2009年6月19日金曜日

サンディエゴより

娘が3年間のサンディエゴでの大学生活を終え、アパートを引き払いサンノゼの家に戻ってくるので引越し手伝いに行ってきた。
ついこの前、娘と2人カレッジツアーに出かけたような気がするのに、もう大学生活も終わってしまうとはあまりに早くて、月日の経つスピードが年々加速しているように思えてしまう。

6月19日(金)9:30AM サンノゼ出発。

5号線の単調なドライブもこれが最後かと思うと、窓越しに広がる風景から片時も目が離せない。ピーチ等の果樹園に続き、一面延々と続くブドウ畑。セントラルバレーの平原に良質のブドウなんてできるのかしら?これはワイン用ではなくて食用?ドライブ中、次々とわいて来る疑問。最近ハイキングや散歩をしていても疑問ばっかり。この年になって急に”知りたい魔”になったようだ(遅すぎ!)。

LA付近の高速道路はいつものように渋滞。運転もしにくそうだし、LAに住むのはたいへんそう。だけどやはり便利は便利。これまたいつものようにブックオフに行き、十数冊の本・数枚のCDをゲット。探していた本はなかったけれど、手軽に読める中古本がその場で買えるのはやはり魅力だ。
トーランスのミツワへ。フードコートの充実には驚いた。まるで日本だ。安価でおいしいラーメンとカツカレー、ゴマプリンの夕食。懐も痛まず、大いに満足。

10:30PM ホテル到着。娘のアパートまで5分、ラホヤのホテル泊。
1泊200ドルのホテルに、夫の出張で溜めたポイントで泊まれるのはありがたい。数年前の出張地獄の恩恵と感謝しよう。

JettaZ332009年06月25日 16:55
引越しお疲れ様でした。

ラホヤ(La Jolla ?)は、レイモンド・チャンドラーとシシーが晩年に、シシーが亡くなるまで住んでいた場所ですね。
海辺のその家は今でもあるようです。

kame32009年06月26日 00:28
そうか、チャンドラーはLa Jollaで亡くなったんですね。
”La Jolla”はサンディエゴのダウンタウンから北に20キロほど行った、海岸線の美しい高級リゾート地です。”La Jolla”は宝石と言う意味だそうですが、非常に頷ける所です。
娘の大学を見に行った時、「こんな所で勉強になるの~?」って思いましたよ。私も晩年住めることなら住みたい場所。だけどあまりに高級で、叶わぬ夢。

彼の作品で、南カリフォルニアのものはありますか?
La Jollaを舞台にした小説があったら読んでみたいです。


6月20日(土)生憎の曇り空

最後のサンディエゴなのに、今にも雨が降り出しそう。そう言えば大学下見の時も、入寮前のオリエンテーションもこんな天気だった。南カリフォルニアと言えば、抜けるような青い海と空が浮かぶのに、時の節目と言うのはこんなものだろうか。

朝食後、娘のアパートへ。ベッド・机もばらして大方パッキングは済ませてあった。
一日特に引越し作業をする必要もなさそうなので、サンディエゴのタウンを4人(夫、私、娘とボーイフレンド秀くん)で楽しむ事に。

Balboa Parkへ。
Balboa Parkは、1200エーカー(Golden Gate Parkは1017エーカー)にも及ぶ都市公園。芝生のある公園はもちろんの事、歴史あるスパニッシュ建築で成り立ついくつかの美術館・博物館などが有名だ。また日本庭園を始め、9種類の美しい庭が緑とほどよく混ざりあっているとか。
さらにサンディエゴのダウンタウンにも近く、世界的にも有名なサンディエゴ動物園とも隣接している。
初めてサンディエゴを訪れた際、動物園・サファリパーク・シーワールドと毎日歩き回った。幼かった子供達は、目を輝かせていたっけ。あれから10年以上の月日が流れ、15種の美術館・博物館と9種の庭園・植物園があるこのパークに今回初めて訪れる事ができた。が、足繁く通いたいと欲は尽きない。
私達が行った”Botanical Garden(植物園)”は入場無料。こじんまりした植物園だが、世界各国の珍しい花がいっぱい。
白いHoyaを見た。園正面に咲く幾種類もの蓮の花に目を奪われた。
”Desert Garden”も無料。北カリフォルニアでは見られない、Joshua Tree(ジョシュア・トゥリー)やYucca(ユッカ)の花が咲いていた。
園内をフラフラ歩くだけでも充分楽しいが、興味のそそられる博物館・植物園がいっぱいある。大きなドッグパークもあるし、こんな公園が近くにある生活、、、憧れる。

