2002年12月31日火曜日

2002/12

12/01 (日)

早くも12月。1週間が、1ヶ月が、1年があっという間に通り過ぎてゆく。

今日は朝からWashington DCめぐり。
絵里と宏人は宿題がたまっているため、自宅待機。
奥様も舅姑を離れて、少しのんびりする日。

10時半に家を出発して、先ずはArlington墓地(cemetery)へ。

快晴だが冷たい風が吹き抜け、気温は1~2℃。体感温度は氷点下の中、
Dallasで狙撃されたケネディ一家の墓地を訪ねる。
DCを見渡す高台にあり、永遠のほのをが寒風の中揺らめいている。
たったそれだけの散歩だったが、駐車場に戻ってみると90分の停車だという。
12月になってしまうわけだ。

次は墓地の北のはずれにある硫黄島記念碑へ。
このあたりの道路は上下に交差を繰り返し、思ったところに行き着けない。
案の定記念碑を横目にポトマック川を渡る羽目に。
リンカーン記念館やホワイトハウスを横目にArlington墓地正面からアタック。
今度は無事到着し、記念碑をぐるりと見て回る。

硫黄島の占領を意味する星条旗を、6人がかりで立てようとする兵士達の銅像。
アメリカ国旗のわずか上をレーガン国際空港から離陸したジェット機がかすめてゆく。
銅像の台座には、第二次世界大戦以降の、民族紛争、戦争名がぐるりと刻まれている。
アフガニスタンやイラクも、いつかここに記されるのだろうか。
アメリカ人はこの勝利のシンボルを見て、何を思うのだろうか。

先ほど同様にポトマック川を渡り、リンカーン記念館に行くつもりが、
またまたペンタゴンまで戻って、さらに周辺をぐる~り1周した後、
意図してワシントンDCに入る。
DCはDistrict of Columbiaの略で、全米50州に属さない独立地区である。
ようやくと車を駐車し、ポトマック川から吹き付ける強烈な寒風に向かい歩く事10分弱、
あのリンカーンが偉そうに鎮座する建物に到着。

実物は結構大きく、えらそうな顔は、さらに偉そうだった。
リンカーンが睨みつける先には、噴水のある庭園、ワシントン記念塔を経て、国会議事堂がある。
この広場はMartin Lucer King牧師が黒人の解放をうたった、有名な演説を行った地でもある。
研人もその事を知っていた。
また、映画Forest Gampでベトナム帰りのGampが、無声の演説を行った所。
後日映画を見て知った。

DCで最も困るのが食事である。
すでに1時を回り昼食時だが、航空宇宙博物館内のMacくらいしか定かな場所が思いつかない。
リンカーンからジェファーソンを通り、この夏と同じあたりで駐車スペースを探していると、
なんと目の前にMacがあった。
消化不良気味の江戸爺にはアップルパイ(それも2個で$1)をあてがい、
皆でBig Tasteバーガーを食べる。
5人で計$10。流行らない訳である。
さらに出掛けにジュースのコップにコーヒーまで大盛りに入れてである。

食後はMacから徒歩で議事堂(U.S. Capitol)へ。
この偉大な建造物は、結構格好良い。

階段下までしか行かれなかったが、議事堂前(裏?)の庭園にある南北戦争兵士の像も良い。
だれかてっぺんの銅像の向きを教えて欲しい。
リンカーンに背を向けているのか?しっかし寒い。

クルマまでの5分がもたず、途中の植物園(Botanic Gardens)に駆け込む。
暖を取るには、最高の場所だ。しかもスミソニアンのため、無料。

時間も押してきてあと1箇所くらいしか回れないとなれば、ホワイトハウスだろう。
サンクスギビング休暇だからブッシュ君はテキサスだろうけど、居ようと居まいと関係ない。
またもや車から歩き始めるが、何でこんなに遠回りしなければならないのか。
両隣の建物(Department of TreasuryとExecutive Office)がでかすぎて、1周するのにへとへとである。
しかも寒い。陽も翳ってきた。

ハウスの正面では数人のプロテスタンツが戦争反対をアピールしていた。
歴代の大統領たちに、囲まれるように見守られたここホワイトハウスで、
これからどんな決断が下されるのか。
世界の平和につながれば良いが。

この後真ちゃんのわがままで、REIに行く。
7時の閉店間際、しかもセールの最終日とあり、
店員達が次々とSaleと大書きされたポスターを外してくる。
お客にとっては 購買欲をそそる行為である。
なんか買わなきゃ損みたいに思えてくる。
結局予定のもの以外も含め$200のお買い上げ。
日本よりかなり安いそうだ。

さて、こちらは自宅待機組。
絵里は皆がDCに向けて出発の頃、のそのそ起きてきた。
平日一番の早起き(5時45分起床)の絵里は週末いつも一番の寝坊。
その後すぐに宿題のLanguage Artのプロ ジェクトを始め、
ベースメントのコンピューターにかかりっきり。
Historyの宿題もあったそうだけれど、とても終わりそうにない。

宏人はAnimorphsを朝から読み始め、半日で読破。
この本全56巻からなっている科学フィクション。
宏研のお気に入りで全巻読破も真近。
その後締めきりの近いブックレポートを始める。
本のタイトルは"Tangerine/Edward Bloor"
目の怪我で特別な眼鏡をかけた中学生のPaulの目を通しての家族や周りの人々の観察。
どんなレポートになるか私も楽しみ。

このようにプロジェクトやレポートの課題が出ていると週末それにかかりっきりになることも多い。
そして学年が上がると頻度も多く、テーマも難しくなって簡単には終わらない。
一緒にDC巡りをできなかったのは残念だったが、行かなくて良かった。とは絵里の弁。

7時ごろ帰宅した皆と共に、遅ればせながらThanksgivingを祝う。
ターキーは未だ料理した事がない私。鶏を焼いて気分だけのThansgiving Dinner。
本来ならばターキー・マッシュポテト・コーン・スクワッシュ・
パンプキン(日本のかぼちゃとは異なる)・ピーカンパイで祝うのが
一般的なサンクスギビングの祝い方。
お腹の調子が悪いジジにとおかゆを作るが、単に大笑いを提供しただけ・・・。
どうした事かスプーン2杯分のおかゆしかできなかった。
未だに納得できない私。ただただ笑い転げるみんな。・・・悲しい。
たった2口でも40分以上かかったんだぞ。もう2度とあのおかゆは作れない。
写真に撮っておけば良かった。何度見ても笑えた事だろう。
買ってきたWilliamsburgの赤ワインも堪能し、いい気持ち。

 

12/02 (月)

だんなは会社へ、子供達は通常通り学校へ。
真ちゃんと私は10:30から1時間半のヨガクラスへ。
ゲスト参加者は12ドル・ ・高い! ジジババはChinn Fitness Centerの見学。
(1時間半の待ちは長かった事でしょう)
記念にスイム帽(サンタの絵付き、かぶると太ったサンタが可愛い)とゴーグルを購入。
エアーホッケーで少し遊んで帰宅。

帰宅後食事も取らずPotomac Mills Mallへ。
残された時間が少なく、お疲れにもかかわらず過密スケジュールを強行。
Vansのスケートパークから入り、途中フードコートで昼食したときはすでに2時を回り、
一通り一周を終えると3時30分。
家に学校からバスで戻った宏人から携帯に電話が入り、すぐに帰路に着く。
これといった収穫はなく、異常に大きなモールを歩いて制覇しただけの感じ。

4:15ジムに絵里を、真ちゃんと共にお迎えに行く。
だんなが今日も早く帰って来た。ほとんどホリデー気分?
またまた大騒ぎの食事が終わって、カラオケ大会。
絵里宏人はいつもの好きなナンバー。
真ちゃんは我が家のCDから、好みの曲を見つけるのがたいへん。
今度はCD持参で参加してね。でもやっと見つけた”ブルース・スプ リングスティーン”や
”リッキー・マーティン”歌いこんでる感じで、なかなかいける。
でもサザンの歌詞がなかったのが残念だったね。
江戸ジジババは安田・由希の童謡シリーズ。
にぎやかなロックンロールから突然ほのぼの日本の童謡。
そこだけ日本になっているみたい。とってもいい。
ジジもしっかり曲を覚えていて、合唱を始める日も近い?
最後にメドレーも披露して拍手喝采。

