2004年9月30日木曜日

2004/9

9/1(水)晴れ

旦那は今日からボストン・ダラス出張。
私が起きた朝6時45分にはすでにベッドはもぬけの殻。きちんとベッドメイキングまでしてあって旦那は出かけた後だった。
彼のスケジュールを確認すると6時40分サンフランシスコ発直行でボストン着は12時23分(現地時間3時23分)の便だった。
全く彼が出て行くのに気付かず眠り込んでいたが、結婚して20年近く、夫婦に危機が訪れる頃。気をつけなくっちゃ。

絵里は今日もバイト。
Elissaが亡くなって初めてのお留守番と言うAnitaが心配で、うちに連れて来る。
Round Table Pizzaでピザを買って子供たちと食べ、夕飯とする。
6時~8時 研人はサッカープラクティス(お迎えはMohaの母さん)。
6時~7時半 絵里はスタディーグループでMonaの家へ行く(帰りはMonaの母さんに送ってもらう)
 6時半から私はBret Harte中のBack to School Nightへ行く。
今年から中学生は研人だけなので、私一人で全部のクラスを回る事ができる。
1時間目:PE(体育)Mr.Mitchell /研人にとって初めての男の先生。おかしな事もたくさん言うそうで生徒達には人気がある。
2時間目:Scince(理科)Mrs.Witt/こじんまりとした小さなあばあちゃん先生。耳が遠いらしくこれで大丈夫かなと思われなくもないが、研人は好きな先生だ。
3時間目;Algebra(数学)Mrs.Csaplar/高校1年の代数。絵里も習った先生で数学の先生でナンバーワンと言う。子供たちに数学を教える事を誇りに思っていて自分に自信があるように見受けられる。この先生に難しくなる数学を教えてもらえるのはラッキーだ。
 4時間目;Language Art(英語)Mrs.Skavdahl/昨年のReadingの先生。研人は優しくてとてもいい先生と言う。明るい先生でクラスも楽しくやっていけそうだ。
 5時間目;Sociel Study(社会、世界史)Mrs.Skavdahl/英語と同じ先生。
 6時間目;Advanced Band(バンド)Mrs.Sanchez/昨年と同じバンドの先生。買ったサックスが完全に使えこなせるようになるといい。今日のMrs.Sanchezは妙にご機嫌で冗談ばかり言っていて人が変わったよう。研人の話では最近いつもそうだそう。
 総称して問題のありそうなクラスは一つもない。今年も研人は先生に恵まれた様子。まあどんな先生でも研人はほとんど文句は言わないけどね。

 

 

9/2(木)晴れ

絵里がバイトをするのに学校の許可書をもらわなくてはならず、書類に親がサインして学校に提出したところ、市民権もしくはグリーンカードを持っていない者はUSAで働ける証明が得られないと学校から許可書が発行してもらえないそうだ。
これまた駐在の故の不便さか、絵里は果たして続ける事ができるのだろうか?
ソーシャルセキュリティーか移民局もしくは弁護士にEービザのステイタスを確認する必要あり。
宏人、ホッケープラクティス。 研人、サッカープラクティス。 旦那はボストンからダラスに移動している。お帰りは明日。

 

 

9/3(金)晴れ

やっと金曜日。皆長く感じてしかたがなかった週が終わる。
山のように宿題を抱えてながらも、絵里はバイトに行く。
絵里のグレードチェック(成績チェック)をすると今までに見たことがないようなひどい成績。このままバイトなんかしていて良いのだろうか?
宏人と研人の成績も見てみる。まだテストもあまりないのか、まずは上々。
宏人はアートクラスに行く。
旦那が出張から帰ってきた。
 明日からの3連休でキャンプに行こうとしきりに誘う旦那様。気候的にも今が最後のチャンスと思われる。
来週からはサッカーシーズンも始まるし、この3連休を見逃す手はないと、少し前だったらすぐに腰を上げただろう。
しかし絵里がジュニアイヤーになって想像を絶する宿題に追われ、とても家族でキャンプに行くような雰囲気でもない。どうも地味な連休になりそうだ。

 

 

9/4(土)晴れ

週末を迎えても、絵里は相変わらず宿題に押しつぶされそう。部屋に籠もってお勉強。
研人は、Mohaの家でスコットランドのフェスティバルに連れて行ってもらう。帰りは何時になる事やら。しかし親も家も知っている家族に連れて行ってもらえるのは、研人も私達も有難い。
宏人、1時ホッケーゲーム。 相手は負けなしの最強チーム。そのチーム相手に一丸となって頑張るBlack Hawk(宏人のチーム)。宏人も今日は力が入っているようだ。 と言うのも、相手のチームのコーチは2週間後に始まるハイスクールリーグのLeland Highのコーチになる人だから。これが事実上のTry outと思って張り切っている様子がこちらにも見える。
Black Hawkの意地でリードが続く。しかし力は相手が数段上。追いつかれつい に逆転。4-5の負け試合。しかしいい試合だった。爽快感が漂う。
ゲームの後はピザ。コーチが先週の試合で同点にしたらピザパーティをすると言ったそうで、コーチのご馳走。選手たちを頑張らせるのもなかなかたいへんだ。
いろんなコーチがいるけれど、このコーチはGood。
家に帰っても絵里はまだ宿題をしている。これではとてもキャンプには行けなかった。
夕方になって、気晴らしに絵里と宏人を連れモールに行く。宏人の服ばかり何枚も買ってしまった。おしゃれな彼に何故か乗せられたような。
旦那はTeddyと二人(?)でいることを望み、お留守番。

 

 

9/5(日)晴れ

今日も絵里は宿題に追われる。そして今日仕上げたら、明日映画に行っていいかなんて言い出す。 3連休をキャンプでもと思っていたのを、絵里の宿題が多いと言う理由で出かけないことにしたのにーと、旦那と私は不満です。
あの年齢になると家族旅行も簡単には行けず、行こうと思えばいつでも行けた時代が懐かしい。
旦那はアコードをガレージ内に入れようと、ガレージの大掃除を始める。
大工用の作業代も移動し、車1台分が入るスペースを確保。 雑多な物をいよいよ処分しなくてはと思う。
絵里と研人を連れ、お買い物。スポーツマートで残り少なくなった水着を買い(現在宏人はPEでスイミングをしている)、ペットマートでTeddyの大人用のえさを買う。その後リサイクルの下取りマシンへ行く。
水のボトル、炭酸缶、ジュースのビン・・・。かなりの品を4セントから6セントで下取ってくれる。この作業は子供たちの仕事。手に入れたお金はお小遣いになる。

