2010年7月16日金曜日

2010/7

自転車置き場

2010年07月17日05:01
今度の家は狭い。家自体が狭い話は置いて、今回はガレージと外回りのお話。
サンノゼの家は3台分のガレージとバックヤードに広い空間があった。

が、ここはサンディエゴのコンドー。ガレージは2台分、庭はパティオセットを置いたらいっぱいになってしまうフロントヤードがあるだけだ。

さて、車はただ今トラックとベンツ。なんとトラックはここのガレージには入らない。今はコンドーそばの路上に駐車している。
駐車に加え、自転車の置き場も問題になってる。数年前、7台あった我が家の自転車も今は3台。それでも3台の駐輪スペースを確保するのは難しい。ガレージの有効利用は不可欠となった。

引越ししてすぐにオーダーしたのが、この自転車ラック。
ガレージ天井から吊るそうかとも思ったけど、使い勝手・安全性を考えこのスタイルになった。
これで少しガレージスペースが広がった。

3台目の自転車は次男が大学寮に持って行く予定。この自転車はガレージセールで15㌦で購入した物。
友達もいないので暇な息子はチュンナップに頑張ってる。

JettaZ332010年07月17日 07:36
前輪が外してあるロードレーサーは、年代物ですね。
画像だけでは良く分かりませんが、多分20年以上前の物だと思います。
細身のクロモリのフレームが、カッコいいです。
パーツも年代物が付いている感じですネ。

ブレーキはカンティ・ブレーキなので、街中で乗るにはちょっと制動力不足かも・・・。
でもフレームが年代物なので、今主流のデュアルピボット キャリパーブレーキは、付けられないか・・・。

何にしろ$15は安いです。カッコよくアップグレードしていくのが楽しそう。

私も3台の自転車(クロスバイク・MTB・ロードレーサー)の置き場に苦労しています。MTBは分解して保管しています(-_-;)

kame32010年07月17日 13:01
tatsuo1さん

この写真を見ただけで、そんな事までわかってしまうとはさすがです。
20年以上前の代物だったとは~!?でも15ドルはお値打ちでしょ。なかなか渋くてかっこいいんですよ。まずはタイヤを交換するつもりが、買ってきたものは合わなかったとか・・・。他にも部品が合わないとか出てきそうですね。
息子はパーツも高くてなかなか手がでないと言っていますが、自転車もいろんな遊び方ができますね。


過保護?

2010年07月18日09:44
自転車ラックのオーダーと同時にオンラインオーダーしたのが、階段のスリップ防止マットだった。

1年半ほど前、テディーはひどくびっこを引いて歩いていた。テディー命の私は、その姿を見るのは忍びなくとてもつらく見ていられなかった。その後えさを変えたのが良かったのか、愛情マッサージが良かったのか、ありがたい事に今ではあのびっこが嘘のように、何の問題もなく走れるようになった。

そしてこの引越し。
今度の家の階段はハードウッドで、実に滑りやすい。
日中はテディーが2階に行く事はないのだが、私と同室で寝るテディーは夜は2階に上がる。当然、翌日階段を下りる。1日1回の階段でも私には滑り落ちないかと心配で胸が痛む。夫は気にしすぎとあざ笑うけど、私には笑えない重要案件。
ホームセンター・家具屋・Do it your selfのお店・・・いろいろ回ったけど、良い滑り止めがない。結局オンラインで見つけたのが、このマット。数ヶ月間のみ使用には割高だったけど、グリップもしっかりしているので大満足。

それにしても、うちの犬、金喰い犬だね~。純血種でも血統証つきでもないのにねー。

退会したユーザー2010年07月18日 19:03
あははは。確かにテディーは箱入り犬ですよ指でOK
そう思うと、我家のタロウは全く手をかけてないなぁ。
今日も、暑くてベロだしてました犬
こんな時は、水浴びだぁ~と私たちは張り切るのですが残念な事に、水が大の苦手失恋喜ぶどころか、テンション下がっていきますがく~(落胆した顔)

