2002年11月30日土曜日

2002/11

11/1 (金)

からっとした天気には程遠いが雨は上がったので、研人はサッカーの練習へ。
日が短くなったのと時間が1時間繰り上がったので4時半からの練習。
それでも5時15分ごろには暗くなってボールもよく見えない。
久しぶりの練習なのに1時間も練習できない。
みなボールのコントロールが悪く日曜のゲーム大丈夫?

絵里は夜からお友達と映画に出かける。
見たのは"Ring"恐怖映画。帰宅10:00。
帰ってきて映画がいかに恐ろしかったか興奮気味に話していた。
絵里は日本では中学3年生。
塾に行って10時はあるかもしれないが、映画を見てて10時ってあり?
この前はスケートにいってて11時だった。
こんなんでいいの?

 

11/2 (土)

朝7時半起床。
朝食後8時15分宏人のサッカーゲームのためFairfaxへ向け出発。
片道30分では着かないかと思ったが順調に到着。
9時集合、9時半Kick-off。
今日はチームが乗っている。前半から順調に相手陣営内でゲームが続き、ゴールも度々。
宏人の動きは(まわり同様)スピードが無く、ミスも多いが、
それでもゲームメーカーとして必要な存在。
体が軽くすぐ飛ばされるので、ファールをもらいやすく、今日はなんとPKまでGetした。
Yellow CardはGetしない程度にね。

前半の大量リードで、後半はベンチに下がるが、宏人が抜けるとプレーがつながらない。
サッカーでなくなってしまうから面白い。
スキーズボンに防水靴、ダウンジャケットに皮手袋までして日陰で2時間弱。
Video撮りも厳しい。

11時に帰路に着くが今度はホッケーの写真撮影が12時15分という。
11時40分にスケートの絵里を迎えに出、家に戻り次第ホッケーコートへ。
写真の申し込み用紙を忘れ現地で書き込み。
内容を家に電話して確認でき、携帯の恩恵を受ける。

家にもどったら次はお酒の準備。
ビールを冷蔵庫に入れ、足らないワインを買出しに。
朝起きてからほとんど家にいないじゃないか。<By 宏明>

今日は久保田さん(USA6年在住)の送別会。
会社の新島さん・松本さん・そして久保田さんのご夫婦が来る。
だんなが宏人をゲームに連れて行っている間、私はその準備で大忙し。
今日のメニューは、牛リブとサーモンのグリル・マッシュルームのツナ焼き・
おそばのなめこ和え・かぼちゃのサラダ・イカのマリネ・ハッシュドコンビーフポテト・
ほうれん草のサラダ・キムチ・味噌汁・ご飯・フルーツサラダ・カスタードプリン(絵里作)

こうして記録しておかないと次回に同じものを出す事になる。
今まで2回ほど会社の人のパーティーをしてるが、何を出したか全く覚えていない。
こんなに記録力が無いものか!
改めて子供達3人大きくなったものだと感じる。
いろいろ掃除にお料理にと手伝ってくれるので助かる。

久保田夫妻には生まれて5ヶ月のあやのちゃんがいる。
久しぶりに赤ちゃんを抱かせてもらう。
なんとも頼りなげ、でもしっかり暖かくてその香りのいい事。
やっぱり赤ちゃんってこんなに可愛かったんだ。
いつの間にか子供が大きくなって赤ちゃん時代のことを思い出すこともほとんどない毎日。
もう自分の子を産む事も無く次は孫かと妙な心境。

持ってきていただいたたくさんのデザートもたいらげた後、皆でDDR.。
最初やろうとしなっかった面々も次第にもう1度という事になり、
やはりパーティーにダンスのゲームは結構いい。
12時半を過ぎた頃パーティーもお開き。
子供達も12時過ぎまで起きて付き合っていた。
子供は赤ちゃんだけなのに楽しかったのかな?
だんなへ。ちょっと飲みすぎじゃないですか?

 

11/3 (日)

宏人のホッケーが1時と5時、2試合。
3時には研人のサッカー。
今日はAwayで片道1時間のFredericksburg。連続射殺が2件あった所。
行きも帰りも順調だったが、グランドが見つからず。
早く着いたのでたまたまそこでやっていた、大人のゲームを観戦していたが、コリャ上手い。
河川敷の観客席もないグランドだが、プロみたい。
と、そろそろゲームの場所を見つけなくては。
だいたいの場所は地図で調べてあるので、サッカーコートのありそうな場所2~3をまわる。
見事集合時間通りに到着。
日差しの暖かい午後の公園。ただしあくまで平地なので、Video撮りには不向き。

研人は前半ゴーリーでスタートし、零・零で前半終了。
研のチームも上手くなった。密集してしまう事が多いが、スピードが宏人のリーグとは違う。
Sweaperがあれだけ信頼できるようになったのだから、
ゴールエリアから出て積極的にやりましょうね。

後半はセンターFW。たまたま宏人と同じポジション。
2人に同じアドバイスをするが、宏人の方が消化しているようだ。
研人はどーしても自分のエリアから外れられない。
だからボールにタッチする回数が極端に少ない。
スローインの時もじっとセンターにいる。
客席の近くのプレーの時具体的に指示すると、それからの動きはよくなり、
自分でもそれを感じたはずなのに、「だって誰もセンターにいなくなっちゃう」
とコーチの指示に反する事を後ろめたく感じている。
トルシエ向きだな。<By 宏明>

宏人の1時のホッケーゲームの相手はU15(14・15歳)の女子チーム。
宏人のグループ はU13。
女子チームはこのエイジグループで2チームしかないらしく、急きょ練習試合となった。
結果は11-0の圧勝。男の子と女の子こんなにも違ってくるのかと・・・。
それでも飛ばされている宏人って・・・?
まあThe First Goalはきみだったけどね。

5時のゲームはタフそのもの。
全ピリオド通して1点を負い続ける好ゲーム。
追いついても追いついても引き離されて、結局9-10で負けちゃったけれど、
ほんと面白いゲームだった。
第1ピリオドでは良い所の無かった宏人、後半に入ってどんどん調子を上げ
今日は2本ゴールを決めた。
最初のシュートはドリブルでかわした後だったからかっこよかった。
今度遠くからのスナップショットもできるようになるといいね。

こうして二手に分かれてゲームの運転手兼応援観戦。
絵里はどれにも見に行くことなく、家でコンピューター。
(実は何をしていたか知らない)
彼女もサッカーをやらせてれば良かったなんて思ったりするけれど、
3人のゲームの送り迎えは無理だった。
私はサッカーでもホッケーでも思いっきり大声出してストレス解消(?)。
以前はお願いだから日本語で言わないでなどと、宏人に言われたが
今では英語の方が応援しやすい。
これまた月日が流れたなあ~。

 

11/4 (月)

全室暖房が入っているというのに、朝はやっぱり寒くて起きる気がしない。
でも絵里は5時45分にしっかり起きて身だしなみを整え、
自分でランチを作り(だいたいピーナッツバターかチョコのサンドイッチ)
6時45分に出かけて行く。
鏡の前に 座っている時間が長くなっているのもお年頃のなせる業。

