チェットとテディー
2011年03月01日15:38
マイミクのantonさんから「テディーみたいよ」っていただいた本 スペンサー・クイン著『ぼくの名はチェット』を読んだ。
私立探偵バーニーと相棒の大型犬チェットのお話。
犬のチェットが語り手となって話は展開するが、チェットの語る行動も彼が表す気持ちもまさにテディーの日常そのものだった。
どこにでもいそうな大型雑種犬チェット。特別な事は何もないのが最大の魅力と言えるかな。
以下の部分、まるでテディーそのものだった。
・目がよく見えずフェンスに激突してしまう。
・何か注意されてても、近くに食べ物があれば気になって気もそぞろになる。<聞かなくっちゃぁ、ああでもあそこに肉が・・>みたいな葛藤のさま。
・吠えるのはいけないと知っている、だけど知らないうちに吠えてしまったりうなったり。怒られて、無意識に吠えてる/うなってる自分に気づきちょっと慌てる。
・背中の部分をカキカキしてもらうと恍惚とした気分になり、目がうつろになる。
・難しい話は眠くなってしまう。
・行動はいつも主人と一緒。車のドアを開けたらさっと乗り込む。自分の場所を人に譲る気はあまりない。
などなどたくさん。
とは言っても、チェットは警察犬訓練所にもいた優秀な犬で自慢のジャンプ力がある。臭覚は天下一品で事件解決に大きく貢献してる。
かたや、うちのテディーはあまり運動能力が高いとは言えず、犬であるのに鼻も利かないようだ。私がたとえ強盗に襲われてもクンクン言うだけだろう、ただのお惚け犬だわねぇ(涙)。
名犬チェットと探偵バーニーの物語は全4冊のシリーズとして発売されるらしい。次作が大いに楽しみだ。
PS.テディーを見ていると何も話さないテディーの体から時々漫画のふきだしのようにテディーの言葉(思い)が見えるような気がするのだけど、それって変?たぶん著者もそんな感覚で犬と接しているのではないかなあー。それが小説になってる。ステキ!
犬好きにはたまらないよ。
antonさん、ありがとう!
anton2011年03月01日 21:33
いつも押し付けがましくて、すみません(笑)
でも気に入ってもらえてよかった~
動物の一人称って、下手すると読んでいるこっちが恥ずかしくなってしまうけれど、これは最初から最後まで楽しかったね。
テディーを思い浮かべながら読んでいました。
飼い主が大好きで、一緒にいるだけで嬉しくてたまらない(と見える)ところは同じだわね。
印象としてはチェットの陰に隠れてしまいがちだけれど、アロハシャツフェチでウクレレ弾きのバーニーも、なかなかイカしてる。
アメリカではもう3作目が出版されていて、この秋には4作目が出るらしい。
テディーの思いが見えるって、「動物のお医者さん」でチョビやピヨちゃんやミケのまわりにぼそぼそって書いてある、あの感じかな。
kame32011年03月01日 22:32
antonさん
今回もめちゃくちゃ楽しませていただきました!
私にはチェットの語りが、テディーの語りのように聞こえてきたので、たぶん倍以上も楽しめたのではないでしょうか。ありがとねー。
私もバーニーに惹かれちゃうよ。腕っぷしは強く頭もいいのに、とってもナイーブ。アロハ着ておんぼろポルシェ乗ってる姿、画像も自然に浮かんで来てる。。。Coolだわ~。
翻訳も良かったのでしょうね。とてもスムーズにチェットの語りからお話に入っていくことができました。だけど原文はさらに面白いかな?時々言葉の遊びも入っていたから。アメリカでは3作目も出ているなんて、ちょっと先がけて原文で読んでみてもいいかもね。
そうだねぇ、動物のお医者さんにそういうのがあったね。まさにあんな感じ。あの漫画を読んだ頃は犬を飼っていなかったから、単に面白おかしく読んでたけど、今読んだら違った見方をするのかな?読み返してみたいな。
ピピッ、どれだ?