おいしいメキシカンを食べようと、San Diego Old Townへ。
Old Townは、サンディエゴ発足当時の歴史的な建造物や文化を保存したOld Town State
Historic Parkと、近隣のメキシカンレストラン街。国境に近くメキシコ色を強く感じるエリアであり、1年を通して数多くの観光客を迎えるだけにレストランもしのぎを削る。
私達はその中でもおいしいと評判の”Cafe Coyote”で遅い昼食。Traditional Mexican を出すレストランだったようだが、California Burritoにフライドポテトが入っていたのにはびっくり。
娘に聞くところ、南カリフォルニアスタイルらしい。
がつがつと満足の昼食を終え、歴史公園へ。規模は小さいが、バージニアのWilliamsburgを思い出させる18世紀中頃の衣装を身に着けた人たちがいる。
我が家のメインバンクであるWells Fargo Bankの158年の歴史、創設者WellsとFargo両人のドラマは興味深い。
しかしながら、10年以上前とは大きく様変わりしたOld Town。あの頃はまだまだ観光用に手が加えられていなくて、まさにOLD TOWNだった。そしてあの時には、成人した娘と再び訪れるとは考えもしなかった。もうすぐ帰国か~なんて思っていたんだものね。人生どう転がっていくかわからない。
幸い雨に降られることなく、たくさん歩き回った私達はそれぞれの場所でしばし休憩(昼寝)後、再び集合。
夕飯は軽くベトナムレストランへ。
さすがこの地に住んで3年。リクエストすればすぐにおいしい店に連れて行ってくれる。
最後のサンディエゴの晩餐としては、地味だったけどあっさりさっぱりおいしくPHOを頂いた。
ボリュームたっぷり濃い味のアメリカ食の中、PHOは欠かせない存在だ。


6月21日(日)晴れ

朝食後すぐに引越し作業を始めた。
娘のアパートは3ベッドルーム、リビングダイニング付。彼女の部屋は、友達と共有の2人部屋だった。収納スペースが大きいわけでもないのに、3年間の生活(2年間は寮)で増えた荷物はかなりのもの。家から持ち込んだたんす・キャビネット・掃除機などは置いてくる事にしたが、かき集めた荷物の多さは想像以上。それでも引越し慣れしている私達3人とマメな秀くんは、次々トラックに荷物を積み込み、残りは娘が乗っていたAudiへ。10時半には、無事荷積みも完了しアパートとおさらばの時が来た。
サンノゼに向かう途中による予定のアウトレットとLAの昼食が気になって、写真を撮って別れを惜しむわけでもなく、バタバタとサンディエゴを出発。

5号線を北上30分でCarlsbadのアウトレットに着いた。
さすがカールスバッド、ギルロイのアウトレットとは雲泥の差。しゃれてる~。ゆっくりショッピングしたかったけれど、LAーSJと遠い道のり。Swarovski・Coach・Calvin Kleinだけ見て目ぼしい買い物もできずにショッピング終了。うう、残念。

さらに北上LAへ。
目指すはLAのコリアンタウンにある”Soowon Galbi”。韓国人の秀くんも太鼓判を押すおいしさの韓国焼肉店。LAのコリアンタウンの韓国料理はどこもおいしいと評判だそうだが、初めて行ったコリアンタウンは通りにぎっしりハングルの文字・韓国レストランがひしめき、狭くごちゃごちゃしていた。
”Soowon Galbi”はこじんまりしたきれいなお店で、炭焼きBBQのおいしそうな香りが空っぽのお腹を刺激する。
娘達のお奨めメニュー牛カルビー2種・豚バラ1種・バジョンを秀くんが韓国語で注文。韓国語を話している姿が韓国ドラマを見ているようだ。
韓国レストランに行くと多彩な副菜がうれしい。今日のレストランはその副菜も豪華絢爛多種多様・・・。その上いくらでもお代わりできちゃうなんて、太っ腹~。サラダはにんにくたっぷりのゴマしょうゆ味。私は何回もお代わりしてしまいましたわ、ホホ。
そしてお肉。おいしかった~~~~~!ひたすら<おいしい>という言葉に尽きちゃうんだな。
気になるお値段でありますが、合計でチップを入れて120ドル。安い!

さ、一気にサンノゼに戻らなくてはならない。
私達トラック組と娘達Audi組はそれぞれ自分達のペースでサンノゼに向かう事にした。長距離走行、Audiの方が断然快適だよね~(苦笑)。
娘が混んだLAのハイウエーをドライブしている姿がちらちら見えると、大丈夫かしらと心配になった。
が、その内その姿も見えなくなって、一つの時代が終わったなあと感傷的な気分になりつつ、ひたすら北上、家を目指した。

11時PM, 家に到着。娘もすでに帰っていた。
結局私は往復とも全く運転せずに、助手席でゆっくりさせてもらっちゃいました。ありがと!

2009年6月2日火曜日

2009/6

Robinの巣篭もり (追記、産まれた!)