 

 

9/6(月)晴れ

今日はLabor Day(労働者の日)で休日。
無事宿題を終えた絵里はAndrewとAndyの二人の男友達と映画を見に行く。映画を見に行くのも女の子と二人は許されないAndrewは、今日はAndyを誘って3人で映画鑑賞。
ごちゃごちゃしていて非常に変な話なのだが、当初見る映画は”The Bourne Supremacy”と言う事だったので、以前からこの小説を読んでいた研人は非常に見たがり、一緒に連れて行ってもらうことになっていた。しかし最初に一緒に行く事になっていた友達は急に行けなくなり、デートを禁止されているAndrewはAndyを映画に誘った。
そのAndyは”The Bourne Supremacy”をすでに見ていたので、急遽見る映画が変更となり、研人は 行かなくなった。
研人が行く行かないはともかく、二人で会うことを禁止されているからって、その都度調子よく友達を誘うと言うのはいかがな物か?
絵里にはAndrewがお母さんとよく話し合う必要があるんじゃないかと言っているが、どうも一向に変わる様子がない。何でそんなにAndrewがいいんだか・・・全くわかんないけれど、これが恋というもの?
旦那と二人お買い物。特に買わなければいけないというものでもない、ウインドショッピング。
昨日、おとといと子供たちとお買い物したけれど、やっぱり旦那が一番。何故かそんな風に感じたお買い物だった。
3日間休んだ後は、皆暗い。 明日からまたハードな日々が来るのかしらね。家でのんびりしている私。少しだけ申しわけなく思う。

 

 

9/7(火)晴れ

週末から100度を超える暑い日が続く。
 夏がこれで最後と頑張っているような、来年またねーと言っているような・・・暑さにも郷愁を覚える。
絵里は今日もTutorのバイト。早く就労許可をもらわないと後で問題になりそうだ。しかし絵里にはINS(移民局)に電話をする時間もない。
 3:30~5:00 宏人、藤井さんのアートスタジオでインターンシップとしてアシスタントとしてボランティアを始める。楽しく子供たちの相手ができた様子。
宏人も高校生。いろいろな事にこれからは関って行かないといけない。
 4時半にバイトから帰った絵里は、宏人と交代で藤井さんのスタジオへ。彼女もアシスタントのボランティア。1時間半の所を1時間だけにしてもらっている。それでも帰ってくれば6時半。夕食を食べてひたすらホームワーク。週末終わったばかりなのにと、ため息をつく。
小さい頃から長時間机に向かって勉強をさせてこなかったせいなのか、長時間座っている事だけでも苦痛の様子。さらに寝かせる事に情熱を傾けてきた私。10時過ぎると眠くなるらしい。こんな生活が慣れてくるのかしら?
しかしはたと考えてみて、日本でも高校2年生、受験勉強で夜中までという子は私の時代にもいた。やっぱり頑張ってもらうしかないわよね。

 

 

9/8(水)晴れ

絵里バイト、アートクラス、宿題。座ってばかりで体に悪い。 研人サッカープラクティス。

 

 

9/9(木)晴れ

午前10時ごろ、ロサンゼルスの真ちゃんから電話あり。
江戸爺婆と3人ペルー旅行の帰り道。電話の声からはたいへんだったペルーの旅が想像できる。ちょっと寄っていただけたらいいのに、ちょっと距離がある。さらに10時間の飛行は、何とも長すぎるようだ。ペルーの旅行記を後日聞かせていただこう。
 正午、学校に行っている研人から電話「頭が痛い。」お迎えに行く。
最近少しまたアレルギー症状が出てきたとは思っていたが、頭痛で呼び出しとは。
アレルギーとは関係があるのだろうか?
絵里バイト。小学生のホームワークをチェックして、算数を教える。楽しい半面、体がきつい。
6時からはお友達の家でグループスタディー。
 宏人ホッケープラクティス。
 お昼で帰ってきた研人は、その後数時間寝る。
だんだん就寝時間が遅くなって疲れが溜まったのか。一人目の子の絵里はずいぶん高校に入るまでは9時にベッドに行っていたような気がする(早すぎ!?)。
宏人はずいぶん前から10時過ぎまで起きていて、最近では研人も10時を過ぎてテレビやゲーム・・・。注意しなけりゃ止めやしない。 頭痛は治ったにもかかわらず、サッカープラクティスをさぼる。その上、またPCでシューティングゲームをしている。私の雷が落ちる。

 

 

9/10(金)晴れ

子供たちは学校へ旦那はお仕事に行ってすぐ、私は鍵さんとAlmaden Quicksilverのハイキングに出かけた。 昨日までの暑さが少し和らぎ、歩くにはもってこいの気候。
行きは登りが続きおしゃべりしながらは息が切れる。
 1時間ほど登れば、Almadenの町を一望できる。
途中タランチュラ(大蜘蛛)が歩き、そこここで鹿の家族と出会う。
家から車で5分足らずにこんな素敵なハイキングコースがあったとは・・・。
2時間適度なペースで軽い汗を流し、家に帰る。気分爽快。
 10時半を過ぎて家に帰ったが、まだTeddyはえさに手をつけていない。また調子が悪いのかと心配になる。
昼になっても食べようとしないので、えさを変えてみる。
今まであげていたのは残っていたPuppy(子犬)用のえさ。1才を過ぎているTeddyには物足りないのかと大人用のえさを半分混ぜてみる。
食べた!大人用は匂いも強くいかにもビーフといったドッグフード。子犬用は匂いもなくべビーフードのようなのか?とりあえず食べてくれて良かった。ほっと胸をなでおろす。
絵里はバイト。 宏人はアートクラス。 研人は花の金曜日を気楽に過ごす。
8時、絵里を藤井さんのアートクラスに連れて行く。今日は歴史のクラスの宿題である”文明の進歩は私達に何を変えたか”というレポートを書くため、彼女にインタビューする事になっている。
アートのデザインを大学からずっと学んでいる彼女はコンピューターの普及でグラフィックデザインが大きく変わった様子を詳しく話してくれたよう。どうまとめるかは絵里次第。

