1月18日2:40AM 逝去。享年17歳5ヶ月17日
前日の朝から食事を全く取ろうとしなくなった。水もほとんど受け付けない。最期の時がすぐそこに。
この日は腫瘍のお薬パラディアをもらいに行く予定だった。前々日までかろうじて食事は取れていたのだが、この日は(もう要らないよ。行かないで良いよ。)と言っているようだった。遠方の獣医に高価な薬、もう止めてと言っていた。
一日ほとんど動かず夜を迎え、私はテディのすぐ横に床を並べた。それまで焦点の合わなかったテディの目はこの時しっかり私を捉えているようだった。私たちは互いを確認するように見つめ合い、私はテディの息遣いを感じながら眠りについた。
2時過ぎ私は突然の自分の咳に目が覚めた。体を起こしテディを見た。静かだ。思わず電気をつけた。テディの毛が黄金色に輝く白さを放ち、か細く息をしていた。私は話しかけながらただただ撫でた。しばらくして突然顎呼吸が始まった。2階で寝ている夫を起こした。そして数分後、2人の見守る中、テディは旅立っていった。
最期1ヶ月は辛い闘病生活だった。足に全く力が入らなくなっても、必死に外でおしっこウンチをしようとした。気が弱いけれど意思のはっきりした子だった。争いを嫌い徹底した平和主義。優しさは天下一品だった。
一時30キロあった体重が最期は14キロになっていた。
テディが立ってしまう数日前、嬉しい知らせが入った。
昨秋受験した次男のアメリカで獣医国家試験合格!テディがいたから次男は獣医を目指した。テディなしに今の次男はないだろう。実際に獣医師となるには、まだまだ越えなければならないハードルがある。しかし最大の関門を突破したのをテディも知って、共に喜べたのは奇跡のよう。
偶然にも18日は子供達とのファミリーチャットが予定されていた。息のあるテディを彼らに見せる事はできなかったけれど、まだ形あるテディとは対面できた。
テディ、この日を逝く日と決めていたのかな。
17歳という超高齢。私の気持ちの準備はできていると思っていた。テディは私の準備ができるのを待ってくれたんだと思う。
だけど、、、寂しい。抱きたい。撫でたい。触りたい。感じたい。
家を掃除してて、家具の下から出てくるテディの綿毛すら捨てるのを躊躇する。
19日 子供達からサプライズのプレゼントが届いた。
“Google Nest Hub” 私のretirement present だとか。。夫の退職時、「私にはないの?」って言ったからかな:D
ベストタイミングの最高のプレゼント。早速祭壇に置き写真をエンドレスで流してる。スローバラードと共に。
今もテディは私といる。
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