2003年1月31日金曜日

2003/01

1/1 (水) 謹賀新年。

土砂降りの雨の音で目が覚める。
いつものように朝が来て、2003年の幕明け。
ここではメールオーダーでしか手に入らないため、おせち料理はなし。
お雑煮で新年の朝食とする。

だんなから子供達にお年玉を渡す。この時今年の抱負(?)を一人ずつ。
絵里 毎月2冊以上本を読む(昨年の読書量が少ないため)
宏人 ”やめて”と言われたらすぐにやめる。しつこくしない。
(なんとも情けない目標、しかし彼にとっては結構難しい)
研人 プレイステーションで遊んだ後は必ず棚に戻す。
(まじめな彼はきっと達成し てくれるでしょう)
ちなみに昨年は、 絵里 私に話す時は日本語で・・・
努力をしていた様子も無く、咋々年より英語量が増えた。
宏人 食事の時は、左手を添え体は背もたれにつけずに行儀良く食べる。
・・・進歩 の後無し。
研人 ~悲しい事に誰も覚えていない・・・大した目標ではなかった?

北の国から(後編)を見る。 子供達が時々ドラマについていっていない発言をする。
あのドラマの中まで鑑賞するのは難しい様子。 私はどこもかしこも感動してて、涙が止まらないのに。

New Year Partyは手巻き寿司。
ワァ~。豪華、、、でも生ものはあまり無い。
昨晩急いで求めた冷凍のマグロ、鯛、しめさば、明太子とまさご。
鯛はおいしかったけれど、他は・・・。
それでも卵や納豆・うなぎなどの子供の好物もあったので、4合飯をほとんど食べきる。
この食欲今年ももっとレベルを上げるのかと思うと、どんどん外食は難しくなる。
(宏人にchild menuは使えなくなるしねぇ)

またカラオケ。
絵里・だんな・私は楽しむ。 が、宏人は明日から学校というのでちょっと鬱。
研人は今になってブックレポートの締め切り(1/10)が、気になってきたらしい。
年末時には余裕だったのに。
さらに「今週末もあるよ」と言っても気になりだしたら落ち着かない研人。
今年も同じように月日が流れるのかな。 気が付けば、だんなも何故かのりが悪い。
・・彼も明日からの平常勤務が憂鬱の様子。
陽気な絵里は歌い満足すると、さっさと寝てしまう。・・・明日の学校が楽しみなのでしょう。

こうして一年が始まった。どんな一年になる事か。
個人的にもそして世界的にも(ちょっと大げさ?)みんなが、平和で楽しく暮らせますように!

今年もよろしくお願いします。 さて私も今年の達成目標考えようっと。

 

1/2 (木)

今日から皆、仕事に学校にと出かける。
さあ私も一日無駄の無いように生きないと。

研人帰ってきて早々、テーブルを指差して「ほらね~。」と、にやにやしている。
指の先にはサンタのプレゼントと同じラッピングペーパー。
(しまった!)片付けよ うと2階から持ってきて、忘れてた。
それでも私は「なあに?」と白々しく、
研人「ラッピングペーパーおんなじ。やっぱりそうだったでしょう。そうだと思った。」
・・・サンタは親とそれとなく知ってはいても、まだほんとにサンタがいる と、信じたかったんだね。ごめん研人。
私「でもよくペーパーの柄なんて覚えていたねえ。」
聞けば、サンタと同じラッピングペーパーを持っていると言って得意になっている子供の4コママンガが、
新聞のコミック欄に載っていたそう。そのコミックが印象に残っていてラッピングペーパーも気になっていたと言う。
あ~あ。もう少し遊べたのに残念なことをしちゃった。

その後宏人が帰ってきて、研人からすぐにラッピングペーパーの報告を受けたよう。
宏人が、わざわざ私の所まで来て「おかあさん、何やってんのよ。研人わかっちゃったよ。」と、 おにいちゃんぽく言う。
「すまんすまん」と、謝るわたし。

絵里をジムの練習のお迎えに行ったのが5時。よほど疲れているのかほとんど口をきかない。
ジムの練習がきつすぎる?半月ほど前から腰痛を訴えている事も多く、果たしてこのジム続けられるのかしら。

夕食の時の事。 私「SPOON出して」
テーブルに出されたのは1本のスプーン。(スプーンは人数分必要だった)
私「みんなの分も出してよ」 絵里「あっそっか、みんなの分もね。でも”SPOONS”出してって言ってよ。」
私(確かにそうだけど、こんなのあり?)

今思い出した別の日の食事中の会話。
皆いつものように勝手なことを話していて、にぎやかな食卓。
すると突然 Booo(かなり大きなおならの音)
子供(名誉のため名前はふせました)「ごちそうさま」・・・・
ふざけて言ったので はなくいたって真面目に、ごめんなさいというべき所を、ごちそうさまと言ってしまったのです。
これには言った本人は元より、みんな大爆笑。

普通考えられないような日本語の間違いをいっぱいする子供達。
その間違いがとっても奇抜でおもしろい。 まるで言葉を話し始めた幼児のよう。
これからも書き留めておこう。

 

1/3 (金)

ここ一年ほど前からだんな様は肩の痛みを訴えている。
それほどひどいものではないが、時々手が上がらなくなる事もある。
そして最近では私も同じような痛みが・・ ・。
こんな事までご一緒とはなんて仲がいい、なんて喜んでいたけれど、
どうやら二人共”四十肩”ではないかと、思われる。

インターネットでいろいろ検索した結果、肩周辺の筋肉が弱りこれも老化現象の一つだとか・・・。
療法は冷やさないように気をつけ、見合ったストレッチ運動をする。
コンドローチンも効果があるそうだ。う~ん、老いは確実にやってきている。

だんなはずいぶん薬に、はまっている。コンドローチン・ビタミン剤・DHEA(目に良い?)
こんなに飲んでいいのかしら?そろそろ私たちの健康診断もした方がいいかもね。
(だんなは昨年受診。私は6年ほど受けていない)
そんな老いとの戦い、ヨガに行ったほうがいいとは思いながらも、
12月からの怠惰な生活から抜け出すのがむずかしく、
またやらなくてはいけない事がたまっていて今月はどうやら行けそうにない。

絵里の腰痛もかなり痛い様子。痛み止めを頻繁に飲んでいる。
カイロプラクティスに予約の電話を入れる。
保険がきくかどうかがとっても重要。カイロはとても高いのだ。
100%支給されると返答をもらう。(これってめちゃくちゃいい保険なのです。キャノンさんありがとう)
予約は明日。 親の心配をよそに、本人はジムの練習をして帰宅。本当に大丈夫なの。

 

1/4 (土)

絵里がカイロプラクターの診察を受けるため、朝から出かける。
イエローページで見つけたカイロ”Prince William Chiropractic Clinic”広告によれば、
スポーツや事故による怪我を見ることもでき、薬を出す事もできる医師の資格を持ったカイロらしい。
が、評判を聞いているわけでもないのでどんな所か不安。

行ってみると、建物はビルの一角、狭い待合室には数人の待ち人。
必要な書類を数枚書き込み待つ事1時間。
診察室に通されナースによるカイロの説明を受け血圧等をチェック。
(基本的にカイロは薬物を使わずに自然治癒力を最大限に引き出す療法をとる。
一般に脊髄の歪みからくる脊椎・骨盤の神経バランス・骨格筋の緊張バランスの歪みを治していく。)

さらに待つ事30分、ドクターが入ってきた。
絵里の今日の先生は、Dr.Fay。
問診の他、体を曲げたり膝をたたいたり、寝て痛みの様子をチェック。
直立に立った時、左肩が下がっているのが気になる。
その後、レントゲンを撮って、電動のマッサージを10分ほど。
今日のところは何の診断も下されず、通う必要があるか、ジムを続けられるかもわからない。
次の予約を入れ、終わってみれば2時間半も経っていた。

研人のブックレポートのテーマは”Historical Fiction”
歴史的事実に添ったフィクションを読み、ポスターを作る。
研人が選んだのは、”Lisa's War”ナチスの迫害に あった少女の物語。
コンピュターでヒットラーやナチスに関する情報も収集し、ポスターを作り上げる。
姉や兄の助けもあってなかなかいいできにポスターは仕上がった。
3人目の研人は常に父母姉兄の助言を求め、どうもプロジェクトを自分ひとりで作る事ができない。
少し過保護に育てたかなと反省する私。
(絵里や宏人は5年生の時何 の助けも必要としなかった)

スキーに行きたいという気持ちが高まってきた。今月末にある連休で出かけるぞ。
まずはスキー用品のチェック。なんせ1年に一度ぐらいしか行けない事もあり、
子供の成長を考えるとそのつどスキー用品を買い足さないといけない。
あ~あ、もったいない。今年は宏人の手袋が必要だ。
絵里のスキーパンツも買わなくっちゃ。
(絵里は成長が止まったようなので、これでしばらくはいいかな。太らないでね)

夕方から、Chantillyのスキーショップへ。
まだスキー用品のセールは始まっていず、高くてとても手が出ない。
もう少し別を探そう。 スキーの用意をしながらも、自分の体力が少々心配な私です。
皆についていけるかなー。

 

