2015年12月19日土曜日

私の第一印象〜シンガポール

初めてのシンガポール10日間の旅。記憶が褪せてしまう前に幾つか記録しておこうと思う。

何より心に留めておかなくてはならないのは、シンガポールは多民族国家であることだろう。
公用語は英語・マレー語・中国語・タミル語。人口比は中国系74.2%, マレー系13.4%, インド系9.2%, 他プラカナン、ユーラシア、ヨーロッパなどで構成されている。
英語が母国語のシンガポールの人たちにわたしの英語では通用しない。そもそも私の英語力などないに等しいものだけれど、買物ぐらいは苦労しないと思ってた。しかし通じない&わからない。なんと30と13ですら聞き分けられないのだ。また親日と聞くシンガポールの人々だが道を聞いてもどうも要領得ない。これが国民性なのか、私の英語力の問題なのかは今はまだわからない。

人口比が示すように宗教もいろいろである。19世紀前半に建てられ、今では観光業にも一役買っている仏教、ヒンズー教、イスラム教の寺院が隣り合わせに立っていたりする。いずれの寺院でもたくさんの祈る人たちがいた。日本の情緒豊かな静を思わせる寺とは違い、動の寺とでも言おうか。異文化を強く感じた。

さらに衝撃を受けたのはとんでもないエネルギーだ。
その一つは気候。ねっとりした高い湿度で30度の昼夜ほとんど気温は変わらずの熱帯の国。わたしの訪れた12月初旬はヘイズは見られず、時に曇り時に晴れ。青空も見えた。特別暑いなーと感じた日の午後は決まって、心臓が止まりそうなくらいの雷鳴と稲妻。そしてバケツをひっくり返したようなスコール。誰もが軒下で足を止める。
もう一つは何処もかしこも建築中の市街。もう充分に高層ビルが立ち並び、交通網も完備しているかのように見えるけれど、まだまだ進行中の都市開発。
さらに夜の派手さの凄いことったらありゃしない。ホント半端じゃありません。エスニックカラーの赤・青・緑・白……これでもかといった電飾である。電気はマレーシアから買ってるそうだけど、こんなにギラギラさせて良いんかい?

夫は仕事に行ってる間、私は地図とにらめっこ。目的地を定めMRTに乗ってあとはひたすら歩いた。方向音痴故、普通の経路の3倍の時間はかかっただろう。そして一人だったのでいろんな所を見られた気がする。

オランダとアメリカに住んで海外を知ったような気になっていたのが恥ずかしい。シンガポールの旅の衝撃は忘れないだろう。もっともっといろんな世界が見たくなった。












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