 

 

9/11(土)晴れ

9・11から3年。
大統領選は11月。BushかKerryか。 現在の所わずかにBushが形勢有利。確かにABB(Anybody but bush/ブッシュでなければ誰でも)と言われているKerryは頼りなさそうだ。 私もABBの一人。何で相変わらずBushなのかと、理解できない。
 11:30 研人秋のサッカーリーグ第1戦。相手はLos Gatos United のMetro。
相変わらず研人は途中からフォワードで登場。前でひたすらボ-ルを待っていたってダメなのにまだわからないようだ。しかしチーム自体はトーナメントを続いたせいか、ボール回しが良くなってきている。研人の持ち味は球出しの正確さだと思うから、フォワードは向いてないと思うのだけど、本人はポジションには満足していて、ゲームに参加していないことに気付いていない。
2-0で勝ったが研人事態はバツ。
旦那は宏人をホッケーに連れて行く。 1:00 宏人夏のホッケーリーグ最終戦。相手は今日も先週と同じHurricanes負けなしのチームだ。そのチーム相手にチーム一丸となっての戦いぶりで同点6-6。これで4勝4敗2分けのリーグ3位(6チーム中)でリーグ戦を終わる。来週はプレイオフ。
絵里は宿題に明け暮れる。

 

 

9/12(日)晴れ

9時、French Clubの役員になった絵里はミーティングに自転車で出かける。
9時、サッカーチームの写真撮影でCasterallo Middleに研人も自転車で出かける。 今の家に引っ越していろんな所に自転車で行けるというのは利点である。以前住んでいたClaywoodだったら、こうはいかないと思われる。
 11:30、研人サッカーゲーム。相手はFoothillのMVLA Dynamos 3。 旦那と私はTeddyを連れ歩いてBret Harteに観戦に行く。今日はコーチJeffがいないので、布陣がいつもとだいぶ異なるようだ。 研人は中盤から左のミッドフィールドとして登場。いい感じでゲームに絡んでいる。シュートも放つしセンタリングのタイミングも上々。研人の持ち味が出ている。
ゲームは6-0の楽勝。相手がそれほど弱小であったわけではないと思われるので、かなり入れ替えたポジション取りが良かったのではないかと思われる。
ゲームの間中Teddyは同じくゲーム観戦に来ていたゴールデンリトリーバーが気になって仕方がない。盛んにリーシュを引っ張る。他の犬ともっと遊ばせないといけないと思う。ドッグパーク(犬を放し飼いにできる公園)に連れて行くようしなくては・・・。
 絵里はフレンチクラブの仲間の車に乗って、昼食を食べに行ったりおしゃべりをしたり。久しぶりの息抜きができた様子。絵里がアコードに乗り始めるのはいつになるのかしら。
DMVの登録も保険の手続きもスモッグチェックも完了して(旦那がみんなやった!)、いつでも乗れるようになっているんだけどねー。

 

 

9/13(月)晴れ

宏人と研人は矯正歯科に行く。ブレイシスの締め直しで、特に宏人は夕食も柔らかい物しか食べられない。
UPSの配達あり。宏人のハイスクールのホッケーチーム用のユニフォームが届いた。かなり大きめを頼んでしまったよう、、、大きくなってもらわなければ困る。第2次成長期の兆しあり?少し声が低くなってきたような・・・。
 就労許可が得られるのだろうか?イエローページで日本の弁護士を調べる。”気軽にご相談ください”の電話番号にかける。電話に出た気さくなおじさん(弁護士?)に質問する。
E-ビザを持っているのならば就労許可はI-765の手続きで移民局で簡単に取れるはずとの事。 一応知らせておいた方がいいと思い、グリーンカード申請の手続きをしていただいている荒木弁護士にメールを書く。
研人サッカープラクティス。 だんだん日が短くなって、とても8時まで練習ができない。
何となく気分が低迷している私が絵里に言う。「何か暗いね・・・。」 絵里"You know why?" 私"Why?" 絵里"Because of college"
絵里に言わせれば、誰でも彼でも大学進学の事ばかりで勉強もスポーツも趣味も全て大学進学の為。彼らには今がない。そんな事を言う絵里もAPクラスをたくさん取っているから宿題に潰されそう。
家庭教師のバイトをしているGraceに来ている小学生は絵里に「どこの大学に行くつもり?」なんて聞いてくると言うし、小学生の彼らは放課後少なくとも4時間は勉強している。勉強勉強・・・・・。何か間違っている気がするんだけど・・・。
が、真剣に勉強をしなかった私には何も言う資格はないのかもしれない。

 

 

9/14(火)晴れ

荒木弁護士からメールが来る。 ”現在のお嬢様のステイタスでは、就労許可を取得することはできません。”これだけ。
グリーンカード申請の為の契約を結び前金もすでに払っているからこうも冷たい味気ないメールなのか? 旦那は「今はどうやっても取れないという事でしょ。」と言う。確かにそうかもしれないがもう少し説明があってもいいはず。何かすっきりしない。
しかしGraceと学校には就労許可が取れない旨を話した方が良さそうだ。せっかく絵里が自分で見つけてきた家庭教師のバイトだが、辞めなくてはならない。今まで働いた分だって支給されるかどうか・・・。
駐在員という立場で数々の引越し。子供たちには特に絵里にはいっぱい あきらめさせてきた。
今思えばバージニアに行った当初は絵里も精神的に荒れていた。その中で友達を作りバレーボールのチームに入ったし、数学は数ヶ月立ってから違うクラスに変更になり早起きして高校まで通った。その為にクラス替えも強いられた。
カリキュラムも全く違うカリフォルニアに戻り、苦労して取った数学とフランス語の単位はカリフォルニア外ということでクレジットを取る事ができなくなり、力不足もあるが高校のバレーボールはあきらめる羽目になった。
転勤・引越しを子供たちに可哀想可哀想と言っている親を見て、何で可哀想なんて言うんだろうと思ってきたが、今私は絵里が可哀想で仕方がない。
 問題になる前にと、Graceのバレッサに絵里と二人で会いに行く。 グリーンカード申請中で就労許可が下りないことを告げると、こともなげに「それではキャッシュで払うわ。名前や記録は残らないようにするから問題ないわよ。それでいいわね。」と、簡単に応える。
グリーンカード申請中にリスクを負うような事はしたくないこと。他にできる子が見つかったら辞めるという事を伝える。 とりあえずは、これでよかったのかな?
3:30~5:00 宏人アートボランティア
 5:00~6:00 絵里アートボランティア 夜になって弁護士から来ていた資料を確認。 ”Eビザ保持者の配偶者以外はEAD(就労許可)申請不可”とあった。これを読むと一目瞭然。どうも洞察が甘かった!弁護士にお騒がせしましたの詫び状を入れる。なんてたって弁護士先生。何とかグリーンカードとっていただかなくてはなりません。

