2006年10月31日火曜日

2006/10

子供達の絵

昨日(10/1)夫はまた出張に行った。今度はAustin(Texas)。忙しく仕事をするのは仕方がないけれど、常に時差がある出張ばかり。50が見 えてきている体には堪えるに違いない。飛行機に乗るときはバカの一つ覚えのように”水分補給”と言ってきていたが、セキュリティーの問題で一切飲み物持込 禁止になってしまった今、体をいたわる方法は何があるのかしらねぇ。

二人はアートクラスに通い、そこでアシスタントのバイトもしていた(長男は今もしている)。長女は昔からクラフトが好きで以前はトールペイントの クラスに通い、暇があるとビーズでアクセサリー等をせっせと作っていた。






長男は昔から絵が好きで幼い頃は動物図鑑を見てはよく絵を描いていて、8歳の頃か ら転々とアートクラスに通っていた。そんな子供達の絵は私の宝物。





同じ題材にしても二人は全く違った視点から絵を描く。

今のアートの先生Mrs. Fは娘にアートの楽しさを、息子にはアートを子供達に教える術を教えてくれた。二人がこうして今も絵を楽しんで描いていられるのもMrs. Fのお陰。ありがたいことです。


10/10/2006
エクササイズバイク

少しばかり日記の更新を怠っていたら、一気に季節は変わってしまった。
1年を通して温暖で四季の移り変わりの少ないここサンノゼの木々が色づき始め、ハロウィンの飾り付けをしている家もあちらこちらに見える。

サンデェエゴの大学の寮に入った娘は、ホームシックになる事もなく元気に勉強にクラブにお遊びに忙しく過ごしているようだ。
1週間に1回、簡単なメールが入るくらいであまり連絡も来ない。
便りがないのは元気な証拠とこちらからも電話はほとんどかけていない。
それでも時々弟たちとはPCでチャットをしているらしい。
それだけで充分だ。

長男はバイトの時間が少し長くなったので忙しく生活している。
相変わらず家で勉強をしている姿はほとんど見られず、心配になるが、至って幸せそうに笑顔で過ごしているから良しとしよう。

次男の膝は少しずつ良くなっているようだが、完治に至らず。
先週もう一度整形外科の診察を受けたが、気長にフィジカルセラピーをするように言われたのみ。長ければ半年かかる人もいるとか!?
学校の体育も満足にできない。

出された診断書には、”Chondromalacia Patella(ひざ軟骨軟化症?)”とあった。
所属している地域クラブのサッカーチーム(Cobras)の練習にもゲームにも今年は参加できない。
そして 先週金曜日には高校のサッカー部に入るためのミーティングがあった。

アメリカの中学高校の運動部は、ほとんどどこも入部テスト(トライアウト)に合格しなければ運動部に入る事ができない。
そして期間も秋冬春のいずれか一つのシーズンしかプレーしない。
秋のシーズンはラクロス・フットボール・水球・などが行われており、冬のシーズンにはサッカー・テニス・バスケットが始まる。
高校のサッカー部に入りたい息子は治らない膝の痛みを抱えてトライアウトを受けるつもりらしい。
何とも痛ましい話であるが、高校でサッカーがやりたくてずっとサッカーやってきたと言う人もいるほど高校サッカーは魅力がある。
何とかならないかとエクササイズバイクを買ってしまった。


10/13/2006
老いとの闘い?

昔から肩凝り・頭痛はあったが、最近では手足の痺れも始まった。
少し良くなったと思っていた四十肩(五十肩?)も、再発している。
あそこが痛い、ここが不快だ・・・悲しや、これが更年期というものか?

とにかく運動しなくてはとジムに入ったのは6月。
基本的にマシンを使った運動はあまり好きではないので、エアロビやストレッチ等のクラスに参加している。
だから私はエクササイズのクラスと毎日の犬の散歩1時間強をして老化を少しでも遅らそうとしている。

それに引き換え、可哀想な事に夫はほとんど運動らしい事ができず、ひたすら仕事と外食の日々。体にいいわけないですよ。
明日オースティンから帰る予定だけど、出張から帰った夫には何が一番必要なのかしらといつも思う。
”睡眠””休養/リラックス””栄養””運動””子供とのふれ合い”
優先順位1位は、何?