ちなみに、タロウはザ・雑種です。でも、義父は、可愛さのあまり?
ゴールデンが入ってるexclamation ×2と言い張っています。。(イエイエ全く違いますって・・と心の中だけで呟くワタシ)

kame32010年07月19日 01:09
holoholoさん

やっぱり私は過保護なんですね、、、、。
holoholoさんの犬は水嫌いのタロウですか。暑くても水が苦手とは笑っちゃう。

ちなみにテディーはチャウチャウとコリーのミックス犬なのですが、散歩の時しばしば「何種?」って聞かれます。そんな時は「Chow Mix」と答えるのですが、「Oh,Chow Mein」と納得したように言われた時は大笑いでした。
『Chow Mein(焼きそば)』と言う犬種はないですよねぇ。

anton2010年07月20日 17:15
あれぇ~。コリーとのミックスだった?
なぜかず~っと、シェパードとチャウチャウのミックスだと思っていました。

kame32010年07月21日 00:16
antonさん

いやいやこちらこそ失礼しました。
以前をお話していた時に、チャウチャウとシェパードと言っていたと思います。
動物愛護センターの書類にはチャウチャウ・コリーミックスとしっかり記載されていました。家族間でどうも感覚的にフィットしなかったからなのか、いつの間にずっとチャウチャウシェパードミックス犬と思い込んでいました。お恥ずかしい話です。

anton2010年07月21日 05:18
いえ、いえ。自分の妄想じゃなくてよかった(笑)
でも、どちらかというとシェパードと言われた方が納得!の顔立ちですよね。

kame32010年07月21日 08:09
どうもどうも。思い込みと言うか、勘違いが多くてすみません冷や汗

ちょっと余談、
人見知りの激しかったテディーですが、最近性格が変わって来たみたい。
見知らぬ人にペットされるをひどく恐がっていたのに、最近では寄って行って舐める事も・・。引越しで人の出入りが多かったせいなのでしょうか?犬の性癖って、犬種によってずいぶん違うんでしょうねぇー。


ラッキー!

2010年07月20日05:37
今日ちょっとうれしい現実を知った。

アメリカの消費税は場所によって税率が変わったり物によって税金がかかったりかからなかったりする。
そしてその税率はカリフォルニア内でもカウンティーによって異なる。サンディエゴカウンティーの税率は8.75%。サンノゼ(サンタクララカウンティー)の時は9.25%だった。

今まで住んでいた所の税率を調べてみた。
Dallas(TX)・Dallas(TX)  8.25%
Woodbridge(VA)    4%
San Jose(CA)      9.25%
San Diego(CA) 8.75%

ちなみにサンフランシスコは9.5%、ロサンゼルスは9.75%と軒並み高い。
そして有名な話だが、買い物するならオレゴン州。何故なら消費税が驚きのゼロだから。
それにしても何故税金の高いカリフォルニアが深刻な財政難になってしまったの?

日本の消費税は5%。この税率が妥当であるかどうかは、対象となる品で全く変わってくるだろう。
カリフォルニアでは食料品には消費税(Sales Tax)はかからない。

税金のお話、お次は固定資産税の予定。

退会したユーザー2010年07月20日 16:53
食料品は無税なのですか電球
知らなかったーーーexclamation ×2

個人的に贅沢品には税率あげてもいいと思っています
わーい(嬉しい顔)

BOMKAME2010年07月20日 19:37
えー、ではニュージーランドの場合・・・
食料品でも車でも「12.5」%でございます
内税だから表に出ないけどすごい数字です
更に近いうちに15%になります。
でもNZ政府に言わせると諸外国に比べると低い。というのが彼らの言い分です。

…生きるのに必死です。

kame32010年07月21日 00:34
holoholoさん

食料品に税金がかからないっていうのは、とても納得がいきます。
こちらの消費税は外食も税金対象です。しかしテイクアウトにするとかからない場合もあったり・・。いろいろと節税対策はありそうです。