 

 

9/15(水)晴れ

12時15分 私はコンピューターに向かっていた。
突然ばたばたと駆け回るようなけたたましい音。リビングにいたTeddyの様子を見に行く。
バックヤードに出る窓際でTeddyがまた痙攣を起こしている。目は見開き手足がばたばたと震えている。すぐに時計を見る。秒針がよく見えない。Teddyに"You are OK....OK...OK..."と言い続け私自身落ち着け落ち着けと言い聞かせる。痙攣の時間は1分半ぐらいだろうか。
突然起き上がろうとするがうまく立ち上がれない。口からは泡を吹いている。キッチンを転がりながら歩こうとする。歩けるようになっても私の呼びかけにしっかり反応しない。
カウンターキッチンに足をかけ鼻をクンクンさせる。”NO”と言うといったん止めるもののすぐにまた足を掛ける。
少したって少し落ち着いてきた。汚れた床を掃除している間、クンクン泣いているような声を出し続ける。外に出してあげてもクンクンと何かを訴えている。<お願い。しゃべって。>Teddyが人間の言葉を話さない事を今日ほどもどかしく思ったことはない。
しばらくクンクンうろうろは続いた後、くたびれたのかキッチンでどたっと倒れるようにして眠ってしまった。 慌てて救急に連れて行く必要はないと聞いていたが、どうにも落ち着かない私。
またPCや犬の本でてんかんについて調べる。情報は同じなのだけれど。
2時40分 子供たちのお迎え。いつものようにTeddyも連れて行く。びくびくしている私。
絵里バイト。
Almaden Animal Hospitalに電話。2回の発作を起こし救急病院に行った事。きょうまた3回目の発作を起こしたことを話し、薬を飲んだり、来院する必要があるか尋ねる。
電話口で私が必死に話す様子に、宏人と研人は聞き耳を立てる。私が間違った事を言っていたら注意してと頼んでおいたのだ。英語のへんな言い回しはあった(Teddyの事をA Teddyと言ったとか)ようだが、まあ 上々、話は伝わったようだ。
明後日診てもらえるよう予約も入れた。 . その後のTeddyは終始疲れているようで、ごろごろしている。みんなは今回の発作を見ていないから結構お気楽にしている。私の胸は張り裂けんばかり。たまんないよ。
6時半~8時。絵里アートクラス。忙しくてもこの時間を楽しんでいる様子。

 

 

9/16(木)晴れ

5時~6時 宏人ホッケープラクティス。今週末のプレイオフで夏のセッションも終わりとなり、今日が最後の練習。
旦那様に早く帰ってきてもらって、7時からの高校のBack to School Nightに共に出かける。 旦那は絵里のクラス、私は宏人の各クラスを回る。
 各クラス10分間の説明、5分でクラスを移動し、6クラスを回る。
宏人の先生はフランス語の先生が少し気難しそうだが、EnglishとHistoryは若い女の先生で感じがいい。MathのMrs.Yamamotoは大学の事ばかり言っていて、これではたいへんと思われる。
宏人もお気に入りのScienceのMr.Waltonは話も面白いが、なかなか切れそうな先生だ。
宏人のクラスは特に問題ないように思われる。
 絵里は?どうも旦那の話はわからない。特にこれといった印象も言わない旦那。APクラスをたくさん取ってしまったジュニアイヤー。果たしてやっていけるのかしら??

 

 

9/17(金)晴れ

 絵里はいつものようにバイトへ。
 宏人と研人と一緒にAlmaden Animal Hospital(Vet)へ行く。犬の匂いがいっぱいのVetでTeddyは興奮気味。只今の体重は60lb(20キロ弱)。
新しいDr. Miyamotoという日本人女性医師が、とても親切に対応してくれた。基本的に検査結果からは何の異常も見られない。Epilepsy(原因のわからないてんかん)日本語では特発性てんかん?と思われる。
脳の異常の可能性もない事はないが、年齢的に幼いこと日常生活で問題がないことから可能性は低く、MRI等の検査は現在必要ないと思われる。しかし、1ヶ月に3回すでに起こしているので、投薬(Phenobarbital)を開始する。副作用は眠くなったりする事があるので少し様子をみながら薬を使っていく事にする。これが効いてくれるといいんだけど。
4週間後の血液検査の予約を入れる。 救急病院のカルテを持っていったものの、私のつたない英語で必死になって状況説明。
宏人と研人は一言も発せず、質問もしない。あ~あ、まだまだこの男二人は頼りない。絵里はこの前大いに役に立ったのにー!
宏人アートクラスを30分早くお迎えに行き帰ってすぐに夕飯を食べさせる。 今日から高校のインラインホッケーが始まる。
 8時、ゲーム。旦那も会社から直接リンクに来て観戦。ハウスリーグのホッケーゲームと全く違う雰囲気。今日は正式なゲームではなく前哨戦とも言えるファンゲーム。それでも各校とも熱が入り、観客の歓声がいっぱいに広がる。
結果は4-6の負け試合。しかし宏人も小さい体をいっぱいに使って頑張った。試合後、ハウスのゲームよりずっと面白い!とうれしそう。 来週からは、毎週夜9時からの試合となる。

 

 