歌詞がないと、カラオケに消極的な研人。
こちらのCDにはほとんど歌詞カードがついていないのが普通、
絵里や宏人は聞き込んでいるので歌詞無しで覚えている
その研人は、曲に合わせてフラフープ。
もう長いことやっていないのにうまいもんだ。
江戸ババと宏はお手玉でジャグリング(いくつも玉を投げる曲芸)。
おばあちゃんの上手なのに宏人感激。
時間の経つのを忘れ無理して終了したのが10時40分。
皆、体もつかなあ? 残り1日、まだDDRもしてないよ。

 

12/03 (火)

昨晩の大騒ぎが響いたのか、朝から「疲れている」とか「のどが痛い」とか言っている
研人と宏人を学校に送り出し(絵里は元気いっぱい今日もジム)Kohl'sにちょっとお買い物。
その後、昼食を共にだんな様と過ごそうとマナサスまで出かける。
途中会社近くから会社に居るはずの彼の携帯に電話すると、すでに私達の車を見つけていて
「知ってる」だって。<ぎょぎょ!!>
急いで周りを見回すがいない。
必死になってさらに彼の車を探すが電話の彼は、笑って「見えた。見えた。」と言うだけ。
貴方、何者?ストーカー?
・・・これには心底気味悪いものを感じた。
やっと彼の車を左後方に発見。<ふー>・・・とりあえず安心。
<それにしても、いつから見張っていたんだ!>
連れ立つようにして中華バッフェレストランに到着。

一人6ドル50セントで食べ放題。
何回か足をバッフェテーブルに運び満足して食事を楽しむ。
ジジが運んで来るお皿を覗き込んだりして、楽しい時を過ごしている
(ジジのお腹の調子を気にしての事。でもだいぶ良くなったみたい)
と、研人の小学校(Westridge)から電話。
午前中異常に寒がって医務室へ、とりあえずクラスに帰したが、
又寒気と頭痛・腹痛でひどく調子が悪そうなので迎えに来いとの事。
研人に電話に出てもらい、すぐには行けない事を伝える。
ナース(医務室の先生)には、預けてあるMortorinを飲ませてくれるよう、
1時間以内に迎えに行くので寝かしておいてくれるよう頼む。
せっかくの子供抜きのリッチな(?)昼食も、そこそこにレストランを出る。
隣のイ ンターナショナルグローサリーでの買い物も取りやめ。
(ここのスーパーで日本食を買っているので見てもらおうと思っていたので残念)
研人の学校へ直行。
約束の1時間より5分早かったけれど、ナースはなんだか冷たい。
すぐ来なかったので怒ってるのかな?
研人は、かなりしんどそう。ろくに声も出ない。
すぐにベットに寝かせ、今度は江戸ババと2人宏人の学校へお迎え。

20台はあると思われるスクールバスを掻き分け、
学校の中をちょこっと覗いて、宏人を見つけ出し帰宅。
絵里のジムお迎え。絵里ったら半そで短パン裸足で車に乗り込む。・・・現在氷点下 2℃。

だんなは今日の電話会議も家からという事で、早帰り。
2時間ほど寝た研人も起きてきた。お腹がすいて、ご飯の時間が待ち遠しい様子。
だんな様は、宏人のアートクラスの送り迎えもこなしてくれて、
全員そろったところで、最後の晩餐。
にぎやかな楽しい夕食が今日でおしまいかと思うと、なんだかつらい。

来年の夏、一時帰国できたらいいな。
夕食の後、ジジババから子供たち3人にお手紙とたくさんのお金を頂いた。
以下はその一コマ。
ジジ 「誕生日とクリスマスとお正月も来るのでおじいちゃんとおばあちゃんから、
良い子になった皆にこれを贈ります。」
研人 小声で私に「え~。それじゃ30ドルは入ってるかな?」
私 [シー」 研人封筒を開けながら 「だって誕生日とクリスマスとお正月だよ」
開けた後、研人「どうすんのよ。こんなに入ってるよ。・・・」

明日はニューヨークへ向かうご一行。
ラジオでは雪になるなんてことも言っているけれど、今日のところはゆっくりお休み下さい。

 

12/04 (水)

ジジババ・真ちゃんにしばしのお別れを告げ、絵里・宏人は学校へ、だんなは会社へ。
研人は・・・ 夜中1時高熱で起きる。朝もベットから出られない。
朝食も取らず、ジジババたちにも挨拶もできず、かなり悪そうだ。
とりあえず、Mortorinを飲ませる。

9時15分 9時55分発ニューヨーク行きのアムトラックに乗るため、Woodbridge駅に向かう。
昨日下見の場所確認をしておいたので、駅まですんなり。
研人を1人家に残しているので、汽車が来るのを待たずに、駅でさようならをする。
あっという間の8日間。今度はもう少し余裕のあるスケジュールで
春にでもいらしていただける事をお願いする。
”NYの旅お気をつけて”

研人は薬が効いてきたのか、空腹を訴える。
急いで作ったうどんを2はい、軽くたいらげる。良くなったの?
日本からのご一行が旅立たれ、1人かと思ったら病気の研人が家にいる。
なんか変な感じ。
私としては1人でお昼を食べる事にならないでよかった、なんて。

大家族で生活したいと前々から思っている私。
家とか姓とかこだわらずに何世代にも渡って
両方のおじいちゃんおばあちゃん、又その上の大ジジババが
大~きな一軒やに住んでいるなんて、素敵。
核家族が今一般的だけど、そんなの夢のまた夢なのかしら。
そうすれば子供達は年寄りの知恵が授けられるし、お年寄りも若い人たちの刺激が味わえる。
でも絶対的に大きな家がないと不可能だから、日本では無理なのかな。

宏人、Math countsで5時帰宅。
絵里、2時半帰宅後、フルスピードで宿題。
その後初めてのジムのMeets(競技会) が高校であるため5時再び学校へ。
しかし競技に出ない絵里は、準備と見学そして後 片付けだけ。気が楽だ。
結局夜9時半終了。少し前に帰って来ただんなにお迎えを頼む。
ジジババ真ちゃんは今日はブロードウエーでミュージカル鑑賞とか。
こっちはかなり冷えていて、今晩遅くから雪の確立80%。

子供達は雪乞いのおまじないをして眠りにつく。(パジャマを上下とも裏返して着る)
果たしてどうなることやら。
ちなみに今日は私達夫婦にとって大事な日。
20年前の今日御茶ノ水で桂川君と由希、そしてだんなと私の飲み会(私達はほとんど初対面)。
あの日がなかったら今の生活もない。
私にとっては大事な大事な日。なのにうちのだんな様あんまりよく覚えてない。
私「あの日がなかったら、結婚してなかったんだから、しっかり覚えておいてよ。」
だんな「いや、そんな事はない。いずれにしても結婚していたよ。俺達は」・・・

お上手!!

 

12/05 (木)

朝6時起床、外は一面の雪。
すぐにテレビをつける。学校が休校になっているのを確かめるため。
天候や事故による休校の情報は、全てテレビやラジオによって知らされる。
こちらのテレビ放送はCBSやFOXなどのニュース番組の画面の下に
地方版のサブタイトルが出るようになっている。
そのため、学校からは一切連絡がないので、各自チェックする必要がある。

皆学校が休み・待ちに待った雪とあって、
朝から近所の子供達が宏人と研人に雪遊びの誘いに来たが二人とも病気、
とても外に出られそうにない。

研人は夜中1時過ぎ又発熱で寝られず、薬のお世話になったし、
宏人は熱はないものの、鼻水と咳でかなりだるそう。
昨年は1回しか雪遊びのチャンスがなく、今年こそはと、待っていたのに・・・。

雪はしんしんと降り、夕方遅くまで降り続いた。
ドライブウエーも10センチ以上の雪。慣れない雪かきを始める。
さらさらした水気の少ない雪にもかかわらず、かなりの重労働。
雪国の人々の大変さを垣間見る。

途中薬で熱の下がっている研人がやりたいと顔を出す。・・・おばか!!
だんなは4輪駆動の車(Town and Country)に乗っていった。
こんな時は4駆の車じゃなくちゃね。
私は全く車を運転する気はなく、お買い物も当分しないつもり。
冷凍冷蔵庫のお掃除、残飯整理するのにいいチャンス。

