2011年11月13日日曜日

2011/11

見所いっぱい、那須烏山

2011年11月14日14:33
日光の紅葉は終わってしまったけれど、少しは紅葉が見たい。
家から1時間ほどの所にある那須烏山<落石>に向かった。ここは関東の嵐山と言われているが、山々の紅葉、桂川ならぬ那珂川にかかる橋と正に嵐山?! とはならなかったのは、残念。
完全紅葉には少し早かった。ケヤキともみじの紅葉で赤茶けてる。天気が今一つ・・など理由はいろいろありそうだけど、どう考えても関東の嵐山とは言い過ぎだわね。
でもでも、紅葉以外に魅力はた~くさん。
Yahooの今見ごろと紹介されても、ほとんど観光客のいないシブーい栃木の片田舎を那須烏山を紹介します。

その1>サケの遡上と産卵。
産卵の為、10月下旬から12月上旬に那珂川に戻ってくる。
こんな間近にサケの姿を見たのは初めてだった。夫が叫んだ「卵産んでる~!」1匹のサケが何回も体を横にして何やら格闘しているではないか。あやや、産卵に立ち会ってしまったか!

その2>龍門の滝・大平寺
龍門の滝;大蛇が住むという伝説あり。散歩コースが充実してる。
大平寺;803年創立。下野の国十一番札所である。
ほとんど観光客も訪れない片田舎に1300年もの歴史建造物が、当たり前のように残されていた。心は一挙に鎌倉時代。心が揺さぶられる。日本はなんてすごい国なんだ。
今までアメリカ史に関わる地を旅して来た。しかしアメリカの文化遺産はたかだか400年程のもの(アメリカ先住民は別)。日本をもっと知りたい。

その3>島崎酒造”東力士 洞窟酒造”
第二次世界大戦末期に計画された戦車製造の地下工場跡地を低温貯蔵庫として利用している。
なかなかの見応え。お正月用の新酒、10年物の熟成酒もちょこっと試飲させてくれもらえる。ふむふむ、日本酒も実に奥が深いぞ。この洞窟、ワイン蔵にもなりそう。戦時下に戦車製造等に部品置き場だったとは、とても考えられないよ。結局工場として機能することなく、終戦を迎えたという話だが・・。

その4>”松月庵”で手打ちそばを堪能。
八溝そば街道:八溝山系の豊かな水資源・寒暖差が大きい栃木県東部(茂木~大田原)の山間地域の街道である。
腰のある手打ちそば。うまい!栃木特有の濃い味でもない。天つゆもだしのお味を生かした薄味。これはいける。

その5>和紙の里
日も落ちる5時頃到着。紙すき場を見学する。
職人さんから手法等細かい説明を受ける。和紙作りがこんなにも手のかかる作業だったとは、知らなかった。その日は卒業証書をすいていたのだけど、栃木県内の卒業証書はすべて和紙だとか・・。千葉県はどうなんだろ?ちなみに希望すれば紙すき体験もできるそう。800年の歴史を誇る烏山の和紙作り。職人さんの誇りを感じた。
次回は和紙会館に赴き、和紙の電気のかさを手に入れたくなった。

その他、6月には鮎の解禁となり、観光やなができる。今回食べなかった鮎の塩焼き、食べに行くぞ~。
<やなとは、川の流れをⅤ字型にせき止め、大きな青竹の上に細く割った竹などで編んだ簾を設けて落ちてくる鮎や鰻を取る仕掛け>

また7月第4の金土日には国の重要無形文化財である山あげ祭が開かれる。こちらは450年の伝統を誇る日本一の野外劇であり、狂言・舞台歌舞伎が鑑賞できる。舞台の背景として、烏山特産の和紙で作られた山を立てる(あげる)そう。こりゃ是非見てみたいな。しかしあの狭い商店街でどんな舞台ができるんだ?

<那須烏山>という地名をどれほどの人が知っているだろ?私は全く知らなかった。しかしなんと歴史ある素晴らしい田舎町だろ。

行きたい。見たい。食べたい。ますます欲深くなったような・・。だけどまたまた栃木が面白くなってきたよ。

anton2011年11月14日 21:59
人がいない静かな所を見てまわれるって、すご~くいいね。
私の子どもたちは小学生の体験授業で、小川町というところで紙漉き体験をしたような。
そばもおいしそう。
素敵な休日でしたね。

kame32011年11月15日 07:23
日常からちょっと抜け出てみると、想像してなかった世界があリますね。
人ごみも渋滞もなしで、そんなスペシャルな空間に身を置けるのをありがたく思います。
お子達、紙漉き体験したんですね。日本各地で和紙の製造をしているんだね。
それにしても楮・三椏からの原料作りから始まる長~い工程、非常に手間のかかる手作業なのに、土産品があまりに安いのに驚きました。


冬トマト?

