6月1日(水)晴れ
11時半、カルチャーフェアー他日本人APLの打ち上げ会を新寿司で行う。 今回の参加者は9名。新寿司はAPLのメンバーでもある新城さんのお店。ランチメニューのほかに豚汁や抹茶アイスまで出していただいて、おいしく楽しく会を過ごした。
来年の役員をしてくださる方も発表できたので、何もしなかった私ではあるがほっとする。 その会の中で各務さんが今の大家さんに立ち退いて欲しいと言われ、急きょ賃貸住宅を探していると言っていた。私が今探している事は公にしていないので、今私が持っている情報を皆の前で言うわけにも行かず、黙っている事に・・・。非常に罪の意識を感じる。とはいえ、$2500(No Pets)の物件のを見せてもらおうと予約を入れる。
今の家との値下げ交渉ももう一度と、Philに電話する。周りの物件と比べ$2950はまだ高く、物置は水漏れもするので使いにくく、その償却はもう済んでいると思う。只今市場調査中であることも伝える。さあ、これで後いくら下げてくるかしら?
研人今日もサッカープラクティス(6~7時半)
絵里・宏人アートクラス(6時半~8時)絵里がドライブしてくれるので、研人のサッカーから慌てて帰ってこなくても良くなった。サッカーに連れて行った後、お買い物もできるしホント助かり。
旦那が出張から帰ったのは12時少し前。ミネソタ時間は午前2時。 会社の皆が最近出張攻勢で、たいへんだそう。みんなそうだと思いながらも、疲れた顔をしている旦那を見ると、大丈夫かしらと心配になる。
6月2日(木)晴れ
10時、ここ数日気になっているWilliamのすぐそばの$2500の物件を見せてもらいに行く。オーナーらしき女性が出てきて「エージェントのサイモンがお相手しますからお待ち下さい。」と言われる。オーナーはタイ転勤で2年間この家を貸すことになったらしい。
早速、家の中に入る。素晴らしい!4brのほかどでかいゲームルームが2Fにある。一緒に行ってもらった鍵さん(彼女は家の見立てが得意)も、あまりのいい物件に驚く。サイモンもこの物件は3000ドルはとってもいい物件です。最大の問題はペット不可。ペットデポジットを多く払って、うまく乗り切れないものかしら。夕方子供達を連れてもう一度見に来る事にした。
4時、やっぱりいい物件だ。子供達も大乗り気。しかし引き合い問い合わせも多いらしく、ペットがいる我が家に勝ち目はない。ここまでいい家だと、他の家がとれもちっぽけに見える。子供達に見せたのは失敗だったか。
5時半~6時15分、宏人ホッケープラクティス
6時~7時半、研人コーチAnhの家でビデオ講習会。 ホッケーリンクとAnhの家を行ったり来たりドライバーの私。夕飯の中華もテイクアウトした。 研人は自分の出ているゲームを見ながら、コーチがする講義を真剣に聞いたよう。飽きてしまった子多かったようだが、研人は楽しかった様。もう13歳。頭脳サッカーができてもいいよね。
どうしても気になって私がレンタルハウスを探している事を各務さんに話したのは今日の午後。その各務さんから夜になって電話がきた。「うちもWillamのそばの物件申し込みます。」ガーン!彼女のところはペットなし、バックグラウンドも日立(昔IBM)だもの文句なし。
11時過ぎに帰ってきた旦那に相談。あくまでも人のいい旦那は何とかして物件を手に入れようと策を練っている私に「もしそんなんで決まっても後味悪いんじゃない。譲ってあげたらいいじゃない。・・・・」とのお言葉。彼はまだお尻に火がついていない反応だ。
私は自腹で出す額を少しでも下げようとしているのにー。 とりあえず、申し込み用紙に記入、30ドルの手数料を添えて明日提出するつもり。
父の四十九日は今日だそうだ。 ここで晴れて(?)父は仏になったのだろうか?法要も納骨の日も、私達の一時帰国の日程が決まらないので、はっきりしない。
旦那はここの所の出張続きでお疲れ顔。家庭のいろんな事には頭が回らない様子に見受けられる。 考えても仕方がないが、私はない知恵を絞って頑張らなくては、と思うこの頃。
6月3日(金)晴れ
今日は鍵さんのお宅のバックヤードでお茶会という名の準子さんの送別会。 メンバーは、主役の準子さん他、森川・Moor・甲斐・藤井・白岩・松本・鍵山・私の9名。
久々のポットラック(持ち寄り)パーティはメニューも豊富。おいしいものがテーブルに所狭しと並ぶ。 本来ならば今度の家はどうかとか、アリゾナは暑いかなど話題になるのかもしれないが、準子さんの事情が事情だけにそういう会話をする人はいない。良識ある人ばかりで、暖かい会話がありがたい。
10時半に集まってあっという間に解散の2時になってしまった。
$2500の物件の申し込み書を提出。家のフロンポーチに置いてきたが、すでに誰かの申し込み書がおいてあった。やはり倍率はかなり高そうだ。
6時、絵里は高校で開かれるメディアアートフェスティバルを見に行った。絵里のグループの作品も出たのだろうか?
9時、宏人高校ホッケープレーオフ。 こんないいゲーム見たことないと思われるほどの好ゲーム。試合終了2分前についに同点に追いついたLelandチーム。Sudden deathの延長戦となる。延長3分、相手の速攻をくらいあえなくゲー ム終了。次のゲームへは進めなかった。 1年間の高校ホッケーも今日でおしまい。コーチDavidは来年はやるかどうかわからないそう。Lelandチームは来期も存在するのだろうか。
旦那は今日も帰りは10時を過ぎていたという。 肩の痛みは治らないまま、次の出張も控えている。
6月4日(土)晴れ
今日はばたばたと忙しい一日だった。
10時、Teddyも連れ、旦那と研人スプリングシーズン最後のゲームに行く。しかしゲーム開始の11時になっても相手チームが姿を見せない。 これでゲームはお流れかと思ったところ、11時15分相手が現れた。どうやらゲーム会場を間違えたそうで、ゲーム自体は不戦勝が舞い込んできた。せっかく集まった両チームで練習試合をする事になる。
試合の間、私はCostcoにお買い物。練習試合は2-2の引き分けだったそう。右のミッドがいなかったので、代役として出場していたそうだが、旦那に言わせれば、運動量が少なく満足のいく動きではなかったよう。
家に戻り、2時からのチームパーティーに持っていく餃子を焼く。といってもCostcoで買ってきた冷凍餃子を焼くだけ。 研人と二人コーチAnhの家で開かれるパーティーに出かける。 改めてメンバーの紹介他、夏以降のスケジュールを確認する。 そろそろ引き上げようかと思った4時過ぎ、絵里から電話。
今日は絵里はSinior Prom(卒業生のダンスパーティー)に参加する事になっている。彼女はJuniorでJuniorのパーティは2週間ほど前に同じJuniorのFranklinがパートナーで参加した。今回はSiniorのBrianがお相手。これらのパーティーはペアーでチケットが売られ、お相手無しにはパーティには参加もできない。1年に2回も派手なお金ばかりかかるパーティーに参加するのは如何なものか。親の考えとは全く関係なく、彼女は行く事になってドレスはどうしようと大騒ぎの1週間。友達に借りてきたドレスはどれも大きく、結局Junior Promで来た真っ赤なドレスを再び着ることに (160ドルのドレス、1回だけではもったいない)。その分今回は美容院に行って髪をセットする予約までしてきている。 さらに、今回は夜中の12時までパーティはあるが(それだけで私にはびっくり)、そのあとサンフランシスコのホテルに泊まりに行くと言う。何なの、それ~。私は声なき声をあげる。
その話は昨日午後、一緒に行くRyan(彼が幹事)が私に許可を求めて会いに来たのだ。私は「高校生がパーティーの後、めちゃくちゃになって問題を起こす事はよくあるわよねー。目付け役はいるの?」とか言ったら「はい、僕がしっかり監視します。」真面目に言うから思わず笑っちゃった。Ryanには、私が簡単に許可するわけにはいかない。父親に話した上で返事をすると帰ってもらった。
そして昨晩旦那を交え、話し合った。旦那は結局「自分で(ホテルに)行くか、行かないか、決めなさい。」私は「全ての責任は自分にある。お酒を飲んでは絶対ダメ。自分をくれぐれも大切にしろ・・・・」とか、いろいろぐちゃぐちゃ言った。絵里は「もう何回も聞いていることだよ。もうわかった!」で話を終わりにした。
昨晩のこのいきさつ、そして私は朝からサッカーゲーム・パーティーと絵里に会うことがなかった。パーティーに出かけるだんになって、急に不安になったのか、私に電話をしてきた絵里。連絡してくるなんて可愛いねー。
研人はコーチにSan Jose Earth Quakes とWashington United のサッカーゲームに連れて行ってもらうことになっているので、私はひとまず家に戻る。
旦那は明日の日本出張準備に忙しい。
宏人はPCゲームのあとお昼寝。かなりめちゃくちゃな生活をしている。 3人でベトナム料理で軽い夕食。
10時、研人を迎えに行く。 ゲームは引き分けたそうだが、研人はゲーム観戦の楽しみをずいぶん知った様子。次は私も見に行きたいものだ。
絵里は今頃何をしているのか。 むやみに厳しくすれば、うそをつくようになるだろうし、若い頃のエネルギーは親が抑えられるものでもない。こんな事を考えて、私も親になったんだなーと、苦笑い。
6月5日(日)晴れ
旦那は今日から日本出張(11日まで)。 いつものようにSan Jose12時半の便で日本に飛ぶ。今回は私が送っていく事にした。家を10時半に出て空港に向かう。87号が工事で車線が極端に狭くなっているので、走りにくい。
宏人はSocial StudyのプロジェクトでJoshの家に行く。自転車で行くと言ったものの、パンク修理ができていない。慣れたもんで30分ほどで修理して出かけていった(10時)。
絵里もいないし、研人と二人だけの日曜日。 何となくさびしい。
4時、絵里がBrianに送られて帰ってきた。帰ってきて一声は「疲れた~。」そして、「5時半にフレンチのプロジェクトで友達2人来るからよろしく。ちょっとだけ寝るわ。」 あとから聞けば、ホテルはスウィート1部屋に10人(男4人、女6人)泊まったそうでベッドが3つしかなかったので女が占拠。4時間くらいは寝たそう。そのあとビーチに少し出て昼食。楽しそうな写真をいっぱい見せてくれた。行かせて良かったと思う。
5時半から7時くらいまでプロジェクト。その後頭が痛いと頭痛薬を飲みながらその他の宿題と格闘。「これだけ課題があるのを知った上の事で出かけたんだから、しっかりしなさい。」と、言ったら「知ってる!」と威張る。しかし11時前には部屋の電気は消えていた。果たして宿題は終わったのか?
宏人のいない間に久しぶりに成績チェック。今までにないショックを受ける。なんとEnglishがD+になっている。確か1ヶ月前にはBだったはず・・・。内容をチェックする。すると最近の項目が0点”F”が5個ぐらい続いている。これはワークを出していないということか?最終的にDを取れば夏休みの補習を受けなくてはならない。一体どうなってんだ!
5時、Joshの家にプロジェクトのあとさんざん遊んでご機嫌で帰ってきた宏人に、成績の事を聞く。途端に機嫌の悪くなった宏人。理由は全く話さないし、全てどうでもいいような態度。来週で学校も終わりだというのに、どうすんのよ!
夜になって、先生にメールを書く事を話す。勝手にやればの態度。できるだけ関わらないようにしてきたけれど、いよいよ 先生と面談しなくてはならないか。 Ms. Maclise宛てにE-mailを送信する。
6月6日(月)晴れ
とんでもない一日だった。
朝、いつものように4人で朝食をという時、私は宏人に声をかけた。 「先生にメールを出したら返事が来たから読んでおいてね。」 途端に宏人は固まった。 Teddyのベッドに倒れ込み、しばらくするとソファーに寝そべったまま動かない。食事もしていない。 7時40分、学校に行く時間だ。宏人を残し、二人を学校に連れて行く。 私が本当にメールを出すとは思っていなかったらしい。最近の宏人は友達もいないようだし、とても生き生き生活をしているとは思えない。PCゲームに時間をひたすら費やし、逃避しているように見える。 彼の孤独な状態はわかってはいたものの、理解してやれなかった私は、彼に何と声をかけてやればいいのだろう。成績が下がるとか宿題を出さないといった事は、ほんの一面に過ぎず彼はもっと大きな問題を抱え込んでいるのではないだろうか?