 

12/06 (金)

雪はやんだものの路面が凍結しているので、又学校は休校。
気温もさほど上がらず、曇天。

ニューヨークのご一行は昨日雪の中、市内観光ツアーに出たのだろうか?
研人は昨晩2時、のどの痛みで起きて来た。
熱は出てないようだが、まだまだ注意が必要みたい。未だ外には出られない。

宏人は昨日よりは良い様子。外に出たがったので、
「自分で責任もてるなら行ったら」と言ったら、行くのをあきらめた。
まだ本調子ではないのだろうか。

久々に3人びっちり日本語のお勉強。
子供達はただただ嫌がっているが、私だって好きでやらせているわけではない。
やらないで済むものならやりたくないが、そこは大人。
自分に鞭打って「さあ、やりましょう。」と、声をかける。
彼らの日本語維持は私にかかっているとまで、思う事もしばしば。

クリスマスツリーを出した。
去年買った2メートルの大きなツリー。
子供達が運び出し、組み立てる。
いつの間にか私より背の高くなった絵里は高い部分の担当。
面倒なライト付けはだんな様の仕事。取っておこう。
そしてその後にオーナメントを飾る。

その他のクリスマスの飾りつけも、とても一日では終わらない。
今日のところはベースメントから運び上げるだけ。
1年に1回のこの季節、屋外の色鮮やかなライトを付けた家も増えてきた。

 

12/07 (土) 良いお天気

夜中咳が止まらなくて起きていた宏人も、少し良くなった研人も
雪がなくなってしまうのが、気になって仕方がない。
ついに雪遊びの格好をして裏の丘までそり遊びに出かけてしまった。
今後どうなるかは自分の責任と言っての事、果たしてどうなるんでしょうねえ。

裏の公園はそり遊びには最適。
適度な坂でまだ踏み荒らされていないので、思い思いのコースを作る事ができる。
そり遊びに出かけた二人は2時間ばかり遊んで帰って来た。
まだまだ遊び足りない様子。

夜7時からキャノンの年末のパーティ。
場所はChamber of Commerce Hall of Flags and Briefing Center。
ホワイトハウスの目の前。政府の閣僚達が利用するところ。
人事の人によれば、キャンセルが入って急きょ取れたそうだ。
そうでもなければとても来られる所ではない。

それにしてもとんでもないところでやるもんだ。
室内にはヨーロッパからはるばる渡って来た船の旗そして大きな星条旗。
ワシントン ・マナサス・リッチモンドのオフィスからのパーティーは総勢100名ほどか?

ここは東海岸。出席者の半分が黒人。
サンノゼのパーティーはほとんど東洋系だった。
食事はバッフェスタイル。今まで一番の美味。
でもコーヒーとデザートは今一かな。

私達がパーティーに行っている間、子供達は3人でお留守番。
オランダからずっと、お友達に預けてパーティに参加していたけれど、
もう誰かに頼まなくても時間を気にせずパーティーに出られる。
子供には10時には寝るように言ってある。幸せ。

ニューヨークから子供達に電話が入る。江戸川台ご一行だ。
ジジババ真ちゃん共に元気で明日日本へ帰国の便に乗る。との事。

慣れないパンプスにドレス。
雪道を車のところまで歩くのももどかしく、すっかりおばさんになった自分に苦笑。
夜のホワイトハウスはなかなか荘厳で良かったけれど・ ・・。
11時半私達が帰宅。 子供3人気持ちよさそうに寝ていた。

 

12/08 (日)

クリスマスツリーの飾りつけで午前中いっぱいかかる。
年々増えるオーナメント。年をおうごとに飾りつけも大変だ。
今年はクリスマスの飾りつけの一つ、ミニチュアの家々の台を、
発砲スチロールで絵里が作りたいと言う。
夏にOccoquanのクリスマスショップで見たものを作ってみたいらしい。
そこで改めてOccoquanに出かけどんなものか確認。

材料を買いにHome Deptなど当たってみるが、なかなか良いものが見つからない。
何かを始めるというのは手間がかかる。
そうこうしている内に、もう辺りは真っ暗。今日のところはあきらめる。
クリスマスまでにできるのかな?

師走とはよく言ったもの。やる事がいっぱいある。
絵里ものどが痛いと言い出す。私も然り。
だんなだけ薬無しで頑張っている。
流行性感冒が大流行と、マスコミは言っている。

江戸川台ご一行は、今日昼の便でニューヨークを立つが、大丈夫だろうか?

 

12/09 (月)

朝、江戸川台から無事に着いた旨連絡が入る。
日本も50年(?)ぶりの大雪とかで、行く先々雪・雪。
さぞ成田からの道も大変だった事でしょう。

エルニーニョ現象の前触れとも言われる12月初旬の大雪。今年はやはり異常気象。
それにしても何だか冴えないなあ。

今日もまた研人は学校をお休みする。夜中に咳が止まらずなかなか寝付けなかった。
朝もいかにも調子が悪そう。
先週は火曜早退、水曜病休、木金曜雪のため休校、土日があって月曜又病休とは!!
2時間の雪遊びが悪かったのか、熱は現在ないものの、咳がひどい。
鼻水も止まらず 鼻の下は赤く荒れている。
以前医者からもらった咳止め薬"Benzonatate"を飲ませる。

絵里ものどの痛みと鼻水、学校は絶対に休まないと言い切る。
ジムの練習は休むように言う。
私も起きているのがつらい。午前中研人とお昼寝。夜も8時半ベットへ。

江戸川台の皆さんの体を心配しつつ、いらしている間は、うちの5人も元気でいられて
良かったなあと思う。
今は全員、体の回復が一番大事。

 

12/10 (火)

今日も研人は学校を休む。咳が止まらない。夜も起きてしばらく眠れない様子。
医者の予約が取れた。いつものDr. Ryan。
この先生よく診てくれるのだが、話が長い。
11時50分の予約で実際に診てもらったのが、1時近く。
重病だったら、ちょっと困りもの。
胸の音も異常なし。Sinus Infection(鼻の感染?)・・・アレルギーの人にかかる 感染症。
抗生物質(Amoxicillin)と咳止め(Promethazine)を処方してもらう。

学校から帰った絵里と宏人を連れ、歯医者へ。
今日は半年に一回のチェックアップ。
歯科衛生士に盛んに話しかけられ、困ったという声の出ない絵里。こっちの人って話し好きよね。
2人とも虫歯なし。・・Good・・

夜7時40分。雪のため延期になっていた宏人のバンドのコンサートへ出かける。
風邪で学校をお休みした研人も一緒に。
今日のコンサートは7年生と8年生によるクリスマスコンサート。
7年生の人数は15人ぐらいか?
迫力にかけ、練習不足は見え見え。
8年生は倍以上の人数、少しは聞けるかな?という感じ。

宏人はトランペット。6年生に入る時にバンドのクラスを希望
他にコーラスとオーケストラがあったが、バンドのトランペットを選んだ。
トランペットはレンタルで月17ドルほど。
昨年は毎日良く練習して一気にうまくなり、先生からわざわざお褒めのお電話も頂いた。
が、今年はなかだるみ。ほとんど練習せず「いいの、いいの」ばかり。

絵里も楽器をやりたいのだが、このバンドやオーケストラのクラスは
カリフォルニア(サンノゼ)にはなかった。
そして彼女がこの学校に入った8年生からは入れてもらえなかった。
(8年生は上級のクラス、6年か7年で初級を取っていなければならない)
こんなところにも引越しの悲しさがある

今日も皆そろって早寝。だんなは元気で趣味の時間?