私も贅沢・嗜好品と食料他生活必需品の税率は分ける必要があると感じてます。

BONKAMEさん

そりゃあ、ずいぶんお高いですねー。
それも一律15%なんて!
諸外国に比べると安い。。。。諸外国ってヨーロッパの国々を指しているのかな?
NZの物価自体はどうなの?いろいろ知りたいなあ~。


支払いが始まった

2010年07月23日13:26
家のローンの支払いが始まった。
今後我が家に果てしなく続くローンの支払いだが、今日はアメリカで家購入の際の支払いのお話を少し。

日本では家は自分の生活そのもの、一生ものと考える人が多いと思う。
しかしアメリカでは家は投資の一つ、個人財産の形成・生活水準アップと考えられている為、資産価値を上げようとリモデル(改築)をしたり、グレードアップの家の買い替えをする。日本の改築や買い替えとは少し考え方が異なるのだ。景気が好調の時は、不動産市場も顕著に活発化してくる。
今年の住宅差し押さえの物件は100万件を超える見通しだそうで、空前の多さとなりそうだ。本当の意味でのアメリカの景気回復はまだまだ時間がかかりそうだ。

我が家の住宅ローンは30年利率固定ローンだ。30年!驚くなかれ、このローンは標準型のローンで、非常に一般的だ。(アメリカにはその他15年固定ローンや金利だけを返すローン・景気によって変わる利率変動型ローンなどもある。)
ローンの支払い30年と言っても、ローンの書き換えなしに30年間ローンを払い続ける人は極端に少なく、多くは購入後4年以内にリファイナンス(ローンの組み換え)したり、物件を売りに出したりしているそうだ。
不動産物件を購入→リモデルなどをして物件の価値をアップ→不動産価値が上がったら売りに出す→新しい物件の購入→物件価値を上げる→売る

この手順で資産を増やしていくのが、一般的だった。『不動産は値下がらない』・・・アメリカ人の多くが信じていたこの神話が崩れてしまい、アメリカ経済が破綻したのだが、アメリカの不動産に対する考え方は基本的には変わっていない。
ただ数年前は単純に家は買えば必ず値上がりすると言われていたのが、最近では各物件ごとに現時点の値より下がらないかどうかが(誰もこれからの事は言えないけれど)焦点になってきている。
またアメリカの住宅事情を知ってびっくりしたのが、アメリカでは中古住宅も価値が大きく下がるような事はなく、築30年、40年なんて家はいくらでも売りに出てる。土地+家屋が何十年経っても査定対象となる。日本の中古住宅販売で、家屋はほとんど価値がないなんて言葉が頻繁に言われてるのとは大違いだ。

我が家のローンの利率は4.75%。少し前は7~8%だったから、良い時に借りられたというべきでしょう。実はローンタイプを30年固定金利型と決めた後も、ローン金利は確定しない。ポイントと呼ばれる融資手数料を払えば利率を少し下げる事ができるので、ポイントをいくら買うかを決めなくてはいけない。そしてポイントの支払いを決めた後、ローンに確定のロックをかけて金利を確定させる。金利は毎日変動しているので、いつロックをかけるかは時の運。月々の支払い金額もずいぶん変わってくる。
それにしても今の日本の住宅金融公庫の金利は、2.3%~3.2%。日本で借りたかったあ~。

さて、今回始まった支払いは、借り入れたローンの返済と固定資産税(Property Tax)の支払いをしている。固定資産税は年1回か2回まとめて支払うのが一般的であるが、我が家は借入先ローン銀行への月々の支払いに固定資産税の支払いも組み込んである。これはローン契約の時点で決めImpoundという処置を取る事によって、毎月支払う住宅ローンの返済額の中にエスクロー(預託管理)の形で銀行への税金預託支払額を含ませる。ローン銀行はエスクロー(預託管理)勘定に累積されてきた資金から固定資産税の納付を行う。このやり方でまた少し金利を下げる事ができたようだ。