ガレージセールで売ることができなかった準子さんのヘッドボード(新品)をWebに載せる為に鍵さんが来た。ガレージで少し話す。その間に宏人は凝固した状態から抜け、またPC。 私はあえて声をかけなかった。 お昼になって、中華店で買った焼きそばを作った。
宏人に声をかける。「うん。」しゃべった! 二人で昼食。これが実にまずい焼きそば。二人で「まずいねー。」と言いながら食べる。表情が少し柔らかくなってきた。 食事が終わってキッチンに山のようにあるまずい焼きそばに「ずいぶん作ったねー。安かったの?」と少し笑う。 私はその笑顔が無性にうれしかった。
私「午後から学校行く?」 宏人「ううん。」 私「じゃ、今日はさぼろっか。ま、一日ぐらい、いいね。明日はやっぱり行った方が、いいと思うよ。」 宏人「うん。」彼の中で学校休んでしまったなーみたいな感覚があるような気がする。
いつものように絵里はバイト。 研人は今週からサッカーの練習も変則的になるので、ずいぶんと楽になる。
5時、宏人アートインターンシップ。問題なく出かける。 Philに電話。今の家の契約は正確には8月末。再契約するかどうかの結論は7月末~8月始めまでにすればいいそう。$2850は未だかなり高額賃貸料。Philはどう思うか聞いてみた。「この辺りの現在の平均は$2500ぐらい、いい家で$2700~$2800でしょう。」って。まだ交渉の余地はあるようだ。 もう、いろいろと疲れました。
6月7日(火)晴れ
宏人も憂鬱そうにではあるが、いつものように学校に行く。頭痛で病欠の手紙を学校に持たせる。 彼がどんな顔をして帰ってくるか、私は気が気ではない。
3時ごろ、子供達のお迎え。宏人は何事もなかったような、何も気にしていないように見える。 案の定、Ms. Macliseは何も言ってこなかったそう。改めてもう一度メールを書く。メイクアップリストを送って欲しい事、面談をできればしたい旨を書く。メールはこれで3回目。2回目のメールの返事が来ないのはどうしてだろう。不安になる。宏人はMs. Macliseを信頼していない。
絵里、インターンシップ(5時~6時半)
研人が通うBret Harte中の秘書が7年間に渡って、父兄から集めた学校資金を横領していた。その金額は$483000(約5100万円)そのニュースはCBSニュースを始め大きく取り上げられ、またここAlmadenの悪評判が立つ。 1ヶ月ほど前には絵里や宏人の通うLeland高校の理科の教師が、数人の女生徒に性的な行為をしていたのが、報道されたばかりだ。この二つの事件はSan Jose Murcury(新聞)のValleyの一面に大きく取り上げられた。
子供達は大人を信用しなくなってきている。実際、学校関係者で信頼に足るような人間が実に少ない。教師の質は最低最悪。子供達を愛し、心底何かを伝えようとしている教師がどの位いるのだろうか? どこを見ても暗い気の滅入るような事ばかり。 こんな時はどうやって気分転換をすればいいのだろう。
6月8日(水)晴れ
宏人はMs. Macliseからメイクアップのリストをもらって来た。明日明後日でできるだけ出すようにすれば、少しは点数が上がるのだろうか? 相変わらず、テレビを見たりゲームをやったりで真剣な様子は少しも見えない。私がはらはらしても仕方がないことで、彼の問題と遠くから見守るしかできないのか。
研人の予定されていたサッカープラクティスがキャンセルになった。
絵里と宏人はアートのクラスへ(6時半~8時)。ひとまず今年度のクラスは今日でおしまい。
11時を過ぎて宏人が明日やるワークのリストを自分で書いて持ってきた。7~8個ある。何で今日中にやらないんだー。彼は彼のペースでしか物事ができない。怒りたいのをぐっと我慢して「よく自分からこんなリスト作ったね。でも間に合うの?」と辛うじて言う私。
6月9日(木)晴れ
9時、私はまた歯医者へ。ディープクリーニングと虫歯の治療。新入りの若い医師に診て貰う。どうもやり方が荒いし衛生士とおしゃべりばかりしていて気に入らない。こんな事を感じるのは、ますますばあさんになってきた証拠か。
宏人が今日はどんな顔をして帰ってくるか、とにかく気になる。他の2人は全く気にならないのだが・・。 そして、・・・。
3時のお迎え時、ひどいふくれっ面で車に乗り込む宏人。「Cheating File(カンニングした子のファイル)に入るかもしれない。Mr. Waltonに言われた。一緒にやってただけなのに、そんなのー・・。」何の話かよく理解できない私は”Cheat"と聞いただけで言ってしまった。「もういい加減にしてよ。もう問題ばかり起こすのは止めてよ。」 家に帰ってベッドに倒れこみ動こうとしない宏人。また何の問いかけにも応えようとしない。
4時半、絵里のお迎え。 宏人に声をかける。 私「どういうことで、Cheating fileとか言われているの?」 宏がぼそぼそと説明を始める。どうやらサイエンスの宿題を友達とE-mail等で一緒にやって、3つの答えが全く同じ文章だったらしい。宏人はあくまでも助け合って宿題をやっていただけで、何も悪い事はしていないと主張する。 私「そういうことなら、別に問題ないじゃない。規則で同じ答えを出したらCheating Fileに入るというなら、仕方がない。たいした事ではないよ。それよりその事にがんじがらめになって、今しなくてはいけない事が何もできなくなる事の方が問題なんじゃないか。」というような事を話す。
私「ホッケーの練習行く?」今日は5時半からプラクティスがある。 宏、首を横に振る。 私「行きたくないなら、今日は休もう。お母さんも疲れたよ。」 10分後、考え直した私がベッドにまだ転がっている宏人にまた声をかける。「やっぱりホッケーには行こう。このままじゃ切り替えが効かないし、お母さんも気分転換に外に出たほうがよさそうだ。」と誘う。
ホッケーに向かう車の中での会話。 ほとんど一方的に私が話していたが、「とにかく自分を大切にしなさい。今の宏人は全てに投げやりでとても自分を大事にしているように見えない。自分に優しくなれたら、きっと他の皆の事も大切に思えるようになれる。」 どこまで聞いてくれたか、どこまで親の思いを理解したか。 40分程度の練習だったが、多少汗をかいてよかったと思う。 帰りに宏人と二人Carl's Junior(ハンバーガー屋)で食事。宏人の顔を穏やかになってきた。絵里と研人にもハンバーガーをテイクアウト。
家に帰ってきて宏人はすぐにシャワー・そして昨日の続きの山のようなメイクアップのワークを始める。
8時過ぎ、Mr. Waltonから電話あり。宏人からの話と同じ事を聞く。宏人は不正な事はしていないと言っている旨を言う。先生も宏人のテストの成績から判断して、宏人が友達から答えを写したとは考えられないと言った。宏人は決してあいつ(友達)がやったとは言わず、「助け合って宿題をやった。」と主張している事も私から先生には念を押した。相手の子もそう言っているらしい。先生に言いながら宏人はいい奴だなと思った。Cheat Fileに入るかどうかは、APが決めるそうで、電話を切る時には私としては、<こんなばかばかしい事で傷つく事ない。入るなら入ったて構わない>と本気に思った。
宏人がこんなに勉強するのは生まれて初めてのことか。 昨日作ったリストの他に、今日はさらにWorld Cultureのグループプロジェクトの仕上げもしなくてはいけないらしく、真剣な顔でPCに向かう。
11時、やらなくてはならないリストの半分は終わった。<一体何時までかかるんじゃ>不安になる私。と、 宏人「30分だけゲームやっていい?」 私<げ!懲りないやつだ>「本当に30分にしなさいよ。」 珍しくきっかり30分でゲームを自分からやめ、課題に取り組む宏人。何か手伝ってあげたくても私にはできる事がない。小学校のうちは色塗りとか、文字合わせとかできたんだけれど・・。 結局「終わったー!」と私の所に来たのが夜中の1時40分。よく頑張りました。さ、急いで寝ないとね。
1時50分。宏人がまた来る「Mathノートを作るの、忘れた。」私「もう一頑張りすれば。」宏「いいよ。明日パーティーの時間(授業がないクラスがある)に作れば間に合うから。」<本当に間に合うのだろうか?>とは思いつつ、「そ、それじゃお休み。お疲れ様。よく頑張ったね。」
ベッドに倒れこみ動こうとしなかった時は、本当にどうしようかと思った。 私の不用意な一言が彼を傷つけたのは言うまでもない。反省したり憤ったり、頭の中はくらくら状態。
6月10日(金)晴れ
長い1週間だった。
果たして宏人は無事”C”以上の成績が取れるのだろうか?しかし問題は成績ではなく、彼の生活そのもの。 多少学校でいやなことあっても、笑い合える友達がいて、安心できる家族があれば、成績なんて自然についてくるものだろう。
今の彼には、何でも話せるいい友達はいそうもなく、家族の中で自分だけいつも怒られるという被害者意識みたいなものが、常に占めていて心の安らぐ時がないのかもしれない。
学校を変わろうかとも聞いてみた。それに対しては変わりたいとも変わりたくないとも言わず、彼もどうしていいのかわからない状態にあるのかもしれない。
絵里はバイトの後、モールにお出かけ。よりが戻ったのか、Andrewとのデート?
明日旦那が日本から帰ってくる。 明日は忙しい日になりそうで、どうやら空港までお迎えに行けそうもない。可哀想にタクシーでお帰りになる事だろう。
6月11日(土)晴れ
朝起きて今日旦那が帰ってくると思うと、ほっとする。が、宏人の騒ぎの時に旦那がいなくて良かったとも、ちらっと思う。何故なら彼が怒っても素知らぬ振りをしても、宏人にはきつかったと思うから。子育てって難しい。
研人、Cupertinoで練習試合。相手はDeAnza Titans。今日は日差しが強く、きついゲームとなった。その中で研人はストッパーとして先発。試合開始から10分間はいいところなし。一生懸命さはわかるものの、ほとんどボールにタッチしない。周りがよく見えていないようだった。しかしその後どうした事か、急にゲームに関わるようになる。前半を終わって0-2.玉をうまく回してくる相手にはかなわない。後半、あまりに暑いのでアイスでも皆に買って来ようと探すがうまく見つからず。その間、出っ放しだったので疲れて交代を申しで研人はブレイクを取ったよう。その後、研人のボールカット前に繋ぐロングパスからようやくチームに1点が入った。ゲームは1-3で終了。いい練習試合だった。
試合中に空港に無事着いた旦那から電話あり。可哀想だが、タクシーで家に帰ってもらう。 日本では連日連夜遅くまで仕事、付き合いだった様子。飛び立つ土曜日に運河によって柏爺にお線香をあげてきてくれた。今回の日本出張中はあいにく江戸川台のお二人は真ちゃんのいるニュージーランド旅行中だった。運河の二人に空港まで送ってもらって帰路についた旦那。次回の帰国の予定が未だに言えないのがつらいところだ。
家に戻ったのが12時半。すでに絵里はSaratogaまでフランス語の先生を囲んでのお食事会に出かけていた。まだSaratogaまでのドライブは恐くてさせられない。帰ったばかりの旦那が連れて行ってくれる。ご苦労様。
絵里を除いて4人で昼食後、旦那と絵里を迎えに行く。寝ていていいよと言ったのに、付き合ってくれた旦那様。日本から帰って午後は結構つらいんだよねー、大丈夫。助手席で目を閉じながら話を聞いている(?)旦那様。どの位いろんな話を理解したか?!
三ツ和で日本食の買出し。ついでに”古畑任三郎”のビデオを借りてくる。来週はもう夏休みに突入するので、見る時間はたっぷりあるだろう。”古畑シリーズ”は宏人や研人がもっと見たいリクエストしたものなので、日本語も入れるためにも、夏の間にせっせと借りてこようと思っている。
ベッドでお昼寝なしで頑張った旦那様。10時にはばたんキュー。どうもお疲れ様でした。
6月12日(日)晴れ時々くもり
旦那はひどくお疲れか、お昼になっても起きてこない。このまま寝続けたら困ると、午後2時近くに起こす。
高校は明日からFinalのテスト。このテストでFail(落第)すれば、夏に講習を受けなくてはならない。カレッジを考えている身には重要な試験。 UCを狙う面々は”A”しか念頭にはないのだろう。
絵里は、シニアが取っているクラスが多い為に、半分はすでにFanal Testが終わっているが、明日行われるUS HistoryとEnglishは大切な テストとなる。Historyは範囲も広く自分で作ったノートを見て必死に勉強している。その姿を見て聞いてみた。
「日本にあるような問題集や要点がまとめてある参考書ってないの?」 絵里「本屋さんにいっぱい売っているよ。みんなそれやっている。」 私「なんだぁ、あるの。何で最初からそういうの使わなかったの?今から買いに行こうかー。」 絵里「どうせ買ってもほとんどやらないと思うよ。もういいよ。もったいない。」 私「・・・・」どうも無頓着すぎたようだ。
また、English APのクラスでは学んだ本の Skit(寸劇)がFinalになるので、グループの4~5人と練習を重ねている。遊んでいるのかわからないような勉強だが、楽しそうにやっているから良いとしよう。 しかし宏人は・・・。
全くわれ関せず。ここまで何もしなくていいのだろうかという状態。彼にはいいカレッジに行って欲しいという思いは私にはすでになく、ひたすら無事にFailする事無く、できればDではなくC以上を取ってもらいたいもんだと思っている。それにしても、あの余裕・・一体どこから来るのだろうか。一番の大物は宏人かもしれない。
中学生の研人のFinalもほとんど終わっている。前回不本意ながらストレートAを逃した研人は、今回はレポートだけは真面目に出している。Finalの勉強をしているのは見たことがないが、中学校では必要ないことなのかもしれない(というか、よくわからん)。
6月13日(月)晴れ 暑い
Kellyの家で中学校のボランティアパーティーがあった。
こういうパーティーに出ると英語力のなさを痛感する。皆が話していることが全くわからないという事はなくなったが、いろんな意見が頭に浮かんでも一切口を挟めない。性格的にも非常に暗くなっていると思う。
中学校であった秘書の使い込み事件の話も、聞きたい事は山ほどあったののに、ほんのちょっとしか質問できなかった。研人の自転車が盗まれた話も概要を説明するのが精いっぱい。あ~あ、情けない。
高校は今日から3日間ファイナルのテストで帰りが早い。絵里はUS historyとEnglish。これが終わってしまえば、もう後はお遊びのようなもの。
宏人はPE(体育)とFrench。お迎えは12時。 学校から帰っても、テストの事を気にするでもなくゲームに明け暮れる宏人。表情は明るいのは救われるが、ここまで気にしていないのはどういうことか?ゲームに興じた後、アートのインターンの仕事に出かける。
絵里はいつものようにバイト。
研人は通常の時間に帰る。サッカーもないし、テストはすでに終わっている様子。
弁護士の荒木氏にメールを入れる。 面接の連絡はまだ、いつ頃来るのか。変更の申し入れはどういう風に入れるのか。 弁護士としては、予想として7~8月(前回のメールでは6~7月と言っていた)で日程は全くわからないそう。通常中旬に翌月の連絡のあるのが普通だそう。もう少し待てば来るということなのか。
6月14日(火)晴れ
高校はファイナルのテスト2日目。 中学は卒業式
うちには今年卒業生はいないが、研人はバンドで参加。暑さがきつく、黒ズボンにワイシャツで炎天下はきつい。
宏人の今日のEnglishとHistoryのテストはどうだったのか?必死でやったEnglishのメイクアップはまだ加算されておらず、D+のまま。果たしてどうなるのか。明日はMathとScience。Mathも宿題をノートチェックを出していなかったりで成績はがた落ち。Scienceもあんな事があったからなおさら頑張ってほしいもの。この二つの教科は宏人の得意科目だから、せめてテストだけでもAを取ったらよさそうなもの。しかし、宏人は少しも気にしていない。
絵里に宏人のMathの勉強を付き合ってもらう。
絵里「わかってない所はないみたい。教えるようなとこないよ。」
宏人「ほらね~~。」宏人はどうも天才らしい。 では、Science、
私「頼むから少しは勉強してよ。」
宏人「やるよー。今日はやるって言ってんじゃない。」 一向に始めようとしない宏人、しばらくたって「Rinaに連絡取ってんだけれど、つかまらない。どこが出るのかわからないんだよねー。」
私「言い訳はいいから、とにかく勉強しろ~!」宏人15分間部屋に閉じこもる。That's it!!(それだけ!) 結局何もしないでファイナル3日目を迎える事になりそうだ。
新聞で見つけた$2550、4brの物件アポを取った上で見に行く。ひどい荒れ状態。こんなんで人に貸そうというのか。一応中に入る。品位を疑うひどさ。オーナーは堂々としたもの。賃貸料はオーナーによって値段もさまざま。やはり足で確認しないと見えてこない。
夏の計画に行き詰る。一応航空券の確認をする。今なら8月に手頃な値段で取れる。取ってしまうべきか、ストレスはたまる一方。 旦那も仕事が狂ったように忙しいらしく、家の事に関わっていられない状態。 おーい、春よ来~い。
6月15日(水)晴れ
今日で学校おしまい。明日から夏休み。
果たしてファイナルテストはどうだったのだろうか?今まで子供のテストの事で気にした事などなかった私だが、今回は気になる。それというのも、宏人の素行・・・悩むところだ。
研人は歯医者で健診。その後Samの所へ遊びに行く。彼の家にはプールがあるそう。
絵里は、今日もGraceでバイト。その後GraceにAndrewが来ての彼の友達のバーベキューパーティーに一緒に参加すると言う。 絵里は自分でドライブして行きたがる。しかし、絵里との交際を反対、親に隠れて会っている状態で絵里の車で何かあったらたいへんだ。結局私が送っていくことになる。 Andrewとのお付き合いは、彼の親が認めていない状態で何でまた復活するのよ。絵里に言わせれば、別れた理由は親が厳しいというだけで 自分達には何の問題もないそう。他にいい男友達はいっぱいいるのに、何でAndrewにこだわるのー。それが恋という物か。
旦那の帰りは今日も遅い。仕事に悩殺されそうだ。 肩の調子は少しはいいのか!?
