2018年1月18日木曜日

うしろめたさの人類学



良い本に出会った。
著者はエチオピアの農村や中東の都市に暮らし研究を重ねた文化人類学者。
文中の言葉を思わずメモった。
『同じ身体で同じ場所にいても、同じ世界を生きているわけではない。世界の観方が変われば、生きる世界が変わる』
子供達に読ませたいと思った。英訳されると良いな。
Amazonの説明では
〜〜市場、国家、社会…
断絶した世界が、「つながり」を取り戻す。
その可能性を、「構築人類学」という新たな学問手法で追求。
強固な制度のなかにスキマをつくる力は、「うしろめたさ」にある!
「批判」ではなく「再構築」をすることで、新たな時代の可能性が生まれる。

追記>

韓国語での出版が決まったそうである。

世界中誰もがそれぞれの立場でそれぞれの事情があって、生きる事に皆精一杯だ。世界は貧富の差は元より日々の生活も保障されない国々もたくさんある。その中で社会とは何か、国家とは?そしてそこに大きく関わってくる経済(市場)。
人と社会との関係を考察し、何をするべきなのか、どう考えるべきなのかの問いかけの本と思う。
そういう意味でも、物事を違った視線で見てみるのは、とても大事と感じてます。

相手が何故そのような態度を取るのか、何がそのような言葉になるのかと言う視点に立つ事は大切と思う。
相手の声、それが人でも組織でも、はたまた国であっても、聞ける自分でありたい。批判、攻撃、排他は何も生まない。

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