家からちょっと遠い大きめのブックオフに行った。店内は誰もいない。こんなに誰もいなくて潰れてしまわないかと心配になる。
衝撃的に素晴らしい本を見つけた。
手塚治虫 『大洪水時代』1955年の作品である。
北極海上に建設中の原子力要塞が、突如大爆発を起こす。大津波が日本を襲いパニックになる。ノアの箱舟で核からの脱出。。。
この話が描かれた1955年には日本には原子力発電所はなく、当時はソ連に一機あっただけであった。もちろんチェルノブイリの事故も起こっていない。因みに日本は1963年東海村が最初の原発である。
そんな中、未来を予見するかのような、原発事故そして津波のお話。手塚氏はすでに人間が生み出したもののコントロールできなくなる科学の力に恐れを抱いていたのだろうか?
手塚治虫というとアトムやブラックジャック、火の鳥が有名ではあるけれど、この本をできるだけ多くの人に読んで欲しいと思った。
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