だんな様はスナイパーが捕まって送らなくなった。
そのため7時30分を過ぎても起きてこない。
絵里も宏人もお父さんの顔も見ずに学校に行くのはよくないと思うのだけれど・・・。
毎日夜も遅くて顔を合わさず朝もではねえ~。
でもゆっくり寝られる時に早く起きるのはかわいそうとも思うし、どうしたもんかな。

宏人放課後パーティー参加。
こちらの学校ではよくFundraising(資金調達)を行う。
今回は学校のPTAが包装紙やクリスマス用品を売っていて
その売上金の何パーセントかが学校にいくシステム。
宏人は12点を申し込んだので今日のパーティーに行くことができた。
と言うよりも、パーティーに行きたかったから12点申し込んだという方が正しい。
このパーティーいろいろな物が当たるらしく、上は350ドルをあてた人もいるそう。
宏人は手のひらに入るサイズのラジオとアルマジロのマスコット人形それと1ドルをもらった。
くじのほかにもたくさんのゲームで盛り上がったそうで、行けて楽しかったみたい。

今のWoodbridge Middle School、どうもとっても厳しくてほとんど休み時間も無く、
すべてに軍隊調で息抜きして楽しめる時間が余りにも少ない。
カリフォルニアで絵里が行っていた中学(Bret Harte Middle School)とだいぶ違う。
そして宏人は未だにカリフォルニアに帰りたがっている。
とにかく今の学校が嫌い。

宏人は帰って来たと思ったら今度はホッケーの練習。
おやつだけ食べて出かける。宿題も何もせずに。
・・・・明日お休みで良かったね。

 

11/5 (火)

学校が小中高ともTeacher's work dayのためお休み。
今日は中間選挙と知事選もあったが選挙権を持たない私達にはどうも遠い話。
それよりも家から5分のところであった狙撃事件が我々には問題だ。
この狙撃事件は先週の金曜日夕方4時30分に
16歳の少年がショッピングセンターの駐車場で撃たれた。
死には至らなかったものの、重体。
犯人は19-20歳の2人の青年で、2日後逮捕された。

この事件の背景は未だ明らかにされていないが、
そこここで銃が発砲される社会にやるせなさを感じる。
鹿狩りも解禁となり、森の多いこの地域、さらに銃による事故や事件が増えないかと 心配。

絵里は中学時代のお友達7~8人で映画へ。見たのはまた"The ring"
人のいい絵里は皆が見たいと言えば"That's OK."
そしてモールでショッピングも楽しんできた。
それではと、宏人・研人を連れ私達も映画へ。
この辺一体全部学校がお休みとあって映画館はいっぱい、駐車するのもたいへんだった。
見たのは"Santa Claus 2"
ディズニー映画だけあってわかりやすく、ハッピーエンディングのいいお話。
小さい子が多かったけれど私にはこういう映画が一番。
ちなみに大人6ドル、子供5ドルって激安よね。

だんな様は今日も11時近くのお帰り。
火曜日は日本とのテレビ会議とかで、早くは帰れない。
明日からのカリフォルニア出張準備もしなくちゃなのにね。(私は何もしない・・・ ?)

 

11/6 (水)

研人の学校では今週・来週はConference(個人面談)Week。そのため今日は早帰り。
どんよりと雲が立ち込めていると思ったらまた雨。
紅葉もどんどん色を変えて色あせてしまう。
私を置いてきぼりにして季節が変わっていく。
こんな感覚カリフォルニアには無かった。
そしてなかった四季がここバージニアにはある。

この前集まったキャノンの人たちはカリフォルニアよりバージニアの方がいいって言っていた。
こんなに違う気候や環境、住むところどころで
人々の考え方や思考経路ってずいぶん違うのだろうな。

中間選挙と知事選はブッシュの共和党(Republicans)の圧勝。
民主党(Democrats)は大きく議席を落とした。
こんなに広く気候も違うアメリカの中で全国的に画一的にイラク攻撃に賛成のアメリカ人は多く、
それを証明したようなこの結果。
Sept.11の後の星条旗一色の町並み・おどる報復(Revenge)と正義(Justice)の文字に、
ここに住んでいることに違和感を感じた。
私はとても異端。
近所の人や知り合う人の多くはみな軍関係、世界が違うと思わず引いてしまう。
でも少なくともカリフォルニアでは考えなかった事をまじめに考えるようになったのは、
決して悪い事ではないだろう。

だんな様は今日からカリフォルニア。
着くのはこっちの午前3時過ぎ。
国内出張とはいえ、3時間の時差ってきついよね。
エコノミー症候群も心配だし・・・機中深い眠りについたら駄目よ!

 

11/7 (木)

前庭の花もみんな枯れてしまった。
そろそろ花壇の手入れをしないといけないな。からっと晴れないかな。

研人今日も早帰り(1:30)。
絵里は放課後、Gymnastic(体操)のConditioning(柔軟や筋肉トレーニング)。
来週ジムのTry out(入部テスト)を受けるそうだ。
もう1年以上もやっていないのにだいじょうぶかな?
それでも次々楽しめそうなものを見つける絵里はたくましい。

宏人は5時からサッカーの練習。5時からではほんの30分もできない。
今週末でシーズンが終わるので今日が最後の練習。
研人は7時からライト付きのフィールドで練習。7時はかなり寒い。
それでもフィールドにはたくさんのサッカー少年・少女達。
何かのゲームでもあるのかと思うほどそこだけ人がいっぱい。
サッカーに一生懸命な人っていっぱいいると改めて感じる。

そのいっぱいのサッカー少年達の中に、この春まで研人がいたチームも練習していた。
思わずどんな様子かみる。
研人によれば前のコーチと今のコーチ(Andy)が研人のことを見ながら何事か話していたそう。
研人も何を話したのか気になる。
前のチー ムのコーチはかなり研人のことを気に入ってくれていた。
そしてチームを去ると告げたときもかなり引き止められた。
しかしどうしても彼のやり方が好きになれずチームを去り、新しいチームを探した。
そして見つけたのが今のチーム。
決断が遅かったので各チームのTry outはすでに終わっていて、新チームを探すのは大変だった。
それ でも前のチームは辞めたことに後悔はなかった。
・・・なんかプロのサッカー選手がチーム探しているみたい・・・

夜の運転は大嫌い。だから冬は嫌い。
夕方のラッシュの時間でもう真っ暗だもの。
その点夏は9時近くまで明るいから好き。
夜道を行ったり来たりしていると、ほとほと疲れる。
もっと楽に運転できないものかな。

 

11/8 (金)

一週間があっという間に過ぎていく。 Town & Country(ミニバン)のオイルチェンジ。
ブレーキパッドもトランスミッションも修理が必要と言われる。
締めて$350ほどかかるそう。
もう走行距離も33000マイル(53000キロ)を越え、そろそろいろいろと出てくるのかな。
それにしても買ってまだ2年半、店の人は「新しいの買ったら?」なんて冗談に言うけれど
車ってお金かかるなあ。