2009年06月02日03:26
今の家に引越して1年が過ぎた。
この家で取れるフルーツ(レモン・オレンジ・チェリー・無花果・パイナップルグァバ)は大いに楽しませてもらった。

そして最近、別のお楽しみ発見。レモンの木にAmerican Robin(コマツグミ)が巣作り、卵をあたためているのがわかったのだ。
毎日毎日真剣な(?)顔して、巣に陣取っているロビン。先日は2羽のロビン(夫婦?)が不意に現われたリスをばたばたと威嚇、攻撃しようとしているのを場面を見た。木から木に跳び移れるリスも、ものすごい剣幕のロビンに大慌てでしばしフリーズ。かなりビビッているようだった。
どうやらロビンは夏期に繁殖期を迎え、巣を守ろうと攻撃的になるようだが、必死に子供らを守ろうとするその姿は、実に気高く美しい。
というわけで、写真を撮るのもびくびく。お留守の時に緑の卵も拝見したいのだけど、巣の中はそう簡単に覗けない。
巣の存在を知って1週間。あとどの位で雛たちの姿が見られるのだろうか?無事に可愛い姿が見られますように!

写真は、パイナップルグァバの花。
ちょっと毒々しい花で、ここからあの柑橘ゼリーの味の実をつけていくとは・・・。

そろそろ秋からの家を探し始めようと思ってる。
来年の今頃は、何を私は思ってるのか・・怖いような楽しみのような・・・。

(追記)この日記を書いて数時間後、夫が帰宅。留守だった鳥の巣を覗いてびっくり。
産まれてました~!
今朝見た時は、いつものようにドカンと座っていたのだけど、朝にはすでに産まれてた~?
今後の成長も楽しみ、目が離せなくなってきたぞ。

anton2009年06月02日 14:34
・卵が孵化する。
・あわてんぼうのヒナが巣から落ちる。
・Teddyが発見。
・巣に戻すかどうかで悩むも、鳥を飼ったことがないので、ヒナを育て るという誘惑には勝てない。
・ネットで調べて、万全の育児体制をとる。
・地虫や羽虫をつかまえるのが案外大変。
・でも大きな口を開けて食べるヒナに、メロメロ。
・すくすく育つ。
・お気に入りの場所はkame3の肩の上。
・Teddyとも仲良し。ツーショットをmixi上で見られる。
というのも、楽しそう。

kame32009年06月03日 00:32
元気に育っているか気になって仕方がありません。
今朝は親の姿は見えずシーンとしていて育っているのかなあとかなり心配。私の高さでは覗けないし・・(雛の写真は夫が高く手を伸ばし卵を撮影したつもりが、雛が写っていました!)。

テディーの関節炎でいろいろ思います。自然界の動物たちには関節炎はないのかなあ~とか、負傷したり病気の物達は生きていけないんだろうなあとか・・・。


ロビンの雛、その後(追記、親と子)

2009年06月05日01:53
6月3日、親鳥がお留守の際に、夫がこそっと撮影。
どこにいるかわからない親の襲撃の危険を感じながら、手を伸ばしてピントも合わせられずに撮影しているので見にくいですが、ベビーたちは元気に首を伸ばし親の帰りを待ってました。
元気に大きくなるんだよ~。

6月5日 巣の様子を見に行くのが日課になってる。
何の姿も私の高さから見えないと思っていた数分後、しっかり親子の姿を確認しました。


’09バレーボールシーズン終わりのパーティー

2009年06月05日08:25
高校の年度末の行事が続いて行われている。
週末、息子のバレーボールチームのパーティーがあった。
場所は昨年に続きチームメンバーのお宅。馬が何頭も飼われビーチバレーコートありの広~いRanch house(日本語の牧場の家というとなんとなく雰囲気が異なる)。
参加者総勢70名余り。BBQと各家持ち寄りの典型的アメリカンスタイルのパーティー。
そしてここは人種のフルーツバスケットのカリフォルニア。私は無難にチキン照り焼きとミートボール・クッキーを持って行ったのだけど、サモサ・エッグロール・エンチラーダ・海老てんぷら(ちょっと日本とは違ってた)・チキンサラダ等・・・・ポットラックのパーティーはまさにインターナショナルバフェそのものだった(写真を撮れば良かった~!)。

パーティーでは一般的なMVP他各種表彰式の後、誰一人もれる事のない楽しい表彰がある。
よく子供たちを観察していると頭の下がる思いのコーチが選んだ景品は、いつも綿密な計画な子にはメモ帳、もっとジャンプすればいいアタックが打てるのにという子にはハロウィン衣装のエンジェルの羽等などなど。息子はユニークな四角い車に乗っているというので、ああいうユニークな車に乗るのは格好を気にしなくちゃいけないと、ハーレーにでも乗るようなバンダナ・黒の長い手袋(何故か2本左手用)、Tattoo(刺青)風のアームカバー・シール。
まず息子に「何の車乗っているんだっけ?確かSuzuki Shoes Boxだったよね。」って言ったのには最初から大笑いだった。