1/5 (日) 朝から雪

今回の雪はそう積もるようには見えないが、降ったりやんだり一日続いている。
そんな中で宏人のホッケーのゲームはいつものように行われた。
すでに12月からス タートしている冬のセッション風邪で2回ゲームに出られず、
今日が宏人にとって初顔合わせだ。

コーチは前回と同じGerry McGuireチームのメンバーはかなり入れ替わった。
(チームのレベルをできるだけ均等にするため毎回メンバーの入れ替えが行われる)
宏人久しぶりのホッケーにもかかわらず、うまい!(親ばか) 
というか、いろいろな事ができるようになっている。
足も自然に使えるようになった しパス出しもいい。
ただやっぱり転びすぎ、踏ん張りがきかない。

宏人によるゴールは無かったが、まあまあの出来と私は満足。
しかし本人は不満の様子。更なる飛躍を求めての事か?
ゲームは8-4と相手方にロングシュートを何本も終了間際に決められて負け。
ロングシュートも打てるチームはやはり強い。

こう降り続くと冬籠りの支度も必要かと、買い物へ。
一人の男性客が水のボトルが並んでいるべき棚の前でぼやく。
「みんな考える事は同じだ。もう一本もありゃしない。」

 

1/6 (月)

子供達2時間遅れの登校。
さほど気温が下がらず積もるほどではないものの、昨日からの雪で学校の開始時間が繰り下がった。
Webで確認したから良かったものの、また絵里を誰も居ないバス停で待たせる事になりそうだった。ホッ。

子供達はこの変則的な登校に大喜び。
宏人と研人は朝からプラモデルの飛行機の飾りつけでペイントまで始めた。

絵里を4時45分ジムからピックアップ。そのままカイロへ。
3時ごろからまた降り出した雪が激しくなり、私が雪道ドライブ?
助けを求めてだんなに電話。「このくらい大丈夫だよ。坂道はローに入れて走ればね。」との助言を得る。
カイロまでの道はカーブしている坂道。もう暗い時間だし、雪はこれでもかと降っている。
いずれにしても行かなくてはと、意を決し車のガラスの雪を落とし、どきどきしながら発進。
水っぽい雪のため、路面が滑っているようには思えない。
しかし油断禁物。気を引き締めてなどと、ぶつぶつ言いながらのドライブ。

今日はDr.Bakalis。めちゃくちゃ早口のドクターの説明によれば、
絵里の左の腰骨が1.5cmほど右腰骨に比べて上がっていて、
治療に今週は毎日、その後週3日ほど6週間かかる必要があるとの事。
治療方法はベットの上に寝て骨をぽきぽき鳴 らすもの
(初めに両足の長さをチェック左が短い。 が、整体?後は同じになる・・・
なんとなくホントかな?と疑ってしまうけど)
と、マッサージ機によるもの。
それにしてもそんなにしょっちゅう通うのじゃあ、こりゃあ、たいへんだ。どうしよう。
でもとりあえず来なくちゃならないよねぇ。

カイロを終えて家に向かった6時半には、もう雪もやみ路面も凍結することなく無事帰宅。
ホッケープラクティスに連れて行くため早く帰宅しただんな様に連れられて宏人は、練習へ。
これから毎週月曜7時にホッケープラクティスがある。

 

1/7 (火)晴れ

そろそろ気を引き締めていかないともう七日。
七草粥って何が入るのかな。
私も食べた記憶が無いのだけれど、子供達に伝える伝統行事だったかも・・・。

アメリカで生活していると、イースター・ハロウィン・サンクスギビング・クリスマスと
American Celebrationは祝うけれど、日本の伝統行事は忘れがち。
日本にいても 七草粥を食べる人は少ないと思うけれど、
私達はもっと日本の文化を伝える必要があると、最近思い始めた。
でもよくよくチェックしていないと、瞬く間に日が過ぎてしまい、パスしてしまう事に。

少しずつクリスマスの片付けを始める。
これは大仕事。何日かかるんだろう。ちょっ と、うんざり。
このクリスマス用品の整理ついでにベースメントも、もう少し整理しないとな。
う~んと、うんざり。

絵里はジム(医者の許可をもらって、心おきなくできる)の後、カイロへ。
宏人、久しぶりのアートクラス。まだまだ仕上がるには時間がかかるそうだ。まあ、気長にやって下さいな。
だんな様、今日はかなり遅くなりそう。

 

1/8 (水)曇り時々晴れ

愉快なまゆみFさんと、ランチをとりながらのおしゃべり。
まだお会いして2回目だというのに、もうずいぶん前から知っていたようなテンポのいい会話。
Eメールでずいぶんやり取りしていたからかな。
彼女からの返信はいつも英語だったから(私は日本語)奇妙なメールになっていたけれど、
彼女とは以前からの、お友達のよう。
彼女は「日本語の方がそりゃあ~楽さ。」というけれど、
説明がめんどくさくなると全部英語。
アメリカ生活(家では英語だけ)が長くなるとあんなふうになるのかな。
彼女のだんなさんは元アメリカ軍人、兵器を作る仕事に関わっていたようで、
リタイアして今はその関連企業にお勤めだ。

そのだんなさんのヘッドハンティングの電話が、ここの所しきりにかかってくるらしい。
彼女の話によれば、ブッシュが行おうとしているイラク攻撃。
その準備の為、兵器を作る企業が政府の補助が入り、多くの人材を募集しているという。
ずいぶん前に人材バンクに登録していただんなさんは、その関係で引く手あまた。
給料を今の倍出すという所も出てきていると、彼女は言う。
しかし、ここの土地が気に入っていて、お金で動く気はないだんなさんは、全てを断っているそうだ。

カリフォルニアで今も職が無く、日々悶々とした思いで過ごしているMさんとそのTだんなさん、
家を売らなければならなくなった友、
突然の解雇でアリゾナに引っ越して行ったKさん。
いろいろな人の顔が浮かぶ。

NGOがイラク攻撃を強く反対、新聞紙上でも反対広告を載せているが、
そういう声がどの位届いているのか?
いろいろな思いが陽気な彼女の話を聞きながら頭をよぎる。
彼女には何のけがれもなく、いたっていい人。
しかし軍人さんの妻として生きてきた彼女とは戦争に対する認識がかなり違うと、改めて感じる。

家の近所はもちろん知り合う人々が、ほとんど軍人あるいは元軍人の家族。
彼らは決して冷血漢でも非道でもなく、それどころか優しく温かく接してくれ、私はとても感謝している。
でも、彼らが戦争に加担しているという思いを、私はどうしてもぬぐいきれない。

最近、飛行機に興味のある宏人は、戦闘機の名前・特徴をよく知っている。
飛行機の図鑑をひぇーひぇー言いながら見ている事が多く、
高校ではMarine(海兵隊)のクラスに入りたいなどという。
動物の図鑑を飽きることなく見ていた頃がなつかしい。
そしてできれば飛行機熱(戦闘機)が早く醒めてくれればと思う。
しかし子供の興味に対して私が制限する事はできなのだろう。

絵里はカイロの後、ジムのミート(大会)。
まだ出られない絵里はベンチ(?)をあたためるだけ。
後もう少しで出られると彼女は言うけれど、出る必要はないと思う私。
やはり出たいのかな?絵里の心の動きがつかみきれない。

だんな様帰宅8時半。
私たちの今後の生活を大きく左右するお話を、副社長の綾田さんからいただいた。
自分達が望んだ道とはいえ、動揺を隠せない。
心を落ち着けて話し合おう。

 

1/9 (木)晴れ

研人は木曜日で早帰り、宏人はアフタースクールにマスカウント。
絵里はジムの後すぐカイロへ。 宏人の帰りを待たずに絵里のジムにお迎え。
毎日連れて行くのは、やはりきつい。果たして良くなっているのか?
絵里に聞いても「まあまあ」の返事。これでいいの?