固定資産税は物件によってその税率はまちまちで、その実態は私にはよくわからないが、カリフォルニアの固定資産税の税率は初年度は1%である。5000万円の家で年間50万円の支払い。この金額は侮れない。固定資産税はローンを組む段階で決して忘れてはいけない項目なのである。
日本の固定資産の税率は本当に低い。毎年来る納付書を見て、思わずニンマリしてしまう金額だ。
税額は日本と同様物件の評価額によって変わってくるが、一般的には毎年2%の増額があるそうだ。不動産価格が下落した状況下でも、固定資産税は上がっていく現状。これも手続きを取れば下げるのも可能と言うから、何でも知識がないとひどく損をしてしまうと言う事か・・。

さらに月々の支払いで見落とせないのが、HOA(Homeowner:s Association)の費用。アパートの共益費である。月々300ドル程の支払いに、ゴミ処理代・水道代・庭木の手入れ・プールの管理費等が含まれている。集合住宅も悪くない。

ずっとレンタルハウスに住んでいて何もわからず何も知ろうとしなかったけど、今回急遽家の購入となって、わからないながらもいろいろ学ばせてもらった。これも貴重な経験なり。

退会したユーザー2010年07月24日 01:07
こんにちは。落ち着かれたようですね。しかし固定資産税は頭が痛いです。我が家も最近、当局から評価額の通知を受け取りましたが、やはり税額は2%位はアップしていました。

米国の住宅は個人の資産でありながら公共財としての性質も高いですね。日本と比較すると、この国の不動産の流動性(換金性)が高いのは、驚くばかりです。不動産価格が高値を維持してきたのは、学校をはじめとする地域の公共サービスが、固定資産税を頼みの綱としているからで、税収を維持するためには何でも有りというか、バブル的な評価額を当局が捏造してきたからだと思います。その虚構に皆が相乗りしてきましたが、いろいろと破綻が広がっているのが現状なのでしょう....

kame32010年07月24日 08:09
umibouzさん

固定資産税の半分以上が公立の学校へ分配されると聞きました。確かに公立校の質には大きな地域格差があり、それは固定資産税と密接な関係があるのは理解できます。
が、「税収を維持する為の評価額の捏造とは!それはないでしょ!!」とは言えず、思わず納得してしまうのが、悲しいです。

保険にしても税法にしても、少し齧ると<うそでしょ~>って事が多すぎです。


それぞれの・・

2010年07月27日12:25
サンディエゴでの生活も1ヶ月が経過した。
大方の荷物も片付き、新しい住まいにも慣れてきたこの頃だ。

サンディエゴに友達のいない息子達は、荷物が片付いてすぐはする事もなく所在無げであった。しかしそれもじきに慣れたのか、少しずつそれぞれの趣味のスキムボードや写真、自転車などに時間を費やすようになっていった。

が、やはり友達が恋しい。
そんなある日の朝(7/22)、長男が「友達がこっちに来るプランしてるんだって。」と、うれしそうに話した。しかし夜になっても何の連絡もない。所詮気まぐれな若者だもの、プランはプランと長男も特に気にしている様子もなかった。
そして夜10時、「来ちゃった!家の前にいる。」と息子は携帯電話を片手に上気し階段を駆け下りた。サンノゼから3人の友達が来てくれたのだ。ちょっと出かけてくると出て行った息子達。しばらくしてリビングでぼそぼそと低い話し声を聞いたような気もするが、特に気にせず寝てしまった私だった。
朝になって、リビングにドカンと転がっている男達3人。ムム、困った。こりゃ何にもできないよ。なんせ狭い家だもの。
結局息子の友達は3泊して、サンノゼに帰っていった。その間海・ダウンタウンをフラフラ、公園行ってバスケット、家でBBQ他,夜はプールにポーカーや映画鑑賞と盛りだくさんに遊んでいった。日本では当たり前になってる大学生の飲酒は全くなしとは、見上げたものだ。
彼らは決してだらしない青年達ではないし、私に気を遣ってくれているのもわかるのだけど、リビングルームは大きなバックや靴が散乱、前庭のブロックにはビーチタオルのみならずパンツまで干してある(基本的に集合住宅では美観を損なう洗濯干しなどは禁止されてる)。狭い限られた空間の中で彼らの様子を見ていて、これが男子大学生のアパートや寮住まいの生活なんだなあってつくづく思った。いい物を見せてもらった。20歳、人生最高に楽しい時なのかもしれないなあ。そしてやはり長男にはルームメイトが必要だろう。一人暮らしは寂しいよ。