絵里はまたGymのConditioning。体中が痛くて仕方がないらしい。
Conditioningに参加・来週のトライアウトを受けるのもジムをやっている人ばかり。
みんなBackflip(バク転)なんてお手の物。
そんな中で絵里は何でやりたいのか。その答えはとてもショックだった。
「早く帰ってきて日本語の勉強をしたくない!!」
目的がジムをやる事にあるのではなく、日本語から逃げる事だったのだ。
通常ホームワークやスポーツなどがあって忙しいときは一切日本語の勉強をさせていない。
そこで考えた絵里の業(?)
勉強を好きでやってやっているとは思っていなかったけれど、
強制されないものは何とか逃げようとするのは、なんとも悲しい。
日本語学校に行かせなかったのは失敗・ ・・?
ーそうは思いたくないー

研人は今日もナイター照明付きのフィールドで練習。
彼がやっているような1年を通じてできるスポーツはいい。
今の研人からサッカーを取る事なんて考えられないもの。

 

11/9 (土)

朝8時半だんな様お帰り。
私は飛行機で夜を明かすなんて考えられない。
仕事と割り切ってやっている彼ってすごい!!
そして、そんな彼に再三寝るように言ったのに、かえってうるさがられただけ・・ ・。

午後1時15分、だんな様は午後2時半の宏人のゲームに家を出る。
結果は0-2の負け。
宏人は練習中に肘と膝を痛めたにもかかわらず、フル出場。
結構頑張ったそうだけど・・・。
この宏人の怪我なんとも宏人らしい。
ゲーム前の練習中ボールを追いかけていて深追いし、
運悪く置いてあったバックにつまずき、したたかに肘と膝を打撲。
思いっきり走りこんでいたとみえて、殺傷もひどい。
でも余りにかっこ悪いので痛がる事もできず、つらかった様子。
家で傷を見たときはびっくりした。

午後2時、研人の3時のゲームに出かける。
相手はこの秋のリーグで負けなし、取られた点数は1点という強敵。
研人は前後半通してのゴーリー。
好セーブを連発してみんなの拍手喝さいを受けた。
極めつけは、ディフェンスが振り切られ1対1になった時。
飛び出して体を倒して止めようとし、相手にゴールを割らせなかった。
それでも力の差は歴然。0-2で負けちゃった。
この2点きれいなクロスを決められているのだから仕方がない。

試合後負け試合でも、研人は満足そう。
また少しゴーリーが好きになって、一時の自信喪失から立ち直ったみたい。
研人と私が家に戻ったのが5時半。
宏と研がシャワーを浴びたところで、絵里のリクエストのSpringfield Mallにお買い物。
週末は宏・研のゲームでほとんど絵里のやりたい事をしてあげられない。
そう思って出かけてみたが何も見つからず
欲求不満が残っただけのウィンドウショッピングになってしまった。

絵里「時間が短すぎる!!」 そうそう絵里はスケートさぼり。
2日間のジムが効いて、とても滑れる状態ではない。
問題のジムのトライアウト、だんなに言わせると
”どんな理由にしても運動しているのはいい”との意見。
果たして絵里はどうするつもりかな。

 

11/10 (日)

宏人プレイオフのホッケーゲーム。
今日から勝ち抜き戦。勝たないともうゲームはないという大事なゲーム。
けれども宏人は昨日の怪我で膝が曲がらず、肘の腫れもまだひどいのでゲームに出られず。
(家でギアーをつけたうえ、やれるかどうか確認、本人がこれでは迷惑掛けると断念)
それでもゲームは見たいと言うので宏人をドロップオフして、
研人の秋のリーグ最後のゲームへ向かう。

今日はなんとしても勝ちたいゲーム。
前半、研人はゴーリー、好セーブもあって両者ゆずらずの展開、
最初の1点が大事と思った途端、相手にゴールを決められる。
悔しさがにじむ。
私「あれは無理、取れないわ。」
だんな「ありゃとれたな」 だんなは求めているものが高すぎる。
研のゴーリーずいぶんいい。

後半、研人センターフォワードで登場。
つまらないディフェンスのミスで2点目を入れられた直後、
今度は相手のミスキックからまわってきたボールを研人がシュート。
ゴーーーール。
この後Metro Stars(研人のチーム名)が押し気味にゲームを進めるが点が取れない。
そうこうする内にまたディフェンスのミスで相手1点追加。
これでゲームが決まってしまった。
研人はフル出場でいい動きをしていた。
試合後、ラインズマンをしていただんな、レフリーに息子の出来を褒められる。
研人も自分の動きに満足。
しかし秋のセッションの成績は、2勝4敗3引き分け・・・
勝てる試合で引き分けているのが痛い。
このチームでトロフィーを取るのは難しいかもね。
(以前いた2チームでは多くのトロフィーをゲットした)
それでも研はこのチームにいる事に満足している。

宏人のホッケーチーム(Penguins)は3-11の大差で負け。
何故か今日の大事な試合に7人しかメンバーが集まらず、
前回前々回と楽勝しているチーム相手に負けてしまった。
それでも宏は後悔なし。

夕方からだんな様は出張者の面倒をみに出かける。
この出張者なるものちょっと曲者。
会社が車を借りるのを禁止しているものだから、
こちらの人間が手となり足にならなくてはいけない。
車が唯一とも思われるアメリカ社会(実際にはバス・電車もあるけれど)、
レストランにもいけやしない。と言うわけで、交代で出張者のお世話をしているらしい。
なかなかたいへんだよねえ~。

そして宏人は、お友達(Eric)のところへお泊り(Sleep over)。
寝袋を持って出かけた。
明日はVeterans Day(復員軍人の日)で学校はまたお休み。

 

11/11 (月)

それにしても、ものすごい雨風だった。
土砂降りと言う言葉ではとても言い尽くせない雨と風。
トレーラーハウスに住んでいる人はどうしているんだろう、
そして確固たる家のあることに感謝しながら、うとうと眠りに着く。

朝のニュースでテネシー他いくつかの州でのトルネード被害(死者30人以上)を報じている。
自然の力ってすごい。とても人間には太刀打ちできない。
これを先人達は神の怒りと感じたのも、うなずける。
Veterans Dayで休日。でもだんな様は通常通りお仕事。

宏人がEricのところから帰って来た。
昨晩は寝入りばなに咳が止まらず困ったとの事。
(この時はまだ嵐は来ていない)
出かける前にも「息がなんか苦しい」って言っていた。
全く咳は出ていなかったので そのままお泊りに出した。
しかしセンシティブな宏人の体が、この大気の大暴れを察していたのかもしれない。
(アメリカに来てから1回も喘息の診断を受けたことはないのに)
宏人は妙に動物的な勘が働くところがある。
それでも、寝入ってからは全く昨晩の暴風雨を知らないところがまたすごい。

宏人、矯正歯科へ。また少し閉めなおした。
その後Potomac Mill Mallへ。
前回の買い物のフラストレーションを取り戻すべく絵里はショッピング。
広いモールを一通り回って「今日のところは満足」との事。・・・今日のところ?

