアーだ。
いつかは会いたいと思っていた熊だけど、実際に見るとびびる。でもTeddyに似ているなあ~。
まあ、Teddyが家に来た子犬の時Teddy Bearに似ていたから、つけた名だけどこんなにも似ているとは!散歩していて子供達が「クマ?」って聞いてくる事がたびたびあるのも頷ける(笑)。

お次はMoro Rock。
Moro Rockは、4000m級の山々が連なるシエラネバダ山脈を一望出来る巨大な岩だ。
足はがくがく息絶え絶えで約380の階段を昇ると、とんでもない360度の絶景が展開する。
夫と娘は今回はお留守番。この絶景を見ることができなかったのは、本当に残念だった。

もう2時。お腹がすいたけれど、簡単に何を食べられないのもアメリカの国公立公園の特色かもしれない。

Giant Forest Museumに立ち寄って、ジャイアントセコイヤの生態を学ぶ。
セコイアの巨樹は過去10年から35年に一度は山火事を体験してきたそうだが、セコイアの根は浅く、まるで岩の上に生えた樹木のようだが、樹皮は50㎝近くもあって、火事から身を守っているらしい。またセコイアの種子は火事の熱にあい落下・山火事跡の灰の中でのみ発芽するという驚きの事実を知った。

Lodgepole Visitor Centerで昼食後、世界一の巨樹General Sherman Tree(シャーマン将軍の木)へ。

現存する地上最大の生物だ。木のトップの部分は死んだ状態であるにも関わらず、今もって成長・太くなっているという恐ろしい代物だ。
高さ83.8m 直径11.1m 根元周31.3m。
数字にしてしまうとぴんとこないが、巨樹の根元に立つ人間は小人そのものだった。

ちなみに、最高樹齢の木は同じくシェラネバダ山脈の東側 「フォワイトマウンテン(標高約4340m)」 の山麓ブリッスルコーンパインの森の中にある4700年の木だとか。いやいや、とんでもない話ですね~。
ますます日本の屋久杉が気になってきた。



その4 セコイヤの動物たち

自然がそのまま残されているセコイヤ国立公園では、今までその姿をしっかり確認した事がなかったブラックベア(今までは遠目だったり、暗闇で目の光だけだったり)を始め、多くの動物達を見る事ができた。

<写真1> Black Bear(ブラックベアー)
出会いは、先日の日記の通り。
他にもキャンプ場に現われたようで、10時近くに遠くのキャンプから鍋をたたいたり笛を鳴らしたりで追い払う音が聞こえた。いつの間にか、娘が鍋とフォークを持っていて少しでも姿が見えたら鳴らすぞ~ってかまえていたのが可笑しかった。
同じ日の夜中2時半、突然Teddyが起きだし、私の顔を舐めまくった。トイレの催促かと夫が外へ連れて行ったが、トイレに行こうとしないで、じっと草むらを見つめていたそう。するとその草むらには大きな黒い影。バッファローかと思われるような大きさだったそうだが、たぶんクマ。Teddyもやはり動物。鼻はあんまり利かないし目も良くないけれど、耳そして物の気を感じるようだ。
クマがキャンプ場などで襲う事がないように、食品はもちろんコスメや化粧品、アイスボックスも必ずベアボックスに入れるように、繰り返しレンジャーは訴えている。テーブルにも車内もテントにも何も置いてないと思いつつ、クマが来るのは恐い。
キャンプ場のトイレのドア・ゴミ箱のふたは異常なまでに重い。それもこれも全て熊避け。ナショナルパークにはつぶされた車(車内に食料が置いてあった)の写真がかかっているが、人間のわずかな不注意が大きな事故に繋がり、先住者のクマにとっても不幸だ。

<写真2> Least Chipmunk(チビシマリス)
Teddyが追い掛け回していたリス。サンノゼのリス(Western Gray Squirrel)より一回り小さい。

<写真3> Mule Deer(ミュールシカ)
園内のところどころで見られた。キャンプ場にも警戒する事無く、うろうろと現われた。
夜11時、テントから顔を出したらすぐそこにシカがいた。Teddyも顔を出そうとしたら、シカさん何を思ったか、こっちに向かって歩き出した。私は慌ててテントのジッパーを閉めた。シカと言えども大鹿。迫力あった~。