9/18(土)くもり

10時15分、宏人ホッケープレイオフゲーム。快勝して次のゲームに進む。
 1時、セッション2位のCougerと対戦。前後半を終わって同点。先に得点した方が勝ちとなる延長試合Sudden Deathとなり、すぐに宏人のチームBlackhawksが大事な得点を取り試合を決め、チャンピョンシップに進む事になる。 この何とも面白そうな試合を私は見ることができなくて残念だった。
 1時15分、研人はMVLA Flash/Foothillとのサッカーゲーム。 今日も研人はミッドで途中から登場。水を得た魚のように動き回る。
Almaden Explosionが果敢にゴールを狙うがなかなか決めることができない。前半を0-0で終わる。力は五分五分、見ごたえのある気の抜けないゲームだ。
後半開始早々、一瞬の隙をつかれゴールを決められる。その後も互角に試合は進むが、再び相手に点を入れられゲーム終了。0-2の惜敗。くやしさいっぱい。しかし研人はミッドの面白さを知った様子。
 3時、ホッケーチャンピョンシップ。相手は無敵のHurricanes。Blackhawksは一丸となってゴールを狙い先攻する。2-0.しかし相手も意地を出し攻めまくる。あっという間に逆転。終わってみれば3-5。やっぱり相手は強かった。
 準優勝のメダルをもらい、健闘をたたえあう。このチームはスター選手はいなかったけれど、みんなが必死に頑張っていて気持ちのいいチームだった。宏人も彼なりに頑張りました。これで春のセッションに続いて2個目のメダル獲得。今度はトロフィーが欲しいねー。
宏人とTeddyにお留守番させて、4人で買い物後、夕食(City Diner)を食べに行く。
 6時、絵里はReneeの家でベビーシッター。
宏人はアートのクラスでインターンシップのボランティアミーティング(夕食つき)に出かける。
週末と言えども、皆とっても忙しい。
絵里、夜中12時半を回ってDaveに送られて帰ってくる。ベビーシッターといっても小学生2人、高校生1人(宏人と同じ年)のシッターだから楽は楽だけど、こんな時間までやることになるとは・・・、いいのかなー。
 柏の父は体力がだいぶ回復したのだろうか、抗がん剤を再び開始したという。確かに体重は一時より6キロ以上増えたというし、食欲も出てきたそう。しかし前回打った後の状態を考えると、やはり心配だ。何もできない私。また運河の皆にお世話になる。

 

 

9/19(日)雨のちくもり

朝から久しぶりの曇天。今にも雨が降り出しそうと思っていたらボツボツと降り出す。 これでやるのかい?と思いながら、11時のサッカーゲームにAlum Rockまで出かけていく。
今日の相手はAR-Warriors。メキシカンの多いエリアでサッカーもタフで強そうなチームだ。
雨の中ゲーム45分前からウォームアップの練習をする。かなり強い降りだ。
11時、予定通りゲーム開始。ところどころに水溜りもできて、ボールも転がりにくそうだ。立ち上がりメキシカンらしいあたりの強い動きを受け先制される。しかし相手はファールも多く取られいつの間にかこちらのペースになりつつある。
研人は今日もミッドで途中から登場。どうしてもフォワードの位置に上がりがちで守りの助けに入れない。
先攻されても追いつき同点としたExplosion。だんだんいいチームになってきているようだ。その後逆転2-1とリードした状態で後半を迎える。
いつの間にか雨もやんだ。むきになって攻めてくるWarriorsの攻撃を防ぎきれずに同点とされるが、再び引き離し、3-2。ここで手痛いPKとなり再び同点3-3。その後追加点を許し3-4の負け。
よく頑張ったが、基本的には気合負け。勝ちたいという意識が相手の方が強かった。
ゲーム後のミーティングに時間がかり、家に帰ったのは1時近くとなる。
絵里はAndrewに会えるという事もあって(名目上はグループスタディー)ダウンタウンにある図書館に行きたがる。ほいほい連れて行ってやるのも腹立たしいが、研人を下ろして絵里を乗せまた北上、図書館に連れて行く。
面白くないので旦那と二人リッチな優雅な食事をしようと、ダウンタウンの日本食や行く。定食を旦那も私も満足して家に帰る。
へへ、子供抜きでおいしい物食べてきたぞー。
 準子さんのお宅のPCが日本語が打てなくなったというので、旦那は急遽サービスマンと化し修理に出かける。私もおしゃべりをしに旦那に付いて行く。
30分ほどで修理完了。改めて旦那様の賢さを知る。が、2台ある内のもう1台は簡単に直せず。時間切れであきらめる。
そこへ絵里から電話。「迎えに来て。」旦那はライトレール(電車)で帰ってくることを薦める。が、結局Michelのお母さんが迎えに行ってくれることになる。
土日や時間問わずの送り迎え。もういい加減にしてほしい。絵里も早く時間を見つけて自動車教習を受けるべきだと、思い始める。

 

 

9/20(月)晴れ

絵里は今日もバイトへ。 研人はサッカープラクティス(6時から7時半)
絵里のEnglishの成績が上がらない。”C”の状態が変わらない。今までこんな事はなかったから、私はとても心配でいるのだけれど、当の本人はあまり気にしている様子もない。APクラスの取りすぎでアップアップの状態と思われるが、もう変更はきかない。
こんな状態でバイトなんかしていていいのかと思うがこれも絵里が決めること。私が口出しする事ではないのだろう。
宏人は高校に入って少しは成績を気にするようになったのか、まずまずの滑り出し。しかし得意のはずのMathが”B”。宿題の出し方の規定がうるさい先生で四角で囲まなかったとか、ハイライトをつけなかったとかで減点される。決め事に対して従順でない宏人はその都度減点され、なかなか宿題で”A”が取れない。
今日の宏人の一言は私にはショック。
宏「お母さんはカレッジに行ったって、なんの意味もなかったじゃない。何の役にもたってないじゃない。」
私「ムム・・・」
宏「カレッジって何なの。トト(今だに自分をこう呼ぶ)は絵里みたいにAPクラス取らないからね。」
私「ちょっと待ってよ。APクラスは取らなくたっていいけれど、お母さんがカレッジに行ったんだって意味あったんだから・・・。それじゃなくちゃ会社に入れなかったよ。」
宏「放送局だっけ?でもどうせバイトでしょ。」
私「違うよ。しっかり仕事していたんだから。結構ばりばり働いていたし、いいお給料もらっていたんだよ。」
宏「え!バイトじゃなかったの!ずっとちょっことしたバイトだと思ってた。へえ~。でも皆(絵里と研人)もそう思っているよ、絶対。」
私が仕事をしている姿は一度も見たことがない子供たち。お母さんは家にいて近所の人と適当に遊んで適当な食事を作っているだけと思っていたのか。そうだとしたらいくら私がえらそうな事言ってみても、何の説得力もなかったはず。子は親の背中を見て育つと言うけれど、それじゃあろくな育ち方しないよね。何ともむなしく悲しいです。