絵里の被服費は1年間で300ドル。
どのように遣おうが勝手だが結構大事に使わないと1年もたない。
すでに今年の分はほとんどない。後は自分のお小遣いで買わないとね。
この方法を取るようになってずいぶん考えて服を買うようになったから
(時間がかかりすぎるが・・・)、いい方法だったと思う。
しかし宏・研には、やっていない。
まだ少し早いような気がして・・・
まだまだ2人は幼く思える。

 

11/12 (火)

腰が痛い。どうした事だろう腰が痛くて動けない。
立っていても寝ていても、こうしてコンピュターの前に座っていても腰が痛いよお。
今日は一日おとなしくしていよう。

研人のConference(個人面談)
今年の先生Mrs. Dillonは個人面談で当事者である子供も同席して良いと言う事で、
研人も一緒に3者面談。
1学期(4学期制)の成績表ももらっての面談。
ストレートA(オール5)面談の内容も彼に対する賛辞ばかりで、
聞いていてこちら が恥ずかしくなるほど。
こんなに褒められっぱなしのConferenceも初めて。

先生に「何か注意する事もおっしゃってください。」
と言っても考えた末に「彼はほ んとにパーフェクトです」だって・・・?
あんまりそういわれると親としては Teachers Pet(先生の子分?)と
友達にいじめられないかと少々心配。

絵里は結局ジムを始めた。
これが彼女の決めた事ならと、私もせいぜい送り迎えさせていただきましょうか。
それにしても冷たい雨。 研人のサッカープラクティスは中止。
宏人のArt Classはお休みさせちゃった。
・・・(腰がどうにも痛くて)木曜日に代わりに行かせるとしよう。
明日は治っていますように!

熱を出しながら仕上げた研人のブックレポート。(小さくて読めないでしょうが)

11/13 (水)

木枯らしの吹く季節とは今日のような日をいうのかなあ?
紅葉を楽しめたのは、ほんの1週間ぐらいだったような気がする。
今はもう木々が茶褐色になってなんとも寒々しい。
今年は大雨・大風で木々がきちんと色付く前に落ち始めたし、
赤い葉も少なく彩が地味だったような気がする。

研人 矯正歯科へ。
Expander(上あごを広げる器具)をはずし、下の歯にブレイシスを入れた。
しばらくは痛みそう。
私の腰はだいぶ良くなった。まだ違和感はあるものの、もう大丈夫。
結構治りが早い ・・・まだ若い?
ぎっくり腰っていうのだったのかな?あ~あこわかった。

 

11/14 (木)

久しぶりの穏やかないいお天気。
木曜日で研人は早帰り。
前庭の落ち葉拾い、去年は3ヶ月ぐらい続いた落ち葉拾い。
今年は木によっては1回の雨風で全部の葉を落としてしまう木もあって、
落ち葉集めは楽に済みそう。
研人がせっせとくまでで集める。
隣のGarrette(5歳)も手伝ってくれて5つの大袋があっという間に出来上がった。

宏人のサッカーとホッケーのシーズンが終わったので余裕のある毎日
・・・と思っていたら、宏人は帰ってきてから2時間以上ずーっと本を読んでいる。
(帰ってきてからすぐトイレ、そして座り込む事1時間この時もずうっと本。
お尻がいたくなっちゃうよお)
こんな時は声をかけてもだめ。一切答えない。
やっと重い腰を上げて宿題を始める。今日もたくさんの量。

絵里と宏人のレポートカード(通知表)が来た。
絵里はまあまあ。Language(国語)は難しくて”A”は取れないと宣言してしまう。
もう何のアドバイスもできなくて、ただ「本を読め」と言ってお茶を濁す。

宏人 やっぱりかなり下がった。本人も少しは気にしている様子。
Mathの”B”はまずいよ。
飛び級のクラス(高1の算数)に入っているので、
カレッジを決める際に、この成績が考慮されるから。
Civic(社会)では、議会とか市民権とか(私には?)難しい事を勉強していて
毎日、この宿題に費やされる時間も多い。

絵里はこの科目を学んだ事が無く、何の助けもできない。
・・・州または学校によって習うものが全く違うのは転勤族にはつらい。
絵里や宏人はカリフォルニアのゴールドラッシュやミッションはよく知っているが、
バージニアの歴史は全く知らない。
低学年で学ぶべき事を学んでいないので高学年になってから聞いても
何がなんだかわからない事はよくある事。
ちなみに絵里はWorld Historyを2年連続(7年と8年)で勉強した。

研人サッカープラクティス。
今週末のトーナメントに向けて最終調整。
でも途中で照明が切れたりして、ろくな練習できなかったみたい。
果たしてどんなゲームになる事やら?
車の中で他のスポーツも勧める私に対しての研人の一言。
「研、サッカーが好き。ほかのはあんまり。」

 

11/15 (金)

早くも金曜日。11月も半分を終わってしまった。
今日も小春日和のようないいお天気。

3:00PM 昨日の連絡通り、オーナーのMarkが玄関正面上の屋根との境
(3 mはあると思われる)のペンキ塗りに来た。
延長はしごをどこからか借りてきたMarkは、
玄関ポーチに汚れ防止のカバーをかけて、今日も陽気に作業を始めた。
が、思ったより簡単ではないらしい。はしごが目的の場所まで届かない。

そこで帰って来た宏人も手伝って、はしごをまた引き伸ばす事数回。
簡単に「押せ」 だの「持ってろ」だの言うけれど、こちらはまだ背中痛
(腰痛から背中に代わった)。”ちょっと待ってよお”
宏人が居てくれて良かった!!

研人も帰って来た。 4:15PM 宏・研にMarkの手伝いを任せて、絵里をGymまでお迎え。
(月 ・金は学校ではなく、Gymのクラスで練習)
4:50PM 帰宅、Markが後片付けをしている。
5:05PM そのまだ働いている彼を残して(申し訳ないと思いつつ)
宏人のサッカーチームの打ち上げパーティーへ。
コーチからそれぞれの選手への言葉と、メダル。
もう何回もこういうパーティーに出ているけれど、やはりいいもんだねえ。
このチームで知り合ったMary(日本人とアメリカ人のハーフ)とJim。
彼らと日本語英語のちゃんぽんで話が弾む。近いうちに遊びに来てもらおう。

今日のパーティはJerry&Sub。
ここってチェーン店なのだが今日初めて来たお店。
注文したものLarge Pizza 2つ・8 inchのSub(ホットドックのパンのサンドイッチ)・
フレンチフライそれに飲み物3つ。
Large Pizzaのサイズがわからなかったので$6.99という値段から2つ頼んでしまったが、
来たのは直径40cmの大きなピザ。受け取る時に思わず笑ってしまう。
1つは持ち帰りように詰めてもらった。
アメリカに来て8年、まだこんな間違いしているのよね。
$6.99であの大きさであのおいしさ。Jerry&Subが混んでいるのも納得。

絵里も持ち帰りのピザが夕飯。それでもまるまるLarge Pizza1個残っている。
だんな様は久保田さんの送別会。何を食べてくるのかなあー?