退会したユーザー2009年08月17日 15:24
なんとタイムリーな事でしょうか電球昨夜、『世界遺産』とゆうテレビ番組でジャイアントセコイヤがexclamation ×2
まるで人間が小人にでもなったかのような錯覚に。とくかく、スケールが違いますねあせあせ(飛び散る汗)

リスが、カワイイっ揺れるハート

kame32009年08月18日 00:04
”世界遺産”という番組の話は時々耳にします。いい番組のようですね。そこでジャイアントセコイヤの話が出ていたとは!いや~、すごい偶然。
大きさもさることながら、3000年という生命体。何だか底知れぬ恐れみたいなものを感じました。
キリストが産まれた時(突然ですが)には、すでに樹齢1000年の古木だったなんて、尋常じゃないですよね。
キャンプ場の予約を入れた時は、ヨセミテはすでにいっぱいでセコイヤになったのですが、今回セコイヤに行けたのは、本当に良かったと思っています。

JettaZ332009年08月18日 12:17
綺麗です。

額に入れて、飾っておきたいような綺麗な画像。

旦那さんのブログ画像より、いいなぁ・・・。


一生の思い出に残る、良いキャンプが出来たみたいで良かった!!

kame32009年08月18日 14:51
フフフ、これらの写真は長男が撮りました。カメラもレンズも違いますからねー。

ありがとうございます。本当に良い旅ができたと思います。今回はおいしい物が食べられる旅ではなかったのに、子供達も充分に楽しめたようで良かったです。


その5 Kings Canyon NP

2009/8/13
いよいよ4日目最終日。
テントをたたむ。
Teddyはすっかりキャンプ生活に落ち着いたし、子供たちが指示されることなく片付けたので、あっという間に出発の準備が整った。
一番働きが悪いのは私だったかも。

セコイヤに隣接したキングスキャニオン国立公園に向かった。
キングスキャニオンのメイン・エントランスは、フレズノからHWY180で約50マイル(80km)東でそこから北東にキングスキャニオン、南東に行けばセコイヤと分かれている。

絶景の続くHWY180が走るセコイヤの国立森林地帯。
巨木群のセコイヤとは様相がどんどん変わっていく。
曲がりくねった崖道だから運転手の息子(夫も)が景色に気をとらわれないかと気が気じゃない。
キングスキャニオン国立公園に入る少し前、しぶ~いガソリンスタンド兼ロッジが1件あるだけ。
180号線だけがキングスキャニオンに入れる道だから、観光客でごった返すという事がないらしい。

キングスキャニオン到着。
HWY180をさらに東に6マイルで行き止まり。キングスキャニオンは車で見て回れる公園ではなさそうだ。
しかしここもトレイルは犬禁止。
短いトレイルも入る事ができない。
車から見たキングスキャニオンはヨセミテによく似ている。
しかしヨセミテのような賑わいはない。
じっくりゆっくり長いトレイルを楽しむ場所なのだろう。

退会したユーザー2009年08月26日 19:42
改めて写真を見ていたら、やっほ~~~っと叫びたくなりました。

やっほ~~~~っっ富士山

小川の水も、なんとゆう透明感でしょうexclamation ×2
大自然に触れたい目がハート


その6 キャンプの楽しさ

今までいろんな所に家族で旅行に行った。海のリゾートホテル・スキー・国立公園巡り等など。
ここでアメリカ生活一区切りの旅行として、キャンプを選んだのは大正解だった。キャンプは手作りの旅だとつくづく思う。

昼食は園内のロッジで調達したものの朝晩の食事は元より、朝晩の冷え込み対策→薪集め・火を起こす。
熊避け対策→食べたあとはすぐベアボックスへ、ゴミの始末。
暗くなる前には寝床の準備、照明。
ルームサービス付きのホテルでは全く考えられない、いろいろしなくちゃいけない事があった。
しかし、辺りが暗くなる8時半過ぎには5人と1匹、皆でキャンプファイヤーの火を囲んでた。
携帯電話は通じないしインターネットも繋がらない。普段はさっと各人の部屋に散ってしまう時間帯に、家族が集まり火を見つめてた。