 

 

9/21(火)晴れ

子供たちは日々の宿題とそれぞれのスケジュールをこなす日々が続く。
 絵里はいつのもように学校の後すぐにバイトへ。Graceに来ている子供たちの名前も覚え、たいへんなものの楽しく子供たちの宿題をみたり算数を教えたりしている様子。その中で私立の小学校では宿題の量が公立の3倍位あるそうで、加熱する勉強合戦はここアメリカでも低年齢化しているのは事実。
宏人アートのインターンシップ(3時半~5時)小さい子を相手に少しばかりの絵の手ほどきの時間は宏人は心底楽しんでいる様子。しかしアートのクラス(非営利団体ではない)のボランティアである為、コミュニティーサービスの時間としては加算されない事が判明。
宏人はせっかく一生懸命やったBH中学のボランティアもサインしてもらった用紙を無くしてしまい、只今の所コミュニティー時間はゼロ!自分からボランティアを探して来るという事はなく、今年度分をきちんとやれるのだろうか?まあ自分で解決してください。
絵里アートのインターンシップ(5時~6時)
荒木弁護士からはその後何にも連絡がない。 果たしてグリーンカード申請の準備は進んでいるのだろうか?キヤノンは書類にサインをしてくれているのだろうか?来年の今頃はどんな生活をしている事やら。お尻に火がついた感じでどうも落ち着かない。

 

 

9/22(水)晴れ

Teddyが発作を起こしてから、全く彼(Teddy)を一人いや1匹残して出かけられなくなった私。たいそうな可愛がりようだと友は言う。そしていくつかの犬に関する本を貸してくれた。その中で”ペットロス”と言われる大事なペットを亡くした人たちの体験が載っていた。その中には後追い自殺をした人までいた。とってもシリアス。
私としても今こうして日記を書いている時でもTeddyが死んでしまう事を考えると涙が出てくる。
犬を買う前に旦那が言った「必ず別れがくるんだよ。」飼う事を決めた当初は、別れなどほとんど念頭になかった。今になって、別れがあるんなら飼わなきゃよかったとさえ思ってしまう。
発作以来、私は甘やかしているのだろうか。前にも増して甘えん坊になり、片時も私のそばを離れない。食事のときはテーブルに顔を伸ばしてくるし、舐めまくりも以前より激しい。薬の副作用で食欲が旺盛で常に何かを欲しがる。
この時甘やかしてTreatを上げてはならず、ベビーニンジンのスティックをあげると良いとVetが教えてくれた。
 絵里は水曜日は特に忙しい。 いつものようにバイト。4時半帰宅。すぐに部屋に籠もりホームワーク。 6時半~8時、アート。帰宅は8時半近く。夕食。すぐに再びホームワーク。11時を過ぎてもホームワークは終わらない。
こんな生活Junior(11年生)皆がやっているのかしら?しかしお友達のMichelも12時までホームワーク、朝4時起きで再びホームワークそして7時に学校へ行ったそう。
仲良しが皆やっていると思うからやっていけるのかもね。
6時~7時半 研人サッカープラクティス。日が日に日に短くなって7時半までやるのも難しくなってきた。 日が短くなるのは何とも物悲しいものだ。

 

 

9/23(木)晴れ

お隣のJeanが来る。明日から屋根の修理が入るのでダストがひどくなると思うので、窓を閉めたり犬は家の中に入れておいてくれとの事。
Jeanは子供はなく、だんなさんのRandyはすでに退職している老夫人だが、とても話しやすく家に上がってもらってしばらくおしゃべりをする。 庭先で叫んでいるのが聞こえるのか、Teddyの名前も知っている。彼らの老犬ジャーマンシェパード”Shadow”とTeddyがお友達になれたらと思うが、人見知り(犬見知り?)の激しい犬だそうで少し難しいようだ。
宏人アートクラス(5時~6時半) 絵里バイト後、近くの図書館へ行く。
7時お迎え。
8月末に学校が始まって以来、土日さえも宿題に追われる絵里。日本語の勉強は全くできない。
宏人と研人は宿題の少ない日も多く細々と日本語学習を続けている。 宏人ってどういう奴だか未だにわからん。高校になっても勉強がたいへんと嘆くわけでもなく、いつもぐたぐたしている。成績はそう悪くなく宿題も完璧ではないものの出している様子。最近行われたMathのテストでは99点でクラス2番だったと自慢する。が、100点が取れなかったことを悔しがる風もない。家で簡単な計算問題をやらせると、やたらに時間がかかり、いつも60~70%の正解率。これではいかんと、もっとやらせると、さらにできない。注意してみると九九もおぼつかない事がわかる。これでホントに大丈夫かい?
かのアインシュタインがノートに付けていた費用の計算は間違いだらけで、彼は単純な計算が弱かったそうだが、宏人のできなささにアインシュタインを引き合いに出しても意味がない。
そんな宏人だが、最近結果が発表になったSAT 9(カリフォルニア共通テスト)の成績はすこぶる良く、決してバカではないと思われる。ちなみにこのSAT 9の成績で、絵里はサイエンスの弱さを露呈。標準点しか取れていない。
研人はMathの一つの項目以外全てハイスコアー。驚異的な点を取る。(絵里はEnghish,Math,Chemistry,History-Social Scienceの4科目、宏人は English,Geometry,History-Social Scienceの3科目、研人はEnglish,Mathの2科目)

 

 