 

11/16 (土)

研人の予定されていた今日明日のサッカートーナメントが雨で中止。
研人はもちろん、私達親もなんとなくがっかり。
子供たちのゲームの観戦をするのが結構楽しみになっているのを知る。

雨は1日土砂降りの状態、ここまで降るとあきらめもつく。
となると、まずは日本語のお勉強。
あいかわらず抵抗している宏人も含め、3人ばっ ちり(?)日本語を学ぶ。

Manassas Mallにお買い物。
この頃しばしばショッピングに連れて行ってもらえるので絵里はご機嫌。
少し貯まったお小遣いで今日はブレスレットをお買い上げ。
(全然セールになっていない物を何のためらいも無く買っている・・
若い子は違うなあ~ 私をけちと言うのも当然か!)

その後宏人のバースデー祝いの寿司。
(誕生日というと恒例になりつつある)
所は空港近くの”味覚”・・・この辺では一番おいしい日本食や。
家から1時間程のところにある。

今回の皆の食べっぷりは力が入っていた。まるで何日間か絶食したよう。
(ちゃんとお昼も食べたのだけどね)以下はその制覇したメニュー

寿司にぎり(18個)2人前 ・寿司追加
(甘エビ2、梅しそ巻き、かっぱ巻き、手巻き納豆、太巻き) ・
マグロ山掛け ・イカ納豆 ・コロッケ ・味覚かも ・わさびシュウマイ ・
とんかつ ・ぎょうざ ・しゅうまい ・刺身定食 ・揚げ玉うどん

締めてサービス料入れて$165・・・これって安い?高い?
今日は皆好きなものを心置きなく頼んだから、大満足。
うちのだんな様って太っ腹。
「何でも好きなもの食べなさい」なんて言っちゃってかっこ良かった。ホント。

ここに引っ越してきてから3人ともお友達を呼んでのBirthday Partyを開いていない。
宏人はまだまだカリフォルニアの友達を恋しがって・・・。
それで も江戸川台や柏そしてCAからメール等が届き
こうして家族で祝えるのだから幸せ。

 

11/17 (日)

今日もずうっと雨。なんだか冴えないなあ。
何の予定も無く朝寝坊。
だんなは宿題(仕事)でずっとコンピューターとにらめっこと思ったいたら、
車の修理で外だった。(スピーカーの調子が悪い)
いつそういう機械的なことって覚えたんだろう?聞いても明確な返事はなし。
『電気的なことではないかと・・・宏明』

宏人と研人が壊れたステレオセットを分解して遊んでる。
そういうことでいろいろなものが直せるようになるのかな?

”Santa Clause”をDVDで見る。
この前見た”Santa Clause 2”の前の作品。
主演のTim Allenが、なかなかいい。
子供達がサンタが誰かを知ったのは、絵里は5年生宏人は4年生の時。
研人は去年の時点でまだサンタの存在を信じてた。
今年はもう知ってるかな?
皆友達からいろんな事を聞いてきても、その存在を信じたかったのか、単にピュアだったのか
(はたまた 信じてるふりをしていたのか、)
ずいぶん大きくなるまで信じていたものだ。
そして私達も子供達の質問にいろいろ楽しませてもらった。

ある時はクッキーが置いてあって「これあげるから、サインして」とか・・・
”サンタの事を知る”って1つ大人になってしまう悲しさみたいなものがある。
こうしてだんだんいろんなものを失い、違ったものを取り入れていくのが
大人になるって事?

 

11/18 (月)

Happy Birthday Hiroto !!!

宏人もついにティーンエイジャー。13歳。
宏人の誕生に際し、来週遊びに来てくれる江戸川台の母や今は亡き柏の母が
オランダまで駆けつけ助けてくれたことを話す。
また「そろそろお風呂にしなくちゃ」と私が言うと、
まだ2歳半だった絵里がテーブルをよじ登り、赤ちゃん用のバスタブいっぱい水を入れた事や
ミルクの時間と思うと哺乳瓶を持ってきてミルクを作ろうとした話も出た。
とても13年前の事とは思えない。

いろんな事があったのに記憶に残っているのは、ほんの一部。
もっと前から日記をつけていればよかった。

今年のわたしたちからの誕生日プレゼントはプレーステーション2。
どうしても欲しくてすでに9月に手に入れてしまったプレゼント。
それでも今日はメモリーカードをもらったので(昨日だんなが買ってきていた)
早速いろいろメモリーを入れてゲームに夢中。

だんなは今日も早く帰れない
(子供の誕生日にまともにいた事が無い、何故か出張あるいは食事会、仕事がある等等)
が、アイスクリームケーキで再び誕生を祝う。

研人からはスケートボードのウィールの形の鉛筆削り。
この前のショッピングで宏人のボードの柄を見つけたと喜んで買ったプレゼント。
絵里は・・・?

宏人の身長の伸びは昨年からわずか2cm。体重は3kg増加の40kg。
本人もあまりに大きくなっていないので笑っている。
おなかは結構たっぷりしてきたのだけれど。
ぐんと背が伸びる日が来るのだろうか?
ますます個性的になる宏人に幸多かれと祈る。

 

11/19 (火)

サッカーもホッケーも秋のシーズンが終わって少し中休み。
次のシーズンは研人のインドアサッカーが1月初め、宏人のサッカーは3月終わり、
ホッケーは12月からそれぞれ始まる予定。

今年の秋のサッカーは狙撃事件はあるし天候には見放されるし
最後のトーナメントまで中止では、なんとも冴えないシーズンだった。
ホッケーも最後のプレイオフに出場できず、なんだか尻切れトンボ。
突然何にもない状態になって変な調子。

絵里のジムは4時半には練習が終わるのでお迎えも楽。
バレーボールの時と全く違う。
絵里はバレーボールの打ち上げパーティにも出たがらない。
よっぽどコーチ連がいやだったのだろう。

研人矯正歯科へ。
先週金曜日(11/15)にワイヤーが一箇所外れたので急きょ診てもらった。
途中の歯が抜けているので取れやすく、またワイヤーが少し短かったので取れたそう。
硬いものを食べたせいと思っていた研人、怒られず逆に謝られてほっとしている。
(あくまで気が小さい)

私の腰全快。明日からまたフィットネス行けるぞ。ヤッホー。

 

11/20 (水)

穏やかな気候、こんな日が続くといいなあ。

子供達何のアクティビティーも無く、定時に帰宅。
National Geographic Societyの発表した青少年(世界9カ国の18歳から24歳) を対象にした
世界の地理の知識度調査の結果に愕然とする。
アメリカの青年の42%がアルカイダの本拠地”アフガニスタン”を知らない。
さらにその位置を答えられたのはわずかに17%。
またイラクの位置に至っては13%の 正解率。
何なんだこれは!!