昨晩のだんなの話で、頭の中がいっぱい。

サンノゼからわざわざお越しくださった綾田さんの話の内容は、私たちの今まで望んでいたものだった。
キャノンがグリーンカード(永住権)を取るサポートをしてくれ、
グリーンカード取得後はCanon,incを辞め、Canon,USAの社員になる。
この事は、駐在員から現地採用の社員になる事を意味し、
給与体系を始め保険・各種の補助も現地人と同じになる。
よって、現実的には日本に支給されているボーナスも無くなり、
家賃補助(現在全額支給されている)も無くなる。
保険のランクも下がりカイロにもおちおち行けなくなる事だろう。
具体的なポジションや給与についての話も出たそうだが、
私は今までどの位もらっていたかも、はっきりわからず、
どの程度のダウンになるのか、ぴんと来ない。
が、今までのような生活ができなくなるのは、確実。

しかし私たちの一番頭を悩ませていた
<いつ日本帰国を命じられるか。お次はどこ?>
という不安から、開放される。
そしてグリーンカードを取ることによって子供達はここ
アメリカでカレッジに行く事ができ(もちろん希望すれば日本の大学に行く事も可能)
彼らが望むのであれば、一生アメリカ社会に生きていく事ができる。

帰国を言い渡されたら会社を辞めることもやぶさかではない、という事を
宏明さん (今日は何故かこう呼びたい)が綾田さんに話していたので、
このお話は私たちが蒔いた種が芽を出しかけているという物で、
一方的な会社からの命令ではもちろんない。
しかし実際に話が通るとは思ってもみず、
(キャノンの規定では駐在員が現地採用になる事を認めていない)
急展開のこの話に戸惑いの方が大きい。
宏明さんが会社で大いに認められているという事実が無ければこのような事になるはずも無く、
宏明さんが優秀な人材であるという事を改めて認識そして感謝した。

YESかNOか、答えは自ずと決まってくる。前に進むしかない。
会社に返答するのは今月末。
この転機を生かすも殺すも私たち次第、やる事がいっぱいある。

夜、江戸川台にEメールを打ち、柏に電話。
勤務地がサンノゼになるようなので少しは日本に近いものの、当面帰る見込みがなくなった私たち。
両親・兄弟に気苦労をまたかけてしまい、本当に申し訳なく思っています。
この私たちの選択は一時の気の迷いではなく、ここ数年考えてきた事なのでどうぞご理解下さい。

 

1/10 (金)曇り

お正月気分も抜け、皆通常通りの生活。
2、3日続いていた冷え込みが、ひと段落。少しずつ日も延びてきている。
このまま春が来ないかなあ。(まだちょっと早いね)

飛行機に夢中の宏人は、プラモデル屋に行きたくて仕方が無い。
連れて行ってもらうために帰ってきて早々勉強をはじめ、その機会を伺っている。
彼の熱意にのせられて(簡単に乗ってしまう私です)ホビーショップへ行ったが、
めぼ しい品が無くマイケルズ(クラフトショップ)へ。
宏人は飛行機、研人はヘリコプ ターを購入。
(研人は宏人に便乗してプラモデルを作っている感あり、お兄ちゃんの している物、僕もやるってな感じ)

ビデオゲーム(テレビゲーム)を長時間やっていると前脳の部分が働かなくなり、
思考能力が低下するだけでなく、日常生活にも支障をきたす。
表情も乏しくなり仮面のようになる。(そういえばそういう若者が結構いるな。)
最近テレビで見たこの” ゲーム脳”なる物を知った子供達。 ゲームの時間が激減した。
そして脳を鍛えるというjuggling(曲芸)に興味を持つ。

お手玉を出してきて、「おばあちゃん(江戸婆)はすごい」とか言いながら、練習練習。
古くから伝わる遊びには自然と脳を鍛えるものがあったのだ。

絵里はChrisとデート。映画”Just Married”を見に出かけた。
お迎えは、行くのをしぶっただんな。新しい彼と顔を合わせたくないらしい。
親の心配をよそに絵里はハッピーデートだったみたい。

 

1/11 (土)晴れ

朝8時半、冷え込みが厳しい中、だんなはカイロへ絵里を連れて行く。
お休みでも ゆっくりできないのは少々辛い。
それにしても寒い。明らかに零下だろう。

11時45分、絵里アイススケートへ。カイロに行きながら運動は続けている。
12時、研人インドアサッカーゲーム。今日が始めてのゲーム。
春のセッションが始まるまでのウオーミングアップで、あまりシリアスなものではない。
が、見ていてやはり熱くなる。
ここの地域のインドアサッカー(カリフォルニアと多少ルールが異なる)は
フィール ド5人+ゴーリーでゲームが行われる。
ハーフタイム無しの50分一本勝負。
選手交代 はゲーム中にコーチの支持によって何回でも可。

研人のチーム”メトロスター”は2チーム(各8名)を構成。
研人はゲーム開始から新しいジャージーを身にまといゴーリーとして登場。
研人かっこいい!!顔つきがゴリラ顔になっていて”ゴールは許さん”とたくましい。
この時甘えん坊の研人は、なりを潜める。
再三責められながらも好セーブ連発。今日は調子がいいぞぉ。
それにしてもこわくないのかな。あんな至近距離で思いっきり走ってくるのに、体を入れるの。
さらに床は少し転んだだけでも痛そうな材質。考えただけでもぞくぞくする。
今後いつ怪我する かと心配は尽きない。

試合は5-2でほとんど勝ちは決まり、残り3分のところでゴーリーの役をとかれ、 ミッドフィールドに入る。
壁をうまく使ったパスやドリブル(インドアサッカーは壁を使ってバウンドさせボールを運んでいく、
サイドラインはない)はあったものの、大役であるミッドとしては物足りない動き。
わけがわからないうちにゲーム終了(そりゃ3分間は短すぎる)といった感じ。

試合後、汗だくだくの研人は満足げ。
膝・腰に大きな擦り傷があるものの、彼にとっては勲章のようなもの。

朝ちょこっと日本語のお勉強をしたものの、絵里研人が出かけている間、
宏人はずーっと飛行機の製作。
細かいパートを全て色を塗り、丁寧に仕上げていく。
その顔は真剣そのもの。
この作業夕方になっても飽きることなくほとんど1日中かかりっきり。
週末の宿題もたくさんあるというのに、それはさておき、てな感じ。
「明日が勉強ばかりになっても文句を言うな。」と、脅すが効果なし。
そして夕刻もう夕飯という所で、宏人の”A-10Thunderbolt Ⅱ”完成。
ところどころ に彼のオリジナリティーが入っていて(色や取り付け方など)
説明書どおりでないところが、にくい。
かなり満足のできの様子。いかにかっこいいかをとうとうと説明する。
私には全くわからない。

 

1/12 (日) 曇り

絵里と宏人はたまっている宿題に追われ、午前中を終わる。
昨日ゲームで活躍した研人は、体中の筋肉の痛みでまともに動けない。
2ヶ月ほどまともな運動をしないと、子供でもそのようになるんだと、改めて知る。
(私達が経験したアメリカの学校ではまともな体育の授業はない。
形ばかりの体を動かす程度の物で、
多くのスポーツが紹介される日本の学校とは格段の差がある)

宏人のホッケーゲーム。 はっきり言って面白みの無いゲームだった。
結果は1-7の惨敗。
最初の2点を入れられるまでは良かったが、それ以降やる気がみられず責められっぱなし。
こんな時わが息子がドリブル突破で点数を重ねれば良いのにな~などと思ってみても、
まだまだ実力不足。そう簡単には事は運ばない。
トライはするものの倒される。
それに引き換えチームでただ1人の女の子Amandaは果敢だ。
彼女は女子アイスホッ ケーの遠征チームにも入っているそうで、
スピードもありポジション取りも的確。
大柄の男子に倒されてもすっくと起き上がり、ポッグを追う。
ひょっとしたらチーム (13名)の中で一番上手いかも。

サッカーのチームにも時々女の子が入っているが、
彼女らは女子のチームでは飽き足らず男子チームに入って活躍している。
なんとも逞しい。そしてそれを認めてくれるシステムにも敬意を表したい。

やっとクリスマスの飾り付けを全部きれいにする事ができた。
何だかすっきりしてしまって、妙に寂しい。
今度はどこでどんな形でクリスマスを迎えるのだろう。
いつまでもどんな状況であっても、明るく楽しく生きてゆきたい。

しばしば会社から携帯電話のベル。 なんだかいろいろたいへんそう。
明日からのカリフォルニア出張も取りやめになっ た。
一家を支え、仕事をするって大変な事だ。

 

1/13 (月)晴れ

3人が学校を終わる時間からが忙しい。(それまではいっぱい時間がある)
研人の帰りを待ってすぐに定期健診の為、歯医者へ。
研人を歯医者に残して急いで絵里のお迎え。
5時でしまる歯医者は少し遅れるかもしれない旨伝えると、快く待っていてくれると言う。
さらに「急がないで。車には気をつけてね。」との温かい言葉に心温まる思い。
(アメリカでは営業(診察) 時間を過ぎてドアが空いていることはまずない。
中には5~10分前に閉めてしまうことも・・・)

約束の時間を過ぎてもなかなか出てこない絵里に激怒。時計が5分遅れていたそう。
生意気な物言いに思わず大声をあげる。
が、免許が欲しいと言い出すといけないので途中で我慢。
(全くも~う。人の気も知らないで!!)