2011年11月28日07:26
あれはたぶん8月、 秋トマトの苗木を植えた。最初元気のなかった苗も、栄養剤やら病害虫駆除のカダンプラスDXを施したら、がんがん大きくなって次々花が咲き実をつけた。
しかし実はいっぱいなってるのに、一向に赤くならない。
11月半ば、緑色のままだった実がようやく赤みを帯びてきた。枯れてきた?と思った。
しかし、ついに11月26日。初収穫。
甘味は薄いけど、しっかりトマトの味してる。まだまだついてる青いトマト。皆色づいてくれるかな?
それにしてもこれじゃ、秋トマトならぬ冬トマトだわね。

今更ながらに、秋トマトの育て方を検索。
室内の日当たりの良い窓際では、真冬も収穫を楽しめるそう。我が家のも、ちょっとビニールのカバーでも掛けてあげたら、まだまだ実をつけるのかしら?
トマト用の栄養剤を与え、水は少なめにすると甘味の強いトマトができるとも書いてあった。
だけど、植物ごとの栄養剤を揃えるのはたいへんだわ。


もうすぐクリスマス

2011年11月28日09:38
飛ぶように月日は流れ、今年もあと1か月で終わってしまう。
11月24日(木)アメリカでは家族や親戚が一堂に集まるThanksgiving day の祝日だった。昨年はカリフォルニアに住む子供たち3人それぞれの友達も交えてサンディエゴの家で集ったと聞く。しかし今年は3人バラバラ、各々の友達のお宅のパーティーに参加したり、彼との時を過ごしたりだったらしい。
アメリカに住んでいれば、いつものようにスタッフィング入りチキンを焼いて、マッシュポテトにグレイビーソース、パンプキンパイのデザートを家族で食べた事だろう。

Thanksgivingが終わると、街は一気にクリスマス色になる。家々のイルミネーションが灯リ始めるのもThanksgiving明けの週末だ。

かくいう私もこの週末はクリスマスの飾りつけをした。
クリスマスの飾りつけをしてる時は、<来年はどこでこの作業をするんだろ?>とか、<このオーナメントはあそこで手に入れたんだわ>とか・・毎年妙に感傷的な気分になるものだけど、今年は特にさらにその思いが強かった。
昨年引っ越し時にかなりの量のクリスマス等の飾りつけを処分したつもりだが、それでも我が家にはまだまだたくさんのクリスマス用品がある。1年にたった一度のクリスマス。クロゼットの奥にしまった飾りつけを引っ張り出し、ふだんは椅子とテーブルのある場所にツリーを立てたり、その他部屋のあちこちに飾れる場所を作りだすのは、それだけで結構な労働である。片づけも然りで、毎回何日も費やす事になる。だけどそんな作業も家族と迎えるクリスマスがなんとも楽しく、最高に幸せな時であったから、飾りつけも片づけもルンルン気分で行ってきた。

今年は12月中旬、子供たちが日本に来る(帰国するという言葉はすでにそぐわないような気がしてる)。もしかしたら来年は家族5人揃ってクリスマスを祝う事もない? !娘と長男は、うまくいけば(?)就職しているからだ。このもしかしたらは、あくまでももしかしたらで、大学を卒業しないかもしれないし就職できない可能性もかなりある。将来なんてどう動いていくのか確かな事は何もわかっていないけれど、3人学生で同時期にまとまった時間が作れるのはこれが最後という思いは強い。
子供たちがいないクリスマス。果たして来年はクリスマスの飾りつけはするのだろうか?せめてツリーだけでも飾れたらいい。今年は片づけも一工夫しなくちゃかしらね。
いつの間にか飾らなくなったお雛様や兜。日本の行事は大切にしたいと思っていたけど、いつの間にやら出す習慣がなくなってしまった。お雛様も兜もアメリカにおいてきてしまって、今後飾ってもらえる日は来るのだろうか。

なんだかんだ言っても、一日一日は確実に終わっていく。
その日その日を心に刻んでいきたいと思う。


もらっちゃった!

2011年11月30日19:08
とても良いお天気。散歩にはうってつけの気候だった。
2時、いつも通りの散歩道を歩く。畑が広がり刈り入れに働く老夫婦がいる。
私「こんにちは~!」
農「こんにちは。いい天気で暖かいね~。大きな犬だね~。」
私「はい。何を採ってらっしゃるんですか? ターサイ?おお、これは大きなカブですねー。」
農「この芽の部分が美味しいのよ」「甘酢漬けをいっぱい作って皆にもらってもらってるんだ」
などと、野菜談義をしていた。
と突然、「このカブ持っていく?」

聞けば無農薬で育てられたカブ。葉はアブラムシにやられてるけど、実ははちきれんばかりに大きくなってる。しかし食べきれない分はこのまま放置し肥やしにしてしまうそうで、卸し販売はしていないとか。
それでは喜んでいただきますと、そそくさと車を取りに帰った私。

車で畑に戻ると、ご主人は採ったばかりの山のようなカブとほうれん草の山を用意してくれていた。ややや、すごい量。こんなにどうする?
と思う間もなく、ご主人は泥付きほうれん草をさっさと車に・・・。あっと、車が汚れ…(笑)。