来る日も来る日もアルカイダの話題ばかりだった(今はイラクの話ばかり)のに、
それがどこの国から来ているか、関心が無いのか?
米国民の70%がイラクへの攻撃に賛同していた(少し前の話)。
その米国の若者がイラクの場所すらわからない。
いかに自国の利害(自分の立場)だけを考えているか、よーくわかる数字だ。

結局アメリカ人の多くは、アメリカ以外の国などあまり関心がなく、
ただ単に不利益をこうむるあるいは自尊心を傷つけれられることに対してのみ
敏感に反応しているだけのような気がする。

最近”God Bless America”の文字を見るとむしょうに腹が立つ。
この言葉同時テロ以来頻繁に目にするが、
何故”God Bless World” ではなくて、”God Bless America”なのか。
Sept.11の直後は大惨事から立ち直ろうと
一致団結している国に尊敬する気持ちを持ち美しさを感じたが、
私の中で何かが違うと思い始めてから、それがどんどん雪達磨式に大きくなってきた。

そしてこの調査。これがアメリカの本質だと思わないといけないのか。
こうしてこの数字にショックを受けた私は帰って来た子供達に質問。
絵里・宏人は難なくクリアー。研人はよくわかっていなかった。・・・SHOCK!
あんなに家で話しているのに理解していなかったとは・・・。

この手の話は、宏人が一番強い。
彼はNational GeographyやTime, US Frontなどの定期購読している雑誌もよく読んでいる。
絵里にはもっと読んで欲しいのだが、彼女は 興味がないらしい。
研人もぱらぱら見ているけど、全然記憶に残っていなかったという事か。
子供達に、数字に表れるような典型的なアメリカンにはなって欲しくない。
せつに思う。

 

11/21 (木)

学校から帰ってきてすぐに宿題を広げ今日は落ち葉拾い・科学の付録の組み立て・日本語・テレビ・ゲームetc・・・次から次へとこなしていく研人。
自由な時間が山ほどある。

それと比較してしまうのはいけないと思いつつ・・・ 宏人のペースにどうしてもついていけない。
彼は、何をしているでもなく時間が過ぎていく。
宿題開始も帰宅2時間後はざら。
できるだけ文句を言わないように努めているつもりだけど、気がつくとお小言ばかり並べてる私。
宏人が自分の気持ちを表現しているとやけに気に入った言葉がこれ。

"The time you enjoy wasting is not wasted time"

日本語にしてみると、
”何もしないで楽しんでいる時間は、時間を無駄にしているのではない”
とでも訳すのか。
その心理わからなくもないけれど、いつもその後忙しくなってやらせたい事、やりたい事ができない。
日本語の勉強・家の手伝い・映画を見る等々のエクストラ部分が何もできない。
このため日本語は3人の中で一番劣っているし、
家の手伝いをしたことで得られるお小遣いも手にする事ができない。
見たい映画のビデオもたくさんあるのに、いつも宏人待ちの状態。
(皆そろって見ているため)
こんな宏人を生き生き生活させようとスポーツやアートのクラスにも行っているが、
予定が詰まると忙しいだけ。
彼にとっては本末転倒なのか?

13歳になって始めた事1つ。
モーニングシャワー。今日で4日目。
起こされる事もなく自分から浴びてる。
いつまで続くかわからないけれど(本人もそう言っている)
こんなところから変わっていくのかな。

 

11/22 (金)

一週間があっという間に過ぎていく。

絵里は学校から直接Feather Stoneのジムへ。
Junior(11年生)の子が彼女の車で連れて行ってくれる。
こちらの高校は学校に自分の車で行く事ができ、
学校にはおよそ700台(?)ほどの駐車場も完備されている。
絵里も15歳半となった今、親の許可があれば、免許を取る事もでき、
有免許者同乗の上車に乗る事もできる。
しかし高校生の事故も多く、絵里にはまだまだ免許を取らせたいとは思わない。
(本人は取りたいが)
先輩の友達に、乗せてもらっている事も私には心配。

バージニアに引っ越してすぐから飼っていた絵里のハムスターが死んじゃった。
カリフォルニアにいた時、子供達1人1匹合計3匹のハムスターをお友達から頂いた。
子供達それぞれ良く可愛がって、手の中で寝てしまうほどになった。
そのハムスターが引越し間際に出産。
突然の出産とベイビーハムスターのつるつるの茶褐色の肌。
初めての新しい生命の誕生に大騒ぎだった。
結局ベイビーハムスターは合わせて10匹ほど。
(出産後すぐまた身ごもり出産。異常な繁殖力に、どうなってんのてな感じだった。)
子供達の3匹のハムスターを残し、残りはお友達にもらってもらったり
ペットショップに持って行ったりして処分。

さて引越しの日。それぞれのかごを持って空港へ。
電話で問い合わせ確認済みのハムスターの持込を認めてもらえず(ごねる事30分)、
タクシーで近くのペットショップまで持っていった。
後に残ったのは空のかご3つ。くやしかった。

そんな事情でここに越してきてすぐにハムスターを買った。(絵里が欲しがった)
でも1匹のハムちゃんになって、みなあまりかまわなくなって
(基本的に絵里が面倒をみる約束だったけど)
かわいそうなことをしちゃった。
死の原因はわからない。
2日前にえさの音にすぐに反応しなかったのを知っているだけ。
この頃からへんだったのか。

生き物を飼うのは難しい。
犬が欲しくてたまらない子供達(ここの借家はペット禁止)だが、
この死をどう受け止めたのかな。

 

11/23 (土)

絵里のアイススケートレッスン。
少しずつできることが増えているとか、絵里は楽しそう。
(私は見ていないので真実の程は?)

裏庭の落ち葉が山のようになってしまった。
バキューム付きブロウワーを購入。
これで掃除機のように落ち葉を吸うことができる。この威力はすごい。
宏人と研人が面白がって、瞬く間に袋がいっぱいになっていく。
こんな便利なもの知らなかったと言ったら、だんな「テキサスでは使っていた」だって。
・・・私は1回も使わなかったから知らなかった。(私の生活ぶりがわかる)

紅葉や落ち葉とは無縁のカリフォルニアに引っ越すとき、ガレージセールで売ってきたそう。
所変われば必要なものも違ってくる。
来週火曜日に来てくれる江戸爺・江戸婆(ごめんなさい)そして真ちゃんを迎えるべく準備。

江戸川台のお母さんが家の掃除をしてくれていて、私が必死に
「もういいです。私がやります。」
と言っている夢を見た。
掃除をしなくちゃという思いの表れ?ちょっと情けない。トホホ

子供達も今か今かと楽しみにしている。
研人は特に待ちきれない様子で使ってもらう自分の部屋の掃除はもちろん、
宏人の部屋まで掃除してる。
アメリカではサンクスギビング・クリスマス・イースター等のホリデーは
大家族と過ごすというのが一般的だが、遠く離れて生活している私達にはある意味寂しい時。
日本からはるばるお越しいただけることに、家族一同、心から感謝します。