9/24(金)晴れ

鍵さんと山歩き。今日はTeddyも一緒に歩く。
ヘッドカラーをしていると引っ張る事もなく、何の手もかからずに2時間の山歩きができる。Teddyのような犬は1時間の毎日の散歩は必須のようだが、なかなか1時間散歩させるのは難しい。
夕方子供たちが交代で散歩をする事になっているが、皆いろいろと忙しくどうしても30~40分の散歩になってしまう。
研人が以前入っていたサッカーチーム(Almaden Ruckus)のコーチDanから電話があった。Almaden Ruckusは昨年California State Cupで優勝したチーム。要はカリフォルニア で1番になったチームだ。そのコーチからの電話。
Dan「今Ruckusは昨年同様State Cupを目標に頑張っています。そこで研人をバックアップゴーリーとして迎え入れたいんですが・・・。」
私「研人はもうゴーリーとしてプレーしていません。フィールドプレーヤー(ミッド)としてやっています。だからとてもゴーリーとして役に立つとは思えません。」
Dan「私がトレーニングすればきっとまた勘を取り戻すでしょう。研人の素質は私が知っています。ミッドしてプレーしたいというのならそちらの方も考えます。ゲームに出すこともできるでしょう。」
私「研人はここ数年、そううまくなっているとは思えません。あなたのチームに入るような力量はないと思いますが・・・。」
Dan「では来週研人を連れて来てくれませんか?私が彼の状態を見て判断したいと思います。」
私「研人の意志が大切かと思うので、返事は待ってください。彼の意向を聞いた上で、来週中に電話します。」
 昨年、VAからここに戻ってきた時にはDanにとって研人は必要なかった。というのはいいゴーリーが2人いたから。今チームのレベルが一段と上がってチーム内も平穏に行かなくなり、研人に声がかかったと思われる。 そこでJody(Brentのママ)にRuckusの内部事情を聞こうと電話をかける。 そしてわかった事。
DanのRuckusのかける情熱は激しさを増し、ほとんどクレイジーな状態で、週に5日間のサッカーとなっている。ゲームに出してもらえる時間もまちまちで、きちんと真面目に練習していても全く出してもらえない事もあって辞めていく子が続いている。
最近バックアップゴーリーが辞めてしまい、この補填が緊急課題。
週末のオーバーナイトトーナメントは、どんどん遠くへ行くようになり飛行機代とホテル代の費用がかさむ。
Danはサッカー人生を歩んでいく子供たちを育てる事を重要視しており、大学もサッカーで推薦入学できるように考えている。 これでは研人が求めている楽しめるサッカーは得られそうにない。
さらにRuckusのサッカーが楽しめる物でなくなってきているので、Brent他3人のBret Harte中に在学するRuckusのメンバーは、Ruckusとは別に中学のサッカー部にも入りサッカーを楽しんでいる。
このサッカー部は昨年研人は入っていたが、あまり楽しめなかったので今年はTry outを受けなかった。
Brentと Jodyは盛んに研人にも入るように薦めてくれ、コーチに話してくれるという。その話を聞いた研人も今度はやりたがり、一応打診してもらう事にする。
宏人ホッケーゲーム(9時~)。相手はAlmadenから10分ほどの所にあるLincoln。 高校のゲームとなると盛り上がりが違う。双方気合が入っていて見ていて楽しい。けれど宏人はその中で一際小さく華奢。当たられると簡単にすっ飛ぶ。接戦の末、3-5の負け試合。
一緒に行った研人が一生懸命兄の姿をビデオに撮る。 旦那も早く帰ってきてゲーム観戦。
お留守番は絵里とTeddy。

 

 

9/25(土)晴れ

今週末はサッカーもホッケーもゲームがない。
このチャンスにLAにいるテキサスの時の友達Pattyに会いに行けないものかと、ふと思う。
しかし、絵里は相変わらず山のような宿題を抱え、明日は一日ボランティアの仕事が入っている。結局あきらめざるおえない。
旦那は時間があると、オランダ時代に取った8ミリビデオをDVDに編集しているが、そのテープを見る限り当時は実によく出かけている。
旦那は仕事仕事で連日帰りも遅かったと記憶しているが、その中週末ホントよく遊んでいる。
子供たちは研人がまだ生まれてもいない頃であるから、文句を言うでもなく連日出かけていたのだろう。
月日は流れ、子供たちは手がかからなくなった分、家族単位で出かける難しさを痛感する。
一日部屋に籠もって宿題をやっていたのだろうが、夕方になって突然「Andyの所に行っていい?」と聞く。どうやらAndyの家でパーティが行われるらしい。Andyは中国人。Moon Nightを祝ってバーベキューをするらしい。 何となく面白くない気持ちになりながらも許可する。
絵里が帰ってきたのは9時を過ぎてからの事。忙しいながらも楽しもうとしている姿は賞賛に値するのかもしれない。

 

 

9/26(日)晴れ

Almaden Wine & Art Festival。 毎年恒例のこのお祭り。
今年は絵里はボランティアで8時から会場になっているAlmaden Lakeに出かける。
昼過ぎになって、いつものようにだらだらと宏人も日本語の勉強を終えた。 4人+1匹でCamden沿いの駐車場に車を停め、2マイルほど歩いてLakeに行く。
お祭りはLakeの西側だが犬は立ち入り禁止の為、Teddyと旦那と私は東側で日光浴をしのんびりと時間を過ごす。宏人と研人は祭り側に行く。
余談だが、”祭り”と書いていて日本のお祭りを想像してしまいそうなので、以後フェスティバルと言おう。”日本語”と”英語”言葉によって日本語に直すとどうもしっくりしない言葉がある。こうして日記を書いていても英語やカタカナがどんどん増えている今日この頃。私の日本語もどうも怪しくなってきた。
すぐに戻ってきた二人。今度は旦那と私がフェスティバルに行く。
絵画や写真、クラフト等の店が立ち並ぶ。旦那は今年のワイングラスを買いワインを飲む。これでこのフェスティバルのグラスは5個目か?
さらに進むと絵里や宏人が通う藤井アートスタジオからの生徒達の出展。絵里のひまわり、宏人のフルーツボールの絵が掛けられていた。そして忙しく立ち働く絵里の姿発見。
お土産のフリスビーを会場に来た人たちに配っている。その顔は真っ赤に上気している。
今日はいつになく気温が上がり、ジーンズをはいていると暑苦しい。
フードコーナーでピザとサンドイッチを手に入れ、ライブミュージックを聞きながらぱくつく。
Teddy達のいる東側に戻ると、手持ち無沙汰の表情の宏人と研人。彼らを昼食を買いに走らせ、私達はまたゆっくり。
宏人は友達に全く会う事ができずつまらなそう。それなら一緒に行く約束でもすればいいのに・・・。不機嫌そうな宏人を家に帰す。
研人は親と一緒の時も満足なのか、おいしそうにピザを食べる。Teddyにはリーシュを外してやりたいが、まだまだどこに行くやも知れず自由にしてやる事はできない。
特に何をするでもないボーっと過ごす時間。私は結構しあわせ。
再び来る時と同じ2マイルをTeddyと共に戻る。サンダル履きは失敗と反省。歩きにくい。
家に戻ってTeddyの体をよーく拭いてあげる。本当ならばお風呂に入れたいところだが、Teddyもかなり疲れている。
体に鞭打って庭でバレーボール。 旦那は絵里のお迎えに行く。
只今6時。なんと10時間もボランティアしてる。
週末もあっという間に終わり、皆憂鬱な月曜日がまた来る。