 

12/11 (水)

朝5時。宏人吐く。
その後七転八倒の苦しみ方。私のベットに押し込み寝かせ、私はキッチンへ。
6時 絵里が起きてきた。学校があるか、天気はどうかを気にしている。
昨晩から出ていたIce Rain (Freezing rain)警報が出ていたための事。
急いでテレビをつける。と、宏人が私を追うようにして降りてきて苦しがっている。
普段私の言う事に逐一逆らう宏人だが、病気の時はいつも
「おかあさ~ん。おかあさ~ん」全くもう・・・。
テレビから知りたい情報を探すのももどかしく、外の様子をみる。
大雨。これなら学校はあるだろう。
6時45分 絵里、超重いバックパック・分厚いバイオロジーの本・
ジャケットにかさをさして出かける。
6時55分 絵里バス停から電話。「ホントに学校あるの?誰も来ないよ。」
絵里を家に帰らせ、Webとテレビで確認。
今日はお休み!!すまんすまん!!よくチェックしなかった。

7時半 起きてきただんなと改めて外の様子を見に。
車のガラスが縞模様に凍っている。

ドライブウエーも波模様。こんなの初めて。
よく見れば、木々には樹氷のように固まり、きらきらと美しい。
バス停まで行った絵里はもう少しで転びそうだったとか。

それにしてもこの”アイスレイン”って、どんな現象?
冷たい雨が降って地面に落ちた瞬間氷に変わるとかって、絵里が言ってたけれど本当かな?

その間宏人は苦しがっている。いくら2階に行くよう勧めても、
洗面器を抱えたまま、自分の部屋に行こうとはしない。
この間吐く事7~8回。おまけに下痢も始まって、トイレに洗面器抱えて座ってる。
顔色は悪く、これはきつそうだ。
ようやく宏人を説き伏せ自分のベットで寝かせる。
枕元に電話を置き(インターコムが使える)、ほっとしたように少し寝る事ができたみたい。
でも電話の音で目覚めてしまって、よくない。
変わりに大きなベルを渡す。この音で私は階段を行ったり来たり、フー。

研人の歯医者の予約もキャンセルして今日は宏人にかかりっきり。
絵里も研人もまだ咳している。なんか私みんなの体の調子にぴりぴりしてる。
(私の 風邪はよくなった・・・とても具合が悪いと言ってられない)
夜までに嘔吐10回くらい。下痢5~6回。
水もなめるようにしか最初取れなかったが一日寝て顔色もよくなったので、リンゴを少し食べさす。
吐かない。OK。
今日は良くできた”おかゆ”を少し。まだ駄目。

昼間なかった熱が夕方から出てきた。38,6度
ただの"Stomach Flu"(お腹の風邪)だと良いのだけれど・・。
それにしても絵里や研人にも移る可能性あり? あ~あ、いやだいやだ。

だんなは凍りついた道の中、今日も会社へ。
途中会社内で停電があったにもかかわらずいつものようにお仕事、10時帰宅。

 

12/12 (木)

研人久しぶりに学校へ。まだ咳が気になるが・・・。
宏人昨晩はよく眠れた様子。
朝も10時過ぎまでぐっすり寝て、おかゆとシチューの朝食もしっかり。熱もなし。
昨日の事がうそのように、落ち着いている。
でもまだまだ食べる物に気を付けなくては。

絵里は今日もジムをお休み。今週は行けそうに無い。
研人矯正歯科へ。 Power Stripesなる物をつける。
これって要は、強力ブレイシス・・・ねじってある ワイヤー。
しばらく痛いそうで、今日は柔らかい物しか食べられない。

宏人も研人もまともな食事ができそうにないので、夕飯は鍋焼きうどん。
(ディナーの メニューでない?)
なかなか色とりどりにきれいにできた。
子供達は”鍋焼き”と言う言葉初めて聞いた様子。
日本の言葉っておもしろい。 子供達にもっと知ってもらいたい。
その前に私がいろいろ勉強しなくちゃかもね。

 

12/13 (金)

13日の金曜日。
今回のFlu(インフルエンザ)は強力だ。ついに絵里もダウン。
朝いつものように起きてきた絵里。 なんか様子が変。聞くと、お腹が痛いと言う。
それでもお弁当のサンドイッチを作る。 休むように言うわたし。
かたくなに学校へ行こうとする絵里。そんなに学校が好きなの?
結局よくなったら遅刻して行くと言う事で、取りあえず寝かす。

お次は宏人。顔色悪く起きてきて、なんともはっきりしない様子。
と思ったら又トイレで吐いてる。昨晩はよくなってきたのに・・・。

最後に研人。 学校に行こうと支度している。
でも咳がなかなか止まらない。夜中は良く寝られたようだけど。
本人行きたがっているし、咳さえなければ元気なので学校に行かせたいところ。
でも周りには迷惑だろうなあ。今日もう一日お休みしましょう。

ということで3人揃って学校をお休みする。
その後絵里は発熱38.9度。一日中夕食まで何も食べずにベットの上。ほとんど寝てた。
宏人と研人はDr. Ryanの元へ。 宏人はやはりStomach Flu・・・
水分とって食事に気をつけ時間が経つのを待つだけ。
水分と言う時、コーラやサイダーなどのソーダ類でもいい(日本じゃだめだよねえ)。薬無し。
研人は少しずつよくなっているので同じ薬を処方してもらう。

頑張って医者への往復をしたわたしだけれど、朝から頭が割れるように痛い。
頭痛薬も全く効かず、咳が出るとまた一層たまらない。
絵里と宏人には”おじや”を作って、研人には宅配のピザで勘弁してもらう。
具合の悪そうなわたしに宏人と研人は水枕・体温計・お茶そして全身念入りマッサージ
(結構受けているのがつらかったりしたけれど)など等至れり尽くせり、かいがいしい。
この子達ホントかわいい!!
いつ帰ってくるかわからないだんなより子供ってな感じで、
9時過ぎ皆(だんなはまだ会社)就寝。

 

12/14 (土)

みんな少しずつよくなっている。今日は誰も寝ている事はない。
クリスマスショッピングにも出かけたいが、まだまだ出かけられない。
体を治す事が一番大事。

昨日辺りからボツボツ届きだしたクリスマスカード。
私はまだ一枚も書いていない。そろそろ、始めなくっちゃね。
クリスマスの飾りつけは80%完成。
昨日一日寝ていた絵里。 腰が痛くてたまらないと言う。
これも風邪のせいか?Advil服用。

だんなが朝買ってきたスタイルフォーム(発砲スチロール)で、
クリスマスのミニチュアの家々の台座を作り始めた。
今年のだんなは、この製作にずいぶん熱が入っている。

火の気のないガレージでせっせとフォームを切っている。
それを絵里がペイント。
なかなかいい流れ作業。でもこれじゃ来年のクリスマス用?とにかく手間も時間もかかる。

研人は昨年プレゼント交換でもらった木製の置物をペイントもした。
これまた一日ではできない。
子供達3人それぞれ自分の小さいツリーも出し、
今までに作った数々のオーナメントを自分のツリーに飾っている。
でも、たまに誰が作ったものだかわからなくなって、大笑い。
(毎年子供達といろいろなクラフトをするのも恒例になっている。)・・・
いつも子供っぽいできの物は、 研人作にされて、研人は非常に不満。
今年は台座にかかりっきりで新しいオーナメントを作るのはちょっと難しいかも。

夕飯は、たら鍋。 これで体をぐっと暖めて、一気に風邪をやっつけようと大鍋3杯近く。
絵里はまだ食欲がなく、本調子とはいえない。
宏人は、適度に食べ、久しぶりの白いご飯に喜びの声。
その後いいウンチが出たとおおはしゃぎ。
研人は、またまたすさまじい食欲。
だんなと2人最後まで鍋にくらいつき、鍋に入れたおもちをぺろり。
最後の最後のスープまで食べきった。・・・すごい!! この時の会話。

「研ってどんどんアペタイト(食欲)が大きくなっているかな~?」
・・ちょっと心 配そうに研人。
「昔から変わらないと思うよ。小さい時からすごかったもの」と、私。
「ああ、良かった。」研人
「?」私

 

12/15 (日)

早朝研人が吐いたと言って起きてきた。
それにしても研人ってなんていい奴!
私のところに来た時に、「お母さんを起こしたくなかったんだけれど、
夜中2時から3回吐いててまだ出そう。」と、真っ青な顔。
夜中起こされる事に文句言ってたのかと反省。
結局宏人の時と全く同じ状況で嘔吐と下痢の一日。
もう胃の中も空っぽなのに吐き気が治まらず、出るのは胃液のみ。見ていてつらくなる。