1日目の晩はリビングルームに寝た息子の友達だったが、翌日からは次男の部屋で寝る事ができた。
と言うのは、彼らと入れ違いに次男はサンノゼに行きしばらく友達の家に泊めてもらってる。
次男からは連日連夜、友達と最高の楽しい時を過ごしてるよと連絡が入った。はしゃぎ過ぎで運転には特に気をつけるようにと釘はさしたけど、どこまで聞いてるやら。

そして今日7月26日(日本は27日)は、娘が大学の寮を出る。夫が休みを取って荷物の引き取り手伝いに行くはず。
娘の1年間の留学生活が終わる。大学で何を学んだのかは全く知るところでないけれど、日本語が驚くほど上達したのが、チャットやメールからも確かにわかる。日本を訪問ではなく、生活の場として経験できた意義は大きいだろう。
娘は明日アメリカ行きの飛行機に乗る。彼女は何を思うのだろうか。

家族それぞれの世界がある。そしてその世界が少しずつ広がっていく。
皆それぞれにそれぞれの人生を楽しめたらと、切に願う。
これからの人生、自分も含めてそれぞれがどう展開して(させて)いくのか、非常に楽しみだ。

anton2010年07月27日 17:07
一人でいることを恐れる人にはなってほしくはないけれど、友だちと過ごす時間もまた、かけがえのないものですね。
お子さんたち、お友だちにも恵まれて幸せですね。
親の知らない世界が、どんどん広がっていくのね。
そうでなければ困るのだけれど。

kame32010年07月28日 02:47
antonさん

親の思いとは裏腹に、彼らは自分が楽しむ事だけを追い求めているように感じる事もしばしば。しかしそれが若いって事なのかもしれません。そしてそんな時期は人生のほんの一時。そんな彼らに自分の若かりし頃を見ています。
私が青春時代の友とこうして今を共有できるように、彼らにもいつまでも良い友達でいられる関係を築いて欲しいと思っています。
ありがとう!

退会したユーザー2010年07月30日 07:24
そうでしたか!過ぎてしまえばあっとゆう間の1年だったのでは?
日本語が驚くほど上達したって事は充実した日本の大学生活だったのですね目がハート

息子さん達も、遠く離れた友人達と再開して数日間を共に過ごされて充実された事でしょうわーい(嬉しい顔)
その、男らしい(笑)滞在ぶりってちょっと気になります手(パー)
家は、1人娘なのでこれから先も、こういった経験は多分(?)
出来ないと思います。賑やかで楽しそうです!

kame32010年07月30日 12:13
holholoさん

ホント1年ってあっという間ですね~。
実は娘は今サンノゼにいます。次男もまだサンノゼです。彼らがサンディエゴに戻るのは、来週の予定。私はどこに泊まっているのかもよくわからず・・・。
こちらでは18歳を過ぎたら成人扱い。親の傘から出ているので干渉するなと言われますが、何をやっているのか、やはり気になります。
で、今回家で垣間見た若者達の数日間の様子は、非常に興味深いものでした。家にお友達が泊まるという事は時々ありましたが、広い空間だったし、朝から晩まで一緒で3人連泊なんて事はなかったから・・。これも今回の引越しゆえ。結構面白いものを見せてもらいました(笑)。

2010年7月15日木曜日

ありがとうの写真集

動物の絵が好きだった長男は、小学生の頃から度重なる引越しにもめげず転々と異なる絵画教室に通っていた(通わせていたというべきか?)が、バージニアからサンノゼに戻ってからは、Fさんのアートスタジオでアート全般を習っていた。そしてそのアートスタジオでは中学高学年になってインターンとして、高校生になってからはインストラクターとして働かせてもらっていた。
繊細で強情で神経質でズボラで優しくて頑固で・・・幼い頃からいろいろと問題の多かった長男。私の悩みの中心は常に長男だった。私の小言・文句は長男に集中していた。そんな可哀想な状況の中、長男をずーっと温かい目で見守り、褒め続けてくれたのはFさん夫妻だった。