研人の虫歯は、なし。

最近の宏人の行動・・・大丈夫かしら?
先週木曜日に隔日にあるミュージッククラスのバインダーが見当たらないと言って騒いでいた。
明日にでもミュージックの教室に探しに行けと言ったにもかかわらず何もせず、
昨晩になって学校に行くのが憂鬱と訴える。
聞けばバインダーが無いと先生にひどく叱られるそう。
今朝には憂鬱が頂点に達し、本当に哀れなほど。
「誰でもなくしたりするさ。
人の物をなくしたわけではないのだから黙って怒られてればいいだけじゃない。
ノートは誰かにコピーさせてもらえば?本もまた買わなくっちゃね。」
と言う私の優しい言葉(?)に励まされて登校。
厳しく叱られたものの、バインダーは先生が持っていてくださったので先ずは事なきを得る。
のど元過ぎれば熱さ忘れる。
もういつものようにへらへらマンガ本を読み出 し、いっこうに宿題に取り掛からない。
やっとバックパックを出してきたと思った ら、にやにや笑いながら照れくさそうに
「Tonyの所へ行って来る」と言う。
今度は算数の教科書を忘れて宿題ができないそう。
あ~あ、どうなっちゃってんの?もう怒る気もしない。
結局Tonyが宿題を終えるのを待って取り掛かったのは何時だったのか。
私ははやる気持ちでドライブしていたから知る由もない。

帰ってくると、宿題を開いたままトイレでマンガ・・・・いい加減にしてくれ~。
ちなみに今読んでいるマンガは”少年ジャンプ”。
1月に英語版が創刊され、あっという間に売り切れになったという話題の雑誌の第2刊。
これが結構面白い。買ってきたのは私だからあまり文句も言えないけれど、
こう他の事が何もできなくなるのではねぇ・・・。

それでもさすが宏人くん。7時のホッケープラクティスに間に合うように宿題を終わらせた。
でも私も意地で日本語学習の課題を押し付ける。
しぶしぶながらも取り掛かろうとするが時間切れ。
もう行かなくちゃ。残りは明日と言い渡し、練習場へ。
(日本の義務教育を受けることはなくなりそうだが、日本語の自宅での学習は続けさせるつもり。
・・・嫌がるだろうなあ。私としては子供達が本当の意味でバイリンガルになってくれたらと思う。
そして私自身日本を知るいい勉強になっている。)

だんなの仕事は大変そう。
こんな状況では早々この地を去れないと言うけれど、果たしてどうなるのか。
今は何もわからない。

 

1/14 (火)晴れ

朝、テキサス時代からのお友達(尚子さん)から電話をいただく。
このお友達のご主 人はキャノンにお勤め、同じ時期にDallas,Texasに赴任になり、
その後彼女の所もAustinに引越しした。
尚子さんの家は、任期の5年で帰国となって、今は府中にお住まいだ。
子供も宏人と研人と同じ年の男の子と女の子。
小4時に帰国した息子の陽介君はすぐに塾に入り、昨春筑波大駒場中に見事合格。
妹の小5の優里ちゃんも只今受験勉強中。
優秀な尚子さんやご主人に似て、子供達はとても優秀。
我が家とはその気質において比べる所ではないが、
同時期に同じ場所に赴任、5年で帰っていった彼らと、
その後アメリカ国内を転々、この度永住権の申請をしようとする私達。
何故こんなにも違ってしまったのだろう。

私達にとって、今が人生の大きな分岐点だ。
が、細かい分岐点は今までにもたくさんあったに違いない。
この細かい分岐点に気が付かないまま、いや見ようとせずにここまできてしまった。
今後いろいろな意味で見落としは許されないであろう。
こんな緊張感のある40代を過ごすとは思わなかった。

いつも丁寧で上品そして切れのいい会話ができる尚子さんは、いつも子供の可能性を信じている。
彼女の強くてしっかりした、されどeasy goingな所が子供に無駄なプレッシャーをかけず、
自然と子供の力を延ばしているのかもしれないと、感じさせる。

今日の長電話は、8か月ぶり?何年ぶり・何ヶ月ぶりでも話尽きる事がない。
こ んなお友達は本当に貴重。
私達の今後を心配してくれる彼女に、現在の状況をお話できないのが、つらい。

気温は日中も2℃ぐらいまでしか上がらず、冷え冷えとしている。
そんな寒空の中、宏人は半袖で帰宅。若さって寒さも感じないものなのかも。
絵里はバックフリップ(バック転)ができるようになったそうだ。
本人は喜んでいるけれど、私はできなくていいのにと思ったりして・・・。
何せ体操競技は首の骨を折 りそうで怖い。
致命的な怪我だけはしないでね。

だんなには、宏人のアートクラスのお迎え(8時)を期待していたけれど・・・。
10時半の帰宅じゃ間に合わないわよね。

 

1/15 (水)晴れ

昨晩夜遅くにぱらぱら降った雪で、辺りは真っ白。
ほんの5mm程度の雪でも雪景色は美しい。
また学校がお休みかと急いでチェック。良かった、通常通りの登校だ。
そう。今日は1月15日成人の日です。
と、思ったのだが、成人の日っていつ?もう 1月15日じゃないの?
(先程webで日本の記事を読んでいて1/13が成人の日と書いてあった)

いろいろな日本事情がわからなくなってきていて、今や日本の休日も言えやしない。
心して日本の記事も読むようにしているつもりだけれど、感覚的にかなりずれてきてしまったよう。
いずれにしても後5年で絵里も成人。(ひぇ~)
だんなや私が小金高校に入ったのが15歳の時、
お互いを知ったのはもっと後になってから、
実際にそういう関係(どういう関係じゃ)になったのはもっともっと後の事だけれど、
絵里の学校にも未来の伴侶がいるやも知れず・・・う~ん、恐ろしい。

その絵里は、夜7時Chrisのレスリングのゲームを見に出かけた。かなりChrisにお熱の様子。
絵里に質問を投げかける。 「彼は優しい?」 絵里「うん」
「彼は貴方だけに優しい?それとも皆に優しい?」 絵里「みんなに優しいよ」
「お父さんはお母さんに特に優しくはなかったけれど、心がとっても温かかったよ。
ただの表面的な優しさに惑わされちゃだめなの、知っているよね。」 
絵里「わかっ てる。絵里はそんなにバカじゃないよ。」

絵里に何を話したらいいかわからない。
女の子の扱いに慣れているかのように見える Chris。
年齢も2年上だし、やっぱり心配。どうしたもんでしょ。

今日の日本語の勉強中でのおかしな会話。
①絵里 日本の歴史の問題集に挑戦。時は戦国時代のこと。
突然絵里が言う。「サルがでてきたよね。」 私「はぁ?」
絵里「ほら、サルがなんか戦って~」 私「ああ~、豊臣秀吉の事ね、3大武将の1人の」
絵里「?。頭に何かつけてるんだよ。」 
私「それって、もしかして孫悟空?」
絵里にんまり笑って「そうそう」
何故、戦国が孫悟空になってしまうのか、時代も場所も全く違うと思ったが、
この2つ声に出して読んでみてください。実によく似ている。
<いや~、参った参った。>

②研人 算数(百分率)の勉強 
割り切れない少数は分数で表す事にどうしても納得いかない。
簡単な問題も間違える。だんだんいらいらしてきた研人と私。
わかるまで説明しようとする私に反抗的。
研 「これで、いいの!お母さんのはへん」
私 「違っているから、説明しているの。きちんと聞きなさい。」
研人は、もう全く聞こうとしない
私 「それじゃ、もう今日はおしまい、残った分は明日全部やりなさいよ。」
と、 ワークを片付ける。
研 「お母さんが呑気にそう言うから、だめなんだよ!!」
私 「私はちっとも呑気じゃないけど・・・?」
研 「研が呑気なの」 私 「?」爆笑。
・・・どうやら呑気の意味がわかっていないらしい。
聞いていた絵里も大笑い、絵里と私のバカ笑いにいっそう腹をたてた研 
「もういい !!!!」
しばらく自分の部屋で私の悪口を書きなぐったであろう研人
(腹が立つと、すっきりするまで何かに絵や悪口を書き綴るのが習慣)は、
何事もなかったように再び勉強に取り掛かる。
もう、ニコニコ笑って数分前はうそのよう。この切り替えの速さは天下一品よねぇ。

 

1/16 (木)晴れのち雪

私達の気持ちが決まっても、特に何の動きもなくいつものように日々を過ごす。

だんなはオフィスの何人かの現地人に彼の意向を話したそう。
その反応は"That's is very American." 
会社の指示に従い住まいが決まるのではな く、自分で自分の居住地を選ぶ
(終身雇用という考え方ではなく、常にいい職を求めての転職基盤のスタイル)
やり方に、こういう言葉が出たのか?
日本でも終身雇用が崩れてきて久しいが、
ここアメリカではずっと一つの会社に勤めている人間を探す方が難しい。
上司に正式な受諾の返事をするのは今月末のCA出張の時。

私は保険がフルに使える内にと思い、健康診断のできる医者をイエローブックで探す。
ここバージニアに越してきて一回も医者にかかったことがなく、考えてみたらホーム ドクターも持っていない。
緊急の時はどうするんだ!今さらながら、ズボラな自分にびっくり。
子供の医者は小児科医(Pediatrics/infant,child&adolescent care)にかかっている。
去年だんなが健診に行った(だんなもその時一回きりの来院)所にしようか。
イエローブックに載っている広告は怪しげ(実際にでかでかと載っている広告は要注意)だし、
婦人科検診も受けたいし、
誰か近所の人が行っているいい所ないかな~ などと考えて・・
そう、これと全く同じ思考パターンで考えた事があったっけ。
結局 周りの人はほとんど軍関係で何の情報も得られなかったのだ。
彼らには軍のしっかりとした病院があり、
健診から各専門のドクターを持ち入院設備も整っていて、
さらに医療費はほとんどただの様子。彼らには、一般の医者など必要ない。
医者探しは、まだまだ続きそう。
歯の健診予約を入れる(これも2年半ぶり)。・・・どうも医者は苦手です。