子供たちがサッカー・ホッケー・体操・水泳・ボーイスカウトにガールスカウトと参加してきて、
パーティーやイベントで彼らは人前で話す事、笑わせるのが本当に上手だなっていつも思う。
笑いのポイントが日本とアメリカでは違うような気がするけど、人を貶めない誰でも笑える笑いを取るって難しいけど、それを多くのアメリカ人は簡単にやってのけるように思えるんだな。

アメリカ生活もうすぐ15年。
いやだなって思うことももちろんあるけど、アメリカに学ぶ事もいっぱいあったと感じる。

anton2009年06月05日 14:57
人を貶めない笑いってとこが素敵ですね。ユーモアには大いにセンスが必要だと思うのだけれど、小さいうちから様々な人と関わるうちに身についていくんでしょうね。

15年・・・・もうそんなになるんだねぇ、と、なんだかしみじみしてしまいます。

hiro2009年06月05日 14:58
>パーティーでは一般的なMVP他各種表彰式の後、誰一人もれる事のない楽しい表彰がある。

素晴らしい習慣ですね。子供はできるだけ褒めることで成長していくと思います。

>人を貶めない誰でも笑える笑いを取るって難しい

本当にそう思います。それをさらりとやるのはやはり日常からして日本と異なるのでしょうね。

kame32009年06月06日 00:18
antonさん

嘘のように月日が流れてしまいました。オランダを入れると20年の海外生活。
英語力はほとんど伸びず、ジョークに笑える事もある程度で、自分からジョークを発する立場にとてもなれない。
英語を自由自在に操り、心地よい笑いを与えるアメリカ人に羨望を感じる時があります。

hiroさん

バラエティーと言われる日本のお笑い番組がどうも私にはよくわからないです(日本語力も落ちていて聞き取れないのが現状ですが)。
笑いも日常生活の質そのものの違いによるでしょうか。


祝、ワールドカップ出場決定

2009年06月09日02:21
ワールドカップの出場が決まっての盛り上がりも一段落した頃だろうか。

あのドーハの悲劇から16年。ずいぶん月日が流れたもんだ。
そして前回イタリア優勝のWCから、中田選手の引退表明からも3年が過ぎてしまったなんて・・・。

昔からスポーツ観戦は好きだったけれど、サッカーに熱くなったのはやはりドーハの頃からかな。
アメリカ生活で不便だなと思うは、日本の本が簡単に手に入らない事(お金を出せばOK)とスポーツ観戦で日本のゲームがほとんど見られない事。
オリンピックさえもアメリカの選手ばかり追いかけて、当然の事とはいえ、中継もアメリカアメリカでイヤになるほどだ。また短い日本語放送時も放映権も問題やらで数分音だけだし・・。

というわけで、今回のワールドカップ予選も全く見られなかった。
オシム監督から岡田監督に変わり、選手の選出は本当にたいへんだったと思う。代表入りが確実だった選手は数人で、最後までどうなるのかはらはらどきどきだった。
そして6日、日本ーウズベキスタン。
私はいつものようにPCに向かい、スポーツナビ速報とミクシイのサッカーコミュでの実況中継で観戦。これを観戦というのかどうか甚だ疑問ではあるけれど、ライブでゲームを追えるのは非常に有難い。そしてしっかり興奮する。でも・・・、見た~いという欲求、フラストレーションは高まる。

日本代表は苦しみながらも、ワールドカップの切符を手に入れた。
やった~やった~とうかれたい。
だけどちょっと待って!前回のWCは出場したと言うだけで、不完全燃焼だったのか、燃え尽きてしまったのか、あまりに不本意な動きだったのではなかったかしら。今回はそんな姿は見たくない。
次のカタール戦、オーストラリア戦も気を引き締めていって欲しい。

ああああ、やっぱりこの目で見たいよぉ~~~。


ありがとう、そしてさようなら Town & Country
2009年06月11日13:18全体に公開1 view

2000年4月に我が家にやってきたミニバン、ChryslerのTown & Countryと今日(2009.6.10)さよならした。

サンノゼで新車で購入。デスバレーやタホスキー、バージニアに引っ越してからは東海岸をカナダからフロリダまで、再びサンノゼに戻り西海岸も南北縦断。学校の送り迎えはもちろん、サッカー・ホッケー・ジムに水泳・・・全ての送り迎えに、子供たちの友達も乗せて走り回った。あの頃ミニバンなしには生活できなくて、”Mom's Taxi"のバンパースティッカーを貼っていた。
子供たちが一人ずつ運転するようになってからは、ミニバンはTeddyの専用車になった。テディーをDavisの大学病院までも連れて行ったなあ。