絵里と宏人は順調に回復。(そう願いたい)
午前中から昨日からの台座の製作。

今日は台座の中心部に位置する凍った池には、ろうそくを溶かし流しいれ、だいぶ形になってきた。
夕方台座に載せる人々が足りないというので絵里・宏人・私は買い物へ。

少ししゃれたミニの人々が見つかった。
しかしながら、ふと気がついてみると、今週末には冬休みに入ってしまう。
絵里は お友達にあげるプレゼントの買出しもしなくてはということで、またショッピング。
でも思った品が見つからなくて今日のところは断念。
クリスマスまであと3週間は必要だよ。
これじゃいろいろ間に合わない。

店はどこもたくさんの人・人・人・・・・
みんな元気そうでいいなあ。
夜半に少しはよくなった研人。リンゴとヨーグルトを食べる。
(ヨーグルトって胃腸が悪い時にいいのかなあ?医者があげるリストに入れていたけど・・・)
また吐く。 ずーっと続く体調不良。
なんだか終わりがないような気がして怖い。

 

12/16 (月)

夜中の3時過ぎまで小さなうめき声をあげている研人。
ベットサイドにインターコムを置いて、具合いが悪ければすぐ起こすように言ってあるけれど、
研人の様子が気になって眠れない。

朝起きてきた研人は、ずいぶん顔色がよくなった。
そして12時半からよく眠れたと 報告。
夜中に交わした私との会話も、うめき続けていた事も記憶にない。

うちのだんなさんみたいにベットに入ると、子供の病気のことなど何にも心配しないで
大いびきっていうのは結構いいかもしれない。
心配で起きていたって、何の役にもたたないんだものねえ。

絵里・宏人元気に学校へ。
絵里は調子がよければ、ジムもやって来ると言う。
本人の意思を尊重・・でもぶり返さないでね。

宏人矯正歯科へ。また少し絞めた。
宏人2日間休んだ分の宿題がいっぱい。珍しく気合いを入れてがんがんやっている。
今日のはなかなか手ごわい量だと思ったのかな?

研人に様子を見ながら食事を与える。
本人もだんだん空腹を感じるようになってきたし、食べたものも消化しているよう。
今のところいい感じ。このまま治りますように!

11月の初めから作り始めた大ばあちゃんへのクリスマスプレゼントの千羽鶴が、
やっと出来上がった。
毎日子供各自ノルマ5個の予定よりも早く1000羽を折り終えたが、
予定より合体作業に時間がかかり今になってしまった。
でも子供達が本当によく折ってくれた。
柏の母にあげた時は、まだ三角しか折れなかった研人は、
時間があると折鶴作り、どんどん上手になった。
宏人は一つ一つそれは丁寧。完璧な形の鶴は宏人の作品。
絵里は以前折り紙をたくさんやっていただけあって、早くてきれい。
手際よくノルマをこなした感じ。
そして最後をまとめて留めてくれたのも絵里。
リボンもついてクリスマスプレゼントらしくなったね。
極めつけはだんな様。なんと鶴の折り方を知らなかった。
皆で手取り足取り(?)教えてやっとできるようになったと思ったら数個目には違う形。
本人これでも鶴だとか言ってるけど、大爆笑をかっただけ。
途中からは完成品を作るのをあきらめ、以前の研人の役、三角折をしてました。ムフ。
日本の伝統”折鶴”の折り方ぐらい覚えといた方がいいと思うけどねー。
「いつから折鶴が日本の伝統になったんじゃい」
型にはまったつるしか折れないんじゃ、独創性がないな、きみたちは。

 

12/17 (火)

代筆屋です。
いつもの女主人は一日中、ほんとに一日中ベッドの上で過ごしました。
宏人、絵里、研人と続いたStomach Fluにやられたためです。
もう24時間以上、何も食べていないのに、水すら口をつける程度なのに、
未だに胃が搾り出されるように痛く、
胃液を吐き続けた子供達が、芝居ではなかった事を実感しているそうです。

私はと言うと、生物兵器を撒き散らされた家にあって一番鈍感と言うわけで、
未だに子供だましの芝居と疑っていないのですが、大口をたたけるのは今夜までか、もう一 晩か。

研人はまだ胃の調子が悪い(らしく)今日も学校を休む。
おかげで私も仕事に行けず、一日ゆっくりSaboらせていただきました。
たまたま昨日はPCを持ち帰らなかったため、仕事のメールも土日の宿題
(と称するEndlessなDatabase作り)もできず、録画の日本語News番組を見て午前を過ごす。

研人とお昼を食べ、土日にできなかった庭の落ち葉の掃除。
電動Mortorで落ち葉を吹き集め、吸い込んで収集すると言うもの。
週末は研人が部屋で寝ていたので、部屋の真下で騒音を響かせての作業を遠慮したため。
その後研人と物真似Videoを見て笑う。どうやら研人はSaboりだったようだ。

夕方Jymの練習を終えた絵里を迎えに行き、
6時から予定されていた研人のSoccer TeamのChristmas Party。
絵里は宿題で不参加。宿題を終えた宏人は行くという。研人も当然行くという。
6時から室内Soccer Gameで、7時からPartyとの事なので、
研人へはGame参加不許可、Partyも食べれそうなもののみにするよう厳命して連れてゆく。

Teamの親達も一緒にPartyしている中、火曜7時のお決まり電話会議出席のため、
私は一人寒い車の中から1時間20分も電話をしていた。

Partyから戻った研人、「あんまり楽しくなかった」。
何も手をつけなかったらしい。
「結構みんなおいしかったよ」と満腹の宏人に相当ご機嫌斜め。
そりゃ楽しくないわな研人君。
なんだかパットしない、最近のkame3usaでした。

 

12/18 (水)

だんな様にまた会社を休ませてしまった。
昨日よりは数段よくなったものの、まだ動けない。
ホントこの風邪きつい。こんなStamach fluは初めてだ。
これじゃ、宏人が泣き叫び、研人が全く食べられなかったのも納得。
彼らのように吐く事はなかったものの、焼け火箸を入れられたような胃腸の痛みと背筋の悪寒。
横になっている事もできずのた打ち回り、こんな強力な風邪もあったんだと、実感。

宏・研の経路をたどると、明日はだいぶ良くなっているはず。
それにしてもだんな様には、感謝x100倍!
今日も朝から子供を送り出し(ついに研人学校へ、本人もうれしそう)
絵里のジムのミートに連れて行ったり、夕飯をテイクアウトしたりしてくれた。
そして夜10時絵里をジムまで迎えに行って一日が終わった。
感謝感謝のだんな様まだうつっている様子はない。
本人も恐怖だと思う。同じ家に住んでいて防御策はないものか?
もしお知恵があれば、お聞かせ下さい。

 

12/19 (木)

宏研の言う通り、私の体は、午後にはだいぶすっきりしてきた。もう大丈夫。
昨日から学校へ行った研人は今日も学校へ。(あたりまえ!!)
明日一日で学校も終わり冬休みに入ってしまう。あ~あ、間に合わないよお。
研人のお世話になっている先生たちと、学校のオフィス
(研人はしょっちゅう学校を休む有名人)
に差し上げるクリスマスプレゼントを買いに午前中から歩き回る。
Mrs. Dillonには、写真フィルムとチョコ。
この先生たくさん写真を撮ってくれて、いつもクラスルームはピクチャーがあふれている。
さぞ現像代もかかろうといらぬ心配をしていた私、
なかなかいい組み合わせのプレゼントだと、一人悦にいる。

午後2時に絵里を学校までお迎えに行き、そのままモールへ。
彼女の友達にあげるプレゼントを買うため。
モール中歩き回りついに気に入ったものをゲット。
絵里は無事明日のラストデーを迎えられる。 5時半帰宅。
すぐに全部のプレゼントをラッピング。カードも添えて、明日の準備完了。
私の留守の間、オーナーのMarkが来て、クリスマスプレゼントを置いていった。
私はまだ用意してないのに・・・。困ったわい。
いただいたのは、重厚な時計。
渋い!ますます、こちらからのプレゼントが、難しくなった。

6時過ぎ、やさしいだんな様から私を気遣って(?)電話が入る。
即、テイクアウトの中華を頼む。ラッキー。
12月初旬から一体私は何をしていたのだろう。
”体が基本”って事、改めて学んだんでした。
そうそう、そうでした。

 

12/20 (金)