午後4時また雪がちらつきだした。最高気温は0℃にも満たない。
昨年1回しか降らなかった雪が今年はもう数え切れないほど。
絵里をいったんジムからピックアップ。 宿題を広げた所ですぐにまたカイロへ。
雪はしんしんと降る。
またまた心配になってだんなに電話。「この位なら大丈夫。」
これで安心して(?)出かけられる私。
かなりだんなに依存しているよね。たった一 言で勇気百倍になっちゃうんだから。

明日はまたお休みだと子供らは言う。
が、雪はさらさらで降ったり止んだり。
期待しているテレビでのお知らせはまだ入らない。

1/17 (金)晴れ

輝くばかりの一面の雪景色。
キュッキュといい音を立てるスキーには最高のパウダー スノー。
息を吹きかけると、はらはらと舞う。水分を含まない軽~い雪。
こんな中、子供達の学校区は、通常通りのスケジュール。
(期待はずれとブーイング)

今日は亡くなった母の誕生日だ。
いくつになっていたんだろう。76歳?
病院のおばあちゃんはこの事覚えているかな。
最近誕生日に対する考え方が変わってきた。(この事は以前書いたかもしれないが・ ・)
誕生日には、生を授け、年月を重ね育ててきた父母が誕生日を迎える子供から、
この世に生んでくれた事に対して感謝の意を持って、祝われるべきものではないかと・・ ・。
この時の主役は親であり、本人ではないのではと。
自分より先に子が逝ってしまったおばあちゃん。どんな思いで今日を迎えているのだろう。

外気は0℃を割ったまま。少しも外に出る気がしない。
が、絵里をカイロに連れて行く。 朝起きて腰の痛みを感じないそう。
痛み止めも全く必要なくなった。
カイロが効いているのか、ほおって置いても治ったのか?
そんな会話をしていたら、今日は”いかにカイロに通い続ける事が大切か”というビデオを見たそう。
なかなかこっちの気持ちをよく知っているわ。

だんなは今日も帰りが遅そうだ。
朝も7時前から出かけたし、週末予定していたスキーにも行けそうにない
(だんなの仕事だけが理由ではないけれど)。
一体いつ行けるのかな。せめて1回は行きたいな。

 

1/18 (土) 晴れ

昨晩は凍結注意報が出ていたそうで、スキー行きを強行しなくて良かったのかもしれない。
冷え込みが激しい。バージニアってこんなに寒い所だったと知る。

大半を子供達の勉強で過ごしたような気がする一日。
絵里は来週から始まるExam(中間期末テスト)の準備とHistory(歴史)のエッセーでかかりっきり。
Examは年2回行われ、この成績はカレッジの審査に影響するので、日常行われるテストに比べかなり重要となる。
宏人も算数は高校の物(Algebra)をやっているので来週テストを受けなくてはならず、その準備をする。
研人はまだ小学生。週末の宿題もなく、お気楽。

先ずは研人から日本語の学習。 平日のカイロ通いで勉強を見る時間が私になく、
チェックをしまいままになっているワークの直しから。
どれもこれも間違いだらけ。汚い字。目を光らせていないといい加減なもんだ。
思わず声が荒くなる。
当の研人は、時間ばかりかかる直しと説明に嫌気がさし、ほとんどやる気がない。

お次は宏人。算数はよくできているものの、その他はほとんど問題を読まず、勘だけで答えている感じ。
それを一つ一つ読ませるのも一苦労。
彼の頭の構造を見てみたい。
いとしのわが子なれど、思考経路もしくは理解力の有無がよくわからない。

そして絵里。今日は日本語の勉強は酷かなとは思いつつ、
好きでジムをやりしっかりお友達と遊ぶ約束を取り付けているんだものと、心を鬼にして日本語勉強。
自宅学習のみ(小1の1,2学期と夏の2ヶ月の体験学習は日本)で、
よくまあここまで日本語が 読めるなと改めて感心する。
更なる日本語習得には何が必要なのか? やはり毎日少しでも日本語の学習をする必要があるのだろうか。
もう少し頑張って。 きっとやっていて良かったと思う日が来るよ。・・・そう信じたい。

だんなが子供達の勉強をみる機会が目に見えて増えている。
だんなの担当は数学と科学。
というのは、私には両科目を教える知恵もなく、
私が課題を理解するまでに時間がかかりすぎる。
たとえわかったとしても、説明がへた。
説得力に欠け、ホント教えてんだか考えてんだかの話になってしまうのである。
今までほとんど子供の勉強にノータッチだっただんなが、協力的になったのは大きな前進。
これからもよろしくね。

 

1/19 (日) 晴れ

今日はゆ~っくり朝寝坊。
誰も9時過ぎまで起きることなく、体が痛くなるまで寝てしまった。
いい気分。

絵里はいやだいやだと言いながら、Examの勉強。
受験の厳しさを話すが、ピンと来ない様子。
宏人と研人は、すぐに日本語学習。

今日問題になった算数の出題
正方形の一辺の長さを倍にすると、その面積は何倍になるか?
宏人 「1.5倍」
研人 「2倍」
絵里 「4倍」
ここで問題になるのが、一辺の長さと言った時、一辺だけの長さか、正方形であることは変わらないのか、である。
宏人の答えは、一辺のみを倍にし、できた形は台形。
研人のは長方形を想定してのもの(正方形という言葉を読み飛ばしていたので明らかに間違い)
正解は4倍。日本語教育を受けたものには何の問題もない答えである。
他の答えなど考えられない。 が、果たしてこの文章問題正しい日本語?
宏人・研人に言わせると<おかしい>らしい。言われてみると、そんな気もする。
絵里に言わせると<どっちでもいい>・・・ そうはいかないでしょ。
わかりやすい説明ができる方、どうかお助け下さい。 ちなみにこの問題を英語に訳すと、

If one of the sides of a square is doubled in length then how many times bigger is the area?
と、なり
If each of the sides of a square....,....?

とは意味が違うというのが彼らの論理。
う~ん、日本語の難しさを実感。

宏人のホッケーゲーム。
第1ピリオドまで接戦を演じていたが、第2第3と良いとこなし。
どうもストレスを 感じるゲームが続いている。
宏人の状態も決して良いとは言えず、ここの所、シュートも決めていない。
それにしてもよく転ぶ。
あ~あ、なんか冴えないの。
試合は8-6で負け。厳しいねぇ。勝つ事の難しさを知る。

今日はこれから絵里のお友達Catがお泊まりに来る。あっ、もう来たみたい。
今夜はデリバリーピザでお夕飯。
絵里のお友達が東洋人ばかりだったカリフォルニアでは、中華や日本食ということもあったが、
こちらに来てからはもっぱらピザ。これが一番簡単で問題がない。

 

お答えします。

「正方形の一辺の長さを倍にすると、その面積は何倍になるか?」
を英訳した時点で、日本語の問題中にある「その」が抜けています。
日本語の「その」は、最初に出てきた「正方形」をさすのであって、

"If one of the sides of a square is doubled in length then how many times bigger is the area?"
ではなく、
"If the sides of a square is doubled in length then how many times bigger is the new square area?"

とならなければいけません。
が、これはあくまで、日本語で書かれた算数の問題を基点として考えた場合であり、
本来入試などの問題としては、

「ある正方形の一辺の長さを倍にした正方形の面積は、もとの正方形の面積の何倍か ?」

としなければ、不正確な出題として受験生からクレームがつき、全員正解とされるべ き問題です。
つまり、最初の日本語が悪い。

 

1/20 (月)晴れ

今日はMartin Luther King, Jr, Dayで休日。
Martin Luther King, Jr,はアメリカ黒人の平等なる権利を求めた偉大なるリーダーで1968年に暗殺された。
このKing牧師の1963年夏のワシントンでの有名なスピーチの一節を以下に記す。

" I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character. I have a dream today! I have a dream that one day, down in Alabama, with its vicious racists, with its governor having his lips dripping with the words of interposition and nullification, one day, right there in Alabama, little black boys and little black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers. I have a dream today! I have a dream that one day every valley shall be exalted, every hill and mountain shall be made low,the rough places shall be made plain, and the crooked places will be made straight, and the glory of the Lord will be revealed, and all flesh shall see it together. This is our hope. This is the faith that I go back to the South with. ...................... and if America is to be a great nation, this must become true."