バンに乗ったのはこのTown & Countryが3台目。、もう7人乗りのバンが家の車になる事もないだろうなあと、感慨もひとしお。いちいち感傷的になってはいかんいかん・・。

昨年夏のシャスタ家族旅行後、手放そうかと考えたけど、まだまだ家族旅行がしたくて止めたのをちょっと後悔。あの時売っていればここまで買取値が安くはならなかっただろう。だけどあの時点ではこんな大不況が来るなんて想像できなかったし、夫の帰国、娘の留学も全く考えていなかったのだから仕方ない。。。ま、人生こんなもんなのでしょうか。

いろ~んな思い出をありがとう。
アメ車は何かと評判が良くないけれど、どうしてどうして、あんたはホントいい車だったよ。

夫がミニバンの思い出をスライドにしてくれた。
ああ、今日だけは思い切り感傷に浸っちゃおう。

JettaZ332009年06月12日 19:04
この感覚は理解できますョ。

我が家も北海道・北関東などで、家族中でお出かけしまくっていた頃の4WD車を送り出すときは、感慨一塩でした。
送り出す前の晩は、家族で行った観光地・キャンプ場・スキー場・温泉等等の思い出が走馬灯のようにほろ酔い加減の頭の中を駆け巡りました・・・

まったく話は変わりますが、最後のほうの「あんたはホントいい車だったよ」で、ちびまるこを思い出すのは、私だけだろうか??

kame32009年06月12日 23:53
tatsuo1さんも、同じような思いをなさった事があったのですね。
オランダー日本ーアメリカと海を渡っての引越しだったので、9年間も乗った車はT&Cが初めてでした。小型乗用車と違って、ファミリーカーを手放すのはいろんな思い出も連れてきます。

私も書いていて、「こりゃ、ちびまるこだね」と思ってましたたらーっ(汗)


アメリカの公園

2009年06月12日04:10
アメリカに生活していて、なんと言ってもアメリカの最大の魅力は自然だと思う。
めちゃくちゃスケールの大きな国立公園はもちろん、州立公園、カウンティー公園他、身近に自然と触れ合える環境はとても得がたいものだ。

最近、加藤則芳著「自然の歩き方50」を読んだ。
加藤氏はシエラネバダ・ヨセミテをホームグランドにしている八ヶ岳在住のバックパッカーだが、アメリカ国立公園の父であるジョン・ミューアの研究者としても知られている。
私にはたいした山歩きもトレッキングもできそうにないけれど、彼の多くの知識に裏打ちされた自然に対する熱い思いが私にも伝わってくる。彼の「ジョン・ミューア・トレイルを行く―バックパッキング340キロ」も読んでみたい。

加藤氏はアメリカの国立公園のあり方・自然に対する考え方に学ぶ所が多いと記しているが、本当にアメリカの自然環境は素晴らしい。

しかし今の厳しい経済情勢の中、その自然環境も大きく変わってしまうように見受けられる。
カリフォルニア州の赤字財政は深刻さを増し、予算削減提案で279ある州立公園の80%(223公園)を閉鎖して、経費節減に努める案が浮上している。
ああ、なんて悲しい案だろうか。
実際閉鎖した所で、かかる経費はあまり変わらず効果があるようにも思われない。しかしそこまでカリフォルニアの財政が緊迫状態にあるとは、これまたショックな事。

国立公園では夏に3週末の入場料を無料にして、集客・経済効果を期待している。通常でも夏の週末はホテルもかなり前から予約しないと取れない状況なのに、果たしてこの策はどういった効果をもたらすのだろうか?

いずれにしても、アメリカの絶対的な魅力である自然、その自然が損なわれることなく、人々が自然と共存する道を探っていく必要があるのは確実だ。
人間も地球の一生物として、おごることなく逞しく生きていきたいもんだ。



息子が撮ったTeddy

2009年06月13日06:20
一人、ニヤニヤしてますハート


ととると(*´ω`*)♪2009年06月13日 09:18
すごい目がハート
よく撮れてるねわーい(嬉しい顔)

望遠exclamation & questionexclamation & question
よく起きないなぁ(笑)

kame32009年06月13日 09:41
その通り、望遠だよ。かなり至近距離から撮っても、寝てると起きない。家族には全く警戒心がないのよ。


もう夏休み

6月12日(金)
次男の夏休みが始まった。今年は例年より1週間早く、新学年の始まりも8月17日からといつもより早い。
夏休みと言えば7月8月を思うけど、アメリカでは夏休み期間も地域によってまちまちだ。