6月16日(木)くもり風強し
今日から3人とも夏休み。学校が始まるのは8月24日。2ヶ月以上もあるんです!!どうしよう?!
今までの暑さとうって変わって今日はやけに涼しい。
来週アリゾナに引っ越すホートンさんの引越し手伝いに午前中出かける。台所用品を中心にパッキングする。 絵里と宏人は藤井さんとアリゾナに越すアニータを囲んでCocosで朝食。
絵里バイト(1時~5時)この夏でGraceを辞める事になっているのだが、なかなか完全に抜けることができないで、ずるずると仕事を頼まれる絵里。どうせ暇にしているのだから少しでもお小遣いになるのはいいのかも。
宏人ホッケー(5時半~6時15分)練習時間中私はずっと車の中で眠りこけていた。
研人映画を見に行く。EricとMichelと3人だけ大人なしで映画を見たのは初めて。研人もティーン!になったと言う事か。それでも映画の後電話をかけてきて「何か食べてもいい?」などと聞いてくるのはなんとも可愛い。
ホッケーの間寝てしまったせいか、ひどく疲れを感じ外食。
新しくできたKings Buffet(中華)に行ったが、あまりおいしくなくて高い。もう2度と行く事はないだろう。
最終的な成績が出た。 心配されたEnglishは辛うじてC-となった。またMath他のテストはそこそこの成績が取れている。これで宿題をきちんと出していればBは楽勝だろうに何で・・・?しかしながらFrenchはD+。この科目は宏人にはテストでも点数が取れないから、上がりようがない。そんならせめて宿題ぐらいしっかりやれよ!Frenchの先生(Mrs.Sirey)にメール書く。
絵里は上々の成績。相変わらず理科<今年は物理(Physics)>のテスト成績は悪い。本人は満足の成績の様子。
前期でストレートAを逃した研人は、今回真面目にAを追及したよう。そして無事にストレートA。宏人の手前ここで思い切り褒められないのは、ちょっと可哀想か。
6月17日(金)晴れ
今日も午前中はホートンさんの引越し手伝い。
絵里は午後からバイト。 研人はGraystone Parkに遊びに行った。
弁護士からメールあり。 ”貴職のグリーンカード申請に関し、面接日が7月25日午前9時半に決定しました。” ついに面接日の知らせが来た。変更の申し入れはできるものの、実際に申し入れ通りになるかどうかは確実ではないという。 午後は、飛行機の手配、Teddyの預け先、子供達のスケジュールの確認に追われる。 まず飛行機のチケットは税込みで一人800ドル程度で取る事ができそう。
絵里の泊り込みのキャンプの帰りが18日。出発は19日以降となる。
Teddyの預け先。これが一番問題だ。予約してあるケンネルは8月8日からで7月は予約が取れない。 Webで知ったのだが、犬好きな人が犬の預かりをやっていると言うので、連絡してみる。7月はダメ(この人は一回に1匹しか預からない事にしている)8月は1週目からあいてようなので、どんな所か見学に行く。
家から15分ほどの彼女(Donna)の家はこじんまりしたこぎれいな家。バックヤードもそこそこ広くTeddyを預かってもらうには最適かと思われる。しかし8月第2週はすでに予約が入っているそうで、今回の一時帰国には頼む事ができない事がわかった。 どうしたらいいのだろう?? ネックはTeddyの預け先だけ。リクエストをしても日にちまで指定できるわけでもなく、また連絡待ちとなるとかぎりなくストレスが溜まる。この状態では8月中面接の申し入れをしてもあまり意味がないようだ。
25日は受ける事で話を進めようと旦那と話し合う。会社の人がTeddyを預かってくれるかもしれないという話もある。 Teddyにとっては、家にいてペットシッターに一日1~2回来てもらうのと、見知らぬ家またケンネルにいるのとではどちらが幸せなんだろう。神経質な気の弱いTeddyだから、また糞詰まりにもなるだろうし、他の犬と遊びたいくせに吠えられるとおびえるし・・・。クリスマスに預けたケンネルは2度と使いたくないしで、う~ん思案の時です。
6月18日(土)晴れ
10時、研人のサッカーチーム、Parents vs Cobras のファンゲームを行った。 たくさんの親達が参加すると思いきや、来たのはほんの数人とその兄弟。私は見学のつもりだったのに、引っ張り出される羽目に・・。
前半は親軍団もよく動き回っていたが、後半に入りけが人も続出。慣れない運動に体が悲鳴を上げたようだ。うちの旦那様も前半はいい動きをしていたが、後半は死に態。
私は動かないゴーリーとしばしした後、フィールドへ。ほとんど立っていただけで充分サッカーをした気分。 いい汗流して2時間の今日のプラクティスが終わった。
絵里や宏人も連れてくれば良かったと後悔。
3時、宏人ホッケーゲーム。 再編成された今度のチームKingsは強い。うまい子達が揃っているよう。こういうチームは宏人には実に練習になる。 8点以上の差がついての勝利。
日本では・・。 柏爺の四十九日の法要を行ってくれた。私達の夏の帰国に合わせて四十九日・納骨と行う予定だったが、大使館からの連絡がいつになっても来なかったので、運河と道爺だけで法要を行ってくれた。四十九日が過ぎて初めて仏となるとお坊さんが話してくださった。これで落ち着いて母の元にいるのだろうか。柏の家の整理には兄姉に本当にお世話になっているが、こうして父が生きてきた記録や足跡が少しずつ消えていくのかと思うと、父ばかりでなく母もおばあちゃんも全てもう過去の人になってしまった事がひどく悲しい。
私達の帰国は私・宏人・研人は7月14日、旦那・絵里は19日の予定でとりあえず、チケットの予約を入れた。ホールドできるのは来週火曜日まで、それまでに弁護士との細かい確認をする予定。
6月19日(日)晴れ
今日から予定されていた旦那の出張が急きょなくなって、家族5人何の予定もない。 この日を逃す手はないと、Teddyを連れサーフィンで有名なサンタクルーズ海に行く。
途中ミツワに寄って”古畑任三郎”のレンタルビデオを返し、昼食。新しくできた餃子やさんと日本のパン屋さんでランチを買い込み、外のテラスで昼食を楽しむ。もうそれだけでバケーション気分で、楽しくなってくる。私って単純?絵里も同じ様なこと言ってたけれど。
17号線を1時間弱のドライブして、サンタクルーズ到着。
夕方からはリーシュフリー(綱を放せる)のドッグパークを散歩。このドッグパークは海岸に抜けることができる有名なドッグパークだそう(通りで犬の数の多いこと)だが、今回はリーシュをつけての散歩となる。次回は夕方に来てみよう。
高台の上からサーファーの姿を鑑賞。目に付いたのはウィンドサーフィンではないのだが、たこのような帆をつけてボードに乗るサーファーがかっこいい。波と共に空高く舞うのだから見ているだけで息を呑む。
UCサンタクルーズのキャンパスを横目で見ながら(こんな大学に来たらほとんど学習モードではなくなるだろう。それにしても大学見学も始めなくてはとあせる)、さらに北にドライブ。 サンタクルーズから15分ほど走った所で車を止め、ビーチへ。
格好のビーチ発見。入江になっていて風は防げるし砂浜もきれい。 早速ビーチタオルを広げる。研人は持参した波打ち際を滑るボードを初挑戦。どうやらうまくいかないようだ。
宏人も水着に着替えて挑戦したが、思いっきり水にしりもちをついた。
気温は25~6度か?だけれど水温はかなり低い。北カリフォルニアは夏でも喜んで海に入る水温にはならない。
皆それぞれTeddyを連れ海岸を散策。Teddyもビーチが大好きのよう(Teddyは2度目の海。去年私達が日本に行っている時旦那が連れてきていた)。砂だらけ水だらけのTeddyは疲れを知らず駆け回る。
私達はけんか取り(?)、バレーボール、フリスビーで思い切り遊ぶ。
旦那がTeddyを連れて散歩に行った。帰ってきての一声「あの大きな岩の先はヌーディストビーチだ!」ひえ~こんな所にヌーディストビーチ?!
入り込んですぐに男の丸裸に遭遇した旦那は最初ゲイビーチに来てしまったと思ったらしい。が、よく見ると女性も・・・。さらに奥に進んでいきたかったけれど場違いな気がしてすぐに戻ったそう。さっさと自分も脱いで突き進んでみればおもしろかったかも。
そうこうするうちに、突然全裸の男性がこちら側のビーチにもふらふらと現れる。目のやり場に困る子供達。私はどんな男性か何を思っての行動か興味は尽きない。
年齢は60歳前後、どう見ても肉体美を誇っての行動とは思われない。うろうろ海岸線を歩いた後、近くの小川沿いのごみ拾いをしていた。何で裸で?? しばらくすると、境界線となっている大岩のあたりにこれまた全裸の太っちょ男性が仁王立ち。ここからはヌーディストビーチ、立ち入り禁止とでも言わんかだ。こちらも人に見せたいわけではないだろう。
5時を過ぎて風もさらに冷たくなってきた。そろそろ引き上げる事にする。ヌーディストビーチからは服を身につけた男女がわさわさ出てきだした。 う~ん、行ってみたかった。
サンタクルーズでシーフードレストランに入りたかったが、見つからずに、アメリカンダイナーで夕食。 8時前には家に帰って来る事ができた。
研人がTeddyとお風呂に入る。改めて思う。Teddyは立派な家族の一員だ。Teddyで良かった。
父の日の今日、お父さんへのプレゼントは何もなかったけれど、久々に本当に久々に家族揃って楽しむ事ができた。いい父の日だったと思う。そして子供達皆「また来たいね。」と言ったのが、実にうれしい。だんだん家族一緒のファンタイムがなくなっているからだと思う。 出張がなくなって良かった!!Thank you.