もちろんキャンプの定番”S'more”も登場した。S'moreは、焼いたマシュマロ+チョコレート+グラハムクラッカー。S'moreってsome moreが語源だとか・・。
まずは拾ってきた長い木の枝を削り、ステッィクを作る。そのステッィクにマシュマロを刺して焼く。マシュマロが溶けて来たらHershey'sのミルクチョコレート(板チョコ)と一緒にGraham Crackerで挟む。そして、食べる。
子供達は「おお、人生で一番上手にできた」と毎晩大喜びしながら甘~いS'moreをいくつも作っては食べていた。3日連続作り食べまくったもんだから、彼らはもう達人の域のようだ。
マシュマロを焦がさず、ほどよく溶かし、挟むチョコレートもいい感じに溶ける状態がベストだそうだが、3人はチョコ入りマシュマロをあぶってみたり、いろいろ挑戦して楽しんでいた。

夜のお楽しみのもう一つは、星空。
ちょうどキャンプ3日目の夜は流星群が来た。たまたまビジターセンターでその情報を手に入れたもんだから、夜が更けた後は我々全員前日にも増して空を見つめてた。
光がないって言うのは、こういう事なのか~。
9時を過ぎて、大きな流れ星が左から右、上から下へと行き来(?)した。その度にお~っ!と歓声をあげてしまう。静かにしなくちゃなんだけど。

体いっぱい大きな自然を感じた、そして夜は大きな大きな宇宙を思った。

そう言えば初日夜中に起きた時、月明かりのあまりの明るさにびっくりした。その明るさは懐中電灯なしにトイレまで行けてしまうほどだった(トイレの中は真っ暗だから必要だけど)。

Teddyも本当にいい子にしていたし、キャンプは最高だった。
だけど、シャワーなしのキャンプは3泊4日が限度かな。15分4ドルで5時半までシャワーが借りられたのだけど、時間はないし面倒でシャワーなしの3日間。体中、埃が詰まって息ができないようだった。
昔の開拓者達はこういう生活どの位続けていたのかしら?
家に戻った時、誰もが我先にとシャワーを浴びたのは言うまでもない。旅して幸せを感じ、帰ってきて幸せを感じた。

anton2009年08月19日 10:47
子どもが大きくなってしまうと、友だちとの約束やバイトなどで、家族は二の次。それは自分も通ってきた道なのでなんともしようがないなぁと思っていたのだけれど、大きくなったらなったでの家族旅行の醍醐味が、日記からヒシヒシと伝わってきました。こりゃ、ウチでも、なんていう気になっちゃいそうです。

家族と一緒に大自然を楽しむ・・・素晴らしい旅行でしたね。

湿度が低いからシャワー無しでも何とかなるのかと想像してましたが、そういうもんでもないみたいですね。

ととると(*´ω`*)♪2009年08月19日 11:24
自然を目の当たりにして…普段じゃ体験できないことがいっぱい電球電球

興味はあるけれどシャワーないとちとキツイかなあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

母と1泊なら…なんて話してました(笑)

kame32009年08月19日 12:48
antonさん

年を追うごとに、家族旅行の形態が変わってきましたが、今回のキャンプという選択は正解でした。家族5人の予定が合う期間はどんどん短くなるし、Teddyを預ける準備をしていなかったとか、急な旅行計画でしたが、結果的には良かったです。
是非、家族旅行計画してくださいな。

シャワーなし。確かにあれで湿気があったら何としてもシャワーを浴びに行ったと思います。

アロハダックさん

そう、全て最高の経験でしたが、体の気持ち悪さは結構なものでしたよ。
前回キャンプした時は、キャンプ2泊にホテル1泊のコンビネーションにしました。ホテルのシャワーはキャンプ場のシャワーより数段いいですからねー。

退会したユーザー2009年08月19日 15:36
キャンプの定番S’moreとやらが気になるexclamation ×2
ついつい、進んでしまいそう。カロリーは気にしない、気にしないウッシッシ

kame32009年08月19日 23:57
holoholoさん

S'moreは、めちゃくちゃ甘いです。たぶんものすごいカロリーだと思います。
子供達も昔はあまり好きでなかったけれど、作るのが面白いのと、アメリカの強烈な甘さに慣れたせいか、バクバク食べていました。
簡単で楽しいので、次回のBBQの際は是非お試しあれ。


その7 野草もいっぱい

夏休みが終わり、月曜日(8/17)から次男の高校の進学年がスタートした。
末っ子の高校最終学年。もうすぐ義務教育が終わる。
娘と長男は夏休みのだらだらモード。次男は一人地味な顔して学校に行き始めた。