私はエクササイズの自転車にも毎日乗るようにしている。
10分間だけでも結構きくのよねー。夫もこのくらいできたらいいのに・・・。


10/18/2006
お母さんというタイトル

娘が家を出て1ヶ月が過ぎた。
彼女との連絡はもっぱらE-mail。私は日本語で彼女は英語で書く。
子供と手紙のやり取りはした事がなかったので、何となく照れる。
彼女はバレーボールや日本人コミュニティー、バイブルスタディーのクラブに入ったようだ。
勉強の事はほとんど書いてなく、ショッピングに行ったとか海に行ったとかばかり。。。

欲しい物は?と聞けば、バレーボールのボール、膝パット、空気入れ。
今までに2回、ミツワで買ってきた日本のスナックやレトルトなども詰めて荷物を送ったが、何が一番喜ぶのだろうか?
娘には淋しいよ~と言ったら負担になるかなと思ったりで、いつも淡々とメールを書いているつもり。
彼女からも全くネガティブな事は言ってこない。何か問題があっても親に相談に来るとは思えない。こんな親子関係で良かったのかなー。

長男がPCのゲームをせずにギターやベースばかり弾くようになって2週間あまり。
何となく最近変わったなと思わせるこの頃だが、彼の言葉には笑ってしまった。

ドライビングレッスンの申し込みについて話している時
私「そろそろ次の予約を取るのに電話しなさいよ。」
長男「え~!お母さんやってよ。」
私「自分の事なんだから、自分でしなさい。貴方のスケジュールわからないもの。」
長男「ええ~わかっているでしょ。やってよ。」
私「そういう時だけお母さんお母さんって言うのはずるいでしょ。」
長男「だってしょうがないじゃない。お母さんは”お母さん”のタイトルつけてんだから・・・。」
<お母さんという名のタイトル>???

私「貴方が40になっても50になってもお母さんはお母さんのタイトルがついているから、何でも貴方のことしてあげるの?」
長男にやにや笑いで「+?!+X」

こんな長男も何か問題があっても愚痴りには来ないだろう。
子供達が子供達自身で考え行動できるようにと育ててきたつもりだけれど、いい相談相手にはなれていない。
子育ては迷いの連続だ。


10/21/2006
モントレーに行きました

今日は朝から4人と1匹でMonterey(モントレー)に家族揃って(娘以外)行ってきた。
まずはSanta CruzからMontereyに出る街道のファーマーズマーケットに寄る。
初めて見た、茎についたままBrussels Sprout(芽キャベツ)の山にびっくり。
芽キャベツ一茎、イチゴ3パック、ラズベリー1パックを買う。
さっと水をかけてイチゴとラズベリーは口の中へ・・・ああ、おいしい~!

Monterey到着。Fisherman's Wharfに行く。
ここに来たらやっぱり食べなくちゃでしょ、”Clam Chowder(クラムチャウダー)”発祥はアメリカ東海岸ニューイングランドだそうだが、カリフォルニアでもサンフランシスコやモントレーなどの海岸沿いで楽しめる料理となっている。
いろいろなお店が立ち並ぶ埠頭には試食のClam Chowderがいっぱい。
クリーミーだったり、シーズニングが強かったりでそれぞれだいぶ味が違う。その中で新鮮なアサリを感じさせるくせのないチャウダーを見つけた。
大きなサワーブレッドの中にたっぷり入ったClam Chowderを注文。
この料理はその酸味のあるパンと一緒に頂く。その他シュリンプカクテルやサーモンサンドイッチも手に入れてご機嫌で埠頭を散策。
埠頭の先端では、もう鯨を見る観光船も始まっていた(冬の到来と共に夏の間はカナダ沿岸にいる鯨が南に下りて来る)。息子達に乗るように薦めるが、今日は気乗りしないようだ。
一度は見に行ったらいいのにー。。

Fisherman's WharfからCannery Rowに向かって海岸線を散歩する。
途中ウィンドーショッピングしたり、ギャラリーに立ち寄ったり、思いのほか犬連れが多い。
新しい店もどんどんできていて、尚一層おしゃれな街になったように感じる。

MontereyからPebble Beach沿いを走る17マイルドライブは、$8.50を払う価値のある景色のよいドライブコースだ。
しかし残念な事にあんなに天気が良かったのに、Pebble Beach一体は雲が立ち込め、青い空や海が見られない。
それにしてもこの海岸のSea lion(アシカ)とSeal(アザラシ)の数は半端でない。
特にBird Rockと言われる大岩のある海岸は臭いも伴い・・・すごいですよ。
残念!バッテリー切れでBird Rockは撮れませんでした。
さらに海岸線を南下して、Sea otter(ラッコ)の親子を発見。その可愛らしい姿に釘付けとなる。