このスピーチをはじめて聞いたときの感動が忘れられない。
こういう指導者が出てこないものか。

絵里はお友達のCatとベースメントで寝た。
ビデオを見たりおしゃべりしたりで寝たのは1時半を回っていたそう。
カリフォルニアで初めてお友達が泊まりに来た日を思い出す。
あの時はだんながこんな時は親が目を光らさなきゃいけないとか(お酒を勝手に飲んだりしないように)
言って、子供達が寝るまで起きてようとしていた。
結局 先に眠くなって寝てしまったそうだが・・・(私はとうに寝ていた)。

コンピューターでCDを焼いたりクッキーを焼いたりして、いかにも楽しそうに過ごす絵里。
宏人と研人は3連休にもかかわらず、何にもないといってふくれ気味。
それでは、お友達が帰った後、ボーリングにでも行こうかと考えるが、絵里がふくらはぎの筋肉を傷めているのでできない。
なかなかうまくいかないねぇ。

柏爺に送ってもらった抹茶を点てる。
分量等を爺から聞いたものの、子供達には不評。
期待していた味ではなかったみたい。
だんなと私は羊羹と抹茶で、結構満足したんだけどな。

だんなは頻繁な会社からの電話で、家の中の事は気もそぞろ。
心ここにあらずって感じで、買い物に行っても「寒い、寒い」言うばかり。
なんだか 暗いの。

 

 

1/21 (火) 雪のち晴れ

朝7時また雪が降り出した。
だんなはRichmondに出張。
雪を溶かす塩が道路全面に撒かれていたので、車が白く汚い。
そろそろ洗車もしない と、その塩の影響で車がさびやすいと聞く。
とはいっても、こうしょっちゅう雪が 降っては洗車をする気もしない。

昨日から風邪気味の宏人は、誕生日から休みの日以外ずっと続いている朝シャン今日も頑張って入っている。
結構、根性あるではないか。
お昼過ぎまで降り続いた雪もやんだ。

研人は帰ってくるなり「頭が痛い」・・・
休みが続いた後は具合が悪くなりやすいから、早く寝ろと再三言っていたのにー。
Motrinを飲ませ頭を冷やすがまだ駄目。ベットで寝るように言って絵里のお迎え。
Math countをしてきた宏人も鼻水ぐしょぐしょで、情けないお顔・・・
あれほど風邪 を引かないようにと言ったのにー。
まだまだ男2人は自己管理ができていない。
学校を休まずに治す事ができるでしょうか?

しばらく寝た研人を起こし、インドアサッカーのゲームへ。
もう頭痛はなし。寝たらすっきりした様子。
50分休憩なしのゲームは8人では、かなりきつい。
そして研人は頼みのゴーリー、 なかなか休むわけにはいかない。

今日の対戦相手は一学年上のインドアサッカーの主催者のチーム。
見覚えのある顔が ちらほら。
とにかく相手が一枚も二枚もいや三枚も上。
責めの時には必ず3人三角形になり、壁を上手に使いパス。
スピードもあってディフェンスは抜かれっぱなし。
ほとんどノーマークでのシュートを続けざまに決められ、大人と子供の試合みたい。

たまにこちらの速攻が出るが、壁はほとんど使わず、
責めあがってないので、こぼれ玉もとれない。
観戦している私は大声で研人にもっと声をかけるように言うが、
個人技での差も明らかで、相手の攻撃を止められない。
あのようないいチームとゲームして子供らにはいい学習だ、
と思うけれど、果たして どこまでわかっているやら。

試合後コーチAndyと話す。
私 「研人はフィールドもやらせてもらえないのか?終始ゴーリーになるのか?」
Andy 「研人にはフィールドもやらせたいが、ゴーリーを誰もやりたがらない。
今日 の相手はとても強かったので、皆恐がっていて、ゴーリーをやらせる事ができなかっ た。」
私 「研人本人はずっとゴーリーでもいいようなのですが、全くサッカーのプラクティスなしで春のセッションを迎えるのは良くないと思うので、できれば少しでも フィールドに出してもらえないか?」
Andy 「研人はフィールドでも、とてもいいプレイヤーだ。彼がフィールドに入れば もっと点が取れるだろう。
私も入れたいと思っているので次回は少し期待してく れ。」

確かに今日のチームのシュートを恐がらずに向かっていくゴーリーは、そういないか もしれないね。
しかし、カリフォルニアのQuakes,バージニアに来てすぐ入ったPatriots,
そして今のMetro Stars。
研人が所属したチームのいずれのコーチも研人をかなり評価してくれ、
「ゴーリーもフィールド(CAではミッドフィールド、VAではフォアード)もいい。彼が好きな方をやっていけばいい。」
と言われていた。
が、実際ゴーリーが不足し、常に研人は正ゴーリー。
コーチに頼み込まれてやっていたという感 じ。
そろそろポジションを決めないといけない年齢なのかなぁ。
どっちの研人のプレーも見たいんだけど・・・。

宏人は早くにご就寝。体の調子が悪いみたい。
夕飯もあまり食欲がなかった。
絵里は明日のサイエンスのテストで頭がいっぱい。
テスト勉強の後、今日は早寝。
研人も夕飯の後、すぐ寝かす。・・・本人素直にベットへ。
だんなは今帰って来た。時間は10時57分・・・ごくろうさま。

 

 

1/22 (水) 晴れ

風邪気味の宏人、いつまでたっても起きてこない。
調子が悪そう、でもExam明日控えているので行かなくてはいけないと言うが、
7時に 起こした後もさんざんぐずぐずした後、7時25分猛スピードで飛び出して行く。
しかし数分後、「バス、行っちゃった。」
と、重~いバックパックを背負ったまま、 ぼーっと立っている。
いくら急げと言っても急がない宏人だが、初めての乗り遅れ(2年目のスクールバス 通学)。
猛スピードで出て行ったのも初めて(私は急ぐ事もあるんだと思った矢先) なのに残念だったね。

しかし、いい教訓、これで少しは時間の観念も出てくるかな。
すぐに車に乗り込み学校へ。 気温は16度(-10℃)。
シートは切れるように冷たく、エンジンはなかなか温ま らない。
ハンドルを持つ手はかじかんで痛い。絵里の出る時間(6時45分)は何度 だったのだろう。
スクールバスを待つのも大変だね。 (はい、初めて知りました)

2年半ぶりの歯医者へ。 思ったよりずーっとあっけなくチェックアップは終わった。
痛い思いもしなかった し、虫歯もなし。
こんなに簡単なら恐がらずにもっと頻繁に来るべきかも。
レントゲンの他に最新式のカメラを使う。
そのカメラ(スティックの先にレンズが付いていて一つ一つ歯を撮影。
胃カメラのようにカメラスクリーンに映し出され個々の 歯の状態を確認)が、すごい。
もう3年以上使っているそう。
CAではなかったなあ。時代は変わるね。

それにしても、とにかくよくしゃべる衛生士との会話はかなり滑稽だったように思う。
こちらは口を開けっ放し、YesかNoの質問にして欲しいのに、まあ次から次へとよく話す。
それを必死に聞き取り、自由にならない口でまじめに答えようとしているのはかなりつらい。
(私ってかなり真面目なのよねぇ。)

Examの為早帰りの絵里を11時半に迎えに行き、そのままカイロへ。
その後車中で昼食を済ませた絵里は、再び学校でジムのプラクティス。
テスト週間でも練習はある。
少しは良くなった宏人は、Math Examの勉強。
ぱらぱらめくっているだけでわかるの?と、顔をみると、びっくり。
口の回り一面に シールを貼っている。
一心にシールを貼るわが子。
この子、大丈夫?算数のノートは 開いたまま、もう何も見えていないだろう。

いくつかのわからない点を挙げて、異常な顔面のままテレビに行ってしまった。
シー ル姿が気に入ったようだが、その後そのシールをはがそうとして、また大騒ぎ。
シー ルの粘着が強くて簡単には取れない。
取った所は赤くただれ、シール後も無残。
さらに顔は痺れてくるらしい。
その痛がりようが、またばかばかしく可笑しいが、
本人はかなり必死で、シールと格闘。
これではどうしようもない。ゆっくりお風呂に入って取る事に・・・。

長風呂ですっかりきれいになった後は、顔の手入れに余念がない。 (写真添付)
ちなみに宏人の苦手な算数の問題は、
距離=速さx時間を基本とした文章問題。
どうもスムーズに解けないらしい。
絵里に何かいい助言がないか聞く。
絵里「ああ、その問題は絵里もわかんないもんね。」
・・・うそでしょ。 試しに研人にやらせる。
やり方はちがうものの、答えは全部ばっちり正解。
・・・どうなってんの?
シール姿を見せたかった宏人だが、父さんのお帰りは11時前。

 

 

1/23 (木) 晴れ

寒い、寒い、寒~い。
息をするのも苦しいぐらい。
最高気温が17°F(-10℃)風も強く、体感温度は -1°F(-18℃)。
こんな寒さは、今まで経験した事がない。
こんなに寒くては、今週末に、とてもスキーに行く気がしない。
こたつにでも入って ゆっくりしようか。

絵里は予定通り、カイロとジム。
宏人は無事Exam終了。風邪も良くなった様子。
研人は木曜の早帰り。最近スクールバスでのカーアクシデントが多いとのお知らせを持ってきた。

今日の軽い接触事故は研人の乗っていたバス。
つい先日も宏人のバスが軽い事故を起こした。
常にバスドライバーの求人が出ているが、果たして、スクールバスは安全なのか?
そもそも交通事故の多いバージニア。
最近の道路凍結もあって、車の運転は尚一層の注意が必要だ。

だんなの帰りは今日も10時半。
降りだした雪が、風にあおられて大暴れしている。

 

 

1/24 (金) 晴れ

私の44回目の誕生日。
44回目~?参っちゃうなぁ。
今日のカレンダーに書いてあったフレーズが、ちょっといい。

"Perhaps it does not matter so very much what it is one loves in this world.
But love something one must." -katherine Mansfield