間一髪という感じで、今年の学校の最終日に3人元気で登校できた。
私自身も子供達をいつものように送り出し、
いつものように学校から帰ってくるのを迎えられて良かった。
こんな事にも喜びを感じる。本当に健康でいるって有り難い。

宏人は、学校で映画”Monsters Inc”を見たそうだ。
アメリカの小・中学校ではクラ スで映画を見ることが、しばしばある。
日本から引っ越して来た当初、子供達があまりにも頻繁に学校で映画を見たと、言うので
一体学校は何をしているのかと思ったものだ。
子供を喜ばせるもの=映画の図式がそこには感じられるが、
規則規則とうるさい今の宏人の学校だから、こんな日があっても良いかな。

研人もクラスでパーティー。
たくさんのプレゼントに囲まれていたMrs. Dillonだが、
そのプレゼントを開けなかったことに不満の研人。
”Mrs. Dillon is too nice.” だって。
プレゼントを持って来なかった子供達のことも考えての先生のご配慮。
子供達の前で次々とプレゼントを開け、高額なデパートの商品券や
レストランの食事券のプレゼントが出てきたカリフォルニアに比べてなんて素敵。
(プレゼントの金額も バージニアの方がずっと低い)
研人はたくさんのフィルムで先生がどんな顔をするか、見たかっただけなんだろうけれど・・・。

絵里はジムでパーティー。
すっかりどこの場所でも馴染んでいく絵里にまたまた感心する。
というのは、学校のジムと言っても、絵里以外結局毎日ジムに通っているメンバーだけのクラブ。
要するに異端は絵里だけ。
その中で物怖じせず、卑屈にもならずに淡々と楽しそうにしていられるってすごい。
絵里とはよく喧嘩する私だけれど、その実、感心しているのよ。
(何でけんかするか ?絵里も気が強くて、口が立つ。
決して口で私に負けない。このままだと、彼氏に苦労するよ!)
たくさんプレゼントを抱えて絵里帰宅。楽しい一日で良かったね。

 

12/21 (土)

何でこんなにクリスマスにこだわっているのかよくわからないけれど、何だか気ぜわしい。

日本に帰る出張者をホテルまで迎えに行きそのまま空港へ。
26歳の彼は若く、まだ学生さんのよう。
私たちが結婚した時、うちのだんな様もあんな(悪い意味ではありません)だったかと、
改めてびっくりする。

そのまま新しくできた韓国のスーパーへ。
野菜やハーブが新鮮で思わずどっさり買ってしまう。
この店うちからもう少し近ければよいのに・・・。
いつものマナサスのオリエンタルストアーへ。
Markの所へのクリスマスプレゼントの日本食器を買うため。
ちょっと渋めの小皿のセットが見つかった。

子供達の寝ている間に出てきたので、家に電話。
起きていたのは研人だけ。なかなか朝寝坊のできない研人。この辺も几帳面さが出ている。
家に帰ったのが11時。絵里も宏人もまだベットの中。
研人は一人で時間を持てあまらせていた。

2人をたたき起こし、Markにプレゼントを届け、そのままSpring Fieldのモールへ。
今日の買い物は皆が(買い物嫌いの研人も)楽しみにしていた我が家恒例クリスマスイベント。
我が家のクリスマス会は毎年クリスマスプレゼントの交換をしている。
去年の上限5ドル、誰に当たるかわからなくしていたが、
今年は趣を変えて、事前にくじで決めた相手にプレゼントする事にした(上限3ドル)。

さらに今年は江戸川台から頂いた資金もあるので、
子供達同志プレゼントも考えているようで、皆必死。
昨年まではいちいち私に聞いていた研人もひとり立ちしてプレゼ ントを物色。
各自ウオーキートーキー(無線)を持って歩き回る。
そしていい品が見つかると、こそこそ隠れるようにしてレジへ。結構面白い遊びだ。

しかし3ドルという金額が低すぎて、なかなかいいものが見つからない。
混んだモールの隅から隅まで歩き回り、外が真っ暗になる頃にはもうへとへと。
家に戻ったのが7時半。
家に入るや否やまたまたプレゼントを隠しながら、各々ラッピング。
少し前まで細かく指示しなければできなかった事を自分からできるようになっている。
夕飯も食べていないのにいかにも楽しげにラッピングして、ツリーの下に置く子供達。
やたらに大きな箱のプレゼントはだんなから。どうも中身は小さい?。

今年はどこへも行かずに家でクリスマス。
風邪も皆治って、いいクリスマスが迎えられそうだ。

 

12/22 (日)

絵里がずうっと欲しがっていた靴を買いにPotomac Mill Mallへ。
前期のオーナー ロール(成績がAとBのみ)に対するご褒美。
11時開店を待って早々に歩いた甲斐あってご希望の品をゲット。今日は一日るんるんだ。

さてクリスマスだからといって遊んでばかりもいられない。
日本語の勉強もしなくちゃね。というわけで、ばっちり(?)お勉強。
2年遅れでやっている宏人の勉強。
共に自分の5年生の教科書を使っているが、明らかに研人の教科書の方が簡単、
全て簡略化されている。
こんなにいろんな事をはしょってしまっていいのかと、思われるほど。
それでも私の個人的見地からすると、必要でない事や
お仕着せで習うべき事でないものもたくさん含まれている。

そして彼らにとって一番つらい科目は社会。
今までで説明にてまどったのが、人間国宝・工業地帯・NHKなど・・・。
さらに県名都市名はおろか、本州や四国といっても ちんぷんかんぷんだもの、話も繋がらない。
なんとなく聞いたことがあるな程度でいいやと私自身思っていても、
全く頭に入ってくれていないと教えていて悲しくなる。

絵里の社会科は、世界史や地理は英語名と結びついた時、絵里自身喜びに繋がる。
全くのお手上げが日本史。
繰り返し話しても歴史マンガを読ませてもいっこうにぴんと来ないらしい。
外国人がよく言う誤った”サムライ”や”ショウグン”の認識を超えていない感じ。
それでも忍の一文字で頑張ったら何かいい事あるかな?
・・・私自身に問いかけているのです。

少しずつカードを書き始める。着くのはお正月かな?

 

12/23 (月)

午後一でアイススケートへ行く。(だんなは一人仕事)

久しぶりに見る絵里のアイススケート。ずいぶんうまくなったもんだ。
少しのレッスンでいろんな事ができるようになるなんて、若いっていいなあ。
2時間近く滑った後、エアーホッキーで遊ぶ。
子供3人いて良かった。何をしていても盛り上がる。
優勝・・私(わはは!!)、
2位・・宏人、3位・・絵里、4位・・研人(ほとんど泣きそう)

だんなも早くに帰って来た。
会社でも多くの人が休暇を取っているそうで、仕事する気分ではないみたい。

 

12/24 (火)

ツリーの下にはたくさんのプレゼント。
大小合わせると30個以上あるかな。
アメリカではクリスマスが最大の年中行事。
遠路はるばる大家族が集まりパーティ。
もしくは互いに郵便でプレゼントが行き来する。
そして高速道路を走ると、後部座席に山のようなプレゼントを積んだ車をよく目にする。
このプレゼント合戦。日本のお歳暮よりもすごいのでは?

そこで私たちは、小さなもの・生活必需品までラッピングしてクリスマスを盛り上げる。
(プレゼントが多ければいいというわけではないけれどね)

宏人と研人はツリーの周りをうろうろ、何が入っているのか、
いつになったら開けられるのか気になって仕方がない。
いろいろ考えた末、今日はWinner's Prize(優勝者プレゼント)を開けようという事で、
クリスマスイブゲーム大会。各優勝者は以下の通り。

①ツイスター 研人
②うすのろまぬけ 私(絵里)
③マリオカート(ビデオゲーム)宏人
④ビンゴ 研人
⑤ビンゴ(ブラックアウト) 私(宏人)
⑥オランダ版神経衰弱 絵里

それぞれの優勝者が優勝景品を手に入れた(景品を知っている私の分は2位の子供へ)。
だんなは健闘むなしく優勝なし。
こうやって少しでも長くゲームやスポーツを子供と楽しむためにも、
普段から大いに遊び、頭も体も鍛えておかなくちゃねえ。

特にそう感じたのが神経衰弱。最初から宏人と研人は順調に当て、
最後の最後で絵里の逆転劇で終わったが、私たち2人にはとても入り込めない激戦だった。
(最終的にだんなと私はタイでびり!)