大学に行き始めて長男はガラッと変わった。自ら学び自ら自分の行かんとする道を見つめ歩こうとし始めた。どうでもいいという投げやりな反抗的な態度は、ほとんど見られなくなっていった。

いや、実際に彼が変わリ始めたのは高校の3年目の頃だったかもしれない。Fさんの下、責任ある仕事を任され自信が出てきたのか、表情が生き生きしてきた。その表情の変化が交際範囲を広げていったのかもしれない。そして何故か急に女の子にもてるようになり次々と女の子が家に来るようになった。すると男友達の繋がりもますますしっかりしてきたようで、勉強はせずとも友達との信頼関係も生まれ高校生活を大いに楽しむようになっていった。

長男はFさんのアートスタジオで育てられたと言っても過言ではない。
大学に入ってからは、インストラクターとして中心的な存在となり、彼は自分の仕事に責任を持ち、親がびっくりするほど真摯に取り組んでいた。

私は心からF夫妻に感謝している。その私の想い以上に、決して口には出さない長男だが、F夫妻への感謝の気持ちは相当に強かったのだろう。
サンノゼの地を去ると決まった昨年秋頃、長男が突然言った「Fさんへのお礼に写真集はどうかな?」
今年に入って早々からFさんの留守を狙って(Fさんに秘密だった)通いつめ、スタジオ内の撮影を続けた長男。引越し前にようやく写真集となり、無事Fさんにお渡しする事ができた。



最後につけられた贈る言葉に多少誤字脱字があるのも、文法の苦手な長男ならではのご愛嬌だ。
しかしバックの色を黒にしてしまったので、全体的に暗いイメージになってしまったのは、反省材料。彼の初めての写真集は、彼を育ててくれたアートスタジオが題材となった。これもまた粋というものだ。

anton2010年07月17日 00:01
親以外の大人との関わりって、子どもにとって大きな意味があるんですね。学校や家庭以外の居場所を見つけるということも。
もちろん、本人の意志なくしてはそうした出会いを引き寄せることもできないのでしょうけれど。

自分にとっての大切な出会いに対する感謝の気持ちを、きちんと表現しようとする息子さんも、本当に素敵です。大人だなぁ。

写真集、背景色が黒でいい雰囲気ではないですか。
Brassaiの写真集を思い出しました。

Flickrに投稿している写真、時々眺めさせてもらっています。
上手いなぁって感心しちゃう。構図とか光の捉え方とか。

kame32010年07月17日 02:50
antonさん

全面的に自分を認めてくれる親以外の大人の存在は大事と思いました。特にお小言なしの爺婆や親戚縁者のいない海外生活ではその意味は大きく、さらに繊細で不器用、頑固者の息子なので、彼らの勇気付けなしには彼はずっと自分に自信が持てなかったのではと、感じています。

彼が自発的に感謝の気持ちを伝えよう、自分にできる事は何かと考えていた事に私は感動を覚えました。
子供はいつの間にか、ホントいつの間にか成長しているんですね。

Brassai・・・全く知らない世界でした。思わず検索してしまったよ。残念ながらあんな素敵な世界ではないけれど・・。
それにしても、antonさんの博識にいつもながらに恐れ入ってます。

Flickr、見ていただいてるんですね。
最近は車の写真ばかり撮って(Flickrに載せているのはほんの一部です)、私はちょっと不満。もっと自然を被写体にして欲しい~。

2010年7月7日水曜日

ああ、良かった!