日本やCAからカードや電話、Eメールでお祝いのお言葉をいただく。
ありがとう。無事、年がとれました。
子供達は、「ああ今日誕生日なんだね。おめでと」と、軽いもん(完全に忘れてた)。
だんなは、出掛けにいつものように(?)優しい。

絵里のExamが今日で終了。 11時半のお迎えの後、カイロへ。
いったん家に戻り、夕方からジムのミート(競技会)
ジムもあと少しでおしまいになる。
結局一回もミートに出場しない事になりそう。
それでも充分楽しんだのだから、まあいいとしよう。

絵里の帰りは遅くなるし、研人は今ひとつ怪しげなコンディション(鼻水が出ている)。
だんなの帰りは何時になるかわからず、スキーは止めにしようと、勝手に決める。
私 としては、寒すぎてどうも気乗りがしないというのが本音だけど。

だんなの来週のCA出張は取りやめになった。
理由はこっちの仕事が手が離せない状態だから。
上司への返事は電話でする事になる。
事が動き出すと、どの位の期間を経て立場が変わるのか、
立場が変わるとどの位生活に窮するようになるのか、
はたまた一体どこで暮らす事になるのか等・・・。
全ての事が漠然としすぎていて、頭の中で整理がつかない。
なんだか機嫌が悪い自分に気付く。
こんな事ではいかんなぁ。今できることをしなくては。

たった今(8時)だんなから早く帰れないとの電話。
明日も出勤になりそう。
トラブル続きで大変なはずなのに、沈んだ声でないのが良かった。
私も仕事探そうかなー。
それには先ず英語力・・・つらいなぁ。

絵里も何時に帰る事やら。
冷凍のケーキで3人、祝う事にするか。

 

 

1/25 (土)晴れ

だんなは朝からお仕事。
「頑張って~」と声をかける。
あんまり頑張りたくない様子で出かけて行く。

この”頑張る”と言う言葉。使い方を間違えると、ほうぼうに亀裂が入る。
国語辞典で意味をひくと、①ゆずらない、持ちこたえる ②最後まで努力する。
これに該当する英語は①の場合 insist/hold out かな? ②に該当する英単語が見つからない。
この頑張ると言う感覚は、日本人特有のものなのか?

絵里はアイススケートのレッスンへ。
子供達は月火(27,28)と、teachers work dayでお休みの為、今日から4連休。
この休みも特に何の予定もなく、ちょっと地味。
だんなはいつ帰ってくるかわからないし ・・・。
(出掛けにお昼頃帰ると言い、3時の電話でもう少しで帰れると言い、今9 時になる所でもう直ぐ帰るのメールあり)

”Rush Hour”のDVDを見る。
主演Jackie Chan, Chris Tuckerの1997年のアクション映画。
初めてジャッキーチェンの映画を見たが、面白い!
DVDにつき物の舞台裏風景を見て、さらに彼が好きになる。
これで彼がトップスターになったのもうなずける。
もっと彼のアクション映画見たいな。

すでに”Rush Hour 2”も見ている宏人は、#2も楽しめると太鼓判を押す。
借りてこようかな~。

<今日の変な会話>
お夕飯で4人で食事中の時、絵里はChrisからの電話を手短かに終えた後、
私 「彼からだったの?」
絵里 「うん」
しばらく沈黙後 宏人
「来年になったらトト(未だにこう言っている)にも彼ができても、おかしくないねぇ~。
(ふと考え)あれ男 も彼でいいの?」
私・絵里・・・爆笑

研人はわかっていない。
漢字を書いて説明する。
彼にはheとthe boy friendの意味があること。
彼女はsheと the girl friend。
(そもそも彼女と言う言葉も知らず、漢字を見せても読めなかっ た。
<かれじょ> あるいは <かじょ>と読むと思ったそう。

長く険しい日本語習得、私は荷物整理を兼ねて昔の英語学習のテープを聴き始める。
お互いにがんばりましょ。

 

 

1/26 (日) 晴れ夜雪

宏人のホッケーゲームへ。
学校が連休とあっていつもより、人数が少ない。
今日の宏人は最初から調子がいい。
私が観客席に着く前にショートを1本決めいいアシストもあったそうで、試合は3-2で勝っている。
その後ゴーリーの動きをよく見 たシュートもあって最終的に今日は2得点、1アシスト。
ゲームはその後相手に続けて得点を許し、4-6の負け試合。
しかし、今日のゲームは皆の動きもよく、競った 末の負けゲーム。
見ていて大いに楽しめた。

寒くて外で遊ぶ気もしないが、子供達は時々この近所を一周走ってくる。
考えてみれ ばオランダでは防寒着を身につけて子供達をせっせと外に出したっけ。
子育てって若くなくちゃできないわねー。

夕方から家族揃ってボーリングへ。
家族で手ごろに楽しむリクリエーションとして、ボーリングは最適。
誰でもできるし費用も手頃。
スーパーボールサンデーとあって、ボーリング場はがらがら。
2ゲームした結果はこちら。(1回目、2回目)
1位 宏明(1位、2位)
2位 絵里(2位、3位)
3位 順子(5位、1位)
4位 宏人(3位、5位)研人(4位、4位)
点数は一位で100点をかろうじて越すくらいだから、お手並みは知れているけれど、
宏人や研人もストライクやスペアーが取れるようになったし、
それ以前にバンパー無しでゲームが楽しめるようになったのは大きい。

最初余裕だっただんなも子供達に追い越されまいと、途中からかなりマジにやっていたなあ。
ボーリングを終えて外に出るとまた雪が降り始めていた。
もう子供達の歓声も上がりゃあしない(完全に雪が日常化している)。

今日のお食事は、私とだんな(2月2日の彼の分も一緒にという事に)のバースデー ディナーと称して
シーフードレストラン”Chesapeake Bay Seafood”へ。
このレストラン は東海岸では有名なシーフードレストランだが、私達には始めて。
一度は来てみたいと思っていた。
通常は、駐車場はいっぱい、かなりの待ち時間が予想される店。
しかし今日はスー パーボ-ルが6時からある為、店は待ち時間無しのウエルカムムードいっぱい。
大皿 (3パウンド)いっぱいのかにや、えび。
絵里はステーキ、宏人研人はバッフェで久 しぶりのシーフードを楽しむ。
家族5人大満足のディナーでした。
そして私の誕生日にと、研人からお手製のピクチャーフレームをプレゼントされる。
・・・・かわいい。
絵里と宏人に「何~もないの?」と催促する。
宏人「今日の2つのゴールをプレゼントするよ。」
・・・なんかプロの選手みたい。
絵里「・・・」・・・自分のことで忙しい。
親の事なんか、かまっていられないのでしょうねぇ。

家に戻ってスーパーボール観戦。
今年の対戦はBuccaneers(Tampa Bay/FL) 対 Raiders(Oakland/CA)。
日頃フット ボールと言うものを見たこともない絵里までテレビの前。
というのはスーパーボール のハーフタイムに行われるショーが毎年見ものになっているため。
そしてまた頻繁に入るコマーシャルがまた面白いらしい。(私はほとんど知らない)
試合は48-21でTampa Bay Buccaneersが初勝利。
サンノゼのお友達にはRaidersのファンも多かったが(サンフランシスコの49’er sと二分していた)
東と西の対決は東に軍配が上がった事になる。
とはいってもフットボール熱のない我が家には、あまり関係ないっか。

 

 

1/27 (月) 晴れ

昨晩から吹きだした強い風で、今日もまた寒い一日。
子供がお休みでも、だんなはお仕事。
上司への返答を、会って話をする事はおろか、電話もできないそうで
(上司もキャノンUSAの半導体の生きるか死ぬかの大仕事の為出張続きで捕まらないらしい)
E メールにて意思を伝える事にし、そのメールを送ったのは昨晩の事。
これで第一のス テップは踏んだ。

研人矯正歯科へ。
ブラケットの一つが外れかかっていたのを直し、また締める。
絵里はカイロ、そしてジムのプラクティスへ。
もう学校でのジムは終わりという今、 課題の数々ができるようになったとの事。
しかし、ジムを習う気はない。あまりにいろいろな所を痛め、少し懲りた様子。
宏人は夜7時からホッケーのプラクティス。
windchill(体感温度)マイナス20℃では行ったり来たりするのもつらい。

今日は久しぶりに練習風景を見学。
基本練習を見て、宏人はまだまだと言うのが、正直な所。
正確なドリブルや瞬時での方向転換。スラップショット。
練習を重ねないと一朝一夕には、いかなさそう。
宏人の練習の前にやっていた子供達は6~7歳か。
一緒に見に行った研人も彼らの幼さと、ボールを追いかける姿勢に脱帽。
何のスポーツを見てもオリンピックで活躍するアメリカを垣間見るのは考えすぎかな。

だんなの帰りは11時半。 仕事はまだまだ好転していない様子。
急な日本出張もあるかもなどと言っているが、 どうなる事か。

 

 