ゲームの後はビデオ鑑賞。これまた何を見るかでおおもめ。
最終的に多数決で”Monstars Inc”に決定。
DVDで見る画像は美しく話もわかりやすい。
この映画昨年のクリスマスにディズニーワールドに行った時、
盛んにスクリーンにかかっていた物。
このDVDは3巻セットになっていて撮影の秘話やスタジオの様子も伝えていてなかなか興味深い。

ゲームしてビデオ見て大満足の子供達。
次はサンタの来る時間とサンタの置くプレゼントの場所を気にしている。
(今年はっきりと知ってしまった研人、そして宏人は未だに夜中にプレゼントが
ひそかに置いてあるわくわくした気分をとっても楽しみにしている)
子供達にとってクリスマスはまさに天国だ。
さあ最後のラッピングにとりかかろう。今年はどこに置こうかな。

 

12/25 (水)

Merry Christmas!!

朝5時半に起きたという宏人。
枕元を確認するがプレゼントがない。急いで階下のクリスマスツリーを見に降りる。
プレゼントがない。
意気消沈して部屋に戻ろうとした時、自分の部屋の前の小さなツリーの所にプレゼント発見。
(どうして部屋を出るときにあの大きなプレゼントが見えないのか私には理解できないが)
7時まで待って研人を起こす。

7時半に起きただんな様がリビングに行くと、プレゼントを開けずに律儀に待っている宏人と研人。
何に恩義を感じているのか開けないでひたすら待っているのが、なんともいじらしい。
(それも宏人は5時半から!!)

8時研人がうれしそうに私のベットへプレゼントを見せに来た。
めちゃくちゃうれしそう。
研人のプレゼント(サッカーボールをかたどった掛け時計)成功。
ほっとする私。
下では宏人がプレゼントのホッケーバックに用具を詰めている。
予想もしなかったプレゼントに満足の様子。
今まで使っていたサッカー用のバックでよく我慢してきた。 (大きさが全く違う)

自分達のプレゼントを開けてしまうと絵里が起きてこない事に文句をいい始める二人。
今度は絵里の中身を当てだした。
待ちきれず9時半絵里を起こしプレゼント開封。アイススケートのシューズバック。
男2人の反応に比べると至って冷静な絵里。 何だか物足りない私。

サンタのプレゼントから始まって、プレゼント交換。
それぞれみんな真剣に考えただけあって、とても3ドルとは思えない品ばかり。
見つけたとき・買うときのエピソードも披露して買い物の緊迫感がよみがえる
(見られないようにするため)。

楽しみを分散させようと、一時間刻みでプレゼントタイムをすることに。
そして次は柏爺からのプレゼント。
3人とも欲しがっていた物だったのでまたまた大喜び。

外を見れば雪が降り出し、みるみるうちにホワイトクリスマス。
昨日のイブも少し雪がちらついて風情があったが、今日のはまさにクリスマスの空の色
・・・
決して明るくならず、凍えるような外気でも家の中だけは暖かく暖炉に火が入り
子供達の楽しげな声
・・・
そうクリスマスキャロルのイメージ。

普段だったら決して好まれない天気であろうけれど、クリスマスにはこの上ない空模様。
お次はだんなからのプレゼント。
中身を当てるジェスチャーゲーム付。なかなか手元に渡らない。
今日は延々続くパーティー。
食べるものを時間の合間に適当にテーブルに置き、いつ食べても飲んでもいい状態。
一時間毎の集合以外は皆勝手に遊んで食べて歌って・・ ・・。

だんな様はクリスマスプレゼントに自分に買った
カセットテープからCDに移すおもちゃ(器具)に夢中。
若かりし頃のテープ(大魔神etc)をコンピューターにそしてCDへと再生中。
こりゃあ、なかなかやめられそうにない。

続いて子供たちからのプレゼント。
なんと言っても今年のびっくりプレゼントは絵里のワインタグのセット。
針金を曲げてビーズを通し、とても可愛くできている。
とてもお手製それもインストラクションなしで作ったとは思えないできの良さ。
どうやら雪で学校が休みだった時にまる一日かかって作ったらしい。
そういえばずっと部屋に篭っていたような気もするけれど・ ・・。全然気がつかなかった。

研人からはダンボールで作った箱・・・何に使おうかなあ。
宏人からは香炉(クリスマス前に買っていたので改めてラッピング、
中には香炉と一緒に今までの借金が返済されていた・・・結構笑える)

プレゼントの合間に子供達は今年のオーナメント作り、
これまた絵里が上手で、これなら売れると皆の絶賛を浴びた。
子供達がクラフトをやっている間、だんなと私はカラオケ。
ビートルズにサイモンとガーファンクルそれと演歌。あ~あ、気持ちよかった。

まだまだ続くパーティー。お次は人生ゲーム(英語版) 人生山あり谷あり。
ゲームにいちいち文句を言う子等に、それが人生と諭す親。
世の中甘いもんじゃありませんよお。
最後まで貧乏人のままだった研人も楽しんでゲーム を終えて良かった。
そして自分達で人生ゲームを作った方が面白そうという事で一件落着。

そろそろ夕飯というところで、江戸川台からMerry Christmasの電話。
お二人ともお元気そうで良かった。
明日からは少し日常に戻していかないとね。
それにしても全ての事にありがとう。




12/26 (木)

だんなはいつも通り会社へ。
午後、絵里の彼Chrisが来た。彼は11年生17歳、韓国系?
2人でお散歩したりベースメントでビデオを見てたりしていた様子。
今年の冬初めて絵里に彼氏ができてかなり動揺した私とだんな。
2回目とあって少しは落ち着いて相手を見られる。
前の彼と別れて、5ヶ月経つが、私はどうしても前の彼と比べてしまう。
今度の彼は年も上だし、女の子に慣れている感じで親としてはなんとも心配。
でも絵里にはなんと言っていいものやら、結局何にも言えないでいる。
これからもっともっとこういう心配が増えていくのかと思いやられる。 あ~あ憂鬱。
親になって初めて親の気持ちがわかるってもんだ。
お父さん・お母さん、いろいろご心配をおかけしました。

プレゼントの一つを交換にトイザラスへ。
クリスマスが終わったというのに、駐車場はいっぱい。何で?
入るや否や払い戻しテーブルが目に飛び込んできた。そしてそこで順番を待つ人たち。
クリスマスでもらった物の返品や交換の列なのだ。
目的の車のコーナーに行くと、棚には何の商品もない。全て売り切れ。
クリスマスで人々が一気に買い物をしてクリスマス後一気に返品に来るのか?
まあトイザラスは返品歓迎をうたい文句にクリスマス商戦を戦っているけどねえ。

アメリカは消費者天国と言われている。レシートさえあればかなりの返品が効く。
ひどい話ではあるが、旅行前にビデオを購入、旅行で散々使った後、気に入らないといって返す。
また、パーティー前にドレスを購入パーティー後、小さすぎたと言って返品。
実際だんな様の買った背広にはパーティー会場の地図が入っていたことがあったっけ。
”レンタルより安いというより、ただで使えるからやめられない。
店が自分のクロゼットだったりするわけで・・・。なんか変だな ”
アメリカ社会を今日も体感というところか。

アフタークリスマスセールを狙ってTargetへ。
クリスマス用品50%引き。ここもまた多くの人・人・人。
来年用にラッピングペー パーやバックを買ってきた。
狙っていたのはもっと大物だったんだけどなあ。
夕方行ってもあるわけないか~。

 

12/27 (金)

だんな様は会社をサボり、朝から趣味のテープの再生に余年がない。
研人はクリスマス気分が抜けず、朝から皆にゲームを誘っている。
そして絵里は、オセロゲームに付き合わされている。
宏人は相変わらず少しの勉強も嫌がり、転がって本を読んでいる。
私はクリスマスカード(?)を半分ほど書き上げた所。
ずぼらな正確が災いしてか、今年はずいぶん少なくなってしまった。

毎年今年こそはきちんと書こうと思いつつ、出すことなく一年が終わってしまって
大事な友達をかなり失っている。引越しの際の転居届けも出していなかったりして
お互い連絡の取れない友達のなんと多い事か。もう少し几帳面にならないとね。