6月20日(月)晴れ
今日もホートンさんの引越し手伝い。
置いていく品々を知り合いの皆さんにもらって貰う為にガレージに並べた。 あんなにたくさんガレージセールで処分したはずなのに、普段必要のない品々は山のよう。つくづく物は増やしてはいけないと思った。
絵里は午前8時からお昼過ぎまでバイト。 ハワイに旅行に出かける藤井さんのTobby(オウム)の世話を頼まれて、毎日2回お世話に通う事になった。
そして5時に再びバイト。いつまでGraceのバイトを続けるつもりなのか。
研人はお友達の所に遊びに行く。
荒木弁護士からの連絡が入り、面接前にしなくてはいけないのは健診のみのよう。指定された病院(聖母病院)に5人の予約を入れた。 予約は21日。それまでにいくつかの予防接種も受けなければならず、まだまだアレンジする事は残っている。
6月21日(火)晴れ
ホートンさんは明日引越し。鍵さんも明日日本へ一時帰国する事になっているので、今日は3人で最後のランチ。 と言っても皆ひどく忙しいから、パン屋さんのテラスで軽い昼食。
絵里と宏人は藤井さんのTobbyの世話に出かける。1時間で帰ってくるはずがなかなか帰ってこない。すると時間が来たらカゴに戻さなくてはならないのに、ピーナッツをあげすぎて興味を示さず、一向にカゴに戻らなかったそう。
絵里は1時からGraceのバイトがあるので、宏人を藤井さん宅に残し、戻ってきた。 しばらくして宏人から電話「迎えに来て。Tobbyがカゴに入った!」動物のお世話はやはりたいへんだ。そう簡単に事は済まないのがよくわかる。
航空券の発券をIACEに依頼した。
宏人・研人・私 7月13日(水)~8月3日(水)
旦那・絵里 7月19日(火)~8月3日(水)共にAA128便・129便でサンノゼ発になる。 航空券代は$740x5(Tax込み)予想外に安い航空券が手に入った。と言っても、一日違いの出発で一人50~60ドル違ってしまうので、ひたすらお安い券を手配したのだが・・。
旦那はBoise出張は急きょ取りやめになったが、今日はLAの南(Orange County)に日帰り出張。本当に忙しそうで体が心配だ。
6月22日(水)晴れ
ホートンさんの引越し。今日は昼食の弁当を持って午後から手伝いに行く予定だったが、急に助っ人が必要になり出かけていく。
昨年子供を亡くし、旦那と離婚、その旦那は解雇になり、養育費をもらえる保証はどこにもない。これからの生活の不安に加え、書類の整理等でほとんどパニック状態。引越しの準備はほとんど進んでいなかった。
ようやく1時過ぎになって、めどもついてきたので私は一旦家に戻る。
絵里はたぶん今日で最後のGraceのバイト。 中国系の子がほとんどのこの塾兼託児所は、とかくお勉強だけに力を入れるアジア人特有の偏りが顕著で、子供達の心の成長がなされてないように見受けられる。夏休み中も朝8時から狭い教室に閉じ込められ(時には公園へも出かけるが)、ひたすら勉強をさせられる。算数・国語、中国語はもちろん、日本語のクラスまでも以前あった。そんな中で子供達は卑屈な表情を浮かべ、大人を敬う態度を見せない。中には可愛い子供もいて絵里も時にはその子供達のあどけない会話を楽しいんでいたようだが、すべて親によるカリキュラムに乗せられている勉強させられている子供達の扱いにはだいぶ手を焼いた様子。1年間で辞めてしまう事に私は無責任ではないかと説いたが、絵里の中ではすでに辞めるという結論が出ていた。ここで働いた事のある人は、1年間文句も言わずに働いたのは立派なもの、褒めてあげるべきだと言っていた。 ここでのお給料はいいお小遣いになったし、いろんな人生勉強もできた事だろう。決して悪い経験ではなかったと思う。
3時過ぎ、再びホートンさんの家へ。 予想より荷物が多かったそうで、入りきれない品々がかなりある。彼女が残したものやごみ等を我が家にとにかく運び込む事にした。 明日は完全にきれいになった状態での引き渡し。幸いうちのガレージにはまだ物が入るスペースがある。
夜9時、旦那と研人私の3人で彼女が置いていった靴箱を取りに行く。今日もトラックが大活躍。トラックがあるから相当節約になっていると思う。運んでみるとずいぶんと大きい。うちには入る場所がないようにも思われる。とりあえず(何でもかんでもとりあえずだが)サイドヤードに置く。
6月23日(木)晴れ
絵里の車アコードにはティント(くもりガラス)が施していないので、夏の間は特に暑くてたまらない。サンルーフはあるものの、日差しがきついので ティントをつけようかと思う。クーポンが送られてきたので、問い合わせる。$150ほどでできると思ったのに、どうやら$300近くかかってしまいそうだ。その他の店も調べてみることにする。
研人がストレートAを取ったご褒美にBMXの自転車が欲しいと言う。気に入っていた自転車が盗まれてしまって、もう1台自転車はあるものの、軽くて動きやすいBMXが欲しい。イエローブックやPCで近くの自転車専門店を調べる。BMXを多く取り扱っている店はEl Caminoにあるようだ。キャンプの予定も入っていないので、夏休みを少しでも有意義に過ごさせたくて、思い切って出かけた。
研人が欲しかった極端に軽いBMXの自転車は500ドル以上もする。それはちょっと買ってあげられないので、180ドルのBMX自転車を購入。研人は非常に気に入った様子。今度は盗まれないようにロックの方法も考えなくてはね。
帰りの三ツ和に寄って昼食、また”古畑”を借りてくる。日本語学習にはテレビが一番。興味があるものはどんどん見せたい。
宏人のホッケープラクティス(5時半~6時15分)。ずいぶん強めのショットが打てるようになったようだ。
明日はゴミの日。ホートンさんの家のガベージを外に出そうと、行ってみる。するともう新しい家主が引越ししていた。なんとも早い事。もう彼女の家では無くなってしまったと実感。さみしくなる。
6月24日(金)晴れ
絵里は毎日毎日よく遊ぶ。カレッジの事を調べてツアーの申し込みもしなくてはいけないというのに、もうすでにカレッジが決まっている1年上の友達と遊び歩く。貪欲なまでの遊びたい意欲は昔の旦那や私の姿でもあるのか?
研人がBMXを手に入れたのに触発されて、宏人がガレージセールで5ドルで買ったBMXの修理に乗り出すことになった。普段ゲームばかりで何もしようとしない宏人が自転車いじりを始めたので、この期は逃せないと近くの自転車店(モールそば)とTarget(大手スーパー)に連れて行く。
宏人が探しているのはブレーキのコード他パーツ、グリップ、サドルなど。専門店でも簡単に見つかるかわからないが、自分で直すと言うのだからドライバーをしない方はない。結局近くの自転車店は不親切Targetは問題外で、昨日も立ち寄ったCamdenの自転車専門店に行ってみる。
親切に宏人の話に相談にのってもらい、ブレーキコードとグリップをゲット。 帰ってきて早速研人にも手伝わせて取り付ける。しかしまだ部品が足りない。まだまだお金がかかりそうだ。彼のお小遣いで回っていくのかしら?それにしても男の子ってすごいな~と感心。
宏人は何かしようと思えば素晴らしい才能があるように思うんだけれど(親馬鹿かも)、彼の最大の欠点はLazy(怠け者)である事だと私は思う。
父の納骨の日が決まった。 8月2日。父がこの世から去って、火葬されお骨になって、四十九日を迎えて、そして今度はそのお骨も土の中へ。どんどん遠くに行ってしまう。しかし私達の帰国まで待ってくれた姉家族には心から感謝している。皆で土に帰って行くのを見守るからね。お父さん、待っててください。
6月25日(土)晴れ
研人サッカープラクティス(10時から12時)
連日連夜お仕事で忙しい旦那は久々の朝寝坊。
子供達が夏休みに入って、学校に送っていく必要がなくなった事と、夜6時を過ぎると会社の冷房が切れてしまうので、早く帰ってくるという理由で旦那はここの所、6時起きの7時出で会社に行く。あ~あそれなのに、早くにかえってきたためしなし。それなら朝はゆっくり行けばいいのに、さっさと起きてお出かけになる。旦那の身に何が起こったか?それほど仕事が大変と言う事か。
研人を12時のお迎えに行くと、当の研人はベンチに頭を抱え座っている。今日は頭痛でほとんど練習できなかった様子。ここのところ頭痛は治まっていると思っていたが、睡眠不足+アレルギーはどうも頭痛を起こすらしい。Tylenolを飲ませる。
家に戻った研人はベッドに倒れこむ。
3時、宏人ホッケーゲーム。 帰りに再び自転車やに行く。すべて部品は揃った。帰ってきて早速修理。しめて35ドルでかっこいいBMXが蘇った。お見事!
6時過ぎ、絵里を残し4人でサッカーゲームを見に行く。 San Jose Earthquakes vs Los Angels Galaxy. コーチAnhが年間パスを持っている関係で一人11ドル。日本はどの位するんだろうか? ほとんど満席のSparton Stadium。試合開始はお互い拙攻で、見ていてつまらない。しかしGalaxyのフォワードLandon Donovan がコーナーやフリーキックに立つと観客からは大きなブーイング。彼はUSAチームとしてワールドカップで大活躍。以前はEarthquakesにいたがドイツのチームに移籍、最近戻ってきて宿敵Galaxyに入ったそう。そんなことから、ファンのブーイングは強烈。がそれほど彼は話題の選手と言う裏返しこと。
ゲームは、1点先取したQuakes。その後危ない場面もあったが、まさかのオウンゴールで2-0の楽勝ムードとなる。そしてほんの3分後、2個目のオウンゴールが入り3-0.観客席は狂ったような大騒ぎとなった。それにしてもゴーリーが飛び出したところに、味方のディフェンスがクリヤーしてゴーリーに返したボールが、ころころ(のろのろ?)と入っていく様は何とも情けない。こんな事がプロにもあるんだ。。。
8時過ぎからは冷たい風となり、サンノゼは寒いくらいになる。毛布をもってきて良かった。
9時半、家に戻る。久々のサッカー観戦。楽しかった!
6月26日(日)晴れ
今日はGiloyのOutletでお買い物デー。Teddyも一緒。
回った店はいつもと同じ。お昼近くからモールの閉まる6時まで歩き回って、各自満足の買い物をした。 普段は買い物嫌いの宏人も研人もお気に入りの靴やバックが買えてご機嫌。
帰りにMaui Tacoで食事。この外にテラスはあるし(Teddyが一緒でOK)、安価でおいしくメキシカンが食べられてOutlet帰りの定番になりそう。
旦那は明日からバージニア出張。たった一泊の出張で何をするのかと思ったが、大事なミーティングがあるそう。ご苦労様な事です。
6月27日(月)晴れ
旦那は7時15分のサンノゼ発の飛行機でワシントンに向かった。
子供達の今年の夏休みは、予定が何も入れられなかったこともあるが、とにかくだらだらモード。絵里はそれでも何かと出かける予定があるが、宏人と研人はする事もなく、ただグタグタしている。
必然的に私の機嫌が悪くなる事も多く、家の中は無味乾燥としている。 特に宏人はゲームの事しか頭にないようで、それ以外はTeddyを追い掛け回す、寝る、ぼーっとテレビを見るの毎日。これがティーンの姿なのかい???
絵里は午後からMargretとモールに出かけた。またたくさんのお買い物を手に夕方帰宅。稼いだお金は全部使ってしまうんではないか?
旦那は出張か遅い帰宅で、ゆっくり語ることもできず、フラストレーションは溜まる一方。
8月3日以降日本から帰ってからの予定も今から決めておかなくてはという、思いはあるが、どうも考えがまとまらない。
絵里のカレッジツアー申し込み・カレッジカウンセラー申し込み・宏人のフレンチクラス申し込み・ホッケーキャンプ・・・調べなくてはならない事も山ほどだ。年とともに行動力も鈍ってきているような気がするこの頃。しっかりしなくてはーなのに・・。
6月28日(火)晴れ
藤井さんのTobby(オウム)のお世話も昨日で終わり。絵里のバイトもなくなった。
絵里とBurn & Novel(本屋)にSAT他カレッジ関係の本を求めに行く。いろいろ資料は買ってみたが果たして絵里はきちんと勉強するのか?