今年の夏はまた引越しで私は非常に落ちつかないのだけれど、子供たちは我関せず。どんな夏休みを過ごすのだろうか。

夏休みに入って早々のイベント。
6月13日(土)、息子の通うミュージックスクールのリサイタルがあった。リサイタルと言っても小中学生中心の小規模の発表会で、年に数回行われているようだが、人前で独奏できるチャンスはできるだけ活用したいものなのだけど、息子のスケジュールが合わない事も多くこれが3回目の参加となった。
今回の演奏曲は、スローなDuke Ellington ”Sophisticated Lady”と、アップテンポのWes Montgomery ”West Coast Blues”。スクールの校長Mr. DKのピアノ演奏とのジャムだった。やっぱ、生ピアノに生サックス~~~いいですねぇ。


Harvest Time

桜に似たアーモンドの花見をしようと出かけたのは3月だった。
http://teddyisthebest.blogspot.com/2009/03/
アーモンドの木ははっきりわからなかったけれど、Brentwoodと言う果樹園の街を知った。ピーチ・プラム・さくらんぼ・・・。あいにくの曇り空だったけれど、咲き誇る花は見事だった。

そして今、それらカリフォルニアフルーツの収穫の時を迎えてる。

6月14日(日)晴れ 再び、Brentwoodへ

Brentwoodは野菜や果物を栽培する農園が集まった街で、フルーツ以外にもアスパラガス、トウモロコシ、キュウリ、パンプキン、トマト、ハーブ・・・など多彩な野菜や果物が作られている。
そして今の時期はさくらんぼやピーチ、ネクタリンなどの、フルーツピッキングで街は大賑わいだ。

フルーツ狩りよりワインテイスティングをしたい夫は、ひそかにBrentwood界隈のワイナリーなんぞ調べていた。
この街でいい葡萄が取れるのかしらと思いつつ、ノーラ・ロバーツのロマンス小説に出てきそうなワイナリー”Hannah Nicole Vineyards”へ。
テイスティングルームはワインを楽しむ若者、老夫婦などで賑わっていた。
ナパワインに比べ数段お安い。
ワインの良し悪しは未だよくわからないけれど、我が家にとっては価格も良し悪しを決める重要事項。
お高いワインが味わえるテイスティングもいいけれど、お手ごろ価格の好みのワインを見つけるテイスティングも悪くない。

前回花見をして回ったWalnut Blvdには、今”U-PICK”のサインがいっぱい。農園ごとに取れるフルーツは様々で、小さい子供連れの家族でいっぱいだ。カリフォルニアの青空・輝くばかりたわわに実ったフルーツ、人々の笑顔・・・平和だなと思う。

私達は自らフルーツ狩りはせず、売店で購入。
もぎたて完熟のおいしさはたまらない。中でもホワイトネクタリンがまだ固めのものでも甘みたっぷりジューシーで美味。白ネクタリンと黄色ネクタリン・白桃・黄桃・ビングチェリー・レイニアチェリーと試食して、どれもこれも買って帰りたくなる。白とうもろこし、アプリコットも買ってアイスボックスはフルになってしまった。

<写真1>桃
<写真2>ビングチェリー
<写真3>アプリコット

anton2009年06月17日 15:44
う~ん、どれもこれもおいしそう。木で熟したものだものね。獲れたて・もぎたて・・甘美な響きです。日本のスーパーでも、“朝採りレタス”なんて謳い文句を見かけるけれど、「昨日の朝かもよ」と笑うに笑えない噂もあったりして。
日本でアメリカン・チェリーとして売られているのが、ビングチェリーなんですね。
白とうもろこしはこの前TVで紹介していました。フルーツのように甘くてジューシーで、生でも食べられるということでしたが、そうだった?埼玉ではまだ見かけません。

kame32009年06月18日 00:48
本当の所、アメリカのフルーツは日本のフルーツの味を知っている私達には、感動のうまさとは言えないような・・。日本のフルーツって完成された旨さが感じられるけど、アメリカのはもっと野生的。自然の恵みって本来、こんなのではなかったかなあと私は好きですが。
アメリカンチェリーはビングが一般的ですが、他にスウィートハート・ダークチェリーとかあります。レイニアは日本のさくらんぼに近いかな。
白とうもろこしが生食できるとは知りませんでした。今回のはまだちょっと若い感じで、ジューシーだったけど甘みは今ひとつでした。食べながら北海道のとうもろこし食べたいね~と話しておりました。

anton2009年06月18日 15:01
そうか~。今は何でもかんでも糖度が高いものね。私たちが子どもの頃って、イチゴは砂糖かけて牛乳入れて潰して食べたよね。それ専用のスプーンもあったし。あれって、丸のまま食べるには酸っぱかったからだよね、きっと。夏みかんにも砂糖つけてたし。

