正直、阿刀田さんの作品は読んだ事がなく、講演前にちょこっとエッセーをチラ読みしただけだった。果たしてどんなお話が聞けるのか。
阿刀田さんの講演は、非常に愉快で楽しい彼の人柄の良さが滲み出たものだった。
何も知らずに行った講演会であるが、阿刀田さんは図書館司書として働いた後、作家になったそう。作家デビューは43歳!その後直木賞、吉川英治文学賞を受賞した。現在山梨県で図書館長を務めてる。
講演では、本の楽しみを自己の体験からお話下さった。
幼少期の古典落語から、百人一首、源氏や平家物語、銭形捕物帖、芥川、世界裸体全集からヨーロッパの美術、ギリシャ神話へと移って行く。どんどん広がって行く世界。
とりわけ面白かったのが、古典落語〜平家物語やらは父親の本棚に収められてたけど、世界裸体全集は押入れの奥にしまってあった。中学生のある時それを見つけ、家人がいない時決まって盗み見た。4巻だかの美術書で1巻は土偶とかで飛ばし、4巻はピカソなどのわけのわからない裸体画だったから見なかった。中2巻はギリシャ神話やローマ神話を中心に題材とした裸体画。食い入るようにして見た。そして一応書いてある説明文も読んだ。そこからギリシャ神話等に興味が湧き、、、
中学生の高くんが浮かんで来る(^_-)
生の講演は息遣い、間や表情も感じられる。これはエッセーやネットでは味わえない最大の喜びであろう。
地方都市『宇都宮』では講演会や美術展、コンサートは限られたものであるが、しっかりアンテナは張って情報収拾に努めよう。
あ、阿刀田さんの本、早く読まなきゃ。手始めは『ギリシャ神話を知っていますか?』かな。
お!今知った。阿刀田高さん82歳!!!すごいなぁ〜。
情報を拡散していただき、誠にありがとうございます。
返信削除11月26日(日)午後2時から、阿刀田さん直伝の「現役のギリシア神話」をたっぷりお話しさせていただきます。お暇でしたら栃木県立図書館へ是非どうぞ。
わたしは、当日、2階ホールで神話の昆虫展を開催していた「栃木県県民の森マロニエ昆虫館」の職員で、昨年の9月、山梨県立図書館での出前昆虫展を実施し、阿刀田館長の講演を頼み込んだ者です。
はじめまして。
返信削除素敵な講演会をありがとうございました。
また興味深い企画があるのですね。残念(>_<) 予定が入っていて伺う事が出来ません。またの機会を逃さないようにチェックさせて下さい。