 

 

9/27(月)晴れ

研人のブレイシスがまた壊れて急遽取った矯正歯科の予約は2時15分。研人は6時間目を早退して歯医者に行く。
どうやら矯正が進み、歯が大幅に動いたので、ブレイシスが外れてしまったらしい。骨とも言える歯の移動・・・すごい技術だ。
いつものようにバイトを4時半に終えた絵里はそのまま歯医者へ。今日は半年に一回のチェックアップとクリーニングの日。丹念にクリーニングしてもらってさっぱりしたようだが、家に帰ってきたのは6時近く。ホームワークを考えると時間ばかり気になる。
研人6時~7時半、サッカープラクティス。 シャイな研人も今のチームに慣れ、チームメイトとじゃれあう事も多くなった。今さらDanの誘いのRuckusに入る気はない。その旨を伝える為Danに電話した。これで永久にRuckusとはお別れだ。
Jodyから電話あり。 BH中学のサッカー部に空きが出るので、研人が入れることになったそう。明日から学校での練習に参加する。

 

 

9/28(火)晴れ

準子さんが少しずつ元気になってくれて、私達をお食事に誘ってくれた。
Elissaを亡くし、Daveはフィリピン、Anitaとの二人の生活で全く食事を作る気を無くしていたが、ここの所また少しずつ作るようになった様子。
今日は鍵さん、松ちゃん、私の3人とTeddyを招待してくれたのである。
煮物と牛肉のてんぷら、和風サラダのおいしい日本料理は私達をとても幸せにしてくれる。
Teddyはポチと遊びたくて付け回し、嫌がられている。その姿がまた可愛い。
絵里:バイト後アートボランティア
宏人:アートボランティア
研人:BH中でのサッカープラクティスに参加する(3時~4時半)。以前のチームメートや今のチームメートの他知った顔がいっぱいの学校のサッカーチームだけに、楽しめそうだ。

 

 

9/29(水)晴れ

Happy Aniversary 20 years!!
何と結婚20周年。率直な話よくここまでもったもんだと思う。20年たっていろいろ歴史を作って、さらに互いに(?)大事に思っている事を誇りに思う。ありがとう宏明さん。これからもよろしくお願いします。
いつものように旦那は子供達を学校に送り届ける。が、いつまでたっても会社に出かけようとしない。何と今日は休暇を取ってくれたそう。心優しき旦那様の粋な計らい。
しかし私はAPLの日本人ミーティングがあり、10時半家を出る。今回のミーティングは新しい人も入ったので簡単な顔合わせと今後の予定を話しただけ。予想通り私に代わってリーダーに名乗りをあげてくれる人はいない。
今年も役員をする事になった。しかし一緒に今年もやることになった中山さんが全面的にメールを配信してくれる事になったので、あくまで私はサポートと言う立場でいることにする。これだけでずいぶん気が楽になった。
12時、家に帰ってすぐ旦那とデート。Teddyは久しぶりのお留守番。
 指輪も花のプレゼントも無いけれど、気に掛けてくれただけでうれしいデート。旦那が新しく見つけたお寿司屋さんに行ってみたが開いてない。新しくできると聞いた中華バッフェに行くが閉まっている。う~ん、ついてない。近くの混んでいないイタリアンに入る。
結婚して20年。キヤノンに入って20年。アメリカ生活10年。ゆうきが丘の家を建てて10年。只今グリーンカード申請中。果たしてこの先10年に何があるんでしょう。
2時半を過ぎて子供たちのお迎え。お迎えにTeddyを連れて来ない事をいぶかしむ子供達。
研人はまた発作を起こしたのかと心配する。 今日が結婚記念日だとは全く考えていないようで、お父さんが家にいてびっくり。子供達に祝ってもらおうなんてあまかった。
絵里バイト他アートのクラスあり。水曜日はとにかくきついと表情は厳しい。

 

 

9/30(木)晴れ

月・火・木は研人の学校のサッカーが始まったので、絵里と研人のお弁当を用意し学校にお迎えに行く事になる。
水・金は絵里の分のみ。
3時15分、研人サッカー部の写真撮影。コーチJohnと挨拶。
3時45分、スクールバスに乗ってゲームに行く。今日の相手はHoover。ダウンタウンの学校だ。私は見に行かなかったが3-0で勝ったそうだ。
トラベルチームに入っている子たちばかりの今年のBH中のサッカー部。勝ちまくりそうだ。ちなみに第1戦は8-0の勝ちゲームだったそう。
旦那は急いで会社を出、フィールドに向ったがすでにゲームは終わった後。今回あまり研人は出してもらえなかった様子。そりゃそうだよ。まだ入ったばかりでろくに練習もしていない。
宏人アートクラス(5時~6時半)
大統領選たけなわ。今日はBushとKerryの第1回目の公開討論(Debate)がテレビで放映される。
絵里は友達のMunaとメモを取りながら1時間半に渡る討論会を見る。今の時点でBushがやや有利のようだが、今回のDebateでどのようになるか?
私も見たかったが、出たり入ったりで忙しく少しも見ることができなかった。
宏人のアートクラスの後、ピザをテイクアウト。夕飯にする。

 

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