4時15分、宏人をEye Doctorに連れて行く。今日は1年に一回の視力検査(コンタクト用は75ドル)。また視力が非常に落ちている。それもそのはず、あれだけPCをやっていたら目が悪くなるのは当然だ。眼鏡もまた作り変えなくてはならなさそう。金曜日に再チェックの後、新しいコンタクトを注文するつもり。
旦那が東海岸から帰ってきたのは夜中の1時。 ワシントンからの飛行機が機内で閉じ込められた状態で2時間待ちだったそう。東は天候によって予定が変わることが多いとは言え、帰宅が1時とは・・。本当にお疲れ様です。機内では”いびき”を気にして寝なかったと言っている旦那様。寝られなかったのはつらかったと同情はするものの、寝てしまって高いびきははた迷惑だしかっこ悪い。いびき対策・・・何とかならないものでしょうかー。
6月29日(水)晴れ
旦那は昨晩の夜中帰りに続き、今度は朝一番(7時半)で歯医者へ。クラウンを入れるそうだ。極度の睡眠不足、、大丈夫かしら?「歯医者で寝るからいい。」と旦那は言うけれど歯医者としても迷惑でしょう。
11時15分、宏人近所のAlmaden Family Physicianに予防接種を受けに行く。グリーンカードを取るにあたって指定医(聖母病院)で済ませなくてはならない予防接種をチェックしてもらった所、宏人はTD(Tetanus 破傷風& Diphtheriaジ フテリア)が必要となった。旦那と私はTD他MMRも受けなくてはならないが、この病院では受けさせてくれない。Health Departmentに行けと言われてしまった。
今日のドクターはDr. Chuwa、あまり好きでないドクターだが、注射を打つ許可だけ出してくれれば問題はない。簡単に問診が終わり、看護婦さんが注射を打ってくれた。
私は一人でサンノゼダウンタウンへ。今日は領事出張サービスがサンノゼに来る。相続に必要な署名証明、在留証明各3通をまた申し込む。来週には自宅に届く予定。前回2月に来た時はずいぶん混んでいて、待ち時間も長かったが、今回はがらがら。そして何より父はまだ 生きていた。むなしい。
ダウンタウンから三ツ和へ。ビデオの返却。日本語ビデオをせっせと見せようとしているが、やはり三ツ和に1週間に1回来るのは面倒だ。
旦那の帰りは今日も遅い。 最近では会社に電話をするのもはばかれる。常に忙しそうだから・・・。いつまで続くのかしら。この忙しさ。その中で大事な面接とは言え、日本に2週間行くのは、彼の立場はさらにたいへんなのだろう。
6月30日(木)晴れ
日本行きの準備を少しずつしているが、とにかく気になるのはTeddyの預け場所。
会社の人が預かってくれると言ってはくれたが、彼も一人身の上、家にはすでに2匹の犬がいる。初めてのお宅で気の弱いTeddyが日中見る人もいない中でどういう状態になるか、考えただけでも気が滅入る。あらかじめケンネルに7月予約を入れておかなかった私は本当にバカだった。
ホートンさんがアリゾナからアニータを迎えに一旦戻ってきていたが、本当にお別れとなる。そこでアニータ+藤井さんの子クリスティー+うちの3人でボーリングをして、私達大人3人は軽い昼食を取る事にした。
子供達が2ゲームしている間に、私達はベトナムレストランへ。彼女が引っ越してしまう(った)なんて未だに信じられない。
絵里は何故かAndrewとその友達も呼んで、途中からはビリヤードを始める。 絵里はその後、フレンチのホームワークで友達と集まる。
宏人をホッケープラクティスに連れて行くが、チームメイトが集まらず練習無しの状態。わざわざハイウエーを飛ばしてきたのにーと、文句が出る。
旦那の帰りは相変わらず遅い。
2005年6月30日木曜日
2005年1月31日月曜日
2005/1
1/1(土)くもり
明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。
2005年の幕開け。 昨年は本当にいろんな事があった。これでもかと次々いろんな事が起こり、苦しくつらい年だったような気がする。
その反省を年内に日記にしたためようと思っていたのに、いつもながらの計画倒れ。 気持ちを新たに新しい年を迎えたいと思う。
今年は昨年にも増して試練の年となる事だろう。全ては運を天に任せ、一日一日を大切に過ごしていきたい。
研人は、抗生剤とコデイン入りの強い咳止めを飲み始めたが、まだ効いてきているようにはみえない。夜中もしばしば咳で起き4時間おきの咳止めで数時間眠れるような状態。解熱剤も止められない。 ゆっくりと新年の朝を迎える。
Teddyも昨晩は自分のベッドでゆっくり休めたと思う。
昨日買ってきたほんの少しのおせち料理と母の伝授のお雑煮(鳥だし、ほうれん草、なると)で元旦を祝う。 一年に1度しか食べないおせち料理。その食品の名前を子供達に言わせてみる。かまぼこだけは出てきたが、伊達巻、昆布巻き、なると、きんとんは出てこない。彼らの時代にはおせち料理も姿を消しているかもしれないと思う。
毎年子供達には一年の抱負を語らせていたが、全くその事に努力しているようには見えず、今年は何の目標もなし。 それでも気持ちばかりのお年玉(絵里17ドル、宏人15ドル、研人12ドル)は、旦那様から渡される。
Teddyの下痢は少し快方に向かっているが、簡単にお尻は治らない。鳥を入れたおかゆを喜んで食べる姿が可愛い。Teddyにご飯を作ることに喜びを感じる。
子供と旦那はこのまま毎日Teddyのご飯を作るようになるのではとあざ笑う。それほど私はいそいそとTeddyのご飯作りを喜んでいるように見えるのか。。。
1/2(日)雨
明日から学校も会社も始まる。しかし研人はとても学校に行けそうもない。 薬が効いていないようなので、医者に電話するが休日でお休み。明日まで待つしかなさそうだ。
私はせっせとお洗濯。天気も悪いので外には干せず、乾燥機がフル回転だ。
旦那はコンピューターのクリーニングでほとんど一日中PCとにらめっこ。
VetからTeddyの具合を尋ねる電話が入る。下痢もだいぶ治まり普通のドッグフードを食べるようになった。おどおどしていた態度も次第に落ち着きを取り戻し、いつものTeddyに戻りつつある。
ダイニングに広げてあったクリスマスの家並みの飾り付けを片付け始める。クリスマスが終わり新年を迎えてクリスマスの飾りつけはどうも気分的に落ち着かない。
研人はまだ熱・咳あり。 明日から学校・会社と3人は暗い面持ち。
1/3(月)雨
絵里と宏人は学校へ、旦那は会社へいつものように出かけた。
10時、宏人を学校まで迎えに行き、矯正歯科に連れて行く。宏人の矯正も仕上げを残すばかりで、もうすっかりきれいな歯並びになった。
1時半、研人を医者に連れて行く。予約は前回と同じDr. Ettingerに入れていたのに、出てきたのはDr.Griffith。今日はPCがダウンしていると言うから、オフィスがしっかりしていないここの病院のこと、きちんと予約が入っていなかったらしい。 再び今までの病状説明をし、金曜日にもらった薬が効かない旨を付け加える。 するとDr. Griffthが自信を持って言う「あなたがもらったのは3ヶ月前でしょ。この記録にそう書いてありますよ。」
私「???確かに12月31日の金曜日です。」
Dr. Griffth「??????」「あ~あ、確かにそう書いてあります。私のミスです。」 そこに見習いの医者も入ってくる。
Dr. G「研修をさせるので、彼女も同席します。」 胸に聴診器を当て真剣な様子。見習い医にも胸の音を聞くように促す。
Dr. G「気管支炎のための抗生剤は非常にいい物が出ています。あの薬は肺炎や中耳炎にも効き、5日間服用で10日間の効果が出る薬です。喘息用の吸入(Metaproterenol)を出します。その他咳止めとしてはDelsym(薬屋さんで購入できる)を飲ませてください。」
私「鼻水が出てきているので、それが咳になるかと思います。鼻スプレー(Nasonex)が使いやすいので処方箋をいただけますか?」
Dr.G「OK」・・・ところが薬屋に行ってからわかったのだが、実際に出された薬は”Nasacort AQ”だった。
私「すると研人はいくつ薬を処方する事になるんですか?Dr. EttingerからのCodeineは止めたほうがいいですね。」
Dr. G「Zpak(抗生剤)・Delsym(咳止め)・Codeine(咳止め)・Metaproternol(吸入)・Nasacort(鼻スプレー)・Motrin(解熱)ですね。」
私「そんなに飲んで大丈夫ですか?????」
Dr. G「これで薬が切れる事無く体に入っていいんじゃないですか。ま、木曜日ぐらいに予約を入れておいて下さい。」
私「はぁー。ありがとうございました。」
オフィスに寄って木曜日の予約を頼む。PCがまだ動きませんので明日お昼ぐらいにでも電話してみてください。・・相変わらず使えないオフィス。 こんなに薬漬けでいいはずがない。診てもらってかえって気分が暗くなった。
今日は私の判断で薬を与える事にしよう。 先ずはスキーに行っていた間ずっと飲んでいたDelsymは飲ませない事にした。吸入は咳が止らず眠れない時だけにする。 今日一日様子をみてこれからどうするか考えよう。
私の首の調子がさらに悪い。このままでは医者に行かないとどうしようもないかもしれない。幸い頭痛になってこないのが救われる。
1/4(火)雨
研人は相変わらず快方に向かわない。夜中も咳でしばしば起きるし、食欲も全くない。それでも熱が幾分下がってきたのは抗生剤が効いてきたのか? 病院に予約なしで出かける。
電話での予約が信用できないので、11時過ぎ直接研人を連れ病院に行く。窓口でDr. Ettingerに診てもらえるか聞く。1時間待てば空きがあるというので、Dr. Ettingerに間違いがないかを確認して待合室で待つことにした。
看護婦に呼ばれ中に入る。Dr. Ettingerの看護婦さんに昨日飲むように言われた薬の事を話す。看護婦さんは薬の多さに首をかしげるだけ。私が差し出した薬局からもらった薬の説明書(アメリカでは一つ一つの薬に細かい薬の効能・副作用・使用方法がついてくる)一式をDr. Ettingerに見せるように言う。以前から思っていたが、この看護婦さんは信頼できる。 Dr. Ettingerの診察。
昨日何故かDr. Griffthに診てもらうはめになった言い訳をして、薬の話。研人の咳が一向に治まらないことを訴える。胸部の音を聞いた後しばし考え込んだDr. Ettinger。
「胸の音は悪くありません。このまま抗生物質は替える必要ないと思います。咳がひどいようなのでちょっと薬を変えてみましょう(Pseudoephedrine・Codeine・Guaifenesin配合。さらに強い薬が出たよう)。喘息を起こしているとは思えませんが、少し楽になるようなので吸入は時に応じて使ってください。Delsymは必要ないでしょう。とにかく水分は多めにとってください。金曜日にまた来てください。」
Dr. EttingerもDr. Griffthを批判するような事は一切言わない。医者というのも見解の違いでぶつかる事もあるだろうに、たいへんだなとふと思う。
今日の診察はすっきりした。昨日は診察後ストレスいっぱいでつぶれそうな感じだったけれど、今日はとにかく様子をみましょ、という気分にさせてくれた。
絵里、宏人は交代でアートのボランティアに行く。 私の首の調子がさらに悪いので、長距離ドライブの自信がなく、宏人をホッケープラクティスに連れて行くことができなかった。
葉子姉誕生日。レオンが逝って1年。柏爺は入院していた。
1/5(水)くもり時々雨
研人はそれでも少しは良くなっているように思える。熱さましのお薬は感覚がずいぶんあけられるようになったし、咳もほんの少しだが落ち着いてきているように思える。ただ食欲が全くないのに参る。研人の喜びそうな食べ物を用意しても興味を示さない。
私の首は相変わらず回らない。何をするにも不自由でいらいらする。髪の毛を洗うのが一苦労なので、今日は思い切って美容院に行って髪を切ってもらってきた。美容師さんに「緊張しないで、肩の力を抜いてください。」と、言われてしまう。思わず「首が痛くてこうなっちゃうんです。」と言ったら、親切に丁寧に髪を切ってくれた。いい美容院に来た。
近くのカイロに寄る。予約なしでぼきぼきっとやって欲しくて来たのだが、電気もテレビもついているのに鍵がかかっている。<頼む、診てくれ~>と思いながら、ドア越しからドアに表示された電話番号をかける。女性が出た。半分出ないと思ったのに「Hello」と出られてびっくりする。「今やってますか?」ヘンな質問をする。「2時からの診察になります。」と、素っ気無い。今私はドアの前にいるのよ!と叫びたかったが、「そうですか。失礼しました。」と、すごすごと電話を切る。ここのカイロは二度と来るまい。
研人の食欲がないのがどうしても気になり、医者を替えようかと考える。
評判のいいLos GatosのDr.Woodsに電話。受付もAlmaden の病院とは比べものにならないくらい丁寧親切。しかし予約は一番早いも ので来週月曜日8時半。とりあえず、予約を入れておく事にした。
それまでに良くなっていてくれればいいのだけれど。明後日の金曜日はDr. Ettingerに予約を取ってあるので、しばらくは様子をみることにしよう。
絵里と宏人は元気に学校に行っている。しかし、学校でも風邪がはやっているようで、多くの子が体調を崩している様子。
絵里、バイトそしてアートクラスあり。 藤井さんが治るように祈りを込めてくれたハンカチを下さった。ありがたい。
1/6(木)くもり
研人は相変わらず。もう少し様子をみる。食欲が全くないのは何故だろう。
いつもうるさいくらいににぎやかな子供達だが、一人調子が悪いと全て暗くなる。
宏人アートクラス。 喜んで行っているようにも見えないが、アートだけは続けさせたい。
1/7(金)雨
研人はついに年明けから1週間学校を休んでしまった。 幸い少し咳が落ち着いてきた感じで昨晩は1回起きただけでよく眠れたよう。
予約していた時間(10:45)にDr. Ettingerに診てもらう。 熱も下がり咳も少し治まってきている。胸の音は問題なし。喘息を起こしていたとは思えないとの事。食欲が全くないのは咳止めの薬の副作用と思われるので、夜のみCodeineを飲ませ、日中はRobitussin(市販薬)で咳を抑えるようにする。必要があれば吸入をして、アレルギーの薬Zyrtecを一日1錠飲むようにとの事。
午後全くCodeineを飲まなかったせいか、夕食のおいなりさんに「おいしいね。」と言ってうれしそうに食べた。その言葉を私はどれほど待っていたことか・・・。
子供達ががつがつご飯を食べる様子をいつもはうちの子はどうしてこう食い意地が張っているんだろうなどと思っていたが、そんな様子がこの上もなくうれしい。強い咳止めをやめても咳が完全に治まってくれたらと願うばかりだ。
9時、ホッケーExhibisionゲーム。宏人の高校のホッケーリーグがまた始まったのです。 今日の相手はSanta Teresa。わがLelandチームのメンバーは何人かが入れ替わった。 試合は一方的に相手チームに攻められ大差の負けゲームとなってしまった。この冬のシーズンも苦労しそうな様相。
研人はだいぶ調子がいいのか、我々が帰ってくる少し前まで起きていたよう(音を聞いて急いでベッドに入った?)。起きていられるようになったのはいい事だけれど、とにかく早く治してよ。
1/8(土)くもりのち雨
研人の気管支炎はついに峠を越したようで、夜もぐっすり眠る事ができた。
元気になってくると、暇で手持ち無沙汰の様子でうろうろ家の中を歩き回っている。暇なら日本語の勉強でもさせようと、久しぶりに教材を出す。ここまで回復するなら昨日の内に宿題をもらってくれば良かった。
2時、宏人ホッケーゲーム。vs Hurricanes。 ここの所シュートを決めていない宏人だが、きょうもまたゴールなし。3-0の勝利。
6時、研人が元気になってきてくれたので安心して、北カリフォルニア商工会議所主催の新年会に旦那のお供で出席する。場所はサンフランシスコ空港近くのホテル”Hyatt Regency”。キャノンからは森嶋さん、加藤さん、福田さん、小尾さんと亀山が出席。はっきり言って憂鬱なメンバーで、足は重い。
ホールではすでに鏡割りが始まり、カクテルが渡されている。しかし日本人のパーティーは地味だ。70~80%が黒を基調としたミディーのドレス。着物の人は粋でおしゃれだが、その他はどうも衣装を鑑賞する楽しみはない。男性陣も一様にダークカラーのスーツ。これまた面白みがない。とは言っても日本人社会でとにかくはみ出さないようにと心がける私達夫婦も地味におとなしい装いで出席した。
ワシントンでのパーティーはいかにもアメリカでのクリスマスパーティーといった感じで、参加させてもらっただけで楽しかった。
商工会議所のお偉いさんの挨拶の後、ディナー。サラダ・牛フィレ(えび付き)・パン・ムース・・まあまあのお味。
8時45分、エンターテイメント登場。 先ずは前座のトニーひろた。寅さんを演じながらの物まね、マジック。会場はすでに一つになって盛り上がってきた。
そこへ”コロッケ”の登場。 すごい!!美川憲一のまねで出てきたコロッケはまさに美川憲一。各テーブルを回り、客にしばしサービス(キャノンテーブルは来なかった。残念)。
聞くところによると、今日のこのディナーショーは一般にもチケット販売されていたようで、120~200ドルしていたとか。自腹でお金を出した人たちのところを回っていたのかしら?