バタバタとフル回転の引越し作業だったが、日本行きとSD行き仕分けは、思いのほか上手にこなしたようであった。5分しか見ていないSDのコンドー、16年前に建てた日本の家、どちらも大きさも間取りもあやふやなのに、SDに関しては家具も生活用品もほぼ完璧な量と品揃えと、一人自己満足にほくそ笑んでいた。

が、引越し荷物をほぼほどき終えた頃からどこに行ってしまったかと気になっていた物があった。父母の写真と供えていた水差しだ。

この数ヶ月、精神的にも肉体的にもやはりとってもきつかった。住む場所が確保できない不安、ぶつけどころのない苛立ち、時はどんどん過ぎて、作業的にも間に合わないのではないかというあせりもあった。精神的に追い詰められて体調を崩し動けなくなる事だけは避けたかった。

そんな私の欠かせない日課となっていたのが、亡くなった両親の写真に向かっての朝の挨拶。
お仏壇があるわけでもなく、お水を替えて声をかけるだけ。だけど毎日毎日<今日もよろしくお願いします。もう少し頑張らなくちゃだから、力貸して下さいね>って言っていた。両親の声を聞いたわけでもないのだけど、声をかけるだけで<よっしゃー>って気持ちになった。

そんな大事な写真と水差しが引越し荷物から出て来なかった。
引越しの日、彼らに声をかけたのは覚えていた。<もう荷物をどんどん詰めちゃってるから落ち着かなくなっちゃうので、しまうね。またあとでね。>
ん?どこにしまったんだ?

草葉の陰から怒っているだろうなあ~、あんなに毎日神頼みならぬ仏頼みをしていたくせに、この始末。夫に話したら<私らしいと笑ってるよ>と言ってくれたけど、気になって仕方がなかった。

その写真と水差し、昨日書類箱の中から出てきた~~!丁寧にペーパータオルで包まれているのを発見した時は歓声をあげてしまった。そうでした。これは大事と手荷物書類と一緒にしていたんでした。ああ、日本行き、最悪ゴミ箱行きになっていないで良かった~。

大慌てで探し回ってた私の姿も遠くで見ていたのかなー?
これからもどうぞよろしくお願いします。

退会したユーザー2010年07月08日 19:25
あはははわーい(嬉しい顔) 大事にするあまりの紛失でしたねウインク

あー同じです手(パー)
最近 気が付くと仏壇に向かって手をあわすようになりました。
心なしか?気持ちも落ち着く気がしますクローバー

kame32010年07月09日 01:44
holoholoさんもお仏壇に声をかけていらっしゃるんですね。

私はとても自己中心的な子供でした。親の言葉はほとんど聞き流し、自分のやりたい事だけやっていました。
もっといっぱいいろんな話をすれば良かった。写真に向かっての語りかけは、生前中よりずっと多くなり、戻れない過去を悲しく思います。

私のおっちょこちょい(死語になってる?)は定番で昔からの変わらぬ悲しき習性なのです(泣)。大事にし過ぎというより単に抜けてると言った方が当たってるような・・・。

anton2010年07月09日 10:03
kさまは、そうやって毎日ご両親とお話していたんですね。
無事に見つかってよかった。

あの子は相変わらずですね、って話してたよ、きっと。

これは大事なものだから、なくならないようにちゃんとしまっておこう、と思ってしまいこんだものの、ちゃんとしまったのがどこだったか、まったく思い出せない、なんてこと、よくあります。
さっきまで読んでいた本、どこに置いたっけ?とか。
昨日も職場で、あれ、さっきまで持ち歩いていたファイルはどこ~
と、探し回ってしまったし。

こうなるともう、おっちょこちょいというより、老化現象だわね。。。

kame32010年07月09日 13:36
antonさん

今まで自分では親に頼らないで生きてきたと思っていたんだけど、今回ずいぶん追い詰められて、親に精神的な拠り所を求めていたような気がする。結局親のありがたみがわかっていなかったんだな。

そうなのよね。以前から私はとぼけた性格だったけど、それに老化も加わるからたいへん。
さ、2F行って~と、階段を上がり2Fに行った途端<あれ?何しに来たんだっけ?>なんて事まである。物忘れもひどく何でもメモした方が良いのだろうか。友人はすぐメモする癖はつけたけど、どこに書いたかわからなくなると嘆いていた。困ったもんだ。