それでも、一年に一度の友との交信は、貴重だ。
そして今年のクリスマスカードでは、体調を崩しているお友達のなんと多い事か!
それも入院や長期の寝たきり生活を強いられている重度の病気。
40歳を過ぎて体力が、がくんと落ちてきたのは自分でも自覚していたが、
こんなにも元気だった友達が体の問題を抱えるとは・・・。
返す カードの言葉も難しく、通り一辺の返事になってしまうのが、悲しい。

思えば20代、”結婚しました””子供ができました”のオンパレード。
30代家族の写真付きカード(どんどん家族が増えていくのがわかる)
そして40代・・・・。(輝いていたいなあ。)
50代、60、、、

アメリカに住む人々は、家族の一年を写真付きで
A4(レター)サイズいっぱいに綴る手紙を送る事がよくある。
日本人の場合は英語日本語両面にぎっしり書いてあってどれも読み応え充分。
家族の一年を振り返り、それを友にシェアーする。12月ならではのいい習慣だ。
・・・私にはとてもまねできないが・・・

絵里、お友達のCatの所へsleep over(お泊り)。

 

12/28 (土)

急きょ出張者を明日家に呼ぶことになり、スキーはお預け。

絵里をお友達の所に迎えに行ってすぐ,5人でFair Faxまで
新しくできたという韓国系のスーパーに出かける。
いろいろな所でアジア系のスーパーが次々開店している。
アメリカ東海岸にも東洋の脅威(日本以外)が迫ってきているのか?

ここのスーパーの魚がいいと言われて来てみた。
言われたとおり、種類も豊富で今までの中で鮮度も一番高いような気がするが、
期待が大きかった分ちょっとがっかり。
日本の魚屋さんが恋しいよぉ。

せっかく来たのだからと広い店内はぐるっと回る。
店内は韓国語ばかりがけたたましく、店員は英語が通じない。
それでも例によってカートに山のような食材の買い物をして、帰宅。

子供3人を家に残し、私達は明日のパーティーの準備で足りないものをBJ'sで、お買い物。
買い物終了が5時半。
私はすぐに夕飯の支度。

買い物から帰ってだんなはすぐにコンピューター(周りの様子は一切見えなくなる)
3人の子供はベースメントに入りっきり上がっても来ない
(絵里はコンピューター、宏研はゲーム?テレビ?)。
私は怒った。だんなに子供達に、
「いつも時間が来れば食べ物が出てくるのを当たり前と思わないで。」と訴える私。
でも敵は4人。
「”手伝え”と言わなかった。」というのが敵方の言い分。
私が言う。「一人で立ちっぱなしで可哀想と気遣って何かしようかというべきだ。」
絵里が言う。「聞くといつもいいよって言うじゃん。」
私「・・・・」(今日は手伝って欲しかったの!!)
繰り返し言うが敵は4人、勝ち目はない。
各自食器洗いにリンスしてからきちんと入れることと、
最後テーブルをきれいにしてから立ち去る事を言い渡し、この”戦い”を終わりとする。

映画”Mom on Strike”の1シーンが頭によぎる。
(見てない方は是非見てください。)
今度ストライキを決行しようかな~なんてね。

 

12/29 (日)

朝からお客様を迎える準備。
今日の客人は、出張者3人・新赴任の佐藤さんを合わせての4人(25~28歳)。

出張の方たちは長期に渡り、ホテル住まい(長い人は10月から)
車もなく、ほとんど会社とホテルの往復で数ヶ月。ほんとにお疲れ様な様子。
そこで佐藤さんの歓迎会も含めて家にお越しいただくことにした。

そんな状況の中での今日のメニュー。
つまみ(サラミ&チップス)、いなり寿司、五目寿司(生協の五目寿司の素が大助かり)、
焼き鳥(塩・たれ)、冷奴、サーモンのマリネ、イカフライのマリネ、和風サラダ、
かぼちゃのグリル焼き、豚汁、白いご飯、フルーツサラダ、クリームパフ、フルーツ盛り合わせ
日本食が恋しいかと思い、以上のメニューをなった。

特に豚汁にはリキを入れて作る。
そのため昨日行ったお買い物。こんにゃく・さといも・だいこん・油揚げ・ごぼう・しいたけも
用意できて満足(これらの物は一般のスーパーでは手に入らない)
と思ったら、買ったごぼうがない。どうやらレジに忘れてきたらしい。う~ん。
しかし日本から持ってきていただいた乾燥ごぼうがその場を救ってくれた。
やっぱ、ごぼうが入らなくちゃね。(ありがとうございました)

焼き鳥を作るのは久しぶり、午前中に試しに焼いてみるとおいしくない。
鶏がよくないと判断。急いでだんなと二人また買出し。
だんなはワインの大売出しに大喜び。買わなきゃ損とばかりに、カートの中へ。

4人がいらしたのが、4時。聞けば朝から何も食べていないという。
すぐに食事。瞬く間にお皿が空になっていく。ひぇー、これじゃあメニューが足らないよぉ。
白いご飯に丼茶碗の豚汁で、どうやらお腹も収まったようで、ベースメントで、ギターに歌に。

その後宏人と研人がするカードのマジックで、大の盛り上がり。
みんな種を知りたくて熱くなっていた。
最近のパーティーにマジックは、欠かせなくなってきている。
これからも練習して、違うねたも仕入れて欲しいものだ。

絵里は一人、コンピューターあるいは自分の部屋。
これがティーンエイジャーというものか。何だか暗いの。
パーティーは11時過ぎにお開き。
若い客人だけのパーティーだったけれど、そんなに違和感を感じなかったのは私だけ?
(向こうは感じてた?つらいなあ)
研人は今日のお手伝いいっぱいしてくれました。ありがとう。

 

12/30 (月)

だんなは会社へ。
私は宏人にやらせる勉強で、精魂使い果たしてしまう事がよくある。
怒らなくても、 怒ってもその疲れは同じ。ほとほといやになってしまう。
しかし今日は違った。スムーズに事が運びなんと時間も余裕もあることか!

年末だというのに家の大掃除をするわけでもなく
(年間通して大掃除をした事が無かったことに気付く私です)
クリスマスの飾りつけはそのまま。
(近隣の家々のイルミネーションもまだまだ楽しめる)
ラジオでクリスマスソングが聞こえなくなった事くらいしか変わったことはない。

お正月を迎える買出しも無く平和な一日。
まただんなも早くに帰って来た。
夕食後、”ジャングル大帝”のビデオ鑑賞。
”ライオンキング”との関係が気になるものの、やはり感動。
手塚治をもっと見たいなあ。

 

12/31 (火)

ついに大晦日。
一年を振り返る事も無く、ただ矢のように日々が過ぎていく。

アフタークリスマスセールにのせられて、Potomac Mill Mallへ。
40%引きになったカレンダーを購入。
1年365日。ぎっしり数字が並んでる。
こんなに毎日起きて寝てを繰り返しているなんて、などと改めて妙な事に感心する。

少しは正月を迎えるべくと、マナサスのグロバリースーパーへ行ったのが、7:00 PM。
夕飯は年越しそば。
おそばを食べていて子供達に質問。
「さて、このそば、なんと言うでしょう?」
研人「ざるそば」・・・私達は、温かい天ぷらそばを食べていた。
宏人「おそば」・・・?
絵里「?」

毎年食べている年越しそばもわからない子供ら、日本の文化を伝えるのも難しい。

9:00PM 5人揃って北の国から(前編)を鑑賞。
う~ん、いい。
ドラマの始めは登場人物の説明が必要だった子供達も、
笑わせてくれる所もふんだんにあるドラマにどんどんのめりこんでいく。

柏婆の遺品でもある(柏婆は北の国からが好きだった)北の国からの古いビデオを少し見てみる。
なんと1983年版。今から20年前のものだ。
純や蛍が愛らしい。その姿を見て20年後の自分の年を数えるわが子たち。
北の国からのすごさはこんな所にもあったのだ。

ドラマを見終わって、チャンネルをNBCに。
ニューヨークのカウントダウンが始まっていった。
10










さようなら2002年。 こんにちは2003年。
外では新年を祝う花火の音が聞こえ始めた。