会場の左右にはビッグスクリーンが映し出され、細かい表情まで見ることができる。次々と楽しいテンポのあるトークと物まね。淡屋のり子・ディック峰・春日八郎等の亡くなった方達を含め、とにかく面白くてお腹の皮が痛くなるほど笑わせてくれる。
ばっちり2時間、手抜き無しの芸に感動を覚える。さらに最後に45歳、瀧川広志として悲しくてやりきれないを歌う。そして真面目に人生を語る。もうすっかりコロッケのファンになってしまった私。コロッケの芸は本物だよ。
11時半、家路に着く。外は相変わらずひどい雨。 思い切って来て良かった!!
1/9(日)くもり
研人がまだ咳はしているものの、ずいぶんと元気になって良かった。安心していたら、DDR(ダンスゲーム)を絵里とやって汗だくになる。少しは自分の体を考えて行動しろ。 案の定、ベッドに入った後咳き込んでいる・・・・いい加減にしてくれ~。
明日は学校に行けますように。 自分の家の事で追われていてこの日記にも記さなかったが、12月27日のスマトラ沖大地震による津波の被害は、あまりに悲惨。史上最高額の義援金が送られているようだが、たくさんの募金はできない我が家としては、スーパーなどに赤十字による(その他の団体はいかがわしい物も多いと聞く)募金箱が設置されていたらいいなと思う。
1/10(月)小雨
研人とりあえず学校に行く。
Dr. Woodsには朝キャンセルの電話を入れる。
受付の女性「それではよくなったのですね?」
私「咳がだいぶ治まり、食欲も出てきたので学校に行かせました。」
女性「それでは様子をみるという事ですね。何かあったらすぐ予約を入れてください。」そう、様子見で学校に行かせた感じ。元気に帰って来るまでは私も気が気ではない。
2時半、私の心配をよそに元気で帰宅。ほっと胸をなでおろす。研人は山のような宿題と1週間分のクラスワークで、頭がいっぱいのよう。もうあんなに具合が悪かった事も気にしていない。 グリーンカード申請の為の費用の支払いをまたする。今回は移民局への支払い$1675($335x5人分)。銀行でオフィシャルチェックを作ってもらう。
その他、Form DS-230 Part1のドキュメントにサインし、荒木弁護士の元に送ることになる。
グリーンカード取得の為の準備が着々と進んでいる。このまま順調にグリーンカードが取れるのだろうか?また取れた後の生活は?不安がいっぱいのこの頃である。
1/11(火)くもり時々雨
研人も学校へ行く。3人揃って学校に行ける事に喜びを感じる。
10時、私は歯医者へ行く。今日はディープクリーニング(日本では歯垢とりかな?)と簡単な虫歯の治療。ステイタスが変わり、駐在員の立場から現地人の立場になると保険のカバーもずっと少なくなると思われる。できる治療はできるだけ駐在員の時になってしまわねばならぬ。
研人の咳が完全に止まったというわけではないので、サッカーはお休みする。彼には宿題もたくさんで、しばらくは宿題やワークに悪戦苦闘の日々となりそう。そして今日は早速図書館にプロジェクトの課題の本を借りに行く。彼の選んだ題材は研人と同じ誕生日のエジソン。「2月11日生まれの人は偉大な人が多いね。エジソンとかおじいちゃんとか・・・。」と言ったら何故か皆笑った。
絵里(3時~4時半)バイト。
宏人(3時半~5時)アートボランティア。
絵里(6時~)CPR(赤十字が主催する救急医療の必須の講習)。高校1年で本来受講しているコースだが、バージニアにはこのクラスがなかったので、今回取る事になった。 時間的に無理なので、絵里のアートボランティアと宏人のホッケープラクティスはお休みした。
1/12(水)くもり
旦那様は南カリフォルニア(オレンジカウンティー)出張。お帰りは明日の予定。
旦那に送ってもらって学校に行った研人から、電話を受けたのは8時前。「サックスを忘れたので持って来て!」 急いで届けようと思ったが車は真っ白霜だらけ。ガラスが曇ってよく見えない。
今日の冷え込みは特別で、零下になっているのではないかしら。 私が来るのが遅かったのだろう、待ち合わせの場所に研人がいない。もう1時間目のベルが鳴ったのか?1時間目の体育の方に行ってみる。そして呆れた。病み上がりの研人は体操服の半袖短パンでうろうろしている。まだ気温は0度を少し超えたばかり。ばっかじゃないの!私の姿に気がついて走ってくる研人は無邪気そのもの。全く屈託がない。よくみれば周りの子供達もほとんど半袖短パン。全く子供って信じられないよ。”虚弱体質”の研人は自分で自分の事面倒みてもらわなくては困るよ。
宏人がのどが痛いと言っている。宏人も半袖短パンの体操服姿でいるのだろう。風邪がはやっているようだし、悪くならない内に治さないと。
絵里、バイトそしてアートクラス。
柏爺の調子が悪いようだ。 土曜日に受けた抗がん剤の副作用なのか?一人で頑張って病院に行った様子。
1/13(木)くもり
やっと研人も本調子になり、安心して学校に行かせることができる。が、まだまだ宿題や受けていないテストを受けたり、お休みした1週間分の作業はまだ終わっていない。
準子さんに絵里のGraceのお迎えと宏人のをアートクラスへ連れて行くのをお願いして、私はJamesとEricと研人を乗せ、三ツ和近くのBlackford Highでのサッカープラクティスに30分間のドライブをして連れて行く。
State Cupの最終戦も近いRucksの練習はさらに激しさも増し、ナイター設備もあるこの学校までほとんど毎日練習に来ているのだからすごい。とても研人はついていけそうもない。
三ツ和で寿司の盛り合わせ弁当を買って帰る。
絵里は今日もCPRのクラス(6時~)。免許取立てのMunaに迎えに来てもらって学校に向かう。ちょうど三ツ和から帰った私がその姿を見て不安になる。少しばかり車を出しにくい位置にある我が家から車を出すのに苦労しているMuna。乗せてもらって大丈夫かなと大いに不安になる。
2日間のCPRのクラスを終え、テストをパスした。学校で長時間クラスを取るより効率的に学ぶ事ができた様子。1年間の応急処置(CPR、First Aid)の資格を有した事になる。
旦那様は出張が1日延びて明日のお帰り予定となった。
1/14(金)
昨日岡田病院に入院した柏爺だが、まだ痛みが取れず苦しい時を過ごしているようだ。必死で自分で病院に行き、入院準備をした模様。
昨日の電話「今から病院に入るから。葉子たちが来てくれるから大丈夫。」耳に残る。 また一過性のイレウス(閉塞)を起こしているようだが、一日も早く痛みが取れる事を祈る。
8時半、旦那様が出張から帰ってきた。顔を見るとほっとする。
私は宏人を高校のホッケーゲームに連れて行く。 今日の相手はLincoln。最初から最後まで大接戦のシーソーゲームとなり、観戦も大いに盛り上がる。が、4-7の負け。ツキがなかったと思う。
研人は本調子になり、またいつまでも起きてようとする。懲りない奴だ。
1/15(土)くもり
2時、絵里、アートのインターンシップミーティング。この頃のミーティングはテクニックの講義も受けてきているようで、宏人も毎回休んでいるわけにはいかなくなった。次回のミーティングには出すようにしよう。
2時、宏人ホッケーゲームvs Hurricans。断トツで強かったCoyotesだったが、最近のゲームはHurricansも頑張っている。今日は最初かなり攻め込まれる。が、名ゴーリーの好セーブで得点を許さず。3-0の勝利。
3時、研人はLelandへ自転車で出かける。今日は仲良しの仲間とフットボールをするらしい。
5時、研人、泥だらけで帰宅。さぞ楽しんできたのだろう、ご機嫌。自分で洗濯する様に言う。
1/16(日)晴れ
絵里をMLKの図書館に連れて行く。 今日の絵里の目的はAndrewとの打ち合わせ(?)Andrewのお母さんは女の子と付き合うことは絶対反対でデートもすべて親にうそをついてしている状態。うそがいつばれ大問題になるか気が気ではない。再三再四お母さんと良く話し合うように言っているのだが、日常生活全てに制限がありいいカレッジに入ることだけが要求されている彼の生活で、話し合う余地はないらしい。今日は二人で何を話し合うんだか、外出の許されている人に邪魔されない場所ということで図書館での密会(?)になったらしい。3時間スターディールームでの話し合いはどういう展開になったのか、絵里の半紙は要領得ない。
旦那と私は絵里を図書館で降ろし、三ツ和でお買い物。その後図書館で日本語の本をたくさん借りてきた。最近また私の読書熱が再燃化し、読みたい本がいっぱい。中でも以前よく読んでいた遠藤周作の本にはまた大いに興味がある。図書館にはたくさんの遠藤周作の本があって、とりあえず全部借りてきた。彼のエッセーの中で私も読んだと思う本もたくさん出てくるのだがどれもこれもうる覚え。自分でも情けなくなる。
1/17(月)晴れ
Martin Luther King Jr.'s dayで学校も会社もお休み。
亡くなった母の誕生日。母は天界から私達も生き様を見守ってくれているのだろうか?おばあちゃんとは会えたかあ。
姉が風邪を引いて調子が悪いよう。柏爺のことを一切任せてしまって本当に申しわけない。
研人はまたLeland にフットボールをしに行った。元気でお友達と遊べるのは本当にいいことだ。
最近コンピューター裏や冷蔵庫の下でごそごそと音がしていた。パントリーのスナックはかじった後がしばしば見られ、ついにはプレールームで動き回る小さいな姿を見た。
そこでネズミの毒としかけのネズミ捕り(Tomcat)を仕掛ける。PC裏とか食器棚の後ろなど絶対にTeddyが口にすることができない所に6箇所毒えさを置いた。 寝る段になって、もし毒を口にしたネズミがふらふらと台所で寝ているTeddyの元にきたら、たぶんTeddyは瀕死のネズミ喰らいついてしまうのでは?Teddyにも毒がまわる?と心配になって、急きょ私達のベッドルームにTeddyを寝かせる事にした。もう家具の後ろに投げ入れた毒えさは手が届かず取り出せないというから、仕方がない。 不安の種がまた増えた。どうして最初から考えなかったのかと、自分に腹が立つ。
1/18(火)くもり
来週中学高校ともファイナル(学期末試験)があるので、絵里は憂鬱気味。彼女が作っているサイトの日記にもテストの事や成績の事がたくさん書いてあり、単純に楽しい高校生活とは言えないようだ。 それでも絵里は毎日Graceにバイトに行く。お金の為にやっているのか、それともやめられなくてやめないのか、楽しい時を持っているのならいいのだけど・・・。
研人、サッカープラクティス(5時~7時)片道30分以上かかるので実質3時間以上。サッカーをやるのもたいへんだ。今日はRitaとJeniffyに送り迎えを頼む。
宏人、アートボランティア+ホッケープラクティス。
絵里、アートボランティア。私と二人の時はできるだけ絵里にドライブさせようとしているが、未だにAdvantageで次のレッスンが受けられない(次は高速道路の講習)。よって一人でドライブできる日は遠く、宏人のプラクティスがあるときは私のお迎えを待って、アートスタジオに7時までいなくてはならない。30分の時間も惜しいこの頃なのに・・・。早くにドライビングレッスンを始めればよかったと反省する。
1/19(水)くもり
絵里アートクラス。
柏爺は痛みも引かず、発熱している様子。明日久保医師との面談があるとの連絡があった。昨年のちょうど今の時期に大手術をした柏爺。1年たった今また苦しい思いをしている。とにかく痛みを取ってあげてください。それだけが私の切なる願いである。
1/20(木)くもり
朝5時半、Teddyがまた発作を起こした。
ネズミ捕りを仕掛けて以来私達のベッドルームで寝ていたTeddy。夜中に何となく様子が変だなと思った矢先、またカタカタと震えだす。発作の時間は1分程度。しかしその後前回同様私の事もわからないようで、ベッドに登ろうとしたり(私のベッドはかなり高い)、入り込めない隙間に頭を突っ込んだり、足元はふらふらでおぼつかず、とても見ていられない。薬を毎日欠かさず飲んでいるのに、起こすなんて・・・・ショック。
宏人、アートクラス(5時~6時半)
研人サッカープラクティス。今日は私が運転手。帰りは旦那が行ってくれる事になった。助かり!