その他鹿の群れや孤独な痩せたコヨーテを見たりと盛りだくさんのドライブ。
ここ17マイルドライブは6年ぶりぐらいだったけど、本当に気持ちが良く、楽しめる。
やっぱりたまには出かけたいもんです。
お夕飯も素敵なレストランで食べてきたかったけど、HWY101が大渋滞で時間がかかりすぎの為、家で残り物の夕食。←残念!
Teddyはやっぱり外に出ると全くウンチ、おしっこをしない。家に帰るや否やトイレに駆け込んだ。気の小さい犬なのです。

夫は渋滞で一気に疲れたようだけど、大いに楽しめた一日でした。
みーんな、お疲れ様でした。


10/24/2006
ただの犬

Teddyがうちに来たのは3年前の10月12日。生後3ヶ月でした。
犬を飼いたいと子ども達はずっと言っていたが、度重なる引越し借家住まいで持つ事ができなかった。3年前にアメリカ内4回目の引越しでサンノゼに戻る時に子供達を納得させる意味合いもあって犬を飼い始めた。
中型から大型犬を探していた我が家は、ブリーターではなくHumane Society(動物愛護協会)に足繁く通って、私達にあった犬を探した。
Humane Societyでも純血種の犬はいるが、我が家の犬はただの雑種。チャウチャウとコーリー(シェパードかも)のミックス犬である。
そうただの犬なのだけど、とにかくお金をよく喰う犬なのです。

Teddyが家に来て1年を過ぎた頃、最初の癲癇の発作を起こし、救急病院へ行った。その後も癲癇発作を起こしたので投薬開始。同時に定期的に血液検査も受けるようなった。
薬の量を増やしても癲癇の発作を時々起こし、別の投薬も加えられたが、今度は吐く様になった。地元の動物病院では手に負えず、カリフォルニア1番と言われるDavisの大学病院に診察を受けに行った。幸いだいぶ発作はコントロールできるようになったこの頃だが、何かの刺激を受けると発作を起こす。

またアレルギー体質で皮膚が荒れたり、胞子がついて炎症が起きたとかで鼻が腫れあがったり、下痢・嘔吐で脱水の危険がでて水のタンクを背負ったり(皮膚の中に入れるのですよ。ラクダみたいに。。人間だったら点滴なのでしょうが、麻酔を打たなくてはじっとしていない動物にはそのような処置があるんですねー)・・・とにかく虚弱体質気弱な大型犬といったところでしょうか。

いろいろあるもんですから、今さら犬の健康保険には入れず、毎回苦しい思いをして血液検査など病院通いをしています。
だからうちの犬は血統賞付きでも何でもない、ただの犬なんですけれど、とってもお金がかかるんです。払う度にフーッとため息の出る私です。

だけど、だけど、、、
犬の寿命は10年そこそこ。その日が来るのが本当に恐い。
先日お隣の家のジャーマンシェパードが13歳で天に召されてしまったと聞きました。その話を聞いただけでも私の心は平静でいられません。

Teddyが家に来てくれてうーんと幸せだけど、愛すれば愛するほど別れってつらくなります。


10/28/2006
スポーツ観戦

今日は長男のホッケーゲームが2試合ありました。
一つはハウスチーム、秋のリーグの第一試合。
もう一つは高校リーグの中盤戦。
どこのチームにいても一番のチビだった息子だがいつの間にか彼より小柄なチームメイトがいるようになり、彼自身逞しさも加わった。
私はスポーツが好き。スポーツ観戦も好き。さらには息子達の雄姿見るのはもっと好き。
下手だっていい。一心に球(ポッグ)を追いかけ体を張ってプレーする姿に熱くなる。だれた動きをしていると文句を言いたくなる。
今日の息子は頑張りました。ミスはいくつかあったけど、体を入れたプレーを見せてくれたのです。会心のスラップショットもあったし・・・。それでも高校のゲームは最後の最後まで頑張ったけれど、1点差の惜敗。う~~~ん、くやしい~~。