2011年03月09日08:50
帰国して、次々と電気製品を買い揃えなければならなかった。
冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビ・掃除機はもとより、キッチン用品もほとんど持ち帰る事ができなかったので、基本的な品だけと思っても、揃えるには多くの時間と資金を要した。
帰国して4ヶ月が過ぎ、ほぼ全ての調度品が揃い不自由なく生活ができるようになった。
が、未だに新しい電気製品に戸惑っている。
使い方もさることながら、キッチンやダイニングで鳴るピーッという電子音に、である。
キッチン&ダイニングの目新しい品は、冷蔵庫・オーブンレンジ・ガスコンロ・タイマー・湯沸しポット・炊飯器・トースター・電話機・エアコン・石油ファンヒーターだが、その中で単音の電子音を発しないのはポットとトースター、石油ヒーター(電子メロディーを奏でる)のみで、それ以外はすべてピーとかピピッとかの電子音が出る。アメリカでは電子音が出るのはレンジと炊飯器だけだったのに。
<ピピッピピッピピッ>~ご飯が炊けました~
<ピーッピーッピーッ>~冷蔵庫をもう閉めてくださいな~
<ピー>~レンジ終了しました~
これくらいは私にもわかってた。
が、1月にオーブンレンジ・2月にガスコンロを手に入れて、途端にどれもわからなくなってしまったのだ。
日本の家電は、なんて消費者のニーズにあった形で優れた製品となって生み出されていることでしょうか。大雑把なアメリカの製品に慣れている私には、日本製家電は感動の極みではある。
オーブンレンジはシャープ『ヘルシオ』を購入した。このレンジは従来のマイクロ波ではなく、300度以上の加熱水蒸気で調理する。スチームオーブンレンジ使用に関しては、プラスもマイナスもあってたくさん書きたいのだけれど、今回は見送ろう。ま、一口で言えば<すごい!>ですね。
ガスコンロはリンナイ『グリル付クックトップ』を購入。コンロは煮こぼれなどで火が消えると自動的にガスが止まったり、消し忘れや異常加熱も防止する。グリルも立消え安全装置、過熱防止センサー等がついている。水の要らない両面グリルは使いやすく出来栄えも見事で魚だけでなく、野菜や肉料理にも実に重宝している。
こうして非常に良くできたこれらの機器であるが、何かあるとすぐにピーあるいはピピッと音を発するのには参った。
夕食の準備の際は、どこのお宅でも一気にこれらの家電が動き出すであろう。
冷蔵庫開けて料理開始。オーブンレンジ、グリルやコンロを使いキッチンタイマーかけて調理、同時にご飯も炊いてる。それにエアコンあるいはファンヒーターつけてといった感じかな。これらが次々と何かを知らせてくれるのは、ありがたいと言うかうるさいと言うか・・。我が家はダイニングルームにフォト入り電話機、携帯やパソコンも置いてあるので、それらも時に音を奏でる。
こうなると私にはもうお手上げだ。次々と買い揃えたもの(言い訳ですが)で、何の音だかまだしっかり把握できてない。いや、そもそもほとんど皆似たような音なのですよ。なので私はいつもどれだどれだと、発信源を探してしまう。だけど結局源が見つからない事もあったりで・・。
お知らせ電子音は時に便利ではあるけれど、何でも知らせりゃいいってものでない。消し忘れなどの危険を知らせる音は<コンロ注意>とか<危ないよグリル>とか、もっとしっかり主張してくれないかななんて聞き分けられない自分はさておき、思ってしまうのであります。
anton2011年03月09日 22:28
なんとも賑やかなキッチンだことwww
私の母はいちいちそういうのに、「はいはい、今閉めますよ~」「はいはい、今行きますよ~」と返事をしてるなぁ。
でも父曰く、年をとるとピピ音が聞き取り難くなるそうだから、うるさいうちは、まだまだ若い証拠かも。
ガスコンロ、ウチと一緒だ!魚をひっくり返さなくていいのが、グッドですよね。
それにしても、ヘルシア、羨ましすぐる!
kame32011年03月10日 09:55
antonさん
そうそう、私も電子レンジや冷蔵庫に返事してる事が多いよ。
でも冷蔵庫には、「わかってる~!」っていう事が多いような・・。性格悪いねー。
アメリカでは魚焼きはロースターを使っていたんだ。臭いが充満してしまうし片面だった。日本に帰ってグリルはあったけど、片面で掃除もたいへんだった。そして今回このグリルを手に入れて、大満足してます。上下の火力まで調節できるので、焼き具合もばっちり!ホントよく考えられて作られていると思います。だけどうちのは、ベーシックなクックトップなんですよ。お高いのになると、鍋の温度もわかって、揚げ物の時には油の温度もわかっちゃう至れり尽くせりの品になってた。主婦はどんどん楽になっていますね。
『ヘルシオ』・・電子レンジ使用と揚げ物の温め、ついてきた料理本のレシピーメニューは、確かになるほどという出来映えになりました。が、まだ使いこなせていないんだ。もっと自由自在に使えるようになるといいのだけど、ちょっと時間が必要のようです。
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