絵里は夜7:30からお友達とマナサスの屋外アイススケート場へ。
かなり寒いのに大丈夫かしら。
10時半の今もまだ帰ってこない。

 

11/24 (日)

あと1ヶ月でクリスマス。
街もクリスマスの装いを少しずつ始め、ラジオではクリスマスソングが流れ出した。
サンクスギビングが終わるとさらにクリスマス一色となる事だろう。
午後からマナサスまで日本食の買出し。
来るたびに日本食材が増え、どんどん住みやすくなってきている。
日本人が増えているとは思えないのに。
日本食ブームがこの地にも来ているのかな。

絵里は柏爺から送ってもらった抹茶で抹茶アイスクリームを作っている。
(まだ抹茶はこちらでは買えない)
子供達の食感がどんどんアメリカンになって、ピザやハンバーガーで満足、
日本食を恋しがる事はあまりなくなってしまった。
お友達が来る時はいつもピザだし、学校のランチがおいしいと言って
男2人は最近ではお弁当(サンドイッチ)も持っていかない。
所詮ご飯におかずの日本式お弁当は持っていかないが・・。

とはいっても我が家3人の子達、典型的な日本食は大好き。
お寿司・てんぷら・かつ・丼物・ラーメンなどなど・・・
これらの日本食はアメリカ人にも人気があって、これからもどんどん浸透していく事だろう。
問題は煮物や魚類。
こちらは日々食べさせていないと子供の口には合わなくなっていくものらしい。
ハーフの子供達のほとんどは、これらを嫌っている。
そうならないようにするのが母親の務め?
ちょっとおこったていたら、絵里は少し魚が苦手になってきた。まずいぞ。

今晩は久しぶりに今日買ってきた食材ですき焼き。卵抜きが残念。
またまた欠食児童のように食べている子どもら。
「俺の口に入らない」と言うだんな。
肉の量を心配している研人。
追加で切ったお野菜もあっという間になくなっていく。
充分食べてご馳走様の子供達のあと、私達の食事。
これからもっと食べるようになっていくのが、なんだか恐いような食事風景でした。

 

11/25 (月)

絵里のFeather Stoneでのジム後、Wal-Martへ CDとゲームソフトを買う。
絵里はB2Kの"Santa Hooked Me Up"を購入。
黒人男性4人のラップに近いクリスマス ミュージック。・・・ドラムが効いてて結構いい。

子供達3人音楽の趣味も全く異なる。
それぞれ"My music is best" とかいっているけれど、その音楽の趣向の違いも興味深い。
絵里は基本的にバラード系が好き、最近では黒人の軽いラップにも興味がある様子。
宏人はギターのジャカジャカ音が効いているロックミュージック
・・・私には皆同じ曲に聞こえるが。
研人はさびのないバラードやカラオケに向いていそうな単純な音楽
(Pops等の音楽にあまり興味がないのが実状)

何をしても3人3様。
同じ親から出てきて3人同じように接してきたつもりなのに、こんなにも違う。
もっともっと子供がいたらもっともっと違う個性が出てくるのかと思うと、
もっと子供を生んでおけば良かったなどと思ってしまう。
(だんなが聞いたら逃げ出すだろうが・・・)
研人に妹がいたらどうなっていたかな?なんて想像してみるだけでも楽しい。

だんな様は、ここの所早く帰ってくる。
皆と一緒にご飯も食べられる。・・・とってもいい。
が、だんな様は食事中に、うるさすぎるとみんなに注意。
というのは、全員が自分勝手に自分のしゃべりたい事ばかり話して、
英語・日本語めっちゃくちゃの会話をしている。
話はどんどん飛ぶし、自己主張から声も大きく、
仕事でお疲れのだんなには、わずらわしく感じるのだろう。
実際私も気を入れて聞いていないと話がさっぱりわからない。

食事中の英語(単語も)一切禁止ゲーム(だんな発案)もやってみた。
当初日本語がすらすら出ないので静かになり、
日本語の単語を探す作業も入りこれはいいと思ったが、
最近では絵里がもうゲームでのってくる年齢ではないらしく、効果はなくなリ消滅。
子供がどんどん大きくなって、こっちもいろいろ作戦を変えないといけない。

 

11/26 (火)

5:30無事江戸川台我が家にご一行到着。(予定より30分遅れ)
デトロイトで乗り換えで、はるばる遠路22時間の旅。
江戸爺の具合が良くないと聞いていたので心配していたが、
皆さんとても元気で2年ぶりの再会に感激。

宏人は真ちゃんのめがね姿にびっくり。
彼とは4年ぶり?
今日の研人は朝から落ち着かない。
もう楽しみで楽しみで仕方がない様子。
が、夏の柏爺+智が来てくれた時、カリフォルニアを訪問した時の別れの寂しさや
その後しばらく続く虚脱感に怯えているのか、しきりに帰ってしまう日を気にしている。
そして滞在延長を望む。

だんなは空港までのお迎えの後、自宅から電話会議。
だんなも今日は仕事は”もういいよ”てな気分。
電話かけながら、宏人のアートクラスの送り迎えもやってくれた。感謝。

夜は長旅でお疲れにもかかわらず、11時過ぎまでおしゃべり。
変わらない江戸爺婆 ・真ちゃんとの会話。
月日は流れているけれど何も変わっていない。良かった。
今日の夜から冷え込みが増すという。もしかしたら雪?
気温も40度(4℃)ぐらいまでしか上がらないような事も・・ ・。
明日は陽だまりの中お散歩できたらいいのに、ちょっと望めなさそう。

 

11/27 (水)

子供達はいつものように学校へ。
だんなは出張者を送りに朝6:00に家を出た。
真ちゃんにはベースメントで寝てもらっている。
夜中3時にゴーゴーとヒーターが鳴り出し、睡眠不足?
ベースメントで寝るのは彼が最初、どんな感じかと思っていたが、結構大変そう。
何せ枕元にボイラーがあるんだから。
折からの寒波でヒーターもオンオフが激しい。が、慣れてもらうしかないか。 (ごめん)

銀行で換金した後、Safe Way(スーパーマーケット)へ。
コンドローティン等の薬をお買い上げ。
なんと50%引きで50ドルのセイブ。
こちらでの買い物は常に価格チェックが欠かせない。
セールの日を逃さず買い物をしないと大損をする。
その時クーポンのチェックも大事。
新聞の折込チラシや店頭に置いてある券と使うと簡単に何十ドルもセイブできる。
正規の金額で買っていたらアメリカの物価も決して安くない。
私には時間がいっぱいあるからこんなチェックもできるけれど、
忙しい毎日を送っている人は結構損している事もあると思う。

午後からBJ's(量販店)へ。
江戸川台恒例のドライフルーツ等を買っている。
お好きなものは重たいものばかり、大丈夫?
それでもお母さん「もっと買いたいけれど、私我慢してるの・・・」

絵里をFether Stoneにお迎え。
その間江戸婆・真ちゃん・宏・研は裏の公園を寒空の中散策。
江戸婆は徒歩、真ちゃんはスクーター、宏はスケボー、研は自転車。

だんな6時帰宅。どうしちゃったの?
皆で大賑わいの食事。やっぱり大家族っていい。
相変わらず皆勝手な事しゃべっているけれど、会話になってる。
子供達がいつの間にか日本語が多くなっているせいかな?
日本からの来訪者があると日本語力が明らかに上がる。ありがたいことだ。
食後宏人はトランペット、研人はビオラを披露。
まだまだ雑音の域を抜けないのに、喜んで聞いてくださるジジババに感謝。

 

11/28 (木)

Happy Thanks Giving !!