農家の人と知り合いになりたいなあ、いろいろ教えて欲しいなあって思っていたけど、こんなふうに採りたて野菜までいただくとは思わなかった。

今日はお隣さんに青梗菜と白菜もいただいたし、仕事先でもキウイや大根、サラダ菜などいろいろ新鮮野菜をいただく事も多い。
茨城に引けを取らない農業県、栃木。宇都宮に住んでいた時には知らなかった楽しみがこの地にはある。

仲良くしてもらってる別隣のおばあちゃんには、このかぶとほうれん草少し引き取ってもらったけれど、あとはどうやって食べよう(なくそう)か?
ほうれん草はお浸し・胡麻和え・ソテーや卵焼き。ゆでれば冷凍にもできるわね。
カブは煮物・酢の物・味噌汁・クリーム煮・・でもお漬物が一番か?! 漬物苦手な私も、ついに未知の領域に入る時が来る?!

anton2011年12月01日 08:10
お、これもティディー効果?
採れたては、何よりのぜいたくですね。
ほうれん草は常夜鍋でもすれば、一人一束は軽くいけちゃいそう。
かぶのそぼろあんかけもおいしいそうだけど、せっかく新鮮で瑞々しそうなかぶだから、
薄く切って塩をまぶして即席漬けにしてもよさそう。ビニール袋にぎゅっとつめて凍らない程度に冷凍庫に入れれば、すぐ食べられます。これに、さっとゆがいた茎やゆずを混ぜてもおいしいよ。
ころころに切って塩こんぶと混ぜても。
最近知った食べ方では、薄く切ったかぶをオリーブオイルと塩で和えて、レモン汁をかける、というのが
なかなかでした目がハート
漬物デビューしたら食べさせてね!

kame32011年12月01日 08:56
ありがとう~!!今朝も玄関に置かれた大量の野菜を、どうしようと頭を悩ませていたところ。
<常夜鍋>って知らなかった。すぐに検索。早速今晩のメニューにさせていただきます。
そっか、即席漬けだったら旦那の酒のつまみにも良いね。ゆずもあるぞ。これも今から作ろう。オリーブオイルバージョンも興味津々。やる気が出てきたぞ(ダメにしてはならぬとちょっと気重になってた・笑)。
ホントGood Infoをありがと!

Teddy効果は確かにあるね。この地で知り合いも多くなったけど、それもすべて犬繋がり。私の名前は知らなくても、あそこに住んでるTeddyのママ(?!)で通ってる。有名人(犬)でちょっと怖い気もするけど・・。

anton2011年12月01日 16:46
うんうん、Teddyは美犬だもの、目立つよね~
常夜鍋、ウチでは酒をドボドボ、潰したニンニクや生姜も入れてグラグラさせます。タレにはゆずやレモンを入れた方がおいしいかな。
私も夫も好きなんだけど、「鍋なのに具はこれだけ?」なんて無粋なことを言う奴がいるので、大抵寄せ鍋になっちゃう。

kame32011年12月02日 07:16
<常夜鍋>食べました。美味しいねぇ~。今までにはない鍋で、とっても気に入りました。anton家のまねをしてwebのレシピーにはなかったにんにくも加え、シメジやお豆腐も入れました。この冬頻繁に登場しそうな一品です。
しかしながら、あまりに大量のほうれん草で山の一角を崩しただけ。今朝も卵とほうれん草のバター炒めを食べたのですが、ほうれん草その物に飽きてきた感。かなり手ごわい量ですわ。トホホ・・。

テディー、お世辞と知っていても褒められると単純に嬉しい目がハート私です。近い内にまた飲みに来て~!

eri2011年12月05日 05:22
すごい量・・・w

kame32011年12月05日 06:55
泊まりに来てくれた運河にも手伝ってもらって、カブを少し残すのみでほとんど食べ終わりました。ひと冬分のほうれん草とカブをすでに食べてしまった感じ。それにしてもホント日本の冬野菜はおいしいよぉ~。

がみら2011年12月07日 09:32
2年前府中に住んでいた時に区画整理の合間に残された農家の畑の脇で無人販売されていたダイコンやホウレン草を100円玉を箱に入れて買って帰る時の幸せを思い出しました。あの頃の朝焼けの美しさや日本らしい生活のにおいを思い出しました。それでいて、本日の自分の小さな仕事の失敗で頭がいっぱいで義父の小手術の日を忘れていた自分にやや自己嫌悪の私です。でもね、いつか日本に帰って、少しは人の役に立ちたいと切望しているのです、先が思いやられますねえ。
順子さん、待っててくれる?

kame32011年12月07日 18:01
がみらさん
そうそう、日本の香りってある。そして採れたての旬のお野菜が食べられる喜びは、何物にも代えがたいです。

お義父さまその後いかがでしょうか? 離れて暮らしていると、気にはなっていてもどうしても同じ時空でいられない。私もそんな思いの連続でした(と言っても何の慰めにもならないね)。今は同じ日本と言えども、千葉に住む義父母を想いながらも何もできない自分があります。

私もこれからは少しは人の役に立つ事がしたい。今の仕事は辞めるつもり。私に何ができる・・・そんな事を考え始めたこの頃です。日本に帰っておいで~~~!またいっぱいおしゃべりしよ!いつでもいつまでも待ってるよ!


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