さて、Sequoia National Park、キャンプ日記の最後はやはりWildflowers。
サンノゼ界隈では今の季節ほとんど野草を楽しむ事ができなくなっていたが、ここにはまだまだたくさんの野草が咲く。
日中は日差しも強く川遊びもできるくらい暑くなるが、朝晩の冷え込みは激しい高地。つつましくさりげなく咲く花達は、どれも可憐で魅力的だ。

花に集中できなかったからというのは言いわけだが、せっかく出会った野草たちをきちんと写真に収められなかったのは残念だ。どの写真も中途半端で、今一つ。それぞれの花の名前を調べるのもたいへんになっている。
花の名前を見つけるには、何枚もいろんな角度から撮って花・葉・茎・周りの様子などのデータが必要という鉄則、忘れてた。ちゃんと心を込めて撮らなきゃと反省した。

<写真1>Foxglove(ジキタリス/狐の手袋)
釣鐘状の花が下から上に咲く。ピンクと白がとりどりに咲いていた。ガーデンではよく見る花だが、野草で見たのは初めて。

ジギタリスの葉を陰干しした葉末が強心剤として古くから知られ、有効成分が合成されるようになった現在ではジギトキシン、ジゴシン、ラニラピドなどとして、心筋の収縮力を増強し心臓の拍出力を高めて心不全を改善する薬としてよく用いられている。

<写真2>Fireweed(ヤナギラン)
山火事が起こった後、焼け野原で真っ先に芽吹き、大地をピンク色に染めることで有名な植物だそう。しかしそんな強さは全く感じない素朴な花。見過ごしてしまいそうな花に真の強さを感じて・・。
だけど、ピントが合ってない!悲しい。。。

<写真3>Pinedrops(パインドロップス)
何とも不思議な植物発見。ヨセミテで見たSnow plantとなんとなく似ていると思ったら、どちらも死物寄生の植物。
死物寄生?!
ちょっと気持ちの悪い響きだが、”死物寄生”とは、生物が他の生物の死体・排泄物(はいせつぶつ)などを栄養源として生活することだそうで、死物寄生植物は自らの養分を合成しない。それらは、菌類のように死んで腐りかけた植物体にとりついて生きているから、菌従属栄養植物とも言われるようだ。

やっぱり野草って面白い。
これからも、いろんな所に行きたいなあ~。

anton2009年08月20日 13:25
これまで撮った野草の写真もずい分な数になったでしょう。
興味がなければただの草、もしくは花をつけた草にすぎないんでしょうけれど、その一つ一つが名づけられていることを思うと愛おしさが増しますよね。
道を歩きながら、これは○○、こっちは△△と、名指しできるようになりたいなぁ。
それが無理でも、せめて、この葉の形だと菊の仲間かな、なんてあたりをつけられるようになれればな。

kame32009年08月20日 15:16
野草の写真、それなりに多くなりましたが、図鑑にマークをしていると全体のほんの一握りしか出会っていないのがよ~くわかります。
花ブログか花図鑑ができたらいいなあって思っているんだけど、まだまだ先になりそうです。
気長にライフワークにしようかな。

ホントにそうなんですよねぇ~。名前がわかって少し講釈述べられるくらいその花の生態がわかると、またさらに愛着が沸いちゃう。家の周りの花だけでも次々言えるようになりたいのに、花が咲いていなかったり、綿毛の状態になってたりすると、もうどんな花だったかわからなくなっちゃう(これって老化現象?)。その分、何度見ても新鮮だったりするけど・・・。

退会したユーザー2009年08月20日 17:39
普段、何気なく目にしている草花を、じっくり観察したり調べたりするのって、豊かですねぴかぴか(新しい)

バタバタと毎日を過ごしているなぁダッシュ(走り出す様)
涼しくなったら、何か始めようかしら電球←多分、来年も同じ事言ってると思う・・・がく~(落胆した顔)

kame32009年08月21日 00:21
バタバタと生活していると、季節の移り変わりにも気がつかなかったりしますよねー。
特に子供が小さい内は、道端の花にはなかなか目が行かないものだと思います。私が足元に咲く小さい花々に目が行きだしたのも、ごく最近。こんな花が毎年咲いていたのかぁなんて、びっくりしました。
私の計画もいつ実行できるのやらです。

0 件のコメント:

コメントを投稿