久保医師との面談の内容を葉子姉・敦夫兄から聞く。 現在は絶食で全身に管の入っている状態だそう。バイパス手術を受け、消化物の通りを良くすることも考えられるようだ。今後の状態を注意深く見守っていく事になる。
1/21(金)晴れ時々くもり
準子さん、鍵さんを呼んでうちで昼食。
Leland(高校)で日本語の代用教員をしている鍵さんは、”A"をとりたくて毎日のように交渉に来る子供達に、悩まされている。彼らにとって生きるという事は、唯一つ、いいカレッジに入ること。その為には少しでもハイスコアーをあげる事が必要と先生に折衝に来る。泣き出す子、親も連れて来てあげてくれと訴えに来る者もあると言う。彼らに「人生は成績や点数だけじゃないよ。」と言ったりするのは教師の仕事ではない。彼らは家でずっとそういう教育を受けているのだから。どうやって子供たちに接したらいいのか、答えは簡単ではない。
絵里、Muna ・Michelとグループスタディー。絵里の部屋でばっちり2時間お勉強。US.Historyの問題を出し合って学んでいるよう。Muna、Michelとも、とてもいい子達でお母さんもとても親しみやすい。絵里はお友達によく恵まれている。
宏人、ホッケーゲームvs Fremont。先週にも増して大接戦のゲーム。最後の最後までシーソーゲームが続き、Lelandもよく頑張ったが、8-10の負け。途中ファールにより退場一人足りない中でも踏ん張り先行していたが、ラスト数分というところで点を取られてしまった。コーチの采配は難しい。
明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。
2005年の幕開け。 昨年は本当にいろんな事があった。これでもかと次々いろんな事が起こり、苦しくつらい年だったような気がする。
その反省を年内に日記にしたためようと思っていたのに、いつもながらの計画倒れ。 気持ちを新たに新しい年を迎えたいと思う。
今年は昨年にも増して試練の年となる事だろう。全ては運を天に任せ、一日一日を大切に過ごしていきたい。
研人は、抗生剤とコデイン入りの強い咳止めを飲み始めたが、まだ効いてきているようにはみえない。夜中もしばしば咳で起き4時間おきの咳止めで数時間眠れるような状態。解熱剤も止められない。 ゆっくりと新年の朝を迎える。
Teddyも昨晩は自分のベッドでゆっくり休めたと思う。
昨日買ってきたほんの少しのおせち料理と母の伝授のお雑煮(鳥だし、ほうれん草、なると)で元旦を祝う。 一年に1度しか食べないおせち料理。その食品の名前を子供達に言わせてみる。かまぼこだけは出てきたが、伊達巻、昆布巻き、なると、きんとんは出てこない。彼らの時代にはおせち料理も姿を消しているかもしれないと思う。
毎年子供達には一年の抱負を語らせていたが、全くその事に努力しているようには見えず、今年は何の目標もなし。 それでも気持ちばかりのお年玉(絵里17ドル、宏人15ドル、研人12ドル)は、旦那様から渡される。
Teddyの下痢は少し快方に向かっているが、簡単にお尻は治らない。鳥を入れたおかゆを喜んで食べる姿が可愛い。Teddyにご飯を作ることに喜びを感じる。
子供と旦那はこのまま毎日Teddyのご飯を作るようになるのではとあざ笑う。それほど私はいそいそとTeddyのご飯作りを喜んでいるように見えるのか。。。
1/2(日)雨
明日から学校も会社も始まる。しかし研人はとても学校に行けそうもない。 薬が効いていないようなので、医者に電話するが休日でお休み。明日まで待つしかなさそうだ。
私はせっせとお洗濯。天気も悪いので外には干せず、乾燥機がフル回転だ。
旦那はコンピューターのクリーニングでほとんど一日中PCとにらめっこ。
VetからTeddyの具合を尋ねる電話が入る。下痢もだいぶ治まり普通のドッグフードを食べるようになった。おどおどしていた態度も次第に落ち着きを取り戻し、いつものTeddyに戻りつつある。
ダイニングに広げてあったクリスマスの家並みの飾り付けを片付け始める。クリスマスが終わり新年を迎えてクリスマスの飾りつけはどうも気分的に落ち着かない。
研人はまだ熱・咳あり。 明日から学校・会社と3人は暗い面持ち。
1/3(月)雨
絵里と宏人は学校へ、旦那は会社へいつものように出かけた。
10時、宏人を学校まで迎えに行き、矯正歯科に連れて行く。宏人の矯正も仕上げを残すばかりで、もうすっかりきれいな歯並びになった。
1時半、研人を医者に連れて行く。予約は前回と同じDr. Ettingerに入れていたのに、出てきたのはDr.Griffith。今日はPCがダウンしていると言うから、オフィスがしっかりしていないここの病院のこと、きちんと予約が入っていなかったらしい。 再び今までの病状説明をし、金曜日にもらった薬が効かない旨を付け加える。 するとDr. Griffthが自信を持って言う「あなたがもらったのは3ヶ月前でしょ。この記録にそう書いてありますよ。」
私「???確かに12月31日の金曜日です。」
Dr. Griffth「??????」「あ~あ、確かにそう書いてあります。私のミスです。」 そこに見習いの医者も入ってくる。
Dr. G「研修をさせるので、彼女も同席します。」 胸に聴診器を当て真剣な様子。見習い医にも胸の音を聞くように促す。
Dr. G「気管支炎のための抗生剤は非常にいい物が出ています。あの薬は肺炎や中耳炎にも効き、5日間服用で10日間の効果が出る薬です。喘息用の吸入(Metaproterenol)を出します。その他咳止めとしてはDelsym(薬屋さんで購入できる)を飲ませてください。」
私「鼻水が出てきているので、それが咳になるかと思います。鼻スプレー(Nasonex)が使いやすいので処方箋をいただけますか?」
Dr.G「OK」・・・ところが薬屋に行ってからわかったのだが、実際に出された薬は”Nasacort AQ”だった。
私「すると研人はいくつ薬を処方する事になるんですか?Dr. EttingerからのCodeineは止めたほうがいいですね。」
Dr. G「Zpak(抗生剤)・Delsym(咳止め)・Codeine(咳止め)・Metaproternol(吸入)・Nasacort(鼻スプレー)・Motrin(解熱)ですね。」
私「そんなに飲んで大丈夫ですか?????」
Dr. G「これで薬が切れる事無く体に入っていいんじゃないですか。ま、木曜日ぐらいに予約を入れておいて下さい。」
私「はぁー。ありがとうございました。」
オフィスに寄って木曜日の予約を頼む。PCがまだ動きませんので明日お昼ぐらいにでも電話してみてください。・・相変わらず使えないオフィス。 こんなに薬漬けでいいはずがない。診てもらってかえって気分が暗くなった。
今日は私の判断で薬を与える事にしよう。 先ずはスキーに行っていた間ずっと飲んでいたDelsymは飲ませない事にした。吸入は咳が止らず眠れない時だけにする。 今日一日様子をみてこれからどうするか考えよう。
私の首の調子がさらに悪い。このままでは医者に行かないとどうしようもないかもしれない。幸い頭痛になってこないのが救われる。
1/4(火)雨
研人は相変わらず快方に向かわない。夜中も咳でしばしば起きるし、食欲も全くない。それでも熱が幾分下がってきたのは抗生剤が効いてきたのか? 病院に予約なしで出かける。
電話での予約が信用できないので、11時過ぎ直接研人を連れ病院に行く。窓口でDr. Ettingerに診てもらえるか聞く。1時間待てば空きがあるというので、Dr. Ettingerに間違いがないかを確認して待合室で待つことにした。
看護婦に呼ばれ中に入る。Dr. Ettingerの看護婦さんに昨日飲むように言われた薬の事を話す。看護婦さんは薬の多さに首をかしげるだけ。私が差し出した薬局からもらった薬の説明書(アメリカでは一つ一つの薬に細かい薬の効能・副作用・使用方法がついてくる)一式をDr. Ettingerに見せるように言う。以前から思っていたが、この看護婦さんは信頼できる。 Dr. Ettingerの診察。
昨日何故かDr. Griffthに診てもらうはめになった言い訳をして、薬の話。研人の咳が一向に治まらないことを訴える。胸部の音を聞いた後しばし考え込んだDr. Ettinger。
「胸の音は悪くありません。このまま抗生物質は替える必要ないと思います。咳がひどいようなのでちょっと薬を変えてみましょう(Pseudoephedrine・Codeine・Guaifenesin配合。さらに強い薬が出たよう)。喘息を起こしているとは思えませんが、少し楽になるようなので吸入は時に応じて使ってください。Delsymは必要ないでしょう。とにかく水分は多めにとってください。金曜日にまた来てください。」
Dr. EttingerもDr. Griffthを批判するような事は一切言わない。医者というのも見解の違いでぶつかる事もあるだろうに、たいへんだなとふと思う。
今日の診察はすっきりした。昨日は診察後ストレスいっぱいでつぶれそうな感じだったけれど、今日はとにかく様子をみましょ、という気分にさせてくれた。
絵里、宏人は交代でアートのボランティアに行く。 私の首の調子がさらに悪いので、長距離ドライブの自信がなく、宏人をホッケープラクティスに連れて行くことができなかった。
葉子姉誕生日。レオンが逝って1年。柏爺は入院していた。
1/5(水)くもり時々雨
研人はそれでも少しは良くなっているように思える。熱さましのお薬は感覚がずいぶんあけられるようになったし、咳もほんの少しだが落ち着いてきているように思える。ただ食欲が全くないのに参る。研人の喜びそうな食べ物を用意しても興味を示さない。
私の首は相変わらず回らない。何をするにも不自由でいらいらする。髪の毛を洗うのが一苦労なので、今日は思い切って美容院に行って髪を切ってもらってきた。美容師さんに「緊張しないで、肩の力を抜いてください。」と、言われてしまう。思わず「首が痛くてこうなっちゃうんです。」と言ったら、親切に丁寧に髪を切ってくれた。いい美容院に来た。
近くのカイロに寄る。予約なしでぼきぼきっとやって欲しくて来たのだが、電気もテレビもついているのに鍵がかかっている。<頼む、診てくれ~>と思いながら、ドア越しからドアに表示された電話番号をかける。女性が出た。半分出ないと思ったのに「Hello」と出られてびっくりする。「今やってますか?」ヘンな質問をする。「2時からの診察になります。」と、素っ気無い。今私はドアの前にいるのよ!と叫びたかったが、「そうですか。失礼しました。」と、すごすごと電話を切る。ここのカイロは二度と来るまい。
研人の食欲がないのがどうしても気になり、医者を替えようかと考える。
評判のいいLos GatosのDr.Woodsに電話。受付もAlmaden の病院とは比べものにならないくらい丁寧親切。しかし予約は一番早いも ので来週月曜日8時半。とりあえず、予約を入れておく事にした。
それまでに良くなっていてくれればいいのだけれど。明後日の金曜日はDr. Ettingerに予約を取ってあるので、しばらくは様子をみることにしよう。
絵里と宏人は元気に学校に行っている。しかし、学校でも風邪がはやっているようで、多くの子が体調を崩している様子。
絵里、バイトそしてアートクラスあり。 藤井さんが治るように祈りを込めてくれたハンカチを下さった。ありがたい。
1/6(木)くもり
研人は相変わらず。もう少し様子をみる。食欲が全くないのは何故だろう。
いつもうるさいくらいににぎやかな子供達だが、一人調子が悪いと全て暗くなる。
宏人アートクラス。 喜んで行っているようにも見えないが、アートだけは続けさせたい。
1/7(金)雨
研人はついに年明けから1週間学校を休んでしまった。 幸い少し咳が落ち着いてきた感じで昨晩は1回起きただけでよく眠れたよう。
予約していた時間(10:45)にDr. Ettingerに診てもらう。 熱も下がり咳も少し治まってきている。胸の音は問題なし。喘息を起こしていたとは思えないとの事。食欲が全くないのは咳止めの薬の副作用と思われるので、夜のみCodeineを飲ませ、日中はRobitussin(市販薬)で咳を抑えるようにする。必要があれば吸入をして、アレルギーの薬Zyrtecを一日1錠飲むようにとの事。
午後全くCodeineを飲まなかったせいか、夕食のおいなりさんに「おいしいね。」と言ってうれしそうに食べた。その言葉を私はどれほど待っていたことか・・・。
子供達ががつがつご飯を食べる様子をいつもはうちの子はどうしてこう食い意地が張っているんだろうなどと思っていたが、そんな様子がこの上もなくうれしい。強い咳止めをやめても咳が完全に治まってくれたらと願うばかりだ。
9時、ホッケーExhibisionゲーム。宏人の高校のホッケーリーグがまた始まったのです。 今日の相手はSanta Teresa。わがLelandチームのメンバーは何人かが入れ替わった。 試合は一方的に相手チームに攻められ大差の負けゲームとなってしまった。この冬のシーズンも苦労しそうな様相。
研人はだいぶ調子がいいのか、我々が帰ってくる少し前まで起きていたよう(音を聞いて急いでベッドに入った?)。起きていられるようになったのはいい事だけれど、とにかく早く治してよ。
1/8(土)くもりのち雨
研人の気管支炎はついに峠を越したようで、夜もぐっすり眠る事ができた。
元気になってくると、暇で手持ち無沙汰の様子でうろうろ家の中を歩き回っている。暇なら日本語の勉強でもさせようと、久しぶりに教材を出す。ここまで回復するなら昨日の内に宿題をもらってくれば良かった。
2時、宏人ホッケーゲーム。vs Hurricanes。 ここの所シュートを決めていない宏人だが、きょうもまたゴールなし。3-0の勝利。
6時、研人が元気になってきてくれたので安心して、北カリフォルニア商工会議所主催の新年会に旦那のお供で出席する。場所はサンフランシスコ空港近くのホテル”Hyatt Regency”。キャノンからは森嶋さん、加藤さん、福田さん、小尾さんと亀山が出席。はっきり言って憂鬱なメンバーで、足は重い。
ホールではすでに鏡割りが始まり、カクテルが渡されている。しかし日本人のパーティーは地味だ。70~80%が黒を基調としたミディーのドレス。着物の人は粋でおしゃれだが、その他はどうも衣装を鑑賞する楽しみはない。男性陣も一様にダークカラーのスーツ。これまた面白みがない。とは言っても日本人社会でとにかくはみ出さないようにと心がける私達夫婦も地味におとなしい装いで出席した。
ワシントンでのパーティーはいかにもアメリカでのクリスマスパーティーといった感じで、参加させてもらっただけで楽しかった。
商工会議所のお偉いさんの挨拶の後、ディナー。サラダ・牛フィレ(えび付き)・パン・ムース・・まあまあのお味。
8時45分、エンターテイメント登場。 先ずは前座のトニーひろた。寅さんを演じながらの物まね、マジック。会場はすでに一つになって盛り上がってきた。
そこへ”コロッケ”の登場。 すごい!!美川憲一のまねで出てきたコロッケはまさに美川憲一。各テーブルを回り、客にしばしサービス(キャノンテーブルは来なかった。残念)。
聞くところによると、今日のこのディナーショーは一般にもチケット販売されていたようで、120~200ドルしていたとか。自腹でお金を出した人たちのところを回っていたのかしら?