1/28 (火)晴れ

昨晩帰ってからも、遅くまでコンピューターで仕事をしていただんな様。
そのだんな様は朝6時起床、一人で出かけて行った。

絵里のカイロの後、4人でマクドナルドで昼食。
マクドナルドでは売り上げが近年激減、生き残りをかけてDollar Menu(1ドルメ ニュー)のオンパレード。
つい最近まで1個買うと2個めは1セントというのを、 やっていたほどのキチガイじみた安売り商戦。
品揃えも以前のものとはがらっと様 変わり、何とか突破口を見つけ出そうとしているのがよくわかる。
ビニーベイビーが付いてくるkids meal(お子様セット)の爆発的な人気で長蛇の列 ができていたのは、ほんの4~5年前の事。
栄枯盛衰、時代は変わるetcと、言って いたら絵里が妙に納得して
「ヒットラーもナポレオンもそうだ」と発言。
その言葉にひきづられるように、しばしヒットラーの話をマック(マクドナルドの略)のファンシーなテーブルで、交わす。
(研人も参加できて良かった・・ブックレポートの成果 あり)・・・なんか、かっこいいね。
みんな大きくなったもんだ。

外で少し遊んだだけで、ほとんど家の中で過ごす生活。
早く春が来ないかなあ。
宏人は、いやいやながらアートクラスへ。
先生の好みと自分の好みが違うと、のたまう。
今製作中の油絵ができたらクラスを替えようか?ちょっと考えどころだな。

9時からブッシュ大統領の一般教書演説(State of the union message)が行われている。
ブッシュ人気に陰りが見え始め支持率も低下続きの今日この頃、一体何を語るのだろうか。
Civicのエクストラホームワークになっている事もあって、宏人は一人テレビの前、 真剣に聞いている。

だんなはまだ帰らない。今日は少しは早く帰れるといいのに・・・。

 

 

1/29 (水) 雨

今日はなんと雨なのです。
一日中暗い雲が立ち込め、降り続く雨。
寒さは一段落してしているものの、こういう雨も憂鬱。
気分が暗くなる。

家の中の物を少しずつ処分しなくてはと、ベースメントへ。
いつの間にか増えた荷物、どこから手をつけていいものやら。
気が遠くなる。
ここのコミュニティーで開かれるガレージセールはいつかしら?
ゴミに出してしまうのは簡単だけれどどうしてもそんな気になれない。
donation(寄付)として、まとめ て持っていってもらうのはガレージセールの後にした方がいいだろう。
あーだこーだ 考えて結局何もできない私。

ここの所気分が落ち込んでいるせいか、何の行動も取れない。
しっかりしなくちゃなのに。
絵里はジムの練習そして山のような宿題。
彼と別れただの、また付き合うだのその度に一喜一憂。
私に話をしてくれるのは有り難いが、何だかよくわからん、と言うのが 正直な所。
絵里15歳、彼女の身になって話を聞いてあげればと思うものの、どうしてもうまくいかない。
私も年を取ったものだと、実感。

昨日やっと多くの店を回って探し当てた研人からお父さんへのお誕生日プレゼント。
2月2日を待ちきれない研人は、出勤前のお父さんに渡す。
”老眼鏡” 正確には、めがね型の虫眼鏡。
折りたたみ式で持ち運びも便利。 試しにかけてみるお父さん、
「なかなかよく見える!いいね、これは」
これでとげが入ったときも大丈夫だね。(先日これで苦労した)

相談にのっていただいていた副社長の綾田さんが3月に帰国になるという。
突然の事にびっくり。
これからの話は森嶋さん(副社長)が引き継いでくださると言う。
お世話になっている綾田さんがもう帰国とは!!何がどうなっているのだか・・。

だんな様、昨晩の帰りは11時半。 今日は何時に帰れることやら。

 

 

1/30 (木) くもり時々雪

水分を多く含んだ雪が、朝から降ったり止んだり。
車の登録ステッカーの更新の手紙が来た。
雪降る中、よく考えもせず、Tax office のあるCity hallへ。
ここではなくてDMV(Department Moter Vehicle)に、行くように言われる。
見れば封筒にでかでかとDMVと書いてあるではないか!!何やってるんでしょ。
DMV の異常な混み方(ビルにぐるぐる巻き)を思い描き、行くのを止める。
郵送で手続きしてみようっと。

研人木曜の早帰り。
宏人矯正歯科へ。絞め直しただけ。
ブラッシング良し(ブレイシスをしていると難しいらしい)
その後直ぐ絵里のジムからのお迎え。
家に帰ったのが5時半。
今からおやつは食べさせられない。すぐに夕飯。

夕飯が早いと自由な時間がたっぷりある。
夜の予定のない日は、おやつ抜きの5時半お夕飯にしようかな。
どうせだんなは一緒に食べられないし・・・。

<今日のおかしな日本語>
朝食時に「この”カイ”が、きれいに取れないよ~。」と宏人。
朝食に貝は食べていないはず。
「えー?」と私。
見ると、彼はゆで卵をむいていた。
ちなみに卵の殻はEggshell, 時にshell とも言う。
私の声に反応し、言い換えようとする宏人。
「カワ、カサ、カイ・・・・カラ。殻」
やっと出てきた。 ホーッとため息の私。

 

 

1/31 (金) 雨

続いていた朝シャンに入れなかったと言ってごねている宏人を車で学校まで送る。
外は、Freezing rain(氷の混ざった雨)道路は所々凍結し、危険この上ない。
いいかげんにしてよね!!

子供達は通常より2時間早い帰宅。
朝凍結した道でのスクールバスの軽事故が多発、さらにクレームも多く入った上での措置。
氷も解けた午後になってこんな事しても意味ないのに・・・。
PWC school district (PWCの教育委員会)は、もう4日も雪のため休校になっているため
休校にはなかなかできず、中途半端な対応になっている様子。
それにしても判断が悪い!

早帰りの為ジムの練習もなくなり、1時半帰宅の絵里。
宿題そして日本語のお勉強を少し。
その合間をぬって友達と映画の約束を取り付ける。
ごたごたしていたChrisとの仲も落ち着いたようで、 今日は彼も一緒らしい。

5時カイロへ。今日の混みは尋常ではない。
待つ事1時間やっと診察してもらえた。
(5時に10人もの予約が入っていたそう、 勘弁してよ。
5時以降の予約は避けたほうがよさそう)
お友達との約束は6時に映画館。携帯電話の入りが悪く、なかなか連絡が取れない。
やっと連絡が取れた時の絵里の電話での言葉。
「今、カイロを終わったところ。後10分ぐらいで着くから。
みんなに会えた?きっ とロビーにいると思うよ。じゃあ、後でね。」
これにはびっくり。謝りの言葉が一切無い。
絵里にアメリカンを感じる。
ただただカイロで時間がかかった事で怒っている絵里を見ていると、
私が感じた事を口に出すのも、はばかれる。
私が彼女に言ったのは「自分のカイロで遅くなったんだ から、仕方ないでしょ。
時間に追われているときに待たされるって、どういうことかいい勉強になったね。」
・・・もっと言いたい事あるんだけど・・・うーん。
結局友達を40分近く待たせてしまった。

ここまで書いてふと思う。
どうやら日本語の「ごめんなさい(ごめん)」と、英語の「Sorry」とは若干意味が違うのではないか?
英語の場合sorryは、自分が犯した過ち・ミスに対してのみ、「I am sorry」と言う のであって、
今回の場合は言わなくていいのかもしれない。
でも、人間関係穏やかに、いかなる理由といえども
「ごめん、遅れちゃって。」
ぐらい自然に言えた方がい いと思うのだけど・・・。
(こういう対応が交通事故のとき命取りになるのかも?)

絵里が映画を楽しんでいる間、宏人と研人は柏爺から送ってもらった”犬夜叉””コナン”を見る。
柏爺がせっせと録画してくれているこの2本立ては、2人のお楽しみ。
”犬夜叉” は、だんなも好きでいつも一緒に楽しんでいる。
今日もだんなの帰りを待って鑑賞。 (だんなの帰りが8時半と早かった)
犬夜叉はこちらでも放送しているとの情報あり。
一度見てみましょうか。

 

(裏)

1/31(金)雨

今日は本当に頭にきた。
朝シャンに起きられなかった宏人は、その後もぐずぐず・・・・。
誕生日から続いていた朝シャンに入れなかった事を悔しがって(?)いっこうに、出かける用意をしない。
昨晩よく続いていると褒めたばかりの事なのに。
一つの事に失敗すると、そこでリカバリーができない息子。
全てがもう駄目だとばかり、動こうとしない。こうなるとどうしようもない。
しばらくほおって置く。 5分、10分、15分経過・・・・ 動かない。
学校に行く時間は過ぎた。 聞けば学校を休む気はないらしい。
急げばまだ遅刻しないで学校に行ける。私が送っていくことを告げ、支度を促す。

宏人、重い腰を上げシャワー。私、車の中で食べるものを持って外へ。
あいにく今日はFreezing rain(氷の混じった雨)道路はところどころ凍結して、運転は避けたい日。
「これで事故を起こしたらどうすんのよ!!」と、怒声をあげて、運転席に乗り込 む。
学校到着7:55ちょっと遅刻かな?

それにしても、宏人は無事に人生を渡っていけるのだろうか?
こんな些細な事で引っかかってしまう彼。
根本的に学校が楽しくない。いいお友達がいないというのが原因だとは思うけれど、
長い人生、いろんな事を乗り越えていかな くてはならないのに、彼はあまりにも、もろい。