朝10時過ぎWilliamsburgへ車2台で出発。
連休とあって95号線が渋滞。
パトカーもそこここに見られ(これがまた渋滞を招く)、予想以上の交通量にびっくり。
サンクスギビングを家族とともに過ごす人たちの帰省ラッシュか。

3時半Williamsburgの歴史保存地区に入る。
ここWilliamsburgは18世紀にイギリスからの移民の人々によって開かれ、
1780 年の独立宣言までの植民地議会による政治が行われていた時代のまま、
街が残されている。
この街に足を踏み入れるとそこは18世紀。
街並みだけではなく働く人々も当時の衣装をつけ、それぞれの店舗では工具や手順も当時のまま作業がすすめられている。
写真入り年間パス(39ドル、子供19ドル)を手に入れ、
きれいだったであろう紅葉の名残を楽しみつつ街を散歩。

4時半にはどんどん日も傾きだし、5時にはみな閉まってしまう。
開放されていな建物は一般の人々が住んでいるとかで、日本で言うと飛騨高山みたいなもの?
この地区からホテル(Holiday inn Patriot)までは10分足らずのところ、
ではあったがえんえん2時間のドライブ。
というのはホテルが見つからなかったのである。
歴史保存地区をはさんで東に西に。
途中軍の武器置き場(?)で道を聞いたり、
高速道路で前方にいるはずのだんな運転のトラックを見失い、
死ぬほど怖かったりしたけれど、無事7時前にホテルに到着。

・・夜の高速道路を一人で運転したことがなかった私。
同乗の江戸婆・真ちゃん・絵里・研人はもっと怖かった?
サンクスギビングとあってどこもレストランはお休み。
ホテル内のレストランも7時まで終了のところ、頼んで入れてもらった。
(この時点 で7:20) バッフエスタイルのサンクスギビングディナー。
濃い味で残り物決しておいしい物とは言えなかったけど
食べ物にありつけることを感謝しなくちゃね。

"Thankful" 私の好きな言葉。音の響きも良い。
江戸爺婆はお疲れと見え、早くにご就寝。
他は室内プールへ。だんなはジャグジー専門1回もプールには入らなかった。
私は水着も持ってこない。
真ちゃんはやっぱ若いねえ。子供と一緒に泳いでる。
寒かったけれどお天気に恵まれた良い1日が終わる。

 

11/29 (金)

ホテルで朝食の後Williamsburgのプランテーションへ。
私達が行ったのは、Carter's Grove。17~18世紀に栄えた大農園と大邸宅。
ここではタバコのほかリンゴや綿花栽培を中心とした農園を営んでいた。
James Riverと広々とした農園そして豪華な屋敷。

天気にも恵まれて"American Dream"を夢見た人々の魂をみるよう。
しかし忘れてはいけないのが一番の働き手であった奴隷達の存在。
彼らの粗末な住居も残されていてとても興味深い。

昼食後再びWilliamsburgの歴史保護地区へ。
昨日より観光客の数が多く、各建物はいっぱいの状態。
しかしそれぞれ細かい説明をしてくれるので子供達は興味深々。
宏人はちょうど今習っているところ、研人もついこの間学んだところとか。
道理で細かいところもよく知っている。
通訳兼日本語の補足も含めて3人合わせて私には良い案内人。
極めつけは、Capital(植民地議事堂)。
この中でトーマス・ジェファーソンやパトリック・へナリーが意見を交わし、
アメリカ誕生へと導いていったかと思うと、
アメリカの歴史をよく知らない私でも何故か気が昂ぶる。

5時に歴史地区が閉まり、隣接しているこぎれいなショップに立ち寄る。
ヨーロッパの街を散策しているような街並みと店造り。
久々にウィンドーショッピングが楽しい。

夕食はイタリアン。ハウスワインに前菜4種・パスタ・サラダ・ガーリックブレッド。
おしゃれな店での落ち着いた食事に皆満足。
今日も良い1日でした。ありがとう。

 

11/30 (土)

ホテルで朝食後Jamestownへ。
JamestownのSettlementには寄らず、Colonial National Historical Parkへと、向かう。

Jamestownは1699年に首都がWilliamsburgに移るまでの50年間
イギリスの植民地の首都として繁栄してきた所。
Historical Parkはジェームズ川の中洲に位置する島。
曇天・冷たい風のふく中、17世紀の衣装を身にまとったガイドの説明を聞く。
彼女は手に鶏を連れ、聞き取りにくいブリティッシュイングリッシュで
冗談を交えながらの丁寧な説明
(最後の挨拶はしっかりアメリカン・・・これにはびっくり。すっかり役に徹していたのだ)。
しかし、如何せん寒い。
絵里を残して(絵里はガイドのジョークが気に入っていた)、
皆説明を聞くことをあきらめ室内へ。
延々1時間近い説明後、車で島内一周。
ガラスハウスでの当時のままのガラス製造風景を見学後、昼食。
Settlement見学はあきらめ、ワインナリー(Williamsburg Winery)へ。
試飲と見学(6ドル)もあきらめてワイン1ダース97ドルを購入。
家でゆっくり飲もう。一路帰路へ。

もう帰省ラッシュ(帰り)が始まっているのか、交通量は多い。
真ちゃんとおしゃべりしていたらあっという間に家まで30分のところまで来ていた。
が、ここからがたいへん。もう真っ暗で私の走行速度が急に落ちたのだろう、
前方のだんな車を見失った。追いつこうにも道路も混んでいる。無線もよく届かない。
ようやく携帯で連絡が取れた。おち合う場所はHard times cafe(Chilliレストラン)。
着いたときには心底ほっとした。自分で自分を褒めたい気分。

このレストランではビリヤードを楽しみながら、ボリュームたっぷりのチリを楽しむ事ができた。
(江戸婆のスパゲッティーは最低だったみたいだけど)
3日間お天気に恵まれ事故もなく過ごせた。
行けなかった所はチケットの有効期限内に回りたいと思う。
そんな又行きたいと思わせる街・・WilliamsburgとJamestown。
江戸爺のお腹の具合が悪い。
食べたいものも食べられず、昼はサンドイッチのパンのかけら、夜もコーンブレッド2切れのみ。
食べていないので、寒さも余計こたえてしまう事と思う。早く良くなって下さい。

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