たった一本の苗を植えたのが昭和63年。それから30年余りで見事な群落に成長したそう。
ナツエビネは、春のエビネと異なり 生育が良ければ枝分かれし次々と花をつけるという。ヒノキ林の中、沢山の涼しげで粋なナツエビネの花たちがいかにも心地良さそうに咲く。よく見ると、その花の精巧で繊細な形、色合い。。実に美しい!
この椎茸の菌床をナツエビネに肥料として使っているのが、見事なナツエビネを咲かす理由の一つかもと大島さん。
この日の我が家の夕飯は呑み屋のような粋な食卓となった。
まずは大島さんお薦めの「椎茸のお刺身」確かに茎と傘の部分では味が違う。が、私はほんの少しあぶって、お醤油ちょこっとが好き。椎茸の旨味がギュッと詰まった一品。最高の旨みをパクっと頂く。
さらに『ウワバミソウ』という山野菜も頂いた。『ミズナ』という名で呼ばれる事が多いとか。しかし、一般的なミズナとは全然違う。
時期は春先から食べられるようで、夏に入った今は茎を食すが良さそう。という事で、この日は油揚げとの炒め煮にしてみた。食感はふきのようだが、あくや苦味が全くない。シャキシャキしてとても美味しかった。
田舎散策は実に楽しい。
地に足をつけた人々との交流はワクワクする。勉強になる。彼らはとても魅力的だ。
私は本当に栃木が好きらしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