2010年7月7日水曜日

ああ、良かった!

バタバタとフル回転の引越し作業だったが、日本行きとSD行き仕分けは、思いのほか上手にこなしたようであった。5分しか見ていないSDのコンドー、16年前に建てた日本の家、どちらも大きさも間取りもあやふやなのに、SDに関しては家具も生活用品もほぼ完璧な量と品揃えと、一人自己満足にほくそ笑んでいた。

が、引越し荷物をほぼほどき終えた頃からどこに行ってしまったかと気になっていた物があった。父母の写真と供えていた水差しだ。

この数ヶ月、精神的にも肉体的にもやはりとってもきつかった。住む場所が確保できない不安、ぶつけどころのない苛立ち、時はどんどん過ぎて、作業的にも間に合わないのではないかというあせりもあった。精神的に追い詰められて体調を崩し動けなくなる事だけは避けたかった。

そんな私の欠かせない日課となっていたのが、亡くなった両親の写真に向かっての朝の挨拶。
お仏壇があるわけでもなく、お水を替えて声をかけるだけ。だけど毎日毎日<今日もよろしくお願いします。もう少し頑張らなくちゃだから、力貸して下さいね>って言っていた。両親の声を聞いたわけでもないのだけど、声をかけるだけで<よっしゃー>って気持ちになった。

そんな大事な写真と水差しが引越し荷物から出て来なかった。
引越しの日、彼らに声をかけたのは覚えていた。<もう荷物をどんどん詰めちゃってるから落ち着かなくなっちゃうので、しまうね。またあとでね。>
ん?どこにしまったんだ?

草葉の陰から怒っているだろうなあ~、あんなに毎日神頼みならぬ仏頼みをしていたくせに、この始末。夫に話したら<私らしいと笑ってるよ>と言ってくれたけど、気になって仕方がなかった。

その写真と水差し、昨日書類箱の中から出てきた~~!丁寧にペーパータオルで包まれているのを発見した時は歓声をあげてしまった。そうでした。これは大事と手荷物書類と一緒にしていたんでした。ああ、日本行き、最悪ゴミ箱行きになっていないで良かった~。

大慌てで探し回ってた私の姿も遠くで見ていたのかなー?
これからもどうぞよろしくお願いします。

退会したユーザー2010年07月08日 19:25
あはははわーい(嬉しい顔) 大事にするあまりの紛失でしたねウインク

あー同じです手(パー)
最近 気が付くと仏壇に向かって手をあわすようになりました。
心なしか?気持ちも落ち着く気がしますクローバー

kame32010年07月09日 01:44
holoholoさんもお仏壇に声をかけていらっしゃるんですね。

私はとても自己中心的な子供でした。親の言葉はほとんど聞き流し、自分のやりたい事だけやっていました。
もっといっぱいいろんな話をすれば良かった。写真に向かっての語りかけは、生前中よりずっと多くなり、戻れない過去を悲しく思います。

私のおっちょこちょい(死語になってる?)は定番で昔からの変わらぬ悲しき習性なのです(泣)。大事にし過ぎというより単に抜けてると言った方が当たってるような・・・。

anton2010年07月09日 10:03
kさまは、そうやって毎日ご両親とお話していたんですね。
無事に見つかってよかった。

あの子は相変わらずですね、って話してたよ、きっと。

これは大事なものだから、なくならないようにちゃんとしまっておこう、と思ってしまいこんだものの、ちゃんとしまったのがどこだったか、まったく思い出せない、なんてこと、よくあります。
さっきまで読んでいた本、どこに置いたっけ?とか。
昨日も職場で、あれ、さっきまで持ち歩いていたファイルはどこ~
と、探し回ってしまったし。

こうなるともう、おっちょこちょいというより、老化現象だわね。。。

kame32010年07月09日 13:36
antonさん

今まで自分では親に頼らないで生きてきたと思っていたんだけど、今回ずいぶん追い詰められて、親に精神的な拠り所を求めていたような気がする。結局親のありがたみがわかっていなかったんだな。

そうなのよね。以前から私はとぼけた性格だったけど、それに老化も加わるからたいへん。
さ、2F行って~と、階段を上がり2Fに行った途端<あれ?何しに来たんだっけ?>なんて事まである。物忘れもひどく何でもメモした方が良いのだろうか。友人はすぐメモする癖はつけたけど、どこに書いたかわからなくなると嘆いていた。困ったもんだ。

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