会場の左右にはビッグスクリーンが映し出され、細かい表情まで見ることができる。次々と楽しいテンポのあるトークと物まね。淡屋のり子・ディック峰・春日八郎等の亡くなった方達を含め、とにかく面白くてお腹の皮が痛くなるほど笑わせてくれる。
ばっちり2時間、手抜き無しの芸に感動を覚える。さらに最後に45歳、瀧川広志として悲しくてやりきれないを歌う。そして真面目に人生を語る。もうすっかりコロッケのファンになってしまった私。コロッケの芸は本物だよ。
11時半、家路に着く。外は相変わらずひどい雨。 思い切って来て良かった!!
1/9(日)くもり
研人がまだ咳はしているものの、ずいぶんと元気になって良かった。安心していたら、DDR(ダンスゲーム)を絵里とやって汗だくになる。少しは自分の体を考えて行動しろ。 案の定、ベッドに入った後咳き込んでいる・・・・いい加減にしてくれ~。
明日は学校に行けますように。 自分の家の事で追われていてこの日記にも記さなかったが、12月27日のスマトラ沖大地震による津波の被害は、あまりに悲惨。史上最高額の義援金が送られているようだが、たくさんの募金はできない我が家としては、スーパーなどに赤十字による(その他の団体はいかがわしい物も多いと聞く)募金箱が設置されていたらいいなと思う。
1/10(月)小雨
研人とりあえず学校に行く。
Dr. Woodsには朝キャンセルの電話を入れる。
受付の女性「それではよくなったのですね?」
私「咳がだいぶ治まり、食欲も出てきたので学校に行かせました。」
女性「それでは様子をみるという事ですね。何かあったらすぐ予約を入れてください。」そう、様子見で学校に行かせた感じ。元気に帰って来るまでは私も気が気ではない。
2時半、私の心配をよそに元気で帰宅。ほっと胸をなでおろす。研人は山のような宿題と1週間分のクラスワークで、頭がいっぱいのよう。もうあんなに具合が悪かった事も気にしていない。 グリーンカード申請の為の費用の支払いをまたする。今回は移民局への支払い$1675($335x5人分)。銀行でオフィシャルチェックを作ってもらう。
その他、Form DS-230 Part1のドキュメントにサインし、荒木弁護士の元に送ることになる。
グリーンカード取得の為の準備が着々と進んでいる。このまま順調にグリーンカードが取れるのだろうか?また取れた後の生活は?不安がいっぱいのこの頃である。
1/11(火)くもり時々雨
研人も学校へ行く。3人揃って学校に行ける事に喜びを感じる。
10時、私は歯医者へ行く。今日はディープクリーニング(日本では歯垢とりかな?)と簡単な虫歯の治療。ステイタスが変わり、駐在員の立場から現地人の立場になると保険のカバーもずっと少なくなると思われる。できる治療はできるだけ駐在員の時になってしまわねばならぬ。
研人の咳が完全に止まったというわけではないので、サッカーはお休みする。彼には宿題もたくさんで、しばらくは宿題やワークに悪戦苦闘の日々となりそう。そして今日は早速図書館にプロジェクトの課題の本を借りに行く。彼の選んだ題材は研人と同じ誕生日のエジソン。「2月11日生まれの人は偉大な人が多いね。エジソンとかおじいちゃんとか・・・。」と言ったら何故か皆笑った。
絵里(3時~4時半)バイト。
宏人(3時半~5時)アートボランティア。
絵里(6時~)CPR(赤十字が主催する救急医療の必須の講習)。高校1年で本来受講しているコースだが、バージニアにはこのクラスがなかったので、今回取る事になった。 時間的に無理なので、絵里のアートボランティアと宏人のホッケープラクティスはお休みした。
1/12(水)くもり
旦那様は南カリフォルニア(オレンジカウンティー)出張。お帰りは明日の予定。
旦那に送ってもらって学校に行った研人から、電話を受けたのは8時前。「サックスを忘れたので持って来て!」 急いで届けようと思ったが車は真っ白霜だらけ。ガラスが曇ってよく見えない。
今日の冷え込みは特別で、零下になっているのではないかしら。 私が来るのが遅かったのだろう、待ち合わせの場所に研人がいない。もう1時間目のベルが鳴ったのか?1時間目の体育の方に行ってみる。そして呆れた。病み上がりの研人は体操服の半袖短パンでうろうろしている。まだ気温は0度を少し超えたばかり。ばっかじゃないの!私の姿に気がついて走ってくる研人は無邪気そのもの。全く屈託がない。よくみれば周りの子供達もほとんど半袖短パン。全く子供って信じられないよ。”虚弱体質”の研人は自分で自分の事面倒みてもらわなくては困るよ。
宏人がのどが痛いと言っている。宏人も半袖短パンの体操服姿でいるのだろう。風邪がはやっているようだし、悪くならない内に治さないと。
絵里、バイトそしてアートクラス。
柏爺の調子が悪いようだ。 土曜日に受けた抗がん剤の副作用なのか?一人で頑張って病院に行った様子。
1/13(木)くもり
やっと研人も本調子になり、安心して学校に行かせることができる。が、まだまだ宿題や受けていないテストを受けたり、お休みした1週間分の作業はまだ終わっていない。
準子さんに絵里のGraceのお迎えと宏人のをアートクラスへ連れて行くのをお願いして、私はJamesとEricと研人を乗せ、三ツ和近くのBlackford Highでのサッカープラクティスに30分間のドライブをして連れて行く。
State Cupの最終戦も近いRucksの練習はさらに激しさも増し、ナイター設備もあるこの学校までほとんど毎日練習に来ているのだからすごい。とても研人はついていけそうもない。
三ツ和で寿司の盛り合わせ弁当を買って帰る。
絵里は今日もCPRのクラス(6時~)。免許取立てのMunaに迎えに来てもらって学校に向かう。ちょうど三ツ和から帰った私がその姿を見て不安になる。少しばかり車を出しにくい位置にある我が家から車を出すのに苦労しているMuna。乗せてもらって大丈夫かなと大いに不安になる。
2日間のCPRのクラスを終え、テストをパスした。学校で長時間クラスを取るより効率的に学ぶ事ができた様子。1年間の応急処置(CPR、First Aid)の資格を有した事になる。
旦那様は出張が1日延びて明日のお帰り予定となった。
1/14(金)
昨日岡田病院に入院した柏爺だが、まだ痛みが取れず苦しい時を過ごしているようだ。必死で自分で病院に行き、入院準備をした模様。
昨日の電話「今から病院に入るから。葉子たちが来てくれるから大丈夫。」耳に残る。 また一過性のイレウス(閉塞)を起こしているようだが、一日も早く痛みが取れる事を祈る。
8時半、旦那様が出張から帰ってきた。顔を見るとほっとする。
私は宏人を高校のホッケーゲームに連れて行く。 今日の相手はLincoln。最初から最後まで大接戦のシーソーゲームとなり、観戦も大いに盛り上がる。が、4-7の負け。ツキがなかったと思う。
研人は本調子になり、またいつまでも起きてようとする。懲りない奴だ。
1/15(土)くもり
2時、絵里、アートのインターンシップミーティング。この頃のミーティングはテクニックの講義も受けてきているようで、宏人も毎回休んでいるわけにはいかなくなった。次回のミーティングには出すようにしよう。
2時、宏人ホッケーゲームvs Hurricans。断トツで強かったCoyotesだったが、最近のゲームはHurricansも頑張っている。今日は最初かなり攻め込まれる。が、名ゴーリーの好セーブで得点を許さず。3-0の勝利。
3時、研人はLelandへ自転車で出かける。今日は仲良しの仲間とフットボールをするらしい。
5時、研人、泥だらけで帰宅。さぞ楽しんできたのだろう、ご機嫌。自分で洗濯する様に言う。
1/16(日)晴れ
絵里をMLKの図書館に連れて行く。 今日の絵里の目的はAndrewとの打ち合わせ(?)Andrewのお母さんは女の子と付き合うことは絶対反対でデートもすべて親にうそをついてしている状態。うそがいつばれ大問題になるか気が気ではない。再三再四お母さんと良く話し合うように言っているのだが、日常生活全てに制限がありいいカレッジに入ることだけが要求されている彼の生活で、話し合う余地はないらしい。今日は二人で何を話し合うんだか、外出の許されている人に邪魔されない場所ということで図書館での密会(?)になったらしい。3時間スターディールームでの話し合いはどういう展開になったのか、絵里の半紙は要領得ない。
旦那と私は絵里を図書館で降ろし、三ツ和でお買い物。その後図書館で日本語の本をたくさん借りてきた。最近また私の読書熱が再燃化し、読みたい本がいっぱい。中でも以前よく読んでいた遠藤周作の本にはまた大いに興味がある。図書館にはたくさんの遠藤周作の本があって、とりあえず全部借りてきた。彼のエッセーの中で私も読んだと思う本もたくさん出てくるのだがどれもこれもうる覚え。自分でも情けなくなる。
1/17(月)晴れ
Martin Luther King Jr.'s dayで学校も会社もお休み。
亡くなった母の誕生日。母は天界から私達も生き様を見守ってくれているのだろうか?おばあちゃんとは会えたかあ。
姉が風邪を引いて調子が悪いよう。柏爺のことを一切任せてしまって本当に申しわけない。
研人はまたLeland にフットボールをしに行った。元気でお友達と遊べるのは本当にいいことだ。
最近コンピューター裏や冷蔵庫の下でごそごそと音がしていた。パントリーのスナックはかじった後がしばしば見られ、ついにはプレールームで動き回る小さいな姿を見た。
そこでネズミの毒としかけのネズミ捕り(Tomcat)を仕掛ける。PC裏とか食器棚の後ろなど絶対にTeddyが口にすることができない所に6箇所毒えさを置いた。 寝る段になって、もし毒を口にしたネズミがふらふらと台所で寝ているTeddyの元にきたら、たぶんTeddyは瀕死のネズミ喰らいついてしまうのでは?Teddyにも毒がまわる?と心配になって、急きょ私達のベッドルームにTeddyを寝かせる事にした。もう家具の後ろに投げ入れた毒えさは手が届かず取り出せないというから、仕方がない。 不安の種がまた増えた。どうして最初から考えなかったのかと、自分に腹が立つ。
1/18(火)くもり
来週中学高校ともファイナル(学期末試験)があるので、絵里は憂鬱気味。彼女が作っているサイトの日記にもテストの事や成績の事がたくさん書いてあり、単純に楽しい高校生活とは言えないようだ。 それでも絵里は毎日Graceにバイトに行く。お金の為にやっているのか、それともやめられなくてやめないのか、楽しい時を持っているのならいいのだけど・・・。
研人、サッカープラクティス(5時~7時)片道30分以上かかるので実質3時間以上。サッカーをやるのもたいへんだ。今日はRitaとJeniffyに送り迎えを頼む。
宏人、アートボランティア+ホッケープラクティス。
絵里、アートボランティア。私と二人の時はできるだけ絵里にドライブさせようとしているが、未だにAdvantageで次のレッスンが受けられない(次は高速道路の講習)。よって一人でドライブできる日は遠く、宏人のプラクティスがあるときは私のお迎えを待って、アートスタジオに7時までいなくてはならない。30分の時間も惜しいこの頃なのに・・・。早くにドライビングレッスンを始めればよかったと反省する。
1/19(水)くもり
絵里アートクラス。
柏爺は痛みも引かず、発熱している様子。明日久保医師との面談があるとの連絡があった。昨年のちょうど今の時期に大手術をした柏爺。1年たった今また苦しい思いをしている。とにかく痛みを取ってあげてください。それだけが私の切なる願いである。
1/20(木)くもり
朝5時半、Teddyがまた発作を起こした。
ネズミ捕りを仕掛けて以来私達のベッドルームで寝ていたTeddy。夜中に何となく様子が変だなと思った矢先、またカタカタと震えだす。発作の時間は1分程度。しかしその後前回同様私の事もわからないようで、ベッドに登ろうとしたり(私のベッドはかなり高い)、入り込めない隙間に頭を突っ込んだり、足元はふらふらでおぼつかず、とても見ていられない。薬を毎日欠かさず飲んでいるのに、起こすなんて・・・・ショック。
宏人、アートクラス(5時~6時半)
研人サッカープラクティス。今日は私が運転手。帰りは旦那が行ってくれる事になった。助かり!
久保医師との面談の内容を葉子姉・敦夫兄から聞く。 現在は絶食で全身に管の入っている状態だそう。バイパス手術を受け、消化物の通りを良くすることも考えられるようだ。今後の状態を注意深く見守っていく事になる。
1/21(金)晴れ時々くもり
準子さん、鍵さんを呼んでうちで昼食。
Leland(高校)で日本語の代用教員をしている鍵さんは、”A"をとりたくて毎日のように交渉に来る子供達に、悩まされている。彼らにとって生きるという事は、唯一つ、いいカレッジに入ること。その為には少しでもハイスコアーをあげる事が必要と先生に折衝に来る。泣き出す子、親も連れて来てあげてくれと訴えに来る者もあると言う。彼らに「人生は成績や点数だけじゃないよ。」と言ったりするのは教師の仕事ではない。彼らは家でずっとそういう教育を受けているのだから。どうやって子供たちに接したらいいのか、答えは簡単ではない。
絵里、Muna ・Michelとグループスタディー。絵里の部屋でばっちり2時間お勉強。US.Historyの問題を出し合って学んでいるよう。Muna、Michelとも、とてもいい子達でお母さんもとても親しみやすい。絵里はお友達によく恵まれている。
宏人、ホッケーゲームvs Fremont。先週にも増して大接戦のゲーム。最後の最後までシーソーゲームが続き、Lelandもよく頑張ったが、8-10の負け。途中ファールにより退場一人足りない中でも踏ん張り先行していたが、ラスト数分というところで点を取られてしまった。コーチの采配は難しい。
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