焼きもろこしの香ばしさは、世界に誇れますねっ。

kame32009年06月18日 23:37
日本の食べ物は特別だわ。何で日本人がそこまで味を追求するようになったのかなあ。僅か数十年の間に海外からの食べ物も一気に入って、日本人の味覚が研ぎ澄まされていった?そして努力家?
日本ってすごいなって思うこといっぱいある。

ああ、とうもろこし・じゃがいも・枝豆・メロン・・・いろいろ目に浮かんできた。食べた~い!そう言えば、去年帰国した時に食べたアスパラガス、めちゃ甘くてびっくりした。


悪夢の30分

ただ今”Mini Cooper S”が、車屋さんに修理に入っている。早ければ今週末には手元に戻ってくるが、まだまだ憂鬱なトラブルは続きそうだ。

家族揃って盛り上がって購入したミニは、昨年9月から大学に行きだした長男の専用車になってしまっている悲しい現実。夫はたぶん寂しく思いながらも、その現実を受け入れてる。

6月16日(火)
息子はいつものように大学へ。そして安全地帯と言われてるお決まりの立体駐車場に駐車、授業を受けていた。
正午近く、授業中の息子へ友達からテキストメッセージが来た「ミニのガラスが割られた。すぐ来い。」友達はたまたま事故現場に居合わせて、連絡をくれたらしい。
どうやらある青年Pが数人とエアースプレーを投げて遊んでいた所(何故そのようなものを投げて遊ぶ?)、手首にはめていたメタルのブレスレットが外れ飛び、助手席のガラスを直撃して、ガラスを割ったらしい。割ってすぐ青年Pは「俺は知らん、俺は金を持ってない。」と逃げ腰で今にも逃げ出しそうだったので、すぐに友達が連絡をくれた。
息子はこの時点で、ひどくショックを受けた様子で、どうしたらいいか私に連絡をしてきた。
私は修理の見積もりを取りに、青年Pと一緒にミニのディーラーに行くように言った。もし青年Pに修理金額を確認・了解が取れればその場にミニを置いて、彼に家まで送ってもらえばいいと考えたからだ。

が、事は簡単には運ばなかった。
20分後、再び息子から電話。今度はかなり差し迫った感じの声だ。
「高速道路の降り口で、青年Pに追突された。このままミニのディーラーまで行って、見積もりをもらいミニは置いてくる。青年Pの車は冷却水が漏れているので、乗れない。彼はミニディーラーには行かないくていいよね。」
何という事!私が一緒に行けと言ったばかりに追突なんて!

僅か30分の内に2件の事故。
ガラス修理は車対車ではないので保険は使えず、青年Pは現金で支払うという事だった。実際にはミニは650ドルの修理代を夫が立替払い、ガラス修理を終えた。バンパー等の修理はボディショップに持ち込んだ。2000ドル以上の修理になりそうだが、こちらは青年Pの保険が100%カバーするようだ。

我が家の保険会社・青年Pの保険会社との話とも、2件の事件で息子の過失はないと言われている。その言葉にほっとしたのだが、、、。

立替払いした650ドルを返してくれる様子がない。
彼からのメールは「お金がない。」「どうしようもない。」の一点張り。息子が「今週中にいくらかでも返してくれるのか?」と聞けば「たぶん・・・」。そして「親は何とかしてくれないのか?」と聞けば「親もお金がない。何もしないと思うよ。だけど父親と話したければナンバーは○○○。」
全く埒が明かないので、父親に電話した。するとほとんど息子の事故の詳細を知らない父親は「保険会社が払うはずだ。わしゃ知らん。」とでかい顔。たまらず夫が電話を変わって話したが全く話を聞こうともしない。「このままでは警察に話を持っていきますよ。」と言ったら挙句の果てに「行きやがれ~~、ラリラリラ~(何を言っているのかわからなかった)今すぐ行きやがれ。」と・・・。

夜になって青年Pの父親が今度は礼儀正しく電話をしてきた。「ガラス修理だったら安い所を知ってますよ。」「もう終わった」と言ったら「それじゃ私は何もできません。」で電話が切れた。
その後、青年PからもPの父親からも何の連絡もなかった。
彼らからは全く誠意ある対応が見られないので、大学の警察署に事故報告をした。ガラス破壊事件が警察にファイルされた。

これからが問題だ。
我が家の保険会社を通す事で150ドル(500ドルは免責)を手に入れ、保険会社に全てをゆだねてしまうか、Small Claims Court(簡易民事裁判)に持っていくか。
青年Pは19歳。少しでも誠意を見せてくれたら、彼の記録に残る裁判に持っていきたくないのにー。

今回の事件、決して愉快な事件でないけれど、学ぶ事は多い。
息子も車に乗るって事はどういうことなのか、責任ある対応とはと、身を持って学んだと思う。保険会社とのやり取りだけでも非常に面倒な作業だ。
だけど何より誰も怪我しないくて本当に良かったと感謝。日々普通に明るく楽しく過ごすって結構難しいね。