私のストレス解消の一つでもある息子達のホッケーやサッカーのゲーム観戦。
けれども、次男の膝は良くならず、高校サッカーのTry Outはあきらめました。
クラブチームも今シーズンは参加できる見通しもなく、セラピーの話ではまた整形外科に行ってMRIも撮る必要があるのではないかと・・・。家でエクササイズバイクでリハビリもやっているのに、好転の兆しなし・・・。
次男の勇姿はしばらく見られそうにありません(泣)。と言うよりもうスポーツはできなくなってしまうのでしょうか?悲しいよ~。。。一番つらいのはもちろん次男本人でしょうが・・・。


10/29/2006
日本語学習

今日午前2時、夏時間が終わり時計が1時間戻りました。
これからいよいよ冬季に入ります。とは言ってもカリフォルニアではそれほど寒ーい思いをするわけではないけれど、暗い時間帯が長くなるのは、あまりうれしくはないです。
日本との時差は17時間。日本の正午がCAでは前日の午後7時となります。

今日は久しぶりに次男の日本語の勉強をしました。
日本人学校に全く行っていない子供達の日本語の維持はかなり難しい。長女は何とかSATⅡ日本語のテストにパスしましたが、長男は日本語学習を放棄。次男は気まぐれに時々する程度で日本のレベルは下がる一方。案の定久しぶりにした読解力を確かめる問題はほとんどできない!こんなんで来週のSATⅡのテストは受けられるのでしょうか?ま、それも仕方のないこと。何事も経験と思って受けるだけは受けるでしょう。

そういう私も英語力は全く上達しないのに、日本語の単語は時々浮かばないし、バラエティー番組は聞き取れない状態です。これは耳が老化しているのかもしれませんが、大阪弁だと尚一層理解するのに時間がかかります。

さらに日本語って敬語が難しいですねー。
尊敬語・謙譲語・丁寧語。しっかり使い分けるのは本当に難しい。
メールを書いている時もこんな言葉でいいの?って思うこともしばしばです。
”お手紙を拝見いたしました。”
”お手紙を差し上げます。”
”~さんのお宅にお届けします。”
この辺までは何とかついて行けるのですが、私は”そちらにお寄りします。”とつい言ってしまいました。
この場合の”お寄りする”は、自分を敬った事になってしまう?!

息子達が通う高校でも日本語のクラスは取る事ができるのですが、うちの子供たちは取りませんでした。
日本語は難しいという事で、1年の学習で大学のクレジットが2単位もつく特殊なクラスです。フランス語やスペイン語はクレジットがつきません。
その難しい言語を日本人として生まれたという幸運から幼い頃から習得できた私達は幸せなことなのかもしれません。とは言っても他の言語もどれも私には難しい。
やはり少なくとも日本語学習を拒否していない次男には少しでも日本語を伝えて行きたいと思っています。


10/31/2006
ハロウィーン

10月31日はハロウィーンです。

アメリカでは10月ハロウィーン、11月サンクスギビング、12月クリスマスと心浮き立つシーズンです。
子ども達が小さい頃は10月に入ると、ハロウィーンに何になろうか(ならせようか)といろいろ楽しみにしたものです。
パンプキンパッチにも行きました。そして買ってきたパンプキンをくりぬきjack-o-lantarn(かぼちゃの提灯)を作りました。その提灯は玄関先に飾られます。

ハロウィーンの飾り付けが施されている家です。
息子達が通う高校でも多くの子供達が仮装して登校しました。
次男もお父さんの革ジャンを着てバンダナを巻きネックレス、ちょっとひげも描きくわえて、ハーレーに乗るライダーのつもりで行きました。

辺りが暗くなる6時頃になると、”Trick or treat"と家々を訪れる子供達の声が聞こえます。
”Trick or treat"と言われたら用意しておいたキャンディーを子供達のバケツに入れてあげます。
ちょっと1ブロックを一周するだけでバケツの中はチョコや飴などのお菓子でいっぱいになります。
私達が今住んでいる家は比較的大きな道路に面していて、回ってくる子供達はほとんどいなくて淋しいです。
以前住んでいた所は用意しておいたキャンディーがすぐになくなってしまい、うちの子供たちが回ってもらってきた物を逆に渡したりもしていました。
そして今年は長男はバイトで回る事ができず、次男はお友達と回っています。
小さい時は親がついて回りましたが、高校生にもなると友達と大騒ぎしながら回るのが楽しいようです。



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