お片づけ

2009年06月18日09:07
日頃、本の購入は帰国の時やLAのブックオフ・オンライン中古本ストアーでまとめ買いしている。余程欲しい本でないと、紀伊国屋に行って新しい本を手に入れる事はない。
本は常時2~3冊平行して読む方だが、読む本がなくなると私の書棚から探す。選び出すものは気分でエッセー、ミステリー、歴史小説・・・と多岐に渡る。だから私の書庫はバラエティーに富み、私好みの本がたくさん並んでいるのが望ましい(が、実際買い揃えるのは難しい)。

しかし近々また引越しである。それも今度は予算の関係上、かなり狭い家になりそうなので、本が納まるスペースは確保できないかもしれない。かさばる本はできるだけ処分しなくてはならない。だから今せっせと本を読もうと思ってる。とっておく本か手放していい本か見極めなくちゃって。だけどのんびり本なんか読んでいていいのかしらとも思う。で、読むのもどうも中途半端な感じで身が入らない。

それはそうと、もう開く事もないと処分するつもりなのが、Encyclopedia(百科事典)の類と、家庭の医学など。これらは10年前までは子供たちのホームワークには欠かせなかったし、病気の時は必ず開け、頼りにしてた。
しかし今はインターネットの時代。PCからは山ほど(過剰なほど)情報が得られるし、その情報も新しい。我が家にあるのは古い情報し、情報元は限られている。だから無理して保存しておく必要はない。

細かい荷物整理だが、本に続いて厄介なのがビデオテープ。
VHSテープはかさばるし再生機もいつまで使うことやら。なので、今ぼちぼちVHSからDVDに移してる。我が家には再生機は壊れてしまったのに、未だにベータのテープもたくさんあって、機器変遷にはついていけませんよ!その内、DVDもなくなるの~?

そしてもう一つが写真。
よくお出かけしたし、いろんなイベントもあったアメリカ生活15年。その写真の量はものすごい。
ここ数年の写真はデジカメになって全てPCに収まっているけれど、それ以外は焼き付けた写真。アルバム製作も途中で、写真だけがごそっと束となってある。
ここ数週間、夫は写真の束と格闘、少しずつスキャンしてプリント写真は捨てているけど、これまた気の長い話である。

と、時代と共に必要でなくなっていくものを次のシステムにスイッチしていく作業をしなくてはならないこの頃であります。
こんなのんびりペースのお片づけで引越しできるのかしらねぇー?

ととると(*´ω`*)♪2009年06月18日 10:11
同じことを今やってる私わーい(嬉しい顔)

私は自分の部屋分だからkame3さんに比べたら全然少ないけど…

スキー板にブーツ、通常の冬に履くブーツにキャリーケースやスーツケースの保管場所を確保しようと思案中…

で今ボチボチ始めてるのがやっぱり漫画や本、写真、昔の手紙にビデオ、CD…

次の休みにはまたゴミ袋が山になるかなむふっ

kame3さん、何度も引っ越しで今回はいろいろ重なって大変ですね涙
体を壊さないように…無理しないでくださいぴかぴか(新しい)

日本であえるのを楽しみにしていますハート

kame32009年06月18日 13:28
ありがとねー。
ホント、なんだかんだといろいろすぐ溜まるね。貯まるだったらいいのに・・。

今の家に一度は来てもらいたかったのになあ~、残念です。
もうすぐまたお世話になりますが、どうぞよろしく!


お部屋返上

明日(6/19)から3日間、サンディエゴに行きます。娘がSDでの大学生活を終え、アパートを引き払い自宅に戻ってくる引越しなのです。
それにしてもしょっちゅう引越しって言っている。

娘の留守の間、私の基地となっていた娘の部屋は、この日記を書いたら返す準備をしなくてはいけません。
足元に転がっている図鑑や読みかけの本、雑誌、辞書・・・はどこに移動しましょうか。

短いアパート暮らしの荷物でも、持ち帰るものはしっかりトラック一杯分はあるでしょう。それらの荷もどこに置きましょうか。
またパズルが始まります。パズルはこの先どんどん難しくなっていく事でしょう。

とりあえず、最後になるかもしれないSDまでのドライブ旅行。楽しんでこようっと!

anton2009年06月19日 20:26
お部屋はなくなっちゃうけれど、しばらくはまた、娘さんと一緒で嬉しいですね。母娘の会話、楽しんでね。
ともあれ、気をつけて、行ってらっしゃ~い。

kame32009年06月20日 00:29
ありがとう。
旦那と二人トラックで行きます。帰りは娘は彼と、別の車でSJに帰ってきます。こんな所も月日の流れを感じますわ~。
残り少ない家族一緒の生活、大切にしたいです